JPH05136118A - 半導体エツチング方法 - Google Patents

半導体エツチング方法

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JPH05136118A
JPH05136118A JP29573291A JP29573291A JPH05136118A JP H05136118 A JPH05136118 A JP H05136118A JP 29573291 A JP29573291 A JP 29573291A JP 29573291 A JP29573291 A JP 29573291A JP H05136118 A JPH05136118 A JP H05136118A
Authority
JP
Japan
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etching
type gaas
layer
semiconductor
wafer
Prior art date
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Pending
Application number
JP29573291A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahito Hongo
禎人 本郷
Toru Sugiyama
亨 杉山
Tetsuo Nozu
哲郎 野津
Masao Obara
正生 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下地と同じ材料系の半導体層であっても、オ
ーバエッチングを極めて少なくして下地を完全に露出さ
せることのできる精度の高い半導体エッチング方法を提
供すること。 【構成】 p型GaAs層上にn型GaAs層を形成し
たウェハ11に対し、n型GaAs層を選択的にエッチ
ングする半導体エッチング方法において、レーザ光源2
1から被処理ウェハ11上のn型GaAs層のエッチン
グ表面にレーザ光を照射し、エッチング表面からの散乱
光を分光器26を介して取り出し、ラマン散乱のLOフ
ォノンとプラズモンのカップルしたモードを検出し、該
モードが変化した時点でエッチングを終了することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体層を選択エッチ
ングする方法に係わり、特に光の利用によりエッチング
終点を検出して、エッチングを終了する半導体エッチン
グ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘテロバイポーラトランジスタ
(HBT)製造プロセスでのベース電極用エッチングに
おいては、ベース層上のエミッタ層(或いはコレクタ
層)を選択的にエッチングする必要がある。このとき、
エミッタ層とベース層のエッチング選択比は小さいの
で、エミッタ層の厚さとエッチャントのエッチレートか
らエッチング時間を計算し、その時間が経過した時点で
エッチングを終了するようにしていた。
【0003】しかしながら、この種の方法では次のよう
な問題があった。即ち、エッチング後にベース膜厚を測
定すると、ベース層が露出していないものやオーバエッ
チングしていたものもあり、ロットによるばらつきが大
きかった。これは、エッチング時の温度、その他の各種
条件によりエミッタ層のエッチレートが異なるためであ
る。
【0004】現在、トランジスタの動作の高速化をはか
る上で、ベース層の薄層化が求められている。このよう
な状況においては、従来の方法では、エッチング後にベ
ース層が露出したことを確認するために、オーバエッチ
ングの可能性が高く、ベース層が薄い場合には深刻な問
題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、下地
と同じ材料系で導電型のみが異なるような半導体層を選
択的にエッチングする場合、下地とその上の半導体層と
のエッチング選択比が小さいことから、下地をオーバエ
ッチングすることなく下地を完全に露出させるのは極め
て困難であった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、下地と同じ材料系の半
導体層であっても、オーバエッチングを極めて少なくし
て下地を完全に露出させることのできる精度の高い半導
体エッチング方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、エッチ
ング表面に光を照射し、その反射光情報に基づいてエッ
チング終点を検出することにある。
【0008】即ち本発明は、第1導電型の半導体基板又
は半導体層上に形成された第2導電型の半導体層を選択
的にエッチングする半導体エッチング方法において、第
2導電型半導体層のエッチング表面に光を照射し、エッ
チング表面からのラマン散乱のLOフォノンとプラズモ
ンのカップルしたモードを検出し、該モードが変化した
時点でエッチングを終了することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、エッチング表面からのラマン
散乱のLOフォノンとプラズモンのカップルしたモード
を検出することにより、エッチング表面がn型の半導体
かp型の半導体かを検知することができる。従って、こ
のモードが変化したことでエッチング終点を検出するこ
とができ、この時点でエッチングを終了すれば、オーバ
エッチングのない良好なエッチングを行うことが可能と
なる。
【0010】例えば、n型GaAsとp型GaAsの接
合された素子をエッチングする場合について説明する。
n型GaAsの(100)面でのラマン散乱を後方散乱
配置で測定すると、散乱スペクトルにおいて、入射光エ
ネルギーから295cm-1ストークスシフトしたエネル
ギー位置にLOフォノンモードが現れる。そして、更に
数100cm-1低エネルギー側にシフトしたエネルギー
位置ω+ には、LOフォノンと自由電子によるプラズモ
ンがカップルしたモードL+ が現れる。ところが、p型
GaAsにおいては、多数キャリアである自由ホールの
有効質量が大きく、緩和時間が短いため、プラズモンが
カップルしたモードL+ は散乱スペクトルには現れな
い。
【0011】従って、ω+ におけるバンドをモニタしな
がらn型半導体層のエッチングを行い、バンドが消失し
たことをもって、p型半導体層が露出したことを確認す
ることが可能になる。また、逆に、ω+ におけるバンド
をモニタしながらp型半導体層のエッチングを行い、バ
ンドが現れたことをもって、n型半導体層が露出したこ
とを確認することが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例方法に使用した
エッチング装置を示す概略構成図である。図中10はエ
ッチング容器であり、この容器10内には被処理ウェハ
11が載置される微調台12が設置されている。この微
調台12は、ウェハ11をX方向及びY方向に微小移動
することが可能となっている。そして、ウェハ11はエ
ッチャント13内に浸漬されている。
【0014】一方、光源21からの光は、光ファイバ2
2を介して容器10内に導入され、シリンドリカルレン
ズ23によりウェハ11の表面に集光照射される。ウェ
ハ11の表面からの散乱光は、シリンドリカルレンズ2
4により集光され、光ファイバ25を介して容器10の
外に導かれる。光ファイバ25により容器10外に導か
れた光は、分光器26を通して光電子増倍管27で検出
される。そして、光電子増倍管27の出力をデジタルマ
ルチメータ28でモニタするものとなっている。
【0015】ここで、ラマン散乱の光源21としては、
Ar+ レーザの514.5nm線を用いる。ウェハ11
からの散乱光は、後方散乱配置で受ける。光ファイバ2
2,25の先端及びシリンドリカルレンズ23,24
は、エッチャント13に浸った状態で使用する。エッチ
ャント13としては燐酸系のものを用いた。
【0016】次に、上記装置を用いて、npn型のGa
Asトランジスタ作成において、p型GaAsベース上
のn型GaAsエミッタを選択エッチングする場合につ
いて述べる。
【0017】被処理ウェハは、図2(a)に示すよう
に、n型GaAsコレクタ層31上にp型GaAsベー
ス層32,n型GaAsエミッタ層33が形成されたも
のであり、レジストマスク34を用いて燐酸系エッチャ
ントにより、図2(b)に示すようにn型エミッタ層3
3を選択エッチングするものとする。
【0018】n型GaAsに対するラマンスペクトルを
観測すると、自由電子密度がNe=1018cm-3のと
き、400cm-1ストークスシフトした位置にL+ モー
ドの発光帯が見られる。図2(a)に示す状態では、n
型GaAsが露出しており、n型GaAsからの散乱光
をモニタしていることになる。
【0019】燐酸系エッチャントを用いて、エミッタ層
33のエッチングをしながら、Lモードの強度を測定
すると、エミッタ層33(膜厚250nm,n型GaA
s,Ne=1018cm-3)、ベース層32(膜厚10
0nm,p型GaAs,Nh=5×1019cm-3)のウ
ェハの場合、図3に示すようにある時点から強度が減少
する傾向が見られた。この状態では、図2(b)に示す
ようにp型GaAsが露出したものと考えられる。強度
がほぼ0になった時点で、p型GaAsが露出したと考
えられるのでエッチングを中止し、ベース層32の膜厚
を測定したところ97nmであることが分かった。
【0020】このように本実施例では、ラマン散乱のL
Oフォノンとプラズモンのカップルしたモードを検出し
てエッチング終点を検知することにより、従来方法と比
較して、格段に精度の高いエッチングが可能になる。こ
のため、GaAsトランジスタの作成においては、エミ
ッタ層のエッチングによるベース膜厚のばらつきを極め
て少なくすることができ、トランジスタ特性及び製造歩
留り向上等に寄与することができる。
【0021】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例では、化合物半導体を用いたト
ランジスタのエミッタエッチングについて説明したが、
ダイオードやHBTのエッチングに対しても有効であ
る。特に、HBTのベース電極用エッチングに適用すれ
ば、ベース膜厚のばらつきの極めて少ない良好なHBT
を作成することが可能となる。さらに、これらの素子に
限らず、下地と同じ材料系で導電型が異なる各種半導体
層のエッチングに適用することができる。
【0022】また、照射光源の種類や光導入機構は図1
に何等限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更
可能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、エ
ッチング表面に光を照射し、その反射光情報に基づいて
エッチング終点を検出することにより、下地と同じ材料
系の半導体層であっても、オーバエッチングを極めて少
なくして下地を完全に露出させることのできる精度の高
いエッチングを行うことができる。従って、膜厚が薄い
場合のエッチングも正確に行うことが可能となり、歩留
りの高い半導体素子の製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるエッチング装置を示
す概略構成図、
【図2】実施例に用いた被処理ウェハの構造を示す断面
図、
【図3】ベース層露出工程におけるL+ モード強度のエ
ッチング時間に対する変化を示す図。
【符号の説明】
10…エッチング容器、 11…被処理ウェハ、 12…微調台、 13…エッチャント、 21…光源、 22,25…光ファイバ、 23,24…シリンドリカルレンズ、 26…分光器、 27…光電子増倍管、 28…デジタルマルチメータ、 31…n型GaAsコレクタ層、 32…p型GaAsベース層、 33…n型GaAsエミッタ層、 34…レジストマスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 正生 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板又は半導体層上に
    形成された第2導電型の半導体層を選択的にエッチング
    する際に、第2導電型半導体層のエッチング表面に光を
    照射し、エッチング表面からのラマン散乱のLOフォノ
    ンとプラズモンのカップルしたモードを検出し、該モー
    ドが変化した時点でエッチングを終了することを特徴と
    する半導体エッチング方法。
JP29573291A 1991-11-12 1991-11-12 半導体エツチング方法 Pending JPH05136118A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125938A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Osaka Univ 研磨方法及び研磨装置
US8912095B2 (en) 2009-12-15 2014-12-16 Osaka University Polishing method, polishing apparatus and polishing tool

Cited By (2)

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JP2011125938A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Osaka Univ 研磨方法及び研磨装置
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