JPH0513599Y2 - - Google Patents

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JPH0513599Y2
JPH0513599Y2 JP1988119356U JP11935688U JPH0513599Y2 JP H0513599 Y2 JPH0513599 Y2 JP H0513599Y2 JP 1988119356 U JP1988119356 U JP 1988119356U JP 11935688 U JP11935688 U JP 11935688U JP H0513599 Y2 JPH0513599 Y2 JP H0513599Y2
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hot stamp
hot
stamp foil
foil
coating film
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用の灯具や、パネル装飾、標
識類等に用いるホツトスタンプ処理された装飾体
に関する。
〔従来技術〕
従来、自動車用灯具、パネル装飾、標識類等の
ホツトスタンプ処理される装飾体は、立体感によ
る豪華さを印象づけるために、ホマトスタンプ処
理される領域を他の面よりも盛り上げて高く成形
しておき、この盛り上がり部にホツトスタンプ箔
を熱融着し、更に箔の耐摩耗性を向上させるため
に、ホツトスタンプ箔の上にクリアー塗膜(ウレ
タン系、アクリル系、又はエポキシ系の透明塗料
が塗装されて形成された膜)を形成した構造とな
つている。
この種の従来技術として、ホツトスタンプ部分
の断面が第6図に示されており、符号1はプラス
チツクやガラス等の被加工物、符号1Mは表示し
たい文字や図形等の形状を形どつた盛り上がり
部、2はホツトスタンプ箔、3はクリアー塗膜で
ある。
又その他の従来技術として、実開昭60−51097
があり、第7図はこの従来技術のホツトスタンプ
部分の断面の一例を示しており、符号11は樹脂
成形品、符号11Mは表示したい文字や図形等の
形状を形どつた盛り上がり部、符号12はホツト
スタンプ層、符号15は前記第6図の塗膜3に代
わる透明積層フイルムである。
又別の従来技術として、特開昭60−208281があ
り、第8図はこの従来技術のホツトスタンプ部分
の断面の一例を示しており、透明素材21の裏面
に、マーク、ホツトスタンプ処理により文字等の
形状をした金属層26を形成し、金属層26及び
透明素材21の上にパツキング塗装によるパツキ
ング塗膜24を形成した構造となつている。
〔考案の解決しようとする課題〕
第6図におよび第7図に示す従来技術では、ホ
ツトスタンプ処理された部分が他の部分より若干
高いため、洗車の際にこのホツトスタンプ領域が
ブラシにより削られ易いという問題点があつた。
また、例えばグレードマークは車の仕様毎に異
なつて表されるが、このグレードマークのように
同一形状の被加工体に対し、表示したい文字を変
更したい場合には、ホツトスタンプ処理される部
分が文字形状に盛り上がつているため、ここに他
の文字形状のホツトスタンプ箔を融着することは
出来ない。そのため表示したい別の文字を形どつ
た盛り上がり部を有する被加工体を別途作らなけ
ればならず、被加工体成形用の金型費用が嵩む等
の問題点もあつた。
また第8図に示す従来技術では、ホツトスタン
プ箔形成面全域にパツキング塗膜24があるた
め、耐摩耗性においては優れているが、立体感に
乏しく、豪華に見せるという点において劣るとい
う問題点があつた。
本考案は上記の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は耐摩耗性に優れると共に、立体感に富
み、かつ表示部形状の変更の容易な装飾体を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る装飾
体においては、ガラスや樹脂等の被加工体の凹凸
のない表面領域に文字や図形等の表示部形状のホ
ツトスタンプ箔を融着し、ホツトスタンプ箔の上
に、周縁端部がホツトスタンプ箔周縁端部を若干
超えて、ホツトスタンプ箔を覆うクリアー塗膜を
形成するようにしたものである。
〔作用〕
この考案によれば、ホツトスタンプ箔の厚さと
クリアー塗膜の厚さの和はごく僅かであるので、
被加工体のホツトスタンプ処理された部分が従来
例の様に盛り上がつておらず、洗車の際にこのホ
ツトスタンプ処理部だけがブラシで削り取られる
ということがなくなる。
またクリアー塗膜の周縁部はホツトスタンプ箔
周縁部を若干超えたところに位置しているので、
クリアー塗膜のレンズ作用によつてホツトスタン
プ箔部分が立体的に見える。
また、ホツトスタンプ箔の形状の如何にかかわ
らず、被加工体は形状を変えることなくそのまま
対応できる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は自動車用のプラスチツク装飾体
の装飾部の一部の平面図、第2図はその縦断面図
である。
これらの図において、符号1はプラスチツク装
飾体のプラスチツク基材であり、その表面所定領
域が平滑面1aに加工され、この平滑面1a上に
表示したい文字形状のホツトスタンプ箔2が熱融
着され、さらにこの上にクリアー塗膜3が形成さ
れている。
クリアー塗膜3はホツトスタンプ箔2の周縁端
部2aより0.2〜5mm程度超えた位置(符号3a
で示す位置)まで延びており、ホツトスタンプ箔
2を外気に対し確実に封止した構造となつてい
る。
ホツトスタンプ箔2はクリアー塗膜3で覆われ
るとともに、このクリアー塗膜3の周縁端部3a
は断面円弧形状とされており、この装飾部を外方
より見たときに、クリアー塗膜3のレンズ作用に
よりホツトスタンプ箔2の文字が拡大されて、文
字が立体的に見える。
また、クリアー塗膜3の周縁端部3aは断面円
弧形状に傾斜してプラスチツク基材1の平滑面1
aながつているため、洗車時のブラシ先端は、こ
のクリアー塗膜周縁端部3aからクリアー塗膜3
上にスムーズに乗り上げることができ、ブラシに
よる抵触抵抗が小さくなるようになつている。
またこのホツトスタンプ箔2を熱融着する方法
としては、押圧型をホツトスタンプ箔に対し垂直
方向に押当てるアツプダウン式ホツトスタンピン
グと、押圧ロールをホツトスタンプ箔上において
押圧常態で走行させるロール式ホツトスタンピン
グとがあり、まずアツプダウン式ホツトスタンピ
ングを、第3図を参照して説明する。
まずプラスチツク基材1の所定領域に平滑面1
aを形成しておく。そしてこの平滑面1a上に、
表示したい文字等の形状とされたホツトスタンプ
箔2Aを載せるとともに、ホツトスタンプ押圧型
4によつてホツトスタンプ箔2Aを平滑面1a上
に押圧し、これによつてホツトスタンプ箔2が平
滑面1aに熱融着する。このホツトスタンプ押圧
型4は、ホツトスタンプ箔2Aの平面形状と同形
状の突出押圧面5aの刻印された刻印型5を有し
ており、刻印型5の突出押圧面5aがホツトスタ
ンプ箔2Aをプラスチツク基材表面に熱融着さ
せ、第5図に示すようなホツトスタンプ処理部が
得られる。
次に、ロール式ホツトスタンピングを、第4図
を参照して説明する。
まず第4図aに示されるように、プラスチツク
基材1の平滑面1aに、表示しようとする文字等
が透し部6aとして表示された可剥離性膜6をス
クリーン印刷又はマスク塗装によつて形成する。
次に、この可剥離性膜6の上にホツトスタンプ箔
2Bを載せ、第4図bに示されるように、押圧ロ
ール8を走行させる。このときホツトスタンプ箔
2Bは可剥離性膜6の上に熱融着されるが、文字
の透し部6aでは、この中にホツトスタンプ箔2
Bが入り込んで、平滑面1a上にこの入り込んだ
ホツトスタンプ箔2Bが熱融着される。この状態
は第4図cに示されている。そして可剥離性膜6
をプラスチツク基材の平滑面1aから剥がせば、
透し部6a領域を除いたホツトスタンプ箔領域が
膜6と一体に剥がされ、第5図に示されるよう
に、プラスチツク基材の平滑面1a上に文字形状
のホツトスタンプ箔2が残る。
このようにアツプダウン式又はロール式のホツ
トスタンピングによつてホツトスタンプ箔を熱融
着した後、スクリーン印刷又はマスク塗装によつ
てホツトスタンプ箔2の周縁端部2aより0.2〜
5mm超えた位置に周縁端部3aがくるようにクリ
アー塗膜3を形成する。
なお、前記実施例では、ホツトスタンプ処理す
る被加工体をプラスチツク基材として説明した
が、被加工体はプラスチツク以外の合成樹脂基材
あるいはガラス基材であつてもよい。
〔考案の効果〕
本考案による装飾体は下記の利点を有する。
(1) ホツトスタンプ箔とクリアー塗膜の厚さの和
は微小であるから、ホツトスタンプ処理された
装飾部が洗車の際にブラシで削られることは僅
少となり、耐摩耗性の向上に有意差が認められ
る。
(2) クリアー塗膜がホツトスタンプ箔周縁端部よ
り若干(0.2〜5mm程度)広い面を有している
ため、クリアー塗膜のレンズ作用により、ホツ
トスタンプ箔の文字が浮き上がつて従来例には
ない立体感が得られる。この傾向は、下地であ
る被加工体のホツトスタンプ箔形成面が黒色の
場合に、特に顕著である。
(3) 同一製品に於いて表示したいホツトスタンプ
箔の形状を変更したい場合には、ホツトスタン
プ処理される被加工物には一切手を加えること
なく、箔押しの刻印、印刷用の版、マスク塗装
におけるマスク等のホツトスタンプ処理側部材
を変更するだけで、表示部の変更が可能となる
ので、被加工物の形状変更の手間が省け、大巾
なコストダウンが達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスチツク装飾体のホツトスタンプ
処理部分の平面図、第2図は第1図に示す線−
に沿う断面図、第3図はホツトスタンプ箔の融
着手順を説明する説明図、第4図a〜cはホツト
スタンプ箔の別の融着手順を説明する説明図、第
5図はホツトスタンプ箔が融着されたプラスチツ
ク基材の断面図、第6〜第8図は従来技術の断面
図である。 1……被加工体であるプラスチツク基材、1a
……平滑面、2……ホツトスタンプ箔、2a……
ホツトスタンプ箔周縁端部、3……クリアー塗
膜、3a……クリアー塗膜周縁端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラスや樹脂等の被加工体の凹凸のない表面領
    域に文字や図形等の表示部形状のホツトスタンプ
    箔が融着され、ホツトスタンプ箔の上に、周縁端
    部がホツトスタンプ箔周縁端を若干超えてホット
    スタンプ箔を覆うクリアー塗膜が形成されてなる
    ことを特徴とする装飾体。
JP1988119356U 1988-09-13 1988-09-13 Expired - Lifetime JPH0513599Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988119356U JPH0513599Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

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JPH0241998U JPH0241998U (ja) 1990-03-22
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60264299A (ja) * 1984-06-13 1985-12-27 トヨタ自動車株式会社 マ−ク類の施工法
JPS6241597B2 (ja) * 1979-10-13 1987-09-03 Kali Chemie Pharma Gmbh

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241597U (ja) * 1985-08-30 1987-03-12

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