JPH05135934A - 非晶質磁性合金コア - Google Patents

非晶質磁性合金コア

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JPH05135934A
JPH05135934A JP3105186A JP10518691A JPH05135934A JP H05135934 A JPH05135934 A JP H05135934A JP 3105186 A JP3105186 A JP 3105186A JP 10518691 A JP10518691 A JP 10518691A JP H05135934 A JPH05135934 A JP H05135934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic alloy
amorphous magnetic
band
alloy core
ribbon
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3105186A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Shibata
和彦 柴田
Masao Shigeta
政雄 重田
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非晶質磁性合金の薄帯を巻回した非晶質磁性
合金コアの放熱効果を改善する。 【構成】 非晶質磁性合金の薄帯1と、該薄帯よりも僅
かに狭い幅の耐熱絶縁フィルム2とを重ねて環状に巻回
した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキシマレーザ、粒子
加速器用パルス圧縮器における磁気スイッチ等に使用さ
れる非晶質磁性合金コアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の非晶質磁性合金コアとし
ては、特開昭63−228601号に開示された如く、
非晶質磁性合金の薄帯と、該薄帯よりも広幅の耐熱絶縁
フィルムとを重ねて巻回したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、非晶質磁性
合金の薄帯よりも広幅の耐熱絶縁フィルムを用いた場
合、巻回体の積層端面には耐熱絶縁フィルムが例えば数
mm突出することになり、耐熱絶縁フィルムよりも引っ込
んだ非晶質磁性合金の冷却を効率的に行うには不向きで
ある。非晶質磁性合金の冷却が効率的に行われないと、
例えば、エキシマレーザ、粒子加速器用パルス圧縮器に
おける磁気スイッチとして使用し大電力の繰り返しパル
スを加えるような苛酷な条件下では、非晶質磁性合金コ
アの発熱が激しくなって非晶質磁性合金の磁気特性の劣
化をもたらす恐れが出て来る。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、非晶質磁性合
金の冷却効率を改善して、使用時の温度上昇を軽減する
ことが可能な非晶質磁性合金コアを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は非晶質磁性合金の薄帯と、該薄帯よりも僅
かに狭い幅の耐熱絶縁フィルムとを重ねて環状に巻回し
た構成としている。
【0006】
【作用】本発明の非晶質磁性合金コアにおいては、耐熱
絶縁フィルムよりも非晶質磁性合金の幅の方が僅かに広
いため、その積層端面に非晶質磁性合金が突出すること
になり、効率的に冷却を実行でき、非晶質磁性合金の温
度上昇を抑制し、温度上昇に起因する磁気特性の低下を
防止できる。また、非晶質磁性合金コアを空冷する場合
には空冷用ファンの小型化、油冷の場合には油冷却循環
装置の小型化を図り得る。さらに、耐熱絶縁フィルムの
突出が無くなるため、非晶質磁性合金コア全体の幅が狭
くコンパクトになり、非晶質磁性合金コアを横置きとし
ても(積層端面を載置面としても)耐熱絶縁フィルムが
変形したりつぶれたりすることは無くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る非晶質磁性合金コアの実
施例を図面に従って説明する。
【0008】図1及び図2は本発明の非晶質磁性合金コ
アの第1実施例を示す。これらの図において、1は非晶
質磁性合金の薄帯、2はポリエステル、ポリイミド樹脂
等の耐熱絶縁フィルムであり、この耐熱絶縁フィルム2
の幅は非晶質磁性合金の薄帯1よりも僅かに狭い幅に設
定されている。そして、非晶質磁性合金の薄帯1と、耐
熱絶縁フィルム2とを重ねて環状に巻回積層して非晶質
磁性合金コアを得る。ここで、非晶質磁性合金コアの両
方の積層端面3において、耐熱絶縁フィルム2よりも寸
法X(X=0.3mm〜5mm)だけ非晶質磁性合金の薄帯
1を突出させておく。これによって、非晶質磁性合金の
薄帯1の冷却を空冷、油冷にかかわらず効果的に実行で
き、しかも積層状態の薄帯同士の短絡も避けることがで
きる。
【0009】なお、非晶質磁性合金の薄帯1の幅は24
mm、厚みは約20μm、耐熱絶縁フィルム2の厚みは約
6μm程度である。前記寸法Xは0.3mmよりも小さいと
放熱効果が少なく、5mmよりも大きいと積層された薄帯
同士が短絡しやすくなる。また、薄帯1の幅は48mmや
96mmの場合もあるが、この場合にも同様のX寸法に設
定すればよい。このような非晶質磁性合金コアの外径は
例えば100mm乃至500mm程度である。
【0010】図3及び図4は本発明の非晶質磁性合金コ
アの第2実施例を示す。これらの図において、非晶質磁
性合金コアは、非晶質磁性合金の薄帯1と、該薄帯より
も僅かに狭い幅の耐熱絶縁フィルム2とを重ねて環状の
巻回体5を形成し、該巻回体5の両方の積層端面3にエ
ポキシ系、シリコン系樹脂やワニス等の絶縁樹脂を塗布
して絶縁樹脂塗布層6を設けたものである。但し、積層
端面3の全面に絶縁樹脂塗布層6を形成してしまうと、
当該絶縁樹脂塗布層内側に冷却のための空気や油が入ら
なくなるため、前記積層端面3に絶縁樹脂が塗布されて
いない非塗布面7を前記巻回体5の径方向に沿って放射
状に残しておくことが好ましい。
【0011】なお、絶縁樹脂塗布層6の厚みは10μm
程度にまで薄くすることが好ましい。また、片側又は両
方の積層端面3において、耐熱絶縁フィルム2よりも寸
法X(X=0.3mm〜5mm)だけ非晶質磁性合金の薄帯
1を突出させておくことや、非晶質磁性合金の薄帯1及
び耐熱絶縁フィルム2の厚み等の条件は前述の第1実施
例と同様である。
【0012】この第2実施例の場合、積層された非晶質
磁性合金薄帯の縁同士を確実に絶縁できる利点があり、
しかも部分的に非塗布面7を残しておくことで、空気や
油が非晶質磁性合金の薄帯1と耐熱絶縁フィルム2の隙
間に入り込むことを可能にして冷却効率を良好に維持で
きる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非晶質磁
性合金コアによれば、非晶質磁性合金の薄帯と、該薄帯
よりも僅かに狭い幅の耐熱絶縁フィルムとを重ねて環状
に巻回した構成としたので、効率的に冷却を実行でき、
非晶質磁性合金の温度上昇を抑制し、温度上昇に起因す
る磁気特性の低下を防止できる。また、非晶質磁性合金
コアを空冷式や油冷式で冷却する場合の冷却装置の小型
化(小容量化)を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非晶質磁性合金コアの第1実施例
を示す要部拡大断面図である。
【図2】第1実施例の斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例の要部拡大断面図である。
【図4】第2実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 非晶質磁性合金の薄帯 2 耐熱絶縁フィルム 3 積層端面 5 巻回体 6 絶縁樹脂塗布層 7 非塗布面
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H05H 7/00 9014−2G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶質磁性合金の薄帯と、該薄帯よりも
    僅かに狭い幅の耐熱絶縁フィルムとを重ねて環状に巻回
    してなることを特徴とする非晶質磁性合金コア。
  2. 【請求項2】 非晶質磁性合金の薄帯と、該薄帯よりも
    僅かに狭い幅の耐熱絶縁フィルムとを重ねて環状の巻回
    体を形成し、該巻回体の少なくとも一方の積層端面に絶
    縁樹脂塗布層を設けたことを特徴とする非晶質磁性合金
    コア。
  3. 【請求項3】 前記積層端面に絶縁樹脂が塗布されてい
    ない非塗布面を前記巻回体の径方向に沿って残してなる
    請求項2記載の非晶質磁性合金コア。
JP3105186A 1991-04-11 1991-04-11 非晶質磁性合金コア Withdrawn JPH05135934A (ja)

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JP3105186A JPH05135934A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 非晶質磁性合金コア

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Cited By (4)

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Legal Events

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Effective date: 19980711