JPH06176934A - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPH06176934A
JPH06176934A JP4327916A JP32791692A JPH06176934A JP H06176934 A JPH06176934 A JP H06176934A JP 4327916 A JP4327916 A JP 4327916A JP 32791692 A JP32791692 A JP 32791692A JP H06176934 A JPH06176934 A JP H06176934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
winding
transformer
coils
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4327916A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Taguchi
俊夫 田口
Teruo Okauchi
照男 岡内
Yasuaki Terajima
庸晃 寺嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yashima Denki Co Ltd
Original Assignee
Yashima Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yashima Denki Co Ltd filed Critical Yashima Denki Co Ltd
Priority to JP4327916A priority Critical patent/JPH06176934A/ja
Publication of JPH06176934A publication Critical patent/JPH06176934A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱を抑えつつ、かつ小形化を実現し得るト
ランスの提供。 【構成】 鉄心2に巻回されるコイル3の巻線9間から
外方に向けて、平坦部6と複数のV溝7を持った放熱板
4を延設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流アーク溶接機等
に使用されるトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に交流アーク溶接機では、溶接時に
トランスを経て、溶接ポイントに大電流を流す。そのた
めコイルに流れる電流Iとコイルの導体抵抗Rとにより
2 Rのジュール熱を発生し、トランスの温度を上昇さ
せる。従来は、この発熱を抑えるためファンにより、強
制空冷を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】溶接機では、材料費を
低くする等の経済性、設置スペースの確保、可搬性等の
観点から小形化が要請されている。その要請に応える一
環としてトランスを小形化するためには、コイルの巻線
を細く、あるいは幅や厚さを小さくすることになる。し
かし、巻線を細くすることにより、所定の電流を流し得
たとしても、導線抵抗値が大きくなるため発熱顕著とな
り、これを冷却するため、より大きなファンで空冷しな
ければならず、結果として装置全体の小形化が実現し難
いという問題があった。
【0004】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たものであって、発熱を抑えつつ、かつ小形化を実現し
得るトランスを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明のトラ
ンスは、鉄心にコイルが巻回されてなるものにおいて、
コイルの層間より、コイル外に向けて延設される放熱板
を備えている。このトランスは、コイルの層間より放熱
板を外に向けて延設しているので、最も温度の高くなる
層に設けてやることにより、強制空冷と併用してやれば
コイルの温度をより効率よく放熱でき、コイルの巻線の
太さや幅を小さくしても、比較的小さなファンで温度上
昇を抑えることができる。
【0006】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図1は、この発明が実施される交流アーク
の溶接機用のトランスの正面図である。このトランス1
は、口字状の鉄心2に、4個のコイル3a、…、3dが
巻回されている。そして各コイル3a、…、3dの全巻
層の1/2程度の巻線間、つまり巻始層と巻終層の中間
位置に放熱冷却用ファン(放熱板)4a、…、4dがそ
れぞれ、コイルの外側に向けて延設されている。ここで
はコイル3aと3b、コイル3cと3dがそれぞれ近接
して設けられているので、放熱板4aと4cは図の左側
に向けて、放熱板4bと4dは図の右側に向けて延設さ
れている。なおコイル3aと3b、コイル3cと3dが
それぞれ近接していない場合は放熱板4aと4c、放熱
板4bと4dをそれぞれ、互いに近づく方向に延設して
も、放熱板4aと4b、放熱板4cと4dの先端間に十
分な絶縁空間が確保され得るならば延設可能なのは言う
までもない。
【0007】放熱板4a、…、4dがコイル3a、…、
3dの各層間に挟設される位置を、巻始層と巻終層の中
間位置にしているのは、コイル3a、…、3dの表面部
は、空冷により放熱されやすいし、鉄心2に近い部分は
鉄心2を通して放熱されやすいのに対し、1/2の積層
部分はより放熱されにくいため、この部分の熱を放熱板
4a、…、4dを通して逃がすためである。
【0008】図2に放熱板4(4a、…、4d)の具体
的な形状を示している。この放熱板4は、巻線に挟み込
まれる第1の平坦部5と、コイル3(3a、…、3d)
の巻回方向に直角な方向の一方の端縁に形成される第2
の平坦部6と、この第2の平坦部6より他方の端縁に向
けて、深さが順次大きくなる、複数本のV溝7とが形成
されている。この放熱板4は、アルミ板等をプレス加工
して形成する。
【0009】放熱板4にV溝7を設けているのは、放熱
面積を平板に比して2〜3倍とするためである。また放
熱面をすべてV溝とせず、第2の平坦部6を設けている
のは、巻回方向に直角な方向の放熱板4の強度を確保す
るためである。放熱板4を、コイル3の巻線間に挟着す
る場合、図3に示すように、先ず鉄心2に絶縁シート
(紙テープ)8を、次に巻線9を巻き、これを交互に繰
り返す。途中で層厚が1/2になったところで、放熱板
4の第1の平坦部5を絶縁シート8上に載せ、その上に
巻線9を載せて挟み込む。なお、巻線9は、アルミある
いは銅等の偏平な平角線が使用されている。
【0010】以上のようにして作成した放熱板付トラン
スの1コイルのみの平面図を図4に、またその側面図を
図5に示している。このトランスでは図示していない、
ファンより、図の矢符の方向で風が送られ、強制空冷さ
れる。なお上記実施例では、鉄心に4個のコイルが巻回
される場合について説明したが、コイルの数は、必要に
応じいくつであってもよい。また上記実施例では、放熱
板が全属の1/2の積層位置に取付ける場合を説明した
が、本発明はこれに限られるものではなく、最も高温と
なる層位置に、挟み込めばよい。また、上記実施例で、
放熱板はV溝を持つものを説明したが、U溝、角溝、あ
るいは単に平板等適宜なものでよい。さらにまた、本発
明のトランスは交流アーク溶接機に用いて有効である
が、これに限られるものではなく、トランスの温度上昇
を招く装置なら、いずれの装置にも適用できる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、コイルの層間より、
コイル外に向けて延設される放熱板を備えているので、
トランスのコイルの最も高熱となる部分に、この放熱板
を設けることにより、効率良く、放熱を行うことがで
き、比較的小形のファンで、十分な冷却が可能となり、
結果として装置全体の小形化を実現できる。またトラン
ス全体を小形化できるので、材料コストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施される交流アーク溶接機のトラ
ンスの正面図である。
【図2】同実施例トランスに組込まれる放熱板を示す斜
視部である。
【図3】同放熱板の組込みを説明するための断面図であ
る。
【図4】実施例トランスの要部の平面図である。
【図5】実施例トランスの要部の側面図である。
【符号の説明】
2 鉄心 3 コイル 4 放熱板 5 第1の平坦部 6 第2の平坦部 7 V溝 9 巻線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄心にコイルが巻回されてなるトランスに
    おいて、 コイルの層間より、コイル外に向けて、延設される放熱
    板を備えたことを特徴とするトランス。
  2. 【請求項2】前記放熱板は、コイルの巻回方向に垂直な
    方向の一方の端縁部が平坦に形成されるとともに、この
    端縁部より他方の端縁部に向けて深さが順次深くなる複
    数の凹溝を設けたものである請求項1記載のトランス。
  3. 【請求項3】前記放熱板は、前記コイルの巻始層と巻終
    層に対し中間の巻線層間に挟設されたものである請求項
    1または請求項2記載のトランス。
JP4327916A 1992-12-08 1992-12-08 トランス Pending JPH06176934A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4327916A JPH06176934A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 トランス

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JP4327916A JPH06176934A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 トランス

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JPH06176934A true JPH06176934A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18204434

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JP4327916A Pending JPH06176934A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 トランス

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JP (1) JPH06176934A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231787A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Denso Corp トランス
JP2010034276A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Denso Corp トランス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231787A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Denso Corp トランス
JP2010034276A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Denso Corp トランス

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