JPH05135632A - フラツトワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

フラツトワイヤハーネスの製造方法

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JPH05135632A
JPH05135632A JP3296940A JP29694091A JPH05135632A JP H05135632 A JPH05135632 A JP H05135632A JP 3296940 A JP3296940 A JP 3296940A JP 29694091 A JP29694091 A JP 29694091A JP H05135632 A JPH05135632 A JP H05135632A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
relay circuit
circuit board
side sheet
flat wire
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3296940A
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English (en)
Inventor
Shinya Oda
真也 織田
Masuo Sugiura
万寿夫 杉浦
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両の電気配線に用いられるフラ
ットワイヤハーネスの製造方法に関し、軽量化と共に信
頼性の高いフラットワイヤハーネスを得るを目的とす
る。 【構成】 下側シート12の上に、内部に複数の回路導
体を有し一端にコネクタ15を備えた複数の中継回路板
13を所定の間隔で配置し、中継回路板13の相互間に
被覆電線7を配索してから、上側シート18を被せると
共に下側シートと上側シートのそれぞれの周縁部12
a、18aを接着した後、上側シート18に設けた吸引
口17から内部の気体を吸引除去することにより、中継
回路板13および配索した被覆電線7の周囲に下側シー
ト12および上側シート18を密着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の電気配線に用い
られるフラットワイヤハーネスの製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】出願人は、従来の電線収束形状のワイヤハ
ーネスに代えて、その薄型軽量化と車体への組付性向上
および生産の自動化を図るため、図8ないし図10に示
すようなフラットワイヤハーネス(特願平2−1158
27号)を提案した。
【0003】これらの図において、1はホットメルト系
接着剤を塗布したシートを示し、その上に所定間隔で複
数の中継回路板2、21 、22 、…が固定されている。
各中継回路板は、図9において符号2で代表して示すよ
うに、回路基板3上に並設した複数のスリット3aに内
部回路導体としてジャンクションバー4を圧入固定して
成るものである。ジャンクションバー4の両端または片
端には、タブ4aが形成され、一側縁にスロット4cを
もつ圧接端子部4bが突設されている。5、5′は、タ
ブ4aに装着されるコネクタを示し、コネクタハウジン
グ5a内の端子収容室5bに雌−雌中継端子6を挿着し
て構成されている。
【0004】各中継回路板間の電気的接続は、図8に示
すように既知の構造の自動布線機10により、被覆電線
7の一端をたとえば中継回路板21 に固定したジャンク
ションバーの圧接端子部4b1 に圧接した後、隣接する
中継回路板22 に向けて配索し、中継回路板22 上の圧
接端子部4b2 に圧入し、ここで切断するか、或いは切
断せずに隣の中継回路板23 に向けて配索する。以下、
順次この配索を繰り返すことにより、所望の中継回路板
のジャンクションバーと圧接し、前記コネクタ5、5′
と導通する回路が形成される。
【0005】配索を終了した後、図10に示すように、
各中継回路板2、21 、22 、…およびホットメルト系
接着剤を塗布したシート1の上に保護シート8を被せ、
加熱ローラRを有するロールプレスにより、配索された
被覆電線7群の固定および保護を行うことによりフラッ
トワイヤハーネスを形成している。なお、必要に応じて
更に保護カバー9を取り付けることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなフラット
ワイヤハーネスの製造方法においては、加熱ローラを有
するロールプレスを用いているため、配索した電線およ
び各中継回路板を構成する部品に対して熱および圧力に
よる悪影響が生ずることがあり、また、配索した電線お
よび各中継回路板を保護シートとホットメルト系接着剤
を塗布したシート即ち2枚のシート間で保持する構造の
ため、内部の回路導体の完全な固定が困難であるなどの
問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記問題点に着目し、加熱ロー
ラを使用することなく、配索した電線および各中継回路
板を2枚のシート間に密着させて保持することができ、
軽量化と共に信頼性の高いフラットワイヤハーネスが得
られる製造方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、下側シートの上に、内部に複数の回路導
体を有しかつ少なくとも一端に前記回路導体と導通する
コネクタを備えてなる複数の中継回路板を所定の間隔で
配置し、該中継回路板相互間に電線を配索して所望の回
路導体を接続することにより該コネクタと導通する回路
を形成し、次いで、該中継回路板および配索した電線の
上に上側シートを被覆し、前記下側シートの周縁部およ
び該上側シートの周縁部を接着して該中継回路板および
配索した電線を密封した後、該下側シートまたは上側シ
ートに設けた吸引口から、該下側シートおよび上側シー
トで形成された空間内の気体を吸引することにより、該
中継回路板および配索した電線の周囲に該下側シートお
よび上側シートを密着させることを特徴とする。
【0009】また、下側シートおよび上側シートの少な
くとも一方が、内側に熱融着性接着剤を有するシートで
あることが好ましい(請求項2)。
【0010】
【作用】本発明によれば、中継回路板おび配索した電線
を密封した下側シートおよび上側シート内の気体を吸引
して除去することにより、外気圧によって中継回路板お
よび配索した電線の周囲の細部にまで下側シートおよび
上側シートが密着し、電線および中継回路板が保護され
る。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すフラットワイ
ヤハーネスの製造工程の説明図である。布線台11の上
に、熱可塑性合成樹脂をフィルム状に成形した下側シー
ト12を載せ、この下側シート12の上に所定の間隔を
あけて中継回路板131 、132 、133 、134 、1
5 (以下代表して示す場合は単に13で表す)を配置
する。布線台11の上面には予め各中継回路板13の配
置間隔に対応する複数の凹部11aを設けている。
【0012】そして、配置された各中継回路板13相互
間に、既知の自動布線機により電線を配索するが、その
前に中継回路板13の構造について説明する。中継回路
板13は、図2に示すように、合成樹脂材を成形した箱
型の下部ケース13aと圧接用孔13cを形成した板状
の上部ケース13bからなるケース内に複数の圧接端子
14を配設し、少なくとも一端にコネクタ15を備えて
いる。そして、図3に示すように、圧接端子14とコネ
クタ15を導通させるため、コネクタ15に収容するコ
ネクタ端子16と圧接端子14との間に被覆電線7を接
続しているいる。
【0013】圧接端子14は、一枚の導電性金属板をプ
レスまたは折曲加工により形成されており、基板部14
a、その両端に起立連成した一対のメイン電線圧接部1
4b、その一側に起立連成したサブ電線圧接部14cお
よび他側に下向きに連成したクリップ状の係止爪14d
とから成り、下部ケースの底壁13dの係止孔13eに
係止爪14dを係合することにより固定される。メイン
電線圧接部14bおよびサブ電線圧接部14cには、そ
れぞれ電線圧入用のスロット14e、14fを形成する
と共に、メイン電線圧接部14bとサブ電線圧接部14
cとの間に高低差を設けて、被覆電線7を上下に交差し
て接続できるようにしており、スロット14fの底はス
ロット14eの底よりも一段(電線外径より大)低く形
成している。
【0014】一方、コネクタ端子16の構造は、基板部
16aの一端に相手端子に対する電気接触部16bを設
け、他端にスロット16dを有する電線圧接部16cを
設けており、スロット16dに被覆電線7の一端を圧入
し、被覆電線7の他端を圧接端子14のスロット14f
に圧入することにより、圧接端子14とコネクタ端子1
6とを電気的に接続する。なお、コネクタ端子16の電
気接触部16bをコネクタハウジング15aに形成した
端子収容室15bに既知の手段により収容係止すること
により、圧接端子14とコネクタ15との電気的接続を
行っている。
【0015】中継回路板13は、上述の構成を採用して
いるため、ケース内の無駄な回路導体を省略することが
可能となり、中継回路板の重量を著しく軽減できる。な
お、本発明は、上述の構造の中継回路板13に限らず、
図9に示すような、圧接端子部4bを設けたジャンクシ
ョンバー4を回路導体として収容した中継回路板2に対
しても実施できる。
【0016】次に、図4に示すように、各中継回路板1
3相互間に被覆電線7を配索して、所定の圧接端子14
に被覆電線7を接続した後、下側シート12の上に管状
の吸引口17を設けた熱可塑性合成樹脂材からなる上側
シート18を被せ、図5に示すように、下側シート12
の周縁部12aおよび上側シート18の周縁部18aを
互いに重ね合わせるか、中継回路板13の一部を挟んで
高周波加熱または超音波加熱などにより熱融着させ、下
側シート12と上側シート18で形成される内部を密封
する。
【0017】そして、吸引口17を真空ポンプ(図示せ
ず)に接続し、全体を加熱しながら、下側シート12と
上側シート18の中に封じ込まれた気体、この場合空気
を吸引して除去する。このとき、軟化した下側シート1
2および上側シート18が、外気圧の作用により、各中
継回路板13および配索した被覆電線7相互間の細部に
まで圧迫され確実に接着される。なお、吸引口17は、
上側シート18に設けているが、下側シート12に設け
てもよい。
【0018】最後に、図6に示すように、吸引口17を
熱融着により密封してフラットワイヤハーネス20を形
成する。図7は、図6のX−X線断面図であり、被覆電
線7の周囲の細部にわたって下側シート12および上側
シート18が密着している状態を示している。
【0019】また、下側シート12および上側シート1
8の少なくとも一方に、予め、符号12b,18bで示
されるように、熱融着性接着剤を塗布しておき、真空ポ
ンプによる吸引工程時の加熱により熱融着性接着剤を融
解することにより、各中継回路板13および配索した被
覆電線7などの回路導体に対する接着性を向上させるこ
とが好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、中継回路板および配索
した被覆電線を下側シートと上側シートで密封し、内部
に封じ込まれた気体を吸引除去することにより、外気圧
の作用で各中継回路板および配索した被覆電線相互間の
細部にまで下側シートおよび上側シートが圧迫され、溶
融した熱融着性接着剤により確実に接着されるので回路
導体の完全な固定および保護が可能となると共に軽量化
を達成できる。また、加熱ローラを使用しないため、回
路導体および構成部品に対し、熱および圧力による悪影
響を与えることがないなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフラットワイヤハーネス
の製造工程の説明図である。
【図2】図1の中継回路板の斜視図である。
【図3】図2の内部構造を示す説明図である。
【図4】図1の次の工程を示す説明図である。
【図5】図4の次の工程を示す説明図である。
【図6】図5で得られたフラットワイヤハーネスの斜視
図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
【図8】従来のフラットワイヤハーネスの説明図であ
る。
【図9】図8の中継回路板の分解斜視図である。
【図10】図8のフラットワイヤハーネスの保護シート
の被覆方法の説明図である。
【符号の説明】
7 被覆電線 12 下側シート 12a 周縁部 13 中継回路板 13a 下部ケース 13b 上部ケース 15 コネクタ 17 吸引口 18 上側シート 18a 周縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 23/02 B 6901−5E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側シートの上に、内部に複数の回路導
    体を有しかつ少なくとも一端に前記回路導体と導通する
    コネクタを備えてなる複数の中継回路板を所定の間隔で
    配置し、該中継回路板相互間に電線を配索して所望の回
    路導体を接続することにより該コネクタと導通する回路
    を形成し、次いで、該中継回路板および配索した電線の
    上に上側シートを被覆し、前記下側シートの周縁部およ
    び該上側シートの周縁部を接着して該中継回路板および
    配索した電線を密封した後、該下側シートまたは上側シ
    ートに設けた吸引口から、該下側シートおよび上側シー
    トで形成された空間内の気体を吸引することにより、該
    中継回路板および配索した電線の周囲に該下側シートお
    よび上側シートを密着させることを特徴とするフラット
    ワイヤハーネスの製造方法。
  2. 【請求項2】 下側シートおよび上側シートの少なくと
    も一方が、内側に熱融着性接着剤を有するシートである
    ことを特徴とする請求項1に記載のフラットワイヤハー
    ネスの製造方法。
JP3296940A 1991-11-13 1991-11-13 フラツトワイヤハーネスの製造方法 Withdrawn JPH05135632A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5918365A (en) * 1995-07-20 1999-07-06 Yazaki Corporation Wire harness manufacturing method
JP2014186800A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Yazaki Corp ワイヤーハーネス用外装シートの取付け方法

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Effective date: 19990204