JPH05135593A - 選択可能閾値電圧を有する電気的消去可能・電気的プログラム可能読み出し専用メモリ・セルとその利用法 - Google Patents

選択可能閾値電圧を有する電気的消去可能・電気的プログラム可能読み出し専用メモリ・セルとその利用法

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JPH05135593A
JPH05135593A JP15871891A JP15871891A JPH05135593A JP H05135593 A JPH05135593 A JP H05135593A JP 15871891 A JP15871891 A JP 15871891A JP 15871891 A JP15871891 A JP 15871891A JP H05135593 A JPH05135593 A JP H05135593A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】EEPROMにおいて閾値電圧を可変とする。 【構成】Nチャンネル・メモリ・セル12は、制御ゲー
ト26およびドレイン16に電圧が加わると、ファウラ
・ノルトハイム・トンネリングにより、浮動ゲート24
を充電および放電するように動作することができる。P
チャンネル電界効果トランジスタ30は、チャンネル3
8によって分離されたソース34およびドレイン36を
有し、チャンネル38のコンダクタンスが浮動ゲート2
4によって制御される。制御ゲート26に対してPチャ
ンネル電界効果トランジスタ30のチャンネル38をバ
イアスするために、閾値制御回路76が備えられる。監
視回路90は、Pチャンネル電界効果トランジスタ30
のソース34とドレイン36との間の導電状態に応答し
て、制御ゲート26への電圧の供給を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体的には、メモリ装
置に関する。さらに詳細にいえば、本発明は選択可能閾
値電圧を有する電気的消去可能・電気的プログラム可能
読み出し専用メモリおよびこのようなメモリの利用方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】最も広範に用いられている電気的に消去
可能・電気的にプログラム可能な読み出し専用セルは、
チャンネルと制御ゲートとの間に配置された付加的浮動
ゲートを有する、Nチャンネル電界効果トランジスタで
ある。浮動ゲートを電子で帯電させることにより、この
セルの中に論理「ゼロ」をプログラムすることができ、
一方、浮動ゲートを帯電していない状態にすることによ
り、論理「1」がプログラムされる。これは、浮動ゲー
ト上の電荷がその下のチャンネル領域のコンダクタンス
を制御することによるものであり、それにより、ソース
とドレインの間に読み出し電圧が加えられる時、電流が
ソースとドレインの間に検出されるかどうかを決定す
る。
【0003】従来の電界効果トランジスタの場合のよう
に、帯電していない浮動ゲートを有するEEPROMセ
ル(プログラムされていないセル)のチャンネルは、閾
値電圧Vt を有する。この閾値電圧Vt は、主として、
チャンネルを作成するのに用いられた材料によって定ま
るが、セルを製造するさいにチャンネルの中に注入され
る不純物によって一定の限度内で制御することができ
る。読み出し動作期間中、ソースとドレインの間に電圧
が加えられる時、ソースとドレインの間に電流が流れる
ために、制御ゲートを、制御ゲートと浮動ゲートの間お
よび浮動ゲートとチャンネルの間の静電容量による結合
によって定められた、閾値電圧を越えた電位にしなけれ
ばならない。けれども、浮動ゲートを電子で帯電するこ
とにより、閾値電圧Vt を増大することができる。
【0004】浮動ゲートの帯電を実行する1つの方法
は、ファウラ・ノルトハイム・トンネリングによる方法
である。NチャンネルEEPROMの場合、制御ゲート
がトレインに対して十分に高い電位にされた時、電子は
ドレインに隣接した薄い酸化物トンネル用領域を通して
浮動ゲートにトンネルすることができ、それにより浮動
ゲートを帯電させることができる。浮動ゲートを帯電す
ることにより閾値電圧が増大し、それにより、制御ゲー
トに加えられた通常の読み出し電圧が、帯電した浮動ゲ
ートによって電位が上昇したチャンネルの中に電流が流
れることができるのに必要な、電位を越えないであろう
という事実により、論理「ゼロ」がセルの中にプログラ
ムされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】原理的には、浮動ゲー
ト上に存在する電荷量を変えることにより、EEPRO
Mの閾値電圧を任意の値に設定することが可能である。
このことは、例えば、制御ゲートとドレインとの間に電
圧を生ずるのに用いられるパルスの高さ、パルスの持続
時間、およびまたはパルスの数を変えることによって実
行することができる。けれども、実際には、このことを
実行するのは容易ではない。第1に、閾値電圧はパルス
の持続時間に対して対数的依存性を有すことである。さ
らに、この処理は非常に遅く、セルを極端な値にプログ
ラムするには受け入れることができない程の時間がかか
る。それに加えて、セル毎の相違により、特にファウラ
・ノルトハイム・トンネリングのために用いられるトン
ネル酸化物の相違により、アレイ動作期間中の同一性の
問題点が生ずる。最後に、酸化物中の材料のトラッピン
グは、トンネル・ダイオードの電流・電圧(I−V)特
性を時間と共に変化させる。このために、校正サイクル
を頻繁に行って、EEPROMセルの書き込み/消去特
性を決定することが必要である。
【0006】EEPROMセルに対する自己制限消去方
式が米国特許第4,797,856号に開示されてい
る。この装置では、EEPROMセルの浮動ゲートを予
め定められた値に消去することができ、それにより、セ
ルの閾値電圧を制御することができる。この装置の主要
な欠点は、プログラムされていないセルの閾値電圧を設
定したい時に生ずる問題点である。この場合には、浮動
ゲートは完全に帯電され、そしてそれから浮動ゲートに
残っている電気量がセルの閾値電圧を要求された値に設
定する点まで戻って消去しなければならない。
【0007】したがって、チャンネルの閾値電圧を書き
込みサイクルまたは消去サイクルのいずれかの期間中に
設定することができる、電気的消去可能読み出し専用メ
モリの必要が要請されている。このような装置は自己制
御性を有し、そして書き込みサイクル期間中および消去
サイクル期間中、精密な印加電圧制御の必要性を最小限
にする。さらに、この装置は、従来の技術を用いて、集
積回路形式に製造することができる。最後に、この装置
は、EEPROMセルと共に近年用いられる周辺装置と
適合性がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により、選択可能
な閾値電圧を有する電界効果トランジスタ・メモリ・セ
ルがえられる。チャンネルによって分離されたソースお
よびドレインと、ドレインに隣接して配置されたトンネ
ル用窓と、浮動ゲートと、浮動ゲートを通してチャンネ
ルに静電容量的に結合した制御ゲートとを有する、Nチ
ャンネルの電気的消去可能・電気的プログラム可能読み
出し専用メモリ・セルが作成される。NチャンネルEE
PROMセルは、制御ゲートとドレインとに電圧を加え
ると、ファウラ・ノルトハイム・トンネリングによっ
て、浮動ゲートを充電および放電するように動作するこ
とができる。チャンネルによって分離されたソースおよ
びドレインと、チャンネルに隣接しているがそれからは
絶縁された浮動ゲートの一部分とを有する、Pチャンネ
ル電界効果トランジスタがえられる。チャンネルのコン
ダクタンスは浮動ゲートによって制御される。制御ゲー
トに対して電界効果トランジスタのチャンネルをバイア
スするために、閾値制御回路がそなえられる。Pチャン
ネル電界効果トランジスタのソースとドレインの間の導
電状態に応答して、制御ゲートに加える電圧を制御する
ために、また監視回路がそなえられる。
【0009】本発明により、先行技術よりも優れた重要
な利点がえられる。帯電していない浮動ゲートを有する
メモリ・セルは、浮動ゲードを完全に帯電しそれから要
求された値に戻って消去されることなしに、その閾値電
圧を予め定められた値に設定することができる。本発明
による装置は広く用いられているNチャンネルEEPR
OMセルの動作中に用いられる、標準的電圧を使用す
る。メモリ・セルをプログラムするために用いられる電
圧パルスの特性を変えることにより、閾値電圧を調整し
ようとするさいの両立性の問題点はなくなる。本発明の
セルは、従来のEEPROM製造技術に通常用いられる
構造と材料を利用している。最後に、閾値電圧を特定の
範囲内の任意の値に設定できる性能により、このEEP
ROMセルを種々のアナログ応用に利用することができ
る。セルの閾値電圧を予め定められた値に設定するため
の書き込み/消去機構を有するEEPROMセルの潜在
的なアナログ応用には、AD変換器における抵抗性ラダ
ーおよび神経回路がある。
【0010】
【実施例】本発明のその他の特徴およびそれらの利点
は、添付図面を参照しての下記の詳細な説明により理解
されるであろう。本発明の好ましい実施例は、図1から
図7までの図面を参照することにより、最もよく理解す
ることができる。図1から図7までの図面において、同
等の部品または対応する部品には、同じ番号が付されて
いる。閾値電圧を要求された値に設定する制御された書
き込み/消去機構を有する、電気的に消去可能・電気的
にプログラム可能な読み出し専用メモリ・セルの平面図
が、図1の10で全体的に示されている。Nチャンネル
EEPROMセル12は、エピタキシャル層18の中に
N+ソース領域14とN+ドレイン領域16とを拡散す
ることによって作成される。ソース領域14とドレイン
領域16との間には、エピタキシャル層18の(上左か
ら下右への斜線によって示された)チャンネル領域20
が配置される。ドレイン領域16に隣接するチャンネル
領域20の上に、薄い酸化物のトンネル用窓22(直交
する斜線で示されている領域)が作られる。浮動ゲート
24が、チャンネル領域20とトンネリング領域22の
上に、それらからは絶縁されて配置される。浮動ゲート
24の外郭線が点線で示されている。制御ゲート26は
浮動ゲート24の上にそれからは絶縁されて配置され
る。図1に示された好ましい1つの実施例では、浮動ゲ
ート24と制御ゲート26は厚い酸化物領域28の表面
上に広がっており、それにより、浮動ゲート24と制御
ゲート26との間の静電容量性結合が増大する。(図1
で制御ゲートと浮動ゲートの横方向の境界線がずれて示
されているが、これは図面を分り易くするためであっ
て、実際には、制御ゲートと浮動ゲートの境界線は一致
している。)
【0011】Pチャンネル電界トランジスタ30は、エ
ピタキシャル層18の中に拡散されたN形材料のタンク
32の中に作成される。Pチャンネル・トランジスタ3
0は、ソース領域34とドレイン領域36の中に、P形
材料を拡散することによって作成される。ソース領域3
4とドレイン領域36は、N形タンク32のチャンネル
領域38によって分離される。浮動ゲート24は、Nチ
ャンネルEEPROMセル12からPチャンネル電界効
果トランジスタ30の制御チャンネル領域38の上ま
で、絶縁されて広がっている。
【0012】第1フィードバック回路が、図1の40の
点線によって全体的に示されている。この第1フィード
バック回路は、消去サイクル期間中、EEPROM12
の閾値電圧Vt を設定する。ドレイン電圧制御回路44
の出力42は、抵抗器45と導線46により、EEPR
OMセル12のドレイン16の接触体に接続される。E
EPROMセル12のソース14は、接触体と導線48
により、消去監視回路52の非反転入力50に接続され
る。消去監視回路52の反転入力54は基準電圧Vref
に接続され、一方、出力56はドレイン電圧制御回路4
4の出力42に接続される。
【0013】第2フィードバック回路が、図1の58の
点線で全体的に示されている。この第2フィードバック
回路は、書き込み(プログラミング)サイクル期間中、
EEPROMセル12の閾値電圧を設定する。ゲート電
圧制御回路62の出力は、導線64によって、制御ゲー
ト26に接続される。ゲート電圧制御回路62の出力6
0はまた、導線70によって、減算回路68の非反転入
力66に接続される。減算回路68の反転入力72は、
導線78によって、閾値変化電圧制御装置76の出力7
4に接続される。減算回路68の出力80は、導線84
と接触体により、タンク32の中のN+拡散領域82に
接続される。減算回路68の出力80はまた、導線86
により、書き込み監視回路90の非反転入力88に接続
される。監視回路90の反転入力92は、導線94と接
触体により、トランジスタ30のソース領域34に接続
される。出力96は、導線98により、ゲート電圧制御
回路62の出力60に接続される。
【0014】図2は、図1の線2−2に事実上沿って取
られたEEPROMセル12の横断面の概要図である。
図2において、浮動ゲート24はゲート酸化物100に
よってチャンネル領域20から分離され、および薄い酸
化物トンネル用窓22に隣接して配置される。浮動ゲー
ト24は、酸化物層102によって、その上にある制御
ゲート26から絶縁される。
【0015】図3は、図1の線3−3に事実上沿って取
られた電界効果トランジスタ30の横断面概要図であ
る。図3において、浮動ゲート24は、ゲート酸化物層
104により、チャンネル領域から分離される。制御ゲ
ート26は、酸化物層102によって、浮動ゲート24
から分離される。
【0016】図4は、図1の線4−4に事実上沿って取
られた横断面概要図である。図4には、従来の多数の方
法のいずれかを用いて基板18の上に成長された、酸化
物領域28が示されている。酸化物領域28によりまた
別の表面領域がえられ、そしてこの表面領域の上で制御
ゲート26と浮動ゲート24が静電容量的に結合するこ
とができ、およびさらに、酸化物領域28により、トラ
ンジスタ12とトランジスタ30との間の電気的分離が
えられる。酸化物領域28はフィールド酸化物として成
長することができ、そして、N+ソース/ドレイン領域
14および16の注入を自己整合するためのマスクとし
て用いることができる。改良された静電容量結合によ
り、浮動ゲートに結合されるべき制御ゲートに対し、電
圧のより大きな部分を加えることができる。それによ
り、制御ゲートに加えられる電圧を小さくすることがで
き、一方、制御チャンネル20に対し、同じ性能を保持
することができる。
【0017】図5は、図1に示された消去監視回路52
の概要図である。入力50は、導線108により、演算
増幅器112の非反転入力110に接続される。抵抗器
113により、非反転入力110とアースとの間の電流
路がえられる。入力54は、導線114により、演算増
幅器112の反転入力116に接続される。演算増幅器
112の出力118は、抵抗器119と導線120を通
して、トランジスタ124のドレイン122と、トラン
ジスタ128のドレイン126と、トランジスタ132
のゲート130とに接続される。
【0018】トランジスタ124により、消去監視回路
52のリセットがえられる。トランジスタ124のゲー
ト134は信号リセットに接続され、一方、ソース13
6はアースに接続される。トランジスタ128とトラン
ジスタ132はラッチを構成する。トランジスタ128
のソース138はアースに接続され、一方、ゲート14
0は、導線141により、トランジスタ132のドレイ
ン142に接続される。トランジスタ132のソース1
44はアースに接続される。抵抗器146は、トランジ
スタ128のドレイン126およびトランジスタ132
のゲート130を、Vddに接続する。抵抗器148は、
トランジスタ128のゲート140およびトランジスタ
132のドレイン142を、Vddに接続する。
【0019】演算増幅器112の出力118はさらに、
導線149により、出力トランジスタ152のゲート1
50に接続される。トランジスタ152のソース154
はアースされ、一方、ドレイン156は消去監視回路5
2の出力56に接続される。出力トランジスタはゲート
を選択的にアースすることによりドレイン電圧制御回路
44の出力をアースし、それにより、ドレイン16に加
えられる電圧を制御する。
【0020】図6は、図1に示された減算回路68の1
つの好ましい実施例を示す。入力66は抵抗器160に
接続される。抵抗器160はまた抵抗器162に接続さ
れ、それにより、入力66とアースとの間に電圧分割器
が構成される。そして、この分割された電圧が演算増幅
器166の非反転入力164に供給される。入力72
は、抵抗器168を通して、演算増幅器166の反転入
力170に接続される。演算増幅器166の出力は減算
回路68の出力を表す。抵抗器172により、演算増幅
器166の出力80から反転入力170へのフィードバ
ックがえられる。
【0021】図7は、図1に示された書き込み監視回路
90の拡大概要図である。入力88は演算増幅器176
の非反転入力174を表す。演算増幅器176の出力1
80は、導線182により、トランジスタ186のドレ
イン184と、トランジスタ190のドレイン188
と、トランジスタ194のゲート192とに接続され
る。
【0022】トランジスタ186により、書き込み監視
回路90のためのリセット装置がえられる。トランジス
タ186のゲート196はリセット信号に接続される。
トランジスタ186のソース198はアースに接続され
る。
【0023】トランジスタ190とトランジスタ194
はラッチを構成する。トランジスタ190のソース20
0はアースに接続され、一方、トランジスタ190のゲ
ート202は、導線203によって、トランジスタ19
4のドレイン204に接続される。トランジスタ194
のソース206はアースに接続される。トランジスタ1
90のドレイン188は、プル・アップ抵抗器208を
通して、Vddに接続され、一方、トランジスタ194の
ドレイン204は、プル・アップ抵抗器210を通し
て、Vddに接続される。
【0024】導線212は、演算増幅器176の出力1
80を出力トランジスタ216のゲート214に接続す
る。トランジスタ216のソース218はアースに接続
され、一方、ドレイン220により書き込み監視回路9
0の出力96がえられる。
【0025】図1、図2、および図5を参照して、本発
明の動作を詳細に説明する。便宜上、閾値電圧の設定
は、EEPROMセル12が論理レベル「0」に既にプ
ログラムされている場合について、すなわち、浮動ゲー
ト24に電子が既に存在している場合について、まず説
明しよう。浮動ゲートを有する従来の単一不揮発メモリ
・セルに対する浮動ゲート電位VF は、下記方程式
(1)によって表すことができる。
【0026】
【数1】 ここで、
【0027】
【数2】 であり、
【0028】Cpp=浮動ゲート24と制御ゲート26と
の間の静電容量、Ct =浮動ゲート24とトンネル22
との間の静電容量、Cd =浮動ゲート24とドレイン1
6との間の静電容量、Csub =浮動ゲート24と基板1
8との間の静電容量、Cc =浮動ゲート24とチャンネ
ル20との間の静電容量、Cs =浮動ゲート24とソー
ス14との間の静電容量、φp =チャンネル20の表面
電位、φn =トンネル22の表面電位、φn'=ドレイン
16の表面電位、QF =浮動ゲート24上の電気量、V
g =制御ゲート26に加えられた電圧、Vd =ドレイン
16に加えられた電圧、Vs =ソース14に加えられた
電圧、である。チャンネル20の表面電位は浮動ゲート
電位VF によって決定されるであろう。
【0029】標準的な消去動作の期間中、EEPROM
セル12の制御ゲート26はアースされ、そしてソース
14は浮動し、そしてドレイン16はドレイン電圧制御
回路44により、約1ミリ秒〜約100ミリ秒の間、約
16ボルトの消去信号のパルスを受け取るであろう。始
めに、浮動ゲート24の下の表面は、チャンネル20の
表面電位φp およびソース14の電圧Vs がほぼゼロ・
ボルトであるように、蓄積される。
【0030】電子が、トンネル用窓22を通してファウ
ラ・ノルトハイム・トンネリングにより、浮動ゲート2
4から引き出される時、浮動ゲートの電位VF が上昇す
る。チャンネル領域20の表面は次第に蓄積状態から解
除され、そして欠乏状態に進む。浮動ゲート電位VF
シリコンを欠乏させるのに十分な程度に高くなると、表
面電位φp が増大を開始し、浮動することが許されてい
たソース14の電位も増大を開始する。ソース14の電
位のこの増大が、監視回路52により、基準電圧Vref
に対して検出される時、ドレイン16に加えられる電圧
は消去監視回路52によってアースに分路され、それ以
上の消去が防止される。この時点において、浮動ゲート
24の電圧はほぼ下記のようになる。
【0031】
【数3】
【0032】したがって、浮動ゲート24上の電気量は
ほぼ下記のようになる。
【0033】
【数4】
【0034】閾値電圧Vt は下記のようになる。
【0035】
【数5】
【0036】ここで、Vthは自然状態(完全に放電した
状態)におけるこのセルの閾値電圧である。
【0037】EEPROMセルを消去して異なる閾値電
圧V′t (ここでV′t はVt +ΔVt に等しい)にす
るために、消去期間中、ゲート電圧制御回路62を用い
て、ゲート・バイアス電圧Vg (ここで、Vg =Δ
t )を加えることができる。ソース14の電圧が上昇
を開始する時、浮動ゲート電位V′F は下記のようにな
る。
【0038】
【数6】
【0039】したがって、浮動ゲート24の電気量は今
度は下記のようになる。
【0040】
【数7】 すなわち
【0041】
【数8】
【0042】閾値電圧Vt ′は下記のようになる。
【0043】
【数9】 すなわち
【0044】
【数10】
【0045】したがって、方程式10は、消去動作期間
中、ゲート電圧制御回路62を用いて、閾値電圧の必要
な増大ΔVt にほぼ等しい適切なゲート・バイアスを制
御ゲート26に加えることにより、EEPROMセルを
任意の閾値電圧Vt ′に消去することができることを示
す。ソース14の電位が増大している時、監視回路52
はドレイン16へ電圧を供給するのを停止し、および浮
動ゲート24を部分的に充電した状態で消去を停止し、
それにより閾値電圧をVt ′に保持する。
【0046】消去サイクル期間中に閾値電圧を設定する
ことによる主な欠点は、スピードが遅くなることであ
り、かつ、コストが増大することである。正のゲート・
バイアスが用いられる時、消去動作のスピードは大幅に
遅くなる。このスピードが遅いという欠点は負のゲート
・バイアスを用いることによって解決することができる
けれども、チップの上に、要求された負電圧を発生する
ことはコストを大幅に高くする。
【0047】消去動作期間中にEEPROMセル12の
閾値電圧を設定することによるこれらの欠点は、書き込
み(プログラミング)サイクル期間中に閾値電圧を設定
することによって解決することができる。この場合に
は、トランジスタ30がEEPROMセル12と協力し
て動作する。この場合、書き込み動作期間中、浮動ゲー
ト24は電子で帯電しているが、浮動ゲートの電位は下
記のようになる。
【0048】
【数11】
【0049】ここで、CNT=浮動ゲート24とタンク3
2との間の静電容量、VTANK=タンク32の電位、であ
る。
【0050】ソース34の電位が降下する時、浮動ゲー
ト24は帯電する。すなわち、
【0051】
【数12】
【0052】したがって、浮動ゲート24上の電気量は
下記のようになる。
【0053】
【数13】
【0054】この場合、閾値電圧は下記のように表すこ
とができる。
【0055】
【数14】
【0056】ここで、VtNはPチャンネル38の閾値電
圧である。
【0057】もし制御ゲート26と浮動ゲート24の結
合が酸化物層28の上の結合領域を増大することによっ
て改善されるならば、その時には
【数15】 である。閾値電圧は下記のようになる。
【0058】
【数16】
【0059】もしタンク32の電圧が制御ゲート電圧V
g と閾値電圧の要求された変化ΔVt との間の差にほぼ
等しいならば、すなわち、
【数17】 であるならば、その時には、
【0060】
【数18】 である。
【0061】したがって、制御ゲート26に対しトラン
ジスタ30のN形タンク32を正しくバイアスすること
により、EEPROMセル12の閾値電圧は、書き込み
サイクル期間中、次のように設定することができる。
【0062】EEPROM12のドレイン16がアース
され、一方、ソース14は浮動することが許される。約
17ボルトの高電圧が制御ゲート26に加えられ、制御
ゲート26とドレイン16との間に大きな電圧差が生ず
る。この電圧差により、電子がドレイン16から浮動ゲ
ート24へトンネル用窓22を通してトンネルすること
ができる。電子が浮動ゲート24に存在し始めると、浮
動ゲート24の電位が降下を始める。
【0063】電界効果トランジスタ30のタンク32
は、ゲート電圧制御回路62によるゲート電圧Vg と閾
値変化回路76による閾値変化電圧ΔVt とを減算回路
68に加えることにより、制御ゲート電圧よりも閾値電
圧の要求された変化だけ小さい電圧(Vg −ΔVt )に
バイアスされる。電界効果トランジスタ30のドレイン
34はアースされ、一方、ソース36は浮動することが
許される。トランジスタ30はPチャンネル装置である
から、一方、浮動ゲート24の電位が十分に正であるま
まであるから、すなわち、浮動ゲートの電位が、タンク
32にバイアス電圧を加えることによってバイアスされ
る時、電界効果トランジスタ30の閾値電圧より高いま
まであるから、ドレイン34とソース36との間には導
電状態は存在しない。けれども、十分な数の電子が浮動
ゲート24にトンネルし、そして浮動ゲート24の電位
が十分に負に進んだ時、電界効果トランジスタ30はオ
ンになり、ドレイン34とソース36との間に導電路が
できる。したがって、ソース36はドレイン34の電圧
に強制的に固定される。この場合、この電圧はアースで
ある。監視回路90がタンク32に加えられた電圧Vg
−Vt に対してソース36の電位が減少するのを検出す
る時、ゲート電圧制御回路62の出力60をアースに側
路し、制御ゲート26に電圧が加わらないようにする。
その時点で浮動ゲート24の充電が停止され、それによ
り実効的に、EEPROMセル12の閾値電圧を、浮動
ゲートに既にトンネルすることが許された電気量に比例
する電圧に設定する。
【0064】このように、EEPROMセル12の閾値
電圧は、浮動ゲート24が帯電していない時閾値電圧に
よって定められる範囲内の任意の値に、および浮動ゲー
ト24に蓄積することができる最大電気量に比例する電
圧に、設定することができる。このことにより、消去サ
イクル期間中に閾値電圧を設定することの欠点をなくす
ことができる。さらに、本発明において、消去サイクル
期間中または書き込みサイクル期間中に随意に閾値電圧
を供給することができ、それにより利用者は、帯電した
浮動ゲートまたは帯電していない浮動ゲートのいずれの
場合にも、閾値を設定する動作を開始することができ
る。
【0065】本発明が詳細に説明されたけれども、特許
請求の範囲に定められた本発明の範囲内において、種々
の変更および種々の置き換えが可能である。
【0066】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。
【0067】(1)第1導電形の半導体層の中に作成さ
れ、書き込み制御可能閾値電圧を有する、電気的消去可
能・電気的プログラム可能読み出し専用メモリ・セルで
あって、前記半導体層の中に作成された第1トランジス
タのソース領域およびドレイン領域が前記第1導電形と
反対の導電形である第2導電形であり、かつ、半導体層
の中の前記第1トランジスタのチャンネル領域が前記ソ
ース領域から前記ドレイン領域を分離している、前記第
1トランジスタと、前記半導体層の中で前記第1トラン
ジスタから分離されて作成され、かつ、前記第2導電形
で作成された、タンク領域と、前記タンク領域の中に作
成された前記第2トランジスタのソース領域およびドレ
イン領域が前記第1導電形であり、かつ、前記タンク領
域の中の前記第2トランジスタのチャンネル領域が前記
第2トランジスタの前記ソース領域を前記第2トランジ
スタの前記ドレイン領域から分離している、前記第2ト
ランジスタと前記ソース領域および前記ドレイン領域
と、前記第1トランジスタの前記チャンネル領域に隣接
しているがそれからは絶縁された第1部分と前記第2ト
ランジスタの前記チャンネル領域に隣接しているがそれ
からは絶縁された第2部分とを有する浮動ゲートであっ
て、前記浮動ゲートに予め定められた電圧を加えること
により前記チャンネル領域の閾値電圧を制御するように
動作することができる、前記浮動ゲートと、前記浮動ゲ
ートに隣接しているがそれからは絶縁されて配置された
制御ゲートであって、前記第1トランジスタの前記ドレ
インおよび前記制御ゲートに予め選定された電圧を加え
て前記浮動ゲートの帯電状態を制御するように動作する
ことができる、前記制御ゲートと、前記制御ゲートに対
して前記タンクの電位を変えるために接続された閾値制
御回路と、前記第2トランジスタの前記ソースの電位の
変化に応答して前記制御ゲートへの電圧の供給を制御す
るために接続された監視回路と、を有する書き込み制御
可能閾値電圧をもつ前記電気的消去可能・電気的プログ
ラム可能読み出し専用メモリ・セル。
【0068】(2)第1項において、前記第1トランジ
スタの前記ドレインに隣接して配置されたファウラ・ノ
ルトハイム・トンネル用窓をさらに有する前記セル。
【0069】(3)第1項において、前記第1導電形が
P形であり、かつ、前記第2導電形がN形である前記セ
ル。
【0070】(4)第1項において、前記監視回路が前
記タンクと前記第2トランジスタの前記ソースとの間の
電圧差を測定するように動作することが可能な差動演算
増幅器回路である前記セル。
【0071】(5)第1項において、前記閾値制御回路
が制御ゲート電圧から前記セルの閾値の予め選定された
要求された変化を減算した値で前記タンクをバイアスす
るように動作することができる前記セル。
【0072】(6)第2導電形を有する半導体層の表面
に作成された前記第2導電形とは反対の導電形である第
1導電形のソース領域と、前記半導体層の中に作成され
た前記第1導電形のドレイン領域、および前記ソース領
域を前記ドレイン領域から分離するチャンネル領域と、
前記チャンネル領域に隣接しているがそれからは絶縁さ
れて配置され、かつ、前記チャンネル領域の閾値電圧を
制御するように動作することが可能な、浮動ゲートと、
前記チャンネル領域の閾値電圧を検出する装置と、前記
チャンネル領域の要求された閾値電圧がえられるまで前
記浮動ゲートに蓄積された電気量を増分的に増大するた
めに前記浮動ゲートに接続された装置と、要求された第
2閾値電圧がえられるまで前記浮動ゲートに蓄えられた
電気量を増分的に増大するために前記浮動ゲートに接続
された装置と、を有する書き込み制御可能閾値電圧を有
する電気的消去可能・電気的プログラム可能メモリ・セ
ル。
【0073】(7)チャンネルによって分離されたソー
スおよびドレインと、前記ドレインに隣接して配置され
たトンネル用窓と、前記チャンネルに静電容量的に結合
された浮動ゲートおよび制御ゲートと、を有し、かつ、
前記制御ゲートおよび前記ドレインに電圧を加えるとフ
ァウラ・ノルトハイム・トンネリングによって前記浮動
ゲートを充電するおよび放電するように動作することが
可能な、Nチャンネル電気的消去可能・電気的プログラ
ム可能読み出し専用メモリ・セルと、チャンネルによっ
て分離されたソースおよびドレインと、前記チャンネル
に隣接しているがそれからは絶縁されて配置された前記
浮動ゲートの一部分とを有し、かつ、前記チャンネルの
コンダクタンスが前記浮動ゲートによって制御される、
P形電界効果トランジスタと、前記Pチャンネル電界効
果トランジスタの前記チャンネルを前記制御ゲートに対
してバイアスするために前記Pチャンネル電界効果トラ
ンジスタに接続された閾値制御回路と、前記Pチャンネ
ル電界効果トランジスタの前記ソースと前記ドレインと
の間の導電状態に応答して前記制御ゲートに加える電圧
を制御する監視回路と、を有する、選択可能閾値電圧を
有する電界効果トランジスタ・メモリ・セル。
【0074】(8)第7項において、前記Nチャンネル
・セルおよび前記Pチャンネル電界効果トランジスタが
P形半導体基板の中に作成される、前記メモリ・セル。
【0075】(9)第8項において、前記Pチャンネル
電界効果トランジスタが前記基板の中に作られたN形材
料のタンクの中に作成される、前記メモリ・セル。
【0076】(10)第9項において、前記監視回路が
前記タンクと前記第2トランジスタの前記ソースとの間
の電位の差を区別をつけて検出する、前記メモリ・セ
ル。
【0077】(11)第1導電形の半導体の層と、半導
体の前記層の中に作成された第1トランジスタであっ
て、前記層の中に作成された前記トランジスタのソース
領域およびドレイン領域が前記第1導電形とは反対の導
電形である第2導電形であり、かつ、チャンネル領域が
前記ソース領域を前記ドレイン領域から分離し、かつ、
薄い酸化物トンネル用窓が前記ドレイン領域に隣接した
前記チャンネル領域の上に作成された、前記第1トラン
ジスタと、前記層の中に作成された前記第2導電形のタ
ンク領域と、前記第1導電形と反対の導電形の前記タン
クの中に作成されかつ前記第1トランジスタから分離さ
れて配置され、かつ、チャンネル領域によって分離され
たソース領域およびドレイン領域を有する第2トランジ
スタであって、前記ソース領域および前記ドレイン領域
が前記第1導電形で作成されている、前記第2トランジ
スタと、前記第1トランジスタの前記チャンネルの上に
それからは絶縁されて配置された第1部分と、前記第2
トランジスタの前記チャンネルの上にそれからは絶縁さ
れて配置された第2部分とを有する浮動ゲートと、前記
浮動ゲートに隣接しているがそれからは絶縁されて配置
された制御ゲートであって、前記制御ゲートと前記第1
トランジスタの前記ドレインとに予め選定された電圧を
加えると前記トンネル用窓を通してのファウラ・ノルト
ハイム・トンネリングによって前記浮動ゲートを充電お
よび放電するように動作することができる、前記制御ゲ
ートと、前記第1トランジスタの前記ドレインに電圧を
供給するためのドレイン電圧制御回路と、前記第1トラ
ンジスタの前記ソースの電圧を監視し、かつ、前記第1
トランジスタの前記ソースの電位の変化に応答して前記
電圧制御回路によって電圧の供給を停止するように動作
することができる、第1監視回路と、を有する、前記浮
動ゲートの放電を制御するように動作することが可能
な、第1回路と、前記タンクに接続され、かつ、前記制
御ゲートに対して前記タンクをバイアスするように動作
することが可能な、閾値制御回路と、前記制御ゲートに
接続され、かつ、前記制御ゲートに電圧を供給するよう
に動作することが可能な、ゲート電圧制御回路と、前記
タンクに対して前記第2トランジスタの前記ソースの電
位を監視するために前記ゲート電圧制御回路に接続さ
れ、かつ、前記制御ゲートの電位に対する前記第2トラ
ンジスタの前記ソースの電位の変化に応答して前記ゲー
ト電圧制御回路によって前記制御回路への電圧の供給を
停止するように動作することができる、第2監視回路
と、を有する、前記浮動ゲートの充電を制御するように
動作することが可能な、第2回路と、を有する、セルの
書き込みサイクルおよび消去サイクルのうちの予め選定
されたサイクルの期間中前記セルの閾値電圧を設定する
ための装置を有する電気的消去可能・電気的プログラム
可能読み出し専用メモリ・セル。
【0078】(12)第11項において、前記第1トラ
ンジスタの前記ソースおよび前記ドレインがN形材料で
作成され、かつ、前記第2トランジスタの前記ソースお
よび前記ドレインがP形材料で作成された、前記装置。
【0079】(13)第12項において、前記第1トラ
ンジスタと前記第2トランジスタを分離する厚い酸化物
領域をさらに有する、前記装置。
【0080】(14)第11項において、比較的大きな
表面領域を有する前記浮動ゲートの第3部分が前記制御
ゲートの同じ広がり領域部分と静電容量的に結合した、
前記装置。
【0081】(15)第14項において、前記浮動ゲー
トと前記制御ゲートが前記厚い酸化物領域によってえら
れる表面領域の上で結合した、前記装置。
【0082】(16)第11項において、前記第1監視
回路および前記第2監視回路が演算増幅器を用いた差動
増幅回路である、前記装置。
【0083】(17)Nチャンネルによって分離された
ソースおよびドレインを有する第1トランジスタと、前
記チャンネルの上にそれからは絶縁されて配置された浮
動ゲートと、前記ドレインに隣接して前記チャンネル内
に配置されたトンネル用窓と、前記浮動ゲートの上にそ
れからは絶縁されて配置された制御ゲートとを有する第
1トランジスタと、およびPチャンネルによって分離さ
れたソースおよびドレインを有する第2トランジスタを
有し、かつ、前記Nチャンネルが前記第1トランジスタ
の前記浮動ゲートによって制御される、電気的消去可能
・電気的プログラム可能読み出し専用メモリ・セルの閾
値電圧を設定する方法であって、前記第1トランジスタ
の前記ドレインにドレイン書き込み電圧を供給する段階
と、前記第1トランジスタの前記制御ゲートに制御ゲー
ト書き込み電圧を供給する段階と、書き込み電圧を供給
する前記段階に応答して、電子を前記第1トランジスタ
の前記ドレインからファウラ・ノルトハイム・トンネリ
ングにより前記浮動ゲートへ流出させる段階と、前記第
2トランジスタの前記ドレインをアースする段階と、前
記第2トランジスタの前記ソースが浮動することを可能
にする段階と、前記閾値電圧を予め選定するために前記
第2トランジスタの前記チャンネルをバイアスする段階
と、前記第2トランジスタの前記ソースの電位を監視す
る段階と、前記第2トランジスタの前記ソースの電圧が
減少する時前記監視段階に応答して前記第1トランジス
タの前記制御ゲートへの電圧の供給を停止する段階と、
を有する、前記方法。
【0084】(18)第17項において、前記第2トラ
ンジスタの前記チャンネルをバイアスする前記段階が前
記セルの閾値電圧を増大するために正電圧を供給する段
階を有する、前記方法。
【0085】(19)第18項において、基板の中に作
成されたタンクに正電圧が供給され、かつ、前記タンク
の中に前記第2トランジスタが作成される、前記方法。
【0086】(20)第17項において、前記タンクに
供給される前記電圧が前記ゲート書き込み電圧から前記
セルの閾値電圧の要求された変化を減算した電圧に等し
い、前記方法。
【0087】(21)選択可能閾値電圧を有する電界効
果トランジスタ・メモリ・セルが半導体層18の中に作
成される。Nチャンネル電気的消去可能・電気的プログ
ラム可能読み出し専用メモリ・セル12が作成される。
このNチャンネル電気的消去可能・電気的プログラム可
能読み出し専用メモリ・セル12は、チャンネル20に
よって分離されたソース14およびドレイン16と、ド
レイン16に隣接して配置されたトンネリング窓22
と、チャンネル20に静電容量的に結合された浮動ゲー
ト24および制御ゲート26とを有する。Nチャンネル
・メモリ・セル12は、制御ゲート26およびドレイン
16に電圧が加わると、ファウラ・ノルトハイム・トン
ネリングにより、浮動ゲート24を充電および放電する
ように動作することができる。Pチャンネル電界効果ト
ランジスタ30が作成される。このPチャンネル電界効
果トランジスタ30は、チャンネル38によって分離さ
れたソース34およびドレイン36を有する。浮動ゲー
ト24はチャンネル38に隣接しているがそれからは絶
縁されて配置され、それにより、チャンネル38のコン
ダクタンスが浮動ゲート24によって制御される。制御
ゲート26に対してPチャンネル電界効果トランジスタ
30のチャンネル38をバイアスするために、閾値制御
回路76がそなえられる。監視回路90は、Pチャンネ
ル電界効果トランジスタ30のソース34とドレイン3
6との間の導電状態に応答して、制御ゲート26への電
圧の供給を制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による選択可能閾値電圧を有する電気的
消去可能・電気的プログラム可能読み出し専用メモリ
(EEPROM)の平面概要図。
【図2】図1の線2−2に事実上沿ってとられた、本発
明による選択可能閾値電圧を有するEEPROMセルの
横断面の拡大概要図。
【図3】図1の線3−3に事実上沿ってとられた、本発
明によるEEPROMセルの横断面概要図。
【図4】図1の線4−4に事実上沿ってとられた、本発
明によるEEPROMの横断面概要図。
【図5】図1に示された実施例に用いられる第1監視回
路部分の詳細電気回路の概要図。
【図6】図1に示された実施例に用いられる第2監視回
路部分の詳細電気回路の概要図。
【図7】本発明によるEEPROMセルの回路部分の電
気回路の概要図。
【符号の説明】
12 第1トランジスタ 32 タンク領域 30 第2トランジスタ 24 浮動ゲート 26 制御ゲート 68 閾値制御回路 90 監視回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 29/792 H01L 29/78 371

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電形の半導体層の中に作成され、
    書き込み制御可能閾値電圧を有する、電気的消去可能・
    電気的プログラミング可能読み出し専用メモリ・セルで
    あって、 前記半導体層の中に作成された第1トランジスタのソー
    ス領域およびドレイン領域が前記第1導電形と反対の導
    電形である第2導電形であり、かつ、半導体層の中の前
    記第1トランジスタのチャンネル領域が前記ソース領域
    から前記ドレイン領域を分離している、前記第1トラン
    ジスタと、 前記半導体層の中で前記第1トランジスタから分離され
    て作成され、かつ、前記第2導電形で作成された、タン
    ク領域と、 前記タンク領域の中に作成された前記第2トランジスタ
    のソース領域およびドレイン領域が前記第1導電形であ
    り、かつ、前記タンク領域の中の前記第2トランジスタ
    のチャンネル領域が前記第2トランジスタの前記ソース
    領域を前記第2トランジスタの前記ドレイン領域から分
    離している、前記第2トランジスタと前記ソース領域お
    よび前記ドレイン領域と、 前記第1トランジスタの前記チャンネル領域に隣接して
    いるがそれからは絶縁された第1部分と前記第2トラン
    ジスタの前記チャンネル領域に隣接しているがそれから
    は絶縁された第2部分とを有する浮動ゲートであって、
    前記浮動ゲートに予め定められた電圧を加えることによ
    り前記チャンネル領域の閾値電圧を制御するように動作
    することができる、前記浮動ゲートと、 前記浮動ゲートに隣接しているがそれからは絶縁されて
    配置された制御ゲートであって、前記第1トランジスタ
    の前記ドレインおよび前記制御ゲートに予め選定された
    電圧を加えて前記浮動ゲートの帯電状態を制御するよう
    に動作することができる、前記制御ゲートと、 前記制御ゲートに対して前記タンクの電位を変えるため
    に接続された閾値制御回路と、 前記第2トランジスタの前記ソースの電位の変化に応答
    して前記制御ゲートへの電圧の供給を制御するために接
    続された監視回路と、 を有する書き込み制御可能閾値電圧をもつ前記電気的消
    去可能・電気的プログラム可能読み出し専用メモリ・セ
    ル。
  2. 【請求項2】 Nチャンネルによって分離されたソース
    およびドレインを有する第1トランジスタと、前記チャ
    ンネルの上にそれからは絶縁されて配置された浮動ゲー
    トと、前記ドレインに隣接して前記チャンネル内に配置
    されたトンネル用窓と、前記浮動ゲートの上にそれから
    は絶縁されて配置された制御ゲートとを有する第1トラ
    ンジスタと、およびPチャンネルによって分離されたソ
    ースおよびドレインを有する第2トランジスタとを有
    し、かつ、前記Nチャンネルが前記第1トランジスタの
    前記浮動ゲートによって制御される、電気的消去可能・
    電気的プログラム可能読み出し専用メモリ・セルの閾値
    電圧を設定する方法であって、 前記第1トランジスタの前記ドレインにドレイン書き込
    み電圧を供給する段階と、 前記第1トランジスタの前記制御ゲートに制御ゲート書
    き込み電圧を供給する段階と、 書き込み電圧を供給する前記段階に応答して、電子を前
    記第1トランジスタの前記ドレインからファウラ・ノル
    トハイム・トンネリングにより前記浮動ゲートへ流出さ
    せる段階と、 前記第2トランジスタの前記ドレインをアースする段階
    と、 前記第2トランジスタの前記ソースが浮動することを可
    能にする段階と、 前記閾値電圧を予め選定するために前記第2トランジス
    タの前記チャンネルをバイアスする段階と、 前記第2トランジスタの前記ソースの電位を監視する段
    階と、 前記第2トランジスタの前記ソースの電圧が減少する時
    前記監視段階に応答して前記第1トランジスタの前記制
    御ゲートへの電圧の供給を停止する段階と、を有する、
    前記方法。
JP15871891A 1990-06-29 1991-06-28 選択可能閾値電圧を有する電気的消去可能・電気的プログラム可能読み出し専用メモリ・セルとその利用法 Expired - Fee Related JP3284134B2 (ja)

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