JPH05135476A - デイスクプレーヤ - Google Patents

デイスクプレーヤ

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Publication number
JPH05135476A
JPH05135476A JP32117091A JP32117091A JPH05135476A JP H05135476 A JPH05135476 A JP H05135476A JP 32117091 A JP32117091 A JP 32117091A JP 32117091 A JP32117091 A JP 32117091A JP H05135476 A JPH05135476 A JP H05135476A
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JP
Japan
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disc
tray
disk
sub
pickup
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Application number
JP32117091A
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English (en)
Inventor
Masashi Tanabe
正史 田辺
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Priority to EP92306332A priority patent/EP0541208B1/en
Priority to DE69223594T priority patent/DE69223594T2/de
Priority to US07/911,580 priority patent/US5329516A/en
Publication of JPH05135476A publication Critical patent/JPH05135476A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクの再生面側の所定位置にピックアッ
プを待機させることにより、再生立上げの高速化を図る
こと。 【構成】 ディスクを順次収納部5に収納する際に光学
式のセンサ30によってLD又はCDの種別を判別さ
せ、この判別された種別と収納部5の収納位置に相当す
るアドレスとを対応させて順次メモリ31に記憶させ
た。ディスク再生時においては、ディスクナンバ、ディ
スクサイド及び曲ナンバが指定されると、ディスクの指
定サイドの判別の後、ピックアップ40が再生すべきデ
ィスクの再生面側の記録開始位置に移動する。 【効果】 LDのサイドBが指定された場合であっても
それぞれのディスクの立上げ動作を迅速に行わせること
ができる。種別の異なるCD,LDのいずれのディスク
が収納されている場合であっても、それぞれのディスク
の立上げ動作を迅速に行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク
(以下、CDという)やビデオディスク(以下、LDと
いう)等のように、それぞれ径の異なるディスクを複数
枚収容し、選択されたディスクを自動的にローディング
したり再生したりするオートチェンジ機能を有したディ
スクプレーヤに係り、特に選択されたディスクの再生面
に応じてピックアップの位置を制御することにより再生
立上げの高速化を可能としたディスクプレーヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、業務用のレーザカラオケシス
テムにおいて、次々と入るリクエスト曲を探し出しディ
スクプレーヤにセットする作業は、相当慣れた専任の担
当者が必要となる。この専任の担当者の代行を行うのが
オートチェンジ機能である。このようなオートチェンジ
機能を有したものとして、たとえば特願平3−2137
25号には、図1に示すようなディスクプレーヤが示さ
れている。
【0003】ディスクプレーヤのハウジング1内の一側
の上下には、2つのディスク再生部2A,2Bが設けら
れている。ハンジング1の上端部寄りには、メイントレ
イ3が引出自在に設けられている。メイントレイ3がハ
ンジング1内部に引込まれた場合、上側のディスク再生
部2Aの下面側に収められる。
【0004】メイントレイ3には、このメイントレイ3
の移動方向に対して直交する方向に移動自在とされたサ
ブトレイ4が設けられている。上下のディスク再生部2
A,2B間には、ディスクを保持したサブトレイ4又は
空のサブトレイ4を水平方向に進退自在に且つ積層した
状態で収納する収納部5が設けられている。
【0005】ハウジング1内の他側には、サブトレイ4
を上下のディスク再生部2A,2B間にて搬送するため
の搬送部材6の移動スペースが設けられている。搬送部
材6は、ラック7及びピニオン8等を有した移動機構か
らの駆動力を受けると、ガイド部材6aに沿って上下方
向に移動する。
【0006】搬送部材6のガイド部材6aに沿った上下
方向における位置決めは、搬送部材6の移動方向に沿っ
て延在された部材の複数のスリット(図示省略)を、搬
送部材6に設けられたフォトセンサ(図示省略)が横切
る毎にカウントし、そのカウント値が指定アドレスと一
致した時点で搬送部材6の移動を停止させることにより
行われる。
【0007】搬送部材6には、図2に示すように、ガイ
ド部材9に沿って水平方向に移動する係合部材10が設
けられている。たとえばメイントレイ3からサブトレイ
4を引出す場合、係合部材10がメイントレイ3側に移
動しサブトレイ4の係合突起4aに係合する。この状態
で係合部材10がメイントレイ3から離れる方向に移動
することにより、サブトレイ4が搬送部材6側に引込ま
れる。搬送部材6側からメイントレイ3側にサブトレイ
4を移し換える場合には、係合部材10が係合突起4a
に係合した状態でサブトレイ4をメイントレイ3側に押
出す。サブトレイ4がメイントレイ3側に完全に移載さ
れたとき、係合部材10による係合突起4aの係合状態
が解かれる。この後、係合部材10がメイントレイ3か
ら離れる方向に移動する。
【0008】このような構成のディスクプレーヤでは、
ハウジング1の表面に設けられた操作パネルの操作キー
あるいはリモートコントロール装置(以下、リモコンと
いう)の操作キー(いずれも図示せず)を操作し、たと
えばメイントレイ3のイジェクト指令を行うと、メイン
トレイ3がサブトレイ4を載置した状態でハウジング1
外部に押出される。ディスクをサブトレイ4上に載置
し、上記の操作キーの操作によりローデイング指令を与
えると、メイントレイ3がハウジング1内部に引込まれ
る。
【0009】メイントレイ3の引込み動作を終えると、
搬送部材6がガイド部材6aに沿ってメイントレイ3の
位置まで移動する。メイントレイ3側のサブトレイ4
は、係合部材10の動作によって搬送部材6側に引込ま
れる。サブトレイ4を受取った搬送部材6は、いずれか
一方のディスク再生部2A,2B側に移動する。この移
動を終えると、サブトレイ4が係合部材10の動作によ
って搬送部材6からディスク再生部2A又は2B内部に
押込まれ、ディスクの再生が行われる。
【0010】なお、たとえばこの状態において、他方の
ディスク再生部2A又は2B側が空いている場合には、
収納部5に収納されているサブトレイ4を上記同様にし
て搬送部材6により搬送し、他方のディスク再生部2A
又は2B側に待機させておくことにより連続再生させる
ことも可能となっている。また搬送部材6によって収納
部5に収納されている空きのサブトレイ4をメイントレ
イ3に移し、メイントレイ3を再度イジェクトさせ、新
たなディスクをそのサブトレイ4に収容した後、上記同
様にしてローディングし、搬送部材6によって他方のデ
ィスク再生部2A又は2B側に待機させておくことによ
っても連続再生が可能となる。
【0011】つまり、再生中のディスクを保持していた
サブトレイ4はディスク再生部2A又は2B内部に搬入
されているため、搬送部材6はサブトレイ4を載置しな
い空き状態となっている。一方、収納部5に収納された
他の各サブトレイ4は縦に整列されており、これに合わ
せて各サブトレイ4の突部4aも縦に整列されている。
これにより、搬送部材6は上下方向に移動し、収納部5
に収納されている所定のサブトレイ4に対応する位置で
一旦停止し、上記同様にして収納部5からサブトレイ4
を引出して受取ることができ、この受取ったサブトレイ
4を空いているディスク再生部2A又は2B側に上記同
様にして搬入することができる。
【0012】なお、サブトレイ4に設けられている突部
4aは、メイントレイ2の移動方向に突出しているた
め、搬送部材6の上下動とメイントレイ3の水平移動と
が互いに影響しあうこともなく、たとえば搬送部材6が
収納部5の所定のサブトレイ4をアクセスするために上
下動している最中においてもメイントレイ3のインジェ
クト及びローディング動作を行うことがきる。収納部5
に収納されているサブトレイ4内のディスクの交換は、
次のようにして行われる。
【0013】上述した操作パネルあるいはリモコンに設
けられているディスク交換モードを指定するための操作
キー及び交換すべきサブトレイ4のアドレスを指定する
ための操作キーを操作すると、搬送部材6がメイントレ
イ3上に載置されているサブトレイ4を抜き取り、収納
部5以外の位置に設けられている待機位置(たとえば空
き状態のディスク再生部2A又は2B)にそのサブトレ
イ4を搬送して移し換える。これにより、メイントレイ
3は空き状態となる。次いで、搬送部材6が指定された
アドレスに対応する収納部5内のサブトレイ4の位置ま
で移動し、上記同様にして収納部5からそのサブトレイ
4を受取る。搬送部材6は、そのサブトレイ4を載置し
た状態でメイントレイ3側まで上昇し、サブトレイ4を
メイントレイ3側に引き渡す。
【0014】メイントレイ3がサブトレイ4を受取る
と、イジェクトモードに移行し、メイントレイ3がハン
ジング1の外部に押出される。このイジェクト状態でデ
ィスクの交換を行った後にローディング指令を与える
と、メイントレイ3はハンジング1内部の所定位置まで
ローディングされる。メイントレイ3のローディングが
完了すると、搬送部材6がそのサブトレイ4を受取り、
収納部5における元の位置にサブトレイ4を戻す。この
状態ではメイントレイ3が空き状態となるため、待機位
置(すなわちディスク再生部2A又は2B)に待機して
いるサブトレイ4を、再びメイントレイ3側に移し換え
る。
【0015】このように、上述した操作パネルあるいは
リモコンに設けられている操作キーを単に操作し、ディ
スクナンバ、ディスクサイド及び曲ナンバを順次指定す
ることにより、上述した動作が繰り返される。また、上
述した構成のディスクプレーヤは、メイントレイ3のイ
ジェクト及びローディング動作等によって収納部5に収
納されているディスクの交換が可能となるため、従来の
ようにハウジング1のドアを解放しての手作業によるデ
ィスク交換が不要となり、所定のディスクを所定のアド
レスに対応した位置に確実に収納することができる等の
利点もある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、業務用のレ
ーザカラオケシステムにおいては、歌い手を待たせない
ためや営業効率を上げるためにアクセスタイム(頭出し
時間)は速い方が好ましい。このため上述した従来のオ
ートチェンジ機能を有するディスクプレーヤでは、たと
えば2個のディスク再生部2A,2Bを設け、一方のデ
ィスク再生部2Aが再生を行っているとき、他方のディ
スク再生部2Bに次に再生すべきディスクをスタンバイ
させる構成がとられている。またこのような構成は一般
的となっている。
【0017】ところが、このように複数のディスク再生
部2A,2Bを設けた場合には、それぞれのディスク再
生部2A及び2Bにディスクの種別を検出するためのセ
ンサが必要となるため、構成が複雑となるばかりかコス
トアップを招いてしまうという不具合があった。
【0018】一方、光学式のピックアップによって情報
再生が可能であるディスクとしては、直径8cm,12
cmのCDや直径20cm,30cmのLD等がある。
このような径の異なる複数種類のディスクを再生するも
のとして、いわゆるコンパチブルタイプのディスクプレ
ーヤがある。このようなディスクプレーヤでは、CDの
記録の開始位置がLDの位置よりも最内周側に位置して
いるためにそれぞれの記録の開始位置が異なり、ディス
クの種別を検出するための検出手段が必要となる。この
ディスクの種別を検出するための検出手段としては、フ
ォーカスロックインによるものやフォトセンサ等を使用
する方法が考えられる。
【0019】フォーカスロックインによるディスクの判
別においては、図3に示すように、サブトレイ4がディ
スク再生部2A又は2Bにセットされると(ステップ3
01)、ピックアップが半径6cmより大きく10cm
より小さい位置まで移動され(ステップ302)、その
位置にてフォーカスの引込み動作が行われる(ステップ
303)。ロックインできた場合にはLDであると判断
され、ピックアップがLDの立上げ位置まで移動され
(ステップ306)、ディスクの再生が行われる(ステ
ップ307)。
【0020】一方、その位置にてロックインできなけれ
ばピックアップが半径4cmより小さい位置まで移動さ
れ(ステップ308)、その位置にて再びフォーカスの
引込み動作が行われる(ステップ309)。ロックイン
できた場合には、CDであると判断され、ピックアップ
がCDの立上げ位置まで移動され(ステップ311)、
ディスクの再生が行われる(ステップ307)。
【0021】(ステップ309)にてロックインができ
ない場合には、ディスク無しと判断され、たとえば表示
部にディスク無しのメッセージが表示される。ところ
が、フォーカスロックインによるディスクの判別方法で
は、LDのフォーカスを取るべき位置にてロックインで
きなければ、CDのフォーカスを取るべき位置にて再度
フォーカスの引込み動作を行うという一連のシーケンス
動作を必要とするため、このようなディスクの判別方法
をそれぞれ径の異なるディスクを複数枚収容するととも
に、選択されたディスクを自動的にローディングしたり
再生したりするオートチェンジ機能を有したディスクプ
レーヤに適用した場合、再生すべきディスクのディスク
ナンバ、ディスクサイド及び曲ナンバを指令してから、
演奏が開始されるまでの間、時間が掛かりすぎるという
欠点がある。
【0022】特に1つのプレーヤ部において、単一のピ
ックアップによりディスクのA面側及びB面側を再生す
る構成のものにあっては、ピックアップをディスクのA
面側及びB面側の間を移動させており、この移動自体に
要する時間が長くその分の立上げ時間が加算されるた
め、演奏が開始されるまでの間、時間が掛かりすぎると
いう欠点が顕緒に現れている。
【0023】一方、フォトセンサ等を使用しディスクの
種別を検出するものとして特願平1−221706号に
は、図4に示すようなローディング装置が示されてい
る。トレイ20には、30cmのLDを載置する段部2
0a、20cmのLDを載置する段部20b、12cm
のCDを載置する段部20c及び8cmのCDを載置す
る段部20dが設けられている。各段部20a〜20d
には、図示省略の穿設孔が設けられている。各穿設孔の
低部にはホトカプラあるいはメカ的スイッチ等によるセ
ンサS1 ,S2 ,S3 ,S4 が設けられている。
【0024】またトレイ20の最外周部20eに水平方
向に穿設孔が設けられ、この穿設孔の奥部に上記同様の
センサS5 が設けられている。なお、このセンサS5
は、特にセンサS1 〜S4 が光学式センサの場合におい
て、照明等の外光が消えたときに誤差動しないようにし
たものであって、ディスクによって遮られられない位置
に配置されている。
【0025】そして、各センサS1 〜S5 がメカ的なも
のである場合、センサS1 がオンのとき8cmのCDで
あると判断され、センサS2 がオンのとき12cmのC
Dであると判断され、センサS3 がオンのとき20cm
のLDであると判断され、センサS4 がオンのとき30
cmのLDであると判断される。各センサS1 〜S5の
いずれもがオフであるときディスク無しと判断される。
【0026】また、各センサS1 〜S5 が光学式のもの
である場合、センサS1 のみがオンのとき8cmのCD
であると判断され、センサS1 及びS2 がオンのとき1
2cmのCDであると判断され、センサS1 〜S3 がオ
ンのとき20cmのLDであると判断され、センサS1
〜S4 がオンのとき30cmのLDであると判断され
る。各センサS1 〜S5 のいずれもがオフであるときデ
ィスク無しと判断される。
【0027】しかしながら、このようなトレイ20を本
願の前提となる図1に示すディスクプレーヤに適用した
場合には、各サブトレイ4毎にトレイ20における各セ
ンサS1 〜S5 が必要となるため、無数のセンサが必要
となるばかりか、これらのセンサに接続される制御ライ
ンも必要となり、部品点数が増えすぎてしまうという問
題がある。
【0028】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、簡単な構成で、ディスク再生時にはディス
クのセット動作完了前にピックアップの位置をディスク
の再生面側の所定位置に移動させておくことによって、
再生立上げの高速化を図ることができるディスクプレー
ヤを提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、種別の異なる複数のディスクを収納部に
収納し、搬送手段により前記ディスクを、前記収納部と
ディスクの両サイドを単一のピックアップにて再生する
ためのピックアップ移動機構を有したプレーヤ部との間
で搬送させてなるディスクプレーヤであって、前記収納
部に収納されたディスクの選択指令及び前記プレーヤ部
によるディスク再生を指令する指令手段と、この指令手
段により選択されたディスクの再生面に応じて前記プレ
ーヤ部のピックアップを前記ディスクの再生面側の所定
位置まで移動させる制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0030】
【作用】本発明のディスクプレーヤでは、指令手段によ
ってディスクの選択指令及びディスク再生指令がなされ
たとき、プレーヤ部のピックアップをディスクの再生面
側の信号記録開始位置まで移動させておくことができ
る。したがって、たとえばディスクの種別を手動入力に
よって記憶させておくことにより、ディスクの種別を検
知するためのセンサが不要となる。
【0031】またCDやLD等のように径の異なる複数
種のディスクが収納された場合であっても、それぞれの
ディスクの再生面側の所定位置にピックアップを待機さ
せることができるので、たとえば単一のピックアップに
よりディスクの両面を再生する構成のものにあっては、
ピックアップのA面及びB面間の移動に要する時間が立
上げ時間に加算されない。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。なお、以下に説明する図において、図1と
共通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略す
る。図5は、本発明のディスクプレーヤの一実施例を示
すもので、ディスクプレーヤのハウジング1内の一側の
上下には、ディスク再生部2A,2Bが設けられてい
る。各ディスク再生部2A,2Bに備えられているピッ
クアップは、後述の図13に示すような単一のものとさ
れている。
【0033】ハンジング1の上端部寄りには、メイント
レイ3が進退自在に設けられている。メイントレイ3に
は、このメイントレイ3の進退方向に対して直交する方
向に移動自在とされたサブトレイ4が設けられている。
そして、メイントレイ3がハンジング1内部に退いた場
合、ディスク再生部2Aの下面側に収められる。
【0034】ディスク再生部2Aの下面側には、図6に
示すように、受光部30A及び発光部30Bを有した光
学式の種別検出センサ(以下、センサという)30がメ
イントレイ3を挟む状態で配設されている。受光部30
A及び発光部30Bには、受光素子30a,30c及び
発光素子30b,30dが設けられている。メイントレ
イ3に移動自在に設けられたサブトレイ4に収容される
ディスクと光学式センサ30との相対位置は、図7に示
す関係にある。
【0035】つまり、受光素子30a及び発光素子30
bが8cmのCD30Eの外周縁部のポイントaの上下
に位置し、受光素子30c及び発光素子30dが20c
mのビデオディスク30Cのポイントbの上下に位置す
るように配設されている。
【0036】そして、発光部30B側から発せられた光
は、サブトレイ4のクランピング孔4a及びこれに対応
させて設けられた孔3aを通過し、受光部30A側に到
達する。これにより、光学式センサ30の検出結果によ
る論理値は、(1,1:ビデオディスク有り),(1,
0:コンパクトディスク有り),(0,0:ディスク無
し),(0,1:無視)の4通りとなる。なお、30B
及び30Dは、それぞれ直径30cmのLD及び直径1
2cmのCDをそれぞれ示している。
【0037】上下のディスク再生部2間には、ディスク
を保持したサブトレイ4又は空のサブトレイ4を水平方
向に進退自在に且つ積層した状態で収納する収納部5が
設けられている。ハウジング1内の他側には、サブトレ
イ4を搬送するための搬送部材6の移動スペースが設け
られている。
【0038】搬送部材6のガイド部材6aに沿った上下
方向における位置決めは、搬送部材6の移動方向に沿っ
て延在された部材の複数のスリットを、搬送部材6に設
けられたフォトセンサが横切る毎にカウントし、そのカ
ウント値が指定アドレスと一致した時点で搬送部材6の
移動を停止させることにより行われる。
【0039】図9は、図5のディスクプレーヤの動作を
コントロールするための制御系を示すもので、各構成要
素の動作を制御するための制御部32に対し、ディスク
再生部コントローラ2a,2b、搬送部材コントローラ
6a、メイントレイコントローラ3a、キーコード発生
部33a、センサコントローラ30e、メモリ31がそ
れぞれデータバスを介して接続されている。
【0040】ディスク再生部2A、ディスク再生部2
B、搬送部材6、メイントレイ3、種別検出センサ30
は、それぞれディスク再生部コントローラ2a,2b、
搬送部材コントローラ6a、メイントレイコントローラ
3a、センサコントローラ30eからのコントロール信
号によって駆動される。
【0041】キーコード発生部33aは、操作キー33
又はリモコン34aからのリモコン信号を取込むリモコ
ン信号受光部34aの指令モードに対応したキーコード
データを発生する。メモリ31は、各ディスク毎に収納
部5における収納位置に対応したアドレス及びディスク
種別情報等を記憶する。
【0042】続いて、ディスクを収納部5に収納する際
の動作を、図10乃至図12を用いて説明する。まず、
図10に示す状態でメイントレイ3上に載置されている
サブトレイ4にディスクを収容しメイントレイ3をクロ
ーズさせると、メイントレイ3はディスク再生部2Aの
下面側に移動する(ステップ1201)。この時、サブ
トレイ4のディスクは、センサ30の受光部30Aと発
光部30Bとの間に位置する。
【0043】メイントレイ3のクローズを終えると同時
に、制御部32の制御により光学式センサ30が駆動す
る(ステップ1202)。センサ30の駆動により、受
光部30A側の各受光素子30a,30cの検出結果が
得られ、この検出結果によってディスクの種別等が判定
される。
【0044】つまり、受光素子30a,30cが共にア
クティブの場合(ステップ1203)、(1,1:ビデ
オディスク有り)と判定される(ステップ1204)。
受光素子30a,30cが共にアクティブではなく、受
光素子30cのみがアクティブの場合(ステップ120
5)、(1,0:コンパクトディスク有り)と判定され
る(ステップ1206)。受光素子30a,30cが共
にパッシブの場合には、(0,0:ディスク無し)と判
定される(ステップ1207)。
【0045】このような判定結果に基づき、制御部32
がメモリ31に対して収納部5における収納位置に対応
したアドレス及びディスク種別情報を記憶させる(ステ
ップ1208)。メモリ31への情報の格納動作を終え
ると、上述したような搬送部材6の搬送動作によってい
ずれかのディスクを収容したサブトレイ4が収納部5の
所定位置に収納される(ステップ1209)。
【0046】サブトレイ4の収納動作を終えると、メイ
ントレイ3は空き状態となり、上述したように搬送部材
6が収納部5から他のサブトレイ4を抜出し、メイント
レイ3にそのサブトレイ4を渡すことによって次のディ
スクの収納が可能となる。なお、収納部5に既に収納済
みのディスクを交換する場合も、上記同様の手順によっ
て収納部5における収納位置に対応したアドレス及びデ
ィスク種別情報がメモリ31に記憶される。この場合に
は、メモリ31におけるアドレスがたとえばオーバーラ
イトされることにより、新たな情報が書込まれるように
なっている。
【0047】続いて、図13及び図14を用いてディス
クの再生動作について説明する。まず、操作キー33又
はリモコン34によってディスクナンバ、ディスクサイ
ド及び曲ナンバが指定されると、ディスクの指定サイド
が判別される(ステップ1401)。ディスクの指定サ
イドがA面側であると判断された場合には、指定された
ディスクが搬送部材6によってディスク再生部2A又は
2B側に搬送される。次いで、ディスク再生部2A又は
2B側に搬送されたディスクは、スピンドルモータ42
のターンテーブル43及びクランパ44間に挟持(セッ
ト)され(ステップ1405)、スピンドルモータ42
の駆動力によって所定の回転数に達した直後直ちに再生
が行われる(ステップ1406)。
【0048】一方、(ステップ1401)にてディスク
の指定サイドがB面側であると判断された場合には、デ
ィスクの種別がメモリ31に格納されている情報に基づ
いて判別される(ステップ1402)。ディスクの種別
がCD又はディスク無しと判別された場合には、ハウジ
ング1の表面側に設けられている図示省略の表示部に警
告が表示される(ステップ1403)。なお、警告を知
らせる手段としては、この例に限らず、たとえば表示ラ
ンプを点滅させたり、ブザーを鳴動させたりする等の方
法を用いてもよい。
【0049】これに対し、LDと判別された場合には、
ピックアップ40がガイドシャフト41に沿ってこのガ
イドシャフト41から離されて設けられた保持部材45
側に移動する。太陽歯車47の回転に伴って遊星歯車4
6がこの太陽歯車47の外周縁部を回転しつつ上方へ移
動する。遊星歯車46の移動に伴い、この遊星歯車46
に連結されている回転部材48及びこの回転部材48の
端部に取付けられている保持部材45が上方へ回動す
る。これにより、保持部材45に保持されているピック
アップ40が上方へ回動する(ステップ1404)。こ
の位置がLDのB面側再生における待機位置である。こ
の状態から、ピックアップ40は保持部材45を経てガ
イドシャフト49側に移動し、更にLDの信号記録開始
位置まで移動する。
【0050】なお、このようなピックアップ40の待機
位置においては、たとえばピックアップ40の上下方向
への回動すべき中間部位をその位置としてもよく、この
場合には上下方向への回動距離を短くすることができ
る。
【0051】次いで、ディスク再生部2A又は2B側に
搬送されたディスクは、スピンドルモータ42のターン
テーブル43及びクランパ44間に挟持(セット)され
(ステップ1405)、ピックアップ40がLDの信号
記録開始位置まで移動しているため、スピンドルモータ
42の駆動力によって所定の回転数に達した直後直ちに
再生が行われる(ステップ1406)。
【0052】そして、LDのB面側の所定の曲の再生が
終了すると、ピックアップ40はガイドシャフト49に
沿って保持部材45側の待機位置まで移動し、この位置
にて待機する。ピックアップ40がこの状態のとき、次
に再生すべきディスクがA面側の場合には、そのディス
クがセットされる前に上記同様にしてピックアップ40
がA面側の記録開始位置まで移動する。
【0053】このように、本実施例においては、ディス
クを順次収納部5に収納する際に光学式のセンサ30に
よってLD又はCDの種別を判別させるとともに、この
判別された種別と収納部5の収納位置に相当するアドレ
スとを対応させて順次メモリ31に記憶させた。ディス
ク再生時においては、操作キー33又はリモコン34に
よってディスクナンバ、ディスクサイド及び曲ナンバが
指定されると、まずディスクの指定サイドを判別し、デ
ィスクがスピンドルモータ42のターンテーブル43及
びクランパ44間に挟持(セット)される前にピックア
ップ40を再生すべきディスクの再生面側の記録開始位
置に移動させたので、種別の異なるCD,LDのいずれ
のディスクが収納されている場合であっても、更にはL
DのサイドBが指定された場合であってもそれぞれのデ
ィスクの立上げ動作を迅速に行わせることができる。
【0054】なお、本実施例では、本発明をハンジング
1に対して進退自在に設けられたメイントレイ3を有す
るディスクプレーヤに適用した場合について説明した
が、この例に限らずハウジング1のドアを解放して手作
業によりディスク交換を行うタイプのディスクプレーヤ
に適用してもよい。この場合には、ディスク交換時にメ
モリ31にディスクの種別と収納位置に相当するアドレ
スとを対応させて手入力により記憶させる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
プレーヤによれば、指令手段によってディスクの選択指
令及びディスク再生指令がなされたとき、プレーヤ部の
ピックアップをディスクの再生面側の信号記録開始位置
まで移動させておくことができる。したがって、たとえ
ばディスクの種別を手動入力によって記憶させておくこ
とにより、ディスクの種別を検知するためのセンサが不
要となる。
【0056】またCDやLD等のように径の異なる複数
種のディスクが収納された場合であっても、それぞれの
ディスクの再生面側の所定位置にピックアップを待機さ
せることができるので、たとえば単一のピックアップに
よりディスクの両面を再生する構成のものにあっては、
ピックアップのA面及びB面間の移動に要する時間が立
上げ時間に加算されないので、再生立上げの高速化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のディスクプレーヤの構成の一例を示す斜
視図である。
【図2】図1の搬送部材による受渡し状態を説明するた
めの斜視図である。
【図3】従来のディスクの種別を判別するための一例と
してのフォーカスロックインの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】従来のディスクの種別を判別するための他の例
としてのセンサを用いた場合のローディング装置を示す
斜視図である。
【図5】本発明のディスクプレーヤの一実施例を示す斜
視図である。
【図6】図5のディスクプレーヤの光学式センサの配置
状態を説明するための断面図である。
【図7】図6の光学式センサの発光素子及び受光素子と
種別の異なるディスクとの相対する位置関係を示す斜視
図である。
【図8】図6の光学式センサによる検出結果である真理
値表を示す図である。
【図9】図5のディスクプレーヤの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図10】図5のディスクプレーヤの動作を説明するた
めの図である。
【図11】図5のディスクプレーヤの動作を説明するた
めの図である。
【図12】図5のディスクプレーヤのディスク収納動作
時におけるメモリへの情報格納動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】図5のディスクプレーヤのピックアップによ
るCD又はLDの立上げ位置を説明するための側面図で
ある。
【図14】図5のディスクプレーヤのディスク再生時に
おける動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ハウジング 2A,2B ディスク再生部 3 メイントレイ 4 サブトレイ 5 収納部 6 搬送部材 30 種別検出センサ 30A 受光部 30B 発光部 30a,30c 受光素子 30b,30d 発光素子 31 メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種別の異なる複数のディスクを収納部に
    収納し、搬送手段により前記ディスクを、前記収納部と
    ディスクの両サイドを単一のピックアップにて再生する
    ためのピックアップ移動機構を有したプレーヤ部との間
    で搬送させてなるディスクプレーヤであって、 前記収納部に収納されたディスクの選択指令及び前記プ
    レーヤ部によるディスク再生を指令する指令手段と、 この指令手段により選択されたディスクの再生面に応じ
    て前記プレーヤ部のピックアップを前記ディスクの再生
    面側の所定位置まで移動させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とするディスクプレーヤ。
JP32117091A 1991-11-08 1991-11-08 デイスクプレーヤ Pending JPH05135476A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32117091A JPH05135476A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 デイスクプレーヤ
CA002073400A CA2073400A1 (en) 1991-11-08 1992-07-08 Disk player
EP92306332A EP0541208B1 (en) 1991-11-08 1992-07-09 Disk player
DE69223594T DE69223594T2 (de) 1991-11-08 1992-07-09 Plattenspieler
US07/911,580 US5329516A (en) 1991-11-08 1992-07-10 Disk player with internal conveyor for exchanging stored disks

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32117091A JPH05135476A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 デイスクプレーヤ

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JP32117091A Pending JPH05135476A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 デイスクプレーヤ

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