JPH05135420A - 光磁気記録再生装置における光ピツクアツプ装置 - Google Patents
光磁気記録再生装置における光ピツクアツプ装置Info
- Publication number
- JPH05135420A JPH05135420A JP3297210A JP29721091A JPH05135420A JP H05135420 A JPH05135420 A JP H05135420A JP 3297210 A JP3297210 A JP 3297210A JP 29721091 A JP29721091 A JP 29721091A JP H05135420 A JPH05135420 A JP H05135420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- magneto
- beam splitter
- optical
- polarization beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 第１回折格子１２ａ，第１偏光スプリッタ１
２ｂ，第２偏光スプリッタ１３ａ，全反射ミラー１２ｃ
等からなる光ピックアップ装置において、第１回折格子
１２ａで回折された＋１次回折光が、第１偏光ビームス
プリッタ１２ｂによりカー回転角の増倍を受け、更に第
１偏光スプリッタ１２ｂと１／２波長板１３を介して平
行に配置された第２偏光スプリッタ１３ａとによってカ
ー回転角の差動検出を行うことを特徴とするものであ
る。 【効果】 発光手段と偏光スプリッタ等の光分岐手段と
を１つの筐体に複合することが可能となり、ハウジング
等の歪みによる光学的なズレが減少し、光ピックアップ
の小型化を達成でき、高信頼性を得るものである。
２ｂ，第２偏光スプリッタ１３ａ，全反射ミラー１２ｃ
等からなる光ピックアップ装置において、第１回折格子
１２ａで回折された＋１次回折光が、第１偏光ビームス
プリッタ１２ｂによりカー回転角の増倍を受け、更に第
１偏光スプリッタ１２ｂと１／２波長板１３を介して平
行に配置された第２偏光スプリッタ１３ａとによってカ
ー回転角の差動検出を行うことを特徴とするものであ
る。 【効果】 発光手段と偏光スプリッタ等の光分岐手段と
を１つの筐体に複合することが可能となり、ハウジング
等の歪みによる光学的なズレが減少し、光ピックアップ
の小型化を達成でき、高信頼性を得るものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録再生装置が
具備する光ピックアップ装置に関するものである。
具備する光ピックアップ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】光磁気記録再生装置においては、情報の
記録は、垂直磁化膜等からなる光磁気記録媒体において
磁化方向の違いによってなされている。その記録情報の
再生は、光源の出射光の偏光面に対して、光磁気記録媒
体における反射光の偏光面が磁化方向の違いに応じて互
いに逆向きに回転する、所謂カー効果が利用される。光
磁気記録再生装置は、磁化方向の違いに応じて検出され
た各再生信号を更に差動検出することによって情報の再
生を行うものが一般的である。
記録は、垂直磁化膜等からなる光磁気記録媒体において
磁化方向の違いによってなされている。その記録情報の
再生は、光源の出射光の偏光面に対して、光磁気記録媒
体における反射光の偏光面が磁化方向の違いに応じて互
いに逆向きに回転する、所謂カー効果が利用される。光
磁気記録再生装置は、磁化方向の違いに応じて検出され
た各再生信号を更に差動検出することによって情報の再
生を行うものが一般的である。
【０００３】このような光磁気記録再生装置における光
ピックアップ装置の一例を図５に示す。発光手段として
の半導体レーザ１が出射する直線偏光の発散光束は、コ
リメートレンズ２によって平行光束とされ、偏光ビーム
スプリッタ等からなるハーフミラー３及び４５度ミラー
４を経て、対物レンズ５により光磁気ディスク６に集光
される。
ピックアップ装置の一例を図５に示す。発光手段として
の半導体レーザ１が出射する直線偏光の発散光束は、コ
リメートレンズ２によって平行光束とされ、偏光ビーム
スプリッタ等からなるハーフミラー３及び４５度ミラー
４を経て、対物レンズ５により光磁気ディスク６に集光
される。
【０００４】次に、光磁気ディスク６における反射光
は、カー効果によって、光磁気ディスク６の磁化方向の
違いに応じて偏光面が正負いづれか一方に僅かに回転す
る。こうして光磁気ディスク６の情報を含んだ反射光束
は、対物レンズ５，４５度ミラー４を介してハーフミラ
ー３に入射し、振動方向の特定された偏光が、ハーフミ
ラー３の面上に形成した偏光ビームスプリッタ３ａによ
ってカー回転角の増倍を受け、１／２波長板７によって
偏光方向が４５度回転し、集光レンズ８によって収束光
とされ、偏光ビームスプリッタ９によって偏光方向成分
で反射と透過作用を受け、受光素子１０，１１で受光さ
れて光磁気信号が差動検出されるようになっている。
は、カー効果によって、光磁気ディスク６の磁化方向の
違いに応じて偏光面が正負いづれか一方に僅かに回転す
る。こうして光磁気ディスク６の情報を含んだ反射光束
は、対物レンズ５，４５度ミラー４を介してハーフミラ
ー３に入射し、振動方向の特定された偏光が、ハーフミ
ラー３の面上に形成した偏光ビームスプリッタ３ａによ
ってカー回転角の増倍を受け、１／２波長板７によって
偏光方向が４５度回転し、集光レンズ８によって収束光
とされ、偏光ビームスプリッタ９によって偏光方向成分
で反射と透過作用を受け、受光素子１０，１１で受光さ
れて光磁気信号が差動検出されるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ピックアップ装置では、発光手段と受光手段の他
に、各種機能を有する光学部材を離散的に配設している
ので、各部材の位置調整及び固定に多大な時間を要す
る。更に、各部材を固定するハウジング等のひずみによ
る光学的なずれを生じ、光ピックアップ装置の性能維持
が難しく、コストアップを招来するという課題があっ
た。
来の光ピックアップ装置では、発光手段と受光手段の他
に、各種機能を有する光学部材を離散的に配設している
ので、各部材の位置調整及び固定に多大な時間を要す
る。更に、各部材を固定するハウジング等のひずみによ
る光学的なずれを生じ、光ピックアップ装置の性能維持
が難しく、コストアップを招来するという課題があっ
た。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、請求項１に係る光ピックアップ装置
は、発光手段たとえば半導体レーザから出射された直線
偏光を光磁気記録媒体たとえば光磁気ディスクに照射
し、光磁ディスクからの反射光に基づいて、フォーカス
制御やトラッキング制御を行うとともに、カー効果を利
用して光磁気信号を受光手段により検出し情報の再生を
行う光磁気記録再生装置において、格子ピッチが互いに
異なる複数の回折領域を有する第１回折格子と、光磁気
ディスクからの反射光が第１回折格子で回折されて生成
された＋１次回折光を受光することによってフォーカス
エラー及びトラッキングエラーの検出に利用される複数
の受光素子とを備え、上記第１回折格子で回折された＋
１次回折光が、第１偏光ビームスプリッタによりカー回
転角の増倍を受け、更に該第１偏光ビームスプリッタと
１／２波長板を介して平行に配置された第２偏光ビーム
スプリッタとによってカー回転角の差動検出を行うこと
を特徴とするものである。
めに、本発明は、請求項１に係る光ピックアップ装置
は、発光手段たとえば半導体レーザから出射された直線
偏光を光磁気記録媒体たとえば光磁気ディスクに照射
し、光磁ディスクからの反射光に基づいて、フォーカス
制御やトラッキング制御を行うとともに、カー効果を利
用して光磁気信号を受光手段により検出し情報の再生を
行う光磁気記録再生装置において、格子ピッチが互いに
異なる複数の回折領域を有する第１回折格子と、光磁気
ディスクからの反射光が第１回折格子で回折されて生成
された＋１次回折光を受光することによってフォーカス
エラー及びトラッキングエラーの検出に利用される複数
の受光素子とを備え、上記第１回折格子で回折された＋
１次回折光が、第１偏光ビームスプリッタによりカー回
転角の増倍を受け、更に該第１偏光ビームスプリッタと
１／２波長板を介して平行に配置された第２偏光ビーム
スプリッタとによってカー回転角の差動検出を行うこと
を特徴とするものである。
【０００７】請求項２に係る光ピックアップ装置は、上
記第２偏光ビームスプリッタによってカー回転角の差動
検出を行うために、第２偏光ビームスプリッタを透過し
た光束と同方向に進行させるための全反射ミラーを備え
ていることを特徴とするものである。
記第２偏光ビームスプリッタによってカー回転角の差動
検出を行うために、第２偏光ビームスプリッタを透過し
た光束と同方向に進行させるための全反射ミラーを備え
ていることを特徴とするものである。
【０００８】請求項３に係る光ピックアップ装置は、上
記第１回折格子，第１偏光ビームスプリッタ，第２偏光
ビームスプリッタ及び全反射ミラーとは少なくとも１枚
のガラス板若しくは樹脂板と少なくとも１枚の１／２波
長板上に形成し、全て平行に配置されていることを特徴
とするものである。
記第１回折格子，第１偏光ビームスプリッタ，第２偏光
ビームスプリッタ及び全反射ミラーとは少なくとも１枚
のガラス板若しくは樹脂板と少なくとも１枚の１／２波
長板上に形成し、全て平行に配置されていることを特徴
とするものである。
【０００９】
【作用】本発明の光ピックアップ装置は、請求項１の構
成によって、発光手段としての半導体レーザ，受光手段
としての複数の受光素子，回折格子及び偏光ビームスプ
リッタ等を複合して一体化することが可能となり、ハウ
ジング等のひずみによる光学的なズレが減少し、請求項
２の構成によって、受光手段の集積化を可能とし、請求
項３の構成によって、少なくとも２枚の平行平板を接合
（貼り合わせ）するだけで検出系の光学部品が構成でき
る、ものである。
成によって、発光手段としての半導体レーザ，受光手段
としての複数の受光素子，回折格子及び偏光ビームスプ
リッタ等を複合して一体化することが可能となり、ハウ
ジング等のひずみによる光学的なズレが減少し、請求項
２の構成によって、受光手段の集積化を可能とし、請求
項３の構成によって、少なくとも２枚の平行平板を接合
（貼り合わせ）するだけで検出系の光学部品が構成でき
る、ものである。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図１乃至図４に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
明すれば、以下の通りである。
【００１１】本発明による光ピックアップ装置は、図１
の概略側面図で示すように、直線偏光を出射する発光手
段としての半導レーザ１と、該半導体レーザ１から出射
した発散光を光磁気ディスク６へ集光する対物レンズ５
によって発光の光学系が構成される。
の概略側面図で示すように、直線偏光を出射する発光手
段としての半導レーザ１と、該半導体レーザ１から出射
した発散光を光磁気ディスク６へ集光する対物レンズ５
によって発光の光学系が構成される。
【００１２】光磁気ディスク６上の情報ピット列の情報
を読み取った反射光は、対物レンズ５を通過しガラス若
しくは樹脂（プラスチック）平板１２上に形成された第
１回折格子１２ａによって回折され、その＋１次回折光
Ｌ1 がガラス１２または１／２波長板１３上に形成した
第１偏光ビームスプリッタ１２ｂによってカー回転角の
増倍を受ける。
を読み取った反射光は、対物レンズ５を通過しガラス若
しくは樹脂（プラスチック）平板１２上に形成された第
１回折格子１２ａによって回折され、その＋１次回折光
Ｌ1 がガラス１２または１／２波長板１３上に形成した
第１偏光ビームスプリッタ１２ｂによってカー回転角の
増倍を受ける。
【００１３】ここで上記のカー回転角増倍を図２及び図
３で説明すると、半導体レーザ１から出射された光束の
偏光方向がＳ偏光成分（波）の方向とすれば、光磁気デ
ィスク６の磁化方向の違いに応じて例えばカー回転角
Θ K1 + の 反射光束 Ｓ1 +とカー回転角 Θ K1 - の反射
光束 Ｓ1 - を発生する。上記光磁気ディスク６から反射
された光束 Ｓ1 + ,Ｓ1 - は光磁気ディスク６上の信号を
含んでおり、それが偏光方向の若干の回転となる。しか
し、上記カー回転角 Θ K1 は通常１度程度であり、非
常にわずかの角度のため増倍する必要がある。
３で説明すると、半導体レーザ１から出射された光束の
偏光方向がＳ偏光成分（波）の方向とすれば、光磁気デ
ィスク６の磁化方向の違いに応じて例えばカー回転角
Θ K1 + の 反射光束 Ｓ1 +とカー回転角 Θ K1 - の反射
光束 Ｓ1 - を発生する。上記光磁気ディスク６から反射
された光束 Ｓ1 + ,Ｓ1 - は光磁気ディスク６上の信号を
含んでおり、それが偏光方向の若干の回転となる。しか
し、上記カー回転角 Θ K1 は通常１度程度であり、非
常にわずかの角度のため増倍する必要がある。
【００１４】そこで、第１偏光スプリッタ１２ｂをＳ波
のみ或割合で反射させる膜構造としておくと、カー回転
角Θ K1 +，Θ K1 - はＳ波成分を取除かれてカー回転角
Θ K2 +,Θ K2 - へ変換され、見掛け上の回転角が増倍
された光束 Ｓ2 +，Ｓ2 - となる。
のみ或割合で反射させる膜構造としておくと、カー回転
角Θ K1 +，Θ K1 - はＳ波成分を取除かれてカー回転角
Θ K2 +,Θ K2 - へ変換され、見掛け上の回転角が増倍
された光束 Ｓ2 +，Ｓ2 - となる。
【００１５】光磁気信号のＳ／Ｎ値は、光検出手段が有
している例えば受光素子の熱雑音やショットノイズが、
差動増幅信号のレベルに作用することに関係するのみな
らず、そのＤＣ成分に対するＡＣ成分の変調度に対して
作用することにも関係している。
している例えば受光素子の熱雑音やショットノイズが、
差動増幅信号のレベルに作用することに関係するのみな
らず、そのＤＣ成分に対するＡＣ成分の変調度に対して
作用することにも関係している。
【００１６】光磁気信号のＳ／Ｎ値を向上させることが
できるようにカー回転角を増幅するための設計は、次に
示される関係式に基づいてなされる。
できるようにカー回転角を増幅するための設計は、次に
示される関係式に基づいてなされる。
【００１７】光磁気ディスクからの反射光束のカー回転
角を Θ K，光量をＰとし、光検出手段がピンフォトダ
イオードである場合、
角を Θ K，光量をＰとし、光検出手段がピンフォトダ
イオードである場合、
【００１８】
【数１】Ｓ／Ｎ∝２０・ｌｏｇ（ｐｓｉｎ２ Θ K )…
で表される。
で表される。
【００１９】また、光検出手段がアバランシェ・フォト
ダイオードである場合、
ダイオードである場合、
【００２０】
【数２】 Ｓ／Ｎ∝２０・ｌｏｇ（Ｐ1/2ｓｉｎ２ Θ K）… で表される。
【００２１】このように、請求項２の発明に係る光ピッ
クアップ装置では、偏光ビームスプリッタは、上記ま
たは式に基づいて、−１次回折光のＳ偏光成分とＰ偏
光成分の透過率を調整することによって反射光束のカー
回転角の増幅度を所定値に設定し、Ｓ／Ｎ値を最適値と
することができるように構成している。
クアップ装置では、偏光ビームスプリッタは、上記ま
たは式に基づいて、−１次回折光のＳ偏光成分とＰ偏
光成分の透過率を調整することによって反射光束のカー
回転角の増幅度を所定値に設定し、Ｓ／Ｎ値を最適値と
することができるように構成している。
【００２２】第１偏光スプリッタ１２ｂによってカー回
転角の増倍を受けた光束は、該第１偏光スプリッタ１２
ｂを透過し、１／２波長板１３に入射する。
転角の増倍を受けた光束は、該第１偏光スプリッタ１２
ｂを透過し、１／２波長板１３に入射する。
【００２３】そこで、上記１／２波長板１３によって光
束の偏光方向を４５度回転させられ、カー回転角検出用
の第２偏光スプリッタ１３ａへ入射する。ここでは上記
したように、１／２波長板１３によって偏光方向が４５
度回転しているため、図４に示したＡ方向の偏光方向と
なっており、第２偏光スプリッタ１３ａによってＰ波成
分とＳ波成分とにカー回転信号を分岐でき、差動検出が
可能となる。
束の偏光方向を４５度回転させられ、カー回転角検出用
の第２偏光スプリッタ１３ａへ入射する。ここでは上記
したように、１／２波長板１３によって偏光方向が４５
度回転しているため、図４に示したＡ方向の偏光方向と
なっており、第２偏光スプリッタ１３ａによってＰ波成
分とＳ波成分とにカー回転信号を分岐でき、差動検出が
可能となる。
【００２４】上記Ｐ波成分はそのまま第２偏光スプリッ
タ１３ａを透過し受光素子１４に入射して光電変換さ
れ、Ｓ波成分は第２偏光スプリッタ１３ａで反射され、
更にガラス板１２若しくは１／２波長板１３に形成され
た全反射ミラー１２ｃによって反射され、受光素子１５
に到達して光電変換される。
タ１３ａを透過し受光素子１４に入射して光電変換さ
れ、Ｓ波成分は第２偏光スプリッタ１３ａで反射され、
更にガラス板１２若しくは１／２波長板１３に形成され
た全反射ミラー１２ｃによって反射され、受光素子１５
に到達して光電変換される。
【００２５】尚、図２において、半導体レーザ１から太
い矢印方向に出射されたレーザ光は、Ｘ方向に矢印
（ア）で示すように直線偏光しており、矢印（イ）は第
１回折格子１２ａの透過レーザ光であり、矢印（ウ）は
光磁気ディスク６による反射レーザ光であり、矢印
（エ）は第１回折格子１２ａで回折された＋１次回折光
であり、矢印（オ）は全反射ミラー１２ｃで反射された
レーザ光である。
い矢印方向に出射されたレーザ光は、Ｘ方向に矢印
（ア）で示すように直線偏光しており、矢印（イ）は第
１回折格子１２ａの透過レーザ光であり、矢印（ウ）は
光磁気ディスク６による反射レーザ光であり、矢印
（エ）は第１回折格子１２ａで回折された＋１次回折光
であり、矢印（オ）は全反射ミラー１２ｃで反射された
レーザ光である。
【００２６】上記受光素子１４へ入射する信号ＰＤ1 と
受光素子１５へ入射する信号ＰＤ2が時刻的に逆相とな
るため、これらの信号の差（ＰＤ2）−（ＰＤ1）を差動
検出することにより光磁気ディスク６上の情報を読み取
ることができる。
受光素子１５へ入射する信号ＰＤ2が時刻的に逆相とな
るため、これらの信号の差（ＰＤ2）−（ＰＤ1）を差動
検出することにより光磁気ディスク６上の情報を読み取
ることができる。
【００２７】第１回折格子１２ａは複数に分割されてお
り、該第１回折格子１２ａで分割された光束はフォーカ
スエラー信号とトラッキングエラー信号の情報をすでに
持っており、それぞれの信号が分割された受光素子１４
上に到達しエラー信号を得ることができる。
り、該第１回折格子１２ａで分割された光束はフォーカ
スエラー信号とトラッキングエラー信号の情報をすでに
持っており、それぞれの信号が分割された受光素子１４
上に到達しエラー信号を得ることができる。
【００２８】
【発明の効果】請求項１に係る光ピックアップ装置は、
発光手段例えば半導体レーザから出射された直線偏光を
光磁気記録媒体に照射し、光磁気記録媒体からの反射光
に基づいて、フォーカス制御やトラッキング制御を行う
とともに、カー効果を利用して光磁気信号を受光手段に
より検出し、情報の再生を行う光磁気記録再生装置にお
ける光ピックアップ装置において、格子ピッチが互いに
異なる複数の回折領域を有する第１回折格子と、光磁気
記録媒体からの反射光が第１回折格子で回折されて生成
された＋１次回折光を受光することによってフォーカス
エラー及びトラッキングエラーの検出に利用される複数
の受光素子とを備え、上記第１回折格子で回折された＋
１次回折光が、第１偏光ビームスプリッタによりカー回
転角の増倍を受け、更に該第１偏光ビームスプリッタと
１／２波長板を介して平行に配置された第２偏光ビーム
スプリッタとによってカー回転角の差動検出を行うこと
を特徴とするものである。
発光手段例えば半導体レーザから出射された直線偏光を
光磁気記録媒体に照射し、光磁気記録媒体からの反射光
に基づいて、フォーカス制御やトラッキング制御を行う
とともに、カー効果を利用して光磁気信号を受光手段に
より検出し、情報の再生を行う光磁気記録再生装置にお
ける光ピックアップ装置において、格子ピッチが互いに
異なる複数の回折領域を有する第１回折格子と、光磁気
記録媒体からの反射光が第１回折格子で回折されて生成
された＋１次回折光を受光することによってフォーカス
エラー及びトラッキングエラーの検出に利用される複数
の受光素子とを備え、上記第１回折格子で回折された＋
１次回折光が、第１偏光ビームスプリッタによりカー回
転角の増倍を受け、更に該第１偏光ビームスプリッタと
１／２波長板を介して平行に配置された第２偏光ビーム
スプリッタとによってカー回転角の差動検出を行うこと
を特徴とするものである。
【００２９】それ故に、発光手段と偏光スプリッタ等の
光分岐手段とを１つの筐体に複合することが可能とな
り、ハウジング等の歪みによる光学的なズレが減少し、
光ピックアップの小型化を達成でき、高信頼性を得るも
のである。
光分岐手段とを１つの筐体に複合することが可能とな
り、ハウジング等の歪みによる光学的なズレが減少し、
光ピックアップの小型化を達成でき、高信頼性を得るも
のである。
【００３０】請求項２に係る光ピックアップ装置は、上
記第２偏光スプリッタによってカー回転角の差動検出を
行うために、第２偏光ビームスプリッタを透過した光束
と同方向に進行させるための全反射ミラーを備えている
ことを特徴とするものである。
記第２偏光スプリッタによってカー回転角の差動検出を
行うために、第２偏光ビームスプリッタを透過した光束
と同方向に進行させるための全反射ミラーを備えている
ことを特徴とするものである。
【００３１】それ故に、発光手段の集積化を可能とする
と共に、小型化と高信頼性を可能とするものである。
と共に、小型化と高信頼性を可能とするものである。
【００３２】請求項３に係る光ピックアップ装置は、上
記第１回折格子，第１偏光ビームスプリッタ，第２偏光
スプリッタ及び全反射ミラーとは少なくとも１枚のガラ
ス板若しくは樹脂板と少なくとも１枚の１／２波長板上
に形成し、全て平行に配置されていることを特徴とする
ものである。
記第１回折格子，第１偏光ビームスプリッタ，第２偏光
スプリッタ及び全反射ミラーとは少なくとも１枚のガラ
ス板若しくは樹脂板と少なくとも１枚の１／２波長板上
に形成し、全て平行に配置されていることを特徴とする
ものである。
【００３３】それ故に、少なくとも２枚の平行平板を貼
り合わせるだけで検出系の光学部品が構成でき、調整，
組立の時間短縮により大幅なコストダウンが可能となる
ものである。また、１つの平行平板部品は、その大きさ
の何百倍ものマスター板から製作することが可能であ
り、その製造方法は大量生産可能なＩＣで実施する製造
方法と同様方法で製作でき、部品単価の大幅なコストダ
ウンを可能とするものである。
り合わせるだけで検出系の光学部品が構成でき、調整，
組立の時間短縮により大幅なコストダウンが可能となる
ものである。また、１つの平行平板部品は、その大きさ
の何百倍ものマスター板から製作することが可能であ
り、その製造方法は大量生産可能なＩＣで実施する製造
方法と同様方法で製作でき、部品単価の大幅なコストダ
ウンを可能とするものである。
【図１】本発明の光ピックアップ装置の構成を示す概略
側面図である。
側面図である。
【図２】本発明の図１における光ピックアップ装置の斜
視図である。
視図である。
【図３】カー回転角増倍の説明図である。
【図４】カー回転角検出の説明図である。
【図５】従来の光ピックアップ装置の光学系の概略図で
ある。
ある。
１ 半導体レーザ ５ 対物レンズ ６ 光磁気ディスク １２ ガラス若しくは樹脂平板 １２ａ 第１回折格子 １２ｂ 第１偏光スプリッタ １２ｃ 全反射ミラー １３ １／２波長板 １３ａ 第２偏光スプリッタ １４，１５ 受光素子
Claims (3)
- 【請求項１】 発光手段から出射された直線偏光を光磁
気記録媒体に照射し、光磁気記録媒体からの反射光に基
づいて、フォーカス制御やトラッキング制御を行うとと
もに、カー効果を利用して光磁気信号を受光手段により
検出し情報の再生を行う光磁気記録再生装置における光
ピックアップ装置において、格子ピッチが互いに異なる
複数の回折領域を有する第１回折格子と、光磁気記録媒
体からの反射光が第１回折格子で回折されて生成された
＋１次回折光を受光することによってフォーカスエラー
及びトラッキングエラーの検出に利用される複数の受光
素子とを備え、上記第１回折格子で回折された＋１次回
折光が、第１偏光ビームスプリッタによりカー回転角の
増倍を受け、更に該第１偏光ビームスプリッタと１／２
波長板を介して平行に配置された第２偏光ビームスプリ
ッタとによってカー回転角の差動検出を行うことを特徴
とする光ピックアップ装置。 - 【請求項２】 上記第２偏光ビームスプリッタによって
カー回転角の差動検出を行うために、第２偏光ビームス
プリッタを透過した光束と同方向に進行させるための全
反射ミラーを備えていることを特徴とする光ピックアッ
プ装置。 - 【請求項３】 上記第１回折格子，第１偏光ビームスプ
リッタ，第２偏光ビームスプリッタ及び全反射ミラーと
は少なくとも１枚のガラス板若しくは樹脂板と少なくと
も１枚の１／２波長板上に形成し、全て平行に配置され
ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3297210A JPH05135420A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 光磁気記録再生装置における光ピツクアツプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3297210A JPH05135420A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 光磁気記録再生装置における光ピツクアツプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05135420A true JPH05135420A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17843609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3297210A Pending JPH05135420A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 光磁気記録再生装置における光ピツクアツプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05135420A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0729143A3 (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-04 | Sony Corp | |
| EP0860818A3 (en) * | 1997-02-25 | 1998-11-25 | SHARP Corporation | Optical pickup integrated with optical system |
| US6946620B2 (en) * | 2001-09-11 | 2005-09-20 | Seiko Epson Corporation | Laser processing method and laser processing apparatus |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP3297210A patent/JPH05135420A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0729143A3 (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-04 | Sony Corp | |
| EP0860818A3 (en) * | 1997-02-25 | 1998-11-25 | SHARP Corporation | Optical pickup integrated with optical system |
| US6201228B1 (en) | 1997-02-25 | 2001-03-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical pickup integrated with optical system |
| US6946620B2 (en) * | 2001-09-11 | 2005-09-20 | Seiko Epson Corporation | Laser processing method and laser processing apparatus |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5517480A (en) | Magneto-optical information reproducing apparatus that splits a light beam into at least three light beams advancing in the same direction | |
| JPH05135420A (ja) | 光磁気記録再生装置における光ピツクアツプ装置 | |
| JPH02265036A (ja) | 光学ヘッド | |
| JPH05114185A (ja) | 光磁気記録再生装置における光ピツクアツプ装置 | |
| JPH0479050A (ja) | 光磁気記録再生装置における光ピックアップ装置 | |
| JPH0327978B2 (ja) | ||
| JPH08297875A (ja) | 光学ピックアップ | |
| JP2915597B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
| JPH04295648A (ja) | 光情報記録再生装置 | |
| JP3211483B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
| JP2978269B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
| JP3334818B2 (ja) | 光ピツクアツプ装置 | |
| JPH08287510A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
| JP3335212B2 (ja) | 光ヘッド | |
| JP2683004B2 (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
| JP3461541B2 (ja) | 光学ピックアップ装置 | |
| JP2581779B2 (ja) | 光磁気記録媒体からの信号検出装置 | |
| JPH01184639A (ja) | 光情報読取装置 | |
| JPH06302044A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
| JPH0391133A (ja) | 光情報記録再生装置 | |
| JPH07130023A (ja) | 光ピックアップ | |
| JPS63292432A (ja) | 光学ピックアップ装置 | |
| JPH06338090A (ja) | 光ピックアップ | |
| JPH11110808A (ja) | 光学的情報記憶装置 | |
| JPS63225947A (ja) | 光磁気デイスク用情報記録再生装置の光学系 |