JPH0513426Y2 - - Google Patents

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JPH0513426Y2
JPH0513426Y2 JP7596486U JP7596486U JPH0513426Y2 JP H0513426 Y2 JPH0513426 Y2 JP H0513426Y2 JP 7596486 U JP7596486 U JP 7596486U JP 7596486 U JP7596486 U JP 7596486U JP H0513426 Y2 JPH0513426 Y2 JP H0513426Y2
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oven
solvent
heat exchanger
condenser
exhaust gas
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カラー鋼板等塗料塗布帯状物を連続
して通過させることにより、塗料を乾燥、焼き付
けるオーブンの溶剤回収装置に関するものであ
る。
(従来技術とその問題点) 従来、前記オーブンにおいては、一般に、オー
ブン内に、窒素ガス等の不活性ガス(イナートガ
ス)を供給するとともに、塗装鋼板等の加熱によ
り発生する塗料中の有機溶剤を除去すべく、オー
ブン内の雰囲気をオーブン外に排出し、溶剤回収
装置でオーブン排気中の溶剤を回収している。
この溶剤回収方法としては、種々の方法がある
が、たとえば、特開昭58−183964号公報に示すよ
うに、液体窒素で蒸発溶剤を凝縮して除去する一
方、蒸発した液体窒素をイナート雰囲気としてオ
ーブンに供給する方法がある。
しかしながら、この方法では、溶剤凝縮用とし
て、常時、液体窒素を溶剤回収装置に供給しなけ
ればならず、オーブン雰囲気として必要な量以上
の液体窒素を消費したり、逆に、オーブン雰囲気
のために、溶剤凝縮に必要な量以上の液体窒素を
消費することがあり、エネルギーの浪費が大きい
という問題点を有する。
本考案は、溶剤凝縮に液体窒素を使用すること
なく、有効に溶剤を回収することのできるオーブ
ンの溶剤回収装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決すべき手段) 本考案は、前記目的を達成するために、オーブ
ンと、該オーブンから排出された溶剤を含有する
オーブン排気を熱源とする熱交換器と、該熱交換
器を出たオーブン排気を冷却して溶剤を除去する
コンデンサと、該コンデンサを出たオーブン排気
をオーブン給気として前記熱交換器を通過させて
昇温し、前記オーブンに供給する給気路と、該給
気路にオーブン排気が前記熱交換器を通ることな
く流通するバイパス管路と、前記熱交換器からの
オーブン排気が溶剤の露点以下の温度とならない
ように前記オーブン給気の一部を前記バイパス管
路に供給する流量制御弁と、前記コンデンサを出
たオーブン給気の温度により前記コンデンサへの
冷媒供給量を調節する流量調節弁とで構成したも
のである。
(実施例) つぎに、本考案を一実施例である図面にしたが
つて説明する。
図において、1はオーブンで、たとえば、塗装
鋼板である処理材Wを通過させながら加熱し、塗
料を乾燥、焼き付けるようになつている。
そして、前記オーブン1には、オーブン1内で
発生する溶剤による爆発を防止するためN2ガス
が供給される。また、オーブン1内の雰囲気は排
気フアン2により炉外に取り出される一方、オー
ブン1内の雰囲気の一部は循環フアン3により炉
内を循環する。
また、前記排気フアン2により炉外に取り出さ
れた溶剤を含有するオーブン排気は、熱交換器4
およびコンデンサ5を通過してオーブン給気とな
り、給気路12を通つて、流量制御弁6を介して
前記熱交換器4内を流れ、前記高温のオーブン排
気を冷却し、他の残りはバイパス管路7を通り、
その後、両オーブン給気は合流し、ヒータ8で加
熱されて前記循環フアン3からオーブン1内に供
給されるようになつている。
すなわち、前記コンデンサ5には、冷却水等の
冷媒が供給され、熱交換器4からのオーブン排気
は含有溶剤の露点以下に冷却されて溶剤は液化し
て除去される。そして、この溶剤が除去されると
ともに冷却されたオーブン排気は、オーブン給気
となつて流量制御弁6を通つて一部は前記熱交換
器4に入り、前記高温のオーブン排気と熱交換す
るが、このとき、オーブン排気を溶剤の露点以下
の温度とならないように、流量制御弁6は前記熱
交換器4を出たオーブン排気の温度により温度調
節計9でその開度を調節される。
また、前記冷媒のコンデンサ5への供給量(冷
却量)は、コンデンサ5から出たオーブン給気の
温度に応じた信号を出す温度調節計10により流
量調節弁11を作動させて最適に調節するもので
ある。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
オーブンの溶剤回収装置によれば、溶剤を含有す
るオーブン排気を、コンデンサで溶剤を冷却除去
したオーブン給気で熱交換により冷却する一方、
昇温したオーブン給気をオーブン内に循環するも
ので、液体窒素を使用しないため、省エネルギー
図ることができる。
しかも、熱交換器では、オーブン排気が結露を
生じない温度に冷却されるため、配管中でのつま
りがなく、かつ、予め冷却されているため、コン
デンサでは比較的少量の冷媒で溶剤を確実に捕集
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる溶剤回収装置を備えた
オーブンの概略図である。 1……オーブン、2……排気フアン、3……循
環フアン、4……熱交換器、5……コンデンサ、
6……流量制御弁、7……バイパス管路、8……
ヒータ、9,10……温度調節計、11……流量
調節弁、12……給気路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オーブン1と、該オーブンから排出された溶剤
    を含有するオーブン排気を熱源とする熱交換器4
    と、該熱交換器を出たオーブン排気を冷却して溶
    剤を除去するコンデンサ5と、該コンデンサを出
    たオーブン排気をオーブン給気として前記熱交換
    器を通過させて昇温し、前記オーブンに供給する
    給気路12と、該給気路にオーブン排気が前記熱
    交換器を通ることなく流通するバイパス管路7
    と、前記熱交換器からのオーブン排気が溶剤の露
    点以下の温度とならないように前記オーブン給気
    の一部を前記バイパス管路に供給する流量制御弁
    6と、前記コンデンサを出たオーブン給気の温度
    により前記コンデンサへの冷媒供給量を調節する
    流量調節弁11と、から構成したことを特徴とす
    るオーブンの溶剤回収装置。
JP7596486U 1986-05-19 1986-05-19 Expired - Lifetime JPH0513426Y2 (ja)

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JP7596486U JPH0513426Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JPS62187677U JPS62187677U (ja) 1987-11-28
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