JPH05133966A - 電磁ピツクアツプの製造方法 - Google Patents

電磁ピツクアツプの製造方法

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JPH05133966A
JPH05133966A JP3325234A JP32523491A JPH05133966A JP H05133966 A JPH05133966 A JP H05133966A JP 3325234 A JP3325234 A JP 3325234A JP 32523491 A JP32523491 A JP 32523491A JP H05133966 A JPH05133966 A JP H05133966A
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Tetsuya Matsuo
哲也 松尾
Tetsuyoshi Akita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁ピックアップの本体部の射出成形時に位
置決めに利用される鉄心を短くし、電磁ピックアップの
感度向上および小形化を図る。 【構成】 センサ部20を、金型キャビティ内に、コネ
クタ部40をコア42に嵌合し、付加部36をスライド
コア14,16で挟むことにより位置決めする。この状
態で溶融状態の樹脂をキャビティ内に射出し、センサ部
20を覆う状態で本体部22を成形する。成形後、付加
部36を鉄心30から除去する。鉄心30に付加部36
を設けることによってセンサ部20を金型キャビティ内
に正確に位置決めすることができる。また、鉄心30を
短くできるため、電磁ピックアップ18の出力電圧が大
きくなり、感度が向上し、かつ、小形化することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁ピックアップの製造
方法に関するものであって、特に電磁ピックアップの本
体部を射出成形によって形成する製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電磁ピックアップはアンチスキッド制御
やトラクション制御等のために車輪の回転速度を検出し
たり、電子制御ブレーキ装置において車輪の回転速度を
検出したりするために幅広く使用されている。この電磁
ピックアップの製造方法の一つに、例えば、実開平2─
69711号公報に開示されているように、電磁ピック
アップの本体部を射出成形で形成する方法がある。電磁
ピックアップのセンサ部をそのセンサ部の一構成要素で
ある鉄心の端部により金型キャビティ内に位置決めし、
本体部を射出成形によって形成するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合には
鉄心を短くするとセンサ部を位置決めすることができな
くなるため、鉄心を長くしなければならず、電磁ピック
アップが大形になったり、感度が低下したりする等の問
題があった。この事情を背景として、本発明は、鉄心を
短くし、電磁ピックアップを小形化し得る電磁ピックア
ップの製造方法を得ることを課題としてなされたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、電磁ピ
ックアップのセンサ部をそのセンサ部の一構成要素であ
る鉄心の端部によって金型キャビティ内に位置決めして
本体部を射出成形により形成する方法であって、端部に
付加部を設け、その付加部によりセンサ部を位置決めし
て本体部を成形した後、付加部を除去することにある。
【0005】
【作用】本発明によれば、電磁ピックアップの本体部を
射出成形により形成する場合に、付加部を利用してセン
サ部の金型キャビティ内に位置決めすることができる。
付加部を設ける場合には、例えば、付加部を鉄心に接着
剤により接着するなどして一体的に設けたり、また、付
加部に雌ねじ部と雌ねじ部との一方を、鉄心に他方をそ
れぞれ形成するなどして付加部を鉄心に取り外し可能に
取り付けたりすればよい。そして、付加部を一体的に設
けた場合には、旋盤等によって付加部を切削して除去す
ればよく、特に、付加部を樹脂等で形成する場合には有
機溶剤等で溶かして除去することもできる。いずれの場
合も、付加部を完全に除去することは不可欠ではなく、
一部を残してもよい。
【0006】
【発明の効果】上述のように、電磁ピックアップの本体
部成形時には十分大きな付加部を利用してセンサ部を位
置決めしながら、製品完成時には鉄心は従来より短くす
ることができるため、電磁ピックアップを小形化するこ
とができ、取付けスペースを狭くすることができる。ま
た、鉄心を短くすることによって、出力電圧を大きくす
ることができるとともにセンサの感度を向上させること
ができる。また、付加部の一部を鉄心の先端に残せば、
残された部分がダクトカバーの役割を果たす。特に、鉄
心の先端面に凹凸が形成されている場合には、凹部内に
樹脂を入り込ませて付加部を成形し、その付加部を除去
する際に凹部内の樹脂を残せば、凹部内に鉄粉等が入り
込むことを回避することができる。特に電磁ピックアッ
プが外気に触れる位置に配設された場合には、凹部に
水,ほこり等が入り込むことを回避することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1は、電磁ピックアップの本体部が射出
成形によって形成され、金型内に保持されている状態を
示す。10は固定型,12は可動型であり、14,16
はスライドコアである。電磁ピックアップ18のセンサ
部20を図示の位置に包み込む状態で本体22が射出成
形によって形成されるのである。
【0008】電磁ピックアップ18のセンサ部20はコ
イル26,ケース28,鉄心30,磁石32およびスペ
ーサ34を備えている。コイル26が巻装されたケース
28の中心に鉄心30が保持されている。鉄心30の後
端はケース28内において磁石32に固定され、ケース
28から突出した前端には付加部36が設けられてい
る。固定型10の付加部36に対向する部分には位置決
めピン38が固定されている。ケース28の後端にはコ
ネクタ部40が固定されている。コネクタ部40は樹脂
から成り、本体22の成形時にはすでに形成されてい
る。コネクタ部40の後端部には可動型12に固定のコ
ア42と嵌合する嵌合穴44が形成されている。嵌合穴
44の底面から2本のプラグコンタクトが軸方向に延び
出させられており、このプラグコンタクトにコイル26
の巻線の両端がそれぞれ図示しないリード線により接続
されている。したがって、コア42の前端部にはプラグ
コンタクトを受容する軸方向の穴が形成されている。
【0009】鉄心30の付加部36に隣接する前端面の
中央には凹部48が形成されている。付加部36は樹脂
から成っており、鉄心30の先端に射出成形によって形
成されたものであって、一部が鉄心30の凹部48に入
り込んでいる。
【0010】スライドコア14,16はそれぞれ可動型
12により、可動型12の移動方向と直交する方向に摺
動可能に保持されるとともに、固定型10に設けられた
図示しないアンギュラピンと係合させられており、可動
型12が図において左方へ移動して型が閉じられる際、
スライドコア14が下方へ、スライドコア16が上方へ
それぞれ移動して図示の位置となる。
【0011】可動型12にはコア52が固定されてい
る。コア52は本体22の突部53にボルト穴54を形
成するためにキャビティ内に突出させられており、この
突出部に金属管56が嵌合される。この金属管56は突
部53の形成後ボルト穴54のブッシュを形成する。本
電磁ピックアップは完成後、このブッシュにボルトを挿
通して取付部材に固定させる。また、可動型12にはエ
ジェクタピン60,62,64が挿通されており、基端
が図示しないエジェクタプレートに固定されている。型
開き時にはエジェクタピン60,62,64がキャビテ
ィ側へ突出させられ、キャビティ内に形成された本体2
2を可動型12から突き出すようにされているのであ
る。
【0012】以上のように構成された射出成形金型で電
磁ピックアップ18の本体22を成形する方法を説明す
る。コネクタ部40の嵌合穴44とコア52とを嵌合す
ることによりセンサ部22をほぼ位置決めした状態で型
10,12を閉じる。この型閉じに伴ってスライドコア
14,16が図中の位置に移動し、付加部36がスライ
ドコア14,16に挟まれる。型閉じの最終段階におい
て、付加部36と位置決めピン38とが当接し、センサ
部22の軸方向の位置決めが行われると同時に、付加部
36がスライドコア14,16に挟持されるためセンサ
部20は金型キャビティ内に正確に位置決めされる。
【0013】この状態で型締めされ、溶融状態の樹脂が
図示しないノズル部からキャビティ内に供給され、本体
22がセンサ部20を覆う状態で形成される。続いて型
10,12が開かれ、スライドコア14,16が互いに
離間させられ、エジャクタピン60,62,64が本体
22を可動型12から突き出す。
【0014】以上のようにして本体22が形成された
後、鉄心30の付加部36が有機溶剤により溶かされ
て、鉄心30から除去され電磁ピックアップが完成す
る。
【0015】この電磁ピックアップ18は、鉄心30の
先端が図示しないロータに近接した状態で固定される。
ロータは表面に凹凸を有しているため、ロータの回転に
伴って磁石32から出て鉄心30を通過する磁束が変化
し、コイル26に交流電圧が発生する。この交流電圧の
周波数はロータの回転速度に比例するため、コイル26
の出力電圧からロータの回転速度を求めることができ
る。
【0016】本実施例の方法によれば、成形時には付加
部36を利用してセンサ部22を正確に位置決めするこ
とができ、その後、付加部36を除去して鉄心30を短
くすることにより、コイル26の出力電圧を大きくし、
センサ部の感度を向上させることができるため、ロータ
の回転速度を正確に検出することができる。
【0017】図2ないし図5には上記実施例に適用し得
る上記実施例の鉄心30とは別の態様の鉄心をそれぞれ
示す。図2において、鉄心70の端部には樹脂製の付加
部72が上記実施例と同様に鉄心70のインサート成形
によって設けられている。鉄心70の付加部72側の端
面には2本の平行な凸部74が形成されている。電磁ピ
ックアップの本体部の射出成形後、鉄心70の先端の凸
部74の回りの付加部72を残して他の部分を旋盤で切
削して除去する。付加部72の残された部分、すなわ
ち、鉄心70の2本の凸部74間の溝内や凸部74の外
側の切欠部内に残された部分はダストカバーとして作用
し、溝内や切欠内にロータの鉄粉が蓄積されることが回
避される。また、たとえ電磁ピックアップが外気に接触
する位置に配設されても、水,ほこり等が溝内や切欠内
に付着することが回避される。
【0018】図3において、鉄心80の端部には樹脂製
の付加部82が接着剤で接着されて設けられている。鉄
心80の付加部82側の端面の中心には凸部84が形成
され、付加部82の端面には凸部84に対応する凹部が
形成されている。また、付加部82の外周面にはV溝8
8が形成されている。電磁ピックアップの本体成形後、
付加部82はそのV溝においてカッタ等によって切断さ
れる。鉄心80の凸部84の外周部には付加部82の一
部が残されることになる。
【0019】図4において、鉄心90の端部には樹脂製
の付加部92が圧入により固定されている。鉄心80の
付加部92側の端面の中心には内周面がテーパ面である
係合凹部94が形成され、付加部92の端面には係合凹
部94に対応した係合突部96が形成されている。電磁
ピックアップ成形後、付加部92が引っ張られることに
よって鉄心90より除去される。
【0020】図5において、鉄心100の端部には金属
製の付加部102が螺合させられることによって設けら
れている。鉄心100には雌ねじ穴が、付加部102に
は雄ねじ部がそれぞれ形成されている。電磁ピックアッ
プの本体成形後、付加部102を回転させることによっ
て鉄心100から除去される。このように付加部102
を鉄心100からに取外し可能とし、複数の鉄心に鉄心
100と同様な雌ねじ部を形成すれば、付加部102を
他の鉄心にも利用することができる。
【0021】これら実施例のように、鉄心に付加部を設
け、これを利用してセンサ部を金型キャビティ内で位置
決めして本体部を射出成形した後除去することにより、
鉄心を短くすることができる。
【0022】なお、付加部を鉄心に付加する方法および
付加部を鉄心から除去する方法はそれぞれの実施例に記
載されたものに限定されず、他の実施例は勿論、付加部
を加熱して除去したりする方法も採用可能である。ま
た、鉄心の端面形状も上記実施例に限定されず種々な態
様が考えられる。さらに、本実施例の電磁ピックアップ
では閉磁路が形成されていないが、閉磁路を形成してコ
イルの出力電圧を検出するタイプの電磁ピックアップに
も本発明を適用するこができる。
【0023】その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において、電磁ピックアップ
の本体部が金型内で成形された状態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の別の実施例における鉄心の断面図であ
る。
【図3】本発明のさらに別の実施例における鉄心の断面
図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例における鉄心の断面
図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例における鉄心の断面
図である。
【符号の説明】
10 固定金型 12 可動金型 14,16 スライドコア 18 電磁ピックアップ 20 センサ部 22 本体 30,70,80,90,100 鉄心 36,72,82,92,102 付加部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁ピックアップのセンサ部をそのセン
    サ部の一構成要素である鉄心の端部によって金型キャビ
    ティ内に位置決めして本体部を射出成形により形成する
    方法であって、 前記端部に付加部を設け、その付加部により前記センサ
    部を位置決めして前記本体部を成形した後、付加部を除
    去することを特徴とする電磁ピックアップの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659246A (en) * 1994-05-17 1997-08-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Magnetic sensor having an engaging portion
JPWO2008156145A1 (ja) * 2007-06-19 2010-08-26 スミダコーポレーション株式会社 磁性素子および磁性素子を用いたアンテナ装置

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