JPH0513294A - 半導体ウエハ冷却方法および装置 - Google Patents
半導体ウエハ冷却方法および装置Info
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- JPH0513294A JPH0513294A JP19078891A JP19078891A JPH0513294A JP H0513294 A JPH0513294 A JP H0513294A JP 19078891 A JP19078891 A JP 19078891A JP 19078891 A JP19078891 A JP 19078891A JP H0513294 A JPH0513294 A JP H0513294A
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- cooling
- semiconductor wafer
- cooling plate
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-
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/708—Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
- G03F7/70858—Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
- G03F7/70866—Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece
- G03F7/70875—Temperature, e.g. temperature control of masks or workpieces via control of stage temperature
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウエハ裏面に付着する異物を低減させつつ、
ウエハを充分に冷却する。 【構成】 保持ピン5群によりウエハ7を点接触にて保
持した状態で、冷却プレート15に近接させるととも
に、近接状態でウエハ7に冷却風14を吹き付けて、ウ
エハを冷却させる。 【効果】 ウエハ7は点接触にて保持されるので、ウエ
ハ裏面に付着する異物は少ない。ウエハ7は冷却プレー
ト15と冷却風14とにより冷却されるので、効果的に
冷却される。
ウエハを充分に冷却する。 【構成】 保持ピン5群によりウエハ7を点接触にて保
持した状態で、冷却プレート15に近接させるととも
に、近接状態でウエハ7に冷却風14を吹き付けて、ウ
エハを冷却させる。 【効果】 ウエハ7は点接触にて保持されるので、ウエ
ハ裏面に付着する異物は少ない。ウエハ7は冷却プレー
ト15と冷却風14とにより冷却されるので、効果的に
冷却される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ冷却方法
および装置に関し、例えば、半導体装置の製造工程にお
いて、半導体ウエハ(以下、単に、ウエハという。)に
パターンを形成するホトリソグラフィ工程に利用して有
効なものに関する。
および装置に関し、例えば、半導体装置の製造工程にお
いて、半導体ウエハ(以下、単に、ウエハという。)に
パターンを形成するホトリソグラフィ工程に利用して有
効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、ウエハ
上にパターンを作る場合にホトリソグラフィー技術が用
いられる。このホトリソグラフィー技術は、ウエハ上に
レジストを塗布し、露光装置により回路パターン等を露
光した後、現像装置を用いてレジストを現像し、ウエハ
上にレジストパターンを形成する方法である。そして、
その後のエッチング工程において、このレジストパター
ンがエッチングマスクとして用いられる。
上にパターンを作る場合にホトリソグラフィー技術が用
いられる。このホトリソグラフィー技術は、ウエハ上に
レジストを塗布し、露光装置により回路パターン等を露
光した後、現像装置を用いてレジストを現像し、ウエハ
上にレジストパターンを形成する方法である。そして、
その後のエッチング工程において、このレジストパター
ンがエッチングマスクとして用いられる。
【0003】したがって、ホトリソグラフィ工程で作ら
れるレジストパターンの寸法のバラツキは、ウエハ上に
転写されるパターン寸法のバラツキとなり、半導体装置
の特性バラツキの原因となる。
れるレジストパターンの寸法のバラツキは、ウエハ上に
転写されるパターン寸法のバラツキとなり、半導体装置
の特性バラツキの原因となる。
【0004】そして、レジストパターン寸法についての
バラツキの要因の一つに、レジスト塗布膜厚のバラツキ
がある。この膜厚のバラツキを少なくするために、塗布
直前のウエハを冷却プレート上に保持して一定温度に安
定させた後に、レジストの塗布処理を実施する技術が用
いられている。
バラツキの要因の一つに、レジスト塗布膜厚のバラツキ
がある。この膜厚のバラツキを少なくするために、塗布
直前のウエハを冷却プレート上に保持して一定温度に安
定させた後に、レジストの塗布処理を実施する技術が用
いられている。
【0005】なお、ホトリソグラフィ工程において、冷
却プレート上でウエハを冷却する技術を述べてある例と
しては、特開昭59−195828号公報および特開昭
59−195829号公報、がある。
却プレート上でウエハを冷却する技術を述べてある例と
しては、特開昭59−195828号公報および特開昭
59−195829号公報、がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
においては、ウエハを冷却プレート上に面接触させ、ウ
エハと冷却プレート間の熱伝導によりウエハを所望の温
度に安定させているため、接触時にウエハ裏面に異物が
付着するという問題点がある。
においては、ウエハを冷却プレート上に面接触させ、ウ
エハと冷却プレート間の熱伝導によりウエハを所望の温
度に安定させているため、接触時にウエハ裏面に異物が
付着するという問題点がある。
【0007】ウエハ裏面に付着した異物は、例えば、ス
テッパ等の露光装置における露光処理時に露光用チャッ
キングステージとウエハとの間に存在するため、局部的
なウエハの反りを生じさせる。このウエハの反りは、デ
フォーカスを生じさせ、寸法精度が低下する原因とな
る。また、ウエハ裏面に付着した異物の成分によって
は、後工程における熱処理の際にウエハ内部へ拡散し、
半導体装置の特性不良を発生させる原因になる。
テッパ等の露光装置における露光処理時に露光用チャッ
キングステージとウエハとの間に存在するため、局部的
なウエハの反りを生じさせる。このウエハの反りは、デ
フォーカスを生じさせ、寸法精度が低下する原因とな
る。また、ウエハ裏面に付着した異物の成分によって
は、後工程における熱処理の際にウエハ内部へ拡散し、
半導体装置の特性不良を発生させる原因になる。
【0008】本発明の目的は、ウエハ裏面に付着する異
物を低減させつつ、ウエハを充分に冷却することができ
る半導体ウエハ冷却技術を提供することにある。
物を低減させつつ、ウエハを充分に冷却することができ
る半導体ウエハ冷却技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0011】すなわち、半導体ウエハを点接触にて保持
した状態で、冷却プレートに近接させるとともに、この
近接状態で、半導体ウエハに冷却風を吹き付けて冷却す
ることを特徴とする。
した状態で、冷却プレートに近接させるとともに、この
近接状態で、半導体ウエハに冷却風を吹き付けて冷却す
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】前記した手段によれば、半導体ウエハが点接触
にて保持された状態で冷風により強制冷却されるととも
に、冷却プレートに近接されて輻射および対流冷却され
るため、半導体ウエハ裏面への異物の付着を低減させつ
つ、半導体ウエハをきわめて効果的に冷却することがで
きる。
にて保持された状態で冷風により強制冷却されるととも
に、冷却プレートに近接されて輻射および対流冷却され
るため、半導体ウエハ裏面への異物の付着を低減させつ
つ、半導体ウエハをきわめて効果的に冷却することがで
きる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例である半導体ウエハ
冷却装置を示す縦断面図、図2はその作用を説明するた
めの斜視図、図3および図4は冷却効果を示す各グラフ
である。
冷却装置を示す縦断面図、図2はその作用を説明するた
めの斜視図、図3および図4は冷却効果を示す各グラフ
である。
【0014】本実施例において、本発明に係る半導体ウ
エハ冷却装置は、互いに開閉自在なフード1およびステ
ージ2を備えており、フード1とステージ2とが合わせ
られた状態で、冷却室3が形成されるようになってい
る。フード1とステージ2とが合わせられた面間にはシ
ールリング4が挟設されるようになっており、このシー
ルリング4により冷却室3の気密が維持されるように構
成されている。フード1は上下動装置(図示せず)によ
り上下動されるように構成されており、このフード1の
上下動によりフード1とステージ2とが開閉されるよう
になっている。
エハ冷却装置は、互いに開閉自在なフード1およびステ
ージ2を備えており、フード1とステージ2とが合わせ
られた状態で、冷却室3が形成されるようになってい
る。フード1とステージ2とが合わせられた面間にはシ
ールリング4が挟設されるようになっており、このシー
ルリング4により冷却室3の気密が維持されるように構
成されている。フード1は上下動装置(図示せず)によ
り上下動されるように構成されており、このフード1の
上下動によりフード1とステージ2とが開閉されるよう
になっている。
【0015】ステージ2の中央部にはウエハ7を保持す
る保持手段としての保持ピン5が複数本(例えば、3本
または4本)、後記する冷却プレートの下方から冷却室
3に挿入されるように挿通され、冷却室3内においてウ
エハ7を水平に支持し得るように構成されている。各保
持ピン5の上端部には、石英ガラスまたは弗素系樹脂等
のようなウエハを重金属汚染させない材料から構成され
ている受け部6が被着されており、保持ピン5群はこの
受け部6がウエハ7下面に点接触することにより、ウエ
ハ7を点接触にて水平に支持するように構成されてい
る。また、保持ピン5群はステージ2の下方に設備され
た上下動装置(図示せず)により上下動されるように構
成されており、保持したウエハ7を冷却プレートにきわ
めて接近させることができるようになっている。
る保持手段としての保持ピン5が複数本(例えば、3本
または4本)、後記する冷却プレートの下方から冷却室
3に挿入されるように挿通され、冷却室3内においてウ
エハ7を水平に支持し得るように構成されている。各保
持ピン5の上端部には、石英ガラスまたは弗素系樹脂等
のようなウエハを重金属汚染させない材料から構成され
ている受け部6が被着されており、保持ピン5群はこの
受け部6がウエハ7下面に点接触することにより、ウエ
ハ7を点接触にて水平に支持するように構成されてい
る。また、保持ピン5群はステージ2の下方に設備され
た上下動装置(図示せず)により上下動されるように構
成されており、保持したウエハ7を冷却プレートにきわ
めて接近させることができるようになっている。
【0016】また、ステージ2の周辺部には吸込口8が
複数個、同一半径上に配されて冷却室3において上下方
向に開口するようにそれぞれ開設されており、この吸込
口8はステージ2の側面に開設された排気口9に連通さ
れている。
複数個、同一半径上に配されて冷却室3において上下方
向に開口するようにそれぞれ開設されており、この吸込
口8はステージ2の側面に開設された排気口9に連通さ
れている。
【0017】他方、フード1の中心線上には冷却風供給
手段としての冷風吹出口10が上下方向に開設されてお
り、この吹出口10の下側には送風ガイド11が同心的
に配されて垂直方向下向きに垂設されている。フード1
の側面には冷風取入口12が開設されており、この取入
口12は吹出口10に連通されている。フード1内の取
入口12の真下には送風整流板13が配設されている。
手段としての冷風吹出口10が上下方向に開設されてお
り、この吹出口10の下側には送風ガイド11が同心的
に配されて垂直方向下向きに垂設されている。フード1
の側面には冷風取入口12が開設されており、この取入
口12は吹出口10に連通されている。フード1内の取
入口12の真下には送風整流板13が配設されている。
【0018】取入口12には冷却風供給手段としての冷
風発生器(図示せず)が流体的に接続されている。冷風
発生器は、例えば室温よりも若干低めの温度(20℃)
に温度制御された清浄なドライエアを発生して、所望の
風量、風速および風圧をもって送気し得るように構成さ
れている。冷風発生器は冷却室3内に取り付けられて当
該室内温度を監視する温度センサ(図示せず)のデータ
に基づいてフィードバック制御されるように構成されて
おり、冷却室3内の温度を、例えば室温(23℃)程度
に維持管理するようになっている。
風発生器(図示せず)が流体的に接続されている。冷風
発生器は、例えば室温よりも若干低めの温度(20℃)
に温度制御された清浄なドライエアを発生して、所望の
風量、風速および風圧をもって送気し得るように構成さ
れている。冷風発生器は冷却室3内に取り付けられて当
該室内温度を監視する温度センサ(図示せず)のデータ
に基づいてフィードバック制御されるように構成されて
おり、冷却室3内の温度を、例えば室温(23℃)程度
に維持管理するようになっている。
【0019】ステージ2の中央部には冷却プレート15
が同心的に配設されており、冷却プレート15は円盤形
状の中空体に形成されている。この冷却プレート15の
中空室16には給水口17および排水口18がそれぞれ
開設されており、給水口17および排水口18には温調
水循環装置(図示せず)が接続されている。したがっ
て、冷却プレート15の中空室16には温度調節された
温調水19が循環されるようになっており、この温調水
19の循環により冷却プレート15の温度は室温よりも
若干低い温度に調整されるようになっている。また、冷
却プレート15の中央部には前記保持ピン5群が上下方
向に貫通されている。
が同心的に配設されており、冷却プレート15は円盤形
状の中空体に形成されている。この冷却プレート15の
中空室16には給水口17および排水口18がそれぞれ
開設されており、給水口17および排水口18には温調
水循環装置(図示せず)が接続されている。したがっ
て、冷却プレート15の中空室16には温度調節された
温調水19が循環されるようになっており、この温調水
19の循環により冷却プレート15の温度は室温よりも
若干低い温度に調整されるようになっている。また、冷
却プレート15の中央部には前記保持ピン5群が上下方
向に貫通されている。
【0020】次に、前記構成に係る半導体ウエハ冷却装
置の作用を説明することにより、本発明の一実施例であ
る半導体ウエハの冷却方法を説明する。
置の作用を説明することにより、本発明の一実施例であ
る半導体ウエハの冷却方法を説明する。
【0021】ホトリソグラフィ工程において、レジスト
が塗布される直前のウエハ7が送られて来ると、図2に
示されているように、フード1が上昇作動されてフード
1とステージ2との間が開放される。
が塗布される直前のウエハ7が送られて来ると、図2に
示されているように、フード1が上昇作動されてフード
1とステージ2との間が開放される。
【0022】続いて、保持ピン5群がステージ2よりも
上方のウエハ受け取り位置まで上昇されるとともに、垂
直および水平運動されるアーム機構から構成されたハン
ドラ等(図示せず)により、ウエハ7が保持ピン5群の
受け部6上に載置される。
上方のウエハ受け取り位置まで上昇されるとともに、垂
直および水平運動されるアーム機構から構成されたハン
ドラ等(図示せず)により、ウエハ7が保持ピン5群の
受け部6上に載置される。
【0023】この保持状態において、ウエハ7は保持ピ
ン5群に点接触にて保持されているため、当該保持によ
って、ウエハ7の裏面に異物が付着することはない。ま
た、ウエハ7は非金属材料から成る受け部6に接触して
いるため、保持ピン5がたとえステンレス鋼等のような
金属材料により製作されていたとしても、金属汚染され
ることはない。
ン5群に点接触にて保持されているため、当該保持によ
って、ウエハ7の裏面に異物が付着することはない。ま
た、ウエハ7は非金属材料から成る受け部6に接触して
いるため、保持ピン5がたとえステンレス鋼等のような
金属材料により製作されていたとしても、金属汚染され
ることはない。
【0024】ウエハ7が保持ピン5群により保持される
と、保持ピン5が冷却プレート15の近傍位置まで下降
されるとともに、フード1が下降されて、図1に示され
ているように、フード1とステージ2とが合わせられ、
もって、シールリング4により気密を維持された冷却室
3が形成される。
と、保持ピン5が冷却プレート15の近傍位置まで下降
されるとともに、フード1が下降されて、図1に示され
ているように、フード1とステージ2とが合わせられ、
もって、シールリング4により気密を維持された冷却室
3が形成される。
【0025】ウエハ7は冷却プレート15に近接される
と、冷却プレート15により輻射および対流冷却され
る。このとき、冷却プレート15は温調水19により一
定温度に保たれるように制御されているため、その冷却
効果は良好である。
と、冷却プレート15により輻射および対流冷却され
る。このとき、冷却プレート15は温調水19により一
定温度に保たれるように制御されているため、その冷却
効果は良好である。
【0026】一方、冷風発生器からは温度制御された冷
風14が常時送風されている。そして、冷却室3が形成
されると、冷風発生器からの冷風14は吹出口10から
下向きに吹き出され、ウエハ7に緩やかに吹き付けられ
る。ウエハ7に吹き付けられた冷風14は吸込口8から
吸い込まれ、排気口9から外部へ排気される。このと
き、ウエハ7に吹き付けられる冷風14が乱流を起こし
たり、停滞流(澱み)を発生せずに、層流を維持し得る
ように、送風ガイド11および整流板13による、並び
に、冷風発生器や排気口9に接続された排気装置(図示
せず)による流れ制御が適宜実施される。
風14が常時送風されている。そして、冷却室3が形成
されると、冷風発生器からの冷風14は吹出口10から
下向きに吹き出され、ウエハ7に緩やかに吹き付けられ
る。ウエハ7に吹き付けられた冷風14は吸込口8から
吸い込まれ、排気口9から外部へ排気される。このと
き、ウエハ7に吹き付けられる冷風14が乱流を起こし
たり、停滞流(澱み)を発生せずに、層流を維持し得る
ように、送風ガイド11および整流板13による、並び
に、冷風発生器や排気口9に接続された排気装置(図示
せず)による流れ制御が適宜実施される。
【0027】ウエハ7に冷風14が接触すると、ウエハ
7はこの冷風14により熱を奪われるため、冷却され
る。ウエハ7の冷却温度の制御は冷風14および冷却プ
レート15についての温度制御および冷却室3内にウエ
ハ7が存置される時間により適宜調整されて実行され
る。
7はこの冷風14により熱を奪われるため、冷却され
る。ウエハ7の冷却温度の制御は冷風14および冷却プ
レート15についての温度制御および冷却室3内にウエ
ハ7が存置される時間により適宜調整されて実行され
る。
【0028】ウエハ7が所定の温度、例えば、室温(2
3℃程度)に冷却されると、フード1が上昇作動される
ことにより、フード1とステージ2との間が開放される
とともに、保持ピン5群が上昇され、ウエハ7がハンド
ラにより保持ピン5群上から下ろされて、冷却室3から
搬出される。
3℃程度)に冷却されると、フード1が上昇作動される
ことにより、フード1とステージ2との間が開放される
とともに、保持ピン5群が上昇され、ウエハ7がハンド
ラにより保持ピン5群上から下ろされて、冷却室3から
搬出される。
【0029】なお、冷却処理作業の制御はシーケンス制
御により実行され、タイマに予め設定された時間により
前記各ステップが順次進行される。
御により実行され、タイマに予め設定された時間により
前記各ステップが順次進行される。
【0030】図3はウエハの温度と冷却所要時間との関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【0031】図3において、実線曲線はウエハが冷却プ
レートに密着されて冷却された場合を、破線はウエハが
冷却プレートに近接されて冷却された場合を、鎖線は本
実施例により冷却された場合をそれぞれ示している。ウ
エハの近接距離はいずれも、約0.5mm、冷却プレー
トの温度はいずれも、約23℃、冷却風の風量は、約1
m/s、である。また、いずれの場合も、ウエハの温度
が150℃から23℃に下がるまでの関係を示してい
る。
レートに密着されて冷却された場合を、破線はウエハが
冷却プレートに近接されて冷却された場合を、鎖線は本
実施例により冷却された場合をそれぞれ示している。ウ
エハの近接距離はいずれも、約0.5mm、冷却プレー
トの温度はいずれも、約23℃、冷却風の風量は、約1
m/s、である。また、いずれの場合も、ウエハの温度
が150℃から23℃に下がるまでの関係を示してい
る。
【0032】図3から明らかなように、本実施例によれ
ば、ウエハが冷却プレートに密着されて冷却された場合
に比べて冷却速度が遅いが、ウエハが冷却プレートに近
接されて冷却された場合よりは、冷却速度が約2倍早く
なっている。
ば、ウエハが冷却プレートに密着されて冷却された場合
に比べて冷却速度が遅いが、ウエハが冷却プレートに近
接されて冷却された場合よりは、冷却速度が約2倍早く
なっている。
【0033】図4は近接冷却効果を模擬実験した結果を
示すグラフであり、ウエハ温度と、冷却時間との関係
を、近接距離をパラメータとして示したグラフである。
示すグラフであり、ウエハ温度と、冷却時間との関係
を、近接距離をパラメータとして示したグラフである。
【0034】図4によれば、ウエハ7と冷却プレート1
5との近接距離が小さければ小さい程、冷却速度が早く
なることが考察された。そして、処理時間を密着冷却と
同等にするには、ウエハ7と冷却プレート15との距離
を、0.3mm以下に設定する必要があることが究明さ
れた。
5との近接距離が小さければ小さい程、冷却速度が早く
なることが考察された。そして、処理時間を密着冷却と
同等にするには、ウエハ7と冷却プレート15との距離
を、0.3mm以下に設定する必要があることが究明さ
れた。
【0035】前記実施例によれば次の効果が得られる。
ウエハが点接触にて保持された状態で冷風により、
かつ、冷却プレートに近接させて冷却プレートにより強
制冷却されるため、ウエハ裏面への異物の付着を低減さ
せつつ、ウエハをきわめて効果的に冷却することができ
る。
ウエハが点接触にて保持された状態で冷風により、
かつ、冷却プレートに近接させて冷却プレートにより強
制冷却されるため、ウエハ裏面への異物の付着を低減さ
せつつ、ウエハをきわめて効果的に冷却することができ
る。
【0036】 ウエハを冷却プレートとの距離が0.
3mm以下になるように近接させることにより、冷却処
理時間を密着冷却と同等に抑制することができる。
3mm以下になるように近接させることにより、冷却処
理時間を密着冷却と同等に抑制することができる。
【0037】 ウエハを保持する保持ピンにおけるウ
エハとの接触部を非金属材料を用いて構成することによ
り、ウエハの金属による汚染を防止することができるた
め、金属汚染による半導体装置の特性低下を未然に回避
することができる。
エハとの接触部を非金属材料を用いて構成することによ
り、ウエハの金属による汚染を防止することができるた
め、金属汚染による半導体装置の特性低下を未然に回避
することができる。
【0038】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0039】例えば、冷却室はウエハを枚葉処理するよ
うに構成するに限らず、複数枚のウエハを同時に収容し
てバッチ処理するように構成してもよい。
うに構成するに限らず、複数枚のウエハを同時に収容し
てバッチ処理するように構成してもよい。
【0040】また、ウエハ保持手段は水平に保持するよ
うに構成するに限らず、立てた状態で保持するように構
成してもよい。
うに構成するに限らず、立てた状態で保持するように構
成してもよい。
【0041】冷却プレートは温調水により冷却するよう
に構成するに限らず、冷却風やペルチェ効果等により冷
却するように構成してもよい。
に構成するに限らず、冷却風やペルチェ効果等により冷
却するように構成してもよい。
【0042】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるレジス
ト塗布直前の冷却技術について適用した場合について説
明したが、それに限定されるものではなく、レジスト塗
布後の冷却技術、レジストベーク後の冷却技術、さらに
は、ホトリソグラフィ工程以外の工程における半導体ウ
エハの冷却技術全般に適用することができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるレジス
ト塗布直前の冷却技術について適用した場合について説
明したが、それに限定されるものではなく、レジスト塗
布後の冷却技術、レジストベーク後の冷却技術、さらに
は、ホトリソグラフィ工程以外の工程における半導体ウ
エハの冷却技術全般に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0044】半導体ウエハを点接触にて保持された状態
で冷風により、かつ、冷却プレートに近接させて冷却プ
レートにより強制冷却させることにより、半導体ウエハ
裏面への異物の付着を低減させつつ、半導体ウエハをき
わめて効果的に冷却することができる。
で冷風により、かつ、冷却プレートに近接させて冷却プ
レートにより強制冷却させることにより、半導体ウエハ
裏面への異物の付着を低減させつつ、半導体ウエハをき
わめて効果的に冷却することができる。
【図1】本発明の一実施例である半導体ウエハ冷却装置
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】その作用を説明するための斜視図である。
【図3】冷却効果を示すグラフである。
【図4】ウエハおよび冷却プレートの距離と冷却効果と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
1…フード、2…ステージ、3…冷却室、4…シールリ
ング、5…保持ピン、6…受け部、7…半導体ウエハ、
8…吸込口、9…排気口、10…吹出口、11…ガイ
ド、12…取入口、13…整流板、14…冷風、15…
冷却プレート、16…中空室、17…給水口、18…排
水口、19…温調水。
ング、5…保持ピン、6…受け部、7…半導体ウエハ、
8…吸込口、9…排気口、10…吹出口、11…ガイ
ド、12…取入口、13…整流板、14…冷風、15…
冷却プレート、16…中空室、17…給水口、18…排
水口、19…温調水。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体ウエハを点接触にて保持した状態
で、冷却プレートに近接させるとともに、半導体ウエハ
に冷却風を吹き付けて冷却することを特徴とする半導体
ウエハ冷却方法。 - 【請求項2】 前記冷却中における半導体ウエハと冷却
プレートの近接距離が、0.3mm以下に形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の半導体ウエハ冷却方
法。 - 【請求項3】 開閉自在な冷却室と、冷却室内に配設さ
れている冷却プレートと、半導体ウエハを点接触にて保
持し、冷却プレートに近接させる保持ピン群と、前記冷
却室に冷却風を供給する冷却風供給手段とを備えている
ことを特徴とする半導体ウエハ冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19078891A JPH0513294A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 半導体ウエハ冷却方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19078891A JPH0513294A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 半導体ウエハ冷却方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513294A true JPH0513294A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16263754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19078891A Pending JPH0513294A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 半導体ウエハ冷却方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513294A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6905333B2 (en) | 2002-09-10 | 2005-06-14 | Axcelis Technologies, Inc. | Method of heating a substrate in a variable temperature process using a fixed temperature chuck |
US6957690B1 (en) | 1998-09-10 | 2005-10-25 | Asm America, Inc. | Apparatus for thermal treatment of substrates |
JP2013041053A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Kamimura Kogyo:Kk | 液晶ディスプレイ等の製造工程におけるガラス基盤面の急速且つ高精度調温装置 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP19078891A patent/JPH0513294A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6957690B1 (en) | 1998-09-10 | 2005-10-25 | Asm America, Inc. | Apparatus for thermal treatment of substrates |
US6905333B2 (en) | 2002-09-10 | 2005-06-14 | Axcelis Technologies, Inc. | Method of heating a substrate in a variable temperature process using a fixed temperature chuck |
US7485190B2 (en) | 2002-09-10 | 2009-02-03 | Axcelis Technologies, Inc. | Apparatus for heating a substrate in a variable temperature process using a fixed temperature chuck |
JP2013041053A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Kamimura Kogyo:Kk | 液晶ディスプレイ等の製造工程におけるガラス基盤面の急速且つ高精度調温装置 |
KR101454964B1 (ko) * | 2011-08-12 | 2014-10-27 | 가부시끼가이샤가미무라고오교오 | 액정 디스플레이의 제조공정에 있어서의 유리 기반면의 급속 및 고정밀도 온도조절장치 |
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