JPH05132900A - シート状ガス処理材 - Google Patents
シート状ガス処理材Info
- Publication number
- JPH05132900A JPH05132900A JP32156491A JP32156491A JPH05132900A JP H05132900 A JPH05132900 A JP H05132900A JP 32156491 A JP32156491 A JP 32156491A JP 32156491 A JP32156491 A JP 32156491A JP H05132900 A JPH05132900 A JP H05132900A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- weight
- acid
- parts
- gas treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】脱臭材、鮮度保持材、くん蒸による薬害防止材
等に広く利用できる有害ガス除去能力に優れたシ−ト状
ガス処理材を提供すること。 【構成】ガス処理剤として塩素酸、亜塩素酸、次亜塩素
酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの塩お
よびアミン類から選ばれた少なくとも一種を多孔性担体
に担持してなる粉末を用い、これを水に分散させたセル
ロ−ス繊維に添加し、これに必要によりカチオン系アク
リル樹脂を加え、更にポリアクリルアマイド系凝集剤を
添加しフロック化させたスラリ−を抄紙して得たシ−ト
状ガス処理材。ガス処理剤としての本来の能力を損なう
ことなく、シ−ト状に加工されていることからその用途
も広く、極めて高活性なガス処理剤を含むシ−トが得ら
れる。
等に広く利用できる有害ガス除去能力に優れたシ−ト状
ガス処理材を提供すること。 【構成】ガス処理剤として塩素酸、亜塩素酸、次亜塩素
酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの塩お
よびアミン類から選ばれた少なくとも一種を多孔性担体
に担持してなる粉末を用い、これを水に分散させたセル
ロ−ス繊維に添加し、これに必要によりカチオン系アク
リル樹脂を加え、更にポリアクリルアマイド系凝集剤を
添加しフロック化させたスラリ−を抄紙して得たシ−ト
状ガス処理材。ガス処理剤としての本来の能力を損なう
ことなく、シ−ト状に加工されていることからその用途
も広く、極めて高活性なガス処理剤を含むシ−トが得ら
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有害ガスを除去するシ−
ト状ガス処理材に関するものであり、脱臭材、鮮度保持
材、くん蒸による薬害防止材等に広く利用できる。
ト状ガス処理材に関するものであり、脱臭材、鮮度保持
材、くん蒸による薬害防止材等に広く利用できる。
【0002】
【従来の技術】悪臭ガスを除去する脱臭剤、青果物から
発生するエチレン等のガスを除去することによって青果
物の鮮度を保持する鮮度保持剤等雰囲気中の有害ガス成
分を除去する目的のガス処理剤は数多く提案され、実際
に広く使われている。これらのガス処理剤は、通常は粉
末状または粒状であり、使用の際は容器に入れたり、通
気性の袋に充填したパック状の形で用いられることが多
い。
発生するエチレン等のガスを除去することによって青果
物の鮮度を保持する鮮度保持剤等雰囲気中の有害ガス成
分を除去する目的のガス処理剤は数多く提案され、実際
に広く使われている。これらのガス処理剤は、通常は粉
末状または粒状であり、使用の際は容器に入れたり、通
気性の袋に充填したパック状の形で用いられることが多
い。
【0003】一方、当然のことながら、雰囲気中の有害
ガス成分の除去に際しては、出来るだけその速度が速い
ことが好ましい。例えば、青果物を容器に詰めて保存す
る場合、エチレンによる鮮度低下を抑制するためには、
青果物から発生するエチレンは出来るだけ速く除去する
ことが必要となる。しかしながら、上述のパック状の形
では効果が局所的であり、広い範囲に効果を速やかに及
ぼすことが難しい。これは脱臭剤その他の有害ガスを除
去するガス処理剤全般に共通した問題点である。
ガス成分の除去に際しては、出来るだけその速度が速い
ことが好ましい。例えば、青果物を容器に詰めて保存す
る場合、エチレンによる鮮度低下を抑制するためには、
青果物から発生するエチレンは出来るだけ速く除去する
ことが必要となる。しかしながら、上述のパック状の形
では効果が局所的であり、広い範囲に効果を速やかに及
ぼすことが難しい。これは脱臭剤その他の有害ガスを除
去するガス処理剤全般に共通した問題点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ガス
処理剤の上述のような問題点を解決するため、シ−ト状
のガス処理材を提供することを目的とする。シ−ト状に
することによって、対象全体を覆うことができ、効果を
広い範囲に速やかに及ぼすことが可能となる。また、対
象を包んだり、その他種々の使用方法が可能となる利点
がある。
処理剤の上述のような問題点を解決するため、シ−ト状
のガス処理材を提供することを目的とする。シ−ト状に
することによって、対象全体を覆うことができ、効果を
広い範囲に速やかに及ぼすことが可能となる。また、対
象を包んだり、その他種々の使用方法が可能となる利点
がある。
【0005】シ−ト状のガス処理材は従来種々のものが
提案されているが、シ−ト加工する際にガス処理剤本来
の性能が低下してしまったり、そもそもの性能が十分で
なく、実際の使用目的に適うものはないのが現状であ
る。本発明はこのような現状に鑑み、十分な有害ガス除
去能力を有するシ−ト状ガス処理材を提供せんとするも
のである。
提案されているが、シ−ト加工する際にガス処理剤本来
の性能が低下してしまったり、そもそもの性能が十分で
なく、実際の使用目的に適うものはないのが現状であ
る。本発明はこのような現状に鑑み、十分な有害ガス除
去能力を有するシ−ト状ガス処理材を提供せんとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成
した。即ち、本発明は、(1)塩素酸、亜塩素酸、次亜
塩素酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの
塩およびアミン類から選ばれる少なくとも一種と多孔性
担体とセルロ−ス繊維を含む分散液から抄造して得られ
るシ−ト状ガス処理材、
題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成
した。即ち、本発明は、(1)塩素酸、亜塩素酸、次亜
塩素酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの
塩およびアミン類から選ばれる少なくとも一種と多孔性
担体とセルロ−ス繊維を含む分散液から抄造して得られ
るシ−ト状ガス処理材、
【0007】(2)多孔性担体が粒径1〜150ミクロ
ンの微粒子状多孔性担体である上記(1)記載のシ−ト
状ガス処理材、(3)多孔性担体が活性炭である上記
(1)又は(2)記載のシ−ト状ガス処理材、(4)分
散液がバインダ−を含有する上記(1)、(2)又は
(3)記載のシ−ト状ガス処理材、に関する。
ンの微粒子状多孔性担体である上記(1)記載のシ−ト
状ガス処理材、(3)多孔性担体が活性炭である上記
(1)又は(2)記載のシ−ト状ガス処理材、(4)分
散液がバインダ−を含有する上記(1)、(2)又は
(3)記載のシ−ト状ガス処理材、に関する。
【0008】以下に本発明を詳しく述べる。塩素酸、亜
塩素酸、次亜塩素酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸ま
たはこれらの塩およびアミン類(以下「化合物A」とい
う)として、特に限定はないが、好ましいものとして塩
素酸、亜塩素酸、次亜塩素酸のそれぞれのアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩(例えばナトリウム塩、カリウ
ム塩、カルシウム塩、バリウム塩)およびリン酸、亜リ
ン酸、次亜リン酸を挙げることが出来る。アミン類とし
て好ましいものは強塩基アミンであり、例えばトリエチ
ルアミン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンテト
ラミン、エタノ−ルアミン、モルホリン、ピペラジン、
アルキルアミノピリジン等を挙げることが出来る。
塩素酸、次亜塩素酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸ま
たはこれらの塩およびアミン類(以下「化合物A」とい
う)として、特に限定はないが、好ましいものとして塩
素酸、亜塩素酸、次亜塩素酸のそれぞれのアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩(例えばナトリウム塩、カリウ
ム塩、カルシウム塩、バリウム塩)およびリン酸、亜リ
ン酸、次亜リン酸を挙げることが出来る。アミン類とし
て好ましいものは強塩基アミンであり、例えばトリエチ
ルアミン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンテト
ラミン、エタノ−ルアミン、モルホリン、ピペラジン、
アルキルアミノピリジン等を挙げることが出来る。
【0009】化合物Aは、さらにその性能を上げるため
に鉄、チタン、ジルコニウム、モリブデン、タングステ
ン、亜鉛、銀、ゲルマニウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム等の酸化物、過酸化物、
塩化物、炭酸塩、硫酸塩等から選ばれる化合物の一種以
上(以下「化合物B」という)と組み合わせて用いるこ
とができる。これら化合物Bの使用割合は任意である
が、好ましくは化合物Aと化合物Bの合計量中の0〜9
5重量%、さらに好ましくは5〜70重量%である。
に鉄、チタン、ジルコニウム、モリブデン、タングステ
ン、亜鉛、銀、ゲルマニウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム等の酸化物、過酸化物、
塩化物、炭酸塩、硫酸塩等から選ばれる化合物の一種以
上(以下「化合物B」という)と組み合わせて用いるこ
とができる。これら化合物Bの使用割合は任意である
が、好ましくは化合物Aと化合物Bの合計量中の0〜9
5重量%、さらに好ましくは5〜70重量%である。
【0010】多孔性担体としては特に限定されず、種々
のものが使用できるが、好ましいものとしてはシリカ、
アルミナ、シリカアルミナ、ゼオライト、タルク、ケイ
ソウ土、鹿沼土、粘土鉱物、活性炭を挙げることがで
き、特に活性炭が好ましい。多孔性担体は粒径1〜15
0ミクロン微粒子状のものが好ましく、又、表面積が5
00m2/g以上のものが好ましい。多孔性担体の使用割
合は任意であるが、好ましくは化合物A、化合物B、担
体の合計量の5〜90重量%、さらに好ましくは10〜
70重量%である。
のものが使用できるが、好ましいものとしてはシリカ、
アルミナ、シリカアルミナ、ゼオライト、タルク、ケイ
ソウ土、鹿沼土、粘土鉱物、活性炭を挙げることがで
き、特に活性炭が好ましい。多孔性担体は粒径1〜15
0ミクロン微粒子状のものが好ましく、又、表面積が5
00m2/g以上のものが好ましい。多孔性担体の使用割
合は任意であるが、好ましくは化合物A、化合物B、担
体の合計量の5〜90重量%、さらに好ましくは10〜
70重量%である。
【0011】セルロ−ス繊維としては、特に限定されな
い。パルプ等通常入手し得るセルロ−ス繊維であってし
かも抄造可能であればいずれも使用可能である。セルロ
−ス繊維とガス処理剤成分〔化合物A、化合物B(任意
成分)及び担体〕との混合割合は任意であるが、好まし
くはセルロ−ス繊維とガス処理剤成分との合計量に対し
セルロ−ス繊維30〜90重量%、ガス処理剤成分総量
〔化合物A+化合物B(任意成分)+担体〕10〜70
重量%である。
い。パルプ等通常入手し得るセルロ−ス繊維であってし
かも抄造可能であればいずれも使用可能である。セルロ
−ス繊維とガス処理剤成分〔化合物A、化合物B(任意
成分)及び担体〕との混合割合は任意であるが、好まし
くはセルロ−ス繊維とガス処理剤成分との合計量に対し
セルロ−ス繊維30〜90重量%、ガス処理剤成分総量
〔化合物A+化合物B(任意成分)+担体〕10〜70
重量%である。
【0012】本発明のガス処理材は前記したセルロ−ス
繊維、ガス処理剤及び必要により添加される他の添加剤
と媒体(以下「分散媒」という)とを混合しスラリ−
(以下これを「分散液」という)を得、これを常法によ
り抄造することにより得られる。本発明において、分散
液は各成分を混合することにより得ることができ、その
調製法は特に限定されない。例えば、微粒子状多孔性担
体と液状又は粉末状(好ましくは粒径1〜150ミクロ
ン)の化合物A及び化合物B(任意成分)とを均一に混
合し、必要に応じて乾燥、焼成することによりガス処理
剤粉末を得、これとセルロ−ス繊維を分散媒中に分散さ
せることにより分散液を得ることができる。
繊維、ガス処理剤及び必要により添加される他の添加剤
と媒体(以下「分散媒」という)とを混合しスラリ−
(以下これを「分散液」という)を得、これを常法によ
り抄造することにより得られる。本発明において、分散
液は各成分を混合することにより得ることができ、その
調製法は特に限定されない。例えば、微粒子状多孔性担
体と液状又は粉末状(好ましくは粒径1〜150ミクロ
ン)の化合物A及び化合物B(任意成分)とを均一に混
合し、必要に応じて乾燥、焼成することによりガス処理
剤粉末を得、これとセルロ−ス繊維を分散媒中に分散さ
せることにより分散液を得ることができる。
【0013】分散媒としては水、炭化水素類、アルコ−
ル類、エ−テル類、ケトン類等種々のものが使用できる
が、水が特に好ましい。分散液には、これらの他に、バ
インダ−、充填剤、分散剤等公知の添加剤を添加するこ
とができる。バインダ−としては、ポリビニルアルコ−
ル、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂等種々のものが使用でき、通常、ガス処理剤成
分総量〔化合物A+化合物B(任意成分)+担体〕に対
して1〜30重量%用いる。
ル類、エ−テル類、ケトン類等種々のものが使用できる
が、水が特に好ましい。分散液には、これらの他に、バ
インダ−、充填剤、分散剤等公知の添加剤を添加するこ
とができる。バインダ−としては、ポリビニルアルコ−
ル、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂等種々のものが使用でき、通常、ガス処理剤成
分総量〔化合物A+化合物B(任意成分)+担体〕に対
して1〜30重量%用いる。
【0014】バインダ−としてカチオン系アクリル樹脂
およびポリアクリルアマイド系凝集剤を併用すると、こ
れらはセルロ−ス繊維とガス処理剤成分とのバインダ−
として作用し、強度の優れたシ−トが得られると共に、
セルロ−ス繊維とガス処理剤成分との混合物の分散性を
良好にし、かつ抄造過程におけるフロック形成に効果が
あるため抄造を容易にする。カチオン系アクリル樹脂
は、ガス処理剤成分総量に対し1−10重量%添加する
のが好ましく、又、ポリアクリルアマイド系凝集剤は上
述のフロックを形成し分散液(スラリ−)からの抄造を
容易にするためにガス処理剤成分総量の0.01〜1重
量%添加すればよい。
およびポリアクリルアマイド系凝集剤を併用すると、こ
れらはセルロ−ス繊維とガス処理剤成分とのバインダ−
として作用し、強度の優れたシ−トが得られると共に、
セルロ−ス繊維とガス処理剤成分との混合物の分散性を
良好にし、かつ抄造過程におけるフロック形成に効果が
あるため抄造を容易にする。カチオン系アクリル樹脂
は、ガス処理剤成分総量に対し1−10重量%添加する
のが好ましく、又、ポリアクリルアマイド系凝集剤は上
述のフロックを形成し分散液(スラリ−)からの抄造を
容易にするためにガス処理剤成分総量の0.01〜1重
量%添加すればよい。
【0015】分散媒にガス処理剤粉末とセルロ−ス繊維
を分散させたものに、カチオン系アクリル樹脂を加え、
十分攪拌後ポリアクリルアマイド系凝集剤を加えるとフ
ロック化した分散液(スラリ−)が得られ、これを用い
て抄造すると、抄造を容易に行なうことができ、又、強
度の優れたシ−トが得られる。
を分散させたものに、カチオン系アクリル樹脂を加え、
十分攪拌後ポリアクリルアマイド系凝集剤を加えるとフ
ロック化した分散液(スラリ−)が得られ、これを用い
て抄造すると、抄造を容易に行なうことができ、又、強
度の優れたシ−トが得られる。
【0016】カチオン系アクリル樹脂に特に限定はない
が、好ましいものとして例えばジメチルアミノエチルア
クリレ−ト重合体、ジアリルアミン4級塩とアクリル共
重合体等が挙げられる。
が、好ましいものとして例えばジメチルアミノエチルア
クリレ−ト重合体、ジアリルアミン4級塩とアクリル共
重合体等が挙げられる。
【0017】ポリアクリルアマイド系凝集剤に特に限定
はないが好ましいものとして例えばポリアクリルアマイ
ド、アクリルアマイド−アクリル酸ソ−ダ共重合物、ポ
リアクリルアマイドマンニッヒ変成物等が挙げられる。
はないが好ましいものとして例えばポリアクリルアマイ
ド、アクリルアマイド−アクリル酸ソ−ダ共重合物、ポ
リアクリルアマイドマンニッヒ変成物等が挙げられる。
【0018】本発明において、分散液は、適宜の濃度に
調整できるが、通常、固形分濃度が0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%となるように調整され
る。抄造(抄紙)は公知の方法により行なうことができ
る。このように本発明のシ−ト状ガス処理材が得られ
る。本発明のシ−ト状ガス処理材の坪量は特に限定され
ないが、通常は50〜300g/m2である。
調整できるが、通常、固形分濃度が0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%となるように調整され
る。抄造(抄紙)は公知の方法により行なうことができ
る。このように本発明のシ−ト状ガス処理材が得られ
る。本発明のシ−ト状ガス処理材の坪量は特に限定され
ないが、通常は50〜300g/m2である。
【0019】本発明のシ−ト状ガス処理材は、ガス処理
剤本来の能力を十分に保持し、十分な有害ガス除去能力
を有している。しかも、ガス処理剤粉末が脱落して対象
物を汚すことがないので、種々の用途に使用することが
可能である。
剤本来の能力を十分に保持し、十分な有害ガス除去能力
を有している。しかも、ガス処理剤粉末が脱落して対象
物を汚すことがないので、種々の用途に使用することが
可能である。
【0020】本発明のシ−ト状ガス処理材は雰囲気中の
有害ガスを極めて速やかに除去する能力を有しているた
め、用途範囲は極めて広いが、特に次のような用途へ利
用が可能である。
有害ガスを極めて速やかに除去する能力を有しているた
め、用途範囲は極めて広いが、特に次のような用途へ利
用が可能である。
【0021】(1)青果物あるいは花卉類の貯蔵あるい
は輸送中の鮮度低下を抑制する鮮度保持シ−ト、例え
ば、段ボ−ル箱に収納された青果物の上部を覆うように
セットしたり、全体を包むこともできるため、十分な効
果を発揮することができる。
は輸送中の鮮度低下を抑制する鮮度保持シ−ト、例え
ば、段ボ−ル箱に収納された青果物の上部を覆うように
セットしたり、全体を包むこともできるため、十分な効
果を発揮することができる。
【0022】(2)臭化メチル等でくん蒸された青果物
あるいは花卉類の臭化メチルによる薬害防止シ−ト、薬
害防止のためには、残留臭化メチルを出来るだけ速やか
に除去することが重要であるが、シ−ト状にすることに
よって、その効果が十分に発揮される。
あるいは花卉類の臭化メチルによる薬害防止シ−ト、薬
害防止のためには、残留臭化メチルを出来るだけ速やか
に除去することが重要であるが、シ−ト状にすることに
よって、その効果が十分に発揮される。
【0023】(3)種々の悪臭物質を除去する脱臭シ−
ト。対象を覆うだけでなく、種々の加工が可能であり、
フィルタ−、マスク、壁紙等への利用も可能となる。
ト。対象を覆うだけでなく、種々の加工が可能であり、
フィルタ−、マスク、壁紙等への利用も可能となる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。
【0025】実施例1 粉末状次亜塩素酸カルシウム15重量部、粉末状活性炭
(平均粒径50ミクロン、表面積1000m2/g)85
重量部を均一に混合して得たガス処理剤粉末100重量
部を、セルロ−ス繊維100重量部が分散した水500
0重量部に加え、これに通常抄造の際に用いられるカチ
オン系アクリル樹脂3重量部を加え攪拌混合した。これ
にポリアクリルアマイド性凝集剤0.1重量部を加えて
フロック化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量20
0g/m2のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−ト
中のガス処理剤の量は100g/m2である。得られたシ
−トを20cm×30cmの大きさに切り、その1枚を、段
ボ−ル箱にリンゴ(ふじ)30個を入れた上にかぶせ、
密封し、これを10℃にて保存した。又、比較のために
シ−トを入れないで密封した箱を同様に保存した。シ−
ト状ガス処理材をいれなかったものは、エチレンが最大
250ppm検出され、30日後においてりんごに軟化
が認められたのに対し、シ−ト状ガス処理材をいれたも
のはエチレンがほとんど検出されず、しかも30日後で
もリンゴはほぼ初期の鮮度を保っていた。
(平均粒径50ミクロン、表面積1000m2/g)85
重量部を均一に混合して得たガス処理剤粉末100重量
部を、セルロ−ス繊維100重量部が分散した水500
0重量部に加え、これに通常抄造の際に用いられるカチ
オン系アクリル樹脂3重量部を加え攪拌混合した。これ
にポリアクリルアマイド性凝集剤0.1重量部を加えて
フロック化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量20
0g/m2のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−ト
中のガス処理剤の量は100g/m2である。得られたシ
−トを20cm×30cmの大きさに切り、その1枚を、段
ボ−ル箱にリンゴ(ふじ)30個を入れた上にかぶせ、
密封し、これを10℃にて保存した。又、比較のために
シ−トを入れないで密封した箱を同様に保存した。シ−
ト状ガス処理材をいれなかったものは、エチレンが最大
250ppm検出され、30日後においてりんごに軟化
が認められたのに対し、シ−ト状ガス処理材をいれたも
のはエチレンがほとんど検出されず、しかも30日後で
もリンゴはほぼ初期の鮮度を保っていた。
【0026】実施例2〜3 実施例1において、次亜塩素酸カルシウムの代わりに、
亜塩素酸ナトリウム(実施例2)又は塩素酸カリウム
(実施例3)をそれぞれ用いた以外は全く同様にしてシ
−ト状ガス処理材を作製し、全く同様の試験を行ったと
ころ、同様の結果が得られた。
亜塩素酸ナトリウム(実施例2)又は塩素酸カリウム
(実施例3)をそれぞれ用いた以外は全く同様にしてシ
−ト状ガス処理材を作製し、全く同様の試験を行ったと
ころ、同様の結果が得られた。
【0027】実施例4 リン酸15重量部、粉状活性炭(平均粒径50ミクロ
ン、表面積1000m2/g)85重量部を均一に混合し
て得たガス処理剤粉末100重量部を、セルロ−ス繊維
100重量部が分散した水5000重量部に加え、これ
に、通常抄造の際に用いれるカチオン系アクリル樹脂5
重量部を加えて攪拌混合した。これにポリアクリルアマ
イド系凝集剤0.1重量部を加えてフロック化させたス
ラリ−を抄紙し、乾燥して坪量200g/m2のシ−ト状
ガス処理材を得た。抄造したシ−ト中のガス処理剤の量
は100g/m2である。得られたシ−トを20cm×30
cmの大きさに切り、その1枚を、厚さ30ミクロンのポ
リエチレン袋にブロッコリ5kgと共にいれてハンカチ
折りとし、これをさらに段ボ−ル箱にいれて密封し、こ
れを室温にて保存した。又、比較のためにシ−トを入れ
ないで密封した箱を同様に保存した。シ−ト状ガス処理
材をいれなかったものは3日後に悪臭がしたのに対し、
シ−ト状ガス処理材をいれたものは5日後においても悪
臭が全くせず、しかも5日後でもブロッコリはほぼ初期
の色と鮮度を保っていた。
ン、表面積1000m2/g)85重量部を均一に混合し
て得たガス処理剤粉末100重量部を、セルロ−ス繊維
100重量部が分散した水5000重量部に加え、これ
に、通常抄造の際に用いれるカチオン系アクリル樹脂5
重量部を加えて攪拌混合した。これにポリアクリルアマ
イド系凝集剤0.1重量部を加えてフロック化させたス
ラリ−を抄紙し、乾燥して坪量200g/m2のシ−ト状
ガス処理材を得た。抄造したシ−ト中のガス処理剤の量
は100g/m2である。得られたシ−トを20cm×30
cmの大きさに切り、その1枚を、厚さ30ミクロンのポ
リエチレン袋にブロッコリ5kgと共にいれてハンカチ
折りとし、これをさらに段ボ−ル箱にいれて密封し、こ
れを室温にて保存した。又、比較のためにシ−トを入れ
ないで密封した箱を同様に保存した。シ−ト状ガス処理
材をいれなかったものは3日後に悪臭がしたのに対し、
シ−ト状ガス処理材をいれたものは5日後においても悪
臭が全くせず、しかも5日後でもブロッコリはほぼ初期
の色と鮮度を保っていた。
【0028】実施例5〜6 実施例4において、リン酸の代わりに亜リン酸、(実施
例5)又は次亜リン酸(実施例6)をそれぞれ用いた以
外は全く同様にしてシ−ト状ガス処理材を作り、全く同
様にブロッコリの保存テストを行ったところ、同様の結
果が得られた。
例5)又は次亜リン酸(実施例6)をそれぞれ用いた以
外は全く同様にしてシ−ト状ガス処理材を作り、全く同
様にブロッコリの保存テストを行ったところ、同様の結
果が得られた。
【0029】実施例7 粉末状次亜塩素酸カルシウム15重量部、粉末状酸化鉄
10重量部、粉末状活性炭(平均粒径50ミクロン、表
面積1000m2/g)75重量部を均一に混合して得た
ガス処理剤粉末100重量部を、セルロ−ス繊維100
重量部が分散した水5000重量部に加え、これに、通
常抄造の際に用いられるカチオン系アクリル樹脂5重量
部を加え攪拌混合した。これにポリアクリルアマイド系
凝集剤0.1重量部を加えてフロック化させたスラリ−
を抄紙し、乾燥して坪量300g/m2のシ−ト状ガス処
理材を得た。抄造したシ−ト中のガス処理剤の量は15
0g/m2である。得られたシ−トを20cm×30cmの大
きさに切り、その1枚を、段ボ−ル箱にマスクメロン4
個をいれた上にかぶせ、密封し、これを15℃にて保存
した。又、比較のためにシ−トを入れないで密封した箱
を同様に保存した。シ−ト状ガス処理材をいれなかった
ものは、エチレンが最大120ppm検出され、5日後
においてマスクメロンに軟化が認められたのに対し、シ
−ト状ガス処理材を入れたものはエチレンがほとんど検
出されず、しかも10日後でもマスクメロンはほぼ初期
の鮮度を保っていた。
10重量部、粉末状活性炭(平均粒径50ミクロン、表
面積1000m2/g)75重量部を均一に混合して得た
ガス処理剤粉末100重量部を、セルロ−ス繊維100
重量部が分散した水5000重量部に加え、これに、通
常抄造の際に用いられるカチオン系アクリル樹脂5重量
部を加え攪拌混合した。これにポリアクリルアマイド系
凝集剤0.1重量部を加えてフロック化させたスラリ−
を抄紙し、乾燥して坪量300g/m2のシ−ト状ガス処
理材を得た。抄造したシ−ト中のガス処理剤の量は15
0g/m2である。得られたシ−トを20cm×30cmの大
きさに切り、その1枚を、段ボ−ル箱にマスクメロン4
個をいれた上にかぶせ、密封し、これを15℃にて保存
した。又、比較のためにシ−トを入れないで密封した箱
を同様に保存した。シ−ト状ガス処理材をいれなかった
ものは、エチレンが最大120ppm検出され、5日後
においてマスクメロンに軟化が認められたのに対し、シ
−ト状ガス処理材を入れたものはエチレンがほとんど検
出されず、しかも10日後でもマスクメロンはほぼ初期
の鮮度を保っていた。
【0030】実施例8 リン酸15重量部、粉末状過酸化カルシウム10重量
部、粉末状酸化亜鉛10重量部、粉末状活性炭(平均粒
径50ミクロン、表面積1000m2/g)65重量部を
均一に混合して得たガス処理剤粉末100重量部を、セ
ルロ−ス繊維50重量部が分散した水5000重量部に
加え、これに、通常抄造の際に用いられるカチオン系ア
クリル樹脂7重量部を加え攪拌混合した。これにポリア
クリルアマイド系凝集剤0.2重量部を加えてフロック
化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量300g/m2
のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−ト中のガス
処理剤の量は200g/m2である。得られたシ−トを2
0cm×30cmの大きさに切り、その1枚を、厚さ30ミ
クロンのポリエチレン袋にブロッコリ5kgと共にいれ
てハンカチ折りとし、これをさらに段ボ−ル箱にいれて
密封し、これを室温にて5日間保存した。又、比較のた
めに、シ−トを入れないで密封した箱を同様に保存し
た。シ−ト状ガス処理材をいれなかったものは3日後に
悪臭がしたのに対し、シ−ト状ガス処理材をいれたもの
は5日後においても悪臭が全くせず、しかも5日後でも
ブロッコリはほぼ初期の色と鮮度を保っていた。
部、粉末状酸化亜鉛10重量部、粉末状活性炭(平均粒
径50ミクロン、表面積1000m2/g)65重量部を
均一に混合して得たガス処理剤粉末100重量部を、セ
ルロ−ス繊維50重量部が分散した水5000重量部に
加え、これに、通常抄造の際に用いられるカチオン系ア
クリル樹脂7重量部を加え攪拌混合した。これにポリア
クリルアマイド系凝集剤0.2重量部を加えてフロック
化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量300g/m2
のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−ト中のガス
処理剤の量は200g/m2である。得られたシ−トを2
0cm×30cmの大きさに切り、その1枚を、厚さ30ミ
クロンのポリエチレン袋にブロッコリ5kgと共にいれ
てハンカチ折りとし、これをさらに段ボ−ル箱にいれて
密封し、これを室温にて5日間保存した。又、比較のた
めに、シ−トを入れないで密封した箱を同様に保存し
た。シ−ト状ガス処理材をいれなかったものは3日後に
悪臭がしたのに対し、シ−ト状ガス処理材をいれたもの
は5日後においても悪臭が全くせず、しかも5日後でも
ブロッコリはほぼ初期の色と鮮度を保っていた。
【0031】実施例9 リン酸15重量部、粉末状過酸化カルシウム10重量
部、粉末状二酸化マンガン10重量部、粉末状活性炭
(平均粒径50ミクロン、表面積1000m2/g)、6
5重量部を均一に混合して得たガス処理剤粉末100重
量部を、セルロ−ス繊維50重量部が分散した水500
0重量部に加え、これに、通常抄造の際に用いられるカ
チオン系アクリル樹脂7重量部を加え攪拌混合した。こ
れにポリアクリルアマイド系凝集剤0.2重量部を加え
てフロック化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量3
00g/m2のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−
ト中のガス処理剤の量は200g/m2である。得られた
シ−トを10cm×15cmの大きさに切り、これを硫化水
素100ppmおよびトリメチルアミン100ppmを
含む10リットルの容器に入れた。室温にて各成分の濃
度変化をガスクロマトグラフィで追跡したところ、硫化
水素は15分後、トリメチルアミンは30分後にそれぞ
れ検出されなくなった。
部、粉末状二酸化マンガン10重量部、粉末状活性炭
(平均粒径50ミクロン、表面積1000m2/g)、6
5重量部を均一に混合して得たガス処理剤粉末100重
量部を、セルロ−ス繊維50重量部が分散した水500
0重量部に加え、これに、通常抄造の際に用いられるカ
チオン系アクリル樹脂7重量部を加え攪拌混合した。こ
れにポリアクリルアマイド系凝集剤0.2重量部を加え
てフロック化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量3
00g/m2のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−
ト中のガス処理剤の量は200g/m2である。得られた
シ−トを10cm×15cmの大きさに切り、これを硫化水
素100ppmおよびトリメチルアミン100ppmを
含む10リットルの容器に入れた。室温にて各成分の濃
度変化をガスクロマトグラフィで追跡したところ、硫化
水素は15分後、トリメチルアミンは30分後にそれぞ
れ検出されなくなった。
【0032】実施例10 トリエチレンジアミン20重量部を粉末状活性炭(平均
粒径50ミクロン、表面積1000m2/g)80重量部
に含浸させて得たガス処理剤粉末100重量部を、セル
ロ−ス繊維100重量部が分散した水5000重量部に
加え、これに、通常抄造の際に用いられるカチオン系ア
クリル樹脂5重量部を加え攪拌混合した。これにポリア
クリルアマイド系凝集剤0.1重量部を加えてフロック
化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量200g/m2
のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−ト中のガス
処理剤の量は100g/m2である。
粒径50ミクロン、表面積1000m2/g)80重量部
に含浸させて得たガス処理剤粉末100重量部を、セル
ロ−ス繊維100重量部が分散した水5000重量部に
加え、これに、通常抄造の際に用いられるカチオン系ア
クリル樹脂5重量部を加え攪拌混合した。これにポリア
クリルアマイド系凝集剤0.1重量部を加えてフロック
化させたスラリ−を抄紙し、乾燥して坪量200g/m2
のシ−ト状ガス処理材を得た。抄造したシ−ト中のガス
処理剤の量は100g/m2である。
【0033】一方、リンゴ(ふじ)を40g/m3の濃度
の臭化メチルで10℃、2時間くん蒸し、その後1時間
開放処理を行った。このリンゴ10kgを発泡スチロ−
ル箱に入れ、上述のシ−ト状ガス処理材(20cm×30
cm)で覆い、密封した。これを0℃にて保存した結果、
臭化メチルは1日後には検出されなくなり、15日後の
リンゴの状態は果皮、果肉ともに薬害は認められず、初
期の状態を保持していた。
の臭化メチルで10℃、2時間くん蒸し、その後1時間
開放処理を行った。このリンゴ10kgを発泡スチロ−
ル箱に入れ、上述のシ−ト状ガス処理材(20cm×30
cm)で覆い、密封した。これを0℃にて保存した結果、
臭化メチルは1日後には検出されなくなり、15日後の
リンゴの状態は果皮、果肉ともに薬害は認められず、初
期の状態を保持していた。
【0034】実施例11 実施例7で得たシ−ト状ガス処理材(20cm×30cm)
を用いて実施例10と同様のテストを行った。その結
果、臭化メチルは1日後には検出されなくなり、15日
後のリンゴの状態も実施例10とほぼ同様であった。
を用いて実施例10と同様のテストを行った。その結
果、臭化メチルは1日後には検出されなくなり、15日
後のリンゴの状態も実施例10とほぼ同様であった。
【0035】
【発明の効果】本発明のシ−ト状ガス処理材は、ガス処
理剤本来の性能を損なうことなく、シ−ト状に表面積を
広げることができるため、雰囲気中の有害ガスを極めて
迅速に除去するたとができ、そのため、鮮度保持シ−
ト、脱臭シ−ト等有害ガス除去用シ−トとして広く利用
できる。
理剤本来の性能を損なうことなく、シ−ト状に表面積を
広げることができるため、雰囲気中の有害ガスを極めて
迅速に除去するたとができ、そのため、鮮度保持シ−
ト、脱臭シ−ト等有害ガス除去用シ−トとして広く利用
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 B 6953−4D 116 J 6953−4D B 6953−4D D21H 17/65 17/67
Claims (4)
- 【請求項1】塩素酸、亜塩素酸、次亜塩素酸、リン酸、
亜リン酸、次亜リン酸またはこれらの塩およびアミン類
から選ばれる少なくとも一種と多孔性担体とセルロ−ス
繊維を含む分散液から抄造して得られるシ−ト状ガス処
理材。 - 【請求項2】多孔性担体が粒径1〜150ミクロンの微
粒子状多孔性担体である請求項1のシ−ト状ガス処理
材。 - 【請求項3】多孔性担体が活性炭である請求項1又は2
のシ−ト状ガス処理材。 - 【請求項4】分散液がバインダ−を含有する請求項1、
2又は3のシ−ト状ガス処理材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32156491A JPH05132900A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | シート状ガス処理材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32156491A JPH05132900A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | シート状ガス処理材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05132900A true JPH05132900A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18133981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32156491A Pending JPH05132900A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | シート状ガス処理材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05132900A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09253186A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-09-30 | Yoshinari Hasegawa | 脱臭抗菌材 |
KR100456608B1 (ko) * | 2001-09-12 | 2004-11-10 | 우창정 | 과채류 및 엽경채류의 신선도 유지를 위한 내포장재 제조법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5995931A (ja) * | 1982-11-24 | 1984-06-02 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 悪臭成分吸着性に優れた紙またはシ−ト状物質およびその製造方法 |
JPH0351396A (ja) * | 1989-04-21 | 1991-03-05 | Asahi Optical Co Ltd | 機能紙 |
JPH03247674A (ja) * | 1990-02-27 | 1991-11-05 | Kensetsu Rubber Kk | 抗菌・脱臭性皮膜を備えた成形物品 |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP32156491A patent/JPH05132900A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5995931A (ja) * | 1982-11-24 | 1984-06-02 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 悪臭成分吸着性に優れた紙またはシ−ト状物質およびその製造方法 |
JPH0351396A (ja) * | 1989-04-21 | 1991-03-05 | Asahi Optical Co Ltd | 機能紙 |
JPH03247674A (ja) * | 1990-02-27 | 1991-11-05 | Kensetsu Rubber Kk | 抗菌・脱臭性皮膜を備えた成形物品 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09253186A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-09-30 | Yoshinari Hasegawa | 脱臭抗菌材 |
KR100456608B1 (ko) * | 2001-09-12 | 2004-11-10 | 우창정 | 과채류 및 엽경채류의 신선도 유지를 위한 내포장재 제조법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2795597C (en) | Process to preserve aqueous preparations of mineral materials, preserved aqueous preparations of mineral materials and use of preservative compounds in aqueous preparations of mineral materials | |
CA1251034A (en) | Chemically-active composition containing divalent iron ions | |
EP2626464B1 (en) | Composition for paper deacidification, process to obtain it and method for its application | |
JPH06107971A (ja) | 被覆用組成物 | |
AU680093B2 (en) | Method and composition for disinfecting and solidifying liquid waste | |
JPH05132900A (ja) | シート状ガス処理材 | |
JPH06228469A (ja) | 防菌防かび性表面処理剤組成物 | |
US4444316A (en) | Gas scavenger agents for containers of solid chloroisocyanurates | |
EP0003186B1 (en) | Moist packaged towelette and method of making same | |
JPH03979B2 (ja) | ||
JPH0536558B2 (ja) | ||
US5556595A (en) | Sheet material for eliminating methyl bromide, a material therefor obtained by working the sheet into a filter form, and a method for eliminating methyl bromide with the same | |
JPH06154553A (ja) | シート状臭化メチル除去材 | |
JP2781865B2 (ja) | 消臭性シート | |
EP0626190B1 (en) | Sheet type and sheet-filter type methyl bromide removing material, and methyl bromide removing method using the same materials | |
JPH057772A (ja) | 脱酸素剤 | |
JP4942289B2 (ja) | 耐湿性脱酸素剤 | |
ZA200202257B (en) | Sterilising agents and methods. | |
JPS5940180B2 (ja) | 固形塩素剤の保存方法 | |
JP2021160964A (ja) | ゲル状二酸化塩素発生具およびその製造方法 | |
JPS59205943A (ja) | コ−ヒ−の保存方法 | |
JPH0687969B2 (ja) | 脱酸素剤組成物 | |
JP2001226895A (ja) | セルロース系繊維シート状物 | |
MX2008006747A (en) | Solid biocidal compositions and methods of using the same | |
JPH0638844B2 (ja) | 脱臭用組成液とその使用方法 |