JPH0513230A - 静磁波デバイス用材料 - Google Patents

静磁波デバイス用材料

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JPH0513230A
JPH0513230A JP18821991A JP18821991A JPH0513230A JP H0513230 A JPH0513230 A JP H0513230A JP 18821991 A JP18821991 A JP 18821991A JP 18821991 A JP18821991 A JP 18821991A JP H0513230 A JPH0513230 A JP H0513230A
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JP
Japan
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point
axis
magnetostatic
wave device
garnet film
Prior art date
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Pending
Application number
JP18821991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugunobu Mizuno
埜 嗣 伸 水
Masaru Fujino
野 優 藤
Mitsuhiro Aota
田 充 弘 青
Makoto Kumatoriya
取 谷 誠 人 熊
Hiroshi Takagi
木 洋 鷹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Priority to EP92110931A priority patent/EP0522388A1/en
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Pending legal-status Critical Current

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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 Gd3 Ga5 12基板上に成長させる静磁波
用ガーネット膜の材料となる静磁波デバイス用材料にお
いて、化学式をY3-x Gdx Fe5-y-z Gay Alz
12で表したときのx,yおよびzが、x,yおよびzを
それぞれx軸,y軸およびz軸とする3元図において、
A(0,0,0),B(0.6,0,0),C(1,
0.88,0),D(0.41,1,0),E(0,
0.09,0),F(1,0,0.34),G(1,
0,0.49),H(0,0,0.02)の各点を頂点
とする多面体A,B,C,D,E,F,G,Hで囲ま
れ、かつ、点A上以外の範囲内とする。 【効果】 強磁性半値幅(ΔH)を大きくする事なし
に、飽和磁化(4πMs)の温度変化に対する変化率を
いろいろと変化させることができる。そのため、静磁波
デバイスにおいて、いろいろな永久磁石を用いることが
できる。さらに、GGG基板と磁性ガーネット膜との格
子定数の差が0.01Å以下となるので、良質な磁性ガ
ーネット膜を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静磁波デバイス用材料
に関し、特に磁性ガーネット膜の材料となる静磁波デバ
イス用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静磁波デバイスにおいて磁性ガー
ネット膜の材料として、Y3 Fe5 12(YIG)が重
要な材料として使われていた。このYIGは、極端に強
磁性半値幅(ΔH)が小さい。そのため、静磁波デバイ
スにおける入力信号と出力信号との差を小さくできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、YIG
は、飽和磁化(4πMs)の温度変化に対する変化率
が、約−2100ppm/℃である。したがって、この
ようなYIGを用いた静磁波デバイスにおける温度変化
に対する変化率を調節するためには、静磁波デバイスで
使用される永久磁石の、磁界の温度変化に対する変化率
を変化させなければならなかった。そのため、静磁波デ
バイスにおける温度変化に対する変化率の調節が困難で
あった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、強
磁性半値幅(ΔH)を大きくする事なしに、飽和磁化
(4πMs)の温度変化に対する変化率をいろいろと変
化させることができる、静磁波デバイス用材料を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、Gd3 Ga
5 12基板上に成長させる静磁波用ガーネット膜の材料
となる静磁波デバイス用材料において、化学式をY3-x
Gdx Fe5-y-z Gay Alz 12で表したときのx,
yおよびzが、x,yおよびzをそれぞれx軸,y軸お
よびz軸とする3元図において、A(0,0,0),B
(0.6,0,0),C(1,0.88,0),D
(0.41,1,0),E(0,0.09,0),F
(1,0,0.34),G(1,0,0.49),H
(0,0,0.02)の各点を頂点とする多面体A,
B,C,D,E,F,G,Hで囲まれ、かつ、点A上以
外の範囲内にあることを特徴とする、静磁波デバイス用
材料である。
【0006】
【発明の効果】この発明によれば、強磁性半値幅(Δ
H)を大きくする事なしに、飽和磁化(4πMs)の温
度変化に対する変化率をいろいろと変化させることがで
きる、静磁波デバイス用材料が得られる。そのため、静
磁波デバイスにおいて、いろいろな永久磁石を用いるこ
とができる。
【0007】さらに、GGG基板と磁性ガーネット膜と
の格子定数の差が0.01Å以下となるので、良質な磁
性ガーネット膜を形成できる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】Gd3 Ga5 12基板(GGG基板)を、L
PE法でガーネット膜を形成するための基板として準備
した。
【0010】次に、ガーネット膜の原料であるFe2
3 ,Y2 3 ,Gd2 3 ,Al2 3 およびGa2
3 と、溶剤であるPbOおよびB2 3 とを混合し、縦
型電気炉内に保持された白金坩堝に充填して、約120
0℃で均質化を行って、融液を得た。
【0011】この融液を約900℃前後の一定温度に保
持して、ガーネットを過飽和状態にした後、この融液中
にGGG基板を浸透し、回転させながら所定時間成長を
行った。その後、このGGG基板を融液から引き上げ、
高速度で回転させて、ガーネット膜上の付着融液を遠心
力で振り切ることによって、ガーネット膜を形成した。
【0012】得られたガーネット膜の格子定数をX線回
折によって測定し、飽和磁化(4πMs)と強磁性半値
幅(ΔH)とを、電子スピン共鳴(ESR)装置によっ
て測定した。この測定結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】表1中のX値,Y値およびZ値はそれぞれ
静磁波デバイス用材料の化学式をY3-x Gdx Fe
5-y-z Gay Alz 12で表したときのx,yおよびz
を示す。なお、表1中、*印を付したものはこの発明の
範囲外のものである。
【0015】次に、この発明にかかるx,yおよびzの
範囲を限定した理由を示す。
【0016】点B,C,Fで囲まれる面より外側あるい
は点D,E,G,Hで囲まれる面より外側では、GGG
基板と磁性ガーネット膜との格子定数の差が0.01Å
より大きくなるので、ひび割れなどがない良質のガーネ
ット膜が形成できない(試料番号4,6,12および1
4参照)。
【0017】また、点D,C,F,Gで囲まれる面より
外側では、強磁性半値幅(ΔH)が5Oeより大きくな
り、静磁波デバイスとして使用できない(試料番号10
および16参照)。
【0018】さらに、点Aでは、YIGそのものであ
り、飽和磁化(4πMs)の温度変化に対する変化率が
大きすぎて、静磁波デバイスにおける温度変化に対する
変化率の調節が困難である(試料番号1参照)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊 取 谷 誠 人 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 鷹 木 洋 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 Gd3 Ga5 12基板上に成長させる静
    磁波用ガーネット膜の材料となる静磁波デバイス用材料
    において、 化学式をY3-x Gdx Fe5-y-z Gay Alz 12で表
    したときのx,yおよびzが、x,yおよびzをそれぞ
    れx軸,y軸およびz軸とする3元図において、A
    (0,0,0),B(0.6,0,0),C(1,0.
    88,0),D(0.41,1,0),E(0,0.0
    9,0),F(1,0,0.34),G(1,0,0.
    49),H(0,0,0.02)の各点を頂点とする多
    面体A,B,C,D,E,F,G,Hで囲まれ、かつ、
    点A上以外の範囲内にあることを特徴とする、静磁波デ
    バイス用材料。
JP18821991A 1991-07-01 1991-07-01 静磁波デバイス用材料 Pending JPH0513230A (ja)

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JP18821991A JPH0513230A (ja) 1991-07-01 1991-07-01 静磁波デバイス用材料
EP92110931A EP0522388A1 (en) 1991-07-01 1992-06-27 Magnetostatic-wave devices

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