JPH05132277A - エレベータドアの安全装置 - Google Patents

エレベータドアの安全装置

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JPH05132277A
JPH05132277A JP29112691A JP29112691A JPH05132277A JP H05132277 A JPH05132277 A JP H05132277A JP 29112691 A JP29112691 A JP 29112691A JP 29112691 A JP29112691 A JP 29112691A JP H05132277 A JPH05132277 A JP H05132277A
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elevator
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Tatsuji Takahashi
達司 高橋
Hiroshi Numakura
弘 沼倉
Masahiko Fukuda
正彦 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温、冷風による誤検出及び乗降客が集光ゾー
ンから出た後の動作持続のないエレベータドアの安全装
置を得ること。 【構成】 集光レンズ2と熱電変換素子3と、乗降客が
出入口付近を通過するときに発生する熱電変換素子3の
出力周波数成分を選択通過させる2種類のバンドパスフ
ィルタと、これらのバンドパスフィルタ通過後の信号に
より乗降客の出入りを検知する検出器1とを備えたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの出入口
付近の赤外線エネルギによってエレベータの乗降客を検
出し、戸閉動作中のドアを反転して戸開動作させる(以
下反転戸開という)エレベータドアの安全装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のエレベータドアの安全装置
の構成例を示すブロック図である。図において、1は検
出器であり、集光レンズ2、検知した赤外線エネルギを
電気信号に変換する熱電変換素子、ローカット側の伝達
関数が、
【0003】
【数1】
【0004】で表わされるバンドパスフィルタを構成す
るコンデンサ12a及び抵抗13a、演算増幅器4d、
正極、負極にそれぞれスレッシュレベルを持つコンパレ
ータ5、出力端子8から構成されている。9は検出器1
の出力がフォトトランジスタ10に入力するドア開閉制
御装置、11はエレベータ制御盤であり、ドア開閉指令
を開閉制御装置9に出力する。
【0005】次に、動作について説明する。図4は両開
きドアにおけるエレベータのドアの安全装置による信号
を検出する集光ゾーンを示す平面図、図5は図4の正面
図である。両図に示すように、集光ゾーン14の赤外線
エネルギを熱電変換素子3に集光し、集光した赤外線エ
ネルギに応じた電気信号を出力する。さらに、この電気
信号は前述の伝達関数G1 (S)で表わされるコンデン
サ12a及び抵抗器13aで構成されるバンドパスフィ
ルタを通過後、図3に示す演算増幅器4dにより増幅さ
れ、コンパレータ5に入力する。増幅された電気信号が
所定のレベルになると、コンパレータ5より出力端子8
を経てドア開閉制御装置9に乗降客の検出信号が出力さ
れ、戸開するようにエレベータ制御盤11からの指令が
出る。例えば、図6に示すように、集光ゾーン内での図
3のA点電圧による演算増幅器4dの出力電圧(B点電
圧)がコンパレータ5の正負極側の比較電圧レベルを超
えると、コンパレータ5の出力が“H”となり、検出器
1は検出信号を出力してドアを反転戸開させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータのドアの安全装置は、遠赤外線エネルギを変化
させる要因と、熱電変換素子3の出力周波数との関係を
示す図7により明らかなように、エレベータの乗降客か
ら発生するエネルギを検出する熱電変換素子3の出力周
波数は約0.1〜10Hzであり、また、風による熱電
変換素子3の出力周波数は約0.3Hz以下であるの
で、図8に示すような低周波数帯域で20dB/dec
の立上りのゲイン特性を持つ従来のバンドパスフィルタ
では、集光ゾーン14内の赤外線エネルギを変化させる
外乱となるような室温に対して大きな温度差がある温、
冷風が集光ゾーン14に侵入すると、例えば、図9に示
すように上記の温、冷風による外乱のため、熱電変換素
子3の検出値を増幅したB点の電圧は、乗降客が集光ゾ
ーンから出てもコンパレータ5の比較電圧レベルを超
え、戸閉中のドアが反転戸開してしまうという問題があ
った。
【0007】このような問題を解決するために、例え
ば、検出器1を図10に示すように複数の演算増幅器4
a〜4bを直列接続した回路構成にして、図11に示す
ような低周波数帯域で60dB/decのゲイン対周波
数の特性を持ち、ローカット側の伝達関数が、
【0008】
【数2】
【0009】で表わされるバンドパスフィルタ(ハイカ
ット側は図示せず)を構成し、風による熱電変換素子3
の出力周波数成分を小さくして、上述の温、冷風による
影響をカットする装置があるが、このような構成にして
も、図12及び図13に示すようにバンドパスフィルタ
となるコンデンサ12a〜12c及び抵抗器13a〜1
3cの影響によって熱電変換素子3の出力電圧がなくな
った後、すなわち、乗降客が集光ゾーンから出た後に
も、演算増幅器4cの出力電圧がコンパレータ5の比較
電圧レベル超え、戸開したまま戸閉しないことになり、
エレベータの運転効率を低下させるという問題があっ
た。なお、図13における破線は高域を強調して示して
いる。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、乗降客が集光ゾーン内からいなく
なると、反転戸開動作していたドアが確実に戸閉して、
乗降客にとって安全であり、運転効率の良いエレベータ
安全装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タのドアの安全装置は、乗降客がドアの出入口付近を通
過する際に発生する、熱電変換素子よりの出力周波数成
分を選択通過させる2種類のバンドパスフィルタを設
け、一方のバンドパスフィルタ通過後の信号によりワン
ショット信号を出力し、他方のバンドパスフィルタ通過
後の信号によりコンパレート信号を出力して、これら双
方の出力のANDによって乗降客の検出を行うようにし
たものである。
【0012】
【作用】この発明においては、2種類のバンドパスフィ
ルタを通過した出力がそれぞれコンパレータ及びワンシ
ョットタイマを経て出力し、これらの出力のANDによ
り、乗降客が集光ゾーンからいなくなると、乗降口周辺
に侵入する温、冷風の影響を受けずに検出器の出力は
“L”になる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明に係るエレベータドアの安全
装置の実施例の構成図である。図において、1は検出器
であり、これを構成する回路2,3,4a〜4c,8,
12a〜12c,13a〜13cは、図10で説明した
検出器1と同一のものである。4dは演算増幅器、6は
演算増幅器4dの出力がトリガ電圧レベルを超えてから
時限Tの間“H”を出力するワンショットタイマ、7は
コンパレータ5及びワンショットタイマの出力のAND
回路である。
【0014】次に、動作について説明する。図2は図1
の検出器1のA点〜E点の各出力電圧とコンパレータ5
及びワンショットタイマ6の出力電圧との関係を示す線
図である。熱電変換素子3の出力がこれと直列接続した
演算増幅器4a〜4cを経てD点に至るような推移があ
ると、コンパレータ5の出力は図2の斜線で示すように
“H”となる。すなわち、乗降客が集光ゾーン14から
出ても“H”となるが、一方、ワンショットタイマ6の
出力は熱電変換素子3の出力電圧の変化がなくなると同
時に“L”となる。
【0015】また、従来例の図3で説明したB点電圧と
同様なE点電圧が入力するワンショットタイマ6の出力
は、上述のようにバンドパスフィルタの周波数特性が
0.01〜0.1Hzの低減では20dB/decであ
るので、高、低温の風が集光ゾーン14内に侵入する場
合は、この風による熱電変換素子3の出力周波数領域を
カットできなくて“H”となる場合がある。しかし、コ
ンパレータ5の出力は、上述の図11で説明したように
0.01〜0.1Hzの低域では60dB/decの周
波数特性であるため、温、冷風による熱電変換素子3の
出力周波数領域をカットすることができる。従って、コ
ンパレータ5の出力とワンショットタイマ6の出力のA
ND回路7を経た端子8より検出器1の出力は、乗降客
が集光ゾーン14から出れば必ず“L”となり、集光ゾ
ーン14内に侵入する温、冷風の影響によって熱電変換
素子3が異常な検出波形を出力しても、戸閉するドアに
対して無用な反転戸開を行うようなことがなくなる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、2種
類のバンドパスフィルタを設け、各々のフィルタ通過の
熱電変換素子の出力信号を乗降客の検出手段に用いるよ
うに構成したので、集光ゾーンに侵入する温、冷風の影
響を受けずに、かごの出入口付近の乗降客の集光ゾーン
の出入りによる赤外線エネルギの変化に確実に合致する
戸閉中のかごの反転戸開が行なわれるので、効率のよい
エレベータの運転を行うことができるとともに、乗降客
に対する安全性及び便宜性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるエレベータドアの安
全装置の構成図である。
【図2】集光ゾーンに乗降客が出入りしたときの図1に
おける各点の出力を示す線図である。
【図3】従来のエレベータのドア安全装置を示す構成図
である。
【図4】両開きドアのかごにおける集光ゾーンを示す平
面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】集光ゾーンに乗客が出入りしたときの図3にお
ける各点の出力を示す線図である。
【図7】集光ゾーン内の遠赤外線エネルギを変化させる
要因と熱変換素子の出力周波数との関係を示す説明図で
ある。
【図8】バンドパスフィルタの周波数対ゲイン特性図で
ある。
【図9】温、冷風が吹いたときの図3の回路における各
点の出力を示す線図である。
【図10】従来の別のエレベータのドアの安全装置を示
す構成図である。
【図11】バンドパスフィルタの周波数対ゲイン特性図
である。
【図12】集光ゾーンに乗降客が出入りしたときの図1
0における各点の出力を示す線図である。
【図13】熱電変換素子の出力に対するコンデンサと抵
抗器の影響を示す線図である。
【符号の説明】
1 検出器 3 熱電変換素子 4a〜4d 演算増幅器 5 コンパレータ 6 ワンショットタイマ 7 AND回路 15 かご室 16 かごドア 17 乗場ドア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの出入口上部に取付けられ、
    かごの出入口付近の赤外線エネルギを電気信号に変換す
    る熱電変換素子等からなる赤外線検出器を備えたエレベ
    ータドアの安全装置において、 乗降客が上記出入口付近を通過したときに発生する上記
    熱電変換素子の出力中の所定周波数成分を選択通過させ
    る2種類のバンドパスフィルタと、これらのバンドパス
    フィルタの通過後の信号によって上記乗降客の出入りを
    検出する検出手段とを備えたことを特徴とするエレベー
    タドアの安全装置。
  2. 【請求項2】 一方のバンドパスフィルタの通過後の信
    号によってワンショット信号を出力し、他方のバンドパ
    スフィルタの通過後の信号によってコンパレート信号を
    出力し、これら両出力を入力とするAND回路を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータドアの安全
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111747273A (zh) * 2020-05-29 2020-10-09 广州华欣电子科技有限公司 电梯控制方法、装置、设备和系统

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