JPH06144757A - エレベータードアの安全装置 - Google Patents
エレベータードアの安全装置Info
- Publication number
- JPH06144757A JPH06144757A JP31562092A JP31562092A JPH06144757A JP H06144757 A JPH06144757 A JP H06144757A JP 31562092 A JP31562092 A JP 31562092A JP 31562092 A JP31562092 A JP 31562092A JP H06144757 A JPH06144757 A JP H06144757A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- human body
- door
- conversion element
- thermoelectric conversion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベーターの乗降客を赤外線検出器で検出
する際、出入口高さが異なる場合でも、同一の検出範囲
を得るようにする。 【構成】 かご出入口上方に赤外線検出器(5)を設置
し、出入口高さに応じて、赤外線検出器(5)を構成する
集光レンズと熱電変換素子との距離を調整する。図1
(A)のように出入口高さが低い場合は、両者の距離を近
づけて、人体検出範囲(7A)を広くする。図1(B)のよう
に出入口高さが高い場合は、両者の距離を遠ざけて、人
体検出範囲(7B)を狭くする。また、熱電変換素子の出力
を増幅する演算増幅器のゲインを切り換えるようにして
も、人体検出範囲を変化させることができる。
する際、出入口高さが異なる場合でも、同一の検出範囲
を得るようにする。 【構成】 かご出入口上方に赤外線検出器(5)を設置
し、出入口高さに応じて、赤外線検出器(5)を構成する
集光レンズと熱電変換素子との距離を調整する。図1
(A)のように出入口高さが低い場合は、両者の距離を近
づけて、人体検出範囲(7A)を広くする。図1(B)のよう
に出入口高さが高い場合は、両者の距離を遠ざけて、人
体検出範囲(7B)を狭くする。また、熱電変換素子の出力
を増幅する演算増幅器のゲインを切り換えるようにして
も、人体検出範囲を変化させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベーターの出入口
付近の赤外線エネルギーによって乗降客を検出してドア
を制御する安全装置に関するものである。
付近の赤外線エネルギーによって乗降客を検出してドア
を制御する安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5〜図8は例えば特開平3−2644
88号公報に示された従来のエレベータードアの安全装
置を示す図で、図5はかご戸の正面図で、(A)は出入口
高さが低い場合、(B)は同じく高い場合、図6は赤外線
検出器の構成図で、(A)は正面図、(B)は右側断面図、図
7は赤外線検出器の回路図、図8は各部出力波形図であ
る。
88号公報に示された従来のエレベータードアの安全装
置を示す図で、図5はかご戸の正面図で、(A)は出入口
高さが低い場合、(B)は同じく高い場合、図6は赤外線
検出器の構成図で、(A)は正面図、(B)は右側断面図、図
7は赤外線検出器の回路図、図8は各部出力波形図であ
る。
【0003】図5及び図6において、(1)はかご出入口
を開閉するかご戸、(2)はかご出入口の上部に固定され
たハンガケース、(3)はハンガケース(2)に取付座(4)を
介して固定され、かご戸(1)の上端を左右方向へ案内す
るドアレール、(5)はハンガケース(2)に取付具(6)によ
って締結された赤外線検出器であり、人体検出範囲(7)
内で人体が放射する赤外線を集光する光学系レンズ
(8)、集光された赤外線を熱電変換する熱電変換素子
(9)、及び熱電変換素子(9)を保持し、その冷接点と接続
されたホルダ(10)からなっている。
を開閉するかご戸、(2)はかご出入口の上部に固定され
たハンガケース、(3)はハンガケース(2)に取付座(4)を
介して固定され、かご戸(1)の上端を左右方向へ案内す
るドアレール、(5)はハンガケース(2)に取付具(6)によ
って締結された赤外線検出器であり、人体検出範囲(7)
内で人体が放射する赤外線を集光する光学系レンズ
(8)、集光された赤外線を熱電変換する熱電変換素子
(9)、及び熱電変換素子(9)を保持し、その冷接点と接続
されたホルダ(10)からなっている。
【0004】図7において、Aは熱電変換素子(9)の出
力端子、(12)(13)はバンドパスフィルタを構成するコン
デンサ及び抵抗、(14)は演算増幅器で、Bはその出力端
子、(15)はコンパレータ、Cはその端子で赤外線検出器
(5)の出力端子、(16)は出力端子Cに接続されたホトト
ランジスタ(17)を有し、かご戸(1)の開閉を制御するド
ア開閉制御装置、(18)はドア開閉指令をドア開閉制御装
置(16)に出力するエレベーター制御盤である。
力端子、(12)(13)はバンドパスフィルタを構成するコン
デンサ及び抵抗、(14)は演算増幅器で、Bはその出力端
子、(15)はコンパレータ、Cはその端子で赤外線検出器
(5)の出力端子、(16)は出力端子Cに接続されたホトト
ランジスタ(17)を有し、かご戸(1)の開閉を制御するド
ア開閉制御装置、(18)はドア開閉指令をドア開閉制御装
置(16)に出力するエレベーター制御盤である。
【0005】従来のエレベータードアの安全装置は上記
のように構成され、その動作を図8を参照して説明す
る。かご出入口付近の人体検出範囲(7)に人がいると、
人体から放射された赤外線は、赤外線検出器(5)の集光
レンズ(8)によって熱電変換素子(9)に集光される。この
赤外線によって熱電変換素子(9)内の温接点が温められ
る。この温接点の温度と、周囲温度と同温である熱電変
換素子(9)内の冷接点との温度差に応じて、熱電変換素
子(9)の出力端子Aに、図8(A)に示すような起電力を発
生する。
のように構成され、その動作を図8を参照して説明す
る。かご出入口付近の人体検出範囲(7)に人がいると、
人体から放射された赤外線は、赤外線検出器(5)の集光
レンズ(8)によって熱電変換素子(9)に集光される。この
赤外線によって熱電変換素子(9)内の温接点が温められ
る。この温接点の温度と、周囲温度と同温である熱電変
換素子(9)内の冷接点との温度差に応じて、熱電変換素
子(9)の出力端子Aに、図8(A)に示すような起電力を発
生する。
【0006】すなわち、時刻t1で人が人体検出範囲(7)
に入ると起電力が発生し、その値は人体検出範囲(7)内
に入る程大きくなり、人が人体検出範囲(7)の外に向か
うに従って起電力が小さくなって、時刻t2で人体検出
範囲(7)から出ると起電力は零になる。この起電力はコ
ンデンサ(12)及び抵抗(13)からなるバンドパスフィルタ
(微分回路)及び演算増幅器(14)によって起電力の時間
変化(dv/dt)だけを増幅し、出力端子Bに図8
(B)に示すような電圧V1を得る。
に入ると起電力が発生し、その値は人体検出範囲(7)内
に入る程大きくなり、人が人体検出範囲(7)の外に向か
うに従って起電力が小さくなって、時刻t2で人体検出
範囲(7)から出ると起電力は零になる。この起電力はコ
ンデンサ(12)及び抵抗(13)からなるバンドパスフィルタ
(微分回路)及び演算増幅器(14)によって起電力の時間
変化(dv/dt)だけを増幅し、出力端子Bに図8
(B)に示すような電圧V1を得る。
【0007】次に、この電圧V1をコンパレータ(15)に
入力し、所定電圧V0と比較する。電圧V1が所定電圧V
0以上になると、出力端子Cに図8(C)に示す出力S1を
得る。この出力S1は、かごへの乗降客の検出信号とし
てドア開閉制御装置(16)を経て、エレベーター制御盤(1
8)へ送出される。これによりエレベーター制御盤(18)は
ドア開閉制御装置(16)に対して反転戸開信号を出力す
る。このようにして戸閉動作中に乗客がかごに乗り込も
うとする場合、又はかごから降りようとする場合に、非
接触で乗客を検出し、かご戸(1)が乗降客に衝突する前
に反転戸開させることができる。
入力し、所定電圧V0と比較する。電圧V1が所定電圧V
0以上になると、出力端子Cに図8(C)に示す出力S1を
得る。この出力S1は、かごへの乗降客の検出信号とし
てドア開閉制御装置(16)を経て、エレベーター制御盤(1
8)へ送出される。これによりエレベーター制御盤(18)は
ドア開閉制御装置(16)に対して反転戸開信号を出力す
る。このようにして戸閉動作中に乗客がかごに乗り込も
うとする場合、又はかごから降りようとする場合に、非
接触で乗客を検出し、かご戸(1)が乗降客に衝突する前
に反転戸開させることができる。
【0008】また、この安全装置では、戸閉動作中にか
ご戸(1)をも検出(かご戸(1)の移動による周囲温度の変
化により)するため、かご戸(1)が人体検出範囲(7)に入
ったら、ドア開閉制御装置(16)内で、検出信号を無効と
し、戸閉を継続できるようにしている。なお、この検出
信号無効となるかご戸(1)の位置は、通常人が入れない
程度の寸法となるように構成されている。
ご戸(1)をも検出(かご戸(1)の移動による周囲温度の変
化により)するため、かご戸(1)が人体検出範囲(7)に入
ったら、ドア開閉制御装置(16)内で、検出信号を無効と
し、戸閉を継続できるようにしている。なお、この検出
信号無効となるかご戸(1)の位置は、通常人が入れない
程度の寸法となるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータードアの安全装置では、赤外線検出器(5)はか
ご戸(1)のハンガケース(2)に取り付けられているため、
図5(A)(B)に示すように出入口高さの異なるエレベータ
ーに適用した場合、床面では、出入口高さの高い図5
(B)の方が人体検出範囲(7)は広くなる。したがって、戸
閉動作中のかご戸(1)を早く検出することになるため、
かご戸(1)がまだ充分に閉まっていないのに、赤外線検
出器(5)の信号をオフにする必要がある。これは、赤外
線検出器(5)の有効範囲が狭くなることを意味する。ま
た、人体検出範囲(7)が広がることにより、かご内の乗
客を誤検出することがある等の問題点がある。
レベータードアの安全装置では、赤外線検出器(5)はか
ご戸(1)のハンガケース(2)に取り付けられているため、
図5(A)(B)に示すように出入口高さの異なるエレベータ
ーに適用した場合、床面では、出入口高さの高い図5
(B)の方が人体検出範囲(7)は広くなる。したがって、戸
閉動作中のかご戸(1)を早く検出することになるため、
かご戸(1)がまだ充分に閉まっていないのに、赤外線検
出器(5)の信号をオフにする必要がある。これは、赤外
線検出器(5)の有効範囲が狭くなることを意味する。ま
た、人体検出範囲(7)が広がることにより、かご内の乗
客を誤検出することがある等の問題点がある。
【0010】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、出入口高さの異なるエレベーターに適用
した場合でも、同一の人体検出範囲を設定することがで
きるようにしたエレベータードアの安全装置を提供する
ことを目的とする。
されたもので、出入口高さの異なるエレベーターに適用
した場合でも、同一の人体検出範囲を設定することがで
きるようにしたエレベータードアの安全装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るエレベータードアの安全装置は、人為的に操作され
レンズと熱電変換素子との距離を出入口の高さに応じて
変化させる調整子を備えたものである。
係るエレベータードアの安全装置は、人為的に操作され
レンズと熱電変換素子との距離を出入口の高さに応じて
変化させる調整子を備えたものである。
【0012】また、第2の発明に係るエレベータードア
の安全装置は、人為的に操作され増幅器のゲインを出入
口の高さに応じて変化させるゲイン切換回路を備えたも
のである。
の安全装置は、人為的に操作され増幅器のゲインを出入
口の高さに応じて変化させるゲイン切換回路を備えたも
のである。
【0013】
【作用】この発明の第1の発明においては、レンズと熱
電変換素子との距離を調整子で可変にしたため、レンズ
と熱電変換素子を近付ければ、人体検出範囲は広くな
り、遠ざければ狭くなる。
電変換素子との距離を調整子で可変にしたため、レンズ
と熱電変換素子を近付ければ、人体検出範囲は広くな
り、遠ざければ狭くなる。
【0014】また、第2の発明においては、増幅器のゲ
インをゲイン切換回路で可変にしたため、ゲインを大に
すれば人体検出範囲は広くなり、ゲインを小にすれば狭
くなる。
インをゲイン切換回路で可変にしたため、ゲインを大に
すれば人体検出範囲は広くなり、ゲインを小にすれば狭
くなる。
【0015】
実施例1.図1〜図3はこの発明の第1の発明の一実施
例を示す図で、図1はかご戸の正面図で、(A)は出入口
高さが低い場合、(B)は同じく高い場合、図2は赤外線
検出器の構成図で、(A)は正面図、(B)は右側側面図、図
3は赤外線検出器の調整説明図であり、従来装置と同様
の部分は同一符号で示す(他の実施例も同じ)。なお、
図7は実施例1にも共用する。
例を示す図で、図1はかご戸の正面図で、(A)は出入口
高さが低い場合、(B)は同じく高い場合、図2は赤外線
検出器の構成図で、(A)は正面図、(B)は右側側面図、図
3は赤外線検出器の調整説明図であり、従来装置と同様
の部分は同一符号で示す(他の実施例も同じ)。なお、
図7は実施例1にも共用する。
【0016】図1及び図2において、ホルダ(10)は赤外
線検出器(5)内を上下方向へ移動可能に設けられ、めね
じ(10a)を有している。(21)は赤外線検出器(5)の外部か
ら挿入され、めねじ(10a)にねじ込まれた調整ねじ、(7
A)は出入口高さが低い場合の人体検出範囲、(7B)は同じ
く高い場合の人体検出範囲である。
線検出器(5)内を上下方向へ移動可能に設けられ、めね
じ(10a)を有している。(21)は赤外線検出器(5)の外部か
ら挿入され、めねじ(10a)にねじ込まれた調整ねじ、(7
A)は出入口高さが低い場合の人体検出範囲、(7B)は同じ
く高い場合の人体検出範囲である。
【0017】次に、この実施例の動作を図3を参照して
説明する。図3はレンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離
と人体検出範囲(7)の関係を示している。すなわち、両
者(8)(9)の距離を近付けて熱電変換素子(9)を低い位置
(9A)に設定した場合、人体検出範囲(7)は広い人体検出
範囲(7A)となる。また、両者(8)(9)を遠ざけて熱電変換
素子(9)を高い位置(9B)に設定した場合、人体検出範囲
(7)は狭い人体検出範囲(7B)となる。このようにして、
レンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離を変えることによ
り光レンズ(8)の焦点距離が変わり、人体検出範囲(7)が
変化する。
説明する。図3はレンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離
と人体検出範囲(7)の関係を示している。すなわち、両
者(8)(9)の距離を近付けて熱電変換素子(9)を低い位置
(9A)に設定した場合、人体検出範囲(7)は広い人体検出
範囲(7A)となる。また、両者(8)(9)を遠ざけて熱電変換
素子(9)を高い位置(9B)に設定した場合、人体検出範囲
(7)は狭い人体検出範囲(7B)となる。このようにして、
レンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離を変えることによ
り光レンズ(8)の焦点距離が変わり、人体検出範囲(7)が
変化する。
【0018】図2において、調整ねじ(21)を締め付ける
と、レンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離が離れ、調整
ねじ(21)を緩めると、上記距離は近づく。したがって、
図1(A)に示すように、出入口高さが低い場合は、レン
ズ(8)と熱電変換素子(9)との距離が近づくように調整す
る。また、図1(B)に示すように出入口高さが高い場合
は、レンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離が離れるよう
に調整する。これにより、出入口高さが高い場合には、
狭い人体検出範囲(7B)に設定することができる。
と、レンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離が離れ、調整
ねじ(21)を緩めると、上記距離は近づく。したがって、
図1(A)に示すように、出入口高さが低い場合は、レン
ズ(8)と熱電変換素子(9)との距離が近づくように調整す
る。また、図1(B)に示すように出入口高さが高い場合
は、レンズ(8)と熱電変換素子(9)との距離が離れるよう
に調整する。これにより、出入口高さが高い場合には、
狭い人体検出範囲(7B)に設定することができる。
【0019】実施例2.図4は、この発明の第2の発明
の一実施例を示す赤外線検出器の回路図である。なお、
図1、図6及び図8は実施例2にも共用する。図におい
て、(22)は演算増幅器(14)のゲイン切換用スイッチ、(2
3A)〜(23D)はゲイン抵抗である。なお、ゲイン抵抗(23
A)を用いたとき演算増幅器(14)のゲインが最大になり、
以下ゲイン抵抗(23B)〜(23C)の順に、ゲインが小さくな
るように選定されている。
の一実施例を示す赤外線検出器の回路図である。なお、
図1、図6及び図8は実施例2にも共用する。図におい
て、(22)は演算増幅器(14)のゲイン切換用スイッチ、(2
3A)〜(23D)はゲイン抵抗である。なお、ゲイン抵抗(23
A)を用いたとき演算増幅器(14)のゲインが最大になり、
以下ゲイン抵抗(23B)〜(23C)の順に、ゲインが小さくな
るように選定されている。
【0020】次に、この実施例の動作を図8を参照して
説明する。図1(A)に示すように、出入口高さが低い場
合は、切換用スイッチ(22)でゲイン抵抗(23A)を選択し
たとき、図8(B)(C)に示すように、B点では電圧V1、
C点では出力S1になったとする。次に、図1(B)に示す
ように出入口高さが高い場合に、切換用スイッチ(22)で
ゲイン抵抗(23B)を選択したとすると、演算増幅器(14)
のゲインは小さくなるため、図8(B)に示すように、B
点では電圧V2となる。したがって、C点では出力S1よ
りも時間幅の短い出力S2となる。
説明する。図1(A)に示すように、出入口高さが低い場
合は、切換用スイッチ(22)でゲイン抵抗(23A)を選択し
たとき、図8(B)(C)に示すように、B点では電圧V1、
C点では出力S1になったとする。次に、図1(B)に示す
ように出入口高さが高い場合に、切換用スイッチ(22)で
ゲイン抵抗(23B)を選択したとすると、演算増幅器(14)
のゲインは小さくなるため、図8(B)に示すように、B
点では電圧V2となる。したがって、C点では出力S1よ
りも時間幅の短い出力S2となる。
【0021】すなわち、人体検出範囲(7)に人が入って
も、演算増幅器(14)のゲインが小さいため、C点の出力
としては発生しなくなり、人体検出範囲(7)は図8(C)の
出力S1の時間幅で定まる範囲(実線)から、出力S2の
時間幅で定まる範囲(破線)へと変化する。これによ
り、図1(B)に示すように、出入口高さが高い場合、人
体検出範囲(7)を狭い人体検出範囲(7B)に設定すること
が可能となる。
も、演算増幅器(14)のゲインが小さいため、C点の出力
としては発生しなくなり、人体検出範囲(7)は図8(C)の
出力S1の時間幅で定まる範囲(実線)から、出力S2の
時間幅で定まる範囲(破線)へと変化する。これによ
り、図1(B)に示すように、出入口高さが高い場合、人
体検出範囲(7)を狭い人体検出範囲(7B)に設定すること
が可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1の発
明では、レンズと熱電変換素子との距離を調整子で可変
にしたので、レンズと熱電変換素子を近付ければ人体検
出範囲は広くなり、遠ざければ狭くなる。また、第2の
発明では、増幅器のゲインをゲイン切換回路で可変にし
たので、ゲインを大にすれば人体検出範囲は広くなり、
ゲインを小にすれば狭くなる。
明では、レンズと熱電変換素子との距離を調整子で可変
にしたので、レンズと熱電変換素子を近付ければ人体検
出範囲は広くなり、遠ざければ狭くなる。また、第2の
発明では、増幅器のゲインをゲイン切換回路で可変にし
たので、ゲインを大にすれば人体検出範囲は広くなり、
ゲインを小にすれば狭くなる。
【0023】これにより、出入口高さの異なるエレベー
ターに適用した場合でも、同一の人体検出範囲を設定す
ることができるとともに、かご内の乗客の誤検出を防止
できる効果がある。
ターに適用した場合でも、同一の人体検出範囲を設定す
ることができるとともに、かご内の乗客の誤検出を防止
できる効果がある。
【図1】この発明の実施例1を示すかご戸の正面図で、
(A)は出入口高さが低い場合、(B)は同じく高い場合。
(A)は出入口高さが低い場合、(B)は同じく高い場合。
【図2】図1の赤外線検出器の構成図で、(A)は正面
図、(B)は(A)の右側側面図。
図、(B)は(A)の右側側面図。
【図3】図1の赤外線検出器の調整説明図。
【図4】この発明の実施例2を示す赤外線検出器の回路
図。
図。
【図5】従来のエレベータードアの安全装置を示すかご
戸の正面図で、(A)は出入口高さが低い場合、(B)は同じ
く高い場合。
戸の正面図で、(A)は出入口高さが低い場合、(B)は同じ
く高い場合。
【図6】図5の赤外線検出器の構成図で、(A)は正面
図、(B)は(A)の右側側面図。
図、(B)は(A)の右側側面図。
【図7】図5の赤外線検出器の回路図。
【図8】この発明及び従来のエレベータードアの安全装
置の各部出力波形図。
置の各部出力波形図。
1 かご戸 5 赤外線検出器 7A,7B 人体検出範囲 8 集光レンズ 9 熱電変換素子 14 演算増幅器 21 調整子(調整ねじ) 22 切換用スイッチ(ゲイン切換用スイッ
チ) 23A〜23D ゲイン切換回路(ゲイン抵抗)
チ) 23A〜23D ゲイン切換回路(ゲイン抵抗)
Claims (2)
- 【請求項1】 エレベーターの出入口ドア上部に設けら
れ上記出入口付近の赤外線を集光するレンズと、このレ
ンズにより集光された上記赤外線のエネルギーを電気信
号に変換する熱電変換素子を有し、この熱電変換素子の
出力により人体を検出して上記出入口のドアを制御する
装置において、人為的に操作され上記レンズと熱電変換
素子との距離を上記出入口の高さに応じて変化させる調
整子を備えたことを特徴とするエレベータードアの安全
装置。 - 【請求項2】 エレベーターの出入口ドア上部に設けら
れ上記出入口付近の赤外線を集光するレンズと、このレ
ンズにより集光された上記赤外線のエネルギーを電気信
号に変換する熱電変換素子を有し、この熱電変換素子の
出力を増幅する増幅器を有し、この増幅器の出力により
人体を検出して上記出入口のドアを制御する装置におい
て、人為的に操作され上記増幅器のゲインを上記出入口
の高さに応じて変化させるゲイン切換回路を備えたこと
を特徴とするエレベータードアの安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31562092A JPH06144757A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | エレベータードアの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31562092A JPH06144757A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | エレベータードアの安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144757A true JPH06144757A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18067560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31562092A Pending JPH06144757A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | エレベータードアの安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06144757A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009040911A1 (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-02 | Mitsubishi Electric Corporation | ドアセンサ |
EP2316777A1 (en) * | 2008-08-26 | 2011-05-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Elevator door device |
JP6046284B1 (ja) * | 2016-01-13 | 2016-12-14 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
JP2017124937A (ja) * | 2016-08-04 | 2017-07-20 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
JP2017124938A (ja) * | 2016-08-08 | 2017-07-20 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
CN110407072A (zh) * | 2018-04-30 | 2019-11-05 | 奥的斯电梯公司 | 增强型门检测 |
US11100734B2 (en) | 2018-08-16 | 2021-08-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device performing operations based on movement direction of external electronic device and method therefor |
CN113307117A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 东芝电梯株式会社 | 电梯 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP31562092A patent/JPH06144757A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009040911A1 (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-02 | Mitsubishi Electric Corporation | ドアセンサ |
EP2316777A1 (en) * | 2008-08-26 | 2011-05-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Elevator door device |
EP2316777A4 (en) * | 2008-08-26 | 2014-06-25 | Mitsubishi Electric Corp | ELEVATOR DOOR DEVICE |
JP6046284B1 (ja) * | 2016-01-13 | 2016-12-14 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
JP2017124937A (ja) * | 2016-08-04 | 2017-07-20 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
JP2017124938A (ja) * | 2016-08-08 | 2017-07-20 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
CN110407072A (zh) * | 2018-04-30 | 2019-11-05 | 奥的斯电梯公司 | 增强型门检测 |
US11066276B2 (en) | 2018-04-30 | 2021-07-20 | Otis Elevator Company | Enhanced door detection |
US11100734B2 (en) | 2018-08-16 | 2021-08-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device performing operations based on movement direction of external electronic device and method therefor |
CN113307117A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 东芝电梯株式会社 | 电梯 |
JP2021134046A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
CN113307117B (zh) * | 2020-02-27 | 2022-12-23 | 东芝电梯株式会社 | 电梯 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5637040A (en) | Infrared object detector | |
JPH06144757A (ja) | エレベータードアの安全装置 | |
GB2257590A (en) | Microwave operated automatic door | |
EP0709335A1 (en) | Beam detection | |
EP0709336A1 (en) | Weak beam detection | |
JP3248123B2 (ja) | 赤外線式移動体検知装置 | |
JP2628118B2 (ja) | エレベータドアの安全装置 | |
KR0133888Y1 (ko) | 자동문 개폐 장치 | |
JPH05151470A (ja) | 室内監視装置 | |
JP2505609B2 (ja) | エレベ―タ戸の安全装置 | |
JPH03264488A (ja) | エレベータ戸の安全装置 | |
JPH06148341A (ja) | 人体検知装置 | |
JP3060544B2 (ja) | 人体検出器 | |
JP2575867B2 (ja) | 自動ドアーの起動スイッチ装置 | |
JP2785893B2 (ja) | 自動ドアーの起動スイッチ装置 | |
JP2542048B2 (ja) | 人体検出装置 | |
JPH04358684A (ja) | エレベータのドアの安全装置 | |
JPH04217586A (ja) | エレベータのドアの安全装置 | |
JP2760438B2 (ja) | 温度検出装置 | |
JPH031784Y2 (ja) | ||
JPH0382988A (ja) | 赤外線放出物体センサ装置 | |
JP2575957B2 (ja) | 自動ドアスイッチ | |
JPH1039044A (ja) | 赤外線人体感知装置 | |
JPS6071320A (ja) | 車両用窓開閉装置 | |
JPH0435774Y2 (ja) |