JPH05131575A - 紙製パレツトの製造方法及び製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第１のシート材と第２のシート材とを脚部に
より一体的にした紙製パレットを連続的に、高速で製造
する様にしたことを目的とする。 【構成】 複数の接着代５を有する第１の取付け部６を
複数設けた第１のシート材２における第１の取付け部６
の両面に接着剤を塗布した後、第１の取付け部６の片面
に外側脚部７の開放端部をあてがって他面から第１の内
側脚部８を外側脚部の内部に押圧することにより第１の
シート材２の片面に外側脚部７を直立状に設け、第２の
取付け部１０を複数設けた第２のシート材９における第
２の取付け部の両面に接着剤を塗布した後、第２のシー
ト材９を第１のシート材の外側脚部が直立する一方の面
に臨ませて第２の内側脚部１１を外側脚部７の内部に押
圧して第１のシート材２と第２のシート材９との間に脚
部１２を複数設けるようにした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、厚紙や段ボール紙等か
らなる紙製パレットの製造方法及び製造装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、上下の木製板材間に桟材を介
在させた木製パレットが広範に利用されている。しか
し、木製パレットはリサイクルができないし、自然保護
が提唱されている最近の状況において木材の取り扱いに
厳しい規制を設けている国においては、輸入品の搬送用
の台として、木製のパレットを使用することを禁止して
いる国もある。そこで、紙製パレットであればリサイク
ルが可能であり、自然破壊の可能性が少ないので、今後
の利用価値が著しく大きい。そこで、従来からの紙製パ
レットとして、例えば特開昭６１ー８１９５１号公報に
記載のものが知られている。上記した公報に記載の紙製
パレットは、外側筒状脚部と内側筒状脚部との間にシー
ト材の接着代を挾着させた構成である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記した従来の紙製パ
レットは木材を全く使用していないし、充分な強度があ
るので利用価値が著しく大きい。しかし、従来では作業
者による手動で製造しているので機械的に、連続して高
能率に製造することができない。従って、紙製パレット
の製造数に限度があり、しかも極めて高価格であるから
充分に普及していないのが現状である。従って、極めて
連続的に、大量に製造することができて低廉に供するこ
とができる紙製パレットの製造方法や製造装置が要請さ
れている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
欠点を解消し、また従来からの要請に対応するために提
案されたもので、仮想折込み線の内部に複数の打抜き線
を形成することにより複数の接着代を構成してなる第１
の取付け部を複数設けた第１のシート材における第１の
取付け部の上面及び下面に接着剤を塗布した後、第１の
取付け部の上面に外側脚部の一方の開放端部をあてがっ
て裏側から第１の内側脚部を臨ませ、上記第１の内側脚
部を外側脚部の内部に押圧することにより第１の取付け
部の接着代を外側脚部と第１の内側脚部との間に挾着さ
せて第１のシート材の一方の面に外側脚部を第１の取付
け部毎に直立状に設け、仮想折込み線の内部に複数の打
抜き線を形成することにより複数の接着代を構成してな
る第２の取付け部を複数設けた第２のシート材における
第２の取付け部の一方の面及び他方の面に接着剤を塗布
した後、上記第２のシート材を第１のシート材の外側脚
部が直立する面に臨ませて第２の取付け部を外側脚部の
他方の開放端部にあてがい、第２のシート材の上方から
第２の内側脚部を前記外側脚部の内部に押圧して第２の
取付け部の接着代を外側脚部の内面と第２の内側脚部の
外面との間に挾着させ、第１のシート材と第２のシート
材との間に外側脚部、接着代及び上下の内側脚部とによ
り構成される脚部を複数設けるようにしたことを特徴と
する紙製パレットの製造方法及び製造装置を提供するも
のである。

【０００５】

【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。本発明の紙製パレット１の製造方法は、概
略すると第１のシート材に形成した第１の取付け部の上
面及び下面に接着剤を塗布する接着工程と、上記した第
１の取付け部の上面、下面に外側脚部及び第１の内側脚
部をあてがって第１の内側脚部を外側脚部の内部に押圧
する押圧工程と、上記押圧工程により第１のシート材に
直立状に設けた外側脚部の上方の開放端部に接着剤を塗
布した第２の取付け部を有する第２のシート材をあてが
う工程と、第２の内側脚部を取付け部から外側脚部の内
部に押圧する押圧工程とを有するものである。

【０００６】以下に本発明の製造方法を詳細に説明す
る。前記した第１のシート材２は段ボール紙や強度のあ
る厚紙からなるもので、あらかじめ位置を設定した円形
な仮想折込み線３の内部に複数の打ち抜き線４を直径方
向に形成することにより二等辺三角形状の接着代５を複
数形成してなる第１の取付け部６を複数設けてある。図
面の実施例では、第１のシート材２の全面に均等間隔で
第１の取付け部６を横方向に３個並列させて前後に３段
設けてあり、第１のシート材２の中央に１個の第１の取
付け部６が、各４辺に３個の第１の取付け部６を等間隔
で配列した態様である。

【０００７】上記した第１のシート材２の第１の取付け
部６の上面側には外側脚部７を、下面側には第１の内側
脚部８を臨ませる。上記した外側脚部７は両端が開放す
る円筒状で、内径が仮想折込み線３に一致する長さであ
る。また、上記した第１の内側脚部８も外側脚部７と同
様に両端が開放する円筒状であるが、外径は仮想折込み
線３の半径より第１のシート材２の厚さ分だけ短く、ま
た長さは外側脚部７の約半分である。

【０００８】従って、仮想折込み線３で囲まれる第１の
取付け部６の上面、下面に接着剤を機械的に塗布した
後、第１のシート材２の第１の取付け部６の上面側に外
側脚部７の一方の開放端部をあてがうとともに、第１の
取付け部６の下面側に第１の内側脚部８をあてがい、第
１の内側脚部８を上昇して外側脚部７の内部に押圧する
と、各接着代５が仮想折込み線３の部分で屈曲して第１
の内側脚部８の外面と外側脚部７の内面との間に挾着さ
れるので、第１の内側脚部８の開放端部が第１のシート
材２の下面に一致するまで第１の内側脚部８を外側脚部
７の内部に押圧して嵌入させる。

【０００９】上記した作動により、第１のシート材２の
上面には各第１の取付け部６毎に外側脚部７が直立状に
設けられ、外側脚部７の内部下半部分に第１の内側脚部
８が挾着しているので、接着剤が硬化することにより外
側脚部７、接着代５及び第１の内側脚部８が強固に一体
化する。

【００１０】次いで、第１の取付け部６毎に外側脚部７
が直立する第１のシート材２の上面に第２のシート材９
をあてがうのであるが、上記した第２のシート材９にも
第１のシート材２と同様に第２の取付け部１０を第１の
取付け部６と同一の構成で、また同一の配置状態で形成
してある。したがって、各第２の取付け部１０の上面及
び下面に接着剤を塗布した第２のシート材９を、各第２
の取付け部１０が外側脚部７の開放他端部に一致する様
に配設し、第２のシート材９の上面から第１の内側脚部
８と同一構成の第２の内側脚部１１をあてがって下方に
押圧すると、第２の内側脚部１１が第２の取付け部１０
の接着代５を屈曲させながら外側脚部７の上半部分に嵌
入し、第２の取付け部１０の接着代５が外側脚部７の内
面と第２の内側脚部１１の外面との間に挾着されるの
で、第２の内側脚部１１を第１の内側脚部８に当接する
まで押圧して外側脚部７の内部に嵌入する。

【００１１】この様に、第１のシート材２の各第１の取
付け部６と第２のシート材９の各第２の取付け部１０と
に外側脚部７を介して第１の内側脚部８及び第２の内側
脚部１１で各接着代５を挾着することにより、第１のシ
ート材２と第２のシート材９との間に外側脚部７、接着
代５及び第１の内側脚部８又は第２の内側脚部１１が重
合する脚部１２を第１の取付け部６、第２の取付け部１
０毎に設けることができ、第１のシート材２、第２のシ
ート材９及び複数の脚部１２により紙製パレット１を構
成するのである。

【００１２】そして、上記した紙製パレット１には、第
１の取付け部６又は第２の取付け部１０の位置に第１の
内側脚部８又は第２の内側脚部１１による透孔が形成さ
れるので、必要であれば第１のシート材２の表面、第２
のシート材９の表面の一方又は両方に、透孔の開口部分
の閉塞用、化粧用、若しくは補強用等であって厚紙又は
段ボール紙からなる上面板１３を貼設するとよい。

【００１３】図１２は前記した紙製パレット１を製造す
るための製造装置２１の概略平面図を示すもので、第１
のシート材２の搬送路２２の途中に第１の取付け部６の
上面及び下面に接着剤を塗布する第１の接着機構２３を
設けるとともに、第１の接着機構２３の後方側に第１の
内側脚部８を外側脚部７の内部に押圧嵌入する第１の押
圧処理機構２４を設ける。

【００１４】また、上記した搬送路２２に隣設して平行
に設置した第２のシート材９の搬送路２５の途中に、第
２の取付け部１０の上面及び下面に接着剤を塗布する第
２の接着機構２６を設けるとともに、第２の接着機構２
６の後方側に第２の内側脚部１１を外側脚部７の内部に
押圧嵌入する第２の押圧処理機構２７を設ける。

【００１５】上記した搬送路２２は、例えば数本の無端
状のチェーンコンベアーにより第１のシート材２を間歇
的に移動させるのであるが、搬送路２５は上下にチェー
ンコンベアーを設けて下側で第１のシート材２を、上側
で第２のシート材９を同一速度で間歇的に移動させるの
である。

【００１６】また、第１の接着機構２３と第２の接着機
構２６は同一の構成で、図１３で示す様に固定された塗
布具３１の上方にシリンダー３２等により上下動するこ
とができる可動塗布具３３を対向させてなり、塗布具３
１び可動塗布具３３は液状接着剤が含浸可能な微細な連
続空隙を有するスポンジ、発泡樹脂等で成形する。そし
て、可動塗布具３３には液状接着剤の供給路３４を接続
し、塗布具３１、可動塗布具３３の表面に常に接着剤を
存在させる。図面の実施例では可動塗布具３３に供給路
３４を連結してあるので、常に可動塗布具３３の表面に
接着剤を存在させ、塗布具３１に接着剤が存在しなくな
ったり一定時間毎に可動塗布具３３を空打ちして可動塗
布具３３の表面に接着剤を塗布具３１の表面に付着させ
る。しかし、塗布具３１及び可動塗布具３３の両方に接
着剤の供給路を接続する場合には上記した空打ちをする
必要がないし、接着剤の流量を制御しながら塗布具３
１、シリンダー３２の上面に常に適正な状態で存在させ
ることができる。

【００１７】第１の接着機構２３、第２の接着機構２６
には上記した塗布具３１と可動塗布具３３とが横方向に
３個並列しているので、塗布具３１と可動塗布具３３の
作動により第１のシート材２、第２のシート材９の横方
向に並列する３個の第１の取付け部６、第２の取付け部
１０に、上面と下面とに同時に接着剤を塗布することが
できる。

【００１８】前記した第１の押圧処理機構２４及び第２
の押圧処理機構２７は略同一の構成で、図１４で示す様
にシリンダー等で上下動できる下側支持台４１と上側支
持台４２とを上下に対向させてなる。下側支持台４１及
び上側支持台４２は途中に縮径段部を有し、第１の押圧
処理機構２４では図１４、１５で示す様に下側支持台４
１の上部に第１の内側脚部８の下部を嵌め付けて直立状
に保持することができるし、上側支持台４２の下部には
外側脚部７の上部を嵌め付けて摩擦力等により保持する
ことができる構成である。また、第２の押圧処理機構２
７では図１６で示す様に下側支持台４１の上部に第１の
内側脚部８の下部を嵌め付けて保持することができ、上
側支持台４２の下部には第２の内側脚部１１の上部を嵌
め付けて摩擦力等により保持することができる構成であ
る。尚、第１の押圧処理機構２４、第２の押圧処理機構
２７においては上下に対向する下側支持台４１、上側支
持台４２が横に３個並列し、第１のシート材２や第２の
シート材９の横に並ぶ各第１の取付け部６、第２の取付
け部１０を同時に処理するのである。

【００１９】したがって、第１のシート材２が搬送路２
２を間歇的に移動し、第１のシート材２の前端の第１の
取付け部６の横列が第１の接着機構２３に到達すると、
第１のシート材２の瞬間的な停止時にシリンダー３２が
下降して第１の取付け部６の下面に塗布具３１が、上面
にシリンダー３２が圧着し、第１の取付け部６の両面に
接着剤が塗布される。そして、接着剤が塗布された第１
の取付け部６の横列が第１の押圧処理機構２４にまで到
達すると、外側脚部７の上部を保持した上側支持台４２
が下降して外側脚部７の下端を第１のシート材２の第１
の取付け部６に位置させ、また第１の内側脚部８の下部
を保持して直立状になっている下側支持台４１が上昇し
て第１の内側脚部８を第１の取付け部６の下面に位置さ
せ、そのまま上方に押圧して外側脚部７の内部に下から
嵌入させる。この作動が終了すると、下側支持台４１が
下降して上側支持台４２が上昇するので、第１の内側脚
部８、外側脚部７から下側支持台４１、上側支持台４２
が抜け出ることになり、横に並列する３個の第１の取付
け部６に外側脚部７が同時に直立状に取付けられること
になる。

【００２０】第１のシート材２の全ての第１の取付け部
６に外側脚部７が直立状に設けられたら、第１のシート
材２を搬送路２２から搬送路２５の下方部分に移行し、
搬送路２５の上方部分において第２のシート材９を、下
方部分において第１のシート材２を、同一の位置で同一
の状態で間歇的に移動させる。そして、第２の接着機構
２６では前記した第１の接着機構２３と同様な構成と作
動により第２のシート材９の各第２の取付け部１０に接
着剤が塗布され、第２の押圧処理機構２７においては下
側支持台４１が上昇して第１の内側脚部８の下部に嵌入
し、下部に第２の内側脚部１１を保持した上側支持台４
２が下降して第２の内側脚部１１を第２の取付け部１０
から外側脚部７の上方内部に押圧し、嵌入させる。した
がって、第１のシート材２及び第２のシート材９が第２
の押圧処理機構２７を通過すると紙製パレット１が自動
的に構成されるので、必要であれば第２の押圧処理機構
２７の後方に上面板１３の貼着機構を設置し、紙製パレ
ット１の外面に上面板１３を貼設するのである。

【００２１】上記した製造装置２１において、搬送路２
２の後方に外側脚部７のストッカー２８と第１の内側脚
部８のストッカー（図示せず）とを上下に設け、バイブ
レーター機構により第１の押圧処理機構２４に外側脚部
７及び第１の内側脚部８を順次供給することができる。
また、搬送路２５の後方には第２の内側脚部１１のスト
ッカー２９を設けてあり、バイブレーター機構により第
２の押圧処理機構２７に第２の内側脚部１１を順次供給
することができる。そして、搬送路２２や搬送路２５の
移動機構、第１の接着機構２３、第２の接着機構２６の
塗布具３１や可動塗布具３３の上下動機構、第１の押圧
処理機構２４、第２の押圧処理機構２７の下側支持台４
１や上側支持台４２の上下動機構は、電子的に制御して
極めて高精度に、しかも高速で作動させることができ、
連続的、自動的に紙製パレット１を製造することができ
る。

【００２２】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は上記した実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載された構成を変更しない限
りどの様にでも実施することができる。例えば、第１の
シート材２と第２のシート材９とを縦方向にして移動さ
せ、外側脚部７、第１の内側脚部８、第２の内側脚部１
１を横方向に移動して脚部１２を構成してもよいし、ま
た第１のシート材２の下面に外側脚部７、第１の内側脚
部８を設けて外側脚部７の下端に第２のシート材９を第
２の内側脚部１１により取付けてもよい。

【００２３】

【発明の効果】以上要するに本発明によれば、仮想折込
み線の内部に複数の打抜き線を形成することにより複数
の接着代を構成した第１の取付け部を複数設けた第１の
シート材における第１の取付け部の上面及び下面に接着
剤を塗布した後、第１の取付け部の上面に外側脚部の一
方の開放端部をあてがって裏側から第１の内側脚部を臨
ませ、上記第１の内側脚部を外側脚部の内部に押圧する
ことにより第１の取付け部の接着代を外側脚部と第１の
内側脚部との間に挾着させて第１のシート材の一方の面
に外側脚部を第１の取付け部毎に直立状に設け、仮想折
込み線の内部に複数の打抜き線を形成することにより複
数の接着代を構成してなる第２の取付け部を複数設けた
第２のシート材における第２の取付け部の一方の面及び
他方の面に接着剤を塗布した後、上記第２のシート材を
第１のシート材の外側脚部が直立する面に臨ませて第２
の取付け部を外側脚部の他方の開放端部にあてがい、第
２のシート材の上方から第２の内側脚部を前記外側脚部
の内部に押圧して第２の取付け部の接着代を外側脚部の
内面と第２の内側脚部の外面との間に挾着させ、第１の
シート材と第２のシート材との間に外側脚部、接着代及
び上下の内側脚部とにより構成される脚部を複数設ける
ようにしたことを特徴とする。

【００２４】したがって、第１のシート材の片面に外側
脚部を垂直に、自動的に設けることができ、また上記外
側脚部の先端に第２のシート材を自動的に設けることが
できるので、従来では手作業で組立てていた紙製パレッ
トを極めて高速に、連続的に機械的手段により組み立て
ることができ、紙製パレットの大量生産が可能となるこ
とにより物流過程において著しい効果がある。そして、
製造される紙製パレットは、特に脚部が外側脚部、接着
代及び内側脚部が一体的に重合して構成されているので
著しく強度に富み、重量物を載置しても潰れたり破壊す
ることなく搬送することができ、木材を使用しないので
自然保護の必要性からも実用的価値の高いものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１のシート材、外側脚部及び第１の内側脚部
の配置状態の斜視図である。

【図２】図１の縦断面図である。

【図３】第１のシート材に外側脚部を取付けた状態の斜
視図である。

【図４】図３の縦断面図である。

【図５】第１のシート材、第２のシート材及び第２の内
側脚部の配置状態の斜視図である。

【図６】図５の縦断面図である。

【図７】紙製パレットと上面板との配置状態の斜視図で
ある。

【図８】紙製パレットの縦断面図である。

【図９】紙製パレットに上面板を貼設した状態の斜視図
である。

【図１０】図９の一部を拡大して欠截した状態の斜視図
である。

【図１１】図１０の縦断面図である。

【図１２】紙製パレットの製造装置の概略平面図であ
る。

【図１３】第１の接着機構の一部を欠截した状態の概略
正面図である。

【図１４】外側脚部に第１の内側脚部を嵌入する場合の
第１の押圧処理機構の作動状態の概略側面図である。

【図１５】外側脚部に第１の内側脚部を嵌入した状態の
第１の押圧処理機構の概略側面図である。

【図１６】第２の押圧処理機構の作動状態の概略側面図
である。

【符号の説明】

１ 紙製パレット ２ 第１のシート材 ３ 仮想折込み線 ４ 打ち抜き線 ５ 接着代 ６ 第１の取付け部 ７ 外側脚部 ８ 第１の内側脚部 ９ 第２のシート材 １０ 第２の取付け部 １１ 第２の内側脚部 １２ 脚部 １３ 上面板 ２１ 製造装置 ２２ 搬送路 ２３ 第１の接着機構 ２４ 第１の押圧処理機構 ２５ 搬送路 ２６ 第２の接着機構 ２７ 第２の押圧処理機構 ３１ 塗布具 ３２ シリンダー ３３ 可動塗布具 ３４ 供給路 ４１ 下側支持台 ４２ 上側支持台

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 仮想折込み線の内部に複数の打抜き線を
   形成することにより複数の接着代を構成してなる第１の
   取付け部を複数設けた第１のシート材における第１の取
   付け部の一方の面及び他方の面に接着剤を塗布した後、
   第１の取付け部の一方の面に外側脚部の一方の開放端部
   をあてがって他方の面に第１の内側脚部を臨ませ、上記
   第１の内側脚部を外側脚部の内部に押圧することにより
   第１の取付け部の接着代を外側脚部と第１の内側脚部と
   の間に挾着させて第１のシート材の一方の面に外側脚部
   を第１の取付け部毎に直立状に設け、 仮想折込み線の内部に複数の打抜き線を形成することに
   より複数の接着代を構成してなる第２の取付け部を複数
   設けた第２のシート材における第２の取付け部の一方の
   面及び他方の面に接着剤を塗布した後、上記第２のシー
   ト材を前記した第１のシート材の外側脚部が直立する一
   方の面に臨ませ、第２の取付け部を第１のシート材の外
   側脚部の他方の開放端部にあてがい、第２のシート材の
   他方の面から第２の内側脚部を前記外側脚部の内部に押
   圧して第２の取付け部の接着代を外側脚部と第２の内側
   脚部との間に挾着させ、第１のシート材と第２のシート
   材との間に外側脚部、接着代及び上下の内側脚部により
   構成される脚部を複数設けるようにしたことを特徴とす
   る紙製パレットの製造方法。
2. 【請求項２】 仮想折込み線の内部に複数の打抜き線を
   形成することにより複数の接着代を構成してなる第１の
   取付け部を複数設けた第１のシート材の取付け部の一方
   の面及び他方の面に接着剤を塗布する第１の接着機構
   と、 第１の接着機構により接着剤が塗布された第１の取付け
   部の一方の面に外側脚部の一方の開放端部をあてがって
   他方の面から第１の内側脚部を臨ませ、上記第１の内側
   脚部を外側脚部の内部に押圧することにより第１の取付
   け部の接着代を外側脚部と第１の内側脚部との間に挾着
   させて第１のシート材の一方の面に外側脚部を第１の取
   付け部毎に直立状に設ける第１の押圧処理機構と、 仮想折込み線の内部に複数の打抜き線を形成することに
   より複数の接着代を構成してなる第２の取付け部を複数
   設けた第２のシート材の各取付け部の一方の面及び他方
   の面に接着剤を塗布する第２の接着機構と、 第２の接着機構により第２の取付け部に接着剤が塗布さ
   れた第２のシート材を前記第１のシート材の外側脚部が
   直立する面に臨ませて第２の取付け部を外側脚部の他方
   の開放端部にあてがい、第２のシート材の他方の面から
   第２の内側脚部を外側脚部の内部に押圧して第２の取付
   け部の接着代を外側脚部と第２の内側脚部との間に挾着
   させる第２の押圧処理機構とを有する、紙製パレットの
   製造装置。