JPH05131398A - シート状物のエツジトリミング装置 - Google Patents

シート状物のエツジトリミング装置

Info

Publication number
JPH05131398A
JPH05131398A JP3291496A JP29149691A JPH05131398A JP H05131398 A JPH05131398 A JP H05131398A JP 3291496 A JP3291496 A JP 3291496A JP 29149691 A JP29149691 A JP 29149691A JP H05131398 A JPH05131398 A JP H05131398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
sheet
air
cut
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3291496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Umetani
博司 梅谷
Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Shigeru Osada
茂 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP3291496A priority Critical patent/JPH05131398A/ja
Publication of JPH05131398A publication Critical patent/JPH05131398A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】シート状物の厚さの如何に拘らず、そのエッジ
トリミングが自動的にできる装置を提供する。 【構成】シート状物12、12aのガイドローラと、シ
ート状物の両端部近傍をシート状物の走行方向に沿って
カッティングするトリムカッタ18と、ガイドローラの
下流に設けられ、トリムカッタ18で切断されたエッジ
12bをその幅方向に切断するトラバースカッタ19
と、切断されたエッジ12bを吸引する風送装置24と
を有する。ガイドローラと風送装置24との間に、シー
ト状物に対し、一定角度θで圧空を噴射するスリットを
有する案内ユニット23Aを介設する。 【効果】切断されたエッジをシート状物の厚さの如何を
問わず、スムーズにサクションボックス内に搬送するこ
とができ、自動化が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二軸延伸フィルム製
造装置、無延伸フィルム製造装置、スリッタ、製紙装置
等、プラスチックフィルムや紙等のシート状物の製造装
置において、これらシート状物を規定幅にカッティング
した際に、シート状物の両側に生ずる製品とはならない
両耳を効率良く排除するエッジトリミング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に上記二軸延伸フィルム製造装置、
スリッタ等のシート状物の製造装置においては、これら
の装置で製造されたシート状物に対し、規定幅の位置に
カッタでシート状物の走行方向に切れ目を入れ、厚さ、
品質等の異なる製品とはならない両耳(以下、エッジと
称する。)を排除する、いわゆるトリミング装置が用い
られている。
【0003】このようなトリミング装置として、例えば
特開平1−146694号公報には、二軸延伸フィルム
製造装置におけるトリミング装置が開示されている。
【0004】この装置は、図4に示すように、エッジの
幅方向の切断とその回収の自動化を図るため、フィルム
1をその走行方向に切断するエッジトリム装置2と、一
対の送りローラ3と、この切断されたエッジをその幅方
向に切断する上刃4aと下刃4bとから成るギロチン式
のトラバースカッタ4と、エッジの上部から空気を噴射
するエアノズル5と、切断されたエッジ1aを図示しな
い真空ポンプ等と接続することにより図の下方に吸引す
るサクションボックス6と、吸引されたエッジ1aを引
き取るレセプションローラユニット7とで構成したもの
である。そして、エッジトリム装置2とトラバースカッ
タ4とによって形成されたエッジ1aに対し、エアノズ
ル5から空気を下方に噴射してエッジ端1aをサクショ
ンボックス6方向に吹き飛ばし、これをサクションボッ
クス6内に吸引した後、さらにレセプションローラユニ
ット7で強制的に引き取るようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来装置
は、エッジ1aに対するエアノズル5からの空気噴射の
際、フィルム厚さが50μm以下の薄物フィルムの場合
は、フィルムの剛性が低くて曲り易いので問題ないが、
50μm以上の厚物フィルムの場合は、エッジ1aの剛
性が高くて曲りにくいため、エッジトリム装置2で切断
されたエッジ1aの先端部が図に示したようにサクショ
ンボックスの内壁部、特にその下流側のA部に衝突して
引掛り、サクションボックス外部に飛び出すという現象
が生じる。このため、厚物フィルムの場合は、このよう
な自動化された装置は使用されず、作業者がトリミング
されたエッジを鋏、ナイフ等でその幅方向に切断した
後、その先端をサクションボックス6内に差込むという
手作業による介添え作業が必要であった。しかし、この
ような介添え作業は、ガイドローラ3が高速回転体であ
るため、作業者の手がガイドローラに巻込まれる可能性
があり、非常に危険を伴なう作業であった。
【0006】本発明は、上記従来装置の問題点に鑑みて
成されたもので、上記従来装置の問題点を解消し、作業
者の介添え作業を要することなく、しかもシート状物の
厚さの如何に拘らず、シート状物のエッジトリミングが
自動的にできる装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、シート状物を案内するガイドローラと、
前記シート状物の両端部近傍をシート状物の走行方向に
沿ってカッティングするトリムカッタと、前記ガイドロ
ーラの下流に設けられ、前記トリムカッタで切断された
エッジを該エッジの幅方向に切断するトラバースカッタ
と、該幅方向に切断されたエッジを吸引、排出する風送
装置とから成るシート状物のエッジトリミング装置にお
いて、前記ガイドローラと前記風送装置との間に、前記
幅方向に切断されたエッジを前記風送装置に搬送するた
めの案内ユニットを介設したことを特徴とする。
【0008】この場合、上記案内ユニットとしては、種
々のものがあるが、以下の実施態様のものとするのが好
ましい。すなわち、 案内ユニットは、その表面には前記シート状物に対
し、該シート状物表面から下流方向に3°〜45°の噴
射角度で圧空を噴射するスリットが設けられたケーシン
グと、前記ケーシングに圧空を供給する圧空供給手段と
から成るものである。
【0009】 案内ユニットは、その表面には開口面
が設けられたケーシングと、該ケーシング内に収納され
た一対の搬送ローラと、表面にエヤの吸引孔を有し、前
記搬送ローラに巻回されると共に前記開口面にその表面
が露出する如く前記ケーシングに収納されたエンドレス
ベルトと、該エンドレスベルトの駆動手段と、前記エヤ
の吸引孔から前記ベルト表面近傍の空気を吸引する空気
吸引手段とから成るものである。
【0010】
【作用】本発明に係るシート状物のエッジトリミング装
置によれば、ガイドローラと風送装置との間に介設され
たシート状物の案内ユニットが、トリムカッタとトラバ
ースカッタとによって切断されたエッジを速やかに吸引
すると共に、風送装置方向に強制的に搬送する。
【0011】したがって、エッジは、従来装置のように
風送装置であるサクションボックス内で何ら滞留するこ
となく、スムーズに排出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
【0013】実施例1 図1は、本発明に係るシート状物のエッジトリミング装
置10を二軸延伸フィルム製造装置に適用した場合の一
実施例を示す概略斜視図、図2は、図1に用いられてい
るエッジトリミング装置10の概略縦断面図である。
【0014】まず、本発明に係るエッジトリミング装置
10が用いられている図1の二軸延伸フィルム製造装置
の概要を説明する。
【0015】11は、二軸延伸装置であり、この装置で
二軸延伸されたプラスチックフィルム(以下、フィルム
と称する。)12が一対の引取ローラ13で引き出さ
れ、エッジトリミング装置10で規定幅W1に両耳カッ
トされた後、ガイドローラ14、15とタッチローラ1
6を経て、ターレットワインダ17の一方の巻取軸17
aに巻取られるようにされている。すなわち、図1の状
態は、フィルム12に対して、エッジトリミング装置1
0のトリムカッタ18がフィルム12の走行方向に入れ
られることにより、規定幅W1のフィルム12aと、そ
の両側に幅W2のエッジ12bとが形成され、これらフ
ィルム12a、エッジ12bが一体となって巻取軸17
aで巻き取られている状態を示しており、通常巻取に入
る前の準備段階を示している。
【0016】このように構成された二軸延伸フィルム製
造装置に対し、本発明のエッジトリミング装置10は、
以下に述べるように構成されており、図2を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0017】18は、フィルム12に対し、その走行方
向に切れ目を入れるトリムカッタであり、一対のものが
フィルムの規定幅W1の位置に図示しないブラケットで
固定されている。このトリムカッタ18は、ナイフ式や
回転円板式などの公知のもので、フィルムに対する切り
込み深さが任意に調整できるようにされている。21
a、21bは、トリムカッタ18により規定幅W1のフ
ィルムと、幅W2のエッジ12bとをその走行経路が共
に逆S字状に形成するための一対のガイドローラであ
り、ガイドローラ21aの外周はゴムが被覆され、この
ガイドローラは、ガイドローラ21bに対し、図示しな
いエアシリンダで上下することができる。この一対のガ
イドローラは、フィルム12によって従動回転されるも
のであってもよいが、いずれか一方、好ましくはガイド
ローラ21bが駆動されているのが好ましい。19は、
エッジ12bをその幅方向に切断するためのトラバース
カッタで、フィルムの下側に固定された下刃19aと、
この下刃に対してエアシリンダ19cで上下動する上刃
19bとで構成され、両エッジ12bに対応した位置に
一対のものが設けられている。
【0018】22は、トラバースカッタによって切断さ
れた上流側のエッジ12bbに対して圧空を噴射するこ
とにより、そのエッジ端を後述する案内ユニット23A
方向に吹き飛ばすためのエアノズルであり、エッジ対応
位置に複数のエアの噴射孔22aが設けられている。こ
の噴射孔は、連続したスリットであってもよい。
【0019】23Aは、エアノズル22によって吹き飛
ばされて来たエッジ12bbを図示しない吸引手段が設
けられた風送装置であるサクションボックス24方向に
強制的に案内するための案内ユニットで、前記トリムカ
ッタ18、トラバースカッタ19と同様、エッジ12b
に対応した位置であって、かつ、ガイドローラ21a、
21bとサクションボックス24との間に一対のものが
介設されている。各案内ユニット23Aは、例えば、ブ
ロワ、ファン等の圧空供給手段23aと、これと配管2
3bで接続されるケーシング23cとで構成されてい
る。ケーシング23cは、さらに圧空の供給口23d
と、整流板23eと、圧空をケーシング23cの表面
(エッジ12bの位置する側)に一定角度の噴射角θで
噴射するための複数のスリット23fとで構成され、図
に示すようにガイドローラからサクションボックス方向
に沿った長い箱形をしたものである。なお、23gは、
圧空供給手段23aからの圧空供給量を調整することに
より、スリット23fでの圧空噴射速度を調整し、噴射
流近傍に発生する負圧を調整するためのバルブであり、
20は、サクションボックス24から排出されたエッジ
12bbを細断するクラッシャである。
【0020】以上に説明した本実施例装置において、サ
クションボックス24の配設位置は、ガイドローラ21
bの外周線と垂直線との交点P(以下、この交点をエッ
ジ12bbの剥離点と称する。)からガイドローラを1
/4周分周回した後トラバースカッタ19に至るまでの
エッジ12bbの走行経路の長さL1よりも、エッジ1
2bbの剥離点Pからサクションボックス24の入口部
までの長さL2の方が長くなるような位置とするのが好
ましい。その理由は、上記長さL2がエッジ12bbの
長さL1よりも短くなると、切断されたエッジ12bb
の切断線がサクションボックスの入口部に入らずにその
外側にはみ出してしまい、以後のスムーズな吸引が行な
えないからである。ただし、ケーシング23c自体の長
さLは、特に限定されず、上記長さL2よりも長くても
短くてもよい。なお、ケーシング23cの好ましい配設
位置としては、ケーシング23cの上流側の吸引部分
(スリット位置)が剥離点Pの上または下流側近傍にあ
り、同時にケーシング23cの下流側端部がサクション
ボックス24の入口より300mm以内の範囲の上流側
となる位置である。また、各スリット23fのエアの噴
射角θは、エッジ12bbの吸引力とサクションボック
ス方向への搬送力を最大限に発揮させるには3〜45°
の範囲にするのが好ましい。噴射角θが3°未満である
と、エッジに対する吸引、搬送効果は変化しないがケー
シング23cの長さLが長くなることと、スリット23
fの傾斜加工が困難となるからである。また、45°を
越えると、エッジの吸着効果が低下するからである。ま
た、スリット23fの間隙は、0.1〜3mm、エッジ
走行方向のピッチは、10〜200mm、エアの噴出速
度は、10〜200m/秒程度に設定するのが好まし
い。このスリット23fは、フィルム幅方向に連続した
ものでもよいし、一定幅のスリットをフィルム幅方向に
任意のピッチで配置してもよい。また、スリット23f
のエッジ走行方向に対する傾斜角は、エッジ走行方向と
ケーシング23cの案内面上を流れるエアの噴射方向と
が一致するのが搬送に最も効率的なので、エッジ走行方
向に垂直に、すなわちフィルム幅方向に設けられている
ことが好ましい。しかし、幅方向に対してある角度、す
なわちエッジ走行方向に対して末広がり状となるように
傾斜して設けてもよい。
【0021】また、本実施例では、ガイドローラ21
a、21bへのフィルムの周回経路を逆S字状になるよ
うにしたが、これはガイドローラ21b上にエッジ21
bbの剥離点Pを形成するためであって、本発明では何
もこれに限定されるものではなく、案内ユニット23A
を規定幅W1のフィルム12aの下面に一定の角度を持
って、あるいは水平に配置してもよい。
【0022】次に本実施例装置の作用を説明する。
【0023】図1の状態でまず、圧空供給手段23aが
ON状態にされると各スリット23fから圧空が噴射
し、噴射された圧空周辺にはベルヌーイの定理による負
圧が発生する。次に、トリムカッタ18によりフイルム
12の走行方向に切れ目が入れられ、規定幅W1のフィ
ルムとその両側に幅W2のエッジ12bとが形成され
る。これらのフィルムは、一体となって後方に搬送さ
れ、ガイドローラ21a、21bでその走行経路が逆S
字状に形成され、ガイドローラ14、15、タッチロー
ラ16を経てターレットワインダ17の一方の巻取軸1
7aに巻取られる。この状態を示したのが、図1の状態
である。
【0024】巻取軸17aでの初期巻取が完了すると、
一対の上刃19bが降下し、エッジ12bのみがその幅
方向に切断される。切断と同時にエアノズルの噴射孔2
2aから圧空が噴射され、トラバースカッタ19の上流
側のエッジ12bbは、この圧空の噴射力とフィルム自
体の剛性により、剥離点Pをあたかも支点として案内ユ
ニット方向(時計方向)に吹き飛ばされる。エッジ12
bbの先端がスリット23f近傍に発生している負圧力
によって直ちに吸引され、同時にサクションボックス2
4方向に搬送される。この場合、エッジ12bbには、
ケーシング23cに近づくにしたがって案内ユニット2
3A方向への吸引力と、サクションボックス24方向へ
の搬送力が増大する。以後はスムーズにサクションボッ
クス24にエッジ12bbのみが吸引され、クラッシャ
20で細断される。
【0025】一方、フィルム12は、巻取軸17aで規
定幅W1のフィルム12aのみが巻取られるようになっ
た段階でカッタ17cでカッティングされ、次いでター
レットが180°反転し、他方の巻取軸17bで通常の
巻取段階に入る。巻取軸17bでの既定長の巻取が完了
すると図示しないセンサがこれを検知し、カッタ17c
でカッティングされ、次いでターレットが180°反転
し、再び巻取軸17aでの巻取が行なわれる。
【0026】上記実施例装置において、案内ユニット2
3Aとして、ケーシング23cの外径寸法を幅300m
m、長さを500mmとし、その表側に間隙が1mmで
噴射角θが10°のスリット23fを50mmピッチで
図の下方方向に9個並べたもので構成した。スリット2
3fは、フィルム幅方向の長さが290mmの連続した
ものを使用した。そして、この案内ユニット一対をその
最上部のスリット位置が剥離点Pに対応するように固定
した。
【0027】これに対し、二軸延伸装置で延伸された幅
が6000mmで厚さが20μmのプラスチックフィル
ム12を巻取軸の巻取速度70m/分で巻取りつつ、フ
ィルムの両側から150mmの位置にトリムカッタ18
でフィルムの走行方向に切れ目を入れ、トラバースカッ
タ19で両エッジを分離した後、エアノズル22から圧
空を噴射したところ、切断されたエッジ12bbは、案
内ユニット23Aによりガイドローラ21bからサクシ
ョンボックス24に人手を要することなくスムーズに案
内することができた。このような条件で厚さ100μm
のプラスチックフィルムについてもトリミングしてみた
が同様の結果が得られた。
【0028】実施例2 次に、図3は、実施例1の装置とは異なる実施例装置の
概略斜視図である。
【0029】本実施例装置が実施例1の装置と異なる点
は、案内ユニットの構成にあり、案内ユニットの配設位
置や走行方向の長さ等の点については、実施例1の装置
と同一であるのでその具体的な説明は省略する。
【0030】本実施例の案内ユニット23Bは、実施例
1の装置がエッジの吸引力と搬送力を得る手段として圧
空の噴射力に因っているのに対し、エアの吸引力とエン
ドレスベルトの搬送力とに因っている点で異なる。すな
わち、案内ユニット23Bは、図の右側に矩形状の開口
面を有するケーシング23h、その内部に収納された一
対の搬送ローラ23i、このローラに巻回されると共に
前記開口面に表面が露出する如く収納されたたエンドレ
スベルト23j、例えばエアモータ、電動モータ等の駆
動手段23k、ケーシング23hと配管23lで接続さ
れた例えば、真空ポンプ、排気ブロワ等の空気吸引手段
23m、バルブ23oで構成されている。エンドレスベ
ルト23jは、エッジ幅よりも若干広い幅を有すると共
に一定ピッチまたは千鳥ピッチでその表面にエアの吸引
孔23nが複数形成されており、駆動手段23kにより
搬送ローラ23iを介して図の矢視方向に周回できるよ
うにされている。そして、空気吸引手段23mによって
ベルトの吸引孔23nからエアを吸引することにより、
ガイドローラ21bからサクションボックス24に至る
領域に負圧、すなわち案内ユニット23B方向への吸引
力が発生するようにしている。そして、エッジ12bb
の吸引、排出の際には、エッジ12bbがベルト23j
表面に密着されてサクションボックス24方向に搬送さ
れるようにされている。
【0031】本実施例装置では、エンドレスベルト23
jは、ゴム、鋼帯製のものを用いることができるが、ゴ
ムベルトがより好ましい。また、エッジの適度の吸引力
と搬送力を得るには、ベルトの周速度は10〜500m
/分程度、吸引孔23nの開孔率は10%以上、ベルト
内側の負圧は10mmAq以上とするが好ましい。
【0032】上記実施例装置において、案内ユニット2
3Bとして、ケーシング23hの外径寸法を幅300m
m、長さ500mmとし、その内部に内径10mmの吸
引孔が開孔率30%の割合で開孔された平ベルトを外形
が80mmのローラに巻回させたもので構成した。そし
て、この案内ユニット一対を実施例1の装置と同様、上
流側の端部が剥離点P近傍となるように固定し、平ベル
トの裏側が100mmAqとなるようにバルブ23oを
調整した。
【0033】これに対し、平ベルトの周速を100m/
分とした他は上記実施例と同一条件で、厚さが100μ
mのプラスチックフィルムを供給してトリミングしたと
ころ、エッジ12bbは、トラバースカッタ19で切断
された瞬間に平ベルトに密着され、次いでスムーズにサ
クションボックス24内に案内された。
【0034】
【比較例】次に、本発明のトリミング装置10の作用効
果を確認するため、図2の実施例1の装置から案内ユニ
ット23Aを取外してガイドローラ21bの直下にサク
ションボックス24を設けることにより、図4に示した
従来装置を構成した。
【0035】この装置に厚さ100μmのプラスチック
フィルム12を上記条件でトリミングしたところ、切断
されたエッジは、その先端がサクションボックス24の
入口部A付近で引っ掛ってしまい、以後サクションボッ
クス24内に入らなかった。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るシ
ート状物のエッジトリミング装置は、ガイドローラと風
送装置との間に、幅方向に切断されたエッジを風送装置
に搬送するための案内ユニットを介設したので、エッジ
をサクションボックスの入口部で引っ掛りを生じること
なく、しかもシート状物の厚さの如何を問わず、スムー
ズにサクションボックス内に搬送することができ、完全
なエッジトリミング作業の自動化が達成できる。
【0037】また、この自動化により作業者の介添え作
業が不要になった分だけ、シート状物のロスと、作業者
の危険作業が少なくなるため、シート状物の生産効率が
格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエッジトリミング装置を二軸延伸
フィルム製造装置に適用した場合の一実施例を示す概略
斜視図である。
【図2】図1の装置に用いられているエッジトリミング
装置の一実施例を示す概略断面図である。
【図3】図1の実施例装置とは、異なる実施態様のエッ
ジトリミング装置の一実施例を示す概略断面図である。
【図4】従来のエッジトリミング装置の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
10…エッジトリミング装置 12、12a…フィルム(シート状物) 12b…エッジ 13…トリムカッタ 19…トラバースカッタ 21a、21b…ガイドローラ 23A、23B…案内ユニット 24…サクションボックス(風送装置) 23a…圧空供給手段 23c、23h…ケーシング 23f…スリット 23j…エンドレスベルト 23k…駆動手段 23m…空気吸引手段 23n…吸引孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状物を案内するガイドローラと、前
    記シート状物の両端部近傍をシート状物の走行方向に沿
    ってカッティングするトリムカッタと、前記ガイドロー
    ラの下流に設けられ、前記トリムカッタで切断されたエ
    ッジを該エッジの幅方向に切断するトラバースカッタ
    と、該幅方向に切断されたエッジを吸引、排出する風送
    装置とから成るシート状物のエッジトリミング装置にお
    いて、 前記ガイドローラと前記風送装置との間に、前記幅方向
    に切断されたエッジを前記風送装置に搬送するための案
    内ユニットを介設したことを特徴とするシート状物のエ
    ッジトリミング装置。
  2. 【請求項2】前記案内ユニットは、その表面には前記シ
    ート状物に対し、該シート状物表面から下流方向に3°
    〜45°の噴射角度で圧空を噴射するスリットが設けら
    れたケーシングと、前記ケーシングに圧空を供給する圧
    空供給手段とから成ることを特徴とする請求項1に記載
    のシート状物のエッジトリミング装置。
  3. 【請求項3】前記案内ユニットは、その表面には開口面
    が設けられたケーシングと、該ケーシング内に収納され
    た一対の搬送ローラと、表面にエヤの吸引孔を有し、前
    記搬送ローラに巻回されると共に前記開口面にその表面
    が露出する如く前記ケーシングに収納されたエンドレス
    ベルトと、該エンドレスベルトの駆動手段と、前記エヤ
    の吸引孔から前記ベルト表面近傍の空気を吸引する空気
    吸引手段とから成ることを特徴とする請求項1に記載の
    シート状物のエッジトリミング装置。
JP3291496A 1991-11-07 1991-11-07 シート状物のエツジトリミング装置 Pending JPH05131398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3291496A JPH05131398A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 シート状物のエツジトリミング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3291496A JPH05131398A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 シート状物のエツジトリミング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05131398A true JPH05131398A (ja) 1993-05-28

Family

ID=17769630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3291496A Pending JPH05131398A (ja) 1991-11-07 1991-11-07 シート状物のエツジトリミング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05131398A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002076695A1 (en) * 2001-03-23 2002-10-03 Alcan International Limited Method and apparatus for trimming sheet metal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002076695A1 (en) * 2001-03-23 2002-10-03 Alcan International Limited Method and apparatus for trimming sheet metal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2819940B1 (en) Paper manufacturing
JPS6212577A (ja) 無端の帯状材料をジグザグの形状に折りたたむための方法および装置
US5328136A (en) Method and device for positioning the beginning of a web of material, especially a web of paper, against the roll of a winder from below
US6883409B1 (en) Device for cross/cutting material strips, in particular cardboard strips
JPH0583358B2 (ja)
JPH05131398A (ja) シート状物のエツジトリミング装置
KR20150022696A (ko) 웨브 절단 방법 및 웨브 절단 장치
JP2004114248A (ja) 切断除去装置
KR100549478B1 (ko) 웨브를 절단하고 가공 라인으로 이를 피딩하고 그 라인을 통하여 연속 공급 하기 위한 장치 및 방법
JP4294031B2 (ja) ロールフィーダ
JPH081834Y2 (ja) 耳処理装置
CN220465974U (zh) 包装贴附装置
EP1069974B1 (en) Static chopper for thin webs
JP2002096327A (ja) 積層フィルムの分離装置及び製造方法
US3827320A (en) Air exhaust system for waste material
JP6045284B2 (ja) 裁断方法と裁断装置
US20060169114A1 (en) Apparatus for trimming metal strip
JP7387082B1 (ja) 搬送装置及び搬送方法
CN212151069U (zh) 一种用于吹膜机的塑膜袋切分装置
JPH01146694A (ja) 耳処理装置
JPH06329311A (ja) ウエブのパスライン変更方法及びその装置
JP2003504292A (ja) フライング式のロール交換に続いてフラップを短くするための方法および装置
JPH0335079B2 (ja)
JP2004034170A (ja) シート材加工機
JP2020011791A (ja) 用紙切断排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050125

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050621