JPH05131049A - パチンコ機の制御基盤収納ケース - Google Patents

パチンコ機の制御基盤収納ケース

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JPH05131049A
JPH05131049A JP4754091A JP4754091A JPH05131049A JP H05131049 A JPH05131049 A JP H05131049A JP 4754091 A JP4754091 A JP 4754091A JP 4754091 A JP4754091 A JP 4754091A JP H05131049 A JPH05131049 A JP H05131049A
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JP
Japan
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storage case
case body
lid
control board
section
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JP4754091A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は制御基盤収納ケース内の制御基盤
の不法改ざんを直ちに発見し得パチンコ機の制御基盤収
納ケースを提供することを目的とする。 【構成】 パチンコ機の遊技盤の遊技領域に設置された
電気的作動機器の作動制御を行なう制御基盤が収納され
るパチンコ機の制御基盤の収納ケースにおいて、前記収
納ケースが前記制御基盤が収納される透明プラスチック
製の収納ケース本体と、該収納ケース本体の開口部に取
り付けられる蓋体とから構成され、前記収納ケース本体
又は前記蓋体のうちの一方に弾性変形可能な係止片が設
けられ、他方に、前記蓋体が前記収納ケース本体の開口
部に取り付けられた状態で前記係止片の係合部が係脱可
能に係合させる被係合部が設けられている構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的信号により作
動する入賞装置等の電気的作動機器を備えたパチンコ機
の制御基盤収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のパチンコ機は、その遊技盤の遊技
領域に設置された各種ゲーム装置や(例えば、可変表示
ゲーム装置)や入賞装置(例えば、変動入賞装置)等の
電気的作動機器に複雑な動きを行なわせてパチンコ遊技
の興趣を高めさせようとして、それら電気的作動機器な
どをマイクロコンピュータ等を用いた電子制御により駆
動させている。これら電気的作動機器の動きを制御する
制御基盤が内蔵された制御基盤収納ケースは、外部で発
生(例えば、賞球排出時の球の移動などにより発生)す
る静電気の内部への進入を阻止したり、内部の電子部品
等が発生する静電気を外部に逃がすという理由で、制御
基盤収納ケースを金属製のもので密封していたので、全
体が不透明となって制御基盤収納ケース内部の制御基盤
を覗いて見ることができずに、また、開けて内部を見る
のも面倒であった。そのため、法律で定められた遊技の
制御内容制限の下にメーカーで作られた、制御基盤収納
ケース内部の制御基盤が遊技店等で改ざんされてしまう
というケースが多くあった。
【0003】その改ざんの目的としては、例えば、次の
ようなものがある。 (1)制御基盤の表側においてはROM等を勝手に変え
て補助遊技装置の確率を変更してしまう。 (2)制御基盤の裏側においては接続コードや抵抗を使
用することによって例えば変動入賞装置の10カウント
スイッチを無効としてしまう。 (3)遊技店によっては法律で定められた確率より良い
確率として特別遊技を(変動入賞装置等によって行なわ
れる。)を頻繁に発生させるように改良してしまう(特
に開店時)。 (4)遊技店によっては法律で定められた特別遊技の発
生確率より悪い確率に変更させて売上をあげられるよう
に改良してしまう。 (5)変動入賞装置の10カウントスイッチを無効とし
てしまうことによって、最大限の時間変動入賞装置を開
状態とすることができるので、特別遊技が発生した場合
には多大(違法)な利益を遊技者に付与できるように改
良してしまう。 等である。金属性の制御基盤収納ケースのため、ビス
(8箇所)により夫々の部材同士を止着することによっ
て制御基盤収納ケースを組付けていた。改造された制御
基盤を調査するにしても、ビスを外して制御基盤収納ケ
ースから制御基盤を取り出すことは容易なことではなか
った。メンテナンス及び電子部品交換、部品検査を行な
う場合も制御基盤を取り出すことは容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の制御基
盤収納ケースは、金属製にすることによって静電気を外
部に逃がすことや外部からの静電気の進入を防止できる
という利点がある反面、逆に不透明な為、内部に収納さ
れている制御基盤が外部から見えないという欠点も合せ
持っている。外部から制御基盤が見られないため、不法
な改ざんが行なわれることとなる。従来は不透明なた
め、ネジを外して制御基盤を外さなければ外部からでは
確認ができなかったため、簡単には不法改ざんが行なわ
れているかの確認ができなかった。一台一台取外して調
査することは、長時間を必要とするので実際には調査す
ること自体困難であった。制御基盤を取外してまで調査
しないだろうという心理、メンテナンス及び電子部品交
換、部品調査においても、ビスを8本も取外すことが困
難であるため、この作業が大変面倒なものであった。こ
の発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、制御基盤収納ケース内の制御基盤の不法改ざんを
直ちに発見し得るパチンコ機の制御基盤収納ケースを提
供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパチンコ
機の制御基盤収納ケースは、上記課題を解決するため、
パチンコ機の遊技盤の遊技領域に設置された電気的作動
機器の作動制御を行なう制御基盤が収納されるパチンコ
機の制御基盤の収納ケースにおいて、前記収納ケースが
前記制御基盤が収納される透明プラスチック製の収納ケ
ース本体と、該収納ケース本体の開口部に取り付けられ
る蓋体とから構成され、前記収納ケース本体又は前記蓋
体のうちの一方に弾性変形可能な係止片が設けられ、他
方に、前記蓋体が前記収納ケース本体の開口部に取り付
けられた状態で前記係止片の係合部が係脱可能に係合さ
せる被係合部が設けられた構成とした。
【0006】
【作用】制御基盤収納ケース内の制御基盤の表側部分と
裏側部分とを覗いて見ることができるので、不法改ざん
が行なわれている制御基盤を簡単に調査発見できる。そ
して、その透明なプラスチックによって構成された部分
からは制御基盤内収納ケース内に埃等が入ることはな
い。また、収納ケース本体から蓋体をワンタッチで簡単
に取り外して内部を見ることもできる。
【0007】
【第1実施例】図1〜図3には、この発明に係る制御基
盤収納ケースが摘用されたパチンコ機の構成例を示す。
それらのうち、図1はパチンコ機1の全体斜視図、図2
は取付枠に対して前面枠部分を開いた状態を示すパチン
コ機の全体斜視図、図3はパチンコ機の背面図である。
【0008】このパチンコ機1は、第1図および第2図
に示すように、取付枠2と該取付枠2の前面側開口部分
に開閉可能に取り付けられた前面枠3を備えている。前
記前面枠3はパチンコ機1の本体部分の枠を構成するも
ので、その前面側上部には透明なガラス窓11を備えた
金枠10が片開き形式に開閉可能に取り付けられてい
る。この前面枠3の、前記金枠10によって開閉される
窓枠31内には遊技領域を構成する遊技盤(図示省略)
が設置されている。そして、その遊技盤前面の遊技領域
にはパチンコ球の特定入賞部への入賞に基づいて行なわ
れる可変表示ゲーム装置(電気的作動機器)による可変
表示ゲームの結果如何により、入賞し易い形態に変換し
て遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与える変動入賞
装置(電気的作動機器)、その他各種入賞装置、障害
釘、風車と呼ばれる流下方向変換部材等の各種装置や部
材などが設置されている。
【0009】この明細書中、前記可変表示ゲーム装置や
変動入賞装置など、パチンコ球の特定入賞部への入賞に
基づいて遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与える装
置等の作動制御を行なう制御装置100が設置されてい
る(図2,図3)。図4〜図6には前記制御装置100
の構成例を示す。それらのうち、図4は制御装置100
の全体斜視図、図5はその分解斜視図、図6はその側面
図を示す。この制御装置100は同図に示すように、収
納ケース本体110,該収納ケース本体110内にシー
ルド部材120を介して設置された制御基盤130、お
よびこの制御基盤130が前記ケース本体110内に収
納された状態でそのケース本体110の開口部を覆う蓋
体140等を備えている。そして、前記収納ケース本体
110と蓋体140とで制御基盤130の収納ケース1
00Aを構成している。
【0010】前記本体110は導電性材料、例えば金属
材料やカーボン入りのプラスチック材料等により一端開
口の箱体状に作られ、その側部の相対向する長壁板11
1,111の低い位置には覗き窓114が設けられてい
る。そして、それら長壁板111,111の上端部には
前記蓋体140を案内する段付案内部111aが設けら
れ、それら段付案内部111aの途中には切欠き部11
1bが設けられている。それら切欠き部111b中に弾
性変形可能な係止片116,116が立設され、これら
係止片116,116の上端部分に前記蓋体140を閉
じた状態に係止する鉤状係止部116a、116aが相
対向した状態に形成されている。他方、収納ケース本体
110の相対向する短壁板112,113のうちの一方
の短壁板112は長壁板111,111と同じ高さに形
成され、他方の短壁板112は低く形成されている。そ
して、その一方の短壁板112の側部の左右寄り位置に
は2段ずつ覗き窓114が形成されている。また、この
短壁板112の上端部の左右寄り位置には切欠き部11
2a,112aが形成され、これら切欠き部112a,
112a中に取付片115,115が立設されている。
これら取付片115,115の上端部には外向きの鉤状
の保持部115a,115aが形成されている。
【0011】前記シールド部材120は前記制御基盤1
30の下面側を静電シールドするもので、導電性材質の
例えば銅板などから作られている。このシールド部材1
20は前記制御基盤130の電子部品などへの静電気の
影響を可及的に防ぐもので、前記本体110内の左右の
支持支柱110a間に丁度納まる程度の大きさに形成さ
れている。そして、その両端の下面部に半田付けされた
状態で制御基盤130と一緒に収納ケース本体110内
に収納されている。前記制御基盤130は非導電性の板
131に前記電気的作動機器(図示省略)等を作動制御
するコンピュータシステム等を構成する各種電子部品が
設置されるとともに配線パターンが施されている。前記
コンピュータシステム等を構成する電子部品としては、
例えば、マイクロコンピュータ、外部ROM、外部RA
M等が挙げられる。そして、その外部ROMは読み出し
専用メモリで、該ROMには、前記電気的作動機器を作
動させる制御プログラムとしての固定データが書き込ま
れている。また、前記外部RAMは書き込みと読み出し
が可能なメモリで、例えば、前記遊技盤の遊技領域に設
置された入賞装置や入賞口等に設置された検出器からの
検出信号等が一時的に記憶されるようになっている。
【0012】また、この制御基盤130には電源供給コ
ード132およびアース用接続線133が接続されてい
る。そして、そのアース用接続線133を介して、前記
シールド部材120、収納ケース本体110、前記蓋体
140および制御基盤130に発生した静電気等がアー
スされて逃されるようになっている。この制御基盤13
0はこのように構成されていて、前記本体110内の底
部の四隅部に立設された取付支柱110aにビス等によ
って固定されている。
【0013】前記蓋体140は前記本体110内に設置
された制御基盤130を外部から覗けるように覆って静
電遮閉を行なうもので、例えば透明なプラスチック材料
で作られている。この蓋体140中には静電気を前記制
御基盤130のアース用接続線133等を介してアース
させて逃がす導電線(導電性部材)148が網目状に埋
設されている。 この蓋体140の、前記収納ケース本
体110の保持片115と対応する側の端部分にはそれ
ら保持片115の鉤状保持部115a,115aと相補
的に噛み合って保持され得る保持片141,141が下
向きに設けられ、それら保持片141,141の下端部
には前記収納ケース本体110側の保持片115,11
5の保持部115a,115aと相補的に噛み合って保
持される保持部141a,141aが例えばL字状に屈
曲して設けられている。
【0014】また、この蓋体140の、前記収納ケース
本体110の係止片116,116と対応する側の端部
にはそれら係止片116,116の係止部116a,1
16aが係合し得る係止段部142,142が設け、そ
の左右両端の長辺部分には前記収納ケース本体110の
左右両端の係止段部111aに相補的に外嵌される嵌合
片149,149が下向きに設けられている。また、こ
の蓋体140の、前記保持片141,141と逆側端部
には屈曲片143が90度下向きに屈曲して設けられて
いる。また、この蓋体140の、前記保持片141,1
41のある側の外側面部分には封印シール貼布用溝部1
44が設けられ、一方、その前記屈曲片143側の外側
面部には機種名シール貼付用溝部145が設けられてい
る。また、この蓋体140の、前記屈曲片143側の端
部には取付用ボルト147を通すボルト通し孔146が
設けられている。
【0015】この実施例の制御装置100はこのように
構成されていて、次のようにして組み立てられている。
即ち、前述の如く下面部に前記シールド部材120が半
田付けされた前記制御基盤130が収納ケース本体11
0内の取付支柱110a上に、ビス(図示省略)等によ
って固定されている。そして、前記制御基盤130に接
続された電源供給コード132およびアース用接続線1
33が収納ケース本体110の透孔(図示省略)を介し
てその外部に導き出される。このように制御基盤130
が収納ケース本体110内に設置された状態で、前記蓋
体140の保持片141,141が収納ケース本体11
0の保持片115,115と相補的に噛み合さった状態
にされてから、収納ケース本体110の係止片116,
116の係止部116a,116aが蓋体140の係止
段部142,142に引掛けられた状態にされる。そし
て、その後、取付ボルト147が蓋体140のボルト通
し孔146中の通されその先端が収納ケース本体110
のねじ穴(図示省略)中に螺着されることによって、収
納ケース本体110の開口部が蓋体140により閉塞さ
れた状態となっている(図4、図6)。
【0016】そして、この状態で、内部の制御基盤13
0が改ざんされないように、蓋体140の封印シール貼
付用溝部144と収納ケース本体110の短壁板112
の外側の封印シール貼付用溝部119に跨った状態に貼
着された状態に封印されている。また、蓋体140の機
種名シール貼付用溝部145にパチンコ機1の機種名表
示のある機種名シール(図示省略)が貼着される。この
制御装置100はこのように組み立てられているので、
その内部の制御基盤130の表側と裏側は、それぞれ、
透明な蓋体140および収納ケース本体110の覗き窓
114を介して覗き見ることができ、制御基盤130に
改ざんがあれば直ぐに発見できることとなる。また、制
御装置100内の電子部品等から発生された静電気や外
部で発生されて制御装置100内に入ろうとする静電気
は蓋体140中に配設された導電線148や導電性の収
納ケース本体110およびシールド部材120から制御
基盤130の前記アース用接続線133(図示省略)を
介してアースされて逃される。また、制御基盤130の
電子部品等から発生された静電気等は制御基盤130の
アース接続線133を介してアースされて逃される。
【0017】そして、この制御装置100の前記裏機構
盤20への取付は、収納ケース本体110の長壁板11
1,111の外側に張り出して設けられた止着部111
(この実施例では、3つ)に取り付けられたナイラッチ
と呼ばれるワンタッチ取付け式の止着装置117の先端
止着部を裏機構盤20の止着穴(図示省略)中に挿着さ
せることによって簡単に取り付けられるようになってお
り、その取外しも簡単に行なえるようになっている。な
お、前記蓋体140は必ずしも透明な材質のもので作ら
ないで、その一部に内部を覗ける部分(例えば、覗き窓
や透明部分など)を有するものであればよい。この場
合、その内部を覗ける部分以外の部分を導電性材質のも
の(例えば、金属製のもの、又はカーボンを混入したプ
ラスチック製のものなど)で作ることもできる。
【0018】また、収納ケース本体110の材質も前記
蓋体140と同様に透明な材質のもの(例えば、プラス
チック)で作ってその中に導電線148を配設したもの
であってもよい。また、蓋体140の静電遮蔽用導電線
148は必ずしも蓋体140内に埋設しないで、蓋体1
40の内側又は外側に密着されて張り巡らせてもよい。
また、収納ケース本体110や蓋体140の形状等はそ
の機能を損なわない範囲で自由に設計変更してよい。
【0019】
【第2実施例】図7および図8にはこの発明の第2の実
施例に係る制御装置200の構成例を示す。それらのう
ち、図7は制御装置200の全体斜視図、図8は制御装
置200の分解斜視図である。この実施例では、制御基
盤130を収納する制御基盤収納ケース200Aを収納
ケース本体220とこの収納ケース本体220の下端開
口部に取り付けられる下蓋210とから構成し、該収納
ケース200A内に設置された制御基盤130(第1実
施例のものと同じ)の表側部分と裏側部分それぞれ収納
ケース本体220の多孔窓221および側窓222を通
して覗き見られるような構成としている。
【0020】この実施例に係る制御装置200は、同図
に示すように、収納ケース本体210、該収納ケース本
体210内に設置された制御基盤130および透明部材
230、および前記収納ケース本体210の下端開口部
に取り付けられた蓋体220等を備えている。そして、
前記収納ケース本体210と蓋体220とで収納ケース
200Aを構成している。前記収納ケース本体210は
導電性材料、例えば金属材料やカーボン入りのプラスチ
ック材料等により一端開口の箱体状に作られ、その天板
部分に覗き孔211aが複数(この実施例では多数)形
成されている。そして、その天板部分の裏側に前記透明
部材230が取り付けられることにより、覗き孔221
aから内部にほこり等が入らないようになっている。
【0021】また、同収納ケース本体210の各側壁板
222には覗き孔223(切欠きも含む)が形成され、
その四隅部には前記蓋体220を取り付ける取付片22
4が設けられている。また、左右の側壁板222,22
2の両端側には前記制御基盤230を取り付けるための
取付片225が内向きに設けられている。前記制御基盤
130はその非導電性の板131の部分の形状を覗いて
第1実施例のものと同じ構成なので、第1実施例のもの
と同じ構成部分に同じ符号を付してその説明は省略す
る。この制御基盤130は前記収納ケース本体210の
下端開口部の前記取付片224に取り付けられることに
よって収納ケース本体210内に収納されている。
【0022】前記蓋体220は、前記制御基盤130が
前記収納ケース本体210内に収納された状態で前記前
記収納ケース本体210の下端の取付片224に取り付
けられることにより、収納ケース本体210の下端開口
部が閉塞されている。この実施例の場合、蓋体220は
導電性の材料で作られている。この実施例の制御装置2
00も、その内部の制御基盤130が改ざんされないよ
うに収納ケース本体210と蓋体220とに跨って封印
シール(図示省略)が貼着されている。また、図示は省
略するが、収納ケース本体210の一部にパチンコ機1
の機種名表示のある機種名シール(図示省略)が貼着さ
れる。
【0023】この制御装置200はこのように組み立て
られているので、その内部の制御基盤130の表側と裏
側は、それぞれ収納ケース本体210の覗き孔221
a,223を介して覗き見ることができ、制御基盤13
0に改ざんがあれば、直ぐに発見できることとなる。ま
た、制御装置200内の電子部品等から発生された静電
気や外部で発生されて制御装置100内に入ろうとする
静電気は導電性の蓋体220や導電性の収納ケース本体
210から、これらの接続された図示省略のアース線を
介してアースして逃される。また、制御基盤130の電
子部品等から発生された静電気等は制御基盤130に接
続されたアース接続線(図示省略)を介してアースされ
て逃される。
【0024】そして、この制御装置200の前記裏機構
盤20への取付けは、蓋体220に張り出して設けられ
た止着部111C(この実施例では3つ)に取り付けら
れたナイラッチと呼ばれるワンタッチ取付け式の止着装
置117の先端止着部を裏機構盤20の止着穴(図示省
略)中に挿着させることによって簡単に取り付けられる
ようになっており、その取外しも簡単に行なえるように
なっている。なお、前記覗き孔221a,223の位
置、形状、個数等は上記のものに限定せず、その内部の
制御基盤130の表側および裏側を覗けるものであれば
どのように設計変更してもよい。また、収納ケース本体
210および蓋体230の形状等もその機能を損なわな
い範囲で自由に設計変更できる。
【0025】
【第3実施例】図9〜図11には、この発明の第3の実
施例に係る制御基盤収納ケース300Aを備えた制御装
置300の構成例を示す。それらのうち、図9は制御装
置300の全体斜視図、図10は制御装置300の分解
斜視図、図11は制御装置300の縦断側面図である。
この実施例では、制御基盤130を収納する制御基盤収
納ケース300Aを透明な収納ケース本体310と該収
納ケース本体310の上端開口部に取り付けられる透明
な蓋体320とから構成して、該制御基盤収納ケース3
00Aの内部に設置された制御基盤310(第1実施例
のものと同じ)の表側部分と裏側部分とを外部から覗き
見られるような構成としている。この実施例に係る制御
装置300は、同図に示すように、収納ケース本体31
0、該収納ケース本体310内に設置された制御基盤1
30、および前記収納ケース本体310の上端開口部に
取り付けられた蓋体320等を備えている。そして、前
記収納ケース本体310と前記蓋体320とで制御基盤
収納ケース300Aを構成している。
【0026】前記収納ケース本体310はプラスチック
材等から上端開口の透明な箱体状に作られ、該収納ケー
ス本体310には図示省略のアース線等を介して静電気
を逃す導電線331が網目状に埋設されている。そし
て、その側部の相対向する長壁板311aが設けられ、
それら段付案内部311aの途中には切欠き部311b
が設けられている。それら切欠き部311b中に弾性変
形可能な係止片316,316が立設され、これら係止
片316,316の上端部分に前記蓋体320を閉じた
状態に係止する鉤状係止部316a,316aが相対向
した状態に形成されている。
【0027】他方、収納ケース本体310の相対向する
短壁板312,313のうちの一方の短壁板312は長
壁板311,311と同じ高さに形成され、他方の短壁
板313は低く形成されている。そして、その一方の短
壁板312の上端部の左右寄り位置には切欠き部312
a,312aが形成され、これら切欠き部312a,3
12a中に取付片315,315が立設されている。こ
れら取付片315,315の上端部には外向きの鉤状の
保持部315a,315aが形成されている。また、こ
の短壁板312には制御装置300内で発生した熱を外
部に逃すための透孔312bが設けられている。前記制
御基盤130は上記第1実施例のものと同じ構成なの
で、その説明は省略する。ただし、この実施例の制御基
盤130にはアース接続線は接続されておらず、制御基
盤130に発生した静電気は前記収納ケース本体310
等を介して別のアース接続線(図示省略)から逃してい
る。
【0028】前記蓋体320は前記収納ケース本体31
0内に設置された制御基盤130を外部から覗けるよう
に覆って静電遮蔽を行なうもので、例えば、プラスチッ
ク材料等で透明に作られている。この蓋体を介してアー
スさせて逃す導電線328が網目状に埋設されている。
この蓋体320の、前記収納ケース本体310の保持片
315と対応する側の端部分にはそれら保持片315の
鉤状保持部315aと相補的に噛み合って保持され得る
保持片321,321が下向きに設けられ、それら保持
片321,321の保持部315a,315aと相補的
に噛み合って保持される保持部321a,321aが例
えばL字状に屈曲して設けられている。
【0029】また、この蓋体320の、前記収納ケース
本体310の係止片316,316と対応する側の端部
にはそれら係止片316,316の係止部316a,3
16aが係合し得る係止段部322,322が設けら
れ、その左右両側の長辺部分には前記収納ケース本体3
10の左右両側の係止段部311a,3111aに相互
的に外嵌される嵌合片329,329が下向きに設けら
れている。また、この蓋体320の、前記保持片315
と逆側端部には屈曲片323が90度下向きに屈曲して
設けられている。また、この蓋体320の、前記保持片
321,321のある側の外側面部分には封印シール貼
付用溝部324が設けられ、一方、その前記屈曲片32
3側の短部には取付用ボルト通し孔326が設けられて
いる。
【0030】この実施例の制御装置300はこのように
構成されていて、次のようにして組み立てられている。
即ち、制御基盤130が収納ケース本体310内の四隅
に設けられた取付け支柱310a上に、ビス(図示省
略)等によって固定されている。そして、前記制御基盤
130に接続された電源供給コード132が収納ケース
本体310の透孔(図示省略)を介してその外部に導き
出される。
【0031】このように制御基盤130が収納ケース本
体310内に設置された状態で、前記蓋体320の保持
片321,321が収納ケース本体310の保持片31
5,315と相補的に噛み合さった状態にされてから、
収納ケース本体310の係止片316,316の係止部
316a,316aが蓋体320の係止段部322,3
22に引掛けられた状態にされる。そして、その後、取
付ボルト327が蓋体320のボルト通し孔326中に
通され、その先端が収納ケース本体310のねじ穴(図
示省略)中に螺着されることによって、収納ケース本体
310の開口部が蓋体320により閉塞された状態とな
っている。そして、この状態で、内部の制御基盤130
が改竄されないように、蓋体320の封印シール貼付用
溝部324と収納ケース本体310の短壁板312の外
側の封印シール貼付用溝部319(図9)等に跨った状
態に貼付封印されている。また、蓋体320の機種名シ
ール貼付用溝部325に、パチンコ機1の機種名表示の
ある機種名シール(図示省略)が貼着される。
【0032】この制御装置300はこのように構成され
ているので、その内部の制御基盤130の表側と裏側
は、それぞれ、透明な蓋体320および透明な収納ケー
ス本体310を通して覗き見ることができ、制御基盤1
30に改竄があれば直ちに発見できることとなる。ま
た、制御基盤130の電子部品等から発生された静電気
や外部で発生されて制御装置3000内に入ろうとする
静電気は収納ケース本体310および蓋体320に埋設
された導電線331,328およびこれらに電気的接続
された前記アース用接続線(図示省略)を介してアース
されて逃される。そして、この制御装置300の前記裏
機構盤20への取付は、収納ケース本体310の長壁板
311,311の外側に張り出して設けられた止着部3
11c(この実施例では、3つだが、図面には1つしか
現れていない)に取り付けられた、例えば、ナイラッチ
と呼ばれるワンタッチ取付け式の止着装置317の先端
止着部を裏機構盤20の止着穴(図示省略)中に挿着さ
せることによって簡単に取り付けられるようになってお
り、その取外しもワンタッチで簡単に行なえるようにな
っている。
【0033】なお、前記収納ケース本体310および蓋
体320は必ずしも全体を透明な材質のもので作らない
で、一部を透明な材質のもので作ってもよい。この場
合、透明な部分が少なければその透明な部分に必ずしも
導電線331,328を埋設せずに、他の部分を導電性
材質のもの(例えば、金属性のもの、又はカーボンを混
入したプラスチック製のものなど)で作ることもでき
る。また、収納ケース本体310や蓋体320の静電遮
蔽用導電線331,338はそれらの内部に埋設しない
で、それらの内側又は外側に密着させて張り巡らせても
よい。また、収納ケース本体310や蓋体320の形状
等はその機能を損なわない範囲で自由に設計変更してよ
い。
【0034】
【第4実施例】図12および図13には、この発明の第
4実施例に係る制御基盤収納ケース400Aを備えた制
御装置400の構成例を示す。それらのうち、図12は
制御装置400の分解斜視図、図13は制御装置400
の縦断側面図である。この実施例では、制御基盤130
を収納する制御基盤収納ケース400Aを透明な収納ケ
ース本体410と該収納ケース本体410の下端開口部
に着脱自在に取り付けられたスライド抜差し式の透明な
蓋体420とから構成して、該制御基盤収納ケース40
0Aの内部に設置された制御基盤130(第1実施例の
ものと同じ)の表側部分と裏側部分とを外部から覗き見
られるような構成としている。この実施例に係る制御装
置400は、同図に示すように、収納ケース本体41
0、該収納ケース本体410内に設置された制御基盤1
30、および前記収納ケース本体410の下端開口部に
取り付けられた蓋体420等を備えている。そして、前
記収納ケース本体410と前記蓋体420とで制御基盤
収納ケース400Aを構成している。
【0035】前記収納ケース本体410はプラスチック
材等から下端開口の透明な箱体状に作られ、該収納ケー
ス本体410には図示省略のアース線等を介して静電気
を逃す導電線418が網目状に埋設されている。そし
て、その側部の相他抵抗する長壁板411,411の下
端部内側には、前記蓋体420をスライド案内するスラ
イド溝411a,411aがそれらの長手方向に沿って
相対向させて設けられている。また、この収納ケース本
体410の相対向する短壁板412,412には前記制
御基盤130を保持する段部411b,411bが設け
られている。また、この収納ケース本体410内の上壁
部の四隅には制御基盤取付支柱413が設けられ、それ
ら取付支柱413には下端側にワンタッチ挿入止着部4
31を有する止着装置430の上側基端部432が取り
付けられている。また、この収納ケース本体410の外
側の一側部には封印シール貼付用溝部414が設けられ
ている。
【0036】前記制御基盤130は上記第1実施例のも
のと同じ構成なので、その説明は省略する。ただし、こ
の実施例の制御基盤130にはアース接続線は接続され
ておらず、制御基盤130に発生した静電気は前記収納
ケース本体410および蓋体420等を介して別のアー
ス接続線(図示省略)から逃している。この実施例の制
御基盤130の四隅部には、特に、前記止着装置430
のワンタッチ式挿入止着部431を挿入させる止着孔1
38が設けられている。この制御基盤130の前記収納
ケース本体410内への設置は、その四隅の止着孔13
8を前記止着装置430のワンタッチ式挿入止着部43
1に外嵌させて、その上面の四隅部が収納ケース本体4
10の四隅部の段部411bに接した状態にして行なわ
れている。
【0037】前記蓋体420は前記収納ケース本体41
0内に設置された制御基盤130を外部から覗けるよう
に覆って静電遮蔽を行なうもので、例えば、プラスチッ
ク材質等で透明に作られている。この蓋体420には静
電気を図示省略のアース接続線等を介してアースさせて
逃す導電線421が網目状に埋設されている。この蓋体
420の長手方向の一端側には弾性変形可能な把持部4
22が設けられている。この蓋体420は上記のように
構成されていて、その把持部422,422と逆の先端
左右側部を前記収納ケース本体410のスライド溝41
1a,411a中にスライド挿入させて着脱可能に取り
付けられている(図13)。
【0038】この実施例の制御装置400も、その内部
の制御基盤130が改竄されないように収納ケース本体
410の封印シール貼付用溝部414と蓋体220の下
側面とに跨って封印シール(図示省略)が貼着されてい
る。また、図示は省略するが、収納ケース本体410の
一部にパチンコ機1の機種名表示のある機種名シール
(図示省略)が貼着されている。この制御装置400は
このように構成されているので、その内部の制御基盤1
30の表側と裏側は、それぞれ透明な収納ケース本体4
10および透明な蓋体420を通して覗き見ることがで
き、制御基盤130に改竄があれば、直ぐに発見できる
こととなる。
【0039】また、制御装置400内の電子部品等から
発生された静電気や外部で発生されて制御装置400内
に入ろうとする静電気は収納ケース本体410および蓋
体420に埋設された静電遮蔽用の導電線481,42
1およびこれらに導通接続された図示省略のアース接続
線等を介してアースして逃される。また、制御基盤13
0の電子部品等から発生された静電気等は該制御基盤1
30に接続されたアース接続線(図示省略)等を介して
アースされて逃される。また、前記制御基盤130の前
記収納ケース本体410内への設置は前述の如く前記止
着装置430を介してワンタッチで取り付けられている
ので、その取付けが極めて簡単である。また、前記蓋体
420の前記収納ケース本体410への取付けも、前述
の如く蓋体420の先端左右両側部を前記収納ケース本
体410のスライド溝411a,411a中にスライド
挿入させることにより着脱可能に取り付けられているの
で、その着脱が極めて簡単である。
【0040】そして、この制御装置400の前記裏機構
盤20への取付けは、収納ケース本体410の左右の長
壁板411,411の外側に張り出して設けられた止着
部411c(この実施例では3つあるが、2つは図面に
現れていない)に取り付けられた、例えば、ナイラッチ
と呼ばれるワンタッチ取付け式の止着装置417の先端
止着部を裏機構盤20の止着孔(図示省略)中に挿着さ
せることによって簡単に取り付けられるようになってお
り、その取外しも簡単に行なえるようになっている。な
お、前記収納ケース本体410および蓋体420は必ず
しも全体を透明な材質のもので作らないで、一部に窓を
設けたものであってもよい。この場合、その窓部を除い
て他の部分を導電性材質のもの(例えば、金属性のも
の、又はカーボンを混入したプラスチック製のものな
ど)で作って前記収納ケース本体410や蓋体420に
静電遮蔽用導電線418,421を埋設しない構成とし
てもよい。
【0041】また、前記収納ケース本体410や蓋体4
20の静電遮蔽用導電線418,421はそれらの内部
に埋設しないで、それらの内側又は外側に密着させて張
り巡らせてもよい。また、収納ケース本体410や蓋体
420の形状等はその機能を損なわない範囲で自由に設
計変更してよい。
【0042】
【第5実施例】図14には、この発明の第5実施例に係
る制御基盤収納ケース500Aを備えた制御装置500
の構成例を分解斜視図として示す。この実施例では、制
御基盤130を収納する制御基盤収納ケース500Aを
透明な窓部518を備えた収納ケース本体510と該収
納ケース本体510の上端開口部に取り付けられた透明
な窓部528を有する蓋体520とから構成して、それ
ら窓部518,528を通して、前記制御基盤収納ケー
ス500Aの内部に設置された制御基盤130(第1実
施例のものと同じ)の表側部分と裏側部分とを外部から
覗き見られるような構成としている。この実施例に係る
制御装置500は、同図に示すように、収納ケース本体
510、該収納ケース本体510内に設置された制御基
盤130、および前記収納ケース本体510の上端開口
部に取り付けられた蓋体520等を備えている。そし
て、前記収納ケース本体510と前記蓋体520とで制
御基盤収納ケース500Aを構成している。
【0043】前記収納ケース本体510は導電性材料
(例えば、金属材料又はカーボン入りプラスチック材料
等)から上端開口の箱体状に作られている。この収納ケ
ース本体510の底板部には、開口部に例えばプラスチ
ック材等からなる透明板518aが取り付けられた透明
窓部518が設けられ、前記透明板518aには前記導
電性の収納ケース本体510および該収納ケース本体5
10に接続された図示省略のアース線等を介して静電気
を逃す導電線518bが網目状に埋設されている。そし
て、その側部の相対向する長壁板511,511の上端
部には前記蓋体520を案内する段付案内部511aが
設けられ、それら段付案内部511aの途中には切欠き
部511bが設けられている。それら切欠き部511b
中に弾性変形可能な係止片516,516が立設され、
これら係止片516,516の上端部分に前記蓋体52
0を閉じた状態に係止する鉤状係止部516a,516
aが相対向した状態に形成されている。
【0044】他方、収納ケース本体510の相対向する
短壁板512,513のうちの一方の短壁板512は長
壁板511,511と同じ高さに形成され、他方の短壁
板513は低く形成されている。そして、その一方の短
壁板512の上端部の左右寄り位置には切欠き部512
a,512aが立設されている。これら取付片515,
515の上端部には外向きの鉤状の保持部515a,5
15aが形成されている。また、この短壁板512には
制御装置500内で発生した熱を外部に逃すための透孔
512bが設けられている。
【0045】前記制御基盤130は上記第1実施例のも
のと同じ構成なので、その説明は省略する。ただし、こ
の実施例の制御基盤130にはアース接続線は接続され
ておらず、制御基盤130に発生した静電気は前記収納
ケース本体510等を介して別のアース接続線(図示省
略)から逃している。前記蓋体520は前記収納ケース
本体510内に設置された制御基盤130を外部から覗
けるように覆って静電遮蔽を行なうもので、導電性材料
(例えば、金属材料又はプラスチック材料等)から作ら
れている。この蓋体520は、開口部に例えばプラスチ
ック材等からなる透明板528aが取り付けられた透明
窓部528が設けられ、前記透明板528aには静電気
を導電性の蓋体520、収納ケース本体510および該
収納ケース本体510に接続された前記アース接続線
(図示省略)等を介してアースさせて逃す導電線528
bが網目状に埋設されている。この蓋体520の、前記
収納ケース本体510の保持片515と対応する側の端
部分にはそれら保持片515の鉤状保持部515aと相
補的に噛み合って保持され得る保持片521,521が
下向きに設けられ、それら保持片521,521の下端
部には前記収納ケース本体510側の保持片515,5
15の保持部515a,515aと相補的に噛み合って
保持される保持部321a,521aが例えばL字状に
屈曲して設けられている。
【0046】また、この蓋体520の、前記収納ケース
本体510の係止片516,516と対応する側の端部
にはそれら係止片516,516の係止部516a,5
16aが係合し得る係合段部522,522が設けら
れ、その左右両側の長辺部分には前記収納ケース本体5
10の左右両側の係止段部511a,511aに相補的
に外嵌される嵌合片529,529が下向きに設けられ
ている。また、この蓋体520の前記保持片515と逆
側端部には屈曲片523が90度下向きに屈曲して設け
られている。また、この蓋体320の、前記保持片52
1,521のある側の外側面部分には封印シール貼付用
溝部524が設けられ、一方、その前記屈曲片523側
の端部には取付用ボルト527を通すボルト通し孔52
6が設けられている。
【0047】この実施例の制御装置500はこのように
構成されていて、次のようにして組み立てられている。
即ち、制御基盤130が収納ケース本体510内の四隅
に設けられた取付支柱510a上に、ビス(図示省略)
等によって固定されている。そして、前記制御基盤13
0に接続された電源供給コード132が収納ケース本体
510の透孔(図示省略)を介してその外部に導き出さ
れる。
【0048】このように制御基盤130が収納ケース本
体510内に設置された状態で、前記蓋体520の保持
片521,521が収納ケース本体510の保持片51
5,515と相補的に噛み合さった状態にされてから、
収納ケース本体510の係止片516,516の係止部
516a,516aが蓋体520の係止段部522,5
22に引掛けられた状態にされる。そして、その後、取
付ボルト527が蓋体520のボルト通し孔326中に
通され、その先端が収納ケース本体510のねじ穴(図
示省略)中に螺着されることによって、収納ケース本体
510の開口部が蓋体520により閉塞された状態とな
っている。そして、この状態で、内部の制御基盤130
が改竄されないように、蓋体520の封印シール貼付用
溝部524と収納ケース本体510の短壁板512の外
側の封印シール貼付用溝部519(図9)等に跨った状
態に貼付封印されている。また、蓋体520の機種名シ
ール貼付用溝部525に、パチンコ機1の機種名表示の
ある機種名シール(図示省略)が貼着される。
【0049】この制御装置500はこのように構成され
ているので、その内部の制御基盤130の表側と裏側
は、それぞれ、蓋体520および収納ケース本体510
の透明な窓部528,518を通して覗き見ることがで
き、制御基盤130に改竄があれば直ちに発見できるこ
ととなる。また、制御基盤130の電子部品等から発生
された静電気や外部で発生されて制御装置500内に入
ろうとする静電気は蓋体520、収納ケース本体510
および該収納ケース本体510に接続された前記アース
用接続線(図示省略)を介してアースされて逃される。
そして、この制御装置500の前記裏機構盤20への取
付けは、収納ケース本体510の長壁板511,511
の外側に張り出して設けられた511c(この実施例で
は、3つだが、図面には1つしか現れていない)に取り
付けられた、例えば、ナイラッチと呼ばれるワンタッチ
取付け式の止着装置517の先端止着部を裏機構盤20
の止着穴(図示省略)中に挿着させることによって簡単
に取り付けられるようになっており、その取外しもワン
タッチで簡単に行なえるようになっている。なお、前記
収納ケース本体510および蓋体520の透明な窓部5
18,518の個数はそれぞれ1つずつに限定せず、複
数にしてもよい。また、その形状もどのような形状にし
てもよい。
【0050】また、収納ケース本体510や蓋体520
の透明板518,528の静電遮蔽用導電線518b,
528bはそれらの内部に埋設しないで、それらの内側
又は外側に密着させて張り巡らせてもよい。また、収納
ケース本体510や蓋体520の形状などはその機能を
損なわない範囲で自由に設計変更してよい。
【0051】
【第6実施例】図15および図16には、この発明の第
6実施例に係る制御基盤収納ケース600Aを備えた制
御装置600の構成例を示す。それらのうち、図15は
制御装置600の全体斜視図、図16は制御装置600
に縦断側面図である。この実施例では、上記第5実施例
で説明した制御装置500の収納ケース(500A)の
蓋体520の透明窓部528の上にスライド式の開閉蓋
620を取付け、該開閉蓋620を開ければ、その透明
窓部528を通して、収納ケース600A内の制御基盤
130が見えるようにした。この実施例の制御装置60
0は蓋体520の透明窓部528の上にスライド式の開
閉蓋620を取り付けた点を除けば、全て上記第5実施
例の制御装置500の構成と同じなので、その構成が同
じ部分については第5実施例の説明で用いた符号と同じ
符号を図15、図16に用いて重複説明は避ける。
【0052】この制御装置600の蓋体520上の、透
明窓528の左右にはスライド案内部610,610が
設けられ、その一端側(この実施例では保持片515,
515が設けられている側)には、ゲート611が設け
られている。そして、前記スライド案内部610,61
0内には、これらスライド案内部610,610によっ
て左右両端部をスライド自在に案内された開閉蓋620
が配置されているるこの開閉蓋620の一端側(前記ゲ
ート611と逆側)には操作摘み621が設けられ、上
面部には機種名シール貼付用溝部622が設けられてい
る。この制御装置600はこのように構成されていて、
常時は開閉蓋620を図15に実線で示す閉じた状態に
しておき、収納ケース600A内の制御基盤130を覗
き見たいときだけ、図15に鎖線で示す如く開閉蓋62
0をスライドさせて開ければよい。
【0053】この実施例の制御装置600によれば、常
時は開閉蓋620を閉じておいて、必要なときにだけ、
その開閉蓋620を開けて収納ケース600A内の制御
基盤130を覗き見ることができる。なお、上記説明で
は開閉蓋620をスライドさせて開け閉めする例を示し
たが、回動させて開閉したり、着脱して開閉させたりす
る形式にしてもよい。上記実施例では、いずれも収納ケ
ース本体の側に弾性変形可能な係止片を取り付け、その
蓋体側にその係止片が係合される被係合部としての係止
段部を設けた構成としたが、その逆にしてもよい。
【0054】
【発明の効果】この発明に係るパチンコ機の制御基盤収
納ケースによれば、制御基盤収納ケース内の制御基盤の
表側部分と裏側部分とを覗いて見ることができるので、
不法改ざんが行なわれている制御基盤を簡単に調査発見
できる。そして、その透明なプラスチックによって構成
された部分からは制御基盤収納ケース内に埃等が入るこ
とはない。また、収納ケース本体から蓋体をワンタッチ
で簡単に取り外せるので、不法改竄が行なわれている制
御基盤を簡単に調査発見できる。請求項2の発明によれ
ば、収納ケースの静電気が透明部材中の導電性部材によ
って逃される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る制御基盤収納ケースが設置され
たパチンコ機の全体斜視図である。
【図2】取付枠に対して前面枠部分を開いた状態を示す
パチンコ機の全体斜視図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】この発明の第1実施例の制御装置の全体斜視図
である。
【図5】その制御装置の分解斜視図である。
【図6】その制御装置の側面図である。
【図7】この発明の第2実施例の制御装置の全体斜視図
である。
【図8】その制御装置の分解斜視図である。
【図9】第3実施例の制御装置の全体斜視図である。
【図10】その制御装置の分解斜視図である。
【図11】その制御装置の縦断側面図である。
【図12】第4実施例に係る制御装置の分解斜視図であ
る。
【図13】その制御装置の縦断側面図である。
【図14】第5実施例に係る制御装置の分解斜視図であ
る。
【図15】第6実施例に係る制御装置の全体斜視図であ
る。
【図16】その制御装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 100,200,300,400,500,600 制
御装置 114 覗き窓 116,316,516 係止片 100A,200A,300A,400A,500A,
600A 収納ケース 130 制御基盤 142,322,522 係止段部(被係合部) 148,328,331,418,421,518b,
528b 導電線(導電性部材) 221a 覗き孔 223 覗き孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の遊技盤の遊技領域に設置さ
    れた電気的作動機器の作動制御を行なう制御基盤が収納
    されるパチンコ機の制御基盤の収納ケースにおいて、前
    記収納ケースが前記制御基盤が収納される透明プラスチ
    ック製の収納ケース本体と、該収納ケース本体の開口部
    に取り付けられる蓋体とから構成され、前記収納ケース
    本体又は前記蓋体のうちの一方に弾性変形可能な係止片
    が設けられ、他方に、前記蓋体が前記収納ケース本体の
    開口部に取り付けられた状態で前記係止片の係合部が係
    脱可能に係合させる被係合部が設けられていることを特
    徴とするパチンコ機の制御基盤の収納ケース。
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