JP2937267B2 - 遊技機の制御基盤収納ケース - Google Patents

遊技機の制御基盤収納ケース

Info

Publication number
JP2937267B2
JP2937267B2 JP41629690A JP41629690A JP2937267B2 JP 2937267 B2 JP2937267 B2 JP 2937267B2 JP 41629690 A JP41629690 A JP 41629690A JP 41629690 A JP41629690 A JP 41629690A JP 2937267 B2 JP2937267 B2 JP 2937267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage case
control board
control
base
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP41629690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04269983A (ja
Inventor
山 吉 平 新
東 広 司 伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sofia Inc
Original Assignee
Sofia Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sofia Inc filed Critical Sofia Inc
Priority to JP41629690A priority Critical patent/JP2937267B2/ja
Publication of JPH04269983A publication Critical patent/JPH04269983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2937267B2 publication Critical patent/JP2937267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的信号により作
動する入賞装置等の電気的作動機器を備えたパチンコ機
等の遊技機の制御基盤収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の遊技機として、例えば、パチンコ
機は、その遊技盤の遊技領域に設置された各種ゲーム装
置や(例えば、可変表示ゲーム装置)や入賞装置(例え
ば、変動入賞装置)等の電気的作動機器に複雑な動きを
行なわせてパチンコ遊技の興趣を高めさせようとして、
それら電気的作動機器などをマイクロコンピュータ等を
用いた電子制御により駆動させている。これら電気的作
動機器の動きを制御する制御基盤が内蔵された制御基盤
収納ケースは、外部で発生(例えば、賞球排出時の球の
移動などにより発生)する静電気の内部への進入を阻止
したり、内部の電子部品等が発生する静電気を外部に逃
がすという理由で、制御基盤収納ケースを金属製のもの
で密封していたので、全体が不透明となって制御基盤収
納ケース内部の制御基盤を覗いて見ることができずに、
また、開けて内部を見るのも面倒であった。そのため、
法律で定められた遊技の制御内容制限の下にメーカーで
作られた、制御基盤収納ケース内部の制御基盤が遊技店
等で改ざんされてしまうというケースが多くあった。
【0003】その改ざんの目的としては、例えば、次の
ようなものがある。 (1)制御基盤の表側においてはROM等を勝手に変え
て補助遊技装置の確率を変更してしまう。 (2)制御基盤の裏側においては接続コードや抵抗を使
用することによって例えば変動入賞装置の10カウント
スイッチを無効としてしまう。 (3)遊技店によっては法律で定められた確率より良い
確率として特別遊技を(変動入賞装置等によって行なわ
れる。)を頻繁に発生させるように改良してしまう(特
に開店時)。 (4)遊技店によっては法律で定められた特別遊技の発
生確率より悪い確率に変更させて売上をあげられるよう
に改良してしまう。 (5)変動入賞装置の10カウントスイッチを無効とし
てしまうことによって、最大限の時間変動入賞装置を開
状態とすることができるので、特別遊技が発生した場合
には多大(違法)な利益を遊技者に付与できるように改
良してしまう。 等である。金属性の制御基盤収納ケースのため、ビス
(8箇所)により夫々の部材同士を止着することによっ
て制御基盤収納ケースを組付けていた。改造された制御
基盤を調査するにしても、ビスを外して制御基盤収納ケ
ースから制御基盤を取り出すことは容易なことではなか
った。メンテナンス及び電子部品交換、部品検査を行な
う場合も制御基盤を取り出すことは容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の制御基
盤収納ケースは、金属製にすることによって静電気を外
部に逃がすことや外部からの静電気の進入を防止できる
という利点がある反面、逆に不透明な為、内部に収納さ
れている制御基盤が外部から見えないという欠点も合せ
持っている。外部から制御基盤が見られないため、不法
な改ざんが行なわれることとなる。従来は不透明なた
め、ネジを外して制御基盤を外さなければ外部からでは
確認ができなかったため、簡単には不法改ざんが行なわ
れているかの確認ができなかった。一台一台取外して調
査することは、長時間を必要とするので実際には調査す
ること自体困難であった。制御基盤を取外してまで調査
しないだろうという心理。メンテナンス及び電子部品交
換、部品調査においても、ビスを8本も取外すことが困
難であるため、この作業が大変面倒なものであった。こ
の発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、制御基盤収納ケース内の制御基盤の不法改ざんを
直ちに発見し得るパチンコ機等の遊技機の制御基盤収納
ケースを提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遊技機の
制御基盤収納ケースは、上記課題を解決するため、遊技
機(例えば、パチンコ機1)に設けられる電気的作動機
器(例えば、可変表示ゲーム装置)の作動制御を行うた
めの電子部品(例えば、マイクロコンピュータ、外部R
OM、外部RAM等)を配設した制御基盤(130)を
収納可能な遊技機の制御基盤収納ケース(例えば、収納
ケース200A)において、前記制御基盤収納ケース
は、前記制御基盤の前記電子部品が配設される基盤表面
に対面する表板部(例えば、収納ケース本体210の表
板部分)と、該制御基盤の基盤裏面に対面する裏板部
(例えば、蓋体220)と、を有するとともに各々が導
電性部材により構成されてなり、前記表板部に、前記制
御基盤の基盤表面の略全域を視認できる大きさの表面側
開口部(例えば、多孔窓(覗き孔)221a)を格子状
態に複数形成するとともに、該格子状態の表面側開口部
を透明部材(230)により閉塞し、前記制御基盤収納
ケースの基部周辺に、前記制御基盤の基盤裏面と前記裏
板部との間に形成される空間を視認できる裏面側開口部
(例えば、側窓(覗き孔)223)を所要長さ方向に形
成した構成とした。
【0006】
【作用】この発明によれば、遊技機の制御基盤収納ケー
スが、制御基盤の電子部品が配設される基盤表面に対面
する表板部と、該制御基盤の基盤裏面に対面する裏板部
と、を有するとともに各々が導電性部材により構成さ
れ、前記表板部に、前記制御基盤の基盤表面の略全域を
視認できる大きさの表面側開口部を格子状態に複数形成
するとともに、該格子状態の表面側開口部を透明部材に
より閉塞し、前記制御基盤収納ケースの基部周辺に、前
記制御基盤の基盤裏面と前記裏板部との間に形成される
空間を視認できる裏面側開口部を所要長さ方向に形成し
たことにより、その内部の制御基盤の基盤表面の略全域
が、表板部に形成された格子状の表面側開口部の透明部
材を介して視認できる一方、制御基盤の基盤裏面と裏板
部との間の空間が、制御基盤収納ケースの基盤周辺の裏
面側開口部を介して視認できる。
【0007】
【実施例】 図1〜図3には、制御基盤収納ケースを装備
する遊技機として例示するパチンコ機の構成例を示す。
それらのうち、図1はパチンコ機1の全体斜視図、図2
は取付枠に対して前面枠部分を開いた状態を示すパチン
コ機の全体斜視図、図3はパチンコ機の背面図である。
【0008】このパチンコ機1は、第1図および第2図
に示すように、取付枠2と該取付枠2の前面側開口部分
に開閉可能に取り付けられた前面枠3を備えている。前
記前面枠3はパチンコ機1の本体部分の枠を構成するも
ので、その前面側上部には透明なガラス窓11を備えた
金枠10が片開き形式に開閉可能に取り付けられてい
る。この前面枠3の、前記金枠10によって開閉される
窓枠31内には遊技領域を構成する遊技盤(図示省略)
が設置されている。そして、その遊技盤前面の遊技領域
にはパチンコ球の特定入賞部への入賞に基づいて行なわ
れる可変表示ゲーム装置(電気的作動機器)による可変
表示ゲームの結果如何により、入賞し易い形態に変換し
て遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与える変動入賞
装置(電気的作動機器)、その他各種入賞装置、障害
釘、風車と呼ばれる流下方向変換部材等の各種装置や部
材などが設置されている。
【0009】この明細書中、前記可変表示ゲーム装置や
変動入賞装置など、パチンコ球の特定入賞部への入賞に
基づいて遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与える装
置等の作動制御を行なう制御装置100が設置されてい
る(図2,図3)。図4〜図6には前記制御装置100
の構成例を示す。それらのうち、図4は制御装置100
の全体斜視図、図5はその分解斜視図、図6はその側面
図を示す。この制御装置100は同図に示すように、収
納ケース本体110,該収納ケース本体110内にシー
ルド部材120を介して設置された制御基盤130、お
よびこの制御基盤130が前記ケース本体110内に収
納された状態でそのケース本体110の開口部を覆う蓋
体140等を備えている。そして、前記収納ケース本体
110と蓋体140とで制御基盤130の収納ケース
(制御基盤収納ケース)100Aを構成している。
【0010】前記本体110は導電性材料、例えば金属
材料やカーボン入りのプラスチック材料等により一端開
口の箱体状に作られ、その側部の相対向する長壁板11
1,111の低い位置には裏面側開口部として例示する
覗き窓114が設けられている。そして、それら長壁板
111,111の上端部には前記蓋体140を案内する
段付案内部111aが設けられ、それら段付案内部11
1aの途中には切欠き部111bが設けられている。そ
れら切欠き部111b中に弾性変形可能な係止片11
6,116が立設され、これら係止片116,116の
上端部分に前記蓋体140を閉じた状態に係止する鉤状
係止部116a、116aが相対向した状態に形成され
ている。他方、収納ケース本体110の相対向する短壁
板112,113のうちの一方の短壁板112は長壁板
111,111と同じ高さに形成され、他方の短壁板1
13は低く形成されている。そして、その一方の短壁板
112の側部の左右寄り位置には2段ずつ覗き窓114
が形成されている。また、この短壁板112の上端部の
左右寄り位置には切欠き部112a,112aが形成さ
れ、これら切欠き部112a,112a中に取付片11
5,115が立設されている。これら取付片115,1
15の上端部には外向きの鉤状の保持部115a,11
5aが形成されている。
【0011】裏板部として例示する前記シールド部材1
20は前記制御基盤130の下面側を静電シールドする
もので、導電性材質の例えば銅板などから作られてい
る。このシールド部材120は前記制御基盤130の電
子部品などへの静電気の影響を可及的に防ぐもので、前
記本体110内の左右の支持支柱110a間に丁度納ま
る程度の大きさに形成されている。そして、その両端の
下面部に半田付けされた状態で制御基盤130と一緒に
収納ケース本体110内に収納されている。前記制御基
盤130は非導電性の板131に前記電気的作動機器
(図示省略)等を作動制御するコンピュータシステム等
を構成する各種電子部品が設置されるとともに配線パタ
ーンが施されている。前記コンピュータシステム等を構
成する電子部品としては、例えば、マイクロコンピュー
タ、外部ROM、外部RAM等が挙げられる。そして、
その外部ROMは読み出し専用メモリで、該ROMに
は、前記電気的作動機器を作動させる制御プログラムと
しての固定データが書き込まれている。また、前記外部
RAMは書き込みと読み出しが可能なメモリで、例え
ば、前記遊技盤の遊技領域に設置された入賞装置や入賞
口等に設置された検出器からの検出信号等が一時的に記
憶されるようになっている。
【0012】また、この制御基盤130には電源供給コ
ード132およびアース用接続線133が接続されてい
る。そして、そのアース用接続線133を介して、前記
シールド部材120、収納ケース本体110、前記蓋体
140および制御基盤130に発生した静電気等がアー
スされて逃されるようになっている。この制御基盤13
0はこのように構成されていて、前記本体110内の底
部の四隅部に立設された取付支柱110aにビス等によ
って固定されている。
【0013】表板部としても機能する前記蓋体140は
前記本体110内に設置された制御基盤130を外部か
ら覗けるように覆って静電遮閉を行なうもので、例えば
透明なプラスチック材料で作られている。この蓋体14
0中には静電気を前記制御基盤130のアース用接続線
133等を介してアースさせて逃がす導電線148が網
目状に埋設されている。この蓋体140の、前記収納ケ
ース本体110の保持片115と対応する側の端部分に
はそれら保持片115の鉤状保持部115a,115a
と相補的に噛み合って保持され得る保持片141,14
1が下向きに設けられ、それら保持片141,141の
下端部には前記収納ケース本体110側の保持片11
5,115の保持部115a,115aと相補的に噛み
合って保持される保持部141a,141aが例えばL
字状に屈曲して設けられている。
【0014】また、この蓋体140の、前記収納ケース
本体110の係止片116,116と対応する側の端部
にはそれら係止片116,116の係止部116a,1
16aが係合し得る係止段部142,142が設け、そ
の左右両端の長辺部分には前記収納ケース本体110の
左右両端の係止段部111aに相補的に外嵌される嵌合
片149,149が下向きに設けられている。また、こ
の蓋体140の、前記保持片141,141と逆側端部
には屈曲片143が90度下向きに屈曲して設けられて
いる。また、この蓋体140の、前記保持片141,1
41のある側の外側面部分には封印シール貼布用溝部1
44が設けられ、一方、その前記屈曲片143側の外側
面部には機種名シール貼付用溝部145が設けられてい
る。また、この蓋体140の、前記屈曲片143側の端
部には取付用ボルト147を通すボルト通し孔146が
設けられている。
【0015】この制御装置100はこのように構成され
ていて、次のようにして組み立てられている。即ち、前
述の如く下面部に前記シールド部材120が半田付けさ
れた前記制御基盤130が収納ケース本体110内の取
付支柱110a上に、ビス(図示省略)等によって固定
されている。そして、前記制御基盤130に接続された
電源供給コード132およびアース用接続線133が本
体ケース110の透孔(図示省略)を介してその外部に
導き出される。このように制御基盤130が収納ケース
本体110内に設置された状態で、前記蓋体140の保
持片141,141が収納ケース本体110の保持片1
15,115と相補的に噛み合さった状態にされてか
ら、収納ケース本体110の係止片116,116の係
止部116a,116aが蓋体140の係止段部14
2,142に引掛けられた状態にされる。そして、その
後、取付ボルト147が蓋体140のボルト通し孔14
6中の通されその先端が収納ケース本体110のねじ穴
(図示省略)中に螺着されることによって、本体110
の開口部が蓋体140により閉塞された状態となってい
る(図4、図6)。
【0016】そして、この状態で、内部の制御基盤13
0が改ざんされないように、蓋体140の封印シール貼
付用溝部145と収納ケース本体110の短壁板112
の外側の封印シール貼付用溝部119に跨った状態に貼
着された状態に封印されている。また、蓋体140の機
種名シール貼付用溝部145にパチンコ機1の機種名表
示のある機種名シール(図示省略)が貼着される。この
制御装置100はこのように組み立てられているので、
その内部の制御基盤130の表側と裏側は、それぞれ、
透明な蓋体140および収納ケース本体110の覗き窓
114を介して覗き見ることができ、制御基盤130に
改ざんがあれば直ぐに発見できることとなる。また、制
御装置100内の電子部品等から発生された静電気や外
部で発生されて制御装置100内に入ろうとする静電気
は蓋体140中に配設された導電線148や導電性の収
納ケース本体110およびシールド部材120から制御
基盤130の前記アース用接続線133(図示省略)を
介してアースされて逃される。また、制御基盤130の
電子部品等から発生された静電気等は制御基盤130の
アース接続線133を介してアースされて逃される。
【0017】そして、この制御装置100の前記裏機構
盤20への取付は、収納ケース本体110の長壁板11
1,111の外側に張り出して設けられた止着部111
(この実施例では、3つ)に取り付けられたナイラッチ
と呼ばれるワンタッチ取付け式の止着装置117の先端
止着部を裏機構盤20の止着穴(図示省略)中に挿着さ
せることによって簡単に取り付けられるようになってお
り、その取外しも簡単に行なえるようになっている。な
お、前記蓋体140は必ずしも透明な材質のもので作ら
ないで、その一部に内部を覗ける部分(例えば、覗き窓
や透明部分など)を有するものであればよい。この場
合、その内部を覗ける部分以外の部分を導電性材質のも
の(例えば、金属製のもの、又はカーボンを混入したプ
ラスチック製のものなど)で作ることもできる。
【0018】また、収納ケース本体110の材質も前記
蓋体140と同様に透明な材質のもの(例えば、プラス
チック)で作ってその中に導電線を配設したものであっ
てもよい。また、蓋体140の静電遮蔽用導電線148
は必ずしも蓋体140内に埋設しないで、蓋体140の
内側又は外側に密着されて張り巡らせてもよい。また、
収納ケース本体110や蓋体140の形状等はその機能
を損なわない範囲で自由に設計変更してよい。
【0019】図7および図8にはこの発明の実施例に係
る制御装置200の構成例を示す。それらのうち、図7
は制御装置200の全体斜視図、図8は制御装置200
の分解斜視図である。この制御基盤130を収納する制
御基盤130の収納ケース200Aを収納ケース本体2
10とこの収納ケース本体210の下端開口部に取り付
けられる下蓋(蓋体)220とから構成し、該収納ケー
ス200A内に設置された制御基盤130(図5のもの
と同じ)の表側部分と裏側部分をそれぞれ収納ケース本
体210の複数の表面側開口部として例示する多孔窓
(覗き孔)221a、および裏面側開口部として例示す
る側窓(覗き孔)223を通して覗き見られるような構
成としている。
【0020】この制御装置200は、同図に示すよう
に、収納ケース本体210、該収納ケース本体210内
に設置された制御基盤130および透明部材230、お
よび前記収納ケース本体210の下端開口部に取り付け
られた蓋体220等を備えている。そして、前記収納ケ
ース本体210と蓋体220とで収納ケース(制御基盤
収納ケース)200Aを構成している。表板部としても
機能する前記収納ケース本体210は導電性材料、例え
ば金属材料やカーボン入りのプラスチック材料等により
一端開口の箱体状に作られ、その天板部分に表面側開口
部として例示する覗き孔221aが複数(この実施例で
は多数)形成されている。そして、その天板部分の裏側
に前記透明部材230が取り付けられることにより、覗
き孔221aから内部にほこり等が入らないようになっ
ている。
【0021】また、同収納ケース本体210の各側壁板
222には裏面側開口部として例示する覗き孔223
(切欠きも含む)が形成され、その四隅部には前記蓋体
220を取り付ける取付片224が設けられている。ま
た、左右の側壁板222,222の両端側には前記制御
基盤230を取り付けるための取付片225が内向きに
設けられている。前記制御基盤130はその非導電性の
板131の部分の形状を覗いて第1実施例のものと同じ
構成なので、第1実施例のものと同じ構成部分に同じ符
号を付してその説明は省略する。この制御基盤130は
前記収納ケース本体210の下端開口部の前記取付片2
25に取り付けられることによって収納ケース本体21
0内に収納されている。
【0022】裏板部として例示する前記蓋体220は、
前記制御基盤130が前記収納ケース本体210内に収
納された状態で前記前記収納ケース本体210の下端の
取付片224に取り付けられることにより、収納ケース
本体210の下端開口部が閉塞されている。この蓋体2
20は導電性の材料で作られている。 この実施例の制
御装置200も、その内部の制御基盤130が改ざんさ
れないように収納ケース本体210と蓋体220とに跨
って封印シール(図示省略)が貼着されている。また、
図示は省略するが、収納ケース本体210の一部にパチ
ンコ機1の機種名表示のある機種名シール(図示省略)
が貼着される。
【0023】この制御装置200はこのように組み立て
られているので、その内部の制御基盤130の表側と裏
側は、それぞれ収納ケース本体210の覗き孔221
a,223を介して覗き見ることができ、制御基盤13
0に改ざんがあれば、直ぐに発見できることとなる。ま
た、制御装置200内の電子部品等から発生された静電
気や外部で発生されて制御装置100内に入ろうとする
静電気は導電性の蓋体220や導電性の収納ケース本体
210から、これらの接続された図示省略のアース線を
介してアースして逃される。また、制御基盤130の電
子部品等から発生された静電気等は制御基盤130に接
続されたアース接続線(図示省略)を介してアースされ
て逃される。
【0024】そして、この制御装置200の前記裏機構
盤20への取付けは、蓋体220に張り出して設けられ
た止着部111C(この実施例では3つ)に取り付けら
れたナイラッチと呼ばれるワンタッチ取付け式の止着装
置117の先端止着部を裏機構盤20の止着穴(図示省
略)中に挿着させることによって簡単に取り付けられる
ようになっており、その取外しも簡単に行なえるように
なっている。なお、前記覗き孔221a,223の位
置、形状、個数等は上記のものに限定せず、その内部の
制御基盤130の表側および裏側を覗けるものであれば
どのように設計変更してもよい。また、収納ケース本体
210および蓋体230の形状等もその機能を損なわな
い範囲で自由に設計変更できる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、遊技機の制御基盤収
納ケースが、制御基盤の電子部品が配設される基盤表面
に対面する表板部と、該制御基盤の基盤裏面に対面する
裏板部と、を有するとともに各々が導電性部材により構
成され、前記表板部に、前記制御基盤の基盤表面の略全
域を視認できる大きさの表面側開口部を格子状態に複数
形成するとともに、該格子状態の表面側開口部を透明部
材により閉塞し、前記制御基盤収納ケースの基部周辺
に、前記制御基盤の基盤裏面と前記裏板部との間に形成
される空間を視認できる裏面側開口部を所要長さ方向に
形成したことにより、その内部の制御基盤の基盤表面の
略全域が、表板部に形成された格子状の表面側開口部の
透明部材を介して視認できる一方、制御基盤の基盤裏面
と裏板部との間の空間が、制御基盤収納ケースの基盤周
辺の裏面側開口部を介して視認できるので、制御基盤に
改ざんがあれば、直ぐに発見できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御基盤収納ケースが設置されたパチンコ遊技
機の全体斜視図である。
【図2】取付枠に対して前面枠部分を開いた状態を示す
パチンコ機の全体斜視図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】制御装置の全体斜視図である。
【図5】その制御装置の分解斜視図である。
【図6】その制御装置の側面図である。
【図7】この発明の実施例に係る制御装置の全体斜視図
である。
【図8】その制御装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 130 制御基盤 200A 収納ケース(制御基盤収納ケース) 210 収納ケース本体 220 蓋体(裏板部) 221a 多孔窓:覗き孔(表面側開口部) 223 側窓:覗き孔(裏面側開口部) 230 透明部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機に設けられる電気的作動機器の作動
    制御を行うための電子部品を配設した制御基盤を収納可
    能な遊技機の制御基盤収納ケースにおいて、 前記制御基盤収納ケースは、前記制御基盤の前記電子部
    品が配設される基盤表面に対面する表板部と、該制御基
    盤の基盤裏面に対面する裏板部と、を有するとともに各
    々が導電性部材により構成されてなり、 前記表板部に、前記制御基盤の基盤表面の略全域を視認
    できる大きさの表面側開口部を格子状態に複数形成する
    とともに、該格子状態の表面側開口部を透明部材により
    閉塞し、 前記制御基盤収納ケースの基部周辺に、前記制御基盤の
    基盤裏面と前記裏板部との間に形成される空間を視認で
    きる裏面側開口部を所要長さ方向に形成したことを特徴
    とする遊技機の制御基盤収納ケース。
JP41629690A 1990-12-29 1990-12-29 遊技機の制御基盤収納ケース Expired - Fee Related JP2937267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41629690A JP2937267B2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 遊技機の制御基盤収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41629690A JP2937267B2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 遊技機の制御基盤収納ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04269983A JPH04269983A (ja) 1992-09-25
JP2937267B2 true JP2937267B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=18524526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41629690A Expired - Fee Related JP2937267B2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 遊技機の制御基盤収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2937267B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3363201B2 (ja) * 1993-03-22 2003-01-08 株式会社足立ライト工業所 パチンコ機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04269983A (ja) 1992-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005073816A (ja) スロットマシン
JP2007229253A (ja) 遊技機
JPH04303483A (ja) 遊技機の制御装置
JP2937267B2 (ja) 遊技機の制御基盤収納ケース
JPH05131048A (ja) パチンコ機の制御基盤収納ケース
JP2001054667A5 (ja)
JP4636537B2 (ja) 遊技機用基板ケース
JP2001054667A (ja) 遊技機
JP2019088466A (ja) 遊技機
JP4078228B2 (ja) 分離型遊技機
JPH1099510A (ja) 遊技機の基板収納ボックス
JP2001149612A5 (ja)
JP2640049B2 (ja) パチンコ遊技機における電気制御装置
JP3849294B2 (ja) 遊技用の電気制御装置
JP4310485B2 (ja) ドラム式図柄表示装置
JP3242063B2 (ja) パチンコ機の回路ボックス
JP4608291B2 (ja) 不正防止型スロットマシン
JP4496510B2 (ja) 遊技機の大型役物
JP4793890B2 (ja) 遊技機用基板ケース
JP4793889B2 (ja) 遊技機用基板ケース
JP3014692B2 (ja) パチンコ機
JP4793888B2 (ja) 遊技機用基板ケース
JP5263850B2 (ja) 遊技機の不正操作防止構造
JP3266137B2 (ja) 遊技機における制御回路基板の収納ケース
JP4985947B2 (ja) 遊技機の設定変更ボタンの不正操作防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees