JP2002346163A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002346163A
JP2002346163A JP2001157533A JP2001157533A JP2002346163A JP 2002346163 A JP2002346163 A JP 2002346163A JP 2001157533 A JP2001157533 A JP 2001157533A JP 2001157533 A JP2001157533 A JP 2001157533A JP 2002346163 A JP2002346163 A JP 2002346163A
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友明 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の基板ケースにも対応可能な封止手段付
き基板ケースを備えた遊技機を提供する。 【解決手段】 電気部品が装着された基板を格納する基
板ケース26と、基板を格納した状態で基板ケース26
を封止する複数の封止手段91とを備えた遊技機で、複
数の封止手段91を、基板ケース26上に互いに隣接さ
せて縦横に夫々複数列で配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機等の遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、基板ケ
ース内に、ROM、その他の電子部品が装着された制御
基板を格納し、この基板ケースを遊技盤の裏側の裏カバ
ー等に装着して、制御基板側のROM等の電子部品によ
り遊技盤側の遊技動作を制御する電子制御方式を採用し
ている。
【0003】この種の弾球遊技機では、基板ケースの一
部又は全部を透明な材料により構成し、この基板ケース
に、開封時の痕跡が残るように構成された防犯用の封止
手段を、その側壁に沿って一列状に複数個配置した封止
手段付きの基板ケースを使用している。そして、複数個
の封止手段の内、その1個の封止手段により基板ケース
を封止しておき、監督官庁等の検査機関による検査の際
には、その封止手段を損壊して基板ケースを開封し、検
査後に他の1個の封止手段で基板ケースを再度封止し、
検査履歴を基板ケースの所要部位に記録している。
【0004】この基板ケースを使用すれば、検査に際し
ての基板ケースの開封、再封止が容易であり、また封止
手段の開封痕跡と検査履歴とを照合することにより、検
査機関による検査の有無、検査回数等が容易に判る。こ
のため制御基板のROM等の電子部品を交換する等の不
正行為を目的とした開封の有無も容易に判断することが
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の封止手段付きの
基板ケースでは、複数個の封止手段を基板ケースの側壁
に沿って一列状に配置しているため、一辺の長さが十分
に長い大型の基板ケースにしか対応できない問題があっ
た。特に、複数個の封止手段で構成される封止ユニット
を複数搭載する場合には、小型の基板ケースでは各封止
ユニットを異なる側壁に沿って設けざるを得ず、基板ケ
ースの構成が複雑化してコスト高になるなどの問題があ
った。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、小型の基板ケースにも対応可能な封止手段付き基板
ケースを備えた遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気部品46
が装着された基板25,32と、該基板25,32を格
納する基板ケース26,33と、前記基板25,32を
格納した状態で前記基板ケース26,33を封止する複
数の封止手段91とを備えた遊技機において、前記複数
の封止手段91を、前記基板ケース26,33上に互い
に隣接させて縦横に夫々複数列で配置したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図11は本発明をパチンコ機
として具現化した第1の実施形態を例示する。図1及び
図2において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠
2に開閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3に
は、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に
装着され、また遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6
とが開閉自在に配置されている。
【0009】前面板6には、発射用の遊技球を貯留する
上皿7が装着されている。また、前枠3の下部には、余
剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル1
0とが設けられている。発射手段9は上皿7から供給さ
れる遊技球を遊技盤4の遊技領域11へと発射するため
のものである。
【0010】遊技盤4には、ガイドレール12が略環状
に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊
技領域11に特別図柄表示手段13、普通図柄表示手段
14、特別図柄始動手段15、普通図柄始動手段16、
可変入賞手段17等の各種遊技部品が配置されている。
【0011】普通図柄表示手段14は、1個又は複数
個、例えば1個の普通図柄を表示可能な例えば7セグメ
ント等の表示手段により構成され、普通図柄始動手段1
6が遊技球を検出することを条件に、普通図柄が乱数制
御により所定時間変動して停止するようになっている。
【0012】特別図柄表示手段13は、1個又は複数
個、例えば左右方向に3個の特別図柄を表示可能な例え
ば液晶表示手段により構成され、特別図柄始動手段15
が遊技球を検出することを条件に、各特別図柄が乱数制
御により所定時間変動して停止するようになっている。
【0013】普通図柄始動手段16は、例えば通過ゲー
トにより構成され、遊技球が通過するときに、その遊技
球を検出するようになっている。なお、普通図柄始動手
段16は、遊技球が入賞する入賞手段によって構成して
もよい。
【0014】特別図柄始動手段15は、遊技者に有利な
開状態と不利な閉状態とに変換可能な電動チューリップ
等の開閉入賞手段により構成されており、普通図柄表示
手段14の変動後の停止図柄が予め定められた特定の当
たり図柄を表示したことを条件に発生する特定遊技状態
(所定遊技状態の一例)のときに所定時間開放するよう
になっている。
【0015】可変入賞手段17は、いわゆるアタッカー
を構成するもので、遊技者に有利な開状態と不利な閉状
態とに変換可能な開閉式入賞手段により構成されてお
り、特別図柄表示手段13の変動後の停止図柄が予め定
められた特定の大当たり図柄を表示したことを条件に発
生する特別遊技状態(所定遊技状態の一例)のときに開
放するようになっている。
【0016】前枠3の裏側には、図2に示すように、遊
技盤4を裏側から押さえる裏機構板18が開閉自在に装
着されている。裏機構板18には、遊技盤4の裏側の裏
カバー19が嵌合する開口部20が形成され、その上側
に遊技球タンク21、タンクレール22が、左右方向の
一側に払い出し手段23が、下側に通路ユニット24が
夫々設けられている。
【0017】遊技球タンク21は、遊技球補給系から補
給された遊技球を貯留して、タンクレール22を経て払
い出し手段23側へと供給するためのものである。払い
出し手段23は、賞球の払い出し指令等があったとき
に、遊技球タンク21からタンクレール22を経て供給
される遊技球(遊技媒体)を払い出すためのもので、裏
機構板18の裏側に着脱自在に装着されている。通路ユ
ニット24は、払い出し手段23により払い出された遊
技球を上皿7へと案内し、また上皿7の遊技球が満杯状
態のときに、余剰球を下皿8へと案内するようになって
いる。
【0018】裏カバー19は、遊技盤4に装着された特
別図柄表示手段13等の遊技部品を裏側から覆うための
もので、遊技盤4の裏側に着脱自在に固定されている。
裏カバー19には、主に遊技盤側の遊技動作を制御する
主制御基板25を格納する主基板ケース26と、遊技盤
4や前枠3の前側等に設けられたランプ群の発光制御を
行うランプ制御基板27を格納するランプ基板ケース2
8と、スピーカからの効果音等の出力を制御する音声制
御基板29を格納する音声基板ケース30とが着脱自在
に装着されている。
【0019】主制御基板25上には、普通図柄表示手段
14、特別図柄表示手段13の停止図柄を決定するため
の乱数抽選を行う抽選手段、その抽選手段による抽選結
果に基づいて特別図柄始動手段15や可変入賞手段17
の駆動制御を行うと共に払い出し制御手段に対して賞球
の払い出しを要求する入賞処理手段、ランプ制御基板2
7等の他の制御基板に対して制御コマンドを送信するコ
マンド送信手段等を有する主制御手段が設けられてい
る。
【0020】通路ユニット24の裏側には、左右方向に
ケース取り付け板31が装着され、このケース取り付け
板31の裏側に、払い出し制御基板32を格納する払い
出し基板ケース33と、電源基板34を格納する電源基
板ケース35とが左右に配置されている。払い出し制御
基板32上には、可変入賞手段17等への遊技球の入賞
に基づいて払い出し手段23を制御する払い出し手段が
設けられている。
【0021】主基板ケース26は、図3〜図6等に示す
ように全体として略矩形状の偏平箱状であって、互いに
係脱自在の第1ケース体41と第2ケース体42とを備
えると共に、その背面側の一辺に沿って封止ユニット4
3,44が設けられ、これら第1ケース体41、第2ケ
ース体42、封止ユニット43,44を含む全体が透明
な合成樹脂材料により成形されている。そして、主基板
ケース26の内部の基板格納領域45に主制御基板25
が格納されている。
【0022】主制御基板25は矩形状であって、図6に
示すように、中央部分にCPU,ROM,RAM等の電
気部品46が装着され、周縁部分にその端縁に沿ってコ
ネクタ47が装着され、また複数の位置決め孔48が形
成されている。
【0023】第2ケース体42は、図4及び図5に示す
ように、主制御基板25の電気部品装着面、即ち表面側
に対応する表板部51と、主制御基板25の三辺、例え
ば左右及び上側を取り囲む周壁部52,53,54とを
一体に備え、主制御基板25の裏面側に対応する面、及
び残りの一辺側の面はその略全面が開放されて開口5
5,56を形成しており、その開口55を裏カバー19
で塞ぐように裏カバー19の裏面側に着脱自在に装着さ
れている。
【0024】表板部51には、その内部の主制御基板2
5との間に電気部品46の収容空間を確保できるように
主制御基板25の表面側に向けて膨出する膨出部57が
形成されると共に、周壁部52,53,54に沿って膨
出部57よりも低い段部58が形成されている。
【0025】段部58には、主制御基板25側のコネク
タ47が内側から嵌脱自在に嵌合するコネクタ嵌合孔5
9が1又は複数設けられており、またそのコネクタ嵌合
孔59を避けて、膨出部57と同じ方向に突出する突出
部60が複数形成されている。これら突出部60のうち
の複数、例えば2つには、その内面側に、主制御基板2
5側の位置決め孔48に嵌合する位置決め突起61が主
制御基板25側に向けて突設されている。位置決め突起
61は、その先端部が段部58の内面側よりも主制御基
板25側に突出している。
【0026】左右の周壁部52,53には、その開口5
5側縁部に、裏カバー19に沿って外側に張り出す係合
板部62と、逆に内側に張り出すレール板部63とが一
体に設けられている。係合板部62は、この第2ケース
体42を裏カバー19側に着脱自在に装着するためのも
ので、裏カバー19の裏面側に上下方向に設けられた左
右一対の係合レール64に上側から係合するようになっ
ている。
【0027】また、レール板部63は、この第2ケース
体42に第1ケース体41を装着する際に第1ケース体
41を主制御基板25の板面方向に案内するためのもの
で、その内面側には、周壁部52,53から一定距離離
れた位置に案内リブ65が立設されている。
【0028】上周壁部54の外面側には、前後方向中央
部よりも若干段部58寄りの位置に、段部58と平行な
突設リブ66が一体に設けられており、その突設リブ6
6の裏カバー19側には、1又は複数、例えば2つの嵌
合孔67が左右に設けられている。
【0029】第1ケース体41は、図4及び図5に示す
ように、裏板部71と底板部72とを一体に備えた断面
略L形に形成され、第2ケース体42に対して開口56
側から主制御基板25の板面に沿ってスライドさせつつ
装着され、図6等に示すように、裏板部71が開口55
に、底板部72が開口56に夫々嵌合するようになって
いる裏板部71は、第2ケース体42の開口55に嵌合
して主制御基板25の裏面側を覆うもので、開口55の
内側に嵌合する矩形板状に形成され、その四辺には、図
6及び図7に示すように、裏カバー19側に突設する周
板部73,74,75,76が一体に設けられている。
【0030】また、上側の周板部75と平行に横リブ7
7が設けられ、更にそれら上周板部75と横リブ77と
の間には3つの縦リブ78,79,80が所定間隔で設
けられ、上周板部75、横リブ77、左右の縦リブ7
8,80で囲まれた矩形領域には主制御基板25側に突
出する突出部81が形成されている。
【0031】上周板部75及び横リブ77の両端部分に
は、左右の周板部73,74との間に、第2ケース体4
2側の案内リブ65に対応する切欠部75a,77aが
設けられている。また、突出部81の外面側、即ち第2
ケース体42の上周壁部54との対向面側には、上周壁
部54側の嵌合孔67に対応する嵌合突部82が一体に
設けられている。
【0032】また、裏板部71の左右両縁部には、主制
御基板25の左右の縁部近傍を裏側から支持する支持リ
ブ83,84が、周板部73,74の反対側に一体に立
設されている。
【0033】底板部72は、第2ケース体42の開口5
6に嵌合して主制御基板25を下側から覆うもので、開
口56の形状に対応して略凸形に形成されており、その
周縁部には、裏板部71との連結部分及び封止ユニット
43,44の設置部分を除く部分に、第2ケース体42
の開口56の外側に嵌合する嵌合リブ85が一体に設け
られている。
【0034】第1ケース体41と第2ケース体42とを
係合する際には、図5に示すように、第2ケース体42
内に開口56側から主制御基板25を挿入し、位置決め
孔48を位置決め突起61に、コネクタ47を各コネク
タ嵌合孔59に夫々嵌合させつつ、主制御基板25の表
面側周縁部を段部58の内面側に当接させる。そしてそ
の状態で、第1ケース体41の裏板部71を第2ケース
体42の開口56側から主制御基板25の板面に平行に
挿入していく。
【0035】このとき、第1ケース体41側の左右の周
板部73,74が第2ケース体42側の左右の周壁部5
2,53と案内リブ65,65とに挟まれて案内され、
レール板部63上を摺動する。なおその際、左右の案内
リブ65は上周板部75の切欠部75a、及び横リブ7
7の切欠部77aを通過する。そして、第1ケース体4
1側の突出部81が第2ケース体42側の嵌合孔67に
嵌合したとき、第1ケース体41側の裏板部71、底板
部72が第2ケース体42側の開口55、56を夫々閉
鎖する。このとき、内部の主制御基板25は、その周縁
部分を第2ケース体42側の段部58と第1ケース体4
1側の支持リブ83,84とで表裏から挟まれた状態で
支持される(図6参照)。
【0036】封止ユニット43,44は、図3に示すよ
うに、第2ケース体42側の膨出部57の上面板90と
第1ケース体41側の底板部72との境界線に沿って、
主基板ケース26の内側の基板格納領域45側に左右に
設けられており、共に4個の封止手段91を備えてい
る。各4個の封止手段91は、封止ユニット43側では
上面板90の板面に沿って縦横に2個ずつ夫々互いに隣
接して配置され、封止ユニット44側では横一列状に互
いに隣接して配置されている。
【0037】このように、封止ユニット43側で複数の
封止手段91を縦横に夫々複数列で配置しているため、
封止ユニット43側の横方向の配置幅を小さくでき、主
基板ケース26の1辺に沿って2つの封止ユニット4
3,44を配置することが可能となっている。なお、各
封止ユニット43,44が各4個の封止手段91を備え
ていることにより、最大4回までの開封、封止が可能と
なる。
【0038】各封止手段91は、第2ケース体42側の
ピン保持部92と、このピン保持部92内に装着される
封止ピン93と、第1ケース体41側のピン嵌合部94
とを備えている。ピン保持部92は、第2ケース体42
側の膨出部57の開口56側縁部に設けられた凹入部9
5,96内に配置され、ピン嵌合部94は、第1ケース
体41側の底板部72の内面側に突設された嵌合支持部
97,98上に設けられている。
【0039】ピン保持部92は、図9等に示すように、
側壁92a,92b,92c,92dよりなる角形の枠
状に形成され、その軸方向下端部側(基板格納領域45
の内部側)には封止ピン93が通過可能なピン装着開口
部101が、軸方向上端部側(基板格納領域45の外部
側)には封止ピン93が通過不可能な操作開口部102
が夫々形成されている。
【0040】左右の側壁92a,92bには、ピン装着
開口部101側端部から操作開口部102側に向けて夫
々2本のスリット103が設けられ、それら2本のスリ
ット103間に、ピン装着開口部101側端部を側壁9
2a,92bの面外方向に弾性変形可能な係合部104
が形成されている。それら一対の係合部104には、ピ
ン装着開口部101側端部近傍に、互いに対向する係合
爪105が一体に設けられている。係合爪105は、そ
の上面側に上面板90と略平行な係止面105aを、そ
の下面側に内側上向きに傾斜する案内面105bを夫々
備えている。
【0041】ピン保持部92の上端側には、側壁92
c,92dの左右中央部分から操作開口部102側に突
出する一対の案内支持部106が一体に設けられてお
り、それらの対向部分には、封止ピン93側の被操作部
をピン保持部92の軸方向に摺動自在に保持する略円形
の案内孔107が形成されている。更に、ピン保持部9
2の上端側には、側壁92c,92dから上向きに突出
する一対の保護リブ108が一体に設けられている。
【0042】ピン保持部92は、その側壁92a,92
b,92c,92dの上端側を上面板90と略一致させ
た状態で、凹入部95,96内に各4個ずつ配置されて
いる。凹入部95,96は、それぞれ、ピン保持部92
を所定の間隔で縦横2個ずつ、或いは横一列状に4個配
置可能な矩形状に形成されており、その左右及び上側の
周縁部には夫々主制御基板25側に突設する囲い板95
a,95b,95c、96a,96b,96cが一体に
設けられている。この囲い板95a,95b,95c、
96a,96b,96cは、その内側に配置されるピン
保持部92の下端部よりも若干下方まで延設されてい
る。
【0043】囲い板95c,96cの下縁部には、対向
するピン保持部92に対応する2又は4個の切欠部11
1と、ピン保持部92側に突出する突出部112とが左
右方向に交互に設けられている。切欠部111は、その
上端位置がピン保持部92の下端側位置と略一致するよ
うに、また突出部112は、その上面側がピン保持部9
2の下端側位置よりも若干下側にくるように夫々設けら
れている。
【0044】更に、上面板90には、凹入部95,96
を三方から取り囲む門形状の保護リブ113,114
が、板面に垂直に立設されている。この保護リブ11
3,114は、ピン保持部92側の保護リブ108と略
同じ高さに形成されている。
【0045】凹入部95,96内に配置された各ピン保
持部92は、その保護リブ108とこれに対向する保護
リブ113,114との間、或いは互いに対向する保護
リブ108間を一体に接続する切断部115により、直
接的に、或いは他のピン保持部92を介して間接的に、
第2ケース体42側に固定されている。
【0046】即ち、封止ユニット44側では、4個全て
のピン保持部92が凹入部96内に横一列状に配置さ
れ、各ピン保持部92が夫々切断部115により直接的
に第2ケース体42側に連結されている。一方、封止ユ
ニット43側では、4個のピン保持部92が凹入部95
内に縦横2個ずつ配置され、囲い板95c側の2個のピ
ン保持部92については、夫々切断部115により直接
的に第2ケース体42側に連結され、開口56側の2個
のピン保持部92については、囲い板95c側のピン保
持部92に対して切断部115により連結され、間接的
に第2ケース体42側に連結されている。
【0047】また、開口56側の2個のピン保持部92
については、更にそれぞれ左側或いは右側に隣接する囲
い板95a或いは95bに対して補助切断部116によ
り一体的に連結されている。補助切断部116は、開口
56側のピン保持部92の左右方向への振れを抑えるた
めに補助的に支持するためのものであり、切断部115
よりも細く形成され、切断部115側を切断した後でピ
ン保持部92を手で捩るなどして容易に切断できるよう
になっている。なお、この補助切断部116を設けるこ
とにより、第2ケース体42を成形する際の樹脂の流れ
が良くなるというメリットもある。
【0048】左右に隣接する各ピン保持部92の間隔、
及び左右両側のピン保持部92とそれに隣接する囲い板
95a,95b,96a,96bとの間隔は、係合部1
04を外側に変形させて係合爪105をピン装着開口部
101から退避させることができる程度に狭く形成され
ており、また、切断部115によって連結されている側
のピン保持部92間、或いはピン保持部92と囲い板9
5cとの間隔は、ニッパー等の切断具で切断部115を
切断できる程度の広さに形成されている。
【0049】切断部115は、ピン保持部92の主制御
基板25の面外方向の支持強度を確保しつつ、ニッパー
等で容易に切断可能とするために、主制御基板25に垂
直な方向の板状に形成されている。また、その上端部側
は、保護リブ113,114の上端部側と略同じ高さに
形成されている。
【0050】封止ピン93は、ピン保持部92側からピ
ン嵌合部94側に貫通して、両者を封止状態で結合する
ためのもので、ピン装着開口部101側からピン保持部
92内に装着されている。封止ピン93は、断面矩形状
の軸部121と、軸部121の上端側の係合鍔部(脱落
防止部)122と、軸部121の下端側の台形状の嵌合
頭部123と、係合鍔部122から上側に突出する円柱
状の被操作部124と、軸部121の左右側面に突出す
る突起部(収容位置保持部)125とを備え、適当な弾
性を有する合成樹脂材料により一体に成形されている。
【0051】軸部121は、左右方向に偏平な断面矩形
状に形成されており、その左右幅はピン保持部92側の
一対の係合爪105の内幅と略同じか若干小さく形成さ
れている。
【0052】係合鍔部122は、封止ピン93をピン保
持部92から脱落しないように保持するためのもので、
封止ピン93の長手方向に略垂直に突出し且つピン保持
部92の内部に摺動自在に嵌合する角形状に形成されて
いる。この係合鍔部122は、封止ピン93をピン保持
部92内に装着する際には、係止爪105の案内面10
5bに摺接して係止部104を外向きに押し広げつつピ
ン装着開口部101を通過すると共に、封止ピン93が
ピン保持部92内に装着された状態では、係止爪105
の係止面105aに係合してピン装着開口部101の通
過を阻止するようになっている。
【0053】嵌合頭部123は、例えば図9及び図10
に示すように、係合鍔部122が係止爪105の係止面
105aに当接した状態で、ピン保持部92のピン装着
開口部101から下側に突出して第1ケース体41側の
ピン嵌合部94に上側から嵌合し、ピン嵌合部94の下
側に離脱不能に係合するようになっている。また、この
嵌合頭部123は、係合鍔部122をピン保持部92の
操作開口部102側に当接させた状態では、ピン保持部
92内に完全に収容されるようになっている。以下の説
明では、係合鍔部122が係止爪105の係止面105
aに当接して嵌合頭部123がピン保持部92のピン装
着開口部101から下側に突出した状態を「突出状
態」、嵌合頭部123をピン保持部92内に収容した状
態を「収容状態」という。
【0054】突起部125は、嵌合頭部123をピン保
持部92内に収容した収容状態で封止ピン93を保持す
るためのもので、封止ピン93の長手方向に略垂直に突
出するように軸部121の左右側面に一体に設けられ、
図10等に示すように、封止ピン93が収容状態となっ
たときに係合爪105の係止面105a側に係脱自在に
係合し、封止ピン93をその状態で保持するようになっ
ている。なお、突起部125は、係合爪105の上側に
極弱く係合するように、封止ピン93の長手方向に略垂
直な方向の突出量が係合鍔部122に比べて小さくなる
ように形成されており、封止ピン93を下向きに軽く押
し下げるだけで、係合部104の外向きの弾性変形を殆
ど伴うことなくその係合を解除することができるように
なっている。
【0055】被操作部124は、封止ピン93を収容状
態から突出状態に移行させる際にピン保持部92の外側
から押圧操作するためのものであって、係合鍔部122
から上側に突出して設けられ、案内支持部106の案内
孔107に下側から摺動自在に嵌合している。被操作部
124は、図9等に示すように、封止ピン93が突出状
態にあるときでもその上端部が案内孔107に嵌合した
状態が維持され、且つ封止ピン93が収容状態にあると
きでもその上端部が保護リブ108の上側に突出しない
長さに形成されている。
【0056】この被操作部124が案内孔107に案内
されることにより、封止ピン93は一定の姿勢を保った
状態でピン保持部92内を上下に摺動できる。また、封
止ピン93が収容状態にあって被操作部124がピン保
持部92の上側に突出した状態にあっても、その突出し
た被操作部124の周りが同程度の高さに形成された保
護リブ113,114、切断部115により保護されて
いるため、誤って封止ピン93を押し込んでしまうよう
な誤操作を防止できる。
【0057】封止ピン93をピン保持部92内に装着す
る際には、図11(A),(B)に示すように、ピン保
持部92のピン装着開口部101側から、係合鍔部12
2の両端部を係止爪105の案内面105bに摺接させ
て係止部104を外向きに押し広げつつ押し込めばよ
い。係合鍔部122は、係止爪105を通過した後は係
止爪105の係止面105aに係合するため、強制的に
係止部104を外向きに変形させない限りピン保持部9
2から脱落することはない。また、封止ピン93を操作
開口部102側に一杯に押し込めば、突起部125が係
止爪105の上側に係合して収容状態(図11(C))
となる。
【0058】嵌合支持部97,98は、図4,図5,図
8等に示すように、夫々第2ケース体42側の凹入部9
5,96に対応する板状に形成され、主制御基板25と
の間に十分な間隙をおいた位置で、第1ケース体41の
底板部72の上部側から内側へと主制御基板25と略平
行に一体に突出しており、その先端側縁部には凹入部9
5,96側の切欠部111に対応する突出部131が一
体に設けられている。
【0059】嵌合支持部97,98には、第1ケース体
41側のピン保持部92に対応してそれぞれ4つのピン
嵌合部94が設けられている。各ピン嵌合部94は、封
止ピン93用の挿通スリット132と、この挿通スリッ
ト132の両側の一対の弾性係合部133とを備えてお
り、この一対の弾性係合部133には、封止ピン93側
の嵌合頭部123を挿通スリット132側に案内する案
内傾斜面134が設けられている。なお、各挿通スリッ
ト132の両側には逃げ用スリット135が形成されて
おり、その隣り合うスリット132,135間が弾性係
合部133となっている。
【0060】嵌合支持部97,98の下面側には、各ピ
ン嵌合部94の両側に位置する複数個の補強リブ136
が、底板部72の内面側にわたって一体に設けられてい
る。また、嵌合支持部97,98の上面側には、第2ケ
ース体42側の各ピン保持部92の左右の隙間に嵌合し
て封止する封止リブ(封止手段)137が、各ピン嵌合
部94の両側に立設されている。
【0061】主基板ケース26を閉じる際には、まずピ
ン保持部92内の封止ピン93を全て収容状態とし、上
述した手順で、主制御基板25を装着した第2ケース体
42に対して第1ケース体41をスライドさせつつ装着
する(図5→図6)。これにより、嵌合支持部97,9
8は、突出部131を切欠部111に嵌合させつつ突出
部112の上側に嵌合して凹入部95,96の下側を閉
鎖した状態となる。
【0062】その際、各ピン保持部92内の封止ピン9
3は、突起部125が係合爪105に係合して収容状態
が保持されているため、封止ピン93側の嵌合頭部12
3がピン保持部92の下側に突出して嵌合支持部97,
98と干渉するようなことがなく、第1ケース体41の
第2ケース体42への装着作業を極めて容易に行うこと
ができる。
【0063】第2ケース体42が第1ケース体41に装
着されて嵌合支持部97,98が凹入部95,96の下
側に嵌合すると、各ピン嵌合部94は各ピン保持部92
の下側に配置され、ピン装着部92側のピン装着開口部
101を塞いだ状態となる。
【0064】このように、ピン保持部92のピン装着開
口部101は、ピン嵌合部94と対向する側に設けられ
ており、第2ケース体42と第1ケース体41とを結合
した状態ではピン嵌合部94によって塞がれた状態とな
るため、封止ピン93の脱落を防止するためにピン装着
開口部101を例えば第2ケース体の上面板90等で塞
ぐ必要がなく、ピン保持部92を第2ケース体42と一
体成形することが可能となっている。
【0065】またこのとき、封止リブ137が各ピン保
持部92の左右両側の隙間を封止するため、ピン保持部
92側の係合部104の外向きの変形が規制され、封止
ピン93の係合鍔部122が係合部104を通過不能と
なり、ピン保持部92内の封止ピン93の脱落を確実に
防止できる。
【0066】主制御基板25を内部に格納した状態で主
基板ケース26が閉じられると、続いて、2つの封止ユ
ニット43,44の各1個の封止手段91により主基板
ケース26を封止する。封止手段91を用いて主基板ケ
ース26を封止する際には、ドライバー等の工具の先端
を封止ピン93の被操作部124の先端に当てて下方に
押圧する。すると、封止ピン93は、突起部125と係
合爪105との係合が解除されてピン装着開口部101
側に移動し、嵌合頭部123が弾性係合部133を両側
に押し広げながら挿通スリット132内に嵌合する。
【0067】そして、封止ピン93の係合鍔部122が
係合爪105の係止面105aに当接すると、嵌合頭部
123が挿通スリット132を通過して弾性係合部13
3の下側に係合し、封止ピン93の係合鍔部122と嵌
合頭部123とでピン保持部92側の係合爪105と嵌
合支持板96,97とを上下両側から挟み、ピン嵌合部
94で封止ピン93を離脱不能に係止した状態となる。
【0068】パチンコ機をホール等に設置した後に、主
制御基板25の検査を行う場合には、ニッパー等の切断
具を用いて、封止状態となっている2個の封止手段91
を支持している切断部115,116を切断する。する
と、この封止手段91のピン保持部92が第2ケース体
42から分離されるので、第1ケース体41が第2ケー
ス体42から離脱可能になり、主基板ケース26を開放
できる。
【0069】第1ケース体41を第2ケース体42から
離脱する場合には、第1ケース体41を第2ケース体4
2に対して主制御基板25の板面に平行に下向きにスラ
イドさせればよい。このとき、切断部115が切断され
たピン保持部92は、封止ピン93によってピン嵌合部
94に結合されたまま嵌合支持部97,98側に残され
る。
【0070】主制御基板25の検査後に主基板ケース2
6を再封止する場合には、再度第1ケース体41を第2
ケース体42に装着し、2つの封止ユニット43,44
を構成する残りの封止手段91のうちの各1個の封止手
段91により主基板ケース26を封止すればよい。な
お、検査後は、第2ケース体42側の例えば表板部51
等に貼付された記録紙にその検査履歴を記載する。
【0071】各封止手段91の使用順序は、封止ユニッ
ト44側については、各封止手段91のピン保持部92
が個別に第2ケース体42側に連結されているため、基
本的にはどの封止手段91から順に使用してもよく、例
えば左右方向の一端側から他端側に向けて順に使用すれ
ばよい。
【0072】一方、封止ユニット43側については、囲
い板95c側の2つの封止手段91は第2ケース体42
側に直接連結されているが、開口56側の2つの封止手
段91についてはその内側に隣接する封止手段91を介
して第2ケース体42側に間接的に連結されているた
め、囲い板95c側の封止手段91よりも開口56側の
封止手段91を先に使用する必要がある。開口56側の
封止手段91の前に隣接する囲い板95c側の封止手段
91を使用して封止してしまうと、開封する際にその封
止状態の封止手段91と共に未だ使用していない開口5
6側の封止手段91も第2ケース体42から切り離され
てしまい、開口56側の封止手段91を使用することが
できなくなってしまう。
【0073】なお、各封止ユニット43,44毎の封止
手段91の使用順序は、例えば第2ケース体42側に番
号で表示しておくことが望ましい。
【0074】以上説明したように、本実施形態のパチン
コ機では、封止ユニット43側において、複数の封止手
段91を、主基板ケース26上に互いに隣接させて縦横
に夫々複数列で配置しているため、封止ユニットの幅方
向の大きさを小さくでき、一辺の長さが短い小型の主基
板ケース26にも対応できる。また、複数の封止ユニッ
トを1つの側壁に沿って配置しやすいため、複数の封止
ユニットを別々の側壁に沿って配置する場合と比べて主
基板ケース26の構造を簡略化でき、コストを抑えるこ
とが可能となる。
【0075】また、封止ユニット43における開口56
側の2個の封止手段91については、1つの封止手段9
1に対して複数の切断部115,116を設けているた
め、ピン保持部92の振れを抑えることができると共
に、第2ケース体42を成形する際の樹脂の流れが良く
なるというメリットもある。
【0076】特に各封止手段91は主基板ケース26内
部の基板格納領域45側にあるため、封止手段91を主
基板ケース26の外部に設ける場合に比較して、主基板
ケース26の基板格納領域45から外側への張り出し部
分がなく、内部空間を有効に利用して主基板ケース26
全体を小型化できると共に、開封後の封止手段91に対
する不正な隠蔽工作等が行い難くなり、不正行為を効果
的に防止できる。
【0077】主基板ケース26は、第1ケース体41と
第2ケース体42とを備え、封止手段91は、第1ケー
ス体41側に設けられたピン嵌合部94と、第2ケース
体42側に設けられたピン保持部92と、該ピン保持部
92側に装着され且つピン保持部92とピン嵌合部94
とを離脱不能に結合可能な封止ピン93とを備え、ピン
保持部92と第2ケース体42との間、隣接するピン保
持部92の間を切断部115,116で連結し、主基板
ケース26の開封時にはその切断部115,116を切
断して第1ケース体41と第2ケース体42との間の封
止を解除するように構成しているため、開封後の封止手
段91の不正な隠蔽工作をし難くでき、不正行為を効果
的に防止できると共に、封止操作、封止解除操作を極め
て容易に行うことができる。
【0078】主基板ケース26は少なくともその一部が
透明な材料で構成され、第2ケース体42が主制御基板
25の電気部品46の装着面である表面側を、第1ケー
ス体41が主制御基板25の裏面側を夫々略覆うように
構成されているため、主制御基板26の全体を保護する
ことができると共に、主制御基板26を主基板ケース2
6の外側から容易に透視できる。
【0079】第1ケース体41を第2ケース体42に対
して主制御基板25の板面に略平行な方向に相対的に移
動させて両者を結合するように構成しているため、封止
手段91を1つの辺に沿って設けた簡易な構成で確実に
封止することができる。
【0080】図12は本発明の第2の実施形態を例示
し、払い出し制御基板32を格納する払い出し基板ケー
ス33を、第1の実施形態における主基板ケース26と
同様の構成とした例を示している。払い出し制御基板3
2上には、遊技球を払い出す払い出し手段23を制御す
る払い出し制御手段が設けられており、主制御基板25
と同様、不正な隠蔽工作等の対象となる可能性が高いた
め、これを格納する払い出し基板ケース33を、第1の
実施形態における主基板ケース26と同様の構成として
することは、不正行為を効果的に防止する上で望まし
い。また、払い出し基板ケース33は、一般的に主基板
ケース26に比べて小型であり、スペースの問題から封
止手段を搭載することが困難である場合が多いが、本実
施形態のように封止手段91を縦横に夫々複数列で配置
することによって容易に対応できる。
【0081】なお、主基板ケース26と払い出し基板ケ
ース33とを共に第1の実施形態における主基板ケース
26と同様の構成としてもよい。もちろん、ランプ基板
ケース28等のその他の基板ケースに第1の実施形態に
おける主基板ケース26と同様の構成を用いることも可
能である。
【0082】図13は本発明の第3の実施形態を例示
し、第1ケース体41と第2ケース体42とを、封止ピ
ン93ではなく封止ネジを用いて封止するようにした例
を示している。なお、本実施形態では、2つの封止ユニ
ット43,44のうち、封止ユニット43側のみについ
て説明するが、封止ユニット44側についても封止手段
91及び切断部115,116の配置以外は封止ユニッ
ト43側と全く同様である。
【0083】本実施形態における封止手段91は、第1
ケース体41側のネジ螺合部141と、第2ケース体4
2側のネジ挿通部142と、このネジ挿通部142側か
らネジ螺合部141側に離脱不能に螺合する封止ネジ1
43とを備えている。
【0084】ネジ挿通部142は、第1の実施形態にお
けるピン保持部92と同様、凹入部95内に4個ずつ配
置されており、切断部115により、直接的に、或いは
他のネジ挿通部142を介して間接的に、第2ケース体
42側に固定されている。
【0085】即ち、図13に示すように、4個のネジ挿
通部142が凹入部95内に縦横2個ずつ配置され、囲
い板95c側の2個のネジ挿通部142については、夫
々切断部115により直接的に第2ケース体42側に連
結され、開口56側の2個のネジ挿通部142について
は、囲い板95c側のネジ挿通部142に対して切断部
115により連結され、間接的に第2ケース体42側に
連結されている。更に、開口56側の2個のネジ挿通部
142については、更にそれぞれ左側或いは右側に隣接
する囲い板95a或いは95bに対して補助切断部11
6により一体的に連結されている。
【0086】各ネジ挿通部142は、図13及び図14
に示すように、封止ネジ143の挿通孔144を有し、
その外側に封止ネジ143用の保護筒部145が一体に
形成され、全体として円筒状に形成されている。
【0087】封止ネジ143はタッピング式の一方向ネ
ジであって、頭部143a側に一方向係合溝146が、
軸部143b側の螺旋条147に切り欠き部148が夫
々設けられており、一方向係合溝146に係合するドラ
イバー等の工具により締め付け方向の一方向にのみ操作
できるようになっている。
【0088】ネジ螺合部141は、第1ケース体41側
の底板部72の内面側に突設された嵌合支持部97上
に、ネジ挿通部142に対応して設けられている。嵌合
支持部97は、第2ケース体42側の凹入部95に対応
する形状であり、第1ケース体41と第2ケース体42
とを結合した状態で、その上面側がネジ挿通部142の
下端側に略当接するようになっている。各ネジ螺合部1
41は、図14に示すように、嵌合支持部97の上面側
から下面側に向けて設けられ且つ下面側に貫通しない封
止ネジ143用の螺合孔149を備えている。
【0089】主基板ケース26を封止する際には、封止
に使用する所定の封止手段91の封止ネジ143の頭部
143aにドライバー等の工具を係合させて、この封止
ネジ143をネジ挿通部142からネジ螺合部141に
螺合させて締結する。このとき、封止ネジ143はタッ
ピング式の一方向ネジであるため、この封止ネジ143
を工具により締め付け方向に操作すれば、その軸部14
3bがネジ挿通部142の挿通孔144からネジ螺合部
141の螺合孔149に離脱不能に螺合し、ネジ挿通部
142とネジ螺合部141とを容易に締結できる。
【0090】開封時の操作については第1の実施形態と
同様である。即ち、ニッパー等の切断具を用いて、封止
状態となっている封止手段91を支持している切断部1
15,116を切断すればよい。すると、この封止手段
91のネジ挿通部142が第2ケース体42から分離さ
れるので、第1ケース体41が第2ケース体42から離
脱可能になり、主基板ケース26を開放できる。
【0091】このように、封止ピン93ではなく例えば
一方向ネジ等の封止ネジ143を備えた封止手段91を
用いた場合でも、第1の実施形態と同様の効果を期待で
きる。
【0092】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば基板ケース26,33は、第1ケース体41と第
2ケース体の他に第3のケース体を備え、その第3のケ
ース体を第1ケース体41と第2ケース体との間に介在
するように構成しても良い。また基板ケース26,33
は、その一部を透明な材料で構成すれば良く、必ずしも
封止手段91等を含む全体を透明な合成樹脂材料で構成
する必要はない。
【0093】封止ピン93、ピン保持部92等は、角形
に構成する他、丸形に構成することも可能である。
【0094】封止ユニット43,44は、2組に限られ
るものではなく、1組であってもよいし、3組以上設け
てもよい。また、各封止ユニット43,44等における
封止手段91の個数は任意である。また、各封止ユニッ
ト43,44等を基板ケース26,33の異なる辺に沿
って設けてもよい。
【0095】切断部115,116は、第1の実施形態
ではピン嵌合部94と第1ケース体41との間や隣接す
るピン嵌合部94の間、第3の実施形態ではネジ螺合部
141と第1ケース体41との間や隣接するネジ螺合部
141の間に設けてもよい。
【0096】封止ユニット43側の各封止手段91を、
それぞれ切断部115により基板ケース26,33側に
直接接続してもよい。
【0097】更に、実施形態ではパチンコ機を例に挙げ
て説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機等のその
他の弾球遊技機、或いは回胴式遊技機等の各種遊技機で
同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、電気部品46が装着さ
れた基板25,32と、該基板25,32を格納する基
板ケース26,33と、基板25,32を格納した状態
で基板ケース26,33を封止する複数の封止手段91
とを備えた遊技機において、複数の封止手段91を、基
板ケース26,33上に互いに隣接させて縦横に夫々複
数列で配置しているため、封止手段の配置幅を小さくで
き、一辺の長さが短い小型の基板ケース26,33にも
対応できる。また、複数組の封止手段91を1つの側壁
に沿って配置しやすいため、複数組の封止手段91を別
々の側壁に沿って配置する場合と比べて基板ケース2
6,33の構造を簡略化でき、コストを抑えることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背
面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の主
基板ケース近傍の拡大背面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す第1ケース体及
び第2ケース体の正面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す第1ケース体及
び第2ケース体の縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す主基板ケースの
縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す主基板ケースの
横断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す封止ユニットの
一部切り欠き分解斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す封止ユニットの
縦断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す封止ユニット
の横断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す封止ピンのピ
ン保持部への装着動作の説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示すパチンコ機の
背面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示す封止ユニット
の一部切り欠き分解斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施形態を示す封止手段の拡
大断面図である。
【符号の説明】
23 払い出し手段 25 主制御基板 26 主基板ケース 32 払い出し制御基板 33 払い出し基板ケース 41 第1ケース体 42 第2ケース体 45 基板格納領域 46 電気部品 91 封止手段 92 ピン保持部 93 封止ピン 94 ピン嵌合部 115 切断部 116 補助切断部 141 ネジ螺合部 142 ネジ挿通部 143 封止ネジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品(46)が装着された基板(25)(32)
    と、該基板(25)(32)を格納する基板ケース(26)(33)と、
    前記基板(25)(32)を格納した状態で前記基板ケース(26)
    (33)を封止する複数の封止手段(91)とを備えた遊技機に
    おいて、前記複数の封止手段(91)を、前記基板ケース(2
    6)(33)上に互いに隣接させて縦横に夫々複数列で配置し
    たことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記切断部(115)(116)を、1つの封止手
    段(91)に対して複数設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記基板ケース(26)(33)の内側の基板格
    納領域(45)側に前記封止手段(91)を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記基板ケース(26)(33)は、第1ケース
    体(41)と第2ケース体(42)とを備え、前記封止手段(91)
    は、前記第1ケース体(41)側に設けられたピン嵌合部(9
    4)と、前記第2ケース体(42)側に設けられたピン保持部
    (92)と、該ピン保持部(92)側に装着され且つ前記ピン保
    持部(92)と前記ピン嵌合部(94)とを離脱不能に結合可能
    な封止ピン(93)とを備え、前記ピン嵌合部(94)と前記第
    1ケース体(41)との間、前記ピン保持部(92)と第2ケー
    ス体(42)との間、隣接する前記ピン嵌合部(94)の間、隣
    接する前記ピン保持部(92)の間の少なくとも1箇所を切
    断部(115)(116)で連結し、前記基板ケース(26)(33)の開
    封時にはその切断部(115) (116) を切断して前記第1ケ
    ース体(41)と前記第2ケース体(42)との間の封止を解除
    するように構成したことを特徴とする請求項1〜3の何
    れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記基板ケース(26)(33)は、第1ケース
    体(41)と第2ケース体(42)とを備え、前記封止手段(91)
    は、前記第1ケース体(41)側に設けられたネジ螺合部(1
    41) と、前記第2ケース体(42)側に設けられたネジ挿通
    部(142) と、該ネジ挿通部(142) 側から前記ネジ螺合部
    (141) に対して離脱不能に螺合する封止ネジ(143) とを
    備え、前記ネジ螺合部(141) と前記第1ケース体(41)と
    の間、前記ネジ挿通部(142) と第2ケース体(42)との
    間、隣接する前記ネジ螺合部(141) の間、隣接する前記
    ネジ挿通部(142) の間の少なくとも1箇所を切断部(11
    5)(116)で連結し、前記基板ケース(26)(33)の開封時に
    はその切断部(115) を切断して前記第1ケース体(41)と
    前記第2ケース体(42)との間の封止を解除するように構
    成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記基板ケース(26)(33)は少なくともそ
    の一部が透明な材料で構成され、前記第2ケース体(42)
    が前記基板(25)(32)の前記電気部品(46)の装着面である
    表面側を、前記第1ケース体(41)が前記基板(25)(32)の
    裏面側を夫々略覆うように構成されていることを特徴と
    する請求項4又は5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記第1ケース体(41)を前記第2ケース
    体(42)に対して前記基板(25)の板面に略平行な方向に相
    対的に移動させて両者を結合するように構成したことを
    特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記基板ケース(26)内に格納する基板(2
    5)上に、遊技者に有利な所定遊技状態を発生させるか否
    かを抽選する抽選手段を設けたことを特徴とする請求項
    1〜7の何れかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記基板ケース(33)内に格納する基板(3
    2)上に、遊技媒体を払い出す払い出し手段(23)を制御す
    る払い出し制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜8の何れかに記載の遊技機。
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