JPH05129430A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05129430A
JPH05129430A JP28968991A JP28968991A JPH05129430A JP H05129430 A JPH05129430 A JP H05129430A JP 28968991 A JP28968991 A JP 28968991A JP 28968991 A JP28968991 A JP 28968991A JP H05129430 A JPH05129430 A JP H05129430A
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JP
Japan
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protective film
film
metal film
boundary
semiconductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP28968991A
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English (en)
Inventor
Junko Iwanaga
順子 岩永
Toshimichi Ota
順道 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP28968991A priority Critical patent/JPH05129430A/ja
Publication of JPH05129430A publication Critical patent/JPH05129430A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体チップ上に形成される保護膜のはがれ
を防止する。 【構成】 保護膜3とスクライブライン5との境界上に
チタンと金の二層からなる金属膜6を形成して、保護膜
3とスクライブライン5との境界を保護する。金属膜6
は例えば下層がチタンで構成され、上層が金で構成され
る。チタンは保護膜よりも半導体基板との密着性が高い
のではがれにくく、金は水分に強くて腐食しにくく信頼
性が高い。同様にして、外部取り出し電極の周辺の保護
膜を同様の金属膜で押さえて、保護膜のはがれを抑え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体チップ上の保護膜
の補強に関するもので、保護膜のはがれを防いで、信頼
性を向上させて、歩留まりを上げることのできる半導体
装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】図7(a)、(b)にそれぞれ、スクラ
イブラインを形成する工程後の半導体ウェハーの一部分
の上面図および断面図の従来例を示す。51は半導体基
板、52は半導体素子形成部、53はチップ上面に形成
される保護膜、54は外部引き出し電極、55は半導体
基板がむき出しになって形成されているスクライブライ
ン、56は層間膜である。保護膜53は通常窒化膜など
が用いられて、半導体チップ内に異物が入り込まないよ
うに、外部引きだし電極の窓開けしたい部分を除く全面
に積まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして作製した従来の半導体装置では、スクライブラ
イン周辺の保護膜や、電極周辺の保護膜、そして主要な
半導体素子の形成されていない広範な空き領域に形成さ
れた保護膜がはがれる、浮き上がるといった問題が生じ
ていた。このように保護膜がはがれたり、浮き上がった
りした半導体チップは、水分をはじめとする異物の侵入
から主要な素子部分を守って正常な動作を保証すること
ができないため、信頼性の条件を満たさないという問題
点があった。
【0004】本発明はかかる点に鑑み、保護膜の密着性
を補強し、保護膜のはがれ、浮き上がりを防止して、信
頼性の高い半導体装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明は上
記問題点を解決するため、半導体チップ上に形成される
保護膜とスクライブラインの境界上に、前記境界部分を
またがって前記保護膜と前記スクライブライン両方に密
着する連続した金属膜を有することを備えた半導体装置
である。
【0006】本発明の第二の発明は上記問題点を解決す
るため、半導体チップ上に形成される保護膜と外部引き
出し電極との境界上に、前記境界をまたがって前記保護
膜と前記外部引き出し電極の両方に密着する連続した金
属膜を有することを備えた半導体装置である。
【0007】本発明の第三の発明は上記問題点を解決す
るため、半導体チップにおいて、主要な素子が構成され
ていない空き領域をおおう保護膜に基板表面まで到達す
る凹部を有し、前記保護膜と前記基板表面両方に密着す
る連続した金属膜を前記保護膜上面に有することを備え
た半導体装置である。
【0008】
【作用】本発明の第一の発明では、上記した方法によ
り、はがれが起こりやすい保護膜とスクライブラインの
境界上を、密着性の高い金属膜が被って押さえるので、
保護膜をはがれにくくすることができる。
【0009】本発明の第二の発明では、上記した方法に
より、はがれが起こりやすい保護膜と外部取り出し電極
との境界上を、密着性の高い金属膜が被って押さえるの
で、保護膜をはがれにくくすることができる。
【0010】本発明の第三の発明では、上記した方法に
より、半導体素子が形成されておらず基板上に直接保護
膜のみが形成されていて、かつ、その領域が広範域で、
保護膜と基板との密着性が悪くなっている部分の保護膜
を浮き上がりにくくすることができる。第三の発明で
は、この浮き上がりやすい保護膜に基板まで到達するス
リット状の凹部を形成して、そのスリットよりも一回り
大きい領域に金属膜を上面から蒸着して、凹部にむきだ
しになっている基板表面から保護膜表面までむらなく金
属膜を付着させている。金属膜は基板との密着性が高い
ので、保護膜は金属層と基板が密着する部分で基板にと
められ、押さえつけられるので、浮き上がりを防止する
ことができる。
【0011】
【実施例】図1(a)、(b)は第一の発明の第一の実
施例における半導体装置の上面図と断面図である。1は
例えばGaAsからなる半導体基板、2は半導体素子形
成部、3はチップ上面に形成される例えば窒化膜からな
る保護膜、4は外部引き出し電極、5は半導体基板が露
出されて形成されているスクライブライン、6は例えば
チタンと金の二層からなる金属膜、7は層間膜である。
電極4から外部に引き出すために必要な窓開け領域と、
スクライブライン5として半導体基板1表面を露出して
いる部分を除く全面に保護膜3が形成されており、保護
膜3とスクライブライン5の境を被うように金属膜6が
半導体チップの縁ををぐるりと一周して保護膜3と半導
体基板1表面とを留めている。チタンと金の二層からな
る金属膜6はチタンが基板表面あるいは保護膜に接触し
て下層を構成し、金がチタンの上に形成されて上層を構
成している。
【0012】以上のようにして構成された第一の発明の
第一の実施例によれば、金属膜6の下層のチタンは半導
体と反応性があり、保護膜3の窒化膜よりも半導体基板
1に対して密着性が高いのではがれにくい。また、スク
ライブライン5との境界に形成されていて、従来はがれ
やすかった保護膜3は、金属膜6の下にその境界がある
ので、上から押さえられて保護されているので、はがれ
ることがない。また、金属膜6の上層を構成する金は水
分に強く腐食しにくいので、信頼性において従来例より
劣ることがない。さらに、スクライブラインを削って半
導体チップを切り離すダイシングの工程で、切り口から
保護膜3の下部の半導体基板1に亀裂が入るチッピング
という不良があるが、この金属膜6が亀裂に対してスト
ッパーとして働き、保護膜3の下部の半導体基板1への
亀裂の侵入を防ぐことができる。よってダイシングの工
程での不良品の発生を抑えることができ、歩留まりを向
上させることができる。
【0013】なお、第一の発明の第一の実施例におい
て、金属膜6をスクライブライン5と保護膜3の境界全
てに形成して、半導体チップの外側全周を保護したが、
図2に示すように部分的に補強したり、図3に示すよう
に外部引き出し電極4とショートしないように電極4の
まわりを避けて半導体チップ表面全面に金属膜6を形成
するなど、金属膜6の形状は問わない。
【0014】図4(a)、(b)は第二の発明の第一の
実施例における半導体装置の上面図と断面図である。1
はたとえばGaAsからなる半導体基板、2は半導体素
子形成部、3はチップ上面に形成される例えば窒化膜か
らなる保護膜、4は外部引き出し電極、6は例えばチタ
ンと金の二層からなる金属膜、7は層間膜である。電極
4から外部に引き出すために必要な窓開け領域を除く半
導体チップ上面に保護膜3が形成されており、保護膜3
と外部引き出し電極4の境を被うように金属膜6が電極
取り出し口の周辺にぐるりと形成されている。チタンと
金の二層からなる金属膜6はチタンが外部引き出し電極
表面あるいは保護膜に接触して下層を構成し、金がチタ
ンの上に形成されて上層を構成している。
【0015】以上のようにして構成された第二の発明の
第一の実施例によれば、金属膜6の下層のチタンは外部
引き出し電極4の金属と密着する。また、外部引き出し
電極4との境界に形成されていて、従来はがれやすかっ
た保護膜3は、金属膜6の下にその境界があるので、上
から押さえられて保護されているので、はがれることが
ない。また、金属膜6の上層を構成する金は水分に強く
腐食しにくいので、信頼性において従来例より劣ること
がない。
【0016】なお、第二の発明の第一の実施例におい
て、金属膜6を外部引き出し電極4と保護膜3の境界周
辺を縁取るように形成したが、図5に示すように電極4
の露出している全面に金属膜6を形成しても良く、その
形状は問わない。
【0017】図6(a)、(b)は第三の発明の第一の
実施例における半導体装置の上面図と断面図である。1
は例えばGaAsからなる半導体基板、2は半導体素子
形成部、3はチップ上面に形成される例えば窒化膜から
なる保護膜、4は外部引き出し電極、6は例えばチタン
と金の二層からなる金属膜、7は層間膜、8は保護膜3
および層間膜7に形成されるスリット状の穴で半導体基
板1の表面まで開口している。チタンと金の二層からな
る金属膜6はチタンが半導体基板表面あるいは保護膜に
接触して下層を構成し、金がチタンの上に形成されて上
層を構成している。スリット状の穴8は半導体素子形成
部2を避けて形成されており、この半導体チップの動作
に影響を与えることのない場所を選んで形成されてい
る。また、半導体素子がその近辺に存在することがな
く、従来、保護膜3が浮き上がってはがれやすくなって
いた領域である。本実施例では例えばフォトレジストを
マスクにして保護膜3と層間膜7をエッチング除去し
て、この領域にスリット状の穴8を開けた後に、スリッ
ト状の穴よりも一回り大きく窓開けしたフォトレジスト
をマスクに全面にチタンと金を二層に蒸着して、リフト
オフでフォトレジストとその上に蒸着されたチタンと金
を除去して、金属膜6を形成する。金属膜6の上層のチ
タンはスリット状の穴8の部分で半導体基板1に、そし
てスリット状に穴を開けられた層間膜7および保護膜3
に穴の側面から上面に沿って密着して保護膜3を半導体
基板1に留めている。金属膜6の下層のチタンは半導体
と反応性があるので保護膜3である窒化膜よりも密着性
が高く、保護膜3が浮き上がってはがれるのを防止する
ことができる。また、金属膜6の上層を構成する金は水
分に強く腐食しにくいので、信頼性において従来例より
劣ることがない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように第一の発明によれ
ば、半導体チップ上に形成される保護膜とスクライブラ
インとの境界上に密着性の高い金属膜を形成して、保護
膜の縁を保護して基板に押さえつけているので、スクラ
イブラインとの境界でおこる保護膜はがれの不良を防止
することができ、その実用的効果はきわめて大なるもの
である。
【0019】また、以上説明したように第二の発明によ
れば、半導体チップに形成される保護膜と外部引き出し
電極との境界上に密着性の高い金属膜を形成して、保護
膜の縁を保護して電極に押さえつけているので、外部引
きだし電極周辺でおこる保護膜はがれの不良を防止する
ことができ、その実用的効果はきわめて大なるものであ
る。
【0020】また、以上説明したように第三の発明によ
れば、半導体素子が全く分布せずに保護膜や層間膜だけ
が形成されている領域に、スリット状の穴をかいして、
密着性の高い金属膜が保護膜を半導体基板に留めること
ができるので、この領域の保護膜の浮き上がりとはがれ
の不良を防止することができ、その実用的効果はきわめ
て大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における半導体装置の上面図と断面図
【図2】実施例における半導体装置の上面図と断面図
【図3】実施例における半導体装置の上面図と断面図
【図4】実施例における半導体装置の上面図と断面図
【図5】実施例における半導体装置の上面図と断面図
【図6】実施例における半導体装置の上面図と断面図
【図7】従来の半導体装置の上面図および断面図
【符号の説明】 1 半導体基板 2 半導体素子形成部 3 保護膜 4 外部引き出し電極 5 スクライブライン 6 金属膜 7 層間膜 8 スリット状の穴 51 半導体基板 52 半導体素子形成部 53 保護膜 54 外部引き出し電極 55 スクライブライン 56 層間膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップ上に形成される保護膜とスク
    ライブラインの境界上に、前記境界部分をまたがって前
    記保護膜と前記スクライブライン両方に密着する連続し
    た金属膜を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体チップ上に形成される保護膜と外部
    引き出し電極との境界上に、前記境界をまたがって前記
    保護膜と前記外部引き出し電極の両方に密着する連続し
    た金属膜を有することを特徴とした半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体チップにおいて、主要な素子が構成
    されていない空き領域をおおう保護膜に基板表面まで到
    達する凹部を有し、前記保護膜と前記基板表面両方に密
    着する連続した金属膜を前記保護膜上面に有することを
    特徴とした半導体装置。
JP28968991A 1991-11-06 1991-11-06 半導体装置 Pending JPH05129430A (ja)

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JP28968991A JPH05129430A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 半導体装置

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JP (1) JPH05129430A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05326697A (ja) * 1992-05-23 1993-12-10 Sony Corp 半導体装置の製造方法
JP2003078179A (ja) * 2002-08-26 2003-03-14 Fujitsu Ltd 圧電トランス
US7589415B2 (en) 1999-02-23 2009-09-15 Rohm Co., Ltd. Semiconductor chip and semiconductor device using the same, and method of fabricating semiconductor chip
WO2011074155A1 (ja) * 2009-12-15 2011-06-23 パナソニック株式会社 半導体装置及びその製造方法
US8159068B2 (en) 2008-12-26 2012-04-17 Sumitomo Electric Device Innovations, Inc. Semiconductor device

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