JPH05129327A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05129327A
JPH05129327A JP28692791A JP28692791A JPH05129327A JP H05129327 A JPH05129327 A JP H05129327A JP 28692791 A JP28692791 A JP 28692791A JP 28692791 A JP28692791 A JP 28692791A JP H05129327 A JPH05129327 A JP H05129327A
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JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
insulating film
film
semiconductor device
mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP28692791A
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English (en)
Inventor
Osamu Yamada
修 山田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲート電極の縁部に小さい傾斜角をもつテーパ
面を形成して、このゲート電極をマスクにしてのイオン
注入で作られる領域縁部の曲率半径を大きくして耐圧を
高くする。 【構成】ゲート電極のための多結晶シリコン層の上にP
SGなどの絶縁膜を介してレジストパターンを形成し、
レジスト膜をマスクにして絶縁膜をエッチングする際に
レジスト膜縁部の下に入り込むサイドエッチングを行
い、そのあとレジスト膜をマスクにしてドライエッチン
グを行うと、サイドエッチ幅が大きいほど小さい傾斜角
のテーパ面が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁ゲート型半導体装
置のように半導体基体表面上にゲート電極を備え、その
ゲート電極をマスクとしてのイオン注入により半導体基
体内部に所定の導電型の領域を形成する工程を含む半導
体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】縦型MOSFETやIGBTなど半導体
基体表面上にMOS構造を形成して基体の両面に対向し
て設けられる主電極間を流れる電流を制御する半導体装
置では、基体内に所定の導電型の領域を形成するための
イオン注入のマスクにゲート電極を用いることがよく知
られている。そして従来は、例えば多結晶シリコンから
なるゲート電極のパターニングは、例えば、徳山他著
「MOSLSI製造技術」日経マグローヒル社発行 (昭
60年) p179に記載されているように、フォトリソグラフ
ィ技術によりパターニングしたフォトレジスト膜をマス
クにして下地の多結晶シリコン層を反応性イオンエッチ
ング (RIE) でエッチングすることより行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法でゲート電
極をパターニングを行う場合、RIEでは活性イオンが
半導体基体表面に垂直に射出され、同時にフォトレジス
ト膜もエッチングされるので、フォトレジスト膜の縁部
に形成されたテーパに伴って下地の多結晶シリコン層も
エッチングされていくにしたがい、図2に示すようにゲ
ート電極1の縁部にも傾斜角θのテーパが形成される。
このようにしてゲート酸化膜2の上に形成されたゲート
電極1をマスクにして例えばn型のシリコン基板3にイ
オン注入すると、テーパ部の多結晶シリコン層の厚さの
増加に伴って注入イオン量が減少していくが、その減少
の勾配に伴って熱拡散によって形成される所定の導電
型、この場合はp型の領域4の縁部の曲率が変化する。
この曲率が大きい、換言すれば曲率半径Rが小さいとき
には、p領域4とn基板3の間のpn接合面での電界集
中が生じ、半導体装置の耐圧が低下するおそれがある。
従ってゲート電極縁部のテーパの傾斜角θが小さいこと
が望ましいが、従来の方法ではフォトレジスト膜のテー
パの制御が困難であり、縁部に所定の曲率半径Rをもつ
p領域3の形成ができにくいことや、θを小さくするこ
とが難しいという欠点があった。
【0004】本発明の目的は、上述の欠点を除去し、ゲ
ート電極をマスクとしてのイオン注入で形成された領域
の縁部の曲率を所期のようにすることのできる半導体装
置の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は半導体基体表面上にゲート絶縁膜を介し
てゲート電極を備え、そのゲート電極をマスクとしての
イオン注入により半導体基体内部に所定の導電型の領域
を形成する工程を含む半導体装置の製造方法において、
半導体基体表面上に第一の絶縁膜を介してゲート電極を
形成すべき導体層を被着し、その導体層の上に第二の絶
縁膜を積層したのちその表面上にレジスト膜のパターン
を形成し、そのレジスト膜をマスクにして第二の絶縁膜
をレジスト膜縁部の下の部分までエッチングし、次いで
レジスト膜をマスクにしての等方性エッチングで前記導
体層をパターニングしてゲート電極を形成するものとす
る。そして、ゲート電極を形成する導体層が多結晶シリ
コンよりなること、第二の絶縁膜がPSGあるいはBS
Gよりなること、また等方性エッチングがプラズマエッ
チングであることが有効である。
【0006】
【作用】レジスト膜とゲート電極を形成する導体層の間
に介在する第二の絶縁膜がレジスト膜の縁部の下までサ
イドエッチングされているので、等方性エッチングによ
る導体層のエッチングは、レジスト膜に覆われない表面
からのほかにレジスト膜の縁部の下から進行し、ゲート
電極にはサイドエッチングの量に応じて傾斜角のきまる
テーパがレジスト膜縁部のテーパとは無関係に形成され
る。
【0007】
【実施例】図1(a) 〜(d) は本発明の一実施例における
ゲート電極のパターニング工程を示し、図2と共通の部
分には同一の符号が付されている。まず図1(a) に示す
ように、シリコン基板3の表面上に厚さ3000Åのゲート
酸化膜2を介して公知のCVD法により厚さ1.5μmの
多結晶シリコン層10を堆積させ、さらに減圧CVD法で
約1μmの厚さのPSG (Phospho-Silicate-Glass) 膜
5を成膜した。次に図1(b) に示すように通常のフォト
リソグラフィ技術によりフォトレジスト膜6のパターン
を形成した。図1(c) に示す工程では、バッファードふ
っ酸 (HF+NH4 F) によりPSG膜5をエッチング
した。この際エッチング液の侵入によりレジスト膜6の
縁部の下のPSG膜5もサイドエッチングされる。そし
てサイドエッチ幅wが所定の寸法になるまでエッチング
を繰り返す。
【0008】次に、基板を洗浄、乾燥したのちにふっ素
系ガスを用いてのプラズマエッチングにより多結晶シリ
コン層10をエッチングした。プラズマエッチングでは、
RIEのように基板面に垂直方向の異方性エッチングで
はなく等方性エッチングであるため、サイドエッチング
によって生じたレジスト膜6と多結晶シリコン層10との
間の空隙7からその下の多結晶シリコン層にもエッチン
グが進行し、図1(d)に示すようにパターニングされた
ゲート電極1の縁部に傾斜角θ' をもつテーパ面11が生
じた。傾斜角θ' はサイドエッチ幅wを大きくするほど
小さくなる。
【0009】最後にフォトレジスト膜6を剥離したの
ち、多結晶シリコンゲート電極1の上のPSG膜5およ
び露出している酸化膜2をふっ酸溶液で溶解し、そのあ
との工程は従来通り行った。なおPSG膜の代わりにB
SG (Boro-Silicate-Glass)膜を用いることもできる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート電極のパターニ
ング用のマスクとしてのレジスト膜を電極を形成する導
体層の上に直接被着せず、その間にレジスト膜と異なる
材料からなる絶縁膜を介在させ、レジスト膜をマスクに
してその絶縁膜をレジスト膜縁部下までサイドエッチン
グされるようにエッチングし、そのあと等方性エッチン
グで導体層をエッチングすれば、サイドエッチ幅に応じ
た傾斜角をもつテーパ面がゲート電極縁部に得られる。
サイドエッチ幅を大きくすることによりテーパ角は小さ
くなり、このゲート電極をマスクとしてのイオン注入、
拡散により形成される所定の導電型の領域の縁部の曲率
が小さくなるので、所期の耐圧をもつ半導体装置、例え
ばMOSFETやIGBTを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるゲート電極パターニ
ング工程を(a) ないし(d) の順に示す断面図
【図2】本発明の実施によって製造される半導体装置の
MOS構造部の断面図
【符号の説明】
1 ゲート電極 2 ゲート酸化膜 3 シリコン基板 5 PSG膜 6 フォトレジスト膜 10 多結晶シリコン層 11 テーパ面 w サイドエッチ幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/302 M 7353−4M 29/62 G 7738−4M 9168−4M H01L 29/78 321 P

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基体表面上にゲート絶縁膜を介して
    ゲート電極を備え、そのゲート電極をマスクとしてのイ
    オン注入により半導体基体内部に所定の導電型の領域を
    形成する工程を含む半導体装置の製造方法において、半
    導体基体表面上に第一の絶縁膜を介してゲート電極を形
    成すべき導体層を被着し、その導体層の上に第二の絶縁
    膜を積層したのちその表面上にレジスト膜のパターンを
    形成し、そのレジスト膜をマスクにして第二の絶縁膜を
    レジスト膜縁部の下の部分までエッチングし、次いでレ
    ジスト膜をマスクにしての等方性エッチングで前記導体
    層をパターニングしてゲート電極を形成することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】ゲート電極を形成する導体層が多結晶シリ
    コンよりなる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】第二の絶縁膜がりんシリケートガラスより
    なる請求項1あるいは2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】第二の絶縁膜がほう素シリケートガラスよ
    りなる請求項1あるいは2記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】等方性エッチングがプラズマエッチングで
    ある請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置の
    製造方法。
JP28692791A 1991-11-01 1991-11-01 半導体装置の製造方法 Pending JPH05129327A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5384270A (en) * 1992-11-12 1995-01-24 Fuji Electric Co., Ltd. Method of producing silicon carbide MOSFET

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5384270A (en) * 1992-11-12 1995-01-24 Fuji Electric Co., Ltd. Method of producing silicon carbide MOSFET

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