JPH05129248A - 高速ドライエツチング方法 - Google Patents
高速ドライエツチング方法Info
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- JPH05129248A JPH05129248A JP31195991A JP31195991A JPH05129248A JP H05129248 A JPH05129248 A JP H05129248A JP 31195991 A JP31195991 A JP 31195991A JP 31195991 A JP31195991 A JP 31195991A JP H05129248 A JPH05129248 A JP H05129248A
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- etching
- dry etching
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラズマエッチングにおけるエッチング速度
を向上させ、垂直形状と深掘りが必要とされるシリコン
基板の加工にも十分適用できる高速ドライエッチング方
法を提供する。 【構成】 反応室1内には、高周波電圧が印加される上
部電極2下面にシリコン基板3が設けてある。反応ガス
は反応室底面のガス導入口より下部電極5内へ導入さ
れ、シャワー状に吹き出す。反応ガスである六フッ化イ
オウと酸素との混合比を80:20〜45:55(体積
比)の範囲とし、ガス流量を反応室の容積1l当たり5
sccm以上、ガス圧0.1Torr以上、電極面積当たりの高
周波入力電力を1W/cm2 以上として高速ドライエッチ
ングを行う。
を向上させ、垂直形状と深掘りが必要とされるシリコン
基板の加工にも十分適用できる高速ドライエッチング方
法を提供する。 【構成】 反応室1内には、高周波電圧が印加される上
部電極2下面にシリコン基板3が設けてある。反応ガス
は反応室底面のガス導入口より下部電極5内へ導入さ
れ、シャワー状に吹き出す。反応ガスである六フッ化イ
オウと酸素との混合比を80:20〜45:55(体積
比)の範囲とし、ガス流量を反応室の容積1l当たり5
sccm以上、ガス圧0.1Torr以上、電極面積当たりの高
周波入力電力を1W/cm2 以上として高速ドライエッチ
ングを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速ドライエッチング方
法に関し、詳しくは、圧力センサ等のSiマイクロ加工
型センサの製造工程において基板表面に凹部または開口
部を形成するために、高周波放電により発生したプラズ
マによってエッチングを行う方法に関する。
法に関し、詳しくは、圧力センサ等のSiマイクロ加工
型センサの製造工程において基板表面に凹部または開口
部を形成するために、高周波放電により発生したプラズ
マによってエッチングを行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力センサ等、Siマイクロ加工型セン
サの製造工程において、圧力変化等の検知や素子分離を
行なうための凹部またはコンタクト用の開口部を形成す
るには、基板と垂直方向に、かつ深掘りする技術が必要
とされる。
サの製造工程において、圧力変化等の検知や素子分離を
行なうための凹部またはコンタクト用の開口部を形成す
るには、基板と垂直方向に、かつ深掘りする技術が必要
とされる。
【0003】従来、このような凹部または開口部の形成
には、水酸化カリウム等のアルカリ溶液を用いたウェッ
トエッチングが用いられている。一方、近年、シリコン
ウエハの大口径化が検討されており、これに伴ってシリ
コンウエハーの厚みが増大すると、エッチング量も増大
することになる。ところが、ウェットエッチングはエッ
チング速度がシリコンの面方位によって異なるため、エ
ッチング断面形状がテーパ状となるなど形状の制御が難
しく、センサチップが必要以上に大型化する原因とな
る。
には、水酸化カリウム等のアルカリ溶液を用いたウェッ
トエッチングが用いられている。一方、近年、シリコン
ウエハの大口径化が検討されており、これに伴ってシリ
コンウエハーの厚みが増大すると、エッチング量も増大
することになる。ところが、ウェットエッチングはエッ
チング速度がシリコンの面方位によって異なるため、エ
ッチング断面形状がテーパ状となるなど形状の制御が難
しく、センサチップが必要以上に大型化する原因とな
る。
【0004】このような問題を解決するため、エッチン
グ速度が面方位に依存しない垂直エッチング技術が望ま
れ、この要求に適する方法として、反応ガスにプラズマ
を発生させてエッチングを行うドライエッチング方法が
知られている。しかしながら、従来のドライエッチング
方法には深掘りを対象としたものが少なく、しかもエッ
チング速度は最大でも2μm/min 程度と極めて遅かっ
た。このため、深掘りを必要とする圧力センサを製作す
るには多大な時間を要するという欠点があった。
グ速度が面方位に依存しない垂直エッチング技術が望ま
れ、この要求に適する方法として、反応ガスにプラズマ
を発生させてエッチングを行うドライエッチング方法が
知られている。しかしながら、従来のドライエッチング
方法には深掘りを対象としたものが少なく、しかもエッ
チング速度は最大でも2μm/min 程度と極めて遅かっ
た。このため、深掘りを必要とする圧力センサを製作す
るには多大な時間を要するという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、本発明の目
的は、シリコンウエハーに凹部または開口部をドライエ
ッチングによって形成するに際し、エッチング速度を向
上させて、深掘りを必要とする圧力センサ等にも十分適
用できる高速ドライエッチング方法を提供することにあ
る。
的は、シリコンウエハーに凹部または開口部をドライエ
ッチングによって形成するに際し、エッチング速度を向
上させて、深掘りを必要とする圧力センサ等にも十分適
用できる高速ドライエッチング方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解消するた
め、本発明では、シリコン基板表面に凹部または開口部
を形成するに際して、陰極結合方式の平行平板型ドライ
エッチング装置を用い、反応ガスとして六フッ化イオウ
と酸素との混合ガスを用いるとともに、六フッ化イオウ
と酸素の混合比を80:20〜45:55(体積比)の
範囲とし、ガス流量が反応室の容積1l当たり5sccm以
上、ガス圧が0.1Torr以上の条件で、電極面積当たり
の高周波入力電力を1W/cm2 以上印加することにより
ドライエッチングを行う。
め、本発明では、シリコン基板表面に凹部または開口部
を形成するに際して、陰極結合方式の平行平板型ドライ
エッチング装置を用い、反応ガスとして六フッ化イオウ
と酸素との混合ガスを用いるとともに、六フッ化イオウ
と酸素の混合比を80:20〜45:55(体積比)の
範囲とし、ガス流量が反応室の容積1l当たり5sccm以
上、ガス圧が0.1Torr以上の条件で、電極面積当たり
の高周波入力電力を1W/cm2 以上印加することにより
ドライエッチングを行う。
【0007】反応ガス中の酸素量が上記範囲より少ない
状態では、フッ素ラジカルの発生量が少ないため、また
酸素量が上記範囲より多い状態では、酸素膜の形成およ
び酸素による希釈効果でエッチング速度が低下する。ガ
ス流量、あるいはガス圧が上記数値に満たない場合には
十分なエッチング速度が得られない。また高周波入力電
力が1W/cm2 を下回るとエッチング速度が急激に低下
するので好ましくない。
状態では、フッ素ラジカルの発生量が少ないため、また
酸素量が上記範囲より多い状態では、酸素膜の形成およ
び酸素による希釈効果でエッチング速度が低下する。ガ
ス流量、あるいはガス圧が上記数値に満たない場合には
十分なエッチング速度が得られない。また高周波入力電
力が1W/cm2 を下回るとエッチング速度が急激に低下
するので好ましくない。
【0008】
【作用】上記各条件を満足させることにより、エッチン
グ速度が大幅に向上し、従来にない高速ドライエッチン
グが可能となる。これは、エッチング反応に必要なラジ
カルを発生させるための電子(プラズマ)が、高パワー
高周波電源の印加によって多量に発生し、高密度に集積
されること、さらにこの電子が、好ましいガス消費効率
となるように混合された十分な量の反応ガスと衝突を行
うことによって、エッチングに必要とされるフッ素ラジ
カルが多量に発生し、エッチングを促進して、エッチン
グ速度を増大させるものと考えられる。
グ速度が大幅に向上し、従来にない高速ドライエッチン
グが可能となる。これは、エッチング反応に必要なラジ
カルを発生させるための電子(プラズマ)が、高パワー
高周波電源の印加によって多量に発生し、高密度に集積
されること、さらにこの電子が、好ましいガス消費効率
となるように混合された十分な量の反応ガスと衝突を行
うことによって、エッチングに必要とされるフッ素ラジ
カルが多量に発生し、エッチングを促進して、エッチン
グ速度を増大させるものと考えられる。
【0009】
【実施例】図1に本実施例で使用した陰極結合方式の平
行平板型高速ドライエッチング装置の概略を示す。図1
において、反応室1はその上面を高周波印加電極である
上部電極2としてあり、反応室1内の上記上部電極2下
面にはエッチング対象であるシリコン基板たるシリコン
ウェハ3が密接して配してある。上記反応室1の底面に
はガス導入口4が設けてあり、一方、該ガス導入口4は
上記反応室1内のほぼ中央部に配置された下部電極5に
接続してあって、反応ガス6は上記ガス導入口4より反
応室1内へ導入され、下部電極5よりシャワー状に吹き
出すようになしてある。なお、反応室1の容積は20l
とした。
行平板型高速ドライエッチング装置の概略を示す。図1
において、反応室1はその上面を高周波印加電極である
上部電極2としてあり、反応室1内の上記上部電極2下
面にはエッチング対象であるシリコン基板たるシリコン
ウェハ3が密接して配してある。上記反応室1の底面に
はガス導入口4が設けてあり、一方、該ガス導入口4は
上記反応室1内のほぼ中央部に配置された下部電極5に
接続してあって、反応ガス6は上記ガス導入口4より反
応室1内へ導入され、下部電極5よりシャワー状に吹き
出すようになしてある。なお、反応室1の容積は20l
とした。
【0010】上記上部電極2に、高周波電源7より電力
を投入すると、上記ガス導入口4より反応室1内へ導入
された反応ガス6に対し、高周波放電によってプラズマ
が発生する。上部電極2の上方にはピストン駆動によっ
て左右動するマグネット8が設置してあり、プラズマ密
度の向上に寄与している。
を投入すると、上記ガス導入口4より反応室1内へ導入
された反応ガス6に対し、高周波放電によってプラズマ
が発生する。上部電極2の上方にはピストン駆動によっ
て左右動するマグネット8が設置してあり、プラズマ密
度の向上に寄与している。
【0011】上記シリコンウエハ3には、エッチング前
処理として、凹部を形成する箇所を除きアルミニウム膜
よりなるエッチングマスクを形成してある。なお、シリ
コンウエハ3とアルミニウムマスクとの間の選択比は、
予備実験において300:1以上が得られており、この
マスク材は本発明方法の実施に十分耐えられるものであ
ることが確認されている。
処理として、凹部を形成する箇所を除きアルミニウム膜
よりなるエッチングマスクを形成してある。なお、シリ
コンウエハ3とアルミニウムマスクとの間の選択比は、
予備実験において300:1以上が得られており、この
マスク材は本発明方法の実施に十分耐えられるものであ
ることが確認されている。
【0012】次に、上記装置を用いて高速ドライエッチ
ングを行う場合の、各種条件について検討を行った。 1)反応ガス組成比とエッチングレート 反応性ガスである六フッ化イオウ(SF6 )に酸素(O
2 )を添加することによってプラズマ中のハロゲン原子
と不飽和種の割合が変化する。酸素ガスは反応性が強い
ため、不飽和種と選択的に反応し、ハロゲン原子の濃度
を高め、かつ重合膜の形成を抑えることになる。従っ
て、酸素ガスの添加によってフッ素原子濃度が増加し、
エッチング速度も増大すると考えられる。この混合ガス
中の酸素の割合とエッチングレートの関係を明らかにす
るため、ガス圧0.2Torr、流量80sccm、電源入力パ
ワー1000W(2.6W/cm2 )とし、SF6 と酸素
との混合比を変更してドライエッチングを行った。結果
を図2に示す。
ングを行う場合の、各種条件について検討を行った。 1)反応ガス組成比とエッチングレート 反応性ガスである六フッ化イオウ(SF6 )に酸素(O
2 )を添加することによってプラズマ中のハロゲン原子
と不飽和種の割合が変化する。酸素ガスは反応性が強い
ため、不飽和種と選択的に反応し、ハロゲン原子の濃度
を高め、かつ重合膜の形成を抑えることになる。従っ
て、酸素ガスの添加によってフッ素原子濃度が増加し、
エッチング速度も増大すると考えられる。この混合ガス
中の酸素の割合とエッチングレートの関係を明らかにす
るため、ガス圧0.2Torr、流量80sccm、電源入力パ
ワー1000W(2.6W/cm2 )とし、SF6 と酸素
との混合比を変更してドライエッチングを行った。結果
を図2に示す。
【0013】図に明らかなように、酸素ガスの増加に伴
ってエッチング速度が増加するが、酸素が一定量を越え
ると再びエッチング速度の減少が見られる。これは、酸
素が増加し続けると、酸素ガスによる希釈効果のために
フッ素原子濃度が減少すること、およびエッチング基板
表面に酸素の化学吸着層を作り、フッ素原子によるエッ
チングを減少させることによる。エッチングレートの極
大値は、SF6 と02 の体積比が60:40の付近に存
在し、この前後で最も高いエッチングレートが得られ
る。具体的には、SF6 :02 =80:20〜45:5
5の範囲にあれば十分高いエッチングレートが得られ
る。
ってエッチング速度が増加するが、酸素が一定量を越え
ると再びエッチング速度の減少が見られる。これは、酸
素が増加し続けると、酸素ガスによる希釈効果のために
フッ素原子濃度が減少すること、およびエッチング基板
表面に酸素の化学吸着層を作り、フッ素原子によるエッ
チングを減少させることによる。エッチングレートの極
大値は、SF6 と02 の体積比が60:40の付近に存
在し、この前後で最も高いエッチングレートが得られ
る。具体的には、SF6 :02 =80:20〜45:5
5の範囲にあれば十分高いエッチングレートが得られ
る。
【0014】2)反応ガス流量とエッチングレート 図3には、反応ガス組成比SF6 :02 =80:20、
ガス圧0.2Torr、電源入力パワー1000W(2.6
W/cm2)とし、ガス流量を25〜300sccmまで変更
したときのエッチングレートの変化を示した。ガス流量
が増加することでフッ素ラジカルの絶対量が増加し、エ
ッチングレートの上昇をもたらす。望ましいエッチング
レートを得るには、流量100sccm、すなわち、反応室
の容積1l当たり5sccm以上の流量とするのがよい。
ガス圧0.2Torr、電源入力パワー1000W(2.6
W/cm2)とし、ガス流量を25〜300sccmまで変更
したときのエッチングレートの変化を示した。ガス流量
が増加することでフッ素ラジカルの絶対量が増加し、エ
ッチングレートの上昇をもたらす。望ましいエッチング
レートを得るには、流量100sccm、すなわち、反応室
の容積1l当たり5sccm以上の流量とするのがよい。
【0015】3)反応ガス圧とエッチングレート 図4には反応ガス圧によるエッチングレートの変化を示
した。エッチング条件は、反応ガス組成比SF6 :02
=80:20、電源入力パワー1000W(2.6W/
cm2 )、ガス流量100sccmとし、ガス圧を0.05〜
0.2Torrまで変更したときのエッチングレートの変化
を調べた。ガス圧の上昇に伴ってエッチングレートが向
上することがわかる。具体的にはガス圧が0.1Torr以
上の条件でエッチングを行うのがよい。
した。エッチング条件は、反応ガス組成比SF6 :02
=80:20、電源入力パワー1000W(2.6W/
cm2 )、ガス流量100sccmとし、ガス圧を0.05〜
0.2Torrまで変更したときのエッチングレートの変化
を調べた。ガス圧の上昇に伴ってエッチングレートが向
上することがわかる。具体的にはガス圧が0.1Torr以
上の条件でエッチングを行うのがよい。
【0016】4)電源入力パワーとエッチングレート 図5には上部電極3の単位面積当たりの電源入力パワー
とエッチングレートの関係を示した。エッチング条件
は、反応ガス組成比SF6 :02 =80:20、ガス圧
0.2Torr、ガス流量100sccmとし、電源入力パワー
を変更したときのエッチングレートの変化を調べた。図
に明らかなように、入力パワー密度が約1W/cm2 の点
を境界にして、それ以上の電源入力に対してはエッチン
グレートが飽和傾向を示している。これは入力パワー密
度に対してプラズマの生成量が飽和状態にあるためと考
えられる。従って、単位面積当たりの電源入力パワーは
1W/cm2 以上とすることが望ましい。
とエッチングレートの関係を示した。エッチング条件
は、反応ガス組成比SF6 :02 =80:20、ガス圧
0.2Torr、ガス流量100sccmとし、電源入力パワー
を変更したときのエッチングレートの変化を調べた。図
に明らかなように、入力パワー密度が約1W/cm2 の点
を境界にして、それ以上の電源入力に対してはエッチン
グレートが飽和傾向を示している。これは入力パワー密
度に対してプラズマの生成量が飽和状態にあるためと考
えられる。従って、単位面積当たりの電源入力パワーは
1W/cm2 以上とすることが望ましい。
【0017】上述した各種エッチング条件に基づき、次
に示す条件で高速ドライエッチングを行った。反応ガス
としてSF6 150sccm、02 100sccm(組成比SF
6 :02 =60:40、全流量250sccm)を使用し、
ガス圧0.2Torr、高周波入力電力を単位電極面積当た
り1.2W/cm2 として、上記図1の装置によりエッチ
ングを行ったところ、13μm/min の高いエッチング
レートが得られた。
に示す条件で高速ドライエッチングを行った。反応ガス
としてSF6 150sccm、02 100sccm(組成比SF
6 :02 =60:40、全流量250sccm)を使用し、
ガス圧0.2Torr、高周波入力電力を単位電極面積当た
り1.2W/cm2 として、上記図1の装置によりエッチ
ングを行ったところ、13μm/min の高いエッチング
レートが得られた。
【0018】一方、比較のため、従来の標準エッチング
条件である、SF650sccm、02 15sccm(組成比S
F6 :02 =77:23、全流量65sccm)、ガス圧
0.1Torr、高周波入力電力0.6W/cm2 にて、同様
にエッチングを行った。この時のエッチングレートは1
μm/min であった。
条件である、SF650sccm、02 15sccm(組成比S
F6 :02 =77:23、全流量65sccm)、ガス圧
0.1Torr、高周波入力電力0.6W/cm2 にて、同様
にエッチングを行った。この時のエッチングレートは1
μm/min であった。
【0019】このように、本発明方法では、従来の13
倍という高いエッチングレートが得られており、エッチ
ングレートの向上に大きな効果を発揮することがわか
る。
倍という高いエッチングレートが得られており、エッチ
ングレートの向上に大きな効果を発揮することがわか
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、シリコン基板に凹部ま
たは開口部を形成する際のドライエッチング速度を大幅
に向上させることができ、短時間で深掘りすることが可
能である。従って、圧力センサ等の深掘りを必要とする
加工にも十分適用可能であり、チップサイズの小型化を
図ることができる。
たは開口部を形成する際のドライエッチング速度を大幅
に向上させることができ、短時間で深掘りすることが可
能である。従って、圧力センサ等の深掘りを必要とする
加工にも十分適用可能であり、チップサイズの小型化を
図ることができる。
【図1】高速ドライエッチング装置の全体構成を示す断
面図である。
面図である。
【図2】反応ガス組成比とエッチングレートの関係を示
す図である。
す図である。
【図3】反応ガス流量とエッチングレートの関係を示す
図である。
図である。
【図4】反応ガス圧とエッチングレートの関係を示す図
である。
である。
【図5】電源入力パワーとエッチングレートの関係を示
す図である。
す図である。
1 反応室 2 上部電極 3 シリコンウエハ(シリコン基板) 4 反応ガス導入口 5 下部電極 6 反応ガス 7 高周波電源 8 駆動式マグネット
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコン基板表面に凹部または開口部を
形成する方法において、陰極結合方式の平行平板型ドラ
イエッチング装置を用い、反応ガスとして六フッ化イオ
ウと酸素との混合ガスを用いるとともに、六フッ化イオ
ウと酸素の混合比を80:20〜45:55(体積比)
の範囲とし、ガス流量が反応室の容積1l当たり5sccm
以上、ガス圧が0.1Torr以上の条件で、電極面積当た
りの高周波入力電力を1W/cm2 以上印加することを特
徴とする高速ドライエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31195991A JPH05129248A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 高速ドライエツチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31195991A JPH05129248A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 高速ドライエツチング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05129248A true JPH05129248A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18023497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31195991A Withdrawn JPH05129248A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 高速ドライエツチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05129248A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002023609A1 (fr) * | 2000-09-14 | 2002-03-21 | Tokyo Electron Limited | Procede de gravure de silicium a vitesse elevee |
JP2017027981A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社ディスコ | プラズマエッチング方法 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP31195991A patent/JPH05129248A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002023609A1 (fr) * | 2000-09-14 | 2002-03-21 | Tokyo Electron Limited | Procede de gravure de silicium a vitesse elevee |
US7022616B2 (en) | 2000-09-14 | 2006-04-04 | Tokyo Electron Limited | High speed silicon etching method |
JP2017027981A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社ディスコ | プラズマエッチング方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |