JPH05128751A - ピツクアツプ駆動装置 - Google Patents

ピツクアツプ駆動装置

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JPH05128751A
JPH05128751A JP3317487A JP31748791A JPH05128751A JP H05128751 A JPH05128751 A JP H05128751A JP 3317487 A JP3317487 A JP 3317487A JP 31748791 A JP31748791 A JP 31748791A JP H05128751 A JPH05128751 A JP H05128751A
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gear
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Kazunari Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体に沿って移動するピックアップの駆
動用モータを用いて、ピックアップ以外の可動部の駆動
動作を行う。 【構成】 モータ19の動力はウォーム部材17のウォ
ームギヤ17aを介してラック部材16に伝達され、こ
のラック部材16が固定された光ピックアップ本体14
が(イ)と(ロ)の範囲内にてA−B方向へ駆動され
る。光ピックアップ本体14が(ロ)で示す移動限界に
至った後にさらにモータ19からウォーム部材17に対
し動力を与えると、ウォームギヤ17aとラック部材1
6との噛み合いの反作用によりウォーム部材17が軸2
5に沿ってA方向へ駆動される。この駆動力により移動
部材28がA方向へ駆動され、この移動部材28のラッ
ク28cによりロック部材31が回動させられ、ピック
アップの移動以外の駆動動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置などに
装備されて光ピックアップなどを往復移動させるピック
アップ駆動装置に係り、特にピックアップを駆動する駆
動源となるモータにより、ピックアップの移動以外の駆
動動作を行うことができるようにしたピックアップ駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽データ等がアナログデータとして記
録された従来のLPディスクに代わって急速に普及した
コンパクトディスク(以下、CDと略記する。)は、音
楽データ等をデジタルデータとして記録したもので、そ
の直径寸法が12cmのものである。その後、直径値が
8cmからなるシングルコンパクトディスク(以下、S
CDと略記する。)も普及することとなり、これに対応
して上記両サイズのCDを再生可能なコンパチブルなデ
ィスクプレーヤが登場した。このようなコンパチブルな
ディスクプレーヤは、自動車搭載用のディスクプレーヤ
にも広く普及し、新車の納車時から標準装備されている
ものも珍しくない。
【0003】ところで、このような車載用のディスクプ
レーヤは、異なるサイズからなるSCD,CDを限られ
たスペース内で的確に挿入排出させ且つ演奏位置に位置
決めする必要から、特別の工夫が施されている。一例を
示すと、直径値が小さいSCDをプレーヤ内に挿入する
際には、このSCDが確実にターンテーブル1上に載置
されるようにSCDの挿入方向と対向する方向から図1
0に示すようなストッパー2を移動させ、挿入されるS
CDと当接させることで位置決めを行なう必要がある。
従って、SCDの挿入動作が完了するまで、SCDの当
接によってストッパー2が移動しないようにロックして
おく方が好ましい。
【0004】また、特に車載用のディスクプレーヤの場
合には、車体から伝達される振動が光ピックアップ(図
示しない)の駆動系統に伝わらないように、ピックアッ
プシャーシ4がダンパー等を介して筐体3内で支持され
た構造となっているが、上記CD等の挿入時には筐体3
とターンテーブル1との相対移動を生じさせないよう
に、ターンテーブル1が内蔵されたピックアップシャー
シ4をロック状態に保持する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な種々のロック機能等を具備させようとする場合では、
そのための駆動源や複雑な機構を設ける必要から大型化
を余儀なくされ、特に車載用機器に求められる小型化の
要請には応えることができず、しかも複雑化を助長させ
て故障の原因ともなるという問題が未解決のままであっ
た。
【0006】そこで本発明は、ピックアップ駆動用のモ
ータによって、ピックアップ以外の可動部分を作動させ
ることができ、例えばSCD位置決め用の前記ストッパ
ーの位置決めロックやダンパー等により支持されている
ピックアップシャーシのロックができるようにしたピッ
クアップ駆動装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、記録媒体に沿ってこの記録媒体の半
径方向に所定距離往復移動自在に支持されたピックアッ
プと、このピックアップを前記往復移動方向へ駆動する
駆動機構と、この駆動機構の動力源となるモータとが設
けられ、前記駆動機構における前記モータ動力の伝達経
路には、前記ピックアップが前記往復移動方向の一方の
移動限界に至った状態でその後に継続される前記モータ
の駆動力により過剰駆動される移動部材が設けられ、こ
の移動部材の前記過剰駆動により動作させられ且つ前記
ピックアップ駆動以外の動作を行う可動部が設けられて
いることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記構成を備えた本発明の作用は、ピックアッ
プが移動限界に達して停止した後、このピックアップを
駆動させるモータがさらに所定時間だけ回転駆動される
と、この駆動によって駆動機構内の移動部材がピックア
ップの停止後も過剰駆動される。この移動部材の過剰駆
動力により、可動部が駆動され、この可動部の駆動力に
よりピックアップの移動以外の動作、例えばSCDの位
置決め用ストッパーのロックや、弾性支持されているピ
ックアップシャーシのロックなどが行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
6を参照して説明する。図1は車載用のディスクプレー
ヤの機構系統の構成を示す平面図である。同図に示すデ
ィスクプレーヤ10は、筐体11の内部にピックアップ
シャーシ12が防振のためのダンパー9を介して弾性的
に取り付けられている。図示ピックアップシャーシ12
は、中央上面にCDやSCD等の光ディスクを回転駆動
するターンテーブル13が配置され、この側方にターン
テーブル13に載置されたCD等に記録されているデー
タを読み出す光ピックアップ本体14が配置されてい
る。この光ピックアップ本体14は、ターンテーブル1
3を中心としてその半径方向と平行に固定されたガイド
レール15,15の間に配置され、このガイドレール1
5,15上を一定範囲内で往復移動できるように支持さ
れている。また図示しない規制部により光ピックアップ
本体14の移動範囲が規制され、直径12cmのCDの
最外周位置(図1の(イ)の位置)と最内周位置(図1
の(ロ)の位置)が移動限界となる。
【0010】上記光ピックアップ本体14の上面の中央
には、ターンテーブル13に載置されたCD等に対して
レーザー光を送受光する対物レンズ14aが設けられて
いる。光ピックアップ本体14の一方の側部には軸受部
材14bが取り付けられて、この軸受部材14bが一方
のガイドレール15に挿通されており、光ピックアップ
本体14の他方の側部には他のガイドレール15に掛止
される摺動掛止部14cが設けられている。
【0011】上記光ピックアップ本体14の側部には、
外部の駆動力を光ピックアップ本体14に伝達するラッ
ク部材16がガイドレール15,15と平行に取り付け
られている。このラック部材16は、外側面にラック1
6aが形成され、ここに後述するウォームギヤ17aが
常時噛合されている。また、上記ラック部材16と光ピ
ックアップ本体14との間には、図2に示すようにL字
状に折曲形成された板ばね18が介装され、この板ばね
18によりラック部材16がウォームギヤ17aの方向
へ付勢され、ラック16aとウォームギヤ17aとが互
いに弾圧された状態で噛み合っている。
【0012】前記ウォームギヤ17aは図3に示すよう
に、ウォーム部材17の一端の大径部に形成されている
ものであり、このウォーム部材17は、ガイドレール1
5,15と平行にピックアップシャーシ12上に固定さ
れた軸25に対し、回動自在で且つ軸方向に沿って図中
矢印A,B方向へ摺動自在に挿通されている。またウォ
ーム部材17の小径部の端部外周面には、光ピックアッ
プ本体14を駆動するモータ19(図1に示す)の駆動
力を受けるピニオンギヤ部17bが形成されている。
【0013】ウォーム部材17の図示左端部側(小径部
側)には、付勢部材26が、固定あるいはウォーム部材
17の端部に密着して設けられている。図3に示すよう
にこの付勢部材26は両端部に鍔部26a,26bが、
またその中間に溝26cが形成されており、その軸方向
に貫通して形成された穴26dを介して前記軸25に対
し摺動自在に挿通されている。前記軸25の一端をピッ
クアップシャーシ12に固定しているブラケット12a
と上記付勢部材26の鍔部26aとの間にはコイルスプ
リング27が介装され、このコイルスプリング27の付
勢力により付勢部材26とウォーム部材17とが常にB
方向へ付勢されている。さらに、軸25にはストップリ
ング25bが圧入されており、前記コイルスプリング2
7により付勢されたウォーム部材17の先端面はこのス
トップリング25bに当たって、前記付勢力による抜け
の防止が行われている。
【0014】これにより、光ピックアップ本体14はラ
ック部材16を付勢する板ばね18とウォーム部材17
を付勢するコイルスプリング27によりピックアップシ
ャーシ12に対し弾性結合をしていることになり、バッ
クラッシュやガタによる光ピックアップ本体14の微少
移動を最小限に抑えることができる。上記モータ19の
駆動軸19aには小歯車21が固定され、この小歯車2
1には、歯車機構部20をなすアイドル歯車22,23
が噛合されている。このうち出力側のアイドル歯車23
と上記ウォーム部材17に形成されているピニオンギヤ
部17bとが噛合状態となっている。モータ19の駆動
力は、小歯車21、アイドル歯車22,23、ウォーム
部材17及びラック部材16を介して光ピックアップ本
体14に伝達される。
【0015】上記モータ19には、図4に示すようにモ
ータ制御回路24が接続されており、このモータ制御回
路24により、光ピックアップ本体14が一方の移動限
界である最内周位置(ロ)で停止されたことを検知し、
且つこの時点から、さらに所定時間だけモータ19が駆
動されるようになっている。上記付勢部材26の溝26
cには、移動部材28の一端部が係止されている。この
移動部材28は、ピックアップシャーシ12の上面の前
記ラック部材16よりも筐体の底面側位置にて、矢印
A,B方向へ摺動自在に支持された板状のものである。
【0016】この移動部材28には、ピックアップシャ
ーシ12の上面に突出するピン部材30,30によりガ
イドされる長穴28a,28aが形成され、また図3に
も示すように、左端部には上記軸25に嵌装されている
付勢部材26の溝26cに挿入される起立片28b,2
8bが折り曲げ形成されている。また、この移動部材2
8の図示右端部の側部にはラック28cが形成されてい
る。図1に示すように、ピックアップシャーシ12には
軸28dを中心として回動するロック部材31が設けら
れ、このロック部材31に形成されている歯車部31a
が上記ラック28cと噛み合っている。このロック部材
31には、軸28dが挿入される挿入孔31bと、この
挿入孔31bを中心とする周囲部分に上記歯車部31a
とが形成され、一端部にはSCDの位置決めを行なう後
述するストッパー部材32の一部に係止する係止部31
cが形成されている。
【0017】上記ストッパー部材32は、図5にも示す
ように上記筐体11にピックアップシャーシ12の上面
に対向して形成された折曲部11a,11a間に回動自
在に取り付けられている。このストッパー部材32は、
上記折曲部11a,11aに形成された挿入孔11b,
11bに挿入される円柱状の軸部32a,32aが両端
部に突出して形成され、中央部分32bの断面が四角形
状からなる揺動軸32cと、この揺動軸32cの両端部
近傍であって挿入されたSCDに当接する位置に形成さ
れた円柱形状からなる当接部32d,32dとを備えた
ものである。なお、同図では(ハ)で示す状態がCDま
たはSCDが再生されている状態であり、(ニ)で示す
状態がCDまたはSCDが挿入される前の状態である。
このような構成からなるストッパー部材32は、CDま
たはSCDの再生が終了し、排出される時点で図示しな
い機構部を介して、筐体11の内部に弾性的に収納され
ているピックアップシャーシ12が筐体11内でロック
状態になるとほぼ同時に(ハ)で示す位置から(ニ)で
示す位置に回動されるようになっている。
【0018】以上の構成を備えたディスクプレーヤの動
作状態について図6をも参照して説明する。図示しない
挿入孔からCDまたはSCDが挿入されると、この挿入
孔近傍に配置された検出センサ(図示しない)によって
CDであるかSCDであるかの検出が行なわれる。この
検出によって、挿入された光ディスクがCDであると判
別された場合には上記ストッパー部材が(ハ)に示す位
置に回動され、また、挿入された光ディスクがSCDで
あると判別された場合には、上記ストッパー部材32
は、上記当接部32d,32dが挿入されたSCDに当
接する位置(ニ)の状態を保ちSCDが位置決めされて
ターンテーブル13に装着された後に、(ハ)に示す位
置に回動駆動されるようになっている。
【0019】光ピックアップ本体14は、上記CDまた
はSCDが排出されるときには、次に光ディスクが挿入
された際に、すぐに再生動作を行えるよう最内周位置
(ロ)に移動する。このときのモータ19の回転方向
は、ラック部材16をB方向へ駆動し光ピックアップ本
体14をディスクの内周側へ移動させる方向である。
【0020】このモータ19の回転による駆動力は、駆
動軸19aに固定された小歯車21,上記歯車機構部2
0を介して上記ウォーム部材17のピニオンギヤ部17
bに伝達され、さらにウォーム部材17のウォームギヤ
17aによりラック部材16に対しB方向ヘの駆動力を
与えようとする。ところが、このとき既に光ピックアッ
プ本体14が、最内周位置(ロ)に移動した状態にある
場合、光ピックアップ本体14は図示しない規制部によ
り規制され、それ以上矢印B方向には移動できないよう
になっている。よって、ウォームギヤ17aとラック1
6aとの噛み合いの動力伝達の反作用として、ウォーム
部材17は軸25を摺動して矢印A方向に移動する。こ
の場合、コイルスプリング27による付勢力よりも、ウ
ォーム部材17の回転による駆動力の方が大きくなり、
コイルスプリング27が圧縮され、ウォーム部材17と
付勢部材26とが一緒にA方向へ駆動される。
【0021】上記ウォーム部材17がコイルスプリング
27を圧縮しつつ矢印A方向へ移動し、これと共に付勢
部材26が矢印A方向に移動すると、この付勢部材26
の溝26cに係止されている移動部材28が同様に矢印
A方向に移動する。この移動部材28の移動力は、この
移動部材28に形成されているラック28cから歯車部
31aに伝達され、ロック部材31は軸28dを中心と
する反時計方向に回転駆動される。ロック部材31が所
定角度だけ回転すると、ロック部材31に切欠形成され
た係止部31cが上記ストッパー部材32の当接部32
dの先端に嵌合し、ストッパー部材32はロック状態と
なる。このようにして、ストッパー部材32がロック状
態となった後に、SCDが挿入されるとこのSCDがタ
ーンテーブル13上に導かれ、SCDの外周が当接部3
2dに当って位置決めされる。
【0022】また通常の再生動作では、モータ19の回
転力が歯車機構部20を介してウォーム部材17のピニ
オンギヤ部17bに伝達され、ウォームギヤ17aとラ
ック部材16との噛み合いにより光ピックアップ本体1
4に駆動力が与えられる。このとき光ピックアップ本体
14が(ロ)で示す移動限界に至っておらず、(イ)と
(ロ)で示す範囲内にある限りにおいては、ウォーム部
材17の回転はラック部材16をA−B方向へ移動させ
るように作用し、ウォーム部材17が反作用によりA方
向へ移動することはない。
【0023】このように本実施例では、ストッパー部材
32がロックされている状態で、上記SCDが挿入載置
されるので、SCDを確実にターンテーブル13上に載
置させることができる。しかも、上記のようにストッパ
ー部材32をロック状態とする駆動源として光ピックア
ップ本体14を駆動するためのモータ19を使用してい
るため、ストッパー部材32をロックするための特別の
駆動源は不要である。
【0024】次に、図7乃至図9を参照して本発明の他
の実施例について説明する。なお本実施例では、上記一
実施例との主な相違点を中心として説明する。また、上
記一実施例において説明したものと同等のものについて
は、同一の符号を付してその説明を省略する。図7に示
すディスクプレーヤ35は、光ピックアップ本体14の
側部に取り付けられた上記とは異なる構成からなるラッ
ク部材36と、このラック部材36に駆動力を伝達する
二つのアイドル歯車40,41からなる歯車機構部42
とアイドル歯車40に回転力を与える駆動源としてのモ
ータ19とを備えている。
【0025】上記ラック部材36は、光ピックアップ本
体14の側部にてガイドレール15,15と平行に延び
て固定された固定部36aと、この固定部36aに取り
付けられた移動部材としての可動部36bとを有し、こ
の可動部36bの側面にラック36cが形成されてい
る。図8に示すように固定部36aにはピン36d,3
6dが、可動部36bにはこのピン36d,36dが挿
通される長穴36e,36eが形成されており、この長
穴36e内にてピン36dが移動できる範囲において、
可動部36bは固定部36aに対しA−B方向へ相対移
動できるようになっている。固定部36aと可動部36
bとの間には引張コイルばね37が張設されており、こ
れにより可動部36bは常時矢印A方向に付勢され、こ
の付勢力により通常は固定部36aと可動部36bとが
一体となって動作するようになっている。また、この可
動部36bの下面には円柱状のピン部材39が突出して
いる。
【0026】上記歯車機構部42を構成するアイドル歯
車40,41は、それぞれ大小歯車が一体として形成さ
れたもので、上記ラック部材36の可動部36bの側面
に形成されたラック36cには、出力側のアイドル歯車
41と一体の小径歯車41aが常時噛合状態となってい
る。モータ19の駆動力は歯車機構部42を介して伝達
され、アイドル歯車41と一体の小径歯車41aを介し
てラック部材36の可動部36bに伝達される。通常の
再生動作ではラック部材36の固定部36aと可動部3
6bとが引張コイルばね37により互いにひきつけられ
て一体となっており、小径歯車41aからラック36c
に与えられる駆動力により光ピックアップ本体14は上
記と同様の一定の範囲内(図1の(イ)と(ロ)の範囲
内)でディスクに沿って移動させられる。
【0027】他方、上記ラック部材36の可動部36b
に突出して形成されたピン部材39には、ピックアップ
シャーシ12の図示上面に突出して形成された軸44を
中心として回動自在に配置されたアーム部材43の一部
が対向している。このアーム部材43は、軸44を中心
とする両側にアーム43a,43bを備えたもので、こ
のうち上記ピン部材39には一方のアーム43aの自由
端部に形成された傾斜部43cが当接できるようになっ
ている。また、他方のアーム43bの自由端部には、図
示上面側にピン部材43dが突出して形成されている。
このピン部材43dは、ピックアップシャーシ12上に
突出して形成された軸46を中心として回動自在に配置
されたロック部材47に形成された切欠部47c内に挿
入されている。
【0028】このロック部材47は、軸46に挿入され
る挿入孔47aを中心とする扇形状からなる板状のもの
である。この円周部に相当する部分に歯車部47bが形
成され、中間部に上記切欠部47cが形成されている。
また、外周部分の一部には上記一実施例で説明したSC
Dを位置決めするためのストッパー部材32の当接部3
2dの先端を係止してロック状態にする切欠部47dが
形成されている。この切欠部47dも挿入孔47aを中
心とする円弧形状に形成されている。
【0029】図7に示すように、通常の再生動作中で
は、このロック部材47はスプリング50により時計方
向へ回動させられており外周に形成された歯車部47b
は前記アイドル歯車41の大径部の歯から離れている。
そして図9に示すように、前記アーム部材43によりロ
ック部材47が反時計方向へ駆動されると、前記歯車部
47bはアイドルギヤ41の大径部の歯に噛みこまれ、
ロック部材47はその姿勢に維持されるようになってい
る。
【0030】以上の構成を備えたディスクプレーヤの動
作状態について説明する。CDまたはSCDが排出され
るとき、上記一実施例と同様に、SCD位置決め用のス
トッパー部材32が図5の(ニ)に示したように回動さ
せられ、当接部32dがディスクの挿入経路に対向す
る。また光ピックアップ14を最内周位置(ロ)に移動
させるためにモータ19が駆動され、この駆動力が歯車
機構部42を介して上記ラック部材36に伝達される。
このときのモータ19の回転方向は光ピックアップ本体
14をB方向へ移動させる方向であり、アイドル歯車4
1の小径歯車41aからラック部材36の可動部36b
に対しB方向への駆動力が与えられる。
【0031】しかしながら、上記ラック部材36が取り
付けられている光ピックアップ本体14が、(ロ)で示
す移動限界(最内周位置)まで移動し、それ以上移動で
きないように規制されると光ピックアップ本体14はそ
れ以上B方向へ移動できず、従って、ラック部材36の
可動部36bだけが引張コイルばね37の引張力に抗し
て矢印B方向に突出するように摺動する。この可動部3
6bの摺動によって、この可動部36bに突出形成され
ているピン部材39が摺動途中でアーム部材43の一方
のアーム43aの自由端部に形成された傾斜部43cに
当接する。この当接により、アーム部材43は軸44を
中心とする時計方向に回動させられる。このアーム部材
43の回動によって、この他方のアーム43bの自由端
部に突出形成されているピン部材43dが、ロック部材
47の切欠部47cの内壁面に当接し、この当接した時
点からロック部材47は軸46を中心とした反時計方向
に回動する。
【0032】このロック部材47の回動により、この外
周部分に形成されている歯車部47bが上記アイドル歯
車41の大径部の歯に噛合する。この噛合した時点か
ら、アイドル歯車41はわずかに時計方向へ駆動され、
ロック部材47はアイドル歯車41によって反時計方向
にわずかに回転させられ、その位置でモータ19が停止
する。この停止状態では、図9に示すようにロック部材
47は反時計方向へ回動した位置に保持される。この時
点で、上記ストッパー部材32の当接部32dの先端に
切欠部47dが係止され、これによりストッパー部材3
2はロック状態となる。そして、このようにストッパー
部材32がロック状態となった状態で、上記SCDが挿
入されると、このSCDは当接部32dにより確実に位
置決めされ、ターンテーブル13上に載置される。
【0033】また再生動作を開始するときには、モータ
19の動力によりラック部材36にA方向への駆動力が
与えられる。このときアイドル歯車41は反時計方向へ
回動し、ロック部材47の歯車部47bがアイドル歯車
41の歯から外れ、スプリング50により時計方向ヘ戻
される。またアイドル歯車41の小径歯車41aの時計
方向の回転によりラック部材36の可動部36bがA方
向へ戻され、その後は可動部36bと固定部36aは一
体となって、このラック部材36により光ピックアップ
本体14にA−B方向への移動力が与えられる。
【0034】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内において様々に変形実施が
可能である。上記各実施例では、移動部材の摺動によっ
て作動させる部分が、いずれもSCDの挿入の際の位置
決めを行なうものについて説明したが、例えば移動部材
の動作により筐体とピックアップシャーシとの相対位置
をロックする部材を設けて、この部材を上記移動部材に
よって駆動するようにしてもよい。あるいは移動部材の
動作により光ピックアップ本体14の対物レンズ14a
を閉鎖するシャッタを動作させ、光ピックアップ本体1
4が(ロ)で示す最内周に至った後のモータの動力によ
りこのシャッタを閉鎖させてもよい。さらに本発明は、
車載用のディスクプレーヤに限られるものではなく、光
磁気ディスクプレーヤなどの各種光ピックアップの駆動
装置、光ディスク以外の記録媒体に使用されるピックア
ップの駆動装置として実施可能である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ピックア
ップ駆動用のモータによって、ピックアップ以外の可動
部分を作動させることができ、ピックアップ以外の機構
を動作させるための駆動源となるモータやソレノイドな
どを減らすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるディスクプレーヤの機
構系統の構成を示す平面図。
【図2】光ピックアップ本体とラック部材との取り付け
状態を示す正面図。
【図3】ウォーム部材や付勢部材等の組み立て状態を示
す拡大分解斜視図。
【図4】モータとこれに接続されたモータ駆動部の構成
を示すブロック図。
【図5】ロック部材とその近傍の配置状態を示す分解斜
視図。
【図6】各部の動作状態を示す説明図。
【図7】本発明の他の実施例であるディスクプレーヤの
機構系統の構成を示す平面図。
【図8】ラック部材やアーム部材の取付状態を示す分解
斜視図。
【図9】図7に示すディスクプレーヤの各部の動作状態
を示す説明図。
【図10】従来のディスクプレーヤの概略説明図。
【符号の説明】
14 光ピックアップ本体 15 ガイドレール 16 ラック部材 17 ウォーム部材 17a ウォームギヤ 17b ピニオンギヤ部 19 モータ 24 モータ制御回路 26 付勢部材 28,36b 移動部材 SCD,CD 光ディスク 31,32,43,47 ピックアップ以外を駆動する
他の可動部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に沿ってこの記録媒体の半径方
    向に所定距離往復移動自在に支持されたピックアップ
    と、このピックアップを前記往復移動方向へ駆動する駆
    動機構と、この駆動機構の動力源となるモータとが設け
    られ、前記駆動機構における前記モータ動力の伝達経路
    には、前記ピックアップが前記往復移動方向の一方の移
    動限界に至った状態でその後に継続される前記モータの
    駆動力により過剰駆動される移動部材が設けられ、この
    移動部材の前記過剰駆動により動作させられ且つ前記ピ
    ックアップ駆動以外の動作を行う可動部が設けられてい
    ることを特徴とするピックアップ駆動装置。
JP3317487A 1991-11-05 1991-11-05 ピックアップ駆動装置 Expired - Lifetime JP2887186B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000070612A1 (fr) * 1999-05-14 2000-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil pour disque
WO2005091276A1 (en) * 2004-03-17 2005-09-29 Arima Devices Corporation Device for locking an optical pickup unit of an optical drive

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