JPH05128623A - 光磁気媒体用ピツクアツプ - Google Patents

光磁気媒体用ピツクアツプ

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JPH05128623A
JPH05128623A JP3291342A JP29134291A JPH05128623A JP H05128623 A JPH05128623 A JP H05128623A JP 3291342 A JP3291342 A JP 3291342A JP 29134291 A JP29134291 A JP 29134291A JP H05128623 A JPH05128623 A JP H05128623A
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JP
Japan
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magneto
optical
light
incident
hoe
Prior art date
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Pending
Application number
JP3291342A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Wakazono
繁博 若園
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効に小型軽量化できると共に、容易に組み
立てでき、しかも所要の信号を良好なS/Nで、常に安
定して高精度で検出できる光磁気媒体用ピックアップを
提供する。 【構成】 半導体レーザ30と、この半導体レーザ30
から射出されるレーザ光を導波させる光導波路13と、
この光導波路13を導波する光を光磁気媒体15に集光
させる集光手段28と、光磁気媒体15からの戻り光を
光磁気信号用およびサーボ信号用に分離する光学素子2
2と、この光学素子で分離された戻り光をそれぞれ受光
する光検出器16a,16b,16c,16d;17,
18,19,20とを、同一基板11上に一体的に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気媒体を用い
て、情報の記録および/または再生を行う光磁気媒体用
のピックアップ、特に集積化された光磁気媒体用ピック
アップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フロッピーディスクや磁気テープ
等の磁気記録に代表される情報記録技術においては、高
密度化、大容量化、高速化の要求が拡大している。この
ような要求に応えるべく、最近、高密度化、大容量化が
可能な光磁気媒体を用いた光磁気情報記録技術の研究、
開発が盛んに行われている。しかし、光磁気情報記録技
術においてキーコンポーネントとなる光磁気媒体用ピッ
クアップは、フォーカシングやトラッキングの誤差検出
光学系を必要とするため、煩雑な位置合わせを要し、小
型化が困難である。一方、光磁気媒体上の所望の情報を
高速アクセスするためには、ピックアップ自体を小型
化、軽量化することが重要である。
【0003】このようなことから、例えば、昭和63年
電子情報通信学会秋季全国大会「光磁気ディスクピック
アップ用光IC」において、図5に示すような、光導波
路、グレーティング素子等を利用してピックアップを集
積化した導波路型差動検出デバイスが提案されている。
【0004】図5に示す光磁気媒体用ピックアップにお
いては、レーザダイオード(以下、LDという)1から
射出された光を、コリメータレンズ2により平行光とし
た後、導波路型差動検出デバイス3に入射させている。
この導波路型差動検出デバイス3は、Si基板4上に形
成した光検出部5および光導波路6、光導波路6上に形
成した三焦点フォーカシンググレーティングカプラ(以
下、三焦点FGCという)7、この三焦点FGC7上に
マウントしたハーフミラー8を有し、コリメータレンズ
2からの光を、ハーフミラー8で反射させて対物レンズ
9により光磁気ディスク10に照射するようにしてい
る。また、光磁気ディスク10で反射される戻り光は、
対物レンズ9およびハーフミラー8を経てFGC7に入
射し、光導波路6を経て光検出部5で受光される。
【0005】ここで、三焦点FGC7は、中央に形成し
たTMモード用、両端に形成したTEモード用の集光F
GCをもって構成され、入射光のS偏光成分を中央のT
M用FGCによりTM導波光として光導波路6内に導入
し、また入射光のP偏光成分をTE用FGCによりTE
導波光として光導波路5内に導入して、それぞれの導波
光を三つの異なる位置に集光させるようになっている。
また、光検出部5は、三焦点FGC7による焦点位置に
配置され、中央のTM導波光を受光するフォトダイオー
ド5Aと、両端のTE導波光をそれぞれ受光する二分割
フォトダイオード5B,5Cとをもって構成されてい
る。
【0006】かかる光磁気媒体用ピックアップにおい
て、光磁気ディスク10で反射される戻り光は、該光磁
気ディスク10に磁化の向きとして記録されているビッ
ト情報0,1に対応して、カー効果により偏光面が±θ
回転しているので、この戻り光が三焦点FGC7に入射
すると、その偏光方向に応じてTEモードおよびTMモ
ードの導波光パワーが反射して増減する。したがって、
フォトダイオード5A〜5Cの出力に基づいて、TE導
波光出力とTM導波光出力との差動をとることにより光
磁気信号を検出することができ、また両端のTE導波光
用の二分割フォトダイオード5B,5Cの出力に基づい
て、フーコー法やプッシュプル法によりフォーカスエラ
ー信号やトラッキングエラー信号を検出することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来の光磁気媒体用ピックアップにおいては、L
D1、コリメータレンズ2および対物レンズ9を、導波
路型差動検出デバイス3から独立して立体的に配置して
いるため、ピックアップのより一層の小型化および軽量
化を達成することができないという問題があると共に、
それらの位置調整を要し、組み立てが面倒になるという
問題がある。
【0008】また、光磁気ディスク10で反射されて三
焦点FGC7に入射する光のうち、TEモード用のFG
CではTMモードの光が、TMモード用のFGCではT
Eモードの光がそれぞれカットされるため、光量のほぼ
半分の光がカットされ、各検出信号のS/Nが劣化する
という問題がある。さらに、LD1の発熱による波長変
動が生じ易いため、各検出信号を安定した精度で得るこ
とができないという問題がある。
【0009】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、有効に小型軽量化できると共
に、容易に組み立てでき、しかも所要の信号を良好なS
/Nで、常に安定して高精度で検出できるよう適切に構
成したことを特徴とする光磁気媒体用ピックアップを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、半導体レーザと、この半導体レーザ
から射出されるレーザ光を導波させる光導波路と、この
光導波路を導波する光を光磁気媒体に集光させる集光手
段と、前記光磁気媒体からの戻り光を光磁気信号用およ
びサーボ信号用に分離する光学素子と、この光学素子で
分離された戻り光をそれぞれ受光する光検出器とを、同
一基板上に一体的に設ける。
【0011】
【作用】かかる構成において、半導体レーザから射出さ
れるレーザ光は、光導波路を導波して集光手段により光
磁気媒体に集光され、その戻り光は光学素子により光磁
気信号用およびサーボ信号用に分離されてそれぞれの光
検出器で受光され、それらの光検出器の出力に基づい
て、光磁気信号およびサーボ信号が検出される。
【0012】
【実施例】図1はこの発明に係る光磁気媒体用ピックア
ップの光導波路部分の平面図、図2は図1におけるイ−
イ線断面図、図3は同じくロ−ロ線断面図である。長尺
のSi基板11上には、その表面を熱酸化して光導波路
用のクラッド層となるSiO2 膜12を形成すると共
に、このSiO2 膜12の表面にスパッタリング等によ
り、コーニング社製#7059ガラスを堆積させて光導
波路13を形成し、この光導波路13上に、任意の厚さ
のガラス透明基板14を設ける。また、Si基板11に
は、その一端部側で横断中央線(イ−イ線)の両側に、
光磁気ディスク15で反射され、光導波路13を伝播す
る導波光を受光してサーボ信号を検出するための光検出
器16a,16bおよび16c,16dを形成すると共
に、他端部側にはSi基板11の横断中央線に対して所
定角度、この実施例では45°傾斜した方向(ロ−ロ
線)に沿って光磁気信号検出用の光検出器17,18お
よび19,20を形成する。
【0013】光導波路13上には、ビームスプリッタ2
1を形成すると共に、光検出器17〜20の配列方向と
Si基板11の横断中央線とが交差する部分に、導波光
を光導波路13の外へ射出させるためのFGC22を形
成すると共に、横断中央線の両側で、光検出器17〜2
0の配列方向に沿って、偏光分離機能を有するPBS多
層膜23,24を形成する。PBS多層膜23,24
は、入射光に対してTEモード光を100%透過し、T
Mモード光を100%反射するよう構成し、これらPB
S多層膜23,24を透過したTEモード光を、光検出
器18,19で受光するようにする。なお、図2では、
ビームスプリッタ21を省略してある。また、光導波路
13上には、後述する半導体レーザ30からのレーザ光
を光導波路13内に取り込むための入射用のFGC31
を設ける。
【0014】さらに、ガラス透明基板14の表面には、
PBS多層膜23,24で反射されたTMモード光を反
射させて、光検出器17,20に入射させる反射膜2
5,26を形成すると共に、FGC22と対応する部分
にホログラム光学素子(以下、HOEという)27を形
成し、このHOE27により光磁気ディスク15からの
戻り光を回折させて、0次光をFGC22に入射させ、
±1次回折光をPBS多層膜23,24にそれぞれ入射
させるようにする。
【0015】上述したように、この実施例では、光検出
器17〜20およびPBS多層膜23,24の配列方向
(ロ−ロ線)を、Si基板11の横断中央線(イ−イ
線)に対して45°傾斜させている。これは、光磁気デ
ィスク15からの戻り光を、偏光分離に最適な角度でP
BS多層膜23,24に入射させるためである。すなわ
ち、光磁気ディスク15からの戻り光の入射面に対する
偏光面の角度を45°とするためで、HOE27は以上
の条件を満足するように設定されている。
【0016】さらに、ガラス透明基板14の表面で、H
OE27上には対物レンズ28を設け、これによりFG
C22から射出される導波光を光磁気ディスク15に集
光させるようにする。また、ガラス透明基板14の横断
中央線の一端部側の表面には、切り欠き29を形成し、
この切り欠き29に半導体レーザ30を取り付けて、そ
のレーザ光を入射用のFGC31を通して光導波路13
内に導波させるようにする。このように、半導体レーザ
30をガラス透明基板14に設けることにより、放熱効
率を高めることができる。
【0017】以下、この実施例の動作を、図4に示す部
分概略拡大図をも参照しながら説明する。なお、図4
は、FGC22、HOE27、PBS多層膜23,24
の部分の光の経路を拡大して示したものである。図2に
示すように、半導体レーザ30から出射されたレーザ光
は、ガラス透明基板14を透過して、光導波路13内に
導かれる。光導波路13内に導かれたレーザ光は、該光
導波路13内を導波し、FGC22によりガラス透明基
板14側(上方)に射出され、ガラス透明基板14、H
OE27および対物レンズ28を経て光磁気ディスク1
5の表面に集光される。なお、HOE27を透過する光
の偏光面は、図4に示すようになっている。
【0018】光磁気ディスク15で反射された戻り光
は、再び対物レンズ28を通り、HOE27に入射し
て、0次光、±1次回折光に回折される。このHOE2
7による0次光は、FGC22によって光導波路13内
へ導かれ、ビームスプリッタ21で分割されて光検出器
16a,16bおよび16c,16dで受光され、それ
らの出力に基づいて、従来と同様にして、フーコー法に
よりフォーカスエラー信号が、またプッシュプル法によ
りトラッキングエラー信号が検出される。
【0019】また、HOE27による±1次回折光は、
それぞれPBS多層膜23,24に導かれる。ここで、
±1次回折光は、同様の振る舞いをするので、PBS多
層膜23に導かれる+1次回折光のみについて、図3お
よび図4を参照して説明する。この+1次回折光は、H
OE27によって偏光面が45°傾けられてPBS多層
膜23に入射し、ここで45°傾けられている偏光のう
ち、TEモードの成分のみが透過され、光検出器18で
受光される。また、PBS多層膜23で反射されたTM
モードの成分の光は、反射膜25で反射されて光検出器
17で受光される。
【0020】このようにして、HOE27で回折された
±1次回折光を、PBS多層膜23,24でTEモード
の成分の光とTMモードの成分の光とに分離して、それ
ぞれ光検出器17〜20で受光し、それらの出力の差動
をとることにより従来と同様にして光磁気信号が検出さ
れる。
【0021】この実施例によれば、全ての光学素子を一
体化したので、ピックアップをより一層、小型化および
軽量化することができると共に、組み立て段階での位置
調整が不要となることから、組み立てを容易に行うこと
ができる。また、TEモード光およびTMモード光をそ
れぞれ100%利用しているので、光磁気ディスク15
からの戻り光の利用効率を高めることができ、したがっ
て各検出信号のS/Nを向上させることができる。さら
に、半導体レーザ30をガラス透明基板14に設けるこ
とにより、その放熱効果を高めることができるので、発
熱による波長変動を有効に防止でき、各検出信号を高精
度で安定して得ることができる。
【0022】なお、この発明は、上述した実施例にのみ
限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能
である。例えば、半導体レーザ30は、ガラス透明基板
14に設ける代わりに、光導波路13の端面に設けるこ
ともできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、半導
体レーザ、コリメータレンズおよび対物レンズを立体的
に配置する必要がないので、ピックアップ自体を従来に
比べ有効に小型軽量化することができる。また、半導体
レーザ、コリメータレンズ等の各光学素子間の位置調整
が不要となるので、組み立てを容易にできる。さらに、
各偏光成分を共に100%利用できるので、S/Nを有
効に向上することができると共に、半導体レーザを他の
光学素子と一体に設けて、その放熱効果を向上させたの
で、各検出信号を高精度で安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部の構成を示す平面図
である。
【図2】図1のイ−イ線断面図である。
【図3】同じく図1のロ−ロ線断面図である。
【図4】図1に示す実施例の動作を説明するための要部
の光の経路を拡大して示す図である。
【図5】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
11 Si基板 12 SiO2 膜 13 光導波路 14 ガラス透明基板 15 光磁気ディスク 16a,16b,16c,16d 光検出器 17,18,19,20 光検出器 21 ビームスプリッタ 22,31 FGC 23,24 PBS多層膜 25,26 反射膜 27 HOE 28 対物レンズ 29 切り欠き 30 半導体レーザ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、この半導体レーザから
    射出されるレーザ光を導波させる光導波路と、この光導
    波路を導波する光を光磁気媒体に集光させる集光手段
    と、前記光磁気媒体からの戻り光を光磁気信号用および
    サーボ信号用に分離する光学素子と、この光学素子で分
    離された戻り光をそれぞれ受光する光検出器とを、同一
    基板上に一体的に設けてなる光磁気媒体用ピックアッ
    プ。
JP3291342A 1991-11-07 1991-11-07 光磁気媒体用ピツクアツプ Pending JPH05128623A (ja)

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20001017