JP3499918B2 - 光磁気情報記録再生装置 - Google Patents

光磁気情報記録再生装置

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JP3499918B2 JP12726794A JP12726794A JP3499918B2 JP 3499918 B2 JP3499918 B2 JP 3499918B2 JP 12726794 A JP12726794 A JP 12726794A JP 12726794 A JP12726794 A JP 12726794A JP 3499918 B2 JP3499918 B2 JP 3499918B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクドライ
ブ、光磁気カード、光磁気テープ等の分野で利用される
光磁気情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図13、図14は、光磁気情報記
録再生装置における光磁気信号を検出する基本的な検出
光学系を示す。これは、「光磁気ディスク」、第5章、
トリケップス、昭和61、p.174〜183に開示されている
ものである。図13では、光磁気情報記録媒体としての
光磁気ディスク1からの反射光がビームスプリッタ2を
介して検光子3を透過することにより、偏光面の回転を
強度変化に変換して光磁気信号Saを得ている。また、
図14では、S/Nを大きくとるためにビームスプリッ
タ5を用いてビームを2分割し、各々検光子6,7を透
過して光検出器8,9に導き出力S1,S2をアンプ10
により差動増幅して光磁気信号Sbを得ている。
【0003】ここで、光磁気信号Sa,Sbは、 Sa=Io・ηd・M・sin2θa・2θk …(1) Sb=S1−S2 =Io・ηd・M・sin2θa・4θk …(2) ただし、Io:検光子に入射する光強度 ηd:光検出器の感度 M :内部電流利得(増倍率) θa:検光子の消光軸からの回転角 θk:光磁気ディスクによる偏光面の回転角 として表すことができる。(1)式では、磁気カー効果
による回転角θk が小さく信号振幅が小さいのに対し
て、(2)式では、差動検出方式をとることにより信号
振幅が2倍となる。この場合、レーザ雑音、ディスク雑
音、媒体雑音のうち、偏光依存性のない光強度変化に基
づく成分は同相成分として出力されるため、差動方式を
採用することによって、その同相成分をキャンセルし検
出感度を高めることができる。
【0004】図15は、差動検出方式を用いた光磁気情
報記録再生装置の全体の光学系を示すものである。光源
11からの出射光を集光光学系12により集光して光磁
気ディスク1の面上に照射させ、そのディスク面からの
反射光をビームスプリッタ13により反射して光磁気信
号検出光学系14内に導く。この光磁気信号検出光学系
14では、反射光を1/2波長板(検光子)15により
偏光の振動面を強度変化に変換してθa =45°となる
ように設定する。そして、このように変換された反射光
は、偏光ビームスプリッタ(PBS)16により偏光分
離され、光検出器8,9からアンプ10により差動増幅
され光磁気信号Sbを得ている。この場合、1/2波長
板15においてθa =45°に設定するのは、偏光性の
ない雑音成分が光検出器8,9で同一振幅となり、同相
成分を完全にキャンセルさせるためと、(2)式におけ
る信号振幅を大きくするためである。
【0005】また、偏光性のない雑音成分を除去して信
号検出のS/Nを向上させる光磁気信号検出光学系の他
の例として、テーパ結合部をもつTE/TMモードスプ
リッタを使用したものがある。図16は、TE/TMモ
ードスプリッタ(以下、光検出集積素子と呼ぶ)の構造
を示すものである。これは、「TE/TM mode splitterin
a slab waveguide with a tapered transition」、MO
C’91,Technical digest E3 60-63に開示されている。
光検出集積素子16は、プリズムカプラ17と、このプ
リズムカプラ17の下方に位置する平板上に設けられた
TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい第一
光導波路18と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路18に結合された第二光導波
路19と、この第二光導波路19に結合された第三光導
波路20と、光検出器21a,21bとからなってい
る。ここでは、第一光導波路18と第二光導波路19と
は第一の光結合部Aによりつながれ、第二光導波路19
と第三光導波路20とは、光導波層の膜厚が光の波長に
対して十分に緩やかに変化している第二の光結合部Bに
よりつながれている。
【0006】この場合、光磁気ディスク1(前記例と同
じ)からの反射光は、プリズムカプラ17により第一光
導波路18にカップリングされるが、第一光導波路18
におけるTE0 モードとTM0 モードの等価屈折率がほ
ぼ等しいため、光磁気ディスク1からの反射光のS,P
偏光成分が、TE0 モード、TM0 モードとして第一光
導波路18にカップリングされる。このカップリングさ
れた導波光aは、第二光導波路19に移行した後、第二
の光結合部Bに入射する。ここで、第二光導波路19に
おけるTE0 モードとTM0 モードの等価屈折率をNe
2、Nm2、第三光導波路20におけるTE0 モードとT
0 モードの等価屈折率をNe3、Nm3とすると、 Ne2>Ne3 Nm2>Nm3 Nm3/Nm2>Ne3/Ne2 の関係がある。この場合、導波光aの第二の光結合部に
入射するときの入射角αが、その第二の光結合部におけ
るTE0 モードの臨界角θe =arcsin(Ne3 /Ne
2 )と、TM0 モードの臨界角θm =arcsin(Nm3
Nm2 )の間に設定されていれば、第二の光結合部にお
いて、TE0 モードは全反射し、TM0 モードは第三光
導波路20に屈折する。従って、このように屈折したT
0 モードは光検出器21aで検出され、全反射したT
0 モードは光検出器21bに検出されるため、これら
の出力の差をとることにより光磁気信号を求めることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来例
において、偏光性のない雑音成分を完全にキャンセルさ
せ光磁気信号の信号振幅を大きくするための手段とし
て、図14や図15のような光磁気信号検出光学系14
においては、光磁気ディスク1からの反射光の偏光方向
が回転角θa =45°となるように検光子6,7や1/
2波長板15を配置している。しかし、このような光学
素子を用いると厳しい組付け精度が要求され調整が面倒
であり、また、これにより検出光学系内の部品点数も増
加して装置自体がコスト高となる。
【0008】また、図16に示すような光検出集積素子
16を用いたような装置においては、光磁気ディスク1
からの反射光の偏光方向が、TE0 モードとTM0 モー
ドの偏光方向に対して45°傾いた方向で光検出集積素
子16にカップリングすると、偏光性のない雑音成分は
完全にキャンセルされ、光磁気信号の信号振幅を大きく
することができる。しかし、この場合にも、反射光の偏
光方向を変えるために、1/2波長板などの検光子を用
いると、部品点数が増えてコスト高となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明で
は、プリズムカプラと、TEモードとTMモードの等価
屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモードとTM
モードの等価屈折率が異 なり前記第一光導波路に結合さ
れた第二光導波路と、この第二光導波路に結合された第
三光導波路と、光検出器とからなる光検出集積素子を備
え、光源からの出射光を集光光学系により集光して光磁
気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情報記録媒体
からの反射光を前記プリズムカプラを介して前記光検出
集積素子内に導波モードとして導き光磁気信号検出部を
構成する前記光検出器に検出することにより光磁気情報
の再生を行う光磁気情報記録再生装置において、前記光
磁気情報記録媒体からの反射光の偏光方向が前記光検出
集積素子の偏光方向に対して45°の角度で入射するよ
うに、前記光源の偏光方向の角度、及び、前記反射光の
偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度を設定し、
入射する光を0次光と±1次光の3つのビームに分割す
る回折格子を光源と集光光学系との間に配設し、プリズ
ムカプラの両端部に前記±1次光を検出するトラックエ
ラー用光検出器を設けた。
【0010】請求項記載の発明では、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、光磁気情報記録媒体とプ
リズムカプラとの間に非点収差発生部材を配設し、前記
プリズムカプラの両端部に前記±1次光を検出するトラ
ックエラー用光検出器を設け、前記0次光のうち前記プ
リズムカプラによりカップリングしない一部の0次光を
検出するフォーカスエラー用光検出器をそのプリズムカ
プラ内に設けた。
【0011】請求項記載の発明では、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、プリズムカプラのプリズ
ム底面で反射され空気層に出射した前記±1次光の光路
上にミラーを設け、このミラーにより光路を変えた前記
±1次光を検出するトラックエラー用光検出器を光検出
集積素子上に設けた。
【0012】請求項記載の発明では、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、プリズムカプラのプリズ
ム底面で反射された前記±1次光を全反射する全反射面
をプリズム出射面に形成し、前記全反射面により光路を
変えた前記±1次光を検出するトラックエラー用光検出
器を光検出集積素子上に設けた。
【0013】請求項記載の発明では、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、光磁気情報記録媒体とプ
リズムカプラとの間に非点収差発生部材を配設し、プリ
ズムカプラのプリズム底面で反射され空気層に出射した
前記プリズムカプラにカップリングしない一部の前記0
次光と前記±1次光との光路上にミラーを設け、このミ
ラーにより光路を変えた前記±1次光を検出するトラッ
クエラー用光検出器と前記カップリングしない一部の0
次光を検出するフォーカスエラー用光検出器とを光検出
集積素子上に設けた。
【0014】請求項記載の発明では、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気 情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、プリズムカプラのプリズ
ム底面で反射されたカップリングしない一部の前記0次
光及び前記±1次光が出射するプリズム出射面に曲率を
持たせて形成し、この曲率を持ったプリズム出射面から
空気層に出射した前記カップリングしない一部の0次光
と前記±1次光との光路上にミラーを設け、このミラー
により光路を変えた前記±1次光を検出するトラックエ
ラー用光検出器と前記カップリングしない一部の0次光
を検出するフォーカスエラー用光検出器とを光検出集積
素子上に設けた。
【0015】
【作用】 請求項記載の発明においては、回折格子によ
り分割された3つのビームは、光磁気情報記録媒体によ
り反射されプリズムカプラに入射することにより、±1
次光はカプラ両端部に位置するトラックエラー用光検出
器に検出され、一方、0次光は光検出集積素子内にカッ
プリングされ進行していき光磁気信号検出用の光検出器
に検出される。
【0016】請求項記載の発明においては、回折格子
により分割された3つのビームは、光磁気情報記録媒体
により反射され非点収差発生部材を通過してプリズムカ
プラに入射し、±1次光はプリズムカプラ内のトラック
エラー用光検出器に検出され、一方、0次光のうちプリ
ズムカプラによりカップリングしなかった一部の0次光
は光検出集積素子内に入射せず、プリズムカプラ内に設
けられたフォーカスエラー用光検出器に検出される。
【0017】請求項記載の発明においては、回折格子
により分割された3つのビームはプリズムカプラに入射
することにより、±1次光はプリズム底面で反射され空
気層に出射し、ミラーにより反射されて光検出集積素子
上に設けたトラックエラー用光検出器に検出され、一
方、0次光は光検出集積素子内にカップリングされ進行
していき光磁気信号検出用の光検出器に検出される。
【0018】請求項記載の発明においては、回折格子
により分割された3つのビームはプリズムカプラに入射
することにより、±1次光はプリズム底面で反射されプ
リズム出射面に形成された全反射面により反射されて光
検出集積素子上に設けたトラックエラー用光検出器に検
出され、一方、0次光は光検出集積素子内にカップリン
グされ進行していき光磁気信号検出用の光検出器に検出
される。
【0019】請求項記載の発明においては、回折格子
により分割された3つのビームは、光磁気情報記録媒体
により反射され非点収差発生部材を通過してプリズムカ
プラに入射し、0次光のうちプリズムカプラによりカッ
プリングしなかった一部の0次光及び±1次光は光検出
集積素子上に設けられたフォーカスエラー用光検出器及
びトラックエラー用光検出器にそれぞれ検出される。
【0020】請求項記載の発明においては、回折格子
により分割された3つのビームは、光磁気情報記録媒体
により反射されプリズムカプラに入射し、カップリング
しない一部の0次光及び±1次光は曲率を持ったプリズ
ム出射面から空気層に出射しミラーにより反射されて光
検出集積素子上に設けられたフォーカスエラー用光検出
器及びトラックエラー用光検出器にそれぞれ検出され
る。
【0021】
【実施例】本発明の基礎となる第一の構成例を図1に基
づいて説明する。なお、前述した従来例(図15、図1
6参照)と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
【0022】本装置は、光源11と、この光源11から
の出射光を光磁気ディスク1の面上に集光させる集光光
学系12と、光磁気ディスク1からの反射光を検出する
光検出集積素子16とに大別される。この場合、集光光
学系12は、コリメートレンズ22と、ビームスプリッ
タ13と、ミラー23と、対物レンズ24とからなって
いる。また、光検出集積素子16は、前述した図16と
同一の構造であり、プリズムカプラ17と、平板上に設
けられたTEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等
しい第一光導波路18と、この第一光導波路18に結合
されTEモードとTMモードの等価屈折率が異なる第二
光導波路19と、この第二光導波路19に結合された第
三光導波路20と、光検出器21a,21bとからなっ
ている。第二光導波路19と、第三光導波路20と、第
二光導波路19と第三光導波路20との光結合部(第二
の光結合部B)とは、TE/TMモード分離素子を構成
している。このTE/TMモード分離素子と、光検出器
21a,21bとは、光磁気信号検出部16aを構成し
ている。
【0023】本構成例では、光磁気ディスク1の反射光
の偏光方向27が光検出集積素子16の偏光方向に対し
て45°の角度で入射するように、光源11の偏光方向
の角度を設定した。すなわち、具体的には、光磁気ディ
スク1のトラック1aに直交するrad方向26(破線
の矢印)に対して、光源11の出射光の偏光方向25
(実線の矢印)を45°傾けて配置した。
【0024】このような構成において、トラック1aに
直交するrad方向26に対して、光源11の出射光の
偏光方向25を45°傾けた理由について述べる。ま
ず、光源11からの出射光は、コリメートレンズ22に
より平行化され、ビームスプリッタ13を通過して、ミ
ラー23により上方に反射し、対物レンズ24により集
光されて光磁気ディスク1に照射される。このとき、デ
ィスク面に入射する出射光の偏光方向25は、トラック
1aに直交するrad方向26に対して45°傾いた状
態となっている。そして、そのディスク面からの反射光
は行きとは逆の光路を辿っていき、ビームスプリッタ1
3により反射され、光検出集積素子16のプリズムカプ
ラ17に入射する。このとき、光磁気ディスク1の反射
光の偏光方向27は、光検出集積素子16のTE0 モー
ドとTM0 モードの偏光方向に対して45°の角度の状
態となっている。これにより、反射光の偏光成分(s,
p)は、光検出集積素子16内のTE0 モード、TM0
モードとして第一光導波路18にカップリングされ導波
光a(図16参照)となる。この2つのモードをもつ導
波光aは、第二の光結合部Bにおいて分離され、TE0
モードは全反射され光検出器21bに検出され、TM0
モードは屈折して第三光導波路20内の光検出器21a
に検出され、これら2出力の差信号を求めることにより
光磁気信号を求めることができる。
【0025】上述したように、トラック1aに直交する
rad方向26に対して光源11の出射光の偏光方向2
5を45°傾けて配置することにより、光磁気ディスク
1の反射光の偏光方向27が光検出集積素子16のTE
0 モードとTM0 モードの偏光方向に対して45°の角
度で入射するため、偏光性のない雑音成分は完全にキャ
ンセルされ、光磁気信号の信号振幅を最大にすることが
できる。これにより、S/Nを大きくして正確な信号検
出を行うことができる。また、ここでは、従来のように
1/2波長板等の偏光子を用いる必要がないため、部品
点数を削減させることができる。
【0026】次に、本発明の基礎となる第二の構成例を
図2に基づいて説明する。本構成例においては、光磁気
ディスク1の反射光の偏光方向が光検出集積素子16の
偏光方向に対して45°の角度で入射するように、反射
光の偏光方向27に対する光検出集積素子16の角度を
設定した。すなわち、具体的には、光磁気ディスク1の
トラック1aに平行なtan方向に対して、プリズムカ
プラ17を備えた光検出集積素子16を45°傾けて配
置した。
【0027】このようにトラック1aに平行なtan方
向に対して光検出集積素子16を45°傾けて配置する
ことにより、光磁気ディスク1からの反射光の偏光方向
27が光検出集積素子16のTE0 モードとTM0 モー
ドの偏光方向に対して45°の角度で入射するようにな
る。これにより、第一の実施例と同様に、1/2波長板
等の偏光子を用いることなく、偏光性のない雑音成分を
キャンセルさせ、その信号振幅を最大にすることができ
る。
【0028】上述した2つの構成例では、光磁気ディス
ク1のトラック1aに直交するrad方向に対する光源
11の偏光方向25の角度と、光磁気ディスク1のトラ
ック1aに平行なtan方向に対する光検出集積素子1
6の角度とを共に45°に設定したが、これに限るもの
ではなく、光源11の偏光方向25の角度と反射光の偏
光方向27に対する光検出集積素子16の角度とを適宜
組み合わせて設定することにより、従来のように1/2
波長板等の偏光子を用いずに、偏光性のない雑音成分を
キャンセルさせ、光磁気信号の信号振幅を最大にするこ
とができる。これにより、光磁気信号の検出感度が高
く、部品点数の削減された低コストな光磁気情報記録再
生装置を提供することができる。
【0029】次に、本発明の基礎となる第三の構成例を
図3に基づいて説明する。なお、前述した構成例と同一
部分についての説明は省略し、その同一部分については
同一符号を用いる。
【0030】本構成例では、光磁気ディスク1のトラッ
ク1aに直交するrad方向がTEモードの偏光方向と
一致するように光検出集積素子16を配設した。この光
検出集積素子16には、2組の光磁気信号検出部28
a,28bがトラック1aに直交するrad方向に対し
て左右対称に配置されている。この場合、光磁気信号検
出部28aは、第二光導波路19上に設けられた光検出
器29aと、第三光導波路20上に設けられた光検出器
30aと、第二の光結合部31aとからなっている。ま
た、光磁気信号検出部28bは、第二光導波路19上に
設けられた光検出器29bと、第三光導波路20上に設
けられた光検出器30bと、第二の光結合部31bとか
らなっている。
【0031】このような構成において、光磁気ディスク
1がオントラックにある時には、反射光はトラック1a
で反射回折した左右対称な光強度分布をもつ。このよう
な左右対称な光強度分布をもつ反射光がプリズムカプラ
17から光検出集積素子16内にカップリングされる
と、導波光aは第二の光結合部31a,31により分離
されて、それぞれ光検出器29a,30a、光検出器2
9b,30bに検出され光磁気信号を得る。この場合、
光磁気信号Moを、 Mo=(29a+29b)−(30a+30b) …(3) として求めることによって、オントラック時の左右対称
な光強度分布の光を多く取込むことができ、信号強度を
高めることができる。
【0032】また、ここでは、 Te=(29a+30a)−(29b+30b) …(4) とすれば、光磁気信号MOのみならず、プッシュプル法
を用いてトラックエラー信号Teを検出することもでき
る。
【0033】次に、本発明の第四の構成例を図4に基づ
いて説明する。なお、前述した構成例と同一部分につい
ての説明は省略し、その同一部分については同一符号を
用いる。
【0034】本構成例では、光磁気ディスク1のトラッ
ク1aに直交するrad方向がTEモードの偏光方向と
一致するように光検出集積素子16を配置した。この光
検出集積素子16には、2組の光磁気信号検出部28
a,28bがトラック1aに直交するrad方向に平行
に配置されている。
【0035】このような構成において、成膜や、エッチ
ング等の各プロセスの際の作成誤差によって、第二の光
結合部31a,31bにおけるTE0 モードの臨界角θ
e や、TM0 モードの臨界角θm に設計値との違いが生
じてしまい、その第二の光結合部31a,31bにおい
てTE0 モードとTM0 モードが分離しない場合があ
る。このような場合、2組の光磁気信号検出部28a,
28bの位置関係が前述した図3のように対称な位置関
係であれば設計値の違いを補正することができないが、
本実施例のように2組の光磁気信号検出部28a,28
bの位置関係が平行(すなわち、TE0 モード間が平
行、TM0 モード間が平行)であれば、光磁気ディスク
1からプリズムカプラ17を通って光検出集積素子16
に入射する光の入射角度を微調整することにより、光磁
気信号検出部28a,28bにおける第二の光結合部3
1a,31bへの入射角度を補正することができる。こ
れにより、第二の光結合部31a,31bにおいてTE
0 モードとTM0 モードを確実に分離させ、光磁気信号
を正確に検出することができる。
【0036】次に、請求項記載の発明の一実施例を図
5に基づいて説明する。なお、前述した各構成例と同一
部分についての説明は省略し、その同一部分については
同一符号を用いる。
【0037】本構成例では、入射する光を0次光と±1
次光の3つのビームに分割する回折格子32を光源11
と集光光学系12のコリメートレンズ22との間に配設
し、プリズムカプラ17の両端部に前記±1次光を検出
するトラックエラー用光検出器としての光検出器33
a,33bを設けた。
【0038】このような構成において、光源11からの
出射光は回折格子32により分割され3つのビームとな
り、その後、光磁気ディスク1により反射されプリズム
カプラ17に入射することにより、±1次光はカプラ両
端部に位置する光検出器33a,33bに検出される。
この光検出器33a,33bの2つの出力値の差からト
ラックエラー信号Teを容易に求めることができる。し
かも、前述した図1のように、1つのビームを用いてプ
ッシュプル法によりトラックエラー信号Teを検出する
場合のように、光検出集積素子16内に光磁気信号とし
てより多くの光を取込み信号強度を上げるための工夫の
必要がなくなり、製造を容易化させることができる。な
お、中心ビームの0次光は、光検出集積素子16内にカ
ップリングされ光磁気信号検出用の光検出器21a,2
1bに検出されることによって、光磁気信号として検出
される。
【0039】次に、請求項記載の発明の一実施例を図
6及び図7に基づいて説明する。なお、前述した各構成
例及び実施例記載の発明と同一部分についての説明は省
略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0040】本実施例では、光磁気ディスク1とプリズ
ムカプラ17との間に、非点収差発生部材を構成する集
光レンズ34と、シリンドリカルレンズ35とを配設し
た。また、プリズムカプラ35内に、0次光のうちカッ
プリングしない一部の0次光を検出するフォーカスエラ
ー用光検出器としての4分割された受光面36a〜36
dを有する光検出器36を設けた。なお、出射光路上に
は3つのビームに分割する回折格子32が設けられ、プ
リズムカプラ17の両端部には±1次光を検出する光検
出器33a,33bが配置されている。
【0041】このような構成において、光磁気ディスク
1により反射された0次光と±1次光からなる反射光
は、集光レンズ34、シリンドリカルレンズ35を順次
通過することにより、非点収差の発生した集束光となっ
てプリズムカプラ17に入射する。そして、主ビームで
ある0次光のうちプリズムカプラ17にカップリングし
なかった一部の0次光(デカップリング光)は、プリズ
ムカプラ17内に配置された4分割された光検出器36
に検出される。この場合、光検出器36の位置は、集光
レンズ34の焦点と、シリンドリカルレンズ35の焦点
との間でビーム断面が円形となる位置、すなわち、光磁
気ディスク1の合焦位置に一致している。このため、光
磁気ディスク1が対物レンズ24に近づいたり遠ざかっ
たりすると、4分割の光検出器36上のビーム像が縦長
又は横長の楕円形状となる。これにより、フォーカスエ
ラー信号Feは、非点収差法を用いて、Fe=(36a
+36b)−(36c+36d) …(5)により
求めることができる。なお、±1次光はプリズムカプラ
16内の光検出器33a,33bに検出されるため、こ
れら2出力の差からトラックエラー信号Teを求めるこ
とができる。
【0042】次に、請求項記載の発明の一実施例を図
8及び図9に基づいて説明する。なお、前述した各構成
例及び請求項1、2記載の発明と同一部分についての説
明は省略し、その同一部分については同一符号を用い
る。
【0043】前述した請求項記載及び請求項記載の
発明の実施例(図5、図7参照)では、プリズムカプラ
17内にトラックエラー信号Teを検出するための光検
出器33a,33bを配置したが、本実施例では、その
光検出器33a,33bの配設位置を変えたものであ
る。すなわち、プリズムカプラ17のプリズム底面で反
射され空気層に出射した±1次光の光路上にミラー37
を配設し、このミラー37により反射された±1次光が
向かう光検出集積素子16上にトラックエラー信号Te
を検出するための光検出器33a,33bを配設したも
のである。なお、出射光路上には3つのビームに分割す
る回折格子32が設けられている。
【0044】このような構成において、光磁気ディスク
1により反射され0次光と±1次光からなる反射光がプ
リズムカプラ17に入射することにより、±1次光はプ
リズム底面で反射され空気層に出射し、ミラー37によ
り反射されて光検出集積素子16上に作り込まれた光検
出器33a,33bに検出され、これによりトラックエ
ラー信号Teを求めることができる。従って、このよう
にトラックエラー信号Teを検出する光検出器33a,
33bを光検出集積素子16上に設けるように設計する
ことにより、光磁気信号検出用の光検出器21a,21
bと同時に作り込んでしまうことができるため、製造工
程の簡略化を図ることができる。
【0045】次に、請求項記載の発明の一実施例を図
10に基づいて説明する。なお、前述した各構成例及び
請求項1〜記載の発明と同一部分についての説明は省
略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0046】本実施例では、前述した請求項記載の発
明の実施例(図8参照)のようなミラー37を用いる代
わりに、プリズムカプラ17のプリズム出射面17a
に、±1次光を全反射するための全反射面38を形成し
たものである。これに伴い、全反射面38により全反射
された±1次光が向かう光検出集積素子16上に、トラ
ックエラー信号Teを検出するための光検出器33a,
33bを配設した。なお、出射光路上には3つのビーム
に分割する回折格子32が設けられている。
【0047】このような構成において、光磁気ディスク
1により反射された0次光と±1次光からなる反射光が
プリズムカプラ17に入射することにより、±1次光は
プリズム底面で反射されプリズム出射面17aに形成さ
れた全反射面38により反射されて光検出集積素子16
上に作り込まれた光検出器33a,33bに検出され、
これによりトラックエラー信号Teを求めることができ
る。従って、このようにプリズム出射面16aに全反射
面38を形成したことにより、光を折り返すためのミラ
ー37を別個に設ける必要がなくなり、これにより、製
造工程を簡略化させ、生産コストを低減させることがで
きる。
【0048】次に、請求項記載の発明の一実施例を図
11に基づいて説明する。なお、前述した各構成例及び
請求項1〜記載の発明と同一部分についての説明は省
略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0049】本実施例では、トラックエラー信号Teを
検出する光検出器33a,33bとフォーカスエラー信
号Feを検出する4分割された光検出器36とを光検出
集積素子16上の同一基板上に形成したものである。す
なわち、光検出器33a,33bは、上方の空気層中に
配置されたミラー37により反射された±1次光の光路
上に配置されている。また、4分割された光検出器36
は、主ビームである0次光のうちプリズムカプラ17に
よりカップリングしなかった一部の0次光の光路上に配
置されている。なお、出射光路上には3つのビームに分
割する回折格子32が配設され、光磁気ディスク1とプ
リズムカプラ17との間には非点収差発生部材(例え
ば、図6のような集光レンズ34、シリンドリカルレン
ズ35により構成する)が配設されている。
【0050】このような構成において、プリズムカプラ
17にカップリングしなかった一部の0次光(デカップ
リング光)と±1次光とは、プリズム底面で反射され空
気層中に出射し、ミラー37により反射され、光検出集
積素子16上の光検出器36と光検出器33a,33b
にそれぞれ検出される。この場合、フォーカスエラー信
号Feは非点収差法を用いて(5)式により求めること
ができるが、デカップリング光が光磁気信号を検出する
ための導波光aに影響を与えないように、光検出器21
aa,21bの後方の位置に4分割された光検出器36
を配置する。従って、このように光検出器33a,33
bと4分割された光検出器36とを光検出集積素子16
の同一基板上に作り込むことができるため、製造工程を
一段と簡略化させ生産効率を高めることができる。
【0051】次に、請求項記載の発明の一実施例を図
12に基づいて説明する。なお、前述した各構成例及び
請求項1〜記載の発明と同一部分についての説明は省
略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0052】本実施例では、前述した請求項記載の発
明の実施例(図11参照)で述べたような集光レンズ3
4やシリンドリカルレンズ35等により構成される非点
収差発生部材を用いる代わりに、プリズムカプラ17の
プリズム出射面17aに曲率を持たせて形成したもので
ある。
【0053】このような構成において、0次光と±1次
光とからなる反射光がプリズムカプラ17に入射するこ
とにより、プリズムカプラ17のプリズム底面で反射さ
れカップリングしなかった一部の0次光(デカップリン
グ光)は、曲率を持ったプリズム出射面17aから外部
の空気層に出射する。このとき、デカップリング光は非
点収差をもった状態となっており、ミラー37により反
射されて光検出集積素子16上に設けられた4分割され
た光検出器36に検出され、フォーカスエラー信号Fe
を求めることができる。従って、このようにデカップリ
ング光が通過する光路中のプリズム出射面に曲率を持た
せることにより、プリズムカプラ自体に非点収差の機能
を備えることができるため、非点収差発生部材をわざわ
ざ別個に設ける必要がなくなり、部品点数を削減してコ
ストを低減することができる。
【0054】
【発明の効果】 請求項記載の発明は、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、プリズムカプラの両端部
に前記±1次光を検出するトラックエラー用光検出器を
設けたので、プリズムカプラ内のトラックエラー用光検
出器の出力値の差からトラックエラー信号を容易に求め
ることができる。また、これにより、1つのビームを用
いてトラックエラー信号を検出する場合のように、光検
出集積素子内に光磁気信号としてより多くの光を取込み
信号強度を上げるための工夫の必要がなくなり、製造を
容易化させることができる。
【0055】請求項記載の発明は、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の 偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、光磁気情報記録媒体とプ
リズムカプラとの間に非点収差発生部材を配設し、前記
プリズムカプラの両端部に前記±1次光を検出するトラ
ックエラー用光検出器を設け、前記0次光のうち前記プ
リズムカプラによりカップリングしない一部の0次光を
検出するフォーカスエラー用光検出器をそのプリズムカ
プラ内に設けたので、フォーカスエラー用光検出器に検
出された非点収差をもった0次光により非点収差法を用
いてフォーカスエラー信号を求めることができ、また、
トラックエラー用光検出器に検出された±1次光により
トラックエラー信号を求めることができる。
【0056】請求項記載の発明は、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、プリズムカプラのプリズ
ム底面で反射され空気層に出射した前記±1次光の光路
上にミラーを設け、このミラーにより光路を変えた前記
±1次光を検出するトラックエラー用光検出器を光検出
集積素子上に設けたので、±1次光をミラーにより折り
返して光検出集積素子上部のトラックエラー用光検出器
に検出することによりトラックエラー信号を求めること
ができる。この場合、トラックエラー信号を検出するト
ラックエラー用光検出器は、光磁気信号検出用の光検出
器と同時に作り込んでしまうことができるため、製造工
程の簡略化を図ることができる。請求項記載の発明
は、プリズムカプラと、TEモードとTMモードの等価
屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモードとTM
モードの等価屈折率が異なり前記第一光導波路に結合さ
れた第二光導波路と、この第二光導波路に結合された第
三光導波路と、光検出器とからなる光検出集積素子を備
え、光源からの出射光を集光光学系により集光して光磁
気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情報記録媒体
からの反射光を前記プリズムカプラを介して前記光検出
集積素子内に導波モードとして導き光磁気信号検出部を
構成する前記光検出器に検出することにより光磁気情報
の再生を行う光磁気情報記録再生装置において、前記光
磁気情報記録媒体からの反射光の偏光方向が前記光検出
集積素子の偏光方向に対して45°の角度で入射するよ
うに、前記光源の偏光方向の角度、及び、前記反射光の
偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度を設定し、
入射する光を0次光と±1次光の3つのビームに分割す
る回折格子を光源と集光光学系との間に配設し、プリズ
ムカプラのプリズム底面で反射された前記±1次光を全
反射する全反射面をプリズム出射面に形成し、前記全反
射面により光路を変えた前記±1次光を検出するトラッ
クエラー用光検出器を光検出集積素子上に設けたので、
±1次光はプリズム出射面に形成された全反射面により
反射され、光検出集積素子の上部のトラックエラー用光
検出器によりトラックエラー信号を求めることができ
る。この場合、プリズム出射面に全反射面を形成したこ
とにより、光を折り返すためのミラーを別個に設ける必
要がなく、製造工程を簡略化させ、生産コストを低減さ
せることができる。
【0057】請求項記載の発明は、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出すること により光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、光磁気情報記録媒体とプ
リズムカプラとの間に非点収差発生部材を配設し、プリ
ズムカプラのプリズム底面で反射され空気層に出射した
前記プリズムカプラにカップリングしない一部の前記0
次光と前記±1次光との光路上にミラーを設け、このミ
ラーにより光路を変えた前記±1次光を検出するトラッ
クエラー用光検出器と前記カップリングしない一部の0
次光を検出するフォーカスエラー用光検出器とを光検出
集積素子上に設けたので、フォーカスエラー信号及びト
ラックエラー信号を求めるためのフォーカスエラー用光
検出器及びトラックエラー用光検出器は光検出集積素子
の同一平面上に作り込むことができるため、製造工程を
一段と簡略化させ、生産効率を高めることができる。ま
た、これにより製造コストを低減させることができる。
【0058】請求項記載の発明は、プリズムカプラ
と、TEモードとTMモードの等価屈折率がほぼ等しい
第一光導波路と、TEモードとTMモードの等価屈折率
が異なり前記第一光導波路に結合された第二光導波路
と、この第二光導波路に結合された第三光導波路と、光
検出器とからなる光検出集積素子を備え、光源からの出
射光を集光光学系により集光して光磁気情報記録媒体上
に照射させ、この光磁気情報記録媒体からの反射光を前
記プリズムカプラを介して前記光検出集積素子内に導波
モードとして導き光磁気信号検出部を構成する前記光検
出器に検出することにより光磁気情報の再生を行う光磁
気情報記録再生装置において、前記光磁気情報記録媒体
からの反射光の偏光方向が前記光検出集積素子の偏光方
向に対して45°の角度で入射するように、前記光源の
偏光方向の角度、及び、前記反射光の偏光方向に対する
前記光検出集積素子の角度を設定し、入射する光を0次
光と±1次光の3つのビームに分割する回折格子を光源
と集光光学系との間に配設し、プリズムカプラのプリズ
ム底面で反射されたカップリングしない一部の前記0次
光及び前記±1次光が出射するプリズム出射面に曲率を
持たせて形成し、この曲率を持ったプリズム出射面から
空気層に出射した前記カップリングしない一部の0次光
と前記±1次光との光路上にミラーを設け、このミラー
により光路を変えた前記±1次光を検出するトラックエ
ラー用光検出器と前記カップリングしない一部の0次光
を検出するフォーカスエラー用光検出器とを光検出集積
素子上に設けたので、カップリングしない一部の0次光
が通過するプリズムカプラ自体に非点収差の機能を備え
ることにより、非点収差発生部材をわざわざ別個に設け
る必要がなくなり、部品点数が削減して生産コストの低
減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎となる第一の構成例における光学
系を示す斜視図である。
【図2】本発明の基礎となる第二の構成例における光学
系を示す斜視図である。
【図3】本発明の基礎となる第三の構成例における光検
出集積素子を示す平面図である。
【図4】本発明の基礎となる第四の構成例における光検
出集積素子を示す平面図である。
【図5】請求項記載の発明の一実施例における光学系
を示す斜視図である。
【図6】請求項記載の発明の一実施例における光学系
を示す斜視図である。
【図7】光検出集積素子を示す平面図である。
【図8】請求項記載の発明の一実施例における光検出
集積素子を示す側面図である。
【図9】光検出集積素子を示す平面図である。
【図10】請求項記載の発明の一実施例における光検
出集積素子を示す側面図である。
【図11】請求項記載の発明の一実施例における光検
出集積素子を示す平面図である。
【図12】請求項記載の発明の一実施例における光検
出集積素子を示す側面図である。
【図13】光磁気信号の検出光学系の基本構成を示す光
路図である。
【図14】差動方式をにより信号検出を行う検出光学系
の基本構成を示す光路図である。
【図15】差動方式を採用した従来の光学系の構成を示
す光路図である。
【図16】従来の光検出集積素子の構成を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 光磁気信号検出部 1a トラック 11 光源 12 集光光学系 16 光検出集積素子 16a 光磁気信号検出部 17 プリズムカプラ 17a プリズム出射面 18 第一光導波路 19 第二光導波路 20 第三光導波路 21a,21b 光検出器 25,27 偏光方向 28a,28b 光磁気信号検出部 29a,29b,30a,30b 光検出器 31a,31b 光結合部 32 回折格子 33a,33b トラックエラー用
光検出器 34,35 非点収差発生部材 36 フォーカスエラー
用光検出器 37 ミラー 38 全反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−111393(JP,A) 特開 平5−325215(JP,A) 特開 昭64−14756(JP,A) 特開 平1−315053(JP,A) 特開 平5−225639(JP,A) 特開 平1−298552(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/10 - 11/105 G11B 7/09 - 7/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリズムカプラと、TEモードとTMモ
    ードの等価屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモ
    ードとTMモードの等価屈折率が異なり前記第一光導波
    路に結合された第二光導波路と、この第二光導波路に結
    合された第三光導波路と、光検出器とからなる光検出集
    積素子を備え、光源からの出射光を集光光学系により集
    光して光磁気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情
    報記録媒体からの反射光を前記プリズムカプラを介して
    前記光検出集積素子内に導波モードとして導き光磁気信
    号検出部を構成する前記光検出器に検出することにより
    光磁気情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置におい
    て、前記光磁気情報記録媒体からの反射光の偏光方向が
    前記光検出集積素子の偏光方向に対して45°の角度で
    入射するように、前記光源の偏光方向の角度、及び、前
    記反射光の偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度
    を設定し、入射する光を0次光と±1次光の3つのビー
    ムに分割する回折格子を光源と集光光学系との間に配設
    し、プリズムカプラの両端部に前記±1次光を検出する
    トラックエラー用光検出器を設けたことを特徴とする光
    磁気情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 プリズムカプラと、TEモードとTMモ
    ードの等価屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモ
    ードとTMモードの等価屈折率が異なり前記第一光導波
    路に結合された第二光導波路と、この第二光導波路に結
    合された第三光導波路と、光検出器とからなる光検出集
    積素子を備え、光源からの出射光を集光光学系により集
    光して光磁気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情
    報記録媒体からの反射光を前記プリズムカプラを介して
    前記光検出集積素子内に導波モードとして導き光磁気信
    号検出部を構成する前記光検出器に検出することにより
    光磁気情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置におい
    て、前記光磁気情報記録媒体からの反射光の偏光方向が
    前記光検出集積素子の偏光方向に対して45°の角度で
    入射するように、前記光源の偏光方向の角度、及び、前
    記反射光の偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度
    を設定し、入射する光を0次光と±1次光の3つのビー
    ムに分割する回折格子を光源と集光光学系との間に配設
    し、光磁気情報記録媒体とプリズムカプラとの間に非点
    収差発生部材を配設し、前記プリズムカプラの両端部に
    前記±1次光を検出するトラックエラー用光検出器を設
    け、前記0次光のうち前記プリズムカプラによりカップ
    リングしない一部の0次光を検出するフォーカスエラー
    用光検出器をそのプリズムカプラ内に設けたことを特徴
    とする光磁気情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 プリズムカプラと、TEモードとTMモ
    ードの等価屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモ
    ードとTMモードの等価屈折率が異なり前記第一光導波
    路に結合された第二光導波路と、この第二光導波路に結
    合された第三光導波路と、光検出器とからなる光検出集
    積素子を備え、光源からの出射光を集光光学系により集
    光して光磁気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情
    報記録媒体からの反射光を前記プリズムカプラを介して
    前記光検出集積素子内に導波モードとして導き光磁気信
    号検出部を構成する前記光検出器に検出することにより
    光磁気情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置におい
    て、前記光磁気情報記録媒体からの反射光の偏光方向が
    前記光検出集積素子の偏光方向に対して45°の角度で
    入射するように、前記光源の偏光方向の角度、及び、前
    記反射光の偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度
    を設定し、入射する光を0次光と±1次光の3つのビー
    ムに分割する回折格子を光源と集光光学系との間に配設
    し、プリズムカプラのプリズム底面で反射され空気層に
    出射した前記±1次光の光路上にミラーを設け、このミ
    ラーにより光路を変えた前記±1次光を検出するトラッ
    クエラー用光検出器を光検出集積素子上に設けたことを
    特徴とする光磁気情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 プリズムカプラと、TEモードとTMモ
    ードの等価屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモ
    ードとTMモードの等価屈折率が異なり前記第一光導波
    路に結合された第二光導波路と、この第二光導波路に結
    合された第三光導波路と、光検出器とからなる光検出集
    積素子を備え、光源からの出射光を集光光学系により集
    光して光磁気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情
    報記録媒体からの反射光を前記プリズムカプラを介して
    前記光検出集積素子内に導波モードとして導き光磁気信
    号検出部を構成する前記光検出器に検出することにより
    光磁気情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置におい
    て、前記光磁気情報記録 媒体からの反射光の偏光方向が
    前記光検出集積素子の偏光方向に対して45°の角度で
    入射するように、前記光源の偏光方向の角度、及び、前
    記反射光の偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度
    を設定し、入射する光を0次光と±1次光の3つのビー
    ムに分割する回折格子を光源と集光光学系との間に配設
    し、プリズムカプラのプリズム底面で反射された前記±
    1次光を全反射する全反射面をプリズム出射面に形成
    し、前記全反射面により光路を変えた前記±1次光を検
    出するトラックエラー用光検出器を光検出集積素子上に
    設けたことを特徴とする光磁気情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 プリズムカプラと、TEモードとTMモ
    ードの等価屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモ
    ードとTMモードの等価屈折率が異なり前記第一光導波
    路に結合された第二光導波路と、この第二光導波路に結
    合された第三光導波路と、光検出器とからなる光検出集
    積素子を備え、光源からの出射光を集光光学系により集
    光して光磁気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情
    報記録媒体からの反射光を前記プリズムカプラを介して
    前記光検出集積素子内に導波モードとして導き光磁気信
    号検出部を構成する前記光検出器に検出することにより
    光磁気情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置におい
    て、前記光磁気情報記録媒体からの反射光の偏光方向が
    前記光検出集積素子の偏光方向に対して45°の角度で
    入射するように、前記光源の偏光方向の角度、及び、前
    記反射光の偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度
    を設定し、入射する光を0次光と±1次光の3つのビー
    ムに分割する回折格子を光源と集光光学系との間に配設
    し、光磁気情報記録媒体とプリズムカプラとの間に非点
    収差発生部材を配設し、プリズムカプラのプリズム底面
    で反射され空気層に出射した前記プリズムカプラにカッ
    プリングしない一部の前記0次光と前記±1次光との光
    路上にミラーを設け、このミラーにより光路を変えた前
    記±1次光を検出するトラックエラー用光検出器と前記
    カップリングしない一部の0次光を検出するフォーカス
    エラー用光検出器とを光検出集積素子上に設けたことを
    特徴とする光磁気情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 プリズムカプラと、TEモードとTMモ
    ードの等価屈折率がほぼ等しい第一光導波路と、TEモ
    ードとTMモードの等価屈折率が異なり前記第一光導波
    路に結合された第二光導波路と、この第二光導波路に結
    合された第三 光導波路と、光検出器とからなる光検出集
    積素子を備え、光源からの出射光を集光光学系により集
    光して光磁気情報記録媒体上に照射させ、この光磁気情
    報記録媒体からの反射光を前記プリズムカプラを介して
    前記光検出集積素子内に導波モードとして導き光磁気信
    号検出部を構成する前記光検出器に検出することにより
    光磁気情報の再生を行う光磁気情報記録再生装置におい
    て、前記光磁気情報記録媒体からの反射光の偏光方向が
    前記光検出集積素子の偏光方向に対して45°の角度で
    入射するように、前記光源の偏光方向の角度、及び、前
    記反射光の偏光方向に対する前記光検出集積素子の角度
    を設定し、入射する光を0次光と±1次光の3つのビー
    ムに分割する回折格子を光源と集光光学系との間に配設
    し、プリズムカプラのプリズム底面で反射されたカップ
    リングしない一部の前記0次光及び前記±1次光が出射
    するプリズム出射面に曲率を持たせて形成し、この曲率
    を持ったプリズム出射面から空気層に出射した前記カッ
    プリングしない一部の0次光と前記±1次光との光路上
    にミラーを設け、このミラーにより光路を変えた前記±
    1次光を検出するトラックエラー用光検出器と前記カッ
    プリングしない一部の0次光を検出するフォーカスエラ
    ー用光検出器とを光検出集積素子上に設けたことを特徴
    とする光磁気情報記録再生装置。
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