JPH05128343A - 通貨確認のための方法及び装置 - Google Patents

通貨確認のための方法及び装置

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JPH05128343A
JPH05128343A JP1096191A JP1096191A JPH05128343A JP H05128343 A JPH05128343 A JP H05128343A JP 1096191 A JP1096191 A JP 1096191A JP 1096191 A JP1096191 A JP 1096191A JP H05128343 A JPH05128343 A JP H05128343A
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Bob M Dobbins
エム. ドビンズ,ボブ
Elwood E Barnes
イー. バーンズ,エルウツド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙幣の真偽と額面を確認するシステムを提供
することにある。 【構成】 複数の別々の区域を含む紙幣であって、その
各別々の区域が紙幣を確認する特徴を含む紙幣の真偽お
よび額面を決定するための方法であって、電気信号を発
生するセンサで前記区域の1つを走査し、それにより、
その走査した区域内で前記センサにより検出された紙幣
を確認する特徴に応答して一連の電気信号を発生する過
程、その発生された電気信号間の間隔を測定し、その測
定された間隔の各々を複数の組の1つにその測定された
間隔の長さに依存して分類する過程、そして前記組の内
の1つの間隔の数と前記組の内の別のものの間隔の数と
の差を決定する過程を有する紙幣の真偽および額面を決
定するための方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は紙幣、特に米国の1ドル、2ド
ル及び5ドルの紙幣を確認するための方法及び装置に関
し、更に詳述すると、所定の走査線に沿って1枚の紙幣
の特性を検出することによってその紙幣の真偽と額面を
確認するような方法及び装置に関する。
【0002】
【発明の背景】今まで米国の紙幣即ち「ビル」のいろい
ろの額面を確認する多数の装置が提案されたが、これら
の装置のどれも完全には満足されるものではなかった。
本物の米国紙幣は、この紙幣を本物として確認するとと
もに又いろいろの額面の本物の紙幣どうしを区別するた
めに使用することができるいろいろの印刷印を含んでい
る。
【0003】本物の一つの印は、米国紙幣の特定の区域
が磁気性のインクで印刷されているということである。
例えば、全ての米国紙幣の中央に現れる肖像は本物の紙
幣では完全に磁気性のインクで印刷されている。各米国
紙幣の印刷境界を形成する見事な彫版印刷は、肖像の右
に現れてその紙幣の単位を確認する大きな大文字又は大
きな数字(即ち「1」、「2」、「5」など)と同様
に、完全に磁気性インクで構成されている。これとは対
照的に肖像の右側にある単位確認文字又は数字の下に存
在している縁の財務省のシール並びに肖像の左側に現れ
ている黒の連邦準備銀行のシールは両方とも非磁性イン
クで印刷されている。
【0004】各単位の米国紙幣は、同様に、肖像範囲の
背景を構成する格子線間の距離によって特徴づけられ
る。例えば、1ドル紙幣では、垂直の格子線間の間隔は
0.020cmに等しい。2ドル及び5ドル紙幣の場合、格
子線間隔はそれぞれ0.025cm及び0.028cmに等
しい。
【0005】紙幣の肖像区域内の垂直の格子線間の平均
間隔を測定することによって本物の米国紙幣を確認しい
ろいろの単位の紙幣どうしを区別する紙幣確認装置が従
来提案されている。この1つの装置はシヤー(Shah) 他
に与えられた米国特許第 4,349,111号に開示されてい
る。
【0006】平均格子線間隔に基づく紙幣の確認は、格
子間隔の差が比較的小さい紙幣を区別する場合失敗し易
い。例えば、平均間隔技術を利用するいくつかの市販の
紙幣確認装置は2ドル紙幣及び5ドル紙幣の両方の場合
には使用することができない。これは平均線間隔があま
りに似ているからである。いろいろの従来技術の確認装
置の他の問題は、これらの装置が高い額面の紙幣を有効
なより低い額面の紙幣として受け入れる可能性があると
いうことである。
【0007】多くの従来技術の紙幣確認装置では、試験
される紙幣は特定の向きで(例えば、連邦準備シールを
先頭にして紙幣確認装置内へ挿入する必要がある。これ
らの装置では本物の紙幣は単にその向きが不適当である
という理由で拒絶されることになる。したがって、紙幣
の向きには動作上不感応な紙幣確認装置を提供すること
が望ましい。多くの従来技術の紙幣確認装置では、情報
を得るために紙幣を走査する速度を注意深く制御するこ
とが必要である。これらの紙幣確認装置では、電源線の
電圧の瞬間的な降下から生じる変動のような走査速度の
わずかな変化によっても本物の紙幣が拒絶されて紙幣の
額面の確認が不正確になる。したがって、紙幣の走査速
度に不感応な紙幣確認装置を提供することが望ましい。
速度制御の問題のいくつかを避けるために、フイッシュ
(Fish) 他に与えられた米国特許第 4,464,787号に開示
されたような、ある従来技術の紙幣確認装置は紙幣の位
置を確実に確認するために一定の位置に検出器を使用し
て紙幣区域が検査されているということを確認してい
る。しかしながら、これらの紙幣確認装置は、少なくと
も紙幣が検査されている限り検査チャネルをだいたい必
要とする。
【0008】
【発明の概要】本発明による紙幣確認装置は紙幣に遭遇
するように位置決めされた複数のセンサを有していて、
紙幣の特定の特徴に応答して電気信号を発生する。これ
らの電気信号は検査される紙幣の真偽及び額面を決定す
るためにマイクロプロセッサのような論理回路によって
処理される。現在の好適な実施例では、ヒストグラム技
術が特定の特徴を確認及び区別するために使用される。
【0009】以下に更に詳しく説明される、米国紙幣に
関するこの現在好適な実施例では、米国紙幣の中心に沿
って比較的狭い水平の長い通路に沿って印刷された情報
がいろいろの異なる額面の本物の紙幣どうしを正確に確
認し区別するために利用される。
【0010】紙幣の物理的な有無を検出するための透過
センサが設けられ、その紙幣の表面の光学情報を検出す
るために反射センサが設けられ、そして、紙幣の表面の
磁気情報を検出するために磁気センサが設けられてい
る。これら3つのセンサは、紙幣がこの紙幣確認装置を
通って移動する時に順次遭遇されるように位置決めされ
ており、反射センサ及び磁気センサは、紙幣の長い方の
寸法に沿ってこの紙幣の中心を長手方向に通る通路に沿
ってこの紙幣に遭遇するように位置決めされている。
【0011】これらの3つのセンサにより発生された電
気信号は固定記憶装置(ROM)とランダム・アクセス
・メモリ(RAM)を有するマイクロプロセッサに中継
される。これらの信号は、その検出された情報が正しい
単位の本物の紙幣の存在を示すかどうかを決定するため
にROMに記憶されたプログラムに従って分析される。
【0012】反射センサ及び磁気センサにより発生され
た信号は検査中の紙幣上の各磁気区域又は非磁気空間の
有無、及び検出された各磁気区域及び非磁気空間の幅及
びそれらのセンサで検出された特徴を決定し、及び、そ
れらの値を本物の紙幣に関する公知の値に比較するため
に分析される。
【0013】真偽及び単位の両方を示す情報は上述の印
刷区域(これは以下「肖像範囲」、「境界範囲」、「黒
シール範囲」及び「単位範囲」と以下呼ぶことにする)
の各々の水平幅により提供される。更に、これらの範囲
の各々の間の区域又は「空間」の水平幅は又紙幣の真偽
及び額面を決定する場合に有用である。
【0014】それらの各範囲内においては、線の数、隣
接する線の間の水平空間、及び累加の非磁性区域に対す
る範囲の全サイズの比は、異なる単位の紙幣を更に確認
し区別するために全て使用することができる。
【0015】磁気センサにより発生された信号は検査中
の紙幣の境界範囲の幅及びそ中に現れる線の数を決定す
るために、ならびに、これらの値を本物の紙幣に関する
公知の値と比較するために利用される。
【0016】前に述べた肖像範囲の垂直方向の格子の特
徴も又使用される。本発明の好適な実施例によれば、磁
気センサにより発生された信号は検査中の紙幣の磁気性
インクの線の間の空間の大きさを決定するために利用さ
れる。上述のように、肖像範囲は複数の規則正しく離れ
た線を有している。これらの間隔は検出され、そして、
これらの測定された空間は大きさにしたがって群別に組
織化されて、この明細書で「ヒストグラム」と呼ぶもの
を形成する。群の間の空間の数の差は次に分析されて紙
幣の真偽及び額面の決定に役立つ。
【0017】磁気センサにより発生された信号は額面範
囲の幅及び額面範囲内のより大きな非磁気空間に対する
全体の範囲幅の比を決定するとともに、これらの値を本
物の紙幣に関する公知の値に比較するために利用され
る。
【0018】本発明のいろいろのセンサにより発生され
た信号を利用して、検査中の紙幣が正しい単位の本物の
紙幣であるかどうかを更に示す、以下に記載する、別の
検査を実施する。
【0019】紙幣が本物であること及び単位が決定され
た後、この好適な実施例は紙幣が正しく受け入れられる
保証をするため一連の付加検査を実施する。
【0020】
【実施例の説明】次の詳細な説明は本発明を実施する最
良と現在考えられた態様のものである。この説明は限定
的な意味で取られるべきではなく、即ち、それは本発明
の一般的な原理を示すために単になされたものである。
【0021】図1と図2はハウジング2を備えた紙幣確
認装置1を示し、このハウジング2内には入口6と出口
8を備えた紙幣通路4が含まれている。
【0022】紙幣通路4の両側には2本の連続するトラ
クタ・ベルト10が配置されていてこれらのトラクタ・
ベルトは平行なローラ12によって支持されている。ロ
ーラ12は一連のギア(図示せず)を介してモータ14
に動作可能に連結されている。このモータにより制御さ
れるトラクタ・ベルト10は前方へ(図1の左から右
へ)紙幣通路4を介して紙幣を前進させるように動作す
る。モータ14はトラクタ・ベルト10を逆方向に駆動
して紙幣の移動方向を逆転させることができるように逆
転可能なものである。
【0023】各トラクタ・ベルト10のすぐ上には1組
のホイール16が位置決めされていて、挿入された紙幣
が紙幣通路4を介して進められるのを助ける。
【0024】入口6の近くには、紙幣通路4の対向側に
配置された光送信機20と光受信機22からなる透過セ
ンサ18がある。光送信機20から光受信機22へ移動
する光ビームの遮断により光受信機22は紙幣通路4の
入口6に物体が存在することを示す電気信号を発生す
る。
【0025】紙幣通路4のほぼ中心のすぐ上には、反射
センサ24が配置されている。この反射センサ24は紙
幣通路4の同じ側において比較的接近して配置された第
2の光送信機26と第2の光受信機28からなる。反射
センサ24は紙幣通路4に置かれた(紙幣のような)物
体の光学的情報の有無を検出しこの有無に応答するよう
位置決めされている。反射センサ24のすぐ下の物体の
表面が(米国紙幣の未印刷区域)のように比較的反射性
のものである場合、光送信機26によって放出された光
はその物体の表面により光受信機28へ反射される。そ
の表面が(米国紙幣の印刷区域のように)比較的非反射
性である場合、又は紙幣通路4に物体が存在しない場合
は、光送信機26によって放射された光は光受信機28
へは反射されない。
【0026】反射センサ24の近くには磁気センサ30
がある。この磁気センサ30はこの磁気センサ30のす
ぐ下を供給される紙幣の表面の磁気情報の存在に応答し
て電気信号を発生する。磁気センサ30のすぐ下には軸
34に回転可能に連結されたローラ・ホイール32があ
る。次に、軸34はばね支持部36により支持されてお
り、このばね支持部36はローラ・ホイール32を磁気
センサ30の方へ変位させるように作用している。ばね
変位を受けるローラ・ホイール32は、これによって、
磁気センサ30に対してしっかりと、挿入された紙幣を
押圧するよう動作し、それにより紙幣の磁気情報の正確
な検出が確実となる。
【0027】永久磁石29は入口6と磁気センサ30の
間の紙幣通路4の上に配置されている。この永久磁石2
9は検査される紙幣上で磁性インクを変位させることに
よって磁気センサ30により発生される信号を増大させ
る。
【0028】反射センサ24、磁気センサ30及び永久
磁石29は、これらの各々が紙幣通路4を通過する任意
の紙幣の中央部分を走査するように紙幣通路4に沿って
位置決めされている。
【0029】出口8の近くで紙幣通路4の中央部の下に
は複数またのジヤム・センサ38が位置決めされてい
る。ジヤム・センサ38は軸連結ローラ12に回転可能
に連結されている。ジヤム・センサ38は、図1の実線
により示された第1の垂直位置から同図において破線よ
り示された第2の水平位置まで少なくとも90度の角度
にわたって軸の周りに回転することができる。ジヤム・
センサ38のまた40は、それらの通常の位置において
は、図1に実線で示したように、垂直方向に向いていて
紙幣通路4の平面を通って上方へ突出するようにばね変
位されている。
【0030】紙幣通路4を通って前進する物体の先端は
また40に遭遇して、このまた40を図1に破線で示し
た水平位置へ押しやる。また40は、その物体が紙幣通
路4から出口8または入口6のいずれかを通って取り除
かれるまで出口8から離れてこの水平位置に留まる。い
ずれの方向においても紙幣通路4から物体を取り除く
と、また40はその初期の垂直位置へ復帰することがで
きる。ジヤム・センサ38のその元の位置への復帰は光
センサ44により検出され、この光センサ44は電気信
号を発生する。
【0031】出口8を通って紙幣通路4から物体が取り
除かれる場合、また40は紙幣通路4を介してその物体
が無傷で回収されるのを防止する。ジヤム・センサ38
は、「紐付紙幣(bill-on-a-string) 」詐取モードと呼
ばれるものを打ち破るように特に設計されている。
【0032】前述の先駆的な紙幣確認装置はプリント回
路板の形をした3つの主な電子的な小組立体を有してい
る。これらの主な機能を挙げると、電源盤、制御盤、及
び前置増幅器盤である。これらの盤の回路はそれぞれ図
3〜図5に大体示されている。いろいろの他の機能は物
理的な場所及び利用できる空間に基づいて制御盤の間で
分割されている。上記の先駆的な紙幣確認装置では、電
源盤は紙幣通路4の下に配置され、前置増幅器盤は紙幣
通路4の上に配置され、そして、制御盤は紙幣確認装置
の他の部品と並んで配置されている。
【0033】図3は、電源46、スプラク(Sprague)型
2952B直流モータ・ドライバ・チップ49を含むモ
ータ駆動回路48、紙幣確認装置駆動モータM、透過セ
ンサ18の光送信機LED20、及び、光送信機LED
41及び、ジヤムを示す信号をマイクロプロセッサ10
2へ送るジヤム・センサ38の光センサ40を示す。
【0034】図4は制御盤を示し、この制御盤はマイク
ロプロセッサ102とこれに直接関連する回路の大部分
を有している。本発明のこの好適な実施例では、マイク
ロプロセッサ102は、カリフォルニア州サンタクララ
のインテル社(Intel Corporation)により製造された8
049マイクロプロセッサからなる。マイクロプロセッ
サ102は固定記憶装置(ROM)と、この実施例では
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を有している。
このRAMは動作中にデータを記憶するために使用する
ことができ、そして、確認過程中に書き込み及び読み出
しをすることができる。
【0035】図5に示した透過センサ18の光応答部2
2からの出力は比較器回路100に接続される。この比
較器回路100はその出力を図4に示したマイクロプロ
セッサ102の第2のI/Oポートのピン6に接続して
いる。
【0036】図4に示した第2の比較器回路104は図
5に示した反射センサ24の出力点に接続されている。
比較器回路104はその出力をマイクロプロセッサ10
2の入力ピンTOに接続している。反射センサ24と組
み合わされたLED部分26も図5に示してある。LE
D部分26はマイクロプロセッサ102の第1のI/O
ポートのピン31またピン33からの信号によって制御
される。
【0037】第3の増幅回路106は磁気センサ30の
出力点に接続されており、これらは両方とも図5に示し
てある。図4に示したフリップフロップ回路108は増
幅回路106の出力点に接続してある。フリップフロッ
プ回路108はマイクロプロセッサ102の割り込み要
求入力点INTに接続された一方の出力線と、マイクロ
プロセッサ102が「割り込み」要求に基づいて動作し
た時リセット信号を受けるようにマイクロプロセッサ1
02の第2のI/Oのピン25に接続された他方の出力
線を有している。
【0038】「デッドマン タイマ」兼リセット回路1
16はプログラムの制御下に発生される連続的な一連の
パルスについてマイクロプロセッサ102のREAD線
RDの出力を監視してマイクロプロセッサ102が正常
に動作しているということを示す。前述のパルスが受信
されている限り、コンデンサC3は放電モードに維持さ
れる。マイクロプロセッサ102内のプログラムの故障
を示すパルスの発生が停止すると、コンデンサC3は充
電され、これにより比較器117はマイクロプロセッサ
102のリセット入力点RSTにリセット信号を送る。
紙幣確認装置への電圧を通常増大する場合には、コンデ
ンサC4の充電によりマイクロプロセッサ102はリセ
ットされる。
【0039】水晶または共振器Y1を含むクロック回路
112は動作周波数を固定し、そして、マイクロプロセ
ッサ102の中にまたは固定記憶装置(ROM)のよう
な外部プログラム・メモリに記憶された命令に基づく一
連の動作によりマイクロプロセッサ102を段階制御す
る。クロック回路112により発生された周波数はマイ
クロプロセッサ102で15分の1に分周され、この分
周された周波数信号はマイクロプロセッサ102のピン
11にALEと呼ばれる周期論理信号として現れる。こ
の信号は更に分周回路114によって周波数が4分の1
となり、そしてマイクロプロセッサ102の入力ポート
T1に供給される。このクロックより得られた信号はマ
イクロプロセッサ102の8ビットの内部カウンタを駆
動するために使用される。この内部カウンタCTR1
(図示せず)のオーバフローを見ることにより、そし
て、2つの内部のランダム・アクセス・メモリの場所
(RAM)を使用することにより、マイクロプロセッサ
102内に正確な時間ベースが形成される。マイクロプ
ロセッサ102はまた2つのRAM拡張レジスタCTR
2及びCTR3(図示せず)を有している。ともに、カ
ウンタCTR1とこれらの2つの拡張レジスタCTR2
及びCTR3は時間ベースカウンタ(TBC)を形成す
る。
【0040】透過センサ18、反射センサ24、磁気セ
ンサ30または光センサ44により発生されたどの個々
の信号も、それにより、これらの信号がマイクロプロセ
ッサ102によって認識された時にTBC内に含まれる
時間値と独特に関連づけられることができる。上記の4
つのセンサ18、24、30及び44により発生された
任意の1つの信号とそれらの1つから発生された第2の
信号との間の間隔は、それにより前記第1の信号の発生
に関連するTBCに含まれたカウントと前記第2の信号
の発生に関連するTBCに含まれるカウントとの差によ
って決定することができる。記憶されるのは1つの事象
に関連する時間値のみであって、事象そのものではな
い。なお、特定の事象に関連する時間値は紙幣に関する
特定の物理的位置に直接関連するものではない。
【0041】紙幣確認装置の動作を開始するためには、
検査される紙幣の先端を紙幣通路4の入口6に挿入す
る。挿入されたこの紙幣により透過センサ18の光送信
機20と光受信機22の間の光ビームの遮断により信号
が発生され、この信号はモータ14を前方へ移動し始め
る。その挿入された紙幣は、次に、ホイール16と移動
するトラクタ・ベルト10との間に保持され、それによ
り紙幣通路4を通して前進され、図1及び図2に示した
ように左から右へ移動する。したがって、紙幣の上方へ
向く面の各点は先ず反射センサ24に遭遇し、それか
ら、磁気センサ30に会う。
【0042】反射センサ18の遮断により、また、TB
Cに記憶された値またはカウントの開始点が確立され
る。透過センサ18の遮断の後、所定時間内に、磁気セ
ンサ30は所定の時間内で2つの磁性インク線の検出を
示す信号を発生しなければならない。単一の磁気信号は
紙幣上のスプリアスな磁性線の存在またはシステム内の
他のスプリアスな電気信号に原因する可能性があるので
1本の線に対して磁気性を有する2本の線の検出が必要
となる。これとは対照的に、短い時間内におけるこれら
の2つの信号の検出は、かなり確実に、これらの信号が
紙幣の彫版印刷によるインク線の存在のためであって何
らかのスプリアスな特徴によるものではないということ
を示す。
【0043】これらの磁気信号は、紙幣の磁気材料を変
位させるための永久磁石29の下でまず、そして次に
は、その磁気材料の検出により小さい電気信号が発生さ
れる磁気ヘッド30の下でその紙幣の磁気材料の通過に
より発生される。この信号は図5に示した前置増幅器1
01により増幅されてその出力点にアナログ信号を発生
する。このアナログ信号は、図4に示した制御盤上に配
置された比較器回路106による処理で適当な論理レベ
ルに変換される。これらの論理レベルにより論理素子で
あるフリップフロップ108はセットされ、その出力状
態は次にマイクロプロセッサ102により検出される。
【0044】所定の時間長内に第2の磁気信号を伴う第
1の磁気信号により上記時間ベースカウンタの内容はR
AMに記憶される。本物の紙幣においては、この第1の
磁気信号は第1の磁界又は境界範囲の縁を検出したこと
を示すものである。この境界範囲における各磁気パルス
によりRAMの場所はインクリメントされる。これによ
り、境界範囲の磁気パルスの全カウントが与えられる。
【0045】磁気センサ30により発生される全ての引
き続く信号に関連する時間ベースカウンタの内容は同様
に退避されるが、これらの引き続き退避された値は、こ
れらが更に引き続く値を所定の短時間内に伴う場合は、
ただちに捨てられる。この退避、及び最新の磁気信号の
時間ベースカウンタ値をメモリ内で直ちに置き換える段
階は磁気信号が所定の短時間内に引き続く信号を伴わな
くなるまで続く。この記憶及び置き換えの段階は、所定
の大きさの間隙が存在して、RAM内退避された磁気パ
ルスの全カウントがROM内に記憶された所定のカウン
トに等しくなるか、それより大きくなる迄続く。本物の
紙幣では退避された時間ベースカウンタの値は第1の磁
界の終わりと第1の磁気空間又は間隙の始めを表す。
【0046】第1の磁界が検出されたという事実は、認
識状態レジスタと呼ばれるRAMの場所に1ビットとし
て記憶される。
【0047】磁気センサ30により検出される第2の磁
界は、紙幣が紙幣通路4に入れられた時の紙幣の向きに
依存して肖像範囲であるか額面範囲であるかのいずれか
となる。本発明は、次のごとく紙幣の向きを決定するた
めに第1の磁界の最終信号と第2の磁界の最初の信号と
の間の間隔を利用する。
【0048】第1の磁界の検出が完了した後に、第2の
磁界の最初の磁力線が磁気センサ30によって検出され
るまで紙幣は磁気センサ30を通って前進され続ける。
この事象の時の時間ベースカウンタTBCのカウント値
はRAMに記憶される。(第1の磁気区域の最初の線の
検出のように、第2の磁気区域の最初の磁力線はそれと
して認識され、そして、所定の短い時間内に他の磁力線
を伴う場合にのみ記憶される。)
【0049】第2の磁気区域の最初の磁力線と第1の磁
気区域の最後の磁力線との間の間隔は計算され、その値
はROM内に記憶された所定値と比較される。
【0050】もしもその計算された間隔がROMに記憶
された値より大きい場合には、紙幣は「肖像範囲が最
初」の向きにある。(即ち、単位範囲が磁気センサ30
によって走査される時より前に肖像範囲が磁気センサ3
0によって走査されるように紙幣が紙幣通路4に挿入さ
れた)ということが決定される。もしも計算された間隔
がROMに記憶された値より小さい場合には、紙幣は
「額面範囲が最初」の向きにある(肖像範囲より前に額
面範囲が磁気センサ30によって走査されるということ
を意味する。)ということが決定される。
【0051】第1と第2の磁気範囲間の間隔が本物の米
国紙幣に見られる範囲より大きいということを示す計算
された間隔がROM内に記憶された第2のより大きい値
よりも大きい場合には、モータは逆転されて紙幣は拒絶
される。
【0052】紙幣が肖像範囲を最初にして挿入されたと
すると、磁気センサ30によって検出されるべき問題の
次の範囲は肖像範囲となる。
【0053】磁気センサ30の下を通る肖像範囲の最初
の磁力線により磁気センサ30は信号を発生させられ
る。磁気センサ30の下の肖像範囲の存在によって発生
された最初の信号は検出され、この最初の信号により時
間ベースカウンタに記憶されたカウント又は時間は境界
範囲の最初の信号について上に述べたと同じ仕方でRA
Mに記憶される。更に、RAM内の場所は肖像範囲の磁
気パルスの全カウントを保持するために使用される。
【0054】磁気センサ30の下を通る肖像範囲内の引
き続く各々の磁力線により磁気センサ30は別の電気信
号を発生する。初期の信号に続く次の16個の信号の各
々により時間ベースカウンタに記憶されたカウント又は
時間はRAMに記憶される。なお、これらの16個の時
間値は肖像範囲の左側又は右側を含む(紙幣の向きに依
存する)垂直の格子線の磁気センサ30による検出に対
応する。
【0055】肖像の走査中に発生される次の17個の信
号により、同様に、時間ベースカウンタに記憶されたカ
ウント又は時間はRAMに記憶される。発生された更に
別の任意の信号により時間ベースカウンタ内に記憶され
たカウント又は時間はRAMに記憶され、そして、第2
の組の17個の値に加えられる。これらの各々の値が加
えられると、その組の「最も古い」値はRAMから廃棄
される。こうして、17個の最も新しい発生値がRAM
に維持される。これらの値は肖像範囲の後縁に現れる垂
直の格子線の検出に対応する。
【0056】肖像範囲の終わりは次の3つの条件が満足
された時に起こり得る。即ち、1.ROMに記憶された所
定値より大きい時間の間、磁気信号が存在しない(本実
施例では26ms) ;2.ROMに記憶された所定値より肖
像範囲の磁気パルスの全カウント数大きい(本実施例で
は40);及び、3.ROMに記憶された所定値より肖像
範囲の幅が大きい(本実施例では160ms)。肖像範囲
の幅は肖像範囲の終わりのカウント又は終わりの時間か
ら肖像範囲の始まりのカウント又は開始の時間を引くこ
とによって得られる。この幅はRAMに記憶されて、モ
ータが停止された後にデータを正規化し、又は調整する
ために使用される。
【0057】磁気センサ30の下を通る肖像範囲の最後
の磁力線は信号を発生する。この信号により時間ベース
カウンタに記憶されたカウントまたはは時間は、境界範
囲の最終信号に関して上に述べたと同じ仕方でRAMに
記憶される。
【0058】メモリに記憶された上記の2組の17個の
値の各々の隣接値間の間隔も計算されて記憶される。な
お、これらの計算された間隔は肖像範囲の左側及び右側
の両方の垂直格子線の間隔に対応する。これらの計算さ
れた間隔は紙幣の真偽及び額面を以下に記載する仕方で
決定するために使用される。
【0059】又、紙幣の肖像範囲を最初に入れると、磁
気センサ30によって走査される問題の次の範囲は額面
範囲となる。
【0060】磁気センサ30の下の単位範囲の最初の磁
力線の通過により磁気センサ30は電気信号を発生す
る。額面範囲の存在により発生された最初の信号は決定
され、そして、発生の時間を示すカウントは、境界範囲
の存在により発生された最初の信号に関して上に述べた
仕方でRAMに記憶される。
【0061】磁気センサ30の下を通過する額面範囲内
の更に別の各々の磁力線により磁気センサ30は更に別
の磁気信号を発生する。この更に別の各電気信号により
又時間ベースカウンタTBCに記憶されたカウントはR
AMに記憶される。
【0062】額面範囲内における連続する電気信号間の
間隔は計算されて所定定数と比較される。その連続する
電気信号間の計算された間隔がROMに記憶された所定
定数より大きい場合、その計算された間隔の値はRAM
に記憶された累積間隔値に加えられる。それによってR
AMに記憶された累積値は単位範囲内の「間隙」又はよ
り大きな非磁気区域を表す。
【0063】額面範囲の終わりは、ROM内の所定値の
時間(本実施例では41ms)及びROM内の最少の所定
値を越える範囲幅(本実施例では100ms)より大きな
時間の間、磁気信号がなくなった後で発生することがで
きるだけである。
【0064】磁気センサ30の下を通る額面範囲の最後
の磁力線により信号が発生される。この信号は検出さ
れ、時間ベースカウンタTBCに記憶されたカウント
は、境界範囲の最終信号について上に述べたと同じ仕方
でRAMに記憶される。額面範囲のビットは認識状態レ
ジスタに設定される。
【0065】額面範囲と肖像範囲との間隔は計算されて
メモリに記憶される。額面範囲が最初の向きでは、この
間隔は額面範囲の最終信号と肖像範囲の最初の信号との
間隔から成る。肖像範囲が最初の向きでは、この間隔は
肖像範囲の最終信号と額面範囲の最初の信号との間隔か
ら成る。
【0066】いずれの向きでも、肖像範囲と額面範囲の
間隔はメモリに記憶された所定値と比較される。その計
算された間隔が、肖像範囲と額面範囲との間の空間が本
物の米国紙幣のものより大きいことを示す、所定値より
大きい場合、上記モータは逆転され紙幣は拒絶される。
【0067】磁気センサ30の他に、反射センサ24は
紙幣が移送されている間、活動状態にある。その動作は
次に記載する。
【0068】反射センサ24により検出される紙幣の任
意の暗色区域により比較器回路104の出力は低にな
る。このレベルはマイクロプロセッサ102によってピ
ン1で検出される。もしも比較器回路104の出力が
(ROMに記憶されている)なんらかの最少時間を超え
て低のままである場合、光検出ビットはRAMの認識状
態レジスタに設定される。反射センサ24の下約0.15
9cmのところを紙幣が移動している時、反射センサ24
からの連続レベル出力を発生させる任意の暗色対象によ
り認識状態レジスタの光検出ビットが設定されるように
特定の値Nが現在選ばれている。その光検出ビットが設
定されると、光タイマーの値はRAMに格納される。先
駆の紙幣確認装置では、この値は48で、紙幣の普通の
移動速度で1.52cmを表す。紙幣が紙幣通路4に沿って
移動するにしたがって、RAMの光タイマー値はデイク
リメントされる。任意の磁気パルスが検出されると光検
出ビットはクリアされて光タイマー値は無視される。光
検出ビットがクリアされず、光タイマーの値が0に減少
されると、認識状態レジスタのシール検出ビットが設定
される。なお、ROMに記憶された好適な値は、光検出
ビットが設定された時からシール検出ビットが設定でき
る迄紙幣を約1.52cm移動させるような値である。この
値は、反射センサと磁気センサの間の間隔(この間隔は
本紙幣確認装置の実施例では約1.27cmである)に依存
する。したがって、シール検出ビットが設定されるため
には、次の条件が必要である:
【0069】a.反射センサ24により検出される何ら
かの最少幅の暗色線が存在する。 b.反射センサ24による光学的活動が最初に検出され
た後に約0.254cmより前及びこの値まで約1.27cmの
間磁気センサ30の出力が存在しない。
【0070】紙幣が最初に暗色のシールから挿入され
て、この紙幣が本物であると、最初の境界範囲の後の暗
色のシール区域の光信号の存在と磁気信号の不存在によ
りシール検出ビットは認識状態レジスタに設定される。
【0071】紙幣が額面範囲を最初とする方向に挿入さ
れた場合、反射センサ24は最初の境界範囲の後の額面
範囲の光学情報に応答する。しかしながら、磁気センサ
30によるこの区域における磁気活動の検出により光検
出ビットはクリアされてシール検出ビットが設定される
のを防止する。なお、光検出ビットをクリアしシール検
出ビットの設定を防止する磁気活動の検出はまた肖像範
囲及び最初の境界範囲で生ずる。本物の紙幣の場合、黒
シール区域における光学活動と磁気活動の不存在とによ
りシール検出ビットはセットされる。認識状態レジスタ
のシール検出ビットがひとたび設定されると、このビッ
トは紙幣処理の残りの期間中セットされたままとなる。
【0072】データの収集はモータ14が停止されるま
で続く。このモータの停止は透過センサ18が覆われな
くなった後の一定期間に又は十分な数の磁気信号が検出
されて第4番目の後の境界範囲を示す時のいずれかに生
ずる。
【0073】モータ14が停止された後に紙幣は紙幣通
路4に保持され、集められたデータは分析される。
【0074】紙幣の表面から集められたデータの分析に
おける最初の段階は「正規化定数」と呼ばれるものの計
算である。この正規化定数は、肖像範囲の全体幅(即
ち、肖像範囲における最初の信号の検出と最後の信号の
検出との間の測定した間隔)に対する本物の米国紙幣の
公知の肖像範囲の幅の比に等しい値である。その計算さ
れた正規化定数はモータ速度又は紙幣の状態の変化によ
る検出データの変化を補正するために使用される値であ
る。この正規化定数の使用により速度制御及びそれに関
連するセンサ又は電子装置の必要がなくなる。
【0075】マイクロプロセッサ102は、又、パーセ
ント額面空間と呼ばれる値を計算する。この値は累積さ
れた単位「空間」の全体(額面範囲内のより大きな磁気
間隙)に対する単位範囲の幅の比に等しい。このパーセ
ント額面空間の値は異なる単位の紙幣を示すものであっ
てもよい。
【0076】マイクロプロセッサ102が磁気範囲の1
つ(即ち、第1又は境界範囲、額面範囲、肖像範囲及び
続く又は後の境界範囲)の始め及び終わりのために必要
な条件を成功裸に検出したとマイクロプロセッサ102
が決定するたびに、その範囲に関連するビットは認識状
態レジスタに設定される。装置が暗色の非磁性の連邦準
備シールを検出したという事実、即ち、装置が光範囲の
存在及び磁気範囲の不存在を検出したという事実は、
又、認識状態レジスタに記憶される。
【0077】紙幣が停止された後に、マイクロプロセッ
サ102は、認識状態レジスタの最初の3つの範囲ビッ
トがシール検出ビットと同じく設定されたという事を確
認するチェックを行う。後に続く境界ビットはこの検査
では無視される。装置がこれらの4つのビットがセット
されてないということを発見すると、紙幣は拒絶され
る。
【0078】他の検査においては、以前計算された肖像
範囲の間隔(即ち、肖像範囲の最初の信号とこの肖像範
囲の最後の信号との間の間隔)はROMに記憶された最
小及び最大の許容可能な肖像範囲の間隔値の両方と比較
される。この計算された肖像範囲の間隔はこれらの所定
の最小値と最大値(これらは公知の肖像画の範囲の幅か
ら約プラス又はマイナス20%変化する)の範囲外にあ
る場合に紙幣は拒絶される。
【0079】他の検査では、肖像範囲の垂直の格子線に
より発生された隣接信号間の以前に計算された間隔の各
々はROMに記憶された所定の最大間隔値と比較され
る。この計算された間隔値のどれもがこの所定の最大値
を越える場合、紙幣は拒絶される。
【0080】他の検査では、以前計算された額面範囲の
幅(即ち、額面範囲の最初の磁気パルスとこの額面範囲
の最後の磁気パルスとの間の間隔)はROMに記憶され
た所定の最大値と比較される。もしもこの計算された額
面範囲の間隔がこの所定の最大値を越える場合、紙幣は
拒絶される。
【0081】上記の基準の全てが満足されると、肖像範
囲から発生したデータの詳細な分析が行われる。
【0082】前述のように、米国紙幣の肖像範囲区域の
垂直の格子線間の水平距離はその紙幣の額面を示す。1
ドル、2ドル及び5ドルの紙幣は互いに、0.020cm、
0.025cm及び0.028cmのそれぞれの格子線の間隔値
によって独特に識別される。これら3つの格子線間隔値
の各々は、「種」値と呼ばれてROMに記憶される。更
に、第4の格子線間隔種値(本発明のこの好適な実施例
では、0.018cmに等しい)もROMに記憶される。こ
の値は、「0.018拒絶基準」と呼ばれて、以下に記す
仕方で2ドル紙幣と100ドル紙幣との区別に使用され
る。
【0083】本物の1ドル、2ドル及び5ドルの紙幣で
もその実際の格子線間隔は上に確認された3つの種値の
1つに必ずしも正確に等しいという訳ではないというこ
とが認識される。その実際の値は各種値を中心として小
さい範囲にわたって変化する。したがって、各種値と関
連して、この種値に等価であるとして受け入れることが
できる最大値及び最小値の「窓」がある。各種値に関連
する最大及び最小の窓値もROMに定数として記憶され
ている。
【0084】各種値及びこれに関連する窓は、測定され
た格子線間隔を大きさにしたがって分類して入れること
ができる「大箱」として考えることもできる。図6に示
されたその4つの大箱は文字A、B、C、及びDによっ
て識別されて、それぞれ0.018cmの拒絶基準、1ドル
紙幣、2ドル紙幣及び5ドル紙幣の種値に対応する。
【0085】紙幣の実際の格子線間隔は測定され大きさ
に従ってこれら4つの大箱に分類することができ、それ
により測定された格子線間隔のヒストグラムを形成する
ことができる。格子線間隔の最大数は、測定された紙幣
が本物の1ドル紙幣の場合はBの大箱に分類され、その
測定された紙幣が本物の2ドル紙幣の場合はCの大箱に
分類され、そして、測定された紙幣が本物の5ドル紙幣
の場合はDの大箱に分類される。更に、測定された紙幣
が本物の100ドル紙幣の場合はAの大箱に分類される
いくつかの間隙がある。本物の1ドル紙幣について測定
された格子線間隙の代表的な分布は図6に示してある。
【0086】したがって、カウントの最大数を含むB、
C又はDの大箱は紙幣の単位の有用な表示となる。各大
箱内に入るカウントの絶対数は本物の紙幣を確認しいろ
いろの単位の紙幣を区別する場合に有用である。カウン
トの最大数を含む大箱と残りの大箱との間のカウント数
の差も紙幣の真偽及び額面の有用な表示並びに測定の信
頼レベルの表示となる。
【0087】最初に、前に計算された標準化定数はRO
Mに記憶された4つの種値の各々を調整(即ち「正規
化」)して紙幣を走査する場合に検出された変化を補正
するために使用される。この正規化された種値はROM
に記憶された窓とともに使用されて、上記の計算された
34個の肖像範囲間隔の各々をカウントして入れる4つ
の大箱A、B、C及びDを形成する。34個の計算され
た肖像範囲間隔の1つ以上が大箱A、B、C及びDのう
ちの任意の1つの中に記憶できないような大きさである
場合、その間隔は全く数えられない。
【0088】そのヒストグラムが形成された後に上記の
検査のどれもが本物でない紙幣の存在を示さなかった場
合に、その紙幣の本物であることとその単位は図7に示
した決定の木に示した段階にしたがって決定される。
【0089】前述のように、米国の1ドル、2ドル及び
5ドル紙幣の肖像範囲内の垂直の格子線間の水平距離に
より、これらの紙幣は互いに独特に区別される。1ド
ル、2ドル及び5ドル紙幣はそれぞれ0.020cm、0.0
25cm及び0.028cmの格子線間隔によって互いに独特
に確認することができる。しかしながら、米国紙幣の1
0ドル、20ドル、50ドル及び100ドルの肖像範囲
は、0.025cm及び0.028cm又はこれらの混合のいず
れかの明確に区別できる格子成分間隔を備えた垂直格子
線を有している。1ドル、2ドル、及び5ドル単位の紙
幣の確認は互いの格子間隔の確認に依存して独特に決定
することができるが、これらの値は7つの値である1ド
ル、2ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル及
び100ドルのより大きな紙幣の組から独特に確認でき
るほど十分なものではない。1ドル、2ドル、又は5ド
ルの紙幣をそれらの7枚の紙幣の組から独特に識別する
ためには、格子線間隔の他に、10ドル、20ドル、5
0ドル及び100ドル単位を除外する基準が使用されな
ければならない。
【0090】大部分のカウントがBの大箱内に入る場合
には、Bの大箱とCの大箱の間のカウント数の差及びB
の大箱とDの大箱との間のカウント数の差が計算され
る。その計算された差のいずれもが所定定数K1 (これ
は、本発明の好適な実施例では、8に等しい)より少な
い場合はモータを逆方向に再始動させる信号が発生され
て紙幣は拒絶される。
【0091】なお、その計算された値がK1 を越える度
合いが大きくなればなるほど、その測定の信頼度はそれ
だけ高くなる。計算された値がK1 よりかなり大きい場
合は、K1 よりほんのわずかしか大きくない値よりもさ
らに完全な測定が行われたということを示す。この計算
された値は異なる紙幣の種類を表す成分間の差に基づい
ているので、計算された値が大きいということは1枚の
紙幣を表す成分の存在が強いことを示し、そして、他の
紙幣を表す成分の存在が弱いということを示す。更に、
計算された値が大きいということは、測定を劣化させる
可能性のあるシステム雑音及び他の要因の存在が強くな
いということを意味する。
【0092】K1 は外部から制御又は設定して人が額面
決定の精度及び紙幣の受け入れ/拒絶の比を調整するこ
とができるようにもできる。もしも非常に正確な額面の
確認を行うことに興味があるなら、K1 はより大きく設
定し、同時に紙幣の拒絶をより高度に良好にすることが
できよう。もしも拒絶の度会いを少なくして受け入れの
度会いを高くすることが重要ならば、K1 は小さくする
ことができる。
【0093】計算された各差がK1 より大きいか又は等
しい場合、前に計算されたパーセント額面空間比は1ド
ル紙幣に関する所定の許容可能な最大のパーセント額面
空間比に比較され、そして、又、1ドル紙幣に関する所
定の許容可能な最小のパーセント額面空間比で比較され
る。もしも、その計算されたパーセント額面空間比がそ
の許容可能な最大のパーセント額面空間比を越えるか、
又は、その許容可能な最小のパーセント額面空間比より
少ないということをその比較が示す場合、モータを逆転
する信号が発生されて紙幣は拒絶される。この特定のパ
ーセント額面空間比検査は、本物の米国1ドル紙幣と
「クローネ」(これは、貨幣確認装置を騙そうとして時
々使用される、法定通貨のフオトコピーである)を区別
する場合に有用である。
【0094】もしもその計算された額面空間比がその許
容可能な最小と最大のパーセント額面空間比の間に入る
場合、紙幣は本物の米国1ドル紙幣として認識される。
【0095】カウントの最大数がDの大箱に入る場合、
Dの大箱とBの大箱間のカウント数の差、並びに、Dの
大箱とCの大箱とのカウント数の差が計算される。これ
らの計算された値の各々は、次に、メモリに記憶された
所定の定数K5 と比較される。本発明の好適な実施例で
は、K5 は12に等しい。その計算された差のいずれも
がK5 より少ない場合、紙幣は拒絶される。
【0096】なお、この値K5 は外部から制御又は増大
させて検査の信頼性を増大し(しかし、より完全な試験
を要求する結果として拒絶される良好な紙幣を増大させ
ることになる)又は減少されて(望ましくない紙幣の数
がなんらかの任意の基準を越えなかった場合には)拒絶
される良好な紙幣の数を減少させることができる。
【0097】これらの両方の計算された差がK5 より大
きいか又は等しい場合、前に計算された境界範囲のカウ
ントは所定の境界範囲のカウントと比較される(この所
定の境界範囲のカウントは、本発明の好適な実施例で
は、40に等しい)。もしもその計算された境界範囲の
カウントがその所定の境界範囲のカウントより大きい場
合、紙幣は拒絶される。この比較は5ドル紙幣と10ド
ル紙幣とを区別する場合に有用である。
【0098】その計算された境界範囲のカウントが所定
の境界範囲のカウントより少ない場合は、5ドル紙幣に
関する所定の許容可能な最大のパーセント額面空間比並
びに5ドル紙幣の所定の許容可能な最小のパーセント額
面空間比に比較される。もしもその計算されたパーセン
ト額面空間比が許容可能な最大のパーセント額面空間比
を超えるか又はその許容可能な最小のパーセント額面空
間比より少ないかのいずれかであるということをその比
較が示す場合、紙幣は拒絶される。その計算された額面
空間比が許容可能なその最小及び最大のパーセント額面
空間比の間に入る場合、紙幣は本物の米国5ドル紙幣と
して認識される。
【0099】カウントの最大数がCの大箱内に入る場
合、Cの大箱とBの大箱とのカウント数の差並びにCの
大箱とDの大箱のカウント数の差が計算される。これら
の計算された差の各々は、次に、メモリに記憶された所
定の定数K2 と比較される。本発明の好適な実施例で
は、K2 は10に等しい。
【0100】(なおこの値K2 は外部から制御又は増大
して検査の信頼度を増大するか(より正確な検査を要求
する結果として拒絶される良好な紙幣の数を増加させる
ことになる)又は、減少されて(望ましくない紙幣の数
がなんらかの任意の基準を超えなかった場合に)拒絶さ
れる良好な紙幣の数を減少させることができる。)
【0101】その計算された大箱のカウントの差のいず
れもがK2 より少ない場合、紙幣は拒絶される。その計
算された大箱のカウント差の両方がK2 より大きいか又
は等しい場合、Aの大箱に入るカウント数はメモリに記
憶された所定のAカウント値と比較される。本発明の好
適な実施例では、所定のAのカウント値は4に等しい。
この検査は2ドル紙幣と100ドル紙幣とを区別する場
合に有用である。
【0102】Aの大箱に入るカウント数が所定のAのカ
ウント値より大きいか等しい場合、紙幣は拒絶される。
もしもAの大箱内に入るカウント数が所定のAのカウン
ト値より少ない場合、前に計算された境界範囲のカウン
トはROMに記憶された所定の境界範囲のカウント定数
と比較される。本発明の好適な実施例では、この所定の
境界範囲のカウント定数は48に等しい。この比較は2
ドル紙幣と50ドル紙幣どうしを区別する場合に有用で
ある。
【0103】もしもその計算された境界範囲のカウント
が、その所定の境界範囲のカウント定数より大きい場
合、紙幣は拒絶される。その計算された境界範囲のカウ
ントがその所定の境界範囲のカウント定数より少ないか
等しい場合、前に計算された額面幅は正規化定数を用い
て正規化され、そして、第1の所定正規化額面幅定数に
比較される。この好適な実施例では、この第1の所定正
規化額面幅定数は153msに等しい。この比較は2ドル
紙幣と10ドル紙幣の区別並びに2ドル紙幣と50ドル
紙幣の区別に有用である。
【0104】もしも計算された標準化額面幅が第1の所
定の正規化額面幅定数より少ない場合、紙幣は拒絶され
る。その計算された正規化額面幅が第1の所定正規化額
面幅定数より大きいか等しい場合、その計算された正規
化額面幅は第2の所定正規化額面幅定数と比較される。
本発明の好適な実施例では、この第2の所定正規化額面
幅定数は173.4msに等しい。
【0105】もしもその計算された額面幅がその第2の
所定正規化額面幅定数より少ないか等しいということを
その比較が示す場合、プログラムは以下に記載する「D
の大箱のカウント検査」に分岐する。その計算された額
面幅が第2の所定正規化額面幅定数より大きいというこ
とをその比較が示す場合、肖像範囲と額面範囲との前に
計算された正規化間隔は肖像範囲と額面範囲との間の所
定範囲間隔定数に比較される。この好適な実施例では、
この所定範囲間隔定数は58.6msに等しい。その計算さ
れた間隔と所定範囲間隔定数とのこの比較は2ドル紙幣
を10ドル紙幣から区別する場合に有用である。
【0106】もしもそれらの範囲間の計算された間隔が
所定範囲間隔定数より大きいか等しい場合、紙幣は拒絶
される。それらの範囲間の計算された間隔が所定範囲間
隔定数より少ない場合、Dの大箱内のカウント数はメモ
リに記憶された所定のD大箱カウントと比較される。こ
の好適な実施例では、この所定のD大箱カウントは8に
等しい。この検査は2ドル紙幣と10ドル紙幣どうしを
区別する場合に有用である。
【0107】もしも計算されたD大箱のカウントがD大
箱定数より大きいか等しいということを計算されたD大
箱カウントと所定のD大箱カウント定数との比較が示す
場合、紙幣は拒絶される。その計算されたD大箱カウン
トが所定のD大箱カウント定数より少ないということを
その比較が示す場合、以前に計算されたパーセント額面
空間比は2ドル紙幣に関する所定の許容可能な最大のパ
ーセント額面空間比並びに2ドル紙幣に関する所定の許
容可能な最小の額面空間比に比較される。
【0108】その計算された額面空間比がその許容可能
な最大の額面空間比を越えるか又はその許容可能な最小
の額面空間比より少ないかのいずれかであるということ
をその比較が示す場合、紙幣は拒絶される。もしもその
計算された額面空間比が許容可能なその最小及び最大の
額面空間比の間に入る場合、紙幣は本物の米国2ドル紙
幣として認識される。
【0109】この点で、もしも紙幣が前述の検査によっ
て本物として且つ正しい額面のものとして確認された場
合、信号が発生されてモータ14を前方へ再始動する。
このモータ14の再始動に続いて、確認された紙幣が紙
幣通路4及び出口8を通って正しく前進させられるとい
うことを保証するためにいくつかの別の検査が行われ
る。
【0110】モータ14の再始動の後、所定の時間内
に、光ジヤム・センサ44はジヤム・センサ38の水平
位置からの開放及び(図1において実線で示された)ジ
ヤム・センサ38の垂直位置への復帰を検出しなければ
ならない。モータ14の再始動の後の所定時間内にジヤ
ム・センサ38が非開放であることは、紙幣が紙幣通路
4に保持されているか又は入口6を通して除去されつつ
あるかのいずれかであるということを示す。もしも光ジ
ヤム・センサ44がその要求された時間内にジヤム・セ
ンサ38の開放を検出しない場合、モータ14は逆転さ
れて紙幣は拒絶される。この検査は「紐付き紙幣(bill
-on-a-string) 」詐取モードと呼ばれるものを打破する
場合に有用である。
【0111】更にモータ14がオフの間、且つ、モータ
14の再始動の後に、反射センサ24により発生された
信号の数はある特定の所定定数の数以下に留まらなけれ
ばならない。もしも反射センサ24により発生された信
号の数がこの所定定数の数を超えると、モータ14は逆
転されて紙幣は拒絶される。モータ14がオフの間及び
モータの再始動の後、反射センサ24により発生された
余分な数の信号は、紙幣が入り口6を通って通路4から
引き抜かれているということを示す。この検査は「仮空
の紙幣(bill-on-paper)」詐取モードと呼ばれるものを
打ち破るに有用である。
【0112】上述のことから本発明は、米国紙幣の肖像
区域の垂直格子線間の平均間隔を計算せずにこれらの紙
幣の真偽及び額面を決定するためにこれらの格子線間の
間隔を利用するとうことが理解されよう。又は代わり
に、本発明は紙幣の真偽及び額面を確認するために格子
間隔データのヒストグラムを利用する。検査の結果、こ
のヒストグラム技術は従来技術に比較して価値ある前進
を提供するものだということが示された。
【0113】例えば、試験により、本発明を用いて本物
の1ドル紙幣、2ドル紙幣及び5ドル紙幣に関する実質
的により高い受け入れ率が示された。更に、本発明は従
来技術の確認装置よりもより高い精度でいろいろの単位
のこれらの紙幣どうしを区別することができる。
【0114】紙幣確認装置1は「教示」及び「学習」モ
ードの両方で動作するようプログラムすることができ
る。教示モードは、ROM内に記憶された動作定数の全
てを有するとは限らない確認装置で使用される。この確
認装置への教示は既に知られている紙幣の種類が挿入さ
れるということを確認装置に知らせることによってなさ
れる。次にマイクロプロセッサ102はある種の変更可
能なメモリ内にこの種の紙幣に適切な定数を推測して記
憶する。学習モードは変更可能なメモリ内に1つもしく
はより多くの動作定数を記憶する紙幣確認装置で使用さ
れる。この学習モードでは、マイクロプロセッサ102
は受け入れ可能な紙幣での経験に基づいて、プログラム
制御下である時間期間にわたってこれらの記憶された定
数を改変する。使用することができる適当な変更可能な
メモリにはEEPROM、電池により保護されるRA
M、シヤドウRAM又はマイクロプロセッサ102によ
り変更できる他のメモリがあるが、その定数は紙幣確認
装置への電力の減少によっては影響を受けない。
【0115】本発明は本発明の意図又はその重要な特徴
から逸脱せずに他の具体的な形状で実施することができ
る。例えば、ここに開示した好適な実施例は本物の米国
1ドル、2ドル及び5ドル間の確認及び区別のために設
計されたが、本発明の原理は又より大きな額面の紙幣及
び米国以外の他の国の紙幣間の確認及び区別に利用する
こともできる。ここに開示した本発明の好適な実施例は
米国紙幣の肖像の範囲から集められた磁気データを分析
するための「ヒストグラム」技術を利用しているが、こ
の同じヒストグラム技術は、又、紙幣の他の部分からの
データを分析するため、及び、紙幣の表面から集められ
た光学情報を分析するために使用することもできる。
【0116】ここに開示した実施例は、したがって、全
ての点で例示的なものであって限定的なものではないと
考えられるべきであり、本発明の範囲は前述の記載より
もむしろ添付の請求の範囲により示され、そしてこの請
求の範囲に等価な意味及び範囲内に入る全ての変更は、
したがって、この請求の範囲に含められるべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明の詳細な説明は添付図面に関して行われるが、類
似の数字はいくつかの図面における対応する部品を示
す。
【図1】本発明による装置の断面図である。
【図2】図1の線A−Aに沿って得た装置の平面図であ
り、
【図3】本発明の1実施例のために使用される電源を示
す回路図を示し、
【図4】本発明の1実施例のために使用される制御盤を
示す回路図を示し、
【図5】本発明の1実施例のために使用される前置増幅
器盤を示す回路図を示し、
【図6】本発明により実施されたデータの分析の一部を
示すヒストグラムのグラフを示し、そして、
【図7】米国紙幣の真偽及び額面を決定するために用い
られるデータを分析する場合に使用される段階を表すフ
ローチャートを示す。
【符号の説明】
1 紙幣確認装置 2 ハウジング 4 紙幣通路
【手続補正書】
【提出日】平成3年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バーンズ,エルウツド イー. アメリカ合衆国.19365 ペンシルヴアニ ア,パーケンスブルグ,スター ルーツ (番地なし)

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の別々の区域を含む紙幣であって、
    その各別々の区域が紙幣を確認する特徴を含む紙幣の真
    偽及び額面を決定するための方法であって、 電気信号を発生するセンサで前記区域の1つを走査し、
    それにより、その走査した区域内で前記センサにより検
    出された紙幣を確認する特徴に応答して一連の電気信号
    を発生する過程、 その発生された電気信号間の間隔を測定し、 その測定された間隔の各々を複数の組の1つにその測定
    された間隔の長さに依存して分類する過程、そして前記
    組の内の1つの間隔の数と前記組のうちの別のものの間
    隔の数との差を決定する過程を有する紙幣の真偽及び額
    面を決定するための方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法であって、所定の定数と
    前記差を比較する段階を更に含む紙幣の真偽及び額面を
    決定するための方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は第2項の方法であって、前
    記の測定された間隔が各間隔の長さを表す値を発生し、
    そして、この値と前記組の要素のための基準値を比較す
    ることによって前記測定された間隔を分類する紙幣の真
    偽及び額面を決定するための方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の方法であって、前記基準値が
    前記一連の信号に含まれる情報と受け入れ可能な紙幣に
    関する標準的な情報との比較によって正規化される紙幣
    の真偽及び額面を決定するための方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の方法であって、前記一連の信
    号の最初と最後の信号間の測定された間隔と受け入れ可
    能な紙幣に関する標準的な間隔とを比較することによっ
    て前記基準値を正規化する紙幣の真偽及び額面を決定す
    るための方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の方法であって、前記走査され
    る区域は肖像を通る紙幣の主軸に沿う水平線であり、そ
    して、測定された間隔と標準的な間隔は前記肖像の幅を
    走査するための時間を表す紙幣の真偽及び額面を決定す
    るための方法。
  7. 【請求項7】 請求項1の方法であって、前記差は間隔
    の最大数を含む組の間隔の数と間隔の第2の最大の数を
    含む組との間で決定され、そして、本方法が、更に、所
    定定数と前記差を比較する段階を含む紙幣の真偽及び額
    面を決定するための方法。
  8. 【請求項8】 請求項7の方法であって、前記基準値は
    前記一連の信号に含まれる情報と受け入れ可能な紙幣に
    関する標準的な情報との比較により正規化される紙幣の
    真偽及び額面を決定するための方法。
  9. 【請求項9】 請求項7の方法であって、前記基準値は
    前記一連の信号と最初と最後の信号間の測定された間隔
    と受け入れ可能な紙幣に関する標準的な間隔との比較に
    より正規化される紙幣の真偽及び額面を決定するための
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項9の方法であって、前記走査さ
    れた区域は肖像を通る紙幣の主軸に沿う水平線であり、
    そして測定された間隔と標準的な間隔は肖像の幅を走査
    するための時間を表す紙幣の真偽及び額面を決定するた
    めの方法。
  11. 【請求項11】 請求項2の方法であって、前記差と前
    記所定定数の比較に基づいて前記紙幣の真偽及び単位を
    示す信号を発生する段階を更に含む真偽及び額面を決定
    するための方法。
  12. 【請求項12】 請求項7の方法であって、間隔の最大
    数を含む組の間隔の数と前記第2の組を超える少なくと
    も1つの更に別の組の間隔の数との差を決定し、そし
    て、この差を少なくとも1つの別の所定定数と比較する
    段階を更に含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項1又は第7項の方法であって、
    小さい単位の紙幣を大きい単位の紙幣から識別するため
    に所定の組の間隔の数を定数に比較するための段階を更
    に含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  14. 【請求項14】 請求項1の方法であって、前記区域の
    うちの第2のものを電気信号を発生する前記電気センサ
    で走査し、それによって、走査された前記第2の区域に
    おいて前記センサにより検出された紙幣を確認する特徴
    に応答して第2の一連の電気信号を発生し、 前記第2の組の発生された信号間の間隔を測定し、 前記の測定された間隔が所定の期間定数を超えるかどう
    かを知るために前記測定された間隔の長さを比較し、 前記期間定数を超える測定された間隔の和を計算し、 前記第2の組の発生された信号の最初と最後の信号間の
    間隔を測定し、そして、 前記間隔定数を越える測定された間隔の和と、前記第2
    の組の発生された信号の最初と最後の信号間の間隔の比
    を計算する段階を更に含む紙幣の真偽及び額面を決定す
    るための方法。
  15. 【請求項15】 請求項14の方法であって、前記第2
    の組の発生された信号の最初と最後の信号間の測定され
    た間隔を正規化し、そして、この正規化された測定間隔
    と所定の幅定数を比較する段階を更に含む紙幣の真偽及
    び額面を決定するための方法。
  16. 【請求項16】 請求項1又は第4項のいづれかの方法
    であって、前記区域の更に別のものを電気信号を発生す
    る別のセンサで走査する段階を更に含む貨幣の真偽及び
    額面を決定するための方法。
  17. 【請求項17】 請求項14の方法であって、前記第1
    と第2の組の発生された信号間の間隔を測定し、そし
    て、前記第1と第2の組の発生された信号間の間隔を所
    定の間隔定数と比較する段階を更に含む紙幣の真偽及び
    額面を決定するための方法。
  18. 【請求項18】 複数の別々の区域を有する紙幣であっ
    て、その各区域が紙幣を確認する特徴を有する紙幣の真
    偽及び額面を決定するための方法であって、複数の前記
    区域の各々を電気信号を発生するセンサで走査し、それ
    によって、走査された各前記区域に関し前記センサによ
    り検出された紙幣を確認する特徴に応答して一連の電気
    信号を発生する過程、 少なくとも1つの前記走査された区域に関し前記発生さ
    れた信号間の間隔を測定する過程、 一連の前記測定された間隔の各々をその区間の長さに依
    存して複数の組の1つへ分類する過程、そして、 一連の間隔に関して前記組の1つにおける間隔の数と前
    記組のうちの他の組の間隔の数との差を決定する過程を
    含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  19. 【請求項19】 複数の別々の区域を有する紙幣であっ
    て、その各々の区域が紙幣を確認する特徴を有する紙幣
    の真偽及び額面を決定するための方法であって前記区域
    の1つを電気信号を発生するセンサで走査し、それによ
    り、その走査された区域の前記センサにより検出された
    紙幣を確認する特徴に応答して、一連の電気信号を発生
    し、その発生された信号間の間隔を測定する過程、 所定値より大きい値を持つ前記一連の電気信号の全ての
    測定された区間の合計値よりなる第1の量を計算する過
    程、 前記一連の電気信号の最初と最後の信号間の測定された
    間隔よりなる第2の量を計算する過程、 前記第1の量と前記第2の量の比を決定する過程、そし
    て、 この比を紙幣の受け入れ可能な単位に関する標準比と比
    較する過程を含む紙幣の真偽及び額面を決定するための
    方法。
  20. 【請求項20】 格子線の背景を含む肖像の区域を持つ
    紙幣の真偽及び額面を決定するための方法であって、電
    気信号を発生するセンサで前記肖像区域を走査し、それ
    により、このセンサにより検出された格子線に応答する
    一連の信号を発生する過程、 この発生された信号間の間隔を測定する過程、 前記測定された間隔の少なくともいくつかを所定の境界
    を持つ複数の組に分類し、その場合、各測定された間隔
    の分類はその間隔の長さに依存するようになす過程、 間隔の最大の数を分類して入れる組の間隔の数と前記の
    他の組のうちの1つ又はより多くの組の間隔の数との差
    に対応する値を計算する過程、そして、 前記計算された値が所定の差値より少ない場合に前記紙
    幣を本物でないもの又は不適当な単位のものとして拒絶
    する過程を含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項23の方法であって、 前記肖像区域の走査中に発生された最初の信号と前記肖
    像区域の走査中に発生された最後の信号との間の間隔を
    測定する過程、 その測定された肖像区域の間隔に対する公知の肖像区域
    の間隔の比に対応する値を計算する過程、そして、 その計算された比の値に基づいて前記複数の組のうちの
    1つ又はより多くの組のための境界を正規化する過程を
    更に含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  22. 【請求項22】 請求項20の方法であって、前記所定
    の差値は、前記紙幣が本物でないもの又は不適当な単位
    のものとして確認される信頼度の調整ができるように調
    節可能である紙幣の真偽及び額面を決定するための方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項20の方法であって、前記分類
    段階は前記測定された間隔の予め選択した群にのみ適応
    される紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  24. 【請求項24】 請求項23の方法であって、前記予め
    選択された群の測定された間隔は前記肖像区域の右側及
    び左側の走査により発生された信号間の間隔を含む紙幣
    の真偽及び額面を決定するための方法。
  25. 【請求項25】 請求項23の方法であって、所定の境
    界を持つ前記複数の組は0.020cm、0.025cm及び0.
    028cmの種値の付近に定義された組よりなり、そし
    て、前記複数の組のうちの1つ内に入らない測定された
    間隔は廃棄される貨幣の真偽及び額面を決定するための
    方法。
  26. 【請求項26】 請求項28の方法であって、前記種値
    を正規化する段階を更に含む貨幣の真偽及び額面を決定
    するための方法。
  27. 【請求項27】 紙幣の確認線を含む単位区域を更に有
    する請求項23の方法であって、 前記紙幣の前記単位区域を前記電気信号を発生するセン
    サで走査し、それにより、このセンサにより検出された
    線に応答して一連の電気信号を発生する過程、その発生
    された電気信号間の間隔を測定する過程、 所定値よりも大きい値を持つ前記一連の全ての測定され
    た間隔の合計値に対応する第1の量を計算する過程、 前記一連の電気信号の最初の信号と最後の信号間の測定
    された間隔に対応する第2の量を計算する過程、 前記第1の量と前記第2の量との比に対応する値を計算
    する過程、そして、 前記計算された値が所定の最小比の値より少ないか又は
    所定の最大比の値より大きい場合に前記紙幣を真正でな
    いもの又は不適当な単位のものとして拒絶する過程を更
    に含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  28. 【請求項28】 請求項21又は第27項の方法であっ
    て、 前記複数の組のうちの1つに分類された間隔の数を計算
    する過程、そして、 前記数が所定値を超える場合に前記紙幣を真正でないも
    の又は不適当な単位のものとして拒絶する過程を更に含
    む紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  29. 【請求項29】 前記紙幣が紙幣確認線を含む境界区域
    を更に有している請求項21又は第27項の方法であっ
    て、 前記紙幣の前記境界区域を前記電気信号を発生するセン
    サで走査し、それにより、このセンサにより検出された
    前記紙幣確認線に応答して、一連の信号を発生し、この
    発生された信号の数を数え、前記数が所定数を超えた場
    合に前記紙幣を真正でないもの又は不適当な単位のもの
    として拒絶する段階を更に含む紙幣の真偽及び額面を決
    定するための方法。
  30. 【請求項30】 請求項21又は第27項の方法であっ
    て、 前記肖像区域の最初の信号と前記肖像区域の最初の信号
    との間の間隔を測定する過程、 前記測定された間隔と真正な紙幣の肖像区域の幅を表す
    公知の間隔との比に等しい値を計算する過程、そして、 この計算された値を用いて前記複数の組の所定の境界を
    正規化する過程を更に含む方法。
  31. 【請求項31】 請求項27の方法であって、 前記肖像区域の最初の信号と前記肖像区域の最後の信号
    の間の間隔を測定し、この測定された値と真正な紙幣の
    肖像範囲の幅を表す公知の間隔との比に等しい正規化値
    を計算する過程、そして、 前記分類段階の前に前記計算された正規化値を用いて前
    記複数の組の所定の境界を正規化する過程を更に含む紙
    幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  32. 【請求項32】 請求項31の方法であって、 前記肖像区域の最後の信号と前記単位区域の最初の信号
    間の間隔を測定する過程、 前記正規化値を用いて前記測定された間隔を正規化する
    過程、そして、 その測定された正規化された間隔を所定の紙幣に関する
    記憶定数値と比較する過程を更に含む紙幣の真偽及び額
    面を決定するための方法。
  33. 【請求項33】 複数の別々の区域を有する紙幣であっ
    て、その各々の間隔が紙幣を確認する特徴を有する紙幣
    の真偽及び額面を決定するための方法であって、 前記区域の1つを第1の電気信号発生センサで走査し、
    それにより、その走査された区域内で前記センサにより
    検出された紙幣を確認する特徴に応答して一連の電気信
    号を発生する過程、 その発生された電気信号の間隔を測定する過程、 その測定された間隔の少なくともいくつかを複数の組の
    うちの適切な組に分類し、その場合、その測定された間
    隔の各々の分類はその間隔の長さに依存するようにする
    過程、そして前記複数の組の測定された間隔の分類に基
    づいて前記紙幣の真偽及び額面を決定する過程を含む紙
    幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  34. 【請求項34】 請求項33の方法であって、前記区域
    のうちの第2のものを第2の電気信号を発生するセンサ
    で走査し、そして、両前記センサが前記区域の前記第2
    のものを走査した時に両前記センサが信号を発生する場
    合、前記紙幣を拒絶する段階を更に含む紙幣の真偽及び
    額面を決定するための方法。
  35. 【請求項35】 請求項34の方法であって、前記第1
    のセンサは磁気センサであり、そして、前記第2のセン
    サは光センサである紙幣の真偽及び額面を決定するため
    の方法。
  36. 【請求項36】 前記第2のセンサが光センサであっ
    て、この光センサに相対的に、受け入れ可能な1枚の紙
    幣が移動される時、複数の信号を発生する請求項40の
    方法であって、 1枚の紙幣を前記第1と第2のセンサが走査できるよう
    に前記第1と第2のセンサに相対的に前記1枚の紙幣を
    移送する過程、 真偽及び額面が決定される間の期間その移送を遮断する
    過程、 その1枚の紙幣が受け入れ可能である場合その移送を続
    ける過程、 前記第2のセンサが前記遮断期間の間又は後で所定の定
    数を越えるいくつかの信号を前記第2のセンサが発生し
    たかどうかを決定する過程、そして、 前記第2のセンサからの発生された信号の数がその所定
    の定数を越えた場合、前記1枚の紙幣を拒絶する過程を
    更に含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  37. 【請求項37】 請求項1又は第33項の方法であっ
    て、公知の種類の紙幣が挿入されるということを紙幣確
    認装置に示す信号を発生することによって最初に動作定
    数を確立する過程、 前記公知の紙幣の種類の挿入から検査情報を得る過程、 前記検査情報から適切な動作定数を計算する過程、 紙幣の真偽及び額面を決定する場合において将来使用す
    るために前記計算された動作定数を記憶する過程を更に
    含む紙幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  38. 【請求項38】 請求項1又は第33項の方法であっ
    て、1つ又はより多くの動作定数をメモリに記憶する過
    程、そして、 受け入れ可能な紙幣に対する経験に基づいてプログラム
    制御下のマイクロプロセッサを用いてある時間期間にわ
    たり前記記憶された定数を改変する過程を更に有する紙
    幣の真偽及び額面を決定するための方法。
  39. 【請求項39】 紙幣を確認する特徴を有する複数の区
    域を備えた紙幣の真偽及び額面を決定するための改良に
    なる紙幣確認装置であって、 前記紙幣の前記区域の少なくとも1つを走査するための
    電気信号発生センサ手段であって、走査された区域内に
    おいて前記電気信号発生センサ手段により検出された紙
    幣を確認する特徴に応答して一連の信号を発生するため
    の電気信号発生センサ手段、 前記発生された信号間の間隔を測定するための手段、 前記測定された間隔の少なくともいくつかを複数の組の
    1つへ分類するための手段であって、前記測定された間
    隔の各々の分類をその間隔の長さに依存するようにする
    手段、及び これらの組の内容に基づいて前記紙幣の真偽及び額面を
    示す情報を得るための手段を有する改良された紙幣確認
    装置。
  40. 【請求項40】 請求項39の装置であって、前記情報
    は前記組の間隔の数のカウント値からなる紙幣確認装
    置。
  41. 【請求項41】 請求項40の装置であって、2つのカ
    ウント値間の差を決定するための手段を更に有する紙幣
    確認装置。
  42. 【請求項42】 請求項41の装置であって、前記差を
    所定の差値と比較するための手段を更に有する紙幣確認
    装置。
  43. 【請求項43】 請求項42の装置であって、前記所定
    の差値を外部から調整するための手段を更に有する紙幣
    確認装置。
  44. 【請求項44】 前記間隔を測定するための手段が、
    又、前記一連の発生された信号の最初の信号と最後の信
    号との間の間隔を測定する請求項39の装置であって、 所定の真正な1枚の紙幣に関する最初と最後の信号間の
    間隔を表す間隔定数を記憶するための手段、及び、 前記最初と最後の信号間の測定された間隔と前記記憶さ
    れた間隔定数の比を計算することによって正規化定数を
    決定するための手段を有する紙幣確認装置。
  45. 【請求項45】 請求項39の装置であって、本物の1
    枚の公知の単位の紙幣が挿入されるということを示す信
    号を発生するための手段、 その本物の1枚からの検査情報を得るための手段、 前記検査情報から動作定数を計算するための手段、及び 紙幣の真偽及び額面を決定する場合に将来使用される前
    記計算された動作定数を記憶するための手段を更に有す
    る紙幣確認装置。
  46. 【請求項46】 請求項39又は第45項の装置であっ
    て、動作定数を記憶するためのメモリ、及び、本紙幣確
    認装置により受け入れられた紙幣に対する経験に基づい
    てメモリに記憶された前記動作定数を改変するためのプ
    ログラム制御下のマイクロプロセッサを更に有する紙幣
    確認装置。
JP1096191A 1984-10-10 1991-01-31 通貨確認のための方法及び装置 Pending JPH05128343A (ja)

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