JPH05127496A - 電子写真装置の帯電装置 - Google Patents
電子写真装置の帯電装置Info
- Publication number
- JPH05127496A JPH05127496A JP3289766A JP28976691A JPH05127496A JP H05127496 A JPH05127496 A JP H05127496A JP 3289766 A JP3289766 A JP 3289766A JP 28976691 A JP28976691 A JP 28976691A JP H05127496 A JPH05127496 A JP H05127496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- photosensitive layer
- charging
- photosensitive
- peak
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 感光体1の感光層1bと対向して、微小空間
を介して導電性の帯電ローラ2が配置され、この帯電ロ
ーラ2に直流電源8から直流電圧を印加することによ
り、感光層1bを所定電位に帯電させる。このとき、導
電性の感光体基体部1aに、帯電ローラ2による感光層
1bの帯電時に、感光層1bの帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧を有する交流電圧を印加するもの。 【効果】 感光体1の感光層1bをむらなく均一に帯電
させて、良好な画像を形成できる。特別な電源が必要な
く、かつ各電源7・8の出力側で使用される部品の耐圧
を低くでき、装置のコストダウンが可能となる。
を介して導電性の帯電ローラ2が配置され、この帯電ロ
ーラ2に直流電源8から直流電圧を印加することによ
り、感光層1bを所定電位に帯電させる。このとき、導
電性の感光体基体部1aに、帯電ローラ2による感光層
1bの帯電時に、感光層1bの帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧を有する交流電圧を印加するもの。 【効果】 感光体1の感光層1bをむらなく均一に帯電
させて、良好な画像を形成できる。特別な電源が必要な
く、かつ各電源7・8の出力側で使用される部品の耐圧
を低くでき、装置のコストダウンが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機およびレーザプ
リンタ等の電子写真装置に備えられ、感光体の感光層と
微小空間を介して配された帯電部材に印加される直流電
圧によって感光層を帯電させる電子写真装置の帯電装置
に関するものである。
リンタ等の電子写真装置に備えられ、感光体の感光層と
微小空間を介して配された帯電部材に印加される直流電
圧によって感光層を帯電させる電子写真装置の帯電装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置としての例えば複写機は、
図7に示すように、導電性の感光体基体部31aの外周
に感光層31bが設けられた感光体31を備え、この感
光体31の周囲に、コロナ放電器32、現像装置33、
転写ローラ34、クリーニング装置35および除電ラン
プ36等の手段を備えている。このような複写機では、
感光体31の感光層31bをコロナ放電器32にて帯電
させ、この感光層31bを露光して静電潜像を形成し、
その後、この静電潜像を現像装置33にて現像し、これ
により感光層31b上に得られたトナー像を転写ローラ
34にて図示しない用紙上に転写し、所望の画像を得る
ようになっている。また、上記の転写動作後の感光層3
1bの表面は、クリーニング装置35により残留トナー
が除去され、除電ランプ36により残留電荷が除去され
るようになっている。
図7に示すように、導電性の感光体基体部31aの外周
に感光層31bが設けられた感光体31を備え、この感
光体31の周囲に、コロナ放電器32、現像装置33、
転写ローラ34、クリーニング装置35および除電ラン
プ36等の手段を備えている。このような複写機では、
感光体31の感光層31bをコロナ放電器32にて帯電
させ、この感光層31bを露光して静電潜像を形成し、
その後、この静電潜像を現像装置33にて現像し、これ
により感光層31b上に得られたトナー像を転写ローラ
34にて図示しない用紙上に転写し、所望の画像を得る
ようになっている。また、上記の転写動作後の感光層3
1bの表面は、クリーニング装置35により残留トナー
が除去され、除電ランプ36により残留電荷が除去され
るようになっている。
【0003】上記のコロナ放電器32にて帯電される感
光層31bの表面電位は500〜700Vに設定され
る。従って、コロナ放電器32には4〜8kVといった
高電圧を供給する必要がある。さらに、コロナ放電を行
った場合には例えばオゾンが発生し、このオゾンによ
り、感光体31周囲の各手段が腐食し易く、また感光層
31bの表面が劣化して画像ボケを生じ易い。このた
め、例えば特開昭63−149668号公報に開示され
ているように、感光体の感光層に当接させた帯電ローラ
に直流電圧と交流電圧とを重畳した脈流電圧を印加して
感光層を帯電させる構成も提案されている。しかしなが
ら、このような接触帯電法では、オゾン発生に伴う上記
の問題は低減するものの、斑点状の帯電むらが生じ易
く、この場合には、画像に黒点が生じることになる。ま
た、感光層に対して直接に電圧を印加するため、感光層
31bの放電絶縁破壊が発生し易く、この場合には、感
光層の表面欠陥となり、画像に黒帯が生じるといった不
都合を招来する。
光層31bの表面電位は500〜700Vに設定され
る。従って、コロナ放電器32には4〜8kVといった
高電圧を供給する必要がある。さらに、コロナ放電を行
った場合には例えばオゾンが発生し、このオゾンによ
り、感光体31周囲の各手段が腐食し易く、また感光層
31bの表面が劣化して画像ボケを生じ易い。このた
め、例えば特開昭63−149668号公報に開示され
ているように、感光体の感光層に当接させた帯電ローラ
に直流電圧と交流電圧とを重畳した脈流電圧を印加して
感光層を帯電させる構成も提案されている。しかしなが
ら、このような接触帯電法では、オゾン発生に伴う上記
の問題は低減するものの、斑点状の帯電むらが生じ易
く、この場合には、画像に黒点が生じることになる。ま
た、感光層に対して直接に電圧を印加するため、感光層
31bの放電絶縁破壊が発生し易く、この場合には、感
光層の表面欠陥となり、画像に黒帯が生じるといった不
都合を招来する。
【0004】そこで、このような不都合を回避し得るも
のとして、特開平2−148059号公報に開示されて
いるように、感光体の感光層に対して10〜1000μ
mの間隔をおいて例えば帯電ローラからなる帯電部材を
配し、この帯電部材に直流電圧、交流電圧または直流電
圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加する構成が提案さ
れている。
のとして、特開平2−148059号公報に開示されて
いるように、感光体の感光層に対して10〜1000μ
mの間隔をおいて例えば帯電ローラからなる帯電部材を
配し、この帯電部材に直流電圧、交流電圧または直流電
圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加する構成が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、帯電部材に
直流電圧のみを印加した場合には、前述の場合と同様、
感光層の表面に斑点状の帯電むらを生じ易くなる。これ
は、帯電部材と感光層表面との間隙が両者表面の凹凸に
よって微視的に一定になっていないためと考えられる。
従って、画像に黒点を生じ、良好な画像を得ることがで
きない。
直流電圧のみを印加した場合には、前述の場合と同様、
感光層の表面に斑点状の帯電むらを生じ易くなる。これ
は、帯電部材と感光層表面との間隙が両者表面の凹凸に
よって微視的に一定になっていないためと考えられる。
従って、画像に黒点を生じ、良好な画像を得ることがで
きない。
【0006】また、帯電部材に単に交流電圧のみを印加
した場合には、感光層を帯電させることができない。
した場合には、感光層を帯電させることができない。
【0007】一方、帯電部材に直流電圧と交流電圧とを
重畳させた電圧を印加する構成では、上記の交流電圧を
感光層における帯電開始電圧の2倍のピーク間電圧に設
定した場合に、感光層の帯電むらを解消することができ
る。しかしながら、そのためには、直流電圧に交流電圧
を重畳した電圧を発生する特別な電源を用意する必要が
ある。また、この電源の出力側で使用される部品には、
重畳された電圧に耐え得るかなり耐圧の高いものが必要
であって部品が高価なものとなり、装置全体としてのコ
ストアップを招来するという問題点を有している。
重畳させた電圧を印加する構成では、上記の交流電圧を
感光層における帯電開始電圧の2倍のピーク間電圧に設
定した場合に、感光層の帯電むらを解消することができ
る。しかしながら、そのためには、直流電圧に交流電圧
を重畳した電圧を発生する特別な電源を用意する必要が
ある。また、この電源の出力側で使用される部品には、
重畳された電圧に耐え得るかなり耐圧の高いものが必要
であって部品が高価なものとなり、装置全体としてのコ
ストアップを招来するという問題点を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置の
帯電装置は、上記の課題を解決するために、導電性の基
体部上に感光層を有する感光体の感光層と対向して、微
小空間を介して導電性の帯電部材が配置され、この帯電
部材に直流電源から直流電圧を印加することにより、上
記の感光層を所定電位に帯電させる電子写真装置の帯電
装置において、上記の感光体の基体部には、帯電部材に
よる感光層の帯電時に、感光層の帯電開始電圧の2倍以
上のピーク間電圧を有する交流電圧を供給する交流電源
が接続されていることを特徴としている。
帯電装置は、上記の課題を解決するために、導電性の基
体部上に感光層を有する感光体の感光層と対向して、微
小空間を介して導電性の帯電部材が配置され、この帯電
部材に直流電源から直流電圧を印加することにより、上
記の感光層を所定電位に帯電させる電子写真装置の帯電
装置において、上記の感光体の基体部には、帯電部材に
よる感光層の帯電時に、感光層の帯電開始電圧の2倍以
上のピーク間電圧を有する交流電圧を供給する交流電源
が接続されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、感光体の基体部には、帯
電部材による感光層の帯電時に、感光層の帯電開始電圧
の2倍以上のピーク間電圧を有する交流電圧を供給する
交流電源が接続されているので、後述のように、感光層
をむらなく均一に帯電させることができ、これによっ
て、形成される画像は良質のものとなる。
電部材による感光層の帯電時に、感光層の帯電開始電圧
の2倍以上のピーク間電圧を有する交流電圧を供給する
交流電源が接続されているので、後述のように、感光層
をむらなく均一に帯電させることができ、これによっ
て、形成される画像は良質のものとなる。
【0010】また、感光層の帯電時には、帯電部材と感
光体との間に、直流電圧と交流電圧とを印加する必要が
あるものの、これには直流電圧を帯電部材に印加する一
方、交流電圧を感光体の基体部に印加することにより対
応しているので、特別な電源が必要なく、かつ各電源の
出力側で使用される部品の耐圧を低くし得るようになっ
ている。
光体との間に、直流電圧と交流電圧とを印加する必要が
あるものの、これには直流電圧を帯電部材に印加する一
方、交流電圧を感光体の基体部に印加することにより対
応しているので、特別な電源が必要なく、かつ各電源の
出力側で使用される部品の耐圧を低くし得るようになっ
ている。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図6に基づい
て以下に説明する。
て以下に説明する。
【0012】電子写真装置としての複写機は、図1に示
すように、感光体1の周りに、帯電部材としての導電性
の帯電ローラ2、現像装置3、転写ローラ4、クリーニ
ング装置5および除電ランプ6を備えている。
すように、感光体1の周りに、帯電部材としての導電性
の帯電ローラ2、現像装置3、転写ローラ4、クリーニ
ング装置5および除電ランプ6を備えている。
【0013】上記の感光体1は、図2にも示すように、
導電性の感光体基体部1aの外周面に感光層1bが形成
されたものとなっている。上記の感光体基体部1aに
は、帯電ローラ2によって帯電される感光層1bにおけ
る帯電開始電圧VTHの2倍以上のピーク間電圧VP-P を
有する交流電源7が接続されている。
導電性の感光体基体部1aの外周面に感光層1bが形成
されたものとなっている。上記の感光体基体部1aに
は、帯電ローラ2によって帯電される感光層1bにおけ
る帯電開始電圧VTHの2倍以上のピーク間電圧VP-P を
有する交流電源7が接続されている。
【0014】帯電ローラ2は、感光体1と近接して配さ
れており、本実施例において両者の間隙は約100μm
に設定されている。尚、この間隔は、10〜1000μ
mの範囲に設定すればよいことが、前述の特開平2−1
48059号公報に開示されている。また、帯電部材の
形状は、ローラ形状の他、ブレード形状あるいはベルト
形状であってもよい。帯電ローラ2は、アルミニウム、
鉄もしくは銅等の金属、あるいはカーボンもしくは金属
等の導電性材料を分散させて導電性を持たせたゴムある
いは人工繊維によって形成することができる。また、ポ
リカーボネート、ポリビニールあるいはポリエステル等
の絶縁性の樹脂基体部の表面に、金属等の導電性材料か
らなるコート層を設けたものとしてもよい。これら帯電
部材の体積抵抗率は102 〜1011Ωcmの範囲にあるの
が好ましい。そして、帯電ローラ2には、感光層1bを
帯電させるための直流電源8が接続されている。
れており、本実施例において両者の間隙は約100μm
に設定されている。尚、この間隔は、10〜1000μ
mの範囲に設定すればよいことが、前述の特開平2−1
48059号公報に開示されている。また、帯電部材の
形状は、ローラ形状の他、ブレード形状あるいはベルト
形状であってもよい。帯電ローラ2は、アルミニウム、
鉄もしくは銅等の金属、あるいはカーボンもしくは金属
等の導電性材料を分散させて導電性を持たせたゴムある
いは人工繊維によって形成することができる。また、ポ
リカーボネート、ポリビニールあるいはポリエステル等
の絶縁性の樹脂基体部の表面に、金属等の導電性材料か
らなるコート層を設けたものとしてもよい。これら帯電
部材の体積抵抗率は102 〜1011Ωcmの範囲にあるの
が好ましい。そして、帯電ローラ2には、感光層1bを
帯電させるための直流電源8が接続されている。
【0015】また、転写ローラ4は、導電性のローラ軸
部4aを中心に回転するようになっており、ローラ軸部
4aの周りに設けられたローラ部4bが感光体1と接触
するように配されている。上記のローラ軸部4aは、切
換えスイッチ9により、転写動作時には、アノードが接
地されたダイオード10のカソードと接続され、クリー
ニング動作時には、カソードが接地されたダイオード1
1のアノードと接続されるようになっている。これによ
り、上記の交流電源7を、感光体1と転写ローラ4との
間にかかる転写用電源および転写ローラ4の表面の残留
トナーを除去するためのクリーニング用電源として利用
し得るようになっている。
部4aを中心に回転するようになっており、ローラ軸部
4aの周りに設けられたローラ部4bが感光体1と接触
するように配されている。上記のローラ軸部4aは、切
換えスイッチ9により、転写動作時には、アノードが接
地されたダイオード10のカソードと接続され、クリー
ニング動作時には、カソードが接地されたダイオード1
1のアノードと接続されるようになっている。これによ
り、上記の交流電源7を、感光体1と転写ローラ4との
間にかかる転写用電源および転写ローラ4の表面の残留
トナーを除去するためのクリーニング用電源として利用
し得るようになっている。
【0016】上記の構成において、本複写機の複写動作
の際には、帯電ローラ2に直流電源8から直流電圧VDC
が印加されると共に、感光体1の感光体基体部1aに、
交流電源7から感光層1bにおける帯電開始電圧VTHの
2倍以上のピーク間電圧VP- P の交流電圧VACが印加さ
れ、感光体1の感光層1bが所定電位に帯電される。
の際には、帯電ローラ2に直流電源8から直流電圧VDC
が印加されると共に、感光体1の感光体基体部1aに、
交流電源7から感光層1bにおける帯電開始電圧VTHの
2倍以上のピーク間電圧VP- P の交流電圧VACが印加さ
れ、感光体1の感光層1bが所定電位に帯電される。
【0017】また、図示しない光学系によって原稿が光
走査され、原稿からの反射光が感光層1bに照射され
る。これによって感光層1bが露光され、感光層1bに
原稿画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像装置3によって現像され、これによって形成
されたトナー像が、転写ローラ4によって図示しない給
紙部から供給された用紙に転写される。
走査され、原稿からの反射光が感光層1bに照射され
る。これによって感光層1bが露光され、感光層1bに
原稿画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像装置3によって現像され、これによって形成
されたトナー像が、転写ローラ4によって図示しない給
紙部から供給された用紙に転写される。
【0018】この転写動作の際、切換えスイッチ9はダ
イオード10側に切り換えられており、ダイオード10
の整流作用により、交流電源7が転写用電源として利用
される。一方、上記の転写動作が終了した場合、切換え
スイッチ9はダイオード11側に切り換えられ、交流電
源7が転写ローラ4表面の残留トナーを除去するための
クリーニング用電源として利用される。
イオード10側に切り換えられており、ダイオード10
の整流作用により、交流電源7が転写用電源として利用
される。一方、上記の転写動作が終了した場合、切換え
スイッチ9はダイオード11側に切り換えられ、交流電
源7が転写ローラ4表面の残留トナーを除去するための
クリーニング用電源として利用される。
【0019】用紙上に転写されたトナー像は、その後、
図示しない定着装置によって用紙上に熱定着され、これ
によって用紙上に所望の画像が得られる。
図示しない定着装置によって用紙上に熱定着され、これ
によって用紙上に所望の画像が得られる。
【0020】ここで、上記の帯電ローラ2による感光体
1の感光層1bの帯電は、感光層1bと帯電ローラ2と
の間の空間における空気の絶縁破壊によって行われるよ
うになっている。この帯電のメカニズムは、パッシェン
の法則によって以下のように説明することができる。
1の感光層1bの帯電は、感光層1bと帯電ローラ2と
の間の空間における空気の絶縁破壊によって行われるよ
うになっている。この帯電のメカニズムは、パッシェン
の法則によって以下のように説明することができる。
【0021】感光層1bと帯電ローラ2との間の空隙S
にかかる電圧Vg は、図3のような回路を考えると、下
記の(1)式で表される。
にかかる電圧Vg は、図3のような回路を考えると、下
記の(1)式で表される。
【0022】 Vg =(Va −Vc )Z/(Ls /Ks +Z) …(1) Va :帯電ローラ2と感光体基体部1aとの間の直流印
加電圧 Vc :感光層1bの表面電位 Z :空隙Sの長さ Ls :感光層1bの厚み Ks :感光層1bの比誘電率 一方、空隙Sでの放電現象における破壊電圧Vb は、空
隙Sの長さZが約8μm以上のとき、下記の(2)式で
表される。
加電圧 Vc :感光層1bの表面電位 Z :空隙Sの長さ Ls :感光層1bの厚み Ks :感光層1bの比誘電率 一方、空隙Sでの放電現象における破壊電圧Vb は、空
隙Sの長さZが約8μm以上のとき、下記の(2)式で
表される。
【0023】Vb =312+6.2Z …(2) そして、帯電時においては、−Vg =Vb であるので、
上記の(1)および(2)式より、下記の(3)式が得
られる。
上記の(1)および(2)式より、下記の(3)式が得
られる。
【0024】 Va −Vc =(312+6.2Z)(Ls /Ks +Z)/Z …(3) ここで、空隙Sを100μm、Ls を20μm、Ks を
3とすると、 Va −Vc =994 …(3)´ となる。そこで実際に、Ls /Ks =20/3=6.7
であるOPC(OrganicPhotoconductive Conductor)感
光体に対し、空隙S=100μmで、帯電ローラ2とし
て体積抵抗率が105 Ωcmの導電性ゴムローラを使用し
て帯電特性を測定したところ、感光層1bの表面電位と
帯電ローラ2へ印加する直流電圧VDCとの関係において
図4に示すような直線が得られ、この結果は上記の
(3)´式にあてはまることが分かった。尚、帯電ロー
ラ2に直流電圧VDCを印加することのみによって感光層
1bを帯電させた場合は、図4のような特性で帯電が行
われるものの、帯電むらを生じることは前述したとおり
である。
3とすると、 Va −Vc =994 …(3)´ となる。そこで実際に、Ls /Ks =20/3=6.7
であるOPC(OrganicPhotoconductive Conductor)感
光体に対し、空隙S=100μmで、帯電ローラ2とし
て体積抵抗率が105 Ωcmの導電性ゴムローラを使用し
て帯電特性を測定したところ、感光層1bの表面電位と
帯電ローラ2へ印加する直流電圧VDCとの関係において
図4に示すような直線が得られ、この結果は上記の
(3)´式にあてはまることが分かった。尚、帯電ロー
ラ2に直流電圧VDCを印加することのみによって感光層
1bを帯電させた場合は、図4のような特性で帯電が行
われるものの、帯電むらを生じることは前述したとおり
である。
【0025】次に、上記の実験で使用したものと同じO
PC感光体を使用し、帯電ローラ2に−600Vおよび
−850Vの直流電圧VDCを個別に印加し、感光体基体
部1aに交流電圧VACを印加して感光層1bを帯電させ
たときの交流電圧VACのピーク間電圧VP-P と感光層1
bの表面電位との関係を測定した。その結果を図5に示
す。
PC感光体を使用し、帯電ローラ2に−600Vおよび
−850Vの直流電圧VDCを個別に印加し、感光体基体
部1aに交流電圧VACを印加して感光層1bを帯電させ
たときの交流電圧VACのピーク間電圧VP-P と感光層1
bの表面電位との関係を測定した。その結果を図5に示
す。
【0026】図5から明らかなように、交流電圧VACの
ピーク間電圧VP-P の小さい領域では、感光層1bの表
面電位は、ピーク間電圧VP-P に比例して直線的に増加
する一方、ある値を超えると帯電ローラ2に印加してい
る直流電圧VDCの値にほぼ飽和し、ピーク間電圧VP-P
の変化に対しても一定値を保持する。このときの感光層
1bの表面電位の変曲点におけるピーク間電圧V
P-P は、図5に示すように、約2kVであり、この値は
前述した感光層1bの帯電開始電圧VTHのほぼ2倍の値
になっている。そして、この関係は、交流電圧VACの周
波数および直流電圧VDCの値を変化させても感光層1b
の帯電電位の飽和点が直流電圧VDCの値によって変化す
るのみであり、一定である。
ピーク間電圧VP-P の小さい領域では、感光層1bの表
面電位は、ピーク間電圧VP-P に比例して直線的に増加
する一方、ある値を超えると帯電ローラ2に印加してい
る直流電圧VDCの値にほぼ飽和し、ピーク間電圧VP-P
の変化に対しても一定値を保持する。このときの感光層
1bの表面電位の変曲点におけるピーク間電圧V
P-P は、図5に示すように、約2kVであり、この値は
前述した感光層1bの帯電開始電圧VTHのほぼ2倍の値
になっている。そして、この関係は、交流電圧VACの周
波数および直流電圧VDCの値を変化させても感光層1b
の帯電電位の飽和点が直流電圧VDCの値によって変化す
るのみであり、一定である。
【0027】これにより、感光層1bの表面をむらなく
一様に帯電させるためには、感光体1の諸特性等によっ
て決定される感光層1bの帯電開始電圧VTHの2倍以上
のピーク間電圧VP-P を有する交流電圧VACを、感光体
基体部1aに印加する必要があり、そのとき得られる感
光層1bの表面電位は、帯電ローラ2に印加される直流
電圧VDCに依存することが分かった。
一様に帯電させるためには、感光体1の諸特性等によっ
て決定される感光層1bの帯電開始電圧VTHの2倍以上
のピーク間電圧VP-P を有する交流電圧VACを、感光体
基体部1aに印加する必要があり、そのとき得られる感
光層1bの表面電位は、帯電ローラ2に印加される直流
電圧VDCに依存することが分かった。
【0028】上記のように、感光層1bの均一帯電性を
得るための交流電圧VACのピーク間電圧VP-P と感光層
1bの帯電開始電圧VTHとの関係は、実験的に認証され
た。
得るための交流電圧VACのピーク間電圧VP-P と感光層
1bの帯電開始電圧VTHとの関係は、実験的に認証され
た。
【0029】そして、この関係は、理論的には、交流電
圧VACのピーク間電圧VP-P の変化に対する感光層1b
の帯電電位の変曲点が、感光体1と帯電ローラ2との間
の振動電界下において感光体1から帯電ローラ2への電
荷逆転移開始点になっていることにより成り立つものと
考えられる。これについて以下に説明する。
圧VACのピーク間電圧VP-P の変化に対する感光層1b
の帯電電位の変曲点が、感光体1と帯電ローラ2との間
の振動電界下において感光体1から帯電ローラ2への電
荷逆転移開始点になっていることにより成り立つものと
考えられる。これについて以下に説明する。
【0030】帯電ローラ2と感光体1との間に印加され
る電圧を説明の便宜上、図6に示すように、直流電圧V
DCにピーク間電圧VP-P の正弦波が重畳された脈流電圧
であるとすると、両者間の印加電圧の最大値(Vmax )
と最小値(Vmin )とは、それぞれ、 Vmax =VDC+VP-P /2 Vmin =VDC−VP-P /2 と表される。
る電圧を説明の便宜上、図6に示すように、直流電圧V
DCにピーク間電圧VP-P の正弦波が重畳された脈流電圧
であるとすると、両者間の印加電圧の最大値(Vmax )
と最小値(Vmin )とは、それぞれ、 Vmax =VDC+VP-P /2 Vmin =VDC−VP-P /2 と表される。
【0031】Vmax の電圧が印加されたとき、感光層1
bは前述の(3)式によって、 V=VDC+VP-P /2−VTH に帯電される。その後、上記の表面電位に対して帯電ロ
ーラ2と感光体1との間の印加電圧が最小値、即ちV
min になったとき、その差が帯電開始電圧VTHを越える
と、感光層1bの過剰な電荷が帯電ローラ2へ逆転移す
ることになる。
bは前述の(3)式によって、 V=VDC+VP-P /2−VTH に帯電される。その後、上記の表面電位に対して帯電ロ
ーラ2と感光体1との間の印加電圧が最小値、即ちV
min になったとき、その差が帯電開始電圧VTHを越える
と、感光層1bの過剰な電荷が帯電ローラ2へ逆転移す
ることになる。
【0032】そして、帯電ローラ2と感光層1bとの間
の電荷の転移・逆転移がいずれも帯電開始電圧VTHをし
きい値として行われるということは、電荷の転移が両者
間の空隙間電圧によって決定されることから方向的に等
価と考えられる。従って、電荷の逆転移が生じるために
は、 (VDC+VP-P /2−VTH)−(VDC−VP-P /2)≧VTH 即ち、 VP-P ≧2VTH となる。これは、前述の実測によって得られた結果と一
致する。
の電荷の転移・逆転移がいずれも帯電開始電圧VTHをし
きい値として行われるということは、電荷の転移が両者
間の空隙間電圧によって決定されることから方向的に等
価と考えられる。従って、電荷の逆転移が生じるために
は、 (VDC+VP-P /2−VTH)−(VDC−VP-P /2)≧VTH 即ち、 VP-P ≧2VTH となる。これは、前述の実測によって得られた結果と一
致する。
【0033】以上のように、本帯電装置は、感光体1に
当接されて設けられた帯電ローラ2に直流電圧VDCを印
加する一方、感光体1の感光体基体部1aに、感光層1
bの帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧VP-P を有
する交流電圧VACを印加することにより感光層1bを帯
電させているので、感光層1bをむらなく均一に帯電さ
せることができ、これによって良好な複写画像を得るこ
とができるようになっている。さらに、感光層1bの帯
電時に帯電ローラ2と感光体1との間に印加すべき直流
電圧VDCと交流電圧VACとを、上記のように、直流電圧
VDCを帯電ローラ2に印加する一方、交流電圧VACを感
光体基体部1aに印加することにより得ているので、特
別な電源が必要なく、かつ各電源7・8の出力側で使用
される部品の耐圧を低くし得るようになっている。
当接されて設けられた帯電ローラ2に直流電圧VDCを印
加する一方、感光体1の感光体基体部1aに、感光層1
bの帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧VP-P を有
する交流電圧VACを印加することにより感光層1bを帯
電させているので、感光層1bをむらなく均一に帯電さ
せることができ、これによって良好な複写画像を得るこ
とができるようになっている。さらに、感光層1bの帯
電時に帯電ローラ2と感光体1との間に印加すべき直流
電圧VDCと交流電圧VACとを、上記のように、直流電圧
VDCを帯電ローラ2に印加する一方、交流電圧VACを感
光体基体部1aに印加することにより得ているので、特
別な電源が必要なく、かつ各電源7・8の出力側で使用
される部品の耐圧を低くし得るようになっている。
【0034】また、転写ローラ4に切換えスイッチ9お
よびダイオード10・11からなる回路を接続すること
によって、交流電源7を帯電ローラ2の転写用電源およ
びクリーニング用電源として利用することができ、それ
ぞれの個別の電源が不要になっている。
よびダイオード10・11からなる回路を接続すること
によって、交流電源7を帯電ローラ2の転写用電源およ
びクリーニング用電源として利用することができ、それ
ぞれの個別の電源が不要になっている。
【0035】
【発明の効果】本発明の電子写真装置の帯電装置は、以
上のように、感光体の基体部には、直流電圧が印加され
る帯電部材による感光層の帯電時に、感光層の帯電開始
電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する交流電圧を供給
する交流電源が接続されている構成である。
上のように、感光体の基体部には、直流電圧が印加され
る帯電部材による感光層の帯電時に、感光層の帯電開始
電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する交流電圧を供給
する交流電源が接続されている構成である。
【0036】これにより、感光体の感光層をむらなく均
一に帯電させて、良好な画像を形成することができる。
また、特別な電源が必要なく、かつ各電源の出力側で使
用される部品の耐圧を低くすることができるので、装置
のコストダウンを図ることができるという効果を奏す
る。
一に帯電させて、良好な画像を形成することができる。
また、特別な電源が必要なく、かつ各電源の出力側で使
用される部品の耐圧を低くすることができるので、装置
のコストダウンを図ることができるという効果を奏す
る。
【図1】本発明の一実施例の帯電装置を備えた複写機の
概略の構成図である。
概略の構成図である。
【図2】図1に示した構成における要部の拡大説明図で
ある。
ある。
【図3】図1に示した感光層と帯電ローラとの間の空隙
Sにかかる電圧Vgの説明に使用される図である。
Sにかかる電圧Vgの説明に使用される図である。
【図4】図1に示した帯電ローラに印加される直流電圧
VDCと感光層の表面電位との関係を示すグラフである。
VDCと感光層の表面電位との関係を示すグラフである。
【図5】図1に示した感光体基体部に印加される交流電
圧VACのピーク間電圧VP-P と感光層の表面電位との関
係を示すグラフである。
圧VACのピーク間電圧VP-P と感光層の表面電位との関
係を示すグラフである。
【図6】図1に示した帯電ローラと感光体との間に印加
される脈流電圧を示す波形図である。
される脈流電圧を示す波形図である。
【図7】従来の帯電装置を備えた複写機の概略の構成図
である。
である。
1 感光体 1a 感光体基体部 1b 感光層 2 帯電ローラ(帯電部材) 7 交流電源 8 直流電源 VDC 直流電圧 VAC 交流電圧 VTH 帯電開始電圧 VP-P ピーク間電圧
Claims (1)
- 【請求項1】導電性の基体部上に感光層を有する感光体
の感光層と対向して、微小空間を介して導電性の帯電部
材が配置され、この帯電部材に直流電源から直流電圧を
印加することにより、上記の感光層を所定電位に帯電さ
せる電子写真装置の帯電装置において、 上記の感光体の基体部には、帯電部材による感光層の帯
電時に、感光層の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電
圧を有する交流電圧を供給する交流電源が接続されてい
ることを特徴とする電子写真装置の帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289766A JP2662121B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289766A JP2662121B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電子写真装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05127496A true JPH05127496A (ja) | 1993-05-25 |
JP2662121B2 JP2662121B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=17747484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289766A Expired - Fee Related JP2662121B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662121B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6516169B2 (en) | 2000-08-31 | 2003-02-04 | Ricoh Company Limited | Electrophotographic image forming apparatus having a gap between photoreceptor and charger, and process cartridge therefor |
US6803162B2 (en) | 2001-07-26 | 2004-10-12 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic image forming apparatus, photoreceptor therefor and method for manufacturing the photoreceptor |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05100541A (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-23 | Katsuragawa Electric Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3289766A patent/JP2662121B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05100541A (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-23 | Katsuragawa Electric Co Ltd | 画像形成装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6516169B2 (en) | 2000-08-31 | 2003-02-04 | Ricoh Company Limited | Electrophotographic image forming apparatus having a gap between photoreceptor and charger, and process cartridge therefor |
US6803162B2 (en) | 2001-07-26 | 2004-10-12 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic image forming apparatus, photoreceptor therefor and method for manufacturing the photoreceptor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2662121B2 (ja) | 1997-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4851960A (en) | Charging device | |
US4195927A (en) | Double transfer electrophotography | |
JPH0352058B2 (ja) | ||
US5412455A (en) | Charging device, image forming apparatus and detachably mountable process cartridge having a constant voltage power source feature | |
US5305177A (en) | Charging device and image forming apparatus | |
JP2662121B2 (ja) | 電子写真装置 | |
JP2952009B2 (ja) | 画像形成装置 | |
EP0496399A2 (en) | Charging device disposed close to member to be charged and image forming apparatus using same | |
JP2622042B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US5907155A (en) | Constant DC offset coronode voltage tracking circuit | |
JP2822702B2 (ja) | 画像形成装置 | |
KR100696344B1 (ko) | 발진 전압을 이용하는 대전 장치를 갖춘 세척 장치가 없는화상 형성 장치 | |
JPH05303259A (ja) | 接触帯電装置 | |
JPH05150564A (ja) | 接触帯電方法及びその装置 | |
JPH0239183A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06222649A (ja) | 帯電装置 | |
JP2887025B2 (ja) | 画像形成方法における帯電方法 | |
JPH1172977A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH056076A (ja) | 帯電装置及びプロセスユニツト及び画像形成装置 | |
JPH04258973A (ja) | 電子写真用帯電装置 | |
JPH04240671A (ja) | 帯電装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JPS6136782A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05119579A (ja) | 電子写真装置の帯電装置 | |
JPH04245265A (ja) | 帯電装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JPH0451031B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |