JPH0512739U - ローラ - Google Patents

ローラ

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JPH0512739U
JPH0512739U JP6555491U JP6555491U JPH0512739U JP H0512739 U JPH0512739 U JP H0512739U JP 6555491 U JP6555491 U JP 6555491U JP 6555491 U JP6555491 U JP 6555491U JP H0512739 U JPH0512739 U JP H0512739U
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JP
Japan
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rolling
roller
rolling surface
outer ring
rotary shaft
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Application number
JP6555491U
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English (en)
Inventor
清美 柊澤
一政 金田
Original Assignee
有限会社シー・エス・ユー
オーエスジー販売株式会社
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Publication date
Application filed by 有限会社シー・エス・ユー, オーエスジー販売株式会社 filed Critical 有限会社シー・エス・ユー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸とローラとの接着部分を少なくして接
着や圧入に起因する変形や傾きのない、従って振れがな
くかつローラ厚(軸受の長さ方向)の小さな組立の容易
なローラを提供する。 【構成】 回転軸1のラジアル方向の外周にボールを転
動させるレース面1aを設け、このレース面1aに挿入
される複数個の第1のボール5をコロガリ接触させる第
1の転動面4bと、この第1の転動面4bに隣接して設
けられた第2の転動面4dを有する外輪4を設け、この
第2の転動面4dに挿入される複数個の第2のボール3
をコロガリ接触させる転動面2bを有し、且つ前記外輪
4に与圧を加えるとともに前記回転軸1に固定される内
輪2を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転軸を支承するためのローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転軸を支承する場合には図8に示すように、2つのボールベアリング 30、31を回転軸32に間隔をおいて設け、2つのベアリング30と31の間 にスプリング33を挿入して与圧構造を構成していた。 しかしながら、この構成では部品点数も多く、2つのベアリングの支持位置も 長くなり薄形のローラとすることは困難であった。そのため、規格ベアリングを 使用した構造として図9もしくは図10に示すものが開発された。
【0003】 図9に示すものは、隣接する2つのベアリング30,31の外輪にリング状の 固定具34を配置して、それぞれベアリングを固定し、これらのベアリング30 ,31の内輪に回転軸32を挿通している。そして、内輪と回転軸32とを接着 等によって固定し、ベアリング30,31の両側面から与圧を加えるようにして いた。
【0004】 また、図10のものは、隣接する2つのベアリング30,31の間にリング状 の支持環35を挟み、更にベアリング30,31の外輪に円筒状の固定具36を 被着させている。そして、2つのベアリング30,31の外側より与圧を加える ようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した規格ベアリングを用いたものにあっては、接着または圧入による固定 箇所が多く回転軸の振れを小にすることが困難であり、また、与圧の方向におい て、図9の場合には与圧の作用線が軸に向かって広がるという課題があった。す なわち、図9のように、中心ではその間隔がLとなるので高精度の回転には良い が、ローラとしての厚さ(軸受の長さ)は規格ベアリングの幅で決定されるので 、薄型にすることは不可能であった。
【0006】 これに対し図10のものにあっては、与圧の作用線が軸に向かって狭くなると いう課題があった。すなわち、図10の場合、中心ではその間隔がl(エル)と なって軸受の剛性が減少し、実用には適さないという問題があった。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回転軸 とローラとの接着部分を少なくして接着や圧入に起因する変形や傾きのない、従 って振れがなくかつローラ厚(軸受の長さ方向)の小さな組立の容易なローラを 提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、回転軸のラジアル方向の外周にボール を転動させるレース面を設け、このレース面に挿入される複数個の第1のボール をコロガリ接触させる第1の転動面と、この第1の転動面に隣接して設けられた 第2の転動面を有する外輪を設け、この第2の転動面に挿入される複数個の第2 のボールをコロガリ接触させる転動面を有し、且つ前記外輪に与圧を加えるとと もに前記回転軸に固定される内輪を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
上記構成になる本考案によれば、回転軸のレース面に挿入された複数個の第1 のボールを外輪に設けた第1の転動面でコロガリ接触を行わせて回転軸を支承し 、第1の転動面に隣接した第2の転動面と、回転軸に設けた内輪の転動面との間 に複数個の第2のボールを挿入してコロガリ接触を行わせて内輪に与圧を与える ようにしたので、変形や傾きの影響がない精密なローラとなり、最小の外径寸法 、最小の厚さ、最小の外輪振れ、最小の部品点数および組立の容易性を可能とす る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図7によって説明する。 図1において、回転軸1は円柱状をなし、一部に同一径の複数個の第1のボー ル5を転動させるレース面1aが設けられている。このレース面1aはラジアル 方向の外周面上に形成された円弧状の溝部であって、前記ボール5の外形に密接 するように設けられている。このレース面1aより所定の間隔をおいてレース面 と平行に接着用溝1bが設けられており、この接着用溝1bは後述する内輪2の 接着に必要な接着剤を溜めておく溝である。
【0011】 このような回転軸1の外側には、所定の間隙をおいて外輪4が被せられる。外 輪4は円筒状で略中央に仕切状の突片4aがあって、その一方側には前記回転軸 1のレース面1aに対応する第1の転動面4bが設けられている。この第1の転 動面4bは、内装されるボール5の曲面に相応する曲面またはテーパ面で形成さ れ、開口部側には後述するカバー6を取付ける段差部4cが形成されている。ま た、前記突片4aの他方側には、内装される内輪2のボール3の曲面に相応する 第2の転動面4dが形成されている。
【0012】 この第2の転動面4dの対応する位置には、内輪2が第2のボール3を介して 配設される。この内輪2は、中心部に回転軸1を間隙なく挿通する内径孔2aが 設けられていて、外周面には第2のボール3に対応する曲面またはテーパ面から なる転動面2bが設けられている。そして、この内輪2の大径部は、前記外輪4 の第2の転動面4dの開口孔に隙間をおいて収容されるように構成されている。 なお、前記カバー6は平板のワッシャ状に形成され、外周は前記外輪4の段差部 4c内に嵌合され、内周は前記回転軸1の先端を貫通させるに十分な内径を有し ている。
【0013】 このように構成されたローラ7は、回転軸1に外輪4を被せ、複数個の第1の ボール5を外輪4と回転軸1との間に挿入すると、前記ボール5は回転軸1のレ ース面1a内に装入され外輪4で押さえられる。次に外輪4の他に開放孔より複 数個の第2のボール3を挿入し、回転軸1の他方側より内輪2を嵌め込み、回転 軸1の接着用溝1bに接着剤を塗布して内輪2を与圧加重にて挿入または圧入す る。そして、最後にカバー6を外輪4の段着部4cに接着または圧入すれば簡単 な作業で組立てられる。このローラ7は、外輪の外径と回転軸方向の幅とで大き さが決定されるので、第1および第2のボールにミニチュアボールを用いること により小型化することができる。
【0014】 図2に示したローラ8は、前記外輪の第1および第2の転動面をテーパ面とし たもので、前記ローラ7と同様の効果を得ることができる。
【0015】 図3(a)〜(d)は、図2の変形例を示すものであり、図2と同一または相 当する部材には同一の符号を付して説明する。 図3(a)において、外輪4の第1の転動面4bと第2の転動面4dが中央に 向かって回転軸1側に突出するようなテーパ面を成しており、また、これらの転 動面4b,4dに対応する回転軸1と内輪2側には、円弧状の溝部から成るレー ス面1aと転動面2bがそれぞれ形成されている。 図3(b)は、外輪4の第1の転動面4bと第2の転動面4dが、テーパ面で はなくボールの曲面に相応する曲面で形成されている。
【0016】 また、図3(c)は、外輪4が図3(a)と同じ形状のものであるが、回転軸 1と内輪2側に設けられたレース面1aおよび転動面2bが切り欠き円弧状の溝 部に形成されている。 更に、図3(d)は、外輪4の転動面4b,4dが円弧状の溝部に形成され、 かつ、これらの転動面4b,4dに対応する回転軸1と内輪2側には、テーパ面 または曲面から成るレース面1aと転動面2bが形成されている。そして、外輪 4の中央部には組立用のスペーサ4a’が設けられている。
【0017】 次に、図4に示したローラ9は第1の転動面と第2の転動面との回転中心を近 接させ、かつカバー6’を盲蓋として構成したものである。このため、ローラ9 の外径は大きくなるが厚さは薄く構成することができる。そして、回転軸1の先 端は短くすることができ、前記ローラ7と同様の効果を得ることができる。
【0018】 図5に示したローラ10は、外輪4Aの第2の転動面4Adを円筒状の内周面 に設けてレース面を形成したもので、内輪2Aは従来のボールベアリングの内輪 形状とし、前記外輪4Aのレース面に対応するレース面を内輪2Aの外周面に設 けたものである。これによって第2のボール3Aにはリテーナ11を装着するこ とができる。このローラ10も前記ローラ7と同様の効果をあげることが可能で ある。
【0019】 図6のローラ14は、従来のラジアルボールベアリング12の外輪の一方側に 円錐状内面を有する外輪13を設け、この外輪13の円錐状内面を第1の転動面 13aとし、第1のボール5とコロガリ接触を行わせるように構成したもので、 前記ローラ10と同様の効果を得ることができる。
【0020】 図7に示したローラ15は、図5の外輪4Aの内側に図6のラジアルボールベ アリング12を内装したものである。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のローラは、回転軸のラジアル方向の外周にボール を転動させるレース面を設け、このレース面に挿入される複数個の第1のボール をコロガリ接触させる第1の転動面と、この第1の転動面に隣接して設けられた 第2の転動面を有する外輪を設け、この第2の転動面に挿入される複数個の第2 のボールをコロガリ接触させる転動面を有し、且つ前記外輪に与圧を加えるとと もに前記回転軸に固定される内輪を設けたので、回転振れがなく、回転軸とロー ラとの接着部分を少なくして接着や圧入に起因する変形や傾きのないローラ厚の 小さな組立の容易なローラを得ることができる。
【提出日】平成4年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転軸を支承するためのローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転軸を支承する場合には図8に示すように、2つのボールベアリング 30、31を回転軸32に間隔をおいて設け、2つのベアリング30と31の間 にスプリング33を挿入して与圧構造を構成していた。 しかしながら、この構成では部品点数も多く、2つのベアリングの支持位置も 長くなり薄形のローラとすることは困難であった。そのため、規格ベアリングを 使用した構造として図9もしくは図10に示すものが開発された。
【0003】 図9に示すものは、隣接する2つのベアリング30,31の外輪にリング状の 固定具34を配置して、それぞれベアリングを固定し、これらのベアリング30 ,31の内輪に回転軸32を挿通している。そして、内輪と回転軸32とを接着 等によって固定し、ベアリング30,31の両側面から与圧を加えるようにして いた。
【0004】 また、図10のものは、隣接する2つのベアリング30,31の間にリング状 の支持環35を挟み、更にベアリング30,31の外輪に円筒状の固定具36を 被着させている。そして、2つのベアリング30,31の外側より与圧を加える ようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した規格ベアリングを用いたものにあっては、接着または圧入による固定 箇所が多く回転軸の振れを小にすることが困難であり、また、与圧の方向におい て、図9の場合には与圧の作用線が軸に向かって広がるという課題があった。す なわち、図9のように、中心ではその間隔がLとなるので高精度の回転には良い が、ローラとしての厚さ(軸受の長さ)は規格ベアリングの幅で決定されるので 、薄型にすることは不可能であった。
【0006】 これに対し図10のものにあっては、与圧の作用線が軸に向かって狭くなると いう課題があった。すなわち、図10の場合、中心ではその間隔がl(エル)と なって軸受の剛性が減少し、実用には適さないという問題があった。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回転軸 とローラとの接着部分を少なくして接着や圧入に起因する変形や傾きのない、従 って振れがなくかつローラ厚(軸受の長さ方向)の小さな組立の容易なローラを 提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、回転軸のラジアル方向の外周にボール を転動させるレース面を設け、このレース面に挿入される複数個の第1のボール をコロガリ接触させる第1の転動面と、この第1の転動面に隣接して設けられた 第2の転動面を有する外輪を設け、この第2の転動面に挿入される複数個の第2 のボールをコロガリ接触させる転動面を有し、且つ前記外輪に与圧を加えるとと もに前記回転軸に固定される内輪を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
上記構成になる本考案によれば、回転軸のレース面に挿入された複数個の第1 のボールを外輪に設けた第1の転動面でコロガリ接触を行わせて回転軸を支承し 、第1の転動面に隣接した第2の転動面と、回転軸に設けた内輪の転動面との間 に複数個の第2のボールを挿入してコロガリ接触を行わせて内輪に与圧を与える ようにしたので、変形や傾きの影響がない精密なローラとなり、最小の外径寸法 、最小の厚さ、最小の外輪振れ、最小の部品点数および組立の容易性を可能とす る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図7によって説明する。 図1において、回転軸1は円柱状をなし、一部に同一径の複数個の第1のボー ル5を転動させるレース面1aが設けられている。このレース面1aはラジアル 方向の外周面上に形成された円弧状の溝部であって、前記ボール5の外形に密接 するように設けられている。このレース面1aより所定の間隔をおいてレース面 と平行に接着用溝1bが設けられており、この接着用溝1bは後述する内輪2の 接着に必要な接着剤を溜めておく溝である。
【0011】 このような回転軸1の外側には、所定の間隙をおいて外輪4が被せられる。外 輪4は円筒状で略中央に仕切状の突片4aがあって、その一方側には前記回転軸 1のレース面1aに対応する第1の転動面4bが設けられている。この第1の転 動面4bは、内装されるボール5の曲面に相応する曲面またはテーパ面で形成さ れ、開口部側には後述するカバー6を取付ける段差部4cが形成されている。ま た、前記突片4aの他方側には、内装される内輪2のボール3の曲面に相応する 第2の転動面4dが形成されている。
【0012】 この第2の転動面4dの対応する位置には、内輪2が第2のボール3を介して 配設される。この内輪2は、中心部に回転軸1を間隙なく挿通する内径孔2aが 設けられていて、外周面には第2のボール3に対応する曲面またはテーパ面から なる転動面2bが設けられている。そして、この内輪2の大径部は、前記外輪4 の第2の転動面4dの開口孔に隙間をおいて収容されるように構成されている。 なお、前記カバー6は平板のワッシャ状に形成され、外周は前記外輪4の段差部 4c内に嵌合され、内周は前記回転軸1の先端を貫通させるに十分な内径を有し ている。
【0013】 このように構成されたローラ7は、回転軸1に外輪4を被せ、複数個の第1の ボール5を外輪4と回転軸1との間に挿入すると、前記ボール5は回転軸1のレ ース面1a内に装入され外輪4で押さえられる。次に外輪4の他に開放孔より複 数個の第2のボール3を挿入し、回転軸1の他方側より内輪2を嵌め込み、回転 軸1の接着用溝1bに接着剤を塗布して内輪2を与圧加重にて挿入または圧入す る。そして、最後にカバー6を外輪4の段着部4cに接着または圧入すれば簡単 な作業で組立てられる。このローラ7は、外輪の外径と回転軸方向の幅とで大き さが決定されるので、第1および第2のボールにミニチュアボールを用いること により小型化することができる。
【0014】 図2に示したローラ8は、前記外輪の第1および第2の転動面をテーパ面とし たもので、前記ローラ7と同様の効果を得ることができる。
【0015】 図3(a)〜(d)は、図2の変形例を示すものであり、図2と同一または相 当する部材には同一の符号を付して説明する。 図3(a)において、外輪4の第1の転動面4bと第2の転動面4dが中央に 向かって回転軸1側に突出するようなテーパ面を成しており、また、これらの転 動面4b,4dに対応する回転軸1と内輪2側には、円弧状の溝部から成るレー ス面1aと転動面2bがそれぞれ形成されている。 図3(b)は、外輪4の第1の転動面4bと第2の転動面4dが、テーパ面で はなくボールの曲面に相応する曲面で形成されている。
【0016】 また、図3(c)は、外輪4が図3(a)と同じ形状のものであるが、回転軸 1と内輪2側に設けられたレース面1aおよび転動面2bが切り欠き円弧状の溝 部に形成されている。 更に、図3(d)は、外輪4の転動面4b,4dが円弧状の溝部に形成され、 かつ、これらの転動面4b,4dに対応する回転軸1と内輪2側には、テーパ面 または曲面から成るレース面1aと転動面2bが形成されている。そして、外輪 4の中央部には組立用のスペーサ4a’が設けられている。
【0017】 次に、図4に示したローラ9は第1の転動面と第2の転動面との回転中心を近 接させ、かつカバー6’を盲蓋として構成したものである。このため、ローラ9 の外径は大きくなるが厚さは薄く構成することができる。そして、回転軸1の先 端は短くすることができ、前記ローラ7と同様の効果を得ることができる。
【0018】 図5に示したローラ10は、外輪4Aの第2の転動面4Adを円筒状の内周面 に設けてレース面を形成したもので、内輪2Aは従来のボールベアリングの内輪 形状とし、前記外輪4Aのレース面に対応するレース面を内輪2Aの外周面に設 けたものである。これによって第2のボール3Aにはリテーナ11を装着するこ とができる。このローラ10も前記ローラ7と同様の効果をあげることが可能で ある。
【0019】 図6のローラ14は、従来のラジアルボールベアリング12の外輪の一方側に 円錐状内面を有する外輪13を設け、この外輪13の円錐状内面を第1の転動面 13aとし、第1のボール5とコロガリ接触を行わせるように構成したもので、 前記ローラ10と同様の効果を得ることができる。
【0020】 図7に示したローラ15は、図5の外輪4Aの内側に図6のラジアルボールベ アリング12を内装したものである。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のローラは、回転軸のラジアル方向の外周にボール を転動させるレース面を設け、このレース面に挿入される複数個の第1のボール をコロガリ接触させる第1の転動面と、この第1の転動面に隣接して設けられた 第2の転動面を有する外輪を設け、この第2の転動面に挿入される複数個の第2 のボールをコロガリ接触させる転動面を有し、且つ前記外輪に与圧を加えるとと もに前記回転軸に固定される内輪を設けたので、回転振れがなく、回転軸とロー ラとの接着部分を少なくして接着や圧入に起因する変形や傾きのないローラ厚の 小さな組立の容易なローラを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の転動面を湾曲面としたローラ
の断面図である。
【図2】第1および第2の転動面をテーパ面としたロー
ラの断面図である。
【図3】(a)〜(d)はそれぞれ図2の変形例を示す
ローラの断面図である。
【図4】第1および第2の転動面を近接させたローラの
断面図である。
【図5】第2の転動面をレース面としたローラの断面図
である。
【図6】外輪の一部をラジアルボールベアリングに接触
させたローラの断面図である。
【図7】外輪の内側にラジアルボールベアリングを内装
させたローラの断面図である。
【図8】回転軸を支承する場合の従来例を示す図であ
る。
【図9】回転軸を支承する場合の従来例を示す図であ
る。
【図10】回転軸を支承する場合の従来例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・・回転軸 2・・・内輪 3・・・第2のボール 4b・・第1の転送面 5・・・第1のボール 1a・・レース面 2b・・転動面 4・・・外輪 4d・・第2の転送面 8,9,10,14,15・・・ローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 ローラ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の転動面を湾曲面としたローラ
の断面図である。
【図2】第1および第2の転動面をテーパ面としたロー
ラの断面図である。
【図3】(a)〜(d)はそれぞれ図2の変形例を示す
ローラの断面図である。
【図4】第1および第2の転動面を近接させたローラの
断面図である。
【図5】第2の転動面をレース面としたローラの断面図
である。
【図6】外輪の一部をラジアルボールベアリングに接触
させたローラの断面図である。
【図7】外輪の内側にラジアルボールベアリングを内装
させたローラの断面図である。
【図8】回転軸を支承する場合の従来例を示す図であ
る。
【図9】回転軸を支承する場合の従来例を示す図であ
る。
【図10】回転軸を支承する場合の従来例を示す図であ
る。
【符号の説明】 1・・・回転軸 2・・・内輪 3・・・第2のボール 4b・・第1の転送面 5・・・第1のボール 1a・・レース面 2b・・転動面 4・・・外輪 4d・・第2の転送面 8,9,10,14,15・・・ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(1)のラジアル方向の外周にボ
    ールを転動させるレース面(1a)を設け、このレース
    面(1a)に挿入される複数個の第1のボール(5)を
    コロガリ接触させる第1の転動面(4b)と、この第1
    の転動面(4b)に隣接して設けられた第2の転動面
    (4d)を有する外輪(4)を設け、この第2の転動面
    (4d)に挿入される複数個の第2のボール(3)をコ
    ロガリ接触させる転動面(2b)を有し、且つ前記外輪
    (4)に与圧を加えるとともに前記回転軸(1)に固定
    される内輪(2)を設けたことを特徴とするローラ。
JP6555491U 1990-11-28 1991-07-24 ローラ Pending JPH0512739U (ja)

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JP6555491U JPH0512739U (ja) 1990-11-28 1991-07-24 ローラ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-125749 1990-11-28
JP12574990 1990-11-28
JP6555491U JPH0512739U (ja) 1990-11-28 1991-07-24 ローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0512739U true JPH0512739U (ja) 1993-02-19

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ID=26406698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6555491U Pending JPH0512739U (ja) 1990-11-28 1991-07-24 ローラ

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JP (1) JPH0512739U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010190344A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Sii Micro Precision Kk 転がり軸受装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57158103A (en) * 1981-02-27 1982-09-29 Riv Officine Di Villar Perosa Supporter for driving wheel of car
JPS63312511A (ja) * 1987-06-15 1988-12-21 Nippon Seiko Kk 車輪用軸受ユニット

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