JPH05127043A - 短距離光通信用光分岐器 - Google Patents
短距離光通信用光分岐器Info
- Publication number
- JPH05127043A JPH05127043A JP31337391A JP31337391A JPH05127043A JP H05127043 A JPH05127043 A JP H05127043A JP 31337391 A JP31337391 A JP 31337391A JP 31337391 A JP31337391 A JP 31337391A JP H05127043 A JPH05127043 A JP H05127043A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- optical fiber
- diameter
- electric signal
- node
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のノードからなる通信ネットワークにおい
て、あるノードにトラブルを生じた場合でも、次のノー
ドへの光信号の伝送を簡単な手段でかつ安価に可能とす
る。 【構成】ステップインデックス型マルチモード光ファイ
バを用いた、短距離光通信に用いられる光分岐器におい
て、光分岐部または光合波部にファイバ径50μm以下
の細径光ファイバを用いた短距離光通信用光分岐器。
て、あるノードにトラブルを生じた場合でも、次のノー
ドへの光信号の伝送を簡単な手段でかつ安価に可能とす
る。 【構成】ステップインデックス型マルチモード光ファイ
バを用いた、短距離光通信に用いられる光分岐器におい
て、光分岐部または光合波部にファイバ径50μm以下
の細径光ファイバを用いた短距離光通信用光分岐器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短距離光通信用光分岐
器に関するものである。
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、FA、OA用光通信分野に、コア
径200μmに代表されるステップインデックス型マル
チモード光ファイバの使用が広まってきている。その
際、1:NやN:Nの通信を行う場合、図2に示す如く
各ノードにおいて、光/電気変換及び電気/光変換を行
い、次なるノードに信号を送る方式が主流となってい
る。
径200μmに代表されるステップインデックス型マル
チモード光ファイバの使用が広まってきている。その
際、1:NやN:Nの通信を行う場合、図2に示す如く
各ノードにおいて、光/電気変換及び電気/光変換を行
い、次なるノードに信号を送る方式が主流となってい
る。
【0003】図2はこの場合の通信ネットワークの概略
構成図であり、1はステップインデックス型マルチモー
ド光ファイバである。2は光信号を電気信号に変換する
光・電変換器であり、3は電気信号を光信号に変換する
電・光変換器である。4は電気信号処理部であり、5は
これらを内蔵するノードを示す。通常、こうしたノード
を複数台接続して、通信ネットワークを構成する。
構成図であり、1はステップインデックス型マルチモー
ド光ファイバである。2は光信号を電気信号に変換する
光・電変換器であり、3は電気信号を光信号に変換する
電・光変換器である。4は電気信号処理部であり、5は
これらを内蔵するノードを示す。通常、こうしたノード
を複数台接続して、通信ネットワークを構成する。
【0004】この方式では、例えばあるノードの光通信
部分の電源が保守や障害により供給されない場合などで
ノードが通信できない状態にある場合、次なるノードに
対する光信号の伝送が行われなくなるため、通信ネット
ワークに支障をきたしてしまうことになる。
部分の電源が保守や障害により供給されない場合などで
ノードが通信できない状態にある場合、次なるノードに
対する光信号の伝送が行われなくなるため、通信ネット
ワークに支障をきたしてしまうことになる。
【0005】このため、光ファイバを二重に設ける二重
ループ法などによりこうした障害の回避策としていた。
しかしながら、上記の方法によれば光ファイバが約2倍
必要となり、これに伴って、電・光及び光・電変換器を
増設する必要があるため、構成も複雑となり高価となる
問題があった。
ループ法などによりこうした障害の回避策としていた。
しかしながら、上記の方法によれば光ファイバが約2倍
必要となり、これに伴って、電・光及び光・電変換器を
増設する必要があるため、構成も複雑となり高価となる
問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
を解決しようとするものである。
を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するためになされたものであり、ステップインデック
ス型マルチモード光ファイバを用いた、短距離光通信に
用いられる光分岐器において、光分岐部または光合波部
にファイバ径50μm以下の細径光ファイバを用いたこ
とを特徴とする短距離光通信用光分岐器を提供するもの
である。
決するためになされたものであり、ステップインデック
ス型マルチモード光ファイバを用いた、短距離光通信に
用いられる光分岐器において、光分岐部または光合波部
にファイバ径50μm以下の細径光ファイバを用いたこ
とを特徴とする短距離光通信用光分岐器を提供するもの
である。
【0008】本発明は、光分岐部と光合波部を有する短
距離通信用光分岐器に関わるものである。
距離通信用光分岐器に関わるものである。
【0009】以下、本発明を実施例について説明する。
図1に本発明による光分岐部の構成例を示す。1及び1
2はステップインデックス型マルチモード光ファイバで
あり、本実施例ではコア径200μmの石英ファイバを
使用し、コネクタにより脱着できる構造としている。6
は本発明による光分岐器本体を示し、7は光ファイバ1
との接続部で、コア径45μm、クラッド径50μmの
多成分光ファイバを14心束ねた構造である。この14
心の光ファイバを途中で2分岐する。8はこのうちの1
ラインで7心の光ファイバ束であり、光・電変換器2へ
接続される。9はもう一方の光ファイバ束であり、同様
に7心で構成され電・光変換器3からくる同じく7心の
光ファイバ束10と合わせられる。11は合わさった1
4心の光ファイバ束であり、第2の光ファイバ12と接
続される。13は光・電変換器との接続部であり、本実
施例ではコネクタにより脱着できる構造としている。1
4は電・光変換器との接続部であり、同様にコネクタに
より脱着できる構造としている。これら光分岐器6、光
・電変換器2、電・光変換器3および電気信号処理部4
とから本発明にかかるノードが構成される。
図1に本発明による光分岐部の構成例を示す。1及び1
2はステップインデックス型マルチモード光ファイバで
あり、本実施例ではコア径200μmの石英ファイバを
使用し、コネクタにより脱着できる構造としている。6
は本発明による光分岐器本体を示し、7は光ファイバ1
との接続部で、コア径45μm、クラッド径50μmの
多成分光ファイバを14心束ねた構造である。この14
心の光ファイバを途中で2分岐する。8はこのうちの1
ラインで7心の光ファイバ束であり、光・電変換器2へ
接続される。9はもう一方の光ファイバ束であり、同様
に7心で構成され電・光変換器3からくる同じく7心の
光ファイバ束10と合わせられる。11は合わさった1
4心の光ファイバ束であり、第2の光ファイバ12と接
続される。13は光・電変換器との接続部であり、本実
施例ではコネクタにより脱着できる構造としている。1
4は電・光変換器との接続部であり、同様にコネクタに
より脱着できる構造としている。これら光分岐器6、光
・電変換器2、電・光変換器3および電気信号処理部4
とから本発明にかかるノードが構成される。
【0010】この構成による信号の流れは次の通りとな
る。通常、第1の光ファイバ1を通じて送られてくる光
信号は光・電変換器2により電気信号に変換され、電気
信号処理部4に供される。次いで、電気信号は電気信号
処理部4において処理され、もしくは処理を受けずに直
接光・電変換器2の電気信号が光・電変換器3により光
信号に変換され、第2の光ファイバ12に送出されて隣
のノードへと信号が伝送される。
る。通常、第1の光ファイバ1を通じて送られてくる光
信号は光・電変換器2により電気信号に変換され、電気
信号処理部4に供される。次いで、電気信号は電気信号
処理部4において処理され、もしくは処理を受けずに直
接光・電変換器2の電気信号が光・電変換器3により光
信号に変換され、第2の光ファイバ12に送出されて隣
のノードへと信号が伝送される。
【0011】ここで、当該ノードの電源が断となった場
合などで通信ができない状態にある場合でも、分岐した
光ファイバ束9を通じて直接第2の光ファイバ12へ光
信号を送出するため、通信ネットワーク全体として、支
障をきたすことが避けられる。
合などで通信ができない状態にある場合でも、分岐した
光ファイバ束9を通じて直接第2の光ファイバ12へ光
信号を送出するため、通信ネットワーク全体として、支
障をきたすことが避けられる。
【0012】次に、本実施例の光学的特性を示す。な
お、光源はLEDで波長は0.84μmである。初めに
コア径200μmステップインデックスマルチモードフ
ァイバと分岐器のコア径45μm、クラッド径50μm
の14心多成分光フィアバ束との結合損失は1.8±
0.2dBであり、14心多成分光ファイバ束への入射
パワーに対する2分岐各7心の出射パワー比は各々47
±3%(−3.3±0.2dB)、7心多成分光ファイ
バ束の曲げによる減衰量増加は、曲げ直径5mmにおい
て0.05dB以下であった。
お、光源はLEDで波長は0.84μmである。初めに
コア径200μmステップインデックスマルチモードフ
ァイバと分岐器のコア径45μm、クラッド径50μm
の14心多成分光フィアバ束との結合損失は1.8±
0.2dBであり、14心多成分光ファイバ束への入射
パワーに対する2分岐各7心の出射パワー比は各々47
±3%(−3.3±0.2dB)、7心多成分光ファイ
バ束の曲げによる減衰量増加は、曲げ直径5mmにおい
て0.05dB以下であった。
【0013】本発明では細径光ファイバを用いているの
で、最小曲げ半径が小さくできるため、分岐部をコンパ
クトに構成することが可能であり、本実施例では経時変
化による断線などの障害発生を考慮しても、図1の光フ
ァイバ接続部7および11のピッチを10mm以下とす
ることが可能となっている。
で、最小曲げ半径が小さくできるため、分岐部をコンパ
クトに構成することが可能であり、本実施例では経時変
化による断線などの障害発生を考慮しても、図1の光フ
ァイバ接続部7および11のピッチを10mm以下とす
ることが可能となっている。
【0014】上述の実施例は2分岐構造、2チャンネル
型であるが、3分岐以上の分岐およびマルチチャンネル
構造が可能であり、また、分岐本数も実施例では各7本
即ち1:1であるが、特に1:1でなくても良いことは
言うまでもなく、さらに光分岐部に使用する光ファイバ
径をより細径とすることも可能であり、この結果、より
高密度かつコンパクトな光分岐器、光合波器を構成する
ことが可能となることも言うまでもない。
型であるが、3分岐以上の分岐およびマルチチャンネル
構造が可能であり、また、分岐本数も実施例では各7本
即ち1:1であるが、特に1:1でなくても良いことは
言うまでもなく、さらに光分岐部に使用する光ファイバ
径をより細径とすることも可能であり、この結果、より
高密度かつコンパクトな光分岐器、光合波器を構成する
ことが可能となることも言うまでもない。
【0015】また、光分岐部に使用する細径光ファイバ
の心数も、実施例では14心であるが、接続される光フ
ァイバ径、使用する細径光ファイバの径および光・電変
換器に内蔵される受光素子、電・光変換器に内蔵される
発光素子の特性などに合わせて増減しても差し支えない
ことも言うまでもない。
の心数も、実施例では14心であるが、接続される光フ
ァイバ径、使用する細径光ファイバの径および光・電変
換器に内蔵される受光素子、電・光変換器に内蔵される
発光素子の特性などに合わせて増減しても差し支えない
ことも言うまでもない。
【0016】また、光分岐部に多成分の細径ファイバの
ほか、石英コア、ポリマークラッドまたは石英コア、石
英クラッドやプラスチックファイバなども当然使用でき
る。また、光分岐部の光ファイバ束を加熱などにより融
着し、コンジット型で構成することもできる。
ほか、石英コア、ポリマークラッドまたは石英コア、石
英クラッドやプラスチックファイバなども当然使用でき
る。また、光分岐部の光ファイバ束を加熱などにより融
着し、コンジット型で構成することもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明により、電源が断となった場合な
どノードが通信できない状態にある場合でも光ファイバ
を二重に設けるなどの高価となる対策を施すことなく、
通信ネットワークに支障をきたさないためのコンパクト
で安価な短距離光通信用光分岐器を提供することが可能
となる。
どノードが通信できない状態にある場合でも光ファイバ
を二重に設けるなどの高価となる対策を施すことなく、
通信ネットワークに支障をきたさないためのコンパクト
で安価な短距離光通信用光分岐器を提供することが可能
となる。
【0018】さらに、ノードの状態が正常の場合でも、
そのノードの機能、通信状況によって意図的に信号を光
分岐部を通じパスさせ、当該ノードからの送信を行わな
いような通信形態をとることも可能となるため、いわゆ
る通信プロトコルに柔軟性が増すといった効果も期待で
きる。
そのノードの機能、通信状況によって意図的に信号を光
分岐部を通じパスさせ、当該ノードからの送信を行わな
いような通信形態をとることも可能となるため、いわゆ
る通信プロトコルに柔軟性が増すといった効果も期待で
きる。
【図1】本発明の基本構成例の説明図
【図2】従来のステップインデックス型マルチモード光
ファバイ使用による通信ネットワークの概略構成図
ファバイ使用による通信ネットワークの概略構成図
1 ステップインデックス型マルチモード光ファイバ 2 光・電変換器 3 電・光変換器 4 電気信号処理部 5 ノード 6 本発明による光分岐器 7 第1の光ファイバ接続部 8 第1の細径光ファイバ束 9 第2の細径光ファイバ束 10 第3の細径光ファイバ束 11 第2の光ファイバ接続部 12 第2の光ファイバ 13 光・電変換器との接続部 14 電・光変換器との接続部
Claims (1)
- 【請求項1】ステップインデックス型マルチモード光フ
ァイバを用いた、短距離光通信に用いられる光分岐器に
おいて、光分岐部または光合波部にファイバ径50μm
以下の細径光ファイバを用いたことを特徴とする短距離
光通信用光分岐器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31337391A JPH05127043A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 短距離光通信用光分岐器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31337391A JPH05127043A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 短距離光通信用光分岐器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05127043A true JPH05127043A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18040486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31337391A Withdrawn JPH05127043A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 短距離光通信用光分岐器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05127043A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5615290A (en) * | 1995-10-16 | 1997-03-25 | Fujitsu Limited | Branch device for optical multiplex system |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP31337391A patent/JPH05127043A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5615290A (en) * | 1995-10-16 | 1997-03-25 | Fujitsu Limited | Branch device for optical multiplex system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |