JPH05276113A - 短距離光通信用光分岐器 - Google Patents
短距離光通信用光分岐器Info
- Publication number
- JPH05276113A JPH05276113A JP4098912A JP9891292A JPH05276113A JP H05276113 A JPH05276113 A JP H05276113A JP 4098912 A JP4098912 A JP 4098912A JP 9891292 A JP9891292 A JP 9891292A JP H05276113 A JPH05276113 A JP H05276113A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- optical fiber
- signal
- communication
- node
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のノードからなる通信ネットワークにおい
て、あるノードにトラブルを生じた場合でも、次のノー
ドへの光信号の伝送を簡単な手段でかつ安価に可能とす
る。 【構成】ステップインデックス型マルチモード光ファイ
バを用いた、短距離光通信に用いられる光分岐器におい
て、光分岐部または光合波部に感光性ガラスをベースと
した導波路を用いたことを特徴とする短距離光通信用光
分岐器。
て、あるノードにトラブルを生じた場合でも、次のノー
ドへの光信号の伝送を簡単な手段でかつ安価に可能とす
る。 【構成】ステップインデックス型マルチモード光ファイ
バを用いた、短距離光通信に用いられる光分岐器におい
て、光分岐部または光合波部に感光性ガラスをベースと
した導波路を用いたことを特徴とする短距離光通信用光
分岐器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短距離光通信用光分岐
器に関するものである。
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、FA、OA用光通信分野に、コア
径200μmに代表されるステップインデックス型マル
チモード光ファイバの使用が広まってきている。ここ
で、1:NやN:Nの通信を行う場合、図2に示す如く
各ノードにおいて、光/電気変換及び電気/光変換を行
い、次なるノードに記号を送る方式が主流となってい
る。
径200μmに代表されるステップインデックス型マル
チモード光ファイバの使用が広まってきている。ここ
で、1:NやN:Nの通信を行う場合、図2に示す如く
各ノードにおいて、光/電気変換及び電気/光変換を行
い、次なるノードに記号を送る方式が主流となってい
る。
【0003】図2はこの場合の通信ネットワークの概略
構成図であり、1はステップインデックス型マルチモー
ド光ファイバである。2は光信号を電気信号に変換する
光・電変換器であり、3は電気信号を光信号に変換する
電・光変換器である。4は電気信号処理部であり、5は
これらを内蔵するノードを示す。通常、こうしたノード
を複数台接続して、通信ネットワークを構成する。
構成図であり、1はステップインデックス型マルチモー
ド光ファイバである。2は光信号を電気信号に変換する
光・電変換器であり、3は電気信号を光信号に変換する
電・光変換器である。4は電気信号処理部であり、5は
これらを内蔵するノードを示す。通常、こうしたノード
を複数台接続して、通信ネットワークを構成する。
【0004】この方式では、例えばあるノードの光通信
部分の電源が保守や障害により供給されない場合などで
ノードが通信できない状態にある場合、次なるノードに
対する光信号の伝送が行われなくなるため、通信ネット
ワークに支障をきたしてしまうことになる。このため、
光ファイバを二重に設ける二重ループ法などによりこう
した障害の回避策としていた。
部分の電源が保守や障害により供給されない場合などで
ノードが通信できない状態にある場合、次なるノードに
対する光信号の伝送が行われなくなるため、通信ネット
ワークに支障をきたしてしまうことになる。このため、
光ファイバを二重に設ける二重ループ法などによりこう
した障害の回避策としていた。
【0005】しかしながら、上記の方法によれば光ファ
イバが約2倍必要となり、これに伴って電・光及び光・
電変換器を増設する必要があるため、構成も複雑となり
高価となる問題があった。
イバが約2倍必要となり、これに伴って電・光及び光・
電変換器を増設する必要があるため、構成も複雑となり
高価となる問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
を解決しようとするものである。
を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するためになされたものであり、ステップインデッ
クス型マルチモード光ファイバを用いた、短距離光通信
に用いられる光分岐器において、光分岐部または光合波
部に感光性ガラスをベースとした導波路を用いたことを
特徴とする短距離光通信用光分岐器を提供するものであ
る。
解決するためになされたものであり、ステップインデッ
クス型マルチモード光ファイバを用いた、短距離光通信
に用いられる光分岐器において、光分岐部または光合波
部に感光性ガラスをベースとした導波路を用いたことを
特徴とする短距離光通信用光分岐器を提供するものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明による実施例について説明す
る。図1に本発明による光分岐部の構成を示す。1及び
12はステップインデックス型マルチモード光ファイバ
であり、本実施例ではコア径200μmの石英ファイバ
を使用し、コネクタにより脱着できる構造としている。
6は本発明による光分岐部本体を示し、7は光ファイバ
1との接続部で、後述するプロセスにて製造した感光性
ガラスをベースとした導波路であり、その断面はコアの
サイズが200μm角となっており、周囲にクラッド層
としてコア部である感光性ガラスの屈折率より低い透明
樹脂をコートしてある。この200μm角の導波路を途
中で各々200μm×100μm角に2分岐し、一方の
導波路8は光・電変換器2へ接続される。
る。図1に本発明による光分岐部の構成を示す。1及び
12はステップインデックス型マルチモード光ファイバ
であり、本実施例ではコア径200μmの石英ファイバ
を使用し、コネクタにより脱着できる構造としている。
6は本発明による光分岐部本体を示し、7は光ファイバ
1との接続部で、後述するプロセスにて製造した感光性
ガラスをベースとした導波路であり、その断面はコアの
サイズが200μm角となっており、周囲にクラッド層
としてコア部である感光性ガラスの屈折率より低い透明
樹脂をコートしてある。この200μm角の導波路を途
中で各々200μm×100μm角に2分岐し、一方の
導波路8は光・電変換器2へ接続される。
【0009】また、もう一方の導波路9は電・光変換器
3からくる同様に200μm×100μm角の導波路1
0と合わせられる。11は合わさった200μm角の導
波路であり、第2の光ファイバ12と接続される。13
は光・電変換器との接続部であり、本実施例ではコネク
タにより脱着できる構造としている。14は電・光変換
器との接続部であり、同様にコネクタにより脱着できる
構造としている。また、導波路の端面7、11、13、
14は光学研磨を施している。
3からくる同様に200μm×100μm角の導波路1
0と合わせられる。11は合わさった200μm角の導
波路であり、第2の光ファイバ12と接続される。13
は光・電変換器との接続部であり、本実施例ではコネク
タにより脱着できる構造としている。14は電・光変換
器との接続部であり、同様にコネクタにより脱着できる
構造としている。また、導波路の端面7、11、13、
14は光学研磨を施している。
【0010】この構成による信号の流れは次の通りとな
る。通常、第1の光ファイバ1を通じて送られてくる光
信号は、光・電変換器2により電気信号に変換され、電
気信号処理部4に供される。次いで電気信号は電気信号
処理部4において処理され、もしくは処理を受けずに直
接光・電変換器2の電気信号が電・光変換器3により光
信号に変換され、第2の光ファイバ12に送出されて隣
のノードへと信号が伝送される。
る。通常、第1の光ファイバ1を通じて送られてくる光
信号は、光・電変換器2により電気信号に変換され、電
気信号処理部4に供される。次いで電気信号は電気信号
処理部4において処理され、もしくは処理を受けずに直
接光・電変換器2の電気信号が電・光変換器3により光
信号に変換され、第2の光ファイバ12に送出されて隣
のノードへと信号が伝送される。
【0011】ここで、当該ノードの電源が断となった場
合などで通信ができない状態にある場合でも、分岐した
導波路9を通じて直接第2の光ファイバ12へ光信号を
送出するため、通信ネットワーク全体として、支障をき
たすことが避けられる。次に、光分岐、合波部の製造方
法の概要を以下に示す。
合などで通信ができない状態にある場合でも、分岐した
導波路9を通じて直接第2の光ファイバ12へ光信号を
送出するため、通信ネットワーク全体として、支障をき
たすことが避けられる。次に、光分岐、合波部の製造方
法の概要を以下に示す。
【0012】本実施例では厚さ200μmの紫外線感光
ガラスに図1の光分岐部本体6に示すパターンのマスク
を載せ、平行度の高い紫外線を導波路として残す部分以
外にマスクを介して照射、露光させ、その後加熱処理に
より露光部を結晶化させる。次にエッチングにより結晶
化した部分を除去することにより導波路のコア部分を形
成する。続いて当該コア部分の周囲に、より屈折率の低
い透明樹脂をコーティングまたはディッピングによりク
ラッド層を形成して導波路を構成する。
ガラスに図1の光分岐部本体6に示すパターンのマスク
を載せ、平行度の高い紫外線を導波路として残す部分以
外にマスクを介して照射、露光させ、その後加熱処理に
より露光部を結晶化させる。次にエッチングにより結晶
化した部分を除去することにより導波路のコア部分を形
成する。続いて当該コア部分の周囲に、より屈折率の低
い透明樹脂をコーティングまたはディッピングによりク
ラッド層を形成して導波路を構成する。
【0013】以上のプロセスによるため、簡単な処理で
多数の光分岐、合波部を製作することができる。こうし
た紫外線による感光性ガラスにはコーニング社のフォト
フォームガラス、フォトフォームオパール、フォトセラ
ムなどがある。こうした製造プロセスによるため、マス
クのパターンにより光分岐、合波部の形状及びサイズを
自由にすることが可能となる。
多数の光分岐、合波部を製作することができる。こうし
た紫外線による感光性ガラスにはコーニング社のフォト
フォームガラス、フォトフォームオパール、フォトセラ
ムなどがある。こうした製造プロセスによるため、マス
クのパターンにより光分岐、合波部の形状及びサイズを
自由にすることが可能となる。
【0014】上述の実施例は2分岐構造、2チャンネル
型であるが、3分岐以上の分岐及びマルチチャンネル型
構造とすることも可能であり、また、分岐比も実施例で
は各200μm×200μm即ち1:1であるが、特に
1:1でなくても良いことは言うまでもない。また、接
続される光ファイバ及び光・電変換器に内蔵される受光
素子、電・光変換器に内蔵される発光素子の特性などに
合わせて導波路のコアサイズを増減しても差し支えな
い。
型であるが、3分岐以上の分岐及びマルチチャンネル型
構造とすることも可能であり、また、分岐比も実施例で
は各200μm×200μm即ち1:1であるが、特に
1:1でなくても良いことは言うまでもない。また、接
続される光ファイバ及び光・電変換器に内蔵される受光
素子、電・光変換器に内蔵される発光素子の特性などに
合わせて導波路のコアサイズを増減しても差し支えな
い。
【0015】また、光分岐器に対する要求性能やクラッ
ド層の形成方法によっては、導波路の端面を研磨しなく
ともよい。
ド層の形成方法によっては、導波路の端面を研磨しなく
ともよい。
【0016】
【発明の効果】本発明により、電源が断となった場合な
どノードが通信できない状態にある場合でも光ファイバ
を二重に設けるなどの高価となる対策を施すことなく、
通信ネットワークに支障をきたさないためのコンパクト
で安価な短距離光通信用光分岐器を提供することが可能
となる。
どノードが通信できない状態にある場合でも光ファイバ
を二重に設けるなどの高価となる対策を施すことなく、
通信ネットワークに支障をきたさないためのコンパクト
で安価な短距離光通信用光分岐器を提供することが可能
となる。
【0017】さらに、ノードの状態が正常の場合でも、
そのノードの機能、通信状況によって意図的に信号を光
分岐部を通じパスさせ、当該ノードからの送信を行わな
いような通信形態をとることも可能となるため、いわゆ
る通信プロトコルに柔軟性が増すといった効果も期待で
きる。
そのノードの機能、通信状況によって意図的に信号を光
分岐部を通じパスさせ、当該ノードからの送信を行わな
いような通信形態をとることも可能となるため、いわゆ
る通信プロトコルに柔軟性が増すといった効果も期待で
きる。
【図1】本発明の基本構成例の説明図
【図2】従来のステップインデックス型マルチモード光
ファイバ使用による通信ネットワークの概略構成図
ファイバ使用による通信ネットワークの概略構成図
1:ステップインデックス型マルチモード光ファイバ 2:光・電変換器 3:電・光変換器 4:電気信号処理部 5:ノード 6:本発明による光分岐部 7:第1の光ファイバ接続部 8:第1の導波路 9:第2の導波路 10:第3の導波路 11:第2の光ファイバ接続部 12:第2の光ファイバ 13:光・電変換器との接続部 14:電・光変換器との接続部
Claims (1)
- 【請求項1】ステップインデックス型マルチモード光フ
ァイバを用いた、短距離光通信に用いられる光分岐器に
おいて、光分岐部または光合波部に感光性ガラスをベー
スとした導波路を用いたことを特徴とする短距離光通信
用光分岐器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098912A JPH05276113A (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 短距離光通信用光分岐器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098912A JPH05276113A (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 短距離光通信用光分岐器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05276113A true JPH05276113A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=14232345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4098912A Withdrawn JPH05276113A (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 短距離光通信用光分岐器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05276113A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008097569A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-04-24 | Yokogawa Electric Corp | データ伝送装置 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP4098912A patent/JPH05276113A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008097569A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-04-24 | Yokogawa Electric Corp | データ伝送装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |