JP2006330436A - 光合波器 - Google Patents

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Mitsuki Hirano
光樹 平野
Hironori Yasuda
裕紀 安田
Tomiya Abe
富也 阿部
Ryuta Takahashi
龍太 高橋
Takehiko Tokoro
武彦 所
Masahiko Kobayashi
雅彦 小林
Yuzo Ito
雄三 伊藤
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Abstract

【課題】 光合波による損失を低減できる光合波器を提供する。
【解決手段】 複数の光入射部11と、それら光入射部11に接続され、複数のコア22を有する光導波路12と、その光導波路12に接続され、光導波路12のコア径より大きな径の受光面16を有する一つの光受光部13とを備えた光回路において、光導波路12の複数のコア22を収束させ、その出射端25を上記光受光部13の受光面16より小さい領域に配列した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、波長多重光通信技術に用いられる光回路に係り、特に光合波器に関するものである。
従来、波長分割多重通信(WDM)システムには光合分波器が不可欠であり、光導波路型や光ファイバ型の光合波器がある。
例えば、図6に光導波路型の光合波器60を示す。
光合波器60は、コアとクラッドからなる光導波路であり、4つの入射端61a〜dと1つの出射端62と3つのY字型結合部63a〜63cを備える。隣り合う2つの入射端61a,61bよりそれぞれ延出するコア64a,64bはY字型結合部63aでコア65aに結合され、残りの2つの入射端61c,61dよりそれぞれ延出するコア64c,64dはY字型結合部63bでコア65bに結合される。
コア65aとコア65bとはY字型結合部63cでさらにコア66に結合され、結合されたコア66は出射端62に延出している。
4つの入射端61a〜61dから波長の異なる信号光をそれぞれ入射させると、各結合部63a〜63cで合波され、出射端62より4つの異なる波長が合波された波長多重光が出力される。
特開平11−119042号公報
しかしながら、図6に示すような光合波器60がシングルモード導波路で形成されている場合、Y字型結合部63a〜63cにおいて、2つの信号光が合波される際に約3dBの損失を生じるといった問題がある。また、マルチモード導波路で形成された光合波器でも3dBに近い損失が生じてしまう。
4波長を合波させる光合波器の場合、入射された光は、一つの光路においてY字型結合部で2回合波されるので、出射端では約6dBの損失が生じてしまう。
さらに、8波長の光を合波する光合波器をY字型結合部を用いて形成した場合、一つの光路においてY字型結合部で3回合波されるので出射端では約9dBの損失が生じることになる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、光合波の際に生じる損失を低減した光合波器を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の光入射部と、それら光入射部に接続され複数のコアを有する光導波路と、その光導波路に接続され光導波路のコア径より大きな径の受光面を有する一つの光受光部とを備えた光回路において、上記光導波路の複数のコアを収束させ、その出射端を上記光受光部の受光面より小さい領域に配列した光合波器である。
請求項2の発明は、上記光導波路のコアをその出射端で上下に積層構造にすると共に左右に等間隔に格子状に配列した請求項1記載の光合波器である。
請求項3の発明は、上記光導波路の複数のコアの出射端を正多角形状に配列した請求項1または2記載の光合波器である。
請求項4の発明は、上記光導波路が高分子材料で形成される請求項1〜3いずれかに記載の光合波器である。
請求項5の発明は、上記光回路の光受光部がマルチモード光ファイバである請求項1〜4いずれかに記載の光合波器である。
請求項6の発明は、上記光回路の光入射部がそれぞれレーザダイオードである請求項1〜5いずれかに記載の光合波器である。
本発明によれば光合波による損失を低減できるといった優れた効果を発揮する。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る光合波器の好適な実施の形態を示した平面図である。
図1に示すように、本実施の形態の光合波器10は、複数の光入射部11と、それら光入射部11に接続された光導波路12と、光導波路12に接続された光受光部13とで構成された光回路である。
光入射部11は、光導波路12のコア22a〜22dに光を入射させる部材である。光入射部11としては、光源や、外部の素子より導入された光を伝送する光ファイバや光導波路が挙げられる。
本実施の形態では光入射部11として光源となるレーザダイオードを用いた。複数の光入射部11はレーザマウント15に固定されている。光入射部11としてはLDの他に発光ダイオード(LED)を用いてもよい。また、光入射部11として、光ファイバや光導波路を用いる際には、コア径の小さなシングルモードの光ファイバや光導波路を用いるのが好ましい。
光受光部13は、光導波路12から出射された光を受光する部材である。光受光部13としては、光検出器や、外部の素子へ光を伝送する光ファイバや光導波路が挙げられる。本実施の形態では、光受光部13として光ファイバを用いた。光ファイバ13は、受光面16となるコア17の径が大きいマルチモード光ファイバが好ましい。本実施の形態では使用できる帯域の高いグレートインデックス(GI)型の光ファイバ13を用いたが、ステップインデックス(SI)型の光ファイバ等、他のマルチモード光ファイバを用いてもよい。
光受光部13として光受光器を用い、光受光器を直接光導波路12に接続するときには、光受光器の応答速度が3GHz以上である高速のものが望ましい。
次に、光導波路12について説明する。
図2(a)〜図2(c)に示すように、光導波路12は、基板21と、基板上に形成された複数本のコア22a〜22dと、そのコア22a〜22dを覆うクラッド23とで構成されている。本実施の形態の光導波路12では、4本のコア22a〜22dを備えている。4本のコア22a〜22dは上下2段に2本ずつ積層されている。具体的には、図2(b)中、最も右に位置するコア22aと、右から3番目のコア22cを下段に配置し、右から2番目のコア22bと最も左に位置するコア22dとが上段に積層されている。
コア22a〜22dは、基板21の一側端に配置される複数の入射端24a〜24dから、それぞれ基板21の他側端に配置される複数の出射端25まで形成されている。さらに、コア22a〜22dは、入射端24a〜24dから出射端25a〜25dにかけて各々のコア間隔を狭めるように収束されて形成されている。複数の出射端25a〜25dは、上下に積層構造にされると共に、左右に等間隔に格子状に配列されているのが好ましい。また、複数の出射端を正多角形状に配置してもよく、複数の出射端で構成される出射端群がその中心において点対称となる形に複数の出射端を配列してもよい。
本実施の形態では、4つの出射端25a〜25dが2×2正方形の格子状に配列されている。すなわち、上層の出射端25b,25dと下層の出射端25a,25cとがそれぞれ基板垂直方向で整列し、互いに隣り合う出射端間(図2(c)中、25bと25d、25dと25c、25cと25a、25aと25b)の距離が等しくなるように配列している。
さて、本実施の形態の光合波器10は、光導波路12のコア22a〜22dの出射端25a〜25dを光受光部13の受光面16より小さい領域に配列したことに特徴がある。
図3に示すように、光受光部13である光ファイバの受光面16内に、光導波路12のコア22の出射端25がすべて収まるように、光導波路12と光ファイバ13が接続されている。このとき、軸ずれによる損失を低減するために、複数の出射端25a〜25dからなる出射端群27の中心と、受光面16の中心とが一致するように接続される。
光導波路12のコア幅は3〜20μmの範囲とした。また、光受光部13としてコア径が50〜60μm程度のGI型の光ファイバを接続する際には、光導波路12のコア幅は3〜15μmであるのが好ましい。
コア幅が3μm未満では、光入射部11から出射した光が光導波路12に結合する際に大きな損失を生じるからである。また、複数の光入射部11とコア22a〜22dの入射端24a〜24dとの位置合わせが困難になるからである。コア幅が20μmを超えると、光導波路12の出射端25a〜25dで構成される出射端群27の面積が、光受光部13の受光面16の面積より大きくなり、各出射端25a〜25dが受光面16をはみ出し、合波による損失が大きくなってしまうからである。
本実施の形態では、光導波路12をシングルモード導波路としたが、コア径が上記範囲内に収まれば、コア径の大きいマルチモード導波路としてもよい。
また、本実施の形態の光合波器10では、光受光部13への挿入損失を低減するべく、光導波路12の出射端25のNA(拡がり角)が、光受光部13である光ファイバのNA(受光角)よりも小さくなるよう形成した。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
複数の光入射部11よりそれぞれ出射された波長の異なる光は、それぞれ光導波路12のコア22a〜22dに入射し、それらのコア22a〜22dを出射端25a〜25dまで伝搬する。4つの出射端25a〜25dは一本の光ファイバ13の受光面16に接続されているので、コア22a〜22dを伝搬した光はすべて光受光部13内へ入射する。このとき、4本のコア22a〜22dを別々の光路として伝搬した光は、1本の光路であるコア17で結合されるので、各波長の異なる光は波長多重光として合波される。
本実施の形態の光合波器10は、4波長の光を、Y字型の結合部なし(光導波路12の出射端25と光受光部13との接続部)で1つの波長多重光に合波しているため、光合波による損失を3dB以下に低減することができる。
本実施の形態では、光入射部11にLDを用いているので、スポット径の小さな光を出射することができる。ひいては、光導波路12をコア径の小さなシングルモード導波路とすると、モードフィールド径(MFD)が10μm程度と小さくすることができ、コア22の出射端25から受光部13の受光面16に結合する際の損失を低減することができる。
また、本実施の形態の光合波器10は高分子材料で形成されるのが好ましい。以下に、光導波路12を高分子材料で形成した例を説明する。
先ず、図4(a)に示すように、基板21上に下部クラッド層31を形成する。
図4(b)に示すように、下部クラッド層31上にコア材を成膜し、パターニングして下段のコア22a,22cを形成する。コア22a,22cのパターンは、コア材上にマスクパターンを形成して、その上方から露光し、露光された箇所を硬化させて、露光されない箇所を除去する直接露光法を用いて形成される。
直接露光法の他に、コア22a,22cのパターンは反応性イオンエッチング(RIE)によって形成してもよい。また、コア22a,22cのパターンの金型を作製して下部クラッド層31上に設け、その金型内にコア材を注入したのちコア材を硬化させて形成してもよい。
次に、図4(c)に示すように、下部クラッド層31と下段コア22a,22cを覆う中間クラッド層32を形成した後、図4(d)に示すように、中間クラッド層32上に上段のコア22b,22dを形成する。上段のコア22b,22dは、下段のコア22a,22cと同様な方法で形成することができる。
最後に、図4(e)に示すように、中間クラッド層32と上段コア22b,22dを覆う上部クラッド層33を形成して、ポリマ導波路(光導波路12)が形成される。
ポリマ導波路は、光導波路のコア及びクラッド層を形成する材料に高分子材料を用いているため、各層をスピンコートによって成膜できる。よって、積層構造を有していても、ガラス系材料で形成された光導波路よりも容易に作製することができる。
本実施の形態では、光導波路12のコア22を積層構造に形成したが、コアを一層で形成し、その出射端をアレイ状(一列)に配置してもよい。
また、光導波路12の出射端群27と、光受光部13の受光面16との位置合わせ(調芯)をするための調芯用導波路を光導波路12に形成してもよい。
例えば、図5に示すように、光導波路12の出射端側において、出射端群27の外側、即ち光受光部13の周上(マルチモードファイバのクラッド等)に調芯用導波路の出射端37が位置するように、光導波路12に少なくとも1本以上の調芯用導波路を形成する(図では2本)。これにより、調芯用導波路に可視光を伝搬させ、調芯用導波路の出射端37から見える光に合わせて光導波路12と光受光部13を接続することで、常に光導波路12の出射端群27の中心と光受光部13の受光面16の中心とを一致させることができる。出射端群27の中心と受光面16の中心を一致させることで、光軸ずれによる損失を低減することができる。
本実施の形態の光合波器を示す平面図である。 (a)は図1の光合波器の光導波路を示す平面図である。(b)は、(a)の2B−2B線矢視図である。(c)は、(a)の2C−2C線矢視図である。 光導波路の出射端と、光受光部の受光面の関係を説明する断面図である。 (a)〜(e)はそれぞれ図2の光導波路の製造工程を説明するための一工程での断面図である。 調芯用導波路を形成した光導波路を説明する側面図ある。 従来の光合波器を示す平面図である。
符号の説明
10 光合波器
11 光入射部
12 光導波路
13 光受光部
16 受光面
22 コア
25 出射端

Claims (6)

  1. 複数の光入射部と、それら光入射部に接続され複数のコアを有する光導波路と、その光導波路に接続され光導波路のコア径より大きな径の受光面を有する一つの光受光部とを備えた光回路において、
    上記光導波路の複数のコアを収束させ、その出射端を上記光受光部の受光面より小さい領域に配列したことを特徴とする光合波器。
  2. 上記光導波路の複数のコアをそれらの出射端で上下に積層構造にすると共に左右に等間隔に格子状に配列した請求項1記載の光合波器。
  3. 上記光導波路の複数のコアの出射端を正多角形状に配列した請求項1または2記載の光合波器。
  4. 上記光導波路が高分子材料で形成される請求項1〜3いずれかに記載の光合波器。
  5. 上記光回路の光受光部がマルチモード光ファイバである請求項1〜4いずれかに記載の光合波器。
  6. 上記光回路の光入射部がそれぞれレーザダイオードである請求項1〜5いずれかに記載の光合波器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017122757A (ja) * 2016-01-04 2017-07-13 国立研究開発法人産業技術総合研究所 スポットサイズ変換器
WO2023037702A1 (ja) * 2021-09-07 2023-03-16 セーレンKst株式会社 光導波路素子及び光源モジュール

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