JPH05126655A - 磁気記録式センサ - Google Patents

磁気記録式センサ

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JPH05126655A
JPH05126655A JP28622591A JP28622591A JPH05126655A JP H05126655 A JPH05126655 A JP H05126655A JP 28622591 A JP28622591 A JP 28622591A JP 28622591 A JP28622591 A JP 28622591A JP H05126655 A JPH05126655 A JP H05126655A
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JP
Japan
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magnetic recording
recording layer
magnetic
information
magnetic head
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JP28622591A
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English (en)
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Takashige Munetou
孝慈 宗藤
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気ヘッドを用いて磁気記録層に情報を記録,
再生して、回転軸の回転状態を検出する磁気記録式セン
サにおいて、記録する情報信号の強度を高くすると共
に、情報の読出し時での磁気ヘッドと磁気記録層との接
触,磨耗を防止する。 【構成】自動変速機のコンバータ出力軸3に磁気記録層
7aが設けられる。該磁気記録層7aの外方に軸方向に
2個の磁気ヘッド7b,7bが配置される。情報の書込
み時には、ライン圧通路11のライン圧が油路19を経
て油圧室17eに導入される。従って、磁気ヘッドキャ
リア7cが図中下側に移動して磁気ヘッド7bと磁気記
録層7aとの離隔が小さくなり、書込まれる情報信号の
強度が高くなる。一方、磁気記録層7aからの情報の読
出し時には、上記油圧室7cのライン圧が排出される。
これにより、磁気記録層7aと磁気ヘッド7bとの離隔
が大きくなり、その両者の接触,磨耗が確実に防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報が記録される磁気
記録層を有する磁気記録式センサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、この種の磁気記録式
センサとして、例えば特開平3−113332号公報に
開示されたものを提案している。このものは、回転軸の
軸方向に並ぶ2つの所定位置に各々磁気記録層を設ける
と共に、該各磁気記録層に基準位置信号及び情報信号を
該各磁気記録層に対応する2個の磁気ヘッドを用いて記
録しておき、回転軸の回転時に、上記各磁気ヘッドを使
用して上記各磁気記録層に記録した基準位置信号及び情
報信号を再生し、その再生した両基準位置信号間及び両
情報信号間の位相差でもって、該回転軸に作用するトル
ク値を検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如き
磁気記録式センサでは、磁気記録層に記録する情報の強
度が高いほどセンサの検出精度は向上する。このため、
磁気記録層に近接した位置に磁気ヘッドを配置すること
が望まれる。
【0004】しかしながら、上記のように磁気ヘッドを
磁気記録層に近接配置する場合に、磁気記録層は回転軸
に設けられる関係上、その回転軸の振れ,偏心等により
磁気記録層が磁気ヘッドに接触し磨耗することがあり、
このため磁気記録層に記録した情報信号の強度の低下が
促進されると共に、両者の離隔が増大して、センサの検
出精度が低下する憾みが生じる。そこで、磁気記録層の
耐久性及びセンサの検出精度を良好に保持する観点か
ら、上記の磁気ヘッドと磁気記録層との離隔はある程度
広いことが望まれるものの、このように広い離隔に設定
すると、磁気ヘッドを用いて磁気記録層に情報を記録す
る際にその記録する情報の強度が低下し、センサの検出
精度が低下する憾みが生じる。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、磁気記録層に記録する情報の強度を
高く確保しながら、磁気記録層と磁気ヘッドとのの接
触,摩擦を有効に防止して、センサの検出精度及び耐久
性の向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、磁気記録層と磁気ヘッドとの離隔を、
情報の記録時と再生時とで変更することとする。
【0007】つまり、請求項1記載の発明の具体的な解
決手段は、回転軸に設けられる磁気記録層と、該磁気記
録層に情報を記録すると共に記録した情報を再生する磁
気ヘッドとを有して、上記回転軸の回転状態を検出する
磁気記録式センサを対象とする。そして、上記磁気記録
層への情報の記録時に該磁気記録層と磁気ヘッドとの間
隔を小さくし、磁気記録層からの情報の再生時に該磁気
記録層と磁気ヘッドとの間隔を上記情報の記録時の間隔
よりも大きくする駆動手段を設ける構成としている。
【0008】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の磁気記録層及び磁気ヘッドを、回転軸の軸方
向に所定間隔隔てた位置に少くとも2組配置して、該両
磁気ヘッドの出力信号間の位相差により回転軸のトルク
を検出する構成とする。
【0009】更に、請求項3記載の発明では、上記請求
項2記載の発明において、磁気記録層を、自動変速機の
トルクコンバータの出力軸に設けると共に、磁気ヘッド
を、上記トルクコンバータの作動油の通路に臨んで該作
動油により上記磁気記録層と離間する方向に付勢される
よう設け、更に駆動手段を、自動変速機の変速機構の作
動油圧を磁気ヘッドに作用させて該磁気ヘッドと磁気記
録層との離隔を短縮するもので構成する。
【0010】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の発明では、
磁気記録層への情報の初期記録時や情報の強度低下時の
再記録時には、駆動手段により磁気記録層と磁気ヘッド
との離隔が小さく変更されるので、その記録する情報信
号の強度が高くなって、センサの検出精度が向上する。
一方、磁気記録層からの情報の再生時には、駆動手段に
より磁気記録層と磁気ヘッドとの離隔が大きく変更され
るので、その磁気記録層と磁気ヘッドとの接触,磨耗が
確実に防止されて、その記録する情報の強度の著しい低
下が防止されると共に、センサの耐久性が向上する。
【0011】また、請求項2記載の発明では、磁気記録
式センサが磁気ヘッド及び磁気記録層を少くとも2組備
えたトルクセンサとして使用されるので、回転軸に作用
するトルク値の検出精度が向上すると共に、情報再生時
の磁気ヘッドと磁気記録層との離隔が適切に確保されて
トルクセンサの耐久性が向上する。
【0012】さらに、請求項3記載の発明では、磁気記
録層への情報の記録時には、駆動手段が変速機構の作動
油圧を磁気ヘッドに作用させ、これにより磁気ヘッドが
磁気記録層に接触ないし近接するので、記録する情報信
号の強度が高くなり、センサの検出精度が向上する。ま
た、磁気記録層からの情報の再生時には、駆動手段によ
る作動油圧の磁気ヘッドへの作用が解除されて磁気ヘッ
ドが離れ、トルクコンバータの作動油圧により磁気記録
層と磁気ヘッドとの離隔が大きくなるので、その両者の
接触,磨耗が確実に防止され、記録する情報の強度の著
しい低下が防止されると共に、センサの耐久性が向上す
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2記載の発明によれば、磁気記録層に記憶する情報信
号の強度を高く確保しながら、その記憶した情報の再生
時には磁気記録層と磁気ヘッドとの離隔を適切にして両
者の接触,磨耗を確実に防止したので、磁気記録式セン
サの検出精度の向上及び耐久性の向上を図ることができ
る。
【0014】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、自動変速機のトルクコ
ンバータ及び変速機構の作動油の油圧を利用して磁気記
録層と磁気ヘッドとの離隔を変更するようにしたので、
特別な動力源を不要にすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0016】図1は、本発明に係る磁気記録式センサを
自動変速機に備えるトルクセンサに適用した図である。
同図において、1はトルクコンバータであって、そのポ
ンプ1aにはエンジン出力軸2の後端部が連結され、タ
ービン1bにはコンバータ出力軸3が連結されている。
該コンバータ出力軸3には、例えば前進4段、後退1段
の変速機構4が駆動連結され、該変速機構4の出力軸5
には図示しない推進軸を経て駆動輪が連結される。そし
て、上記コンバータ出力軸3において変速機構4の直前
方には、回転軸としてコンバータ出力軸3に伝達された
トルク値を検出するトルクセンサ7が配置されている。
【0017】上記トルクセンサ7周りの詳細を図2に示
す。同図において、コンバータ出力軸3には、上記トル
クコンバータ1の作動油が流通するコンバータ油路3a
が軸方向に形成されていると共に、該コンバータ出力軸
3の外方には中間軸10が同軸状に配置される。該中間
軸10には、ライン圧が流通するライン圧通路11が形
成され、該ライン圧通路11は、上記変速機構4に備え
るクラッチ要素4aの油圧室4bに連通し、該油圧室4
bへのライン圧の供給によりピストン4cを図中右方に
動作させて該クラッチ要素4aを締結する構成である。
また、該クラッチ要素4aの図中左方には、自動変速機
用の油ポンプ12が配置されている。該油ポンプ12は
上記中間軸10の外方に同軸状に配置した軸13の後端
部に連結されて、エンジンにより該軸13を介して駆動
される。
【0018】そして、上記クラッチ要素4aと油ポンプ
12との間には、磁気記録式センサとしてトルクセンサ
7が配置されている。該トルクセンサ7は、コンバータ
出力軸3の外周に設けられた円筒状の磁気記録層7a
と、該磁気記録層7aの外方に位置する部分でコンバー
タ出力軸3の軸方向に配置した2個の磁気ヘッド7b,
7bとを有する。上記磁気記録層7aは、可撓性非磁性
基盤上に磁性金属又は磁性酸化物等の磁性層を塗布して
成る。また、上記2個の磁気ヘッド7b,7bを有する
磁気ヘッドキャリア7cは、上記中間軸10に形成した
半径方向の挿通孔10aに摺接自在に配置されている。
該キャリア7cの先端部,つまり2個の磁気ヘッド7
b,7bの部分は、コンバータ出力軸3と中間軸10と
の間の空間15に臨み、該空間15はコンバータ出力軸
3に半径方向に形成した油路3bを通じてコンバータ油
路3aに連通し、トルクコンバータ1の作動油の油圧が
該両磁気ヘッド7bに作用して、該両磁気ヘッド7bを
トルクコンバータ1の作動油でもって磁気記録層7aと
離間する方向に付勢している。
【0019】さらに、上記トルクセンサ7において、磁
気ヘッドキャリア7cの後部には、該磁気ヘッド7bと
磁気記録層7aとの離隔を調整するクリアランス調整機
構17が配置されている。該調整機構17は、上記キャ
リア7cの後端部を磁気記録層7a側に押圧する調整ロ
ッド17aを有し、該調整ロッド17aは支持部材17
bに支持される。上記調整ロッド17aの後端部は支持
部材17bと螺合結合し、該螺合部17cにより調整ロ
ッド17aの先端位置を調整し、その適宜位置で該調整
ロッド17aをロックナット17dにより支持部材17
bに固定する構成である。
【0020】加えて、磁気ヘッドキャリア7cの後方に
は、上記支持部材により閉塞された油圧室17eが形成
され、該油圧室17eは、中間軸10に形成した油通路
19を経てライン圧通路11に連通されていると共に、
上記油通路19にはブリードオリフィス20が設けら
れ、図3に示すように該ブリードオリフィス20の上流
側において該油通路19を開閉する常閉のソレノイドバ
ルブSOLが配置されている。
【0021】上記ソレノイドバルブSOLは、図3に示
すように制御回路22により開閉制御される。該制御回
路22は内部に、磁気記録層7aへの情報の書込み記録
を指示する信号書込指令回路22aと、該指令回路22
aの書込指令信号を受けてソレノイドバルブSOLを開
制御するドライバー22bと、該ドライバー22bの直
流電源22cとを有する。
【0022】よって、上記構成により、2個の磁気ヘッ
ド7bにより磁気記録層7aに情報としての基準位置信
号及び情報信号を書込み記録する場合には、ソレノイド
バルブSOLを開制御し、ライン圧を油通路19から油
圧室17eに導入すると共にブリードオリフィス20を
閉じて、ライン圧でもって磁気ヘッドキャリア7cをト
ルクコンバータ1の作動油の圧力に抗して磁気記録層7
a側に移動させて、磁気ヘッド7bと磁気記録層7aと
の間隔を小さくし、一方、磁気ヘッド7bを用いて磁気
記録層7aに記録された基準位置信号及び情報信号を再
生する場合には、ソレノイドバルブSOLの閉制御によ
り油通路19を閉じると共にブリードオリフィス20を
開いて油圧室17eのライン圧を排出し、トルクコンバ
ータ1の作動油でもってキャリア7cの後端部を調整ロ
ッド17aの先端に当接させて、磁気記録層7aと2個
の磁気ヘッド7bとの間隔を上記書込み記録時に比して
大きくして、設定クリアランス値にするように調整でき
る駆動手段24を構成している。
【0023】次に、上記トルクセンサ7を使用してコン
バータ出力軸3に作用するトルク値を検出する手順を説
明する。
【0024】先ず、コンバータ出力軸3にトルクが作用
しない状態で2個の磁気ヘッド7b,7bを用いて各々
同時に磁気記録層7aに基準位置信号と、設定周波数
(例えば61.5KHz)の方形波の情報信号とを書込
み記録する。次いで、コンバータ出力軸3にトルクが作
用した状態で、2個の磁気ヘッド7b,7bを用いて各
々上記基準位置信号及び情報信号を再生する。そして、
再生した2つの基準位置信号の位置ズレを算出し、この
位置ズレ量Aが情報信号の幾周期nに相当するか(A=
nT+α,但し、Tは周期、0≦α<T)を把握した
後、再生した2つの情報信号の間の位相差xを算出し、
2πn+xを計算することにより、精密な位相差Δtを
算出する。その後は、位相差Δtに対応するコンバータ
出力軸3の捩れ角θを算出して、この捩れ角θに対応す
るトルク値を検出する。
【0025】続いて、上記実施例の作動を説明する。先
ず、基準位置信号及び情報信号の書込み記録時には、制
御回路22によりソレノイドバルブSOLが開制御され
て油通路19が開き、油圧室17eにライン圧が導入さ
れる。これにより、キャリア7cの後端部がライン圧に
より押圧されて、該キャリア7cがトルクコンバータ1
の作動圧に抗しながら磁気記録層7a側に移動して磁気
記録層7aに接触し、2個の磁気ヘッド7b,7bと磁
気記録層7aとのクリアランスが小さくなる。その結
果、書込まれる信号の強度が高くなるので、再生信号の
強度も高くなって、トルク値の検出精度が向上する。
【0026】また、基準位置信号及び情報信号を再生す
るトルク検出時には、制御回路22によりソレノイドバ
ルブSOLが閉制御される。これにより、油通路19が
閉じると共にブリードオリフィス20が開いて、油圧室
17eのライン圧が排出される。その結果、キャリア7
cがトルクコンバータ1の作動圧でもって磁気記録層7
aとは離間する方向に移動して後端部が調整ロッド17
aの先端部に当接し、2個の磁気ヘッド7b,7bと磁
気記録層7aとのクリアランスが上記信号書込み時に比
して大きくなり、ロックナット17eで固定された設定
クリアランス値になる。従って、このトルク検出時に
は、コンバータ出力軸3は回転状態にあるものの、これ
に固定された磁気記録層7aと2個の磁気ヘッド7b,
7bとの接触がその大きなクリアランスにより確実に防
止されると共に、その接触に起因する磁気記録層7aの
磨耗を防止でき、トルクセンサ7の信頼性の向上を図る
ことができる。
【0027】また、自動変速機に元々備わるトルクコン
バータ1の作動油の圧力及びライン圧を利用して、磁気
ヘッドキャリア7cの移動を調整するので、磁気記録層
7aと2個の磁気ヘッド7b,7bとの離隔の調整を特
別な動力源を別途設ける必要がなく、その分、低コスト
化が可能である。
【0028】図4は駆動手段24の変形例を示す。上記
実施例ではライン圧を磁気ヘッドキャリア7c後端部に
作用させて磁気ヘッド7bを磁気記録層7aに近接させ
たのに代え、別途、動力源としてステッピングモータを
設けたものである.つまり、図4において、磁気ヘッド
キャリア7c´は、その後端部が変速機ケース30近傍
にまで外方に延設され、該後端部分にはボールネジ31
を介してステッピングモータ32の出力軸32aが連結
されていて、該モータ32により磁気ヘッドキャリア7
c´を移動させる駆動手段24´を構成している。
【0029】そして、図5に示すように、制御回路22
´は、信号書込み指令回路22aに加えて、パルス信号
出力回路22dと、ステッピングモータ32の回転方向
指令回路22eと、制御すべきステッピングモータ32
の回転数を読み出し出力する読出し信号出力回路22f
とを内蔵する。該読出し信号出力回路22fは、図6に
示すように、初期又は再度の情報書込み時には、磁気記
録層7aと磁気ヘッド7bとの離隔を微小値aとするよ
う、制御すべきステッピングモータ32の回転数を高く
読出して、読出し信号値が大値Aになる一方、情報の読
出し時には、上記離隔を微小値aよりも広い適宜値bに
するよう、制御すべきステッピングモータ32の回転数
を低く読出して、読出し信号値が小値Bになる。
【0030】したがって、本変形例においては、情報の
書込み記録時には、ステッピングモータ32が多く回転
して磁気ヘッドキャリア7cの移動量が多くなるので、
磁気記録層7aと磁気ヘッド7bとの間の離隔が小さく
なる。一方、情報の読出し時には、ステッピングモータ
32の回転数が少なく、磁気ヘッドキャリア7cの移動
量が少量とななるので、磁気記録層7aと磁気ヘッド7
bとの間の離隔が大きくなる。よって、上記実施例と同
様に、書込む情報信号の強度を高くしてトルク値の検出
精度の向上を図ることができると共に、情報の読出し時
での磁気記録層7aと磁気ヘッド7bとの接触,磨耗を
確実に防止して、センサの信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0031】尚、コンバータ出力軸3に設けられる磁気
記録層7aは、図7に拡大詳示するように、その径r
が、コンバータ回転軸3の前後の支持部3c,3dの径
と同一径(r=r)に設定されて、一体加工さ
れている。その結果、コンバータ回転軸3の偏心が抑制
されて、磁気記録層7aの振れ動作が十分に制限される
ので、この磁気記録層7aと磁気ヘッド7bとの接触,
磨耗が一層確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機の全体構成を示す図である。
【図2】トルクセンサ周りの詳細を示す断面図である。
【図3】磁気ヘッドと磁気記録層との離隔を調整する機
構の概略構成を示す図である。
【図4】磁気ヘッドと磁気記録層との離隔を調整する機
構の変形例を示す具体的構成図である。
【図5】同調整機構の概略構成を示す図である。
【図6】磁気ヘッドと磁気記録層とのクリアランスに対
する,ステッピングモータへの読出し信号の出力値特性
を示す図である。
【図7】図2の磁気記録層周りの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 3 コンバータ回転軸(回転軸) 4 変速機構 7a 磁気記録層 7b 磁気ヘッド 7c 磁気ヘッドキャリア 11 ライン圧通路 15 作動油の油路 24,24´ 駆動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に設けられる磁気記録層と、該磁気
    記録層に情報を記録すると共に記録した情報を再生する
    磁気ヘッドとを有して、上記回転軸の回転状態を検出す
    る磁気記録式センサであって、上記磁気記録層への情報
    の記録時に該磁気記録層と磁気ヘッドとの間隔を小さく
    し、磁気記録層からの情報の再生時に該磁気記録層と磁
    気ヘッドとの間隔を上記情報の記録時の間隔よりも大き
    くする駆動手段を設けたことを特徴とする磁気記録式セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】磁気記録層及び磁気ヘッドは、回転軸の軸
    方向に所定間隔隔てた位置に少くとも2組配置され、該
    両磁気ヘッドの出力信号間の位相差により回転軸のトル
    クを検出することを特徴とする請求項1記載の磁気記録
    式センサ。
  3. 【請求項3】磁気記録層は、自動変速機のトルクコンバ
    ータの出力軸に設けられ、磁気ヘッドは、上記トルクコ
    ンバータの作動油の通路に臨んで該作動油により上記磁
    気記録層と離間する方向に付勢されて設けられ、駆動手
    段は、自動変速機の変速機構の作動油圧を磁気ヘッドに
    作用させて該磁気ヘッドと磁気記録層との離隔を短縮す
    るものであることを特徴とする請求項2記載の磁気記録
    式センサ。
JP28622591A 1991-10-31 1991-10-31 磁気記録式センサ Withdrawn JPH05126655A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014513302A (ja) * 2011-05-06 2014-05-29 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト トルクセンサ装置およびトルクセンサ装置を備えた軸

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