JPH0345304Y2 - - Google Patents

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JPH0345304Y2
JPH0345304Y2 JP4128589U JP4128589U JPH0345304Y2 JP H0345304 Y2 JPH0345304 Y2 JP H0345304Y2 JP 4128589 U JP4128589 U JP 4128589U JP 4128589 U JP4128589 U JP 4128589U JP H0345304 Y2 JPH0345304 Y2 JP H0345304Y2
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cam
video tape
stroke
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tension
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、停止状態と、記録再生動作状態、高
速再生動作状態等の各種動作状態を選択し得るビ
デイオテープレコーダに関するものである。
<考案の概要> 本考案は、テンシヨンアーム駆動機構を駆動す
るカムのストロークを、少なくともテンシヨンア
ームが、非作動位置と、回転ヘツドに装架された
ビデイオテープに比較的弱いテンシヨンを与える
弱接触作動位置と、回転ヘツドに装架されたビデ
イオテープに比較的強いテンシヨンを与える強接
触作動位置とに保持されるように3段階に構成
し、 ビデイオテープレコーダの各種動作状態に応じ
て適宜なテープテンシヨンを与えることができる
ようにしたものである。
<従来の技術> ビデイオテープレコーダにおいては、必要な映
像情報を短時間でサーチする為、高速で映像情報
を再生する動作を行なわせる機能をもたせてい
る。
このような機能をもたせた場合、停止状態と記
録再生動作状態のみならず、記録再生動作状態と
高速再生動作状態、及び各状態の移行動作時に、
機構部の状態を変化させる必要があるので、従来
では、機構部の状態を変化させるために、ソレノ
イド等の個別の駆動源を用いた複雑な機構が必要
であつた。
<考案が解決しようとする課題> 従つて、VTR全体として重量が増加し、消費
電力が増加し、及びコストが嵩む等重大な欠点が
あつた。また、ソレノイドを用いた場合、機構部
の状態を多段階に変化させることが難しかつた。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するための本考案のビデイオテ
ープレコーダは、ビデイオテープを回転ヘツドに
装架するビデイオテープローデイング手段と、モ
ータにて回転駆動されるカムと、前記カムと連動
しカムのストロークに応じてテンシヨンアームを
揺動させるテンシヨンアーム駆動機構とを有し、 前記カムに、第1の所定の回転角度の範囲内に
おいて、テンシヨンアームを、非作動位置に保持
させる第1のストロークを保持する部分と、 第2の所定の回転角度の範囲内において、テン
シヨンアームを、回転ヘツドに装架されたビデイ
オテープに比較的弱いテンシヨンを与える弱接触
作動位置に保持させる第2のストロークを保持す
る部分と、 第3の所定の回転角度の範囲内において、テン
シヨンアームを、回転ヘツドに装架されたビデイ
オテープに比較的強いテンシヨンを与える強接触
作動位置に保持させる第3のストロークを保持す
る部分とを設けている。
<作用> 即ち、カムを適宜回転駆動することにより、テ
ンシヨンアームは揺動し、ビデイオテープレコー
ダの動作状態に応じたテープテンシヨンをビデイ
オテープ与えることができる。
また、カムのストロークは所定の回転角度の範
囲内において、一定のストロークに保持されるた
め、カムの駆動制御が比較的精度の低いものであ
つても、ビデイオテープに対するテンシヨン制御
は高精度に行なわれる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図はVTRの停止状態を示す簡略化平面図、
第2図は記録再生動作状態を示す簡略化平面図、
第3図は高速再生動作状態を示す簡略化平面図、
第4図はリバース高速再生動作状態を示す簡略化
平面図、第5図は記録再生動作状態と高速再生動
作状態を選択する機構部を示す斜視図、第6図は
カムの斜視図、第7図はカムの回転角度とストロ
ークとの関係を示す図、第8図はVTRの停止状
態を示す裏面図、第9図はVTRの停止状態を示
す平面図である。
1はモータ(図示せず)の回転軸と連結されて
常時一定速度で回転するリールプーリ、2は該リ
ールプール1の回転を選択的に巻取リール台3又
は供給リール台5に伝達するリールアイドラ、4
は記録再生動作状態或は高速再生動作状態におい
てビデイオテープ9にテンシヨンを与えるテンシ
ヨンアーム、6は供給リール台5を制動するバン
ドブレーキ、7は常時一定速度で回転するキヤプ
スタン軸8との間にビデイオテープ9を挟持し
て、該ビデイオテープ9を一定速度で走行させる
ピンチローラ、10はビデイオテープ9に映像情
報を記録し、再生する回転ヘツド、11,11は
ビデイオテープ9を回転ヘツド10の周側面に圧
接・装架するローダー、12はビデイオテープカ
セツトである。
動作状態を選択する、本発明の最も要旨とする
カム13は、第6図に示す機構で、前記ローダー
11,11を駆動する第1カム及びテンシヨンア
ーム4とピンチローラ7を駆動する第2カムを有
し、且つ第1カム及び第2カムを表裏一体的に成
形し、且つ回転駆動するようにしている。
前記第1カムのカム溝は、第8図に示すように
扇状ギヤ29のピン30と係合しており、扇状ギ
ヤ29を回動させるようになつている。該扇状ギ
ヤ29は二段ギヤ31の小ギヤに噛合い、また該
二段ギヤ31の大ギヤはギヤ32に噛合つている
ので、カム13が回転すると、二段ギヤ31とギ
ヤ32は互いに反対方向に回転駆動され、復動機
構(図示せず)を介して連結されたリンク33,
34を駆動することにより、該リンク33,34
の先端に回動可能に係合しているローダー11,
11を駆動するようになつている。
そして、第1カムと第2カムの各カム溝によつ
て案内駆動されるピンと、カムの回転中心軸との
距離(以下ストロークという)の関係は、第7図
に示すとおりであり、第1カムは、回転角度が小
さい範囲内において、ストロークが小さい一定値
に保持されて、ローダー11,11を停止位置に
保持させる部分と、回転角度が大きい範囲内にお
いて、ストロークが大きい一定値に保持されて、
ローダー11,11を記録再生動作位置に保持さ
せる部分と、該両範囲の中間の範囲内において、
ストロークが一定の割合で増加されて、ローダー
11,11を停止位置から記録再生動作位置に移
動させる部分とを有している(第7図中、実線参
照)。
また、第2カムは、第1カムのストロークが小
さい一定値に保持される回転角度が小さい範囲内
において、テンシヨンアーム4を非作動位置に保
持させるとともに、ピンチローラ7をキヤプスタ
ン軸8から充分に離間させる離間位置に保持させ
る、ストロークが比較的小さい一定値に保持され
る部分と、第1カムのストロークが大きい一定値
に保持される回転角度が大きい範囲内において、
テンシヨンアーム4を回転ヘツド10に装架され
たビデイオテープ9に比較的弱いテンシヨンを与
える弱接触作動位置に保持させるとともに、ピン
チローラ7をキヤプスタン軸8から僅かに離間し
た近接位置に保持させ高速再生動作を行なわせ得
る、ストロークが比較的大きい一定値に保持され
る部分と、テンシヨンアーム4を回転ヘツド10
に装架されたビデイオテープ9に比較的強いテン
シヨンを与える強接触作動位置に保持させるとと
もに、ピンチローラ7をキヤプスタン軸8に圧接
した圧接位置に保持させ記録再生動作を行わせ得
る、ストロークが最も大きい一定値に保持される
部分とを有し、更に、これら各部分の間にストロ
ークが所定の割合で増加する部分を有している
(第7図中破線参照)。
テンシヨンアーム4及びピンチローラ7を駆動
する機構は、第5図及び第9図に示すように、第
2カムと連動して揺動する第1揺動レバー14
と、該第1揺動レバー14と連動してスライドす
る第1スライドレバー18と、該第1スライドレ
バー18と連動して揺動する第2揺動レバー21
と、該第2揺動レバー21と連動してスライドす
る第2スライドレバー25と、該第2スライドレ
バー25と連動して揺動するピンチローラレバー
26とから構成されている。
前記第1揺動レバー14は、その中央部を、シ
ヤーシ上に立設したピン15に揺動可能に枢着し
た板材であり、一端部に前記第2カムのカム溝と
係合するピン16を立設するとともに、他端部
に、前記第1スライドレバー18に立設したピン
19と係合する長孔17を穿設し、更に前記ピン
16に近接する所定位置に、テンシヨンアーム4
の中央部を揺動可能に枢着している。また、シヤ
ーシの所定位置に一端を固着したバンドブレーキ
6の他端部を前記テンシヨンアーム4と第1揺動
アーム14との枢着部に固着している。尚、28
は、テンシヨンアーム4をシヤーシに揺動可能に
枢着するピンである。
前記第2揺動レバー21は、所定の位置をピン
22にて揺動可能に枢着した板材であり、一端部
に前記第1スライドレバー18に穿設した長孔2
0と係合するピン23を垂設するとともに、他端
部に前記第2スライドレバー25に穿設した長孔
25aと係合するピン24を垂設している。
前記ピンチローラレバー26は、その中央部を
シヤーシ上に立設したピン27に揺動可能に枢着
した板材であり、一端部にピンチローラ7を回転
自在に枢着するとともに、他端部を前記第2スラ
イドレバー25と回転可能に枢着している。
以上の構成になるビデイオテープレコーダの作
用は次のとおりである。
第1カムのストロークが小さい一定値に保持さ
れ、且つ、第2カムのストロークが比較的小さい
一定値に保持されている場合(第7図中領域A参
照)には、ローダー11,11が停止位置に保持
され、テンシヨンアーム4は非作動位置にピンチ
ローラ7はキヤプスタン軸8から充分に離間した
離間位置にそれぞれ保持されるので、ビデイオテ
ープ9は、走行駆動されず、記録動作も再生動作
も行ない得ない(第1図参照)。
第1カムのストロークが一定の割合で増加する
場合(第7図中領域B参照)には、ローダー1
1,11が所定速度で、ビデイオテープカセツト
12から離間する方向に移動し、ビデイオテープ
9を回転ヘツド10に装架することができる。そ
して、以上の動作を行つている間にテンシヨンア
ーム4がビデイオテープ9にテンシヨンを与える
方向に揺動するとともに、ピンチローラ7がキヤ
プスタン軸8に接近する方向にピンチローラレバ
ー26が揺動し、バンドブレーキ6が引張られて
供給リール台5に接近する。
そして、領域Bの動作が完了し、Cの領域に於
いては、テンシヨンアーム4は第2図に示す再生
状態の若干手前まで回動し、ビデイオテープ9に
比較的弱いテンシヨンを与える弱接触作動位置に
保持され、ピンチローラ7もキヤプスタン軸8か
ら僅かに離間した第3図及び第4図に示す近接位
置に保持される。この近接状態では、バンドブレ
ーキ6は供給リール台5から僅かに離間した状態
であり、リールプーリの回転方向によりテープ装
架状態での早送り及び巻き戻し或は高速再生及び
高速逆転再生が可能である。
その後、カム13を更に回転させると、テンシ
ヨンアーム4によりビデイオテープ9に与えられ
るテンシヨンが増加するとともに、ピンチローラ
7がキヤプスタン軸8に向かつて移動する(第7
図中領域D参照) そして、第1のカムのストロークが大きい一定
値に保持され、かつ第2カムのストロークが最も
大きい一定値に保持されている場合(第7図中領
域E参照)には、テンシヨンアーム4にてはビデ
イオテープ9に最適のテンシヨンが加わり、また
ピンチローラ7は、キヤプスタン軸8に圧接した
圧接位置が保持され、バンドブレーキ6は供給リ
ール台5に圧接した状態となるので(第2図参
照)、記録再生動作を行わせることができる。
尚、再生状態(第2図及び第7図Eの領域)か
らカム13をストロークの減少方向(第7図のC
領域)に回転させて移行し、高速再生(第3図)
または高速逆転再生(第4図)等を行う場合が多
い。この時、再生状態(第2図)からテンシヨン
アーム4とピンチローラ7は、テープ9を弛ませ
る方向に移動するが、テープ9の弛みが大きい
と、回転ヘツド10へのテープの接圧が低下し、
再生画面上にビデオ信号の出力低下によるノイズ
が現れるため、テンシヨンアーム4とピンチロー
ラ7の移動量はバンドブレーキ6が供給リール台
5から離間する範囲内でできるだけ少ない方が良
い。
又、ピンチローラ7をキヤプスタン軸8の近接
位置に保持させることで、ビデイオテープ9はキ
ヤプスタン軸8からの駆動力を受けなくなるた
め、この近接状態を利用することでリールプーリ
の駆動源としてキヤプスタンモータを利用するこ
とも可能である。
<考案の効果> 以上のように本考案によれば、モータにて回転
駆動されるカムにより、テンシヨンアームを、非
作動位置と、回転ヘツドに装架されたビデイオテ
ープに比較的弱いテンシヨンを与える弱接触作動
位置と、回転ヘツドに装架されたビデイオテープ
に比較的強いテンシヨンを与える強接触作動位置
とに保持させることができるため、ビデイオテー
プレコーダの各種動作状態に応じて、適宜なテー
プテンシヨンを与えることができる。
また、カムのストロークは、所定の回転角度の
範囲内において、テンシヨンアームを上記の位置
に保持させるストロークに保持されるため、カム
の駆動制御が比較的精度の低いものであつても、
ビデイオテープに対するテンシヨン制御は高精度
に行われる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はVTR
の停止状態を示す簡略化平面図、第2図は同記録
再生動作状態を示す簡略化平面図、第3図は同高
速再生動作状態を示す簡略化平面図、第4図は同
リバース高速再生動作状態を示す簡略化平面図、
第5図は記録再生動作状態と高速再生動作状態を
選択する機構部を示す斜視図、第6図はカムの斜
視図、第7図はカムの回転角度とストロークとの
関係を示す図、第8図はVTRの停止状態を示す
裏面図、第9図は同停止状態を示す平面図であ
る。 3…巻取リール台、4…テンシヨンアーム、5
…供給リール台、6…バンドブレーキ、7…ピン
チローラ、8…キヤプスタン軸、9…ビデイオテ
ープ、10…回転ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ビデイオテープを回転ヘツドに装架するビデイ
    オテープローデイング手段と、 モータにて回転駆動されるカムと、 前記カムと連動しカムのストロークに応じてテ
    ンシヨンアームを揺動させるテンシヨンアーム駆
    動機構とを有するビデイオテープレコーダにおい
    て、 前記カムは、第1の所定の回転角度の範囲内に
    おいて、テンシヨンアームを、非作動位置に保持
    させる第1のストロークが保持される部分と、 第2の所定の回転角度の範囲内において、テン
    シヨンアームを、回転ヘツドに装架されたビデイ
    オテープに比較的弱いテンシヨンを与える弱接触
    作動位置に保持させる第2のストロークが保持さ
    れる部分と、 第3の所定の回転角度の範囲内において、テン
    シヨンアームを、回転ヘツドに装架されたビデイ
    オテープに比較的強いテンシヨンを与える強接触
    作動位置に保持させる第3のストロークが保持さ
    れる部分とを有することを特徴とするビデイオテ
    ープレコーダ。
JP4128589U 1989-04-06 1989-04-06 Expired JPH0345304Y2 (ja)

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JP4128589U JPH0345304Y2 (ja) 1989-04-06 1989-04-06

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JP4128589U JPH0345304Y2 (ja) 1989-04-06 1989-04-06

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JPH01181150U JPH01181150U (ja) 1989-12-27
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