JP3068126B2 - テープデッキにおけるブレーキ装置 - Google Patents

テープデッキにおけるブレーキ装置

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JP3068126B2
JP3068126B2 JP4301706A JP30170692A JP3068126B2 JP 3068126 B2 JP3068126 B2 JP 3068126B2 JP 4301706 A JP4301706 A JP 4301706A JP 30170692 A JP30170692 A JP 30170692A JP 3068126 B2 JP3068126 B2 JP 3068126B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープデッキにおけるブ
レーキ装置に関し、例えばビデオテープレコーダに組み
込まれるテープデッキにおいてリールにブレーキを付与
するブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すようにカム1の回転に
よってモードレバーを切換、テープ早送り、巻き戻し、
ストップ等の動作を行わせるようにした技術がある。即
ち図9において、カム1の回転はフリクションギヤ2を
介してメインレバー(図示せず)のホルダ3に伝達さ
れ、ホルダ3の揺動でメインレバーを操作してモードレ
バーを切換、早送り、巻き戻し、ストップ(ブレーキ)
等の動作を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のテープデッキにおけるブレーキ装置にあって
は、ホルダ3に動力を伝達するためのフリクションギヤ
2が必要であり、このフリクションギヤ2をホルダ3に
取り付けるための軸4、ばね5及び止め金6も必要とな
り、部品点数が多くなるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、カムに設けたリブとホルダに設け
たボスとの係合によりホルダを揺動させるようにしてフ
リクションギヤを不要とすると共に、確実な早送り、巻
き戻し、ストップ動作ができるテープデッキにおけるブ
レーキ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、カムの回転に
よりホルダを揺動させ、該ホルダとモードレバーを切り
換えるメインレバーとの係合離脱によってテープの早送
り、巻き戻し、ストップ動作を行うようにしたテープデ
ッキにおけるブレーキ装置であって、前記カムに形成さ
れた1枚のリブと、前記ホルダに形成されたボスとを備
え、該1枚のリブとボスとの係合離脱によってホルダを
揺動させるようにし、かつ、前記1枚のリブは前記カム
の径方向に対して斜めに向けて形成してあり、前記ホル
ダがメインレバーに係合する向きに揺動させるには、前
記1枚のリブの表面側が前記ポスに係合し、前記ホルダ
がメインレバーから離脱する向きに揺動させるには、前
記1枚のリブの裏面側が前記ボスに係合することを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】本発明ではカムが正転すると、カムのリブがホ
ルダのボスに当り、ホルダを揺動させてメインレバーを
早送りまたは巻き戻し状態に保持する。早送りまたは巻
き戻し中にカムを駆動するモータを逆転させるとホルダ
とメインレバーの係合が外れメインレバーが揺動してモ
ードレバーが切り換わりブレーキが付与される。カムを
逆転にするとリブとボスとの係合によりホルダが初期状
態に復帰する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図8は本発明に係るテープデッキの一実施
例を示す図である。先ず、構成を説明する。図1におい
て、10はデッキシャーシであり、デッキシャーシ10
の前部上面には供給リール11及び巻取りリール12が
取り付けられている。13はモードレバーで、前記デッ
キシャーシ10に左右動自在に取り付けられ、端面に一
対の傾斜部14,15が形成されている。16は前記供
給リール11側のメーンブレーキで、軸17を介してデ
ッキシャーシ10に支持され、ばね18によって反時計
方向に付勢され、先端には前記傾斜部14に当接するピ
ン19を有する。21は巻取りリール12側のメーンブ
レーキで、軸22を介して前記デッキシャーシに支持さ
れ、ばね23によって時計方向に付勢され、前記傾斜部
15に当接するピン24を有する。
【0008】モードレバー13の長孔25には、軸27
を介してデッキシャーシに支持されたメインレバー30
のピン26が係合されている。メーンレバー30はばね
31により反時計方向に付勢されている。32はデッキ
シャーシ10上に軸33を介して支持された円板状のカ
ムで、その裏面にはカム溝34が形成されている。この
カム溝34は軸33を中心とする同心円弧状部35と、
その終端部に連設された変位部36とからなる。
【0009】前記カム32の周側部にはギア部37が形
成され、このギア部37にウォームギア38が噛合して
いる。このウォームギア38の軸にはプーリ40が固着
され、このプーリ40とモータ(図示せず)のプーリと
の間にベルト60が掛けられている。カム34の下方に
は、前記メインレバーホルダ41(以下ホルダと略称)
が前記デッキシャーシ10上に軸42を介して揺動自在
に支持されている。このホルダ41の上面には上方に突
出するボス43が一体に形成され、このボス43と前記
カム32の下面に突設されたリブ44とが係合するよう
になっている(図7参照)。また、該ホルダ41の側面
にはばね片45が一体に形成され、このばね片45と前
記デッキシャーシ10に設けられたストッパ46とが係
合するようになっている。該ホルダ41の先端には前記
メインレバー30の上端に係合する係合部47が形成さ
れている(図3参照)。
【0010】図7において、前記ホルダ41の軸42に
一体に形成されたキックレバー48が前記デッキシャー
シ10の裏面に配置されている。このキックレバー48
と前記ホルダ41とは一対の合成樹脂製レバー体であっ
て両者と軸42とがアウトサート成形により一体成形さ
れている。
【0011】前記キックレバー48にキックアーム50
を回転自在に軸支させ、キックアーム50を一方向にば
ね52によって揺動回転させ、キックアーム50を他方
向にストッパによってキックレバー48と一体に回転さ
せるように構成している。
【0012】また、前記キックアーム50に当接させる
リブ51を前記プーリ40側面に一体形成し(図8参
照)、プーリ40の軸芯を中心とする同一円周上に等間
隔に各リブ51を配設させ、テープ早送り位置のメイン
レバー30にホルダ41が係合したとき、リブ51の回
転軌跡内にキックアーム50が移動するもので、カム3
2を時計方向に回転させるモータ正転により、リブ51
の当接によってキックアーム50がばね52に抗して後
退するようになっている。
【0013】次に作用を説明する。図1は、メインレバ
ー30が早送り、巻き戻し状態の直前の位置にある。こ
の状態ではカム32のカム溝35の内側とメインレバー
30のピン39との係合でメインレバー30は位置決め
されている。この状態でモータを駆動し、プーリ40、
ウォームギヤ38を介してカム32を矢印55方向(時
計方向)に回転させると、リブ44がボス43に当り、
ホルダ41は軸42を支点として時計方向に揺動し、図
2のようにホルダ41の係合部47がメインレバー30
の上端に係合する。この図2の状態がテープの早送り状
態である。
【0014】尚、この際、図3に示すようにホルダとメ
インレバーとの間に間隙Gができるようにカム溝35の
形状を設定してある。これはホルダ41とメインレバー
30の係合時の接触をさけて円滑な係合ができるように
するためである。図2の状態において、リブ44とボス
43との係合は外れ、同時にピン39はカム溝34の円
弧部35から外れ、変位部36に入り込んでいる。ま
た、メインレバー30はばね31の付勢力とモードレバ
ー13の傾斜部14、15に加わる力とにより矢印56
方向に付勢されている。
【0015】図2の状態において、キックアーム50の
先端はプーリ40の内面にばね52の力で圧接してい
る。この状態でリール11、12を高速回転させてテー
プの早送り、巻き戻しを行う。早送り、巻き戻しの途中
でストップ信号が入るとモータが逆転しプーリ40が逆
転すると、リブ51によりキックアーム50が押されて
揺動し、これによりホルダ41が反時計方向に揺動して
メインレバー30との係合が外れ、ばね31の力でメイ
ンレバー30は反時計方向に揺動して瞬時に図4の状態
となる。すなわち、メインレバー30の揺動でモードレ
バー13は右方向に移動し、ピン19、24が傾斜部1
4、15に沿って下降し、メインブレーキ16、21が
各リール11、12のリール台に当り瞬時にブレーキが
かかる。
【0016】再び早送り、巻き戻し状態に復帰させる時
はモータを再逆転させ、カム32を図5の矢印57方向
に逆転させると、リブ44がボス43に当り、さらに逆
転が進むと図6のようにホルダ41が軸42を中心に反
時計方向に揺動する。そしてばね部45がストッパ46
に当り、ばね部45がたわむ。図6の状態から少しカム
32の逆転が進むと、ばね部45の反発力でホルダ41
は時計方向に揺動し、図1の状態、すなわち、リブ44
の軸42を中心とした回転半径以内にボス43が位置す
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カムに設けたリブとホルダに設けたボスとの係合により
ホルダを揺動させるようにしたので、フリクションギヤ
が不要となり、部品点数が大幅に少なくなると共に組立
が簡単になり、さらに確実な早送り、巻き戻し、ストッ
プ動作を行うようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープデッキにおけるブレーキ装
置の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示す実施例の要部平面図である。
【図3】図1に示す実施例のメインレバーとホルダの係
合状態の拡大説明図である。
【図4】図1に示す実施例のブレーキ状態の動作を説明
する平面図である。
【図5】図1に示す実施例のホルダの動作を説明する平
面図である。
【図6】図1に示す実施例のホルダの他の動作を説明す
る平面図である。
【図7】図1に示す実施例の他の要部断面図である。
【図8】図1に示す実施例のプーリの平面図である。
【図9】従来のブレーキ装置の要部断面図である。
【符号の説明】
13 モードレバー 30 メインレバー 32 カム 41 ホルダ 43 ボス 44 リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムの回転によりホルダを揺動させ、該ホ
    ルダとモードレバーを切り換えるメインレバーとの係合
    離脱によってテープの早送り、巻き戻し、ストップ動作
    を行うようにしたテープデッキにおけるブレーキ装置で
    あって、前記カムに形成された1枚のリブと、前記ホル
    ダに形成されたボスとを備え、該1枚のリブとボスとの
    係合離脱によってホルダを揺動させるようにし、かつ、
    前記1枚のリブは前記カムの径方向に対して斜めに向け
    て形成してあり、前記ホルダがメインレバーに係合する
    向きに揺動させるには前記1枚のリブの表面側が前記ボ
    スに係合し、前記ホルダがメインレバーから離脱する向
    きに揺動させるには、前記1枚のリブの裏面側が前記ボ
    スに係合することを特徴とするテープデッキにおけるブ
    レーキ装置。
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