JPH05126138A - すべり軸受およびその製造方法 - Google Patents
すべり軸受およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH05126138A JPH05126138A JP28695091A JP28695091A JPH05126138A JP H05126138 A JPH05126138 A JP H05126138A JP 28695091 A JP28695091 A JP 28695091A JP 28695091 A JP28695091 A JP 28695091A JP H05126138 A JPH05126138 A JP H05126138A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hard
- bearing
- sliding
- sliding piece
- manufacturing
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- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、片当り荷重に対しても強
く、しかも製作容易で大形軸受にも適用できる硬質摺動
材を備えたすべり軸受およびその製造方法を提供するこ
とにある。 【構成】 本発明のすべり軸受は、硬質材料をセグメン
ト状に分割した硬質摺動片1を、径方向のみでなく軸方
向にも独立配置して弾性体(ゴム2)により緩衝支持
し、自由度を増して片当り荷重に対して強い構造とした
ことを特徴とする。また、硬質摺動片の数を変えること
により、軸受内径、軸受長さを調整することを特徴とす
るすべり軸受の製造方法を提供するものである。
く、しかも製作容易で大形軸受にも適用できる硬質摺動
材を備えたすべり軸受およびその製造方法を提供するこ
とにある。 【構成】 本発明のすべり軸受は、硬質材料をセグメン
ト状に分割した硬質摺動片1を、径方向のみでなく軸方
向にも独立配置して弾性体(ゴム2)により緩衝支持
し、自由度を増して片当り荷重に対して強い構造とした
ことを特徴とする。また、硬質摺動片の数を変えること
により、軸受内径、軸受長さを調整することを特徴とす
るすべり軸受の製造方法を提供するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体中およひせ気体中
で使用されるすべり軸受に係り、特に、起動時に無潤滑
状態で運転され、定常運転時にはスラリー水中で運転さ
れる立軸ポンプ等に使用されるすべり軸受およびその製
造装置に関するものである。
で使用されるすべり軸受に係り、特に、起動時に無潤滑
状態で運転され、定常運転時にはスラリー水中で運転さ
れる立軸ポンプ等に使用されるすべり軸受およびその製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、立軸ポンプ等で使用される硬質摺
動材を使用したすべり軸受、特にセラミックス軸受に関
しては、種々の構造が検討されている。このセラミック
ス軸受を大形軸受に適用するためには、製作性の問題等
からセグメントタイプにすることが、例えば、特開昭6
0−84423号公報に記載されている。図11は、当
該公報記載の従来のすべり軸受の説明図で、(a)は要
部断面図、(b)は、(a)の側面断面図、(c)は荷
重分布図である。上記従来のすべり軸受は、軸受ハウジ
ング内側に取り付けられる金属ケース13の内面に、間
隔を隔てて当間隔に断面円弧状の孔溝12が穿設されて
おり、セラミックスからなる円柱セグメント摺動材11
が、その孔溝12に固定されているものである。
動材を使用したすべり軸受、特にセラミックス軸受に関
しては、種々の構造が検討されている。このセラミック
ス軸受を大形軸受に適用するためには、製作性の問題等
からセグメントタイプにすることが、例えば、特開昭6
0−84423号公報に記載されている。図11は、当
該公報記載の従来のすべり軸受の説明図で、(a)は要
部断面図、(b)は、(a)の側面断面図、(c)は荷
重分布図である。上記従来のすべり軸受は、軸受ハウジ
ング内側に取り付けられる金属ケース13の内面に、間
隔を隔てて当間隔に断面円弧状の孔溝12が穿設されて
おり、セラミックスからなる円柱セグメント摺動材11
が、その孔溝12に固定されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、大形軸受に対する製作の容易性はあるものの、軸方
向に分割がなく、比較的細長のセグメントとなり、軸受
に片当り荷重が作用すると、図11(c)に示す荷重分
布のように端部に過大な荷重がかかり、ゴム等で緩衝支
持していても全面当りは困難で片当り荷重に対して弱か
った。
は、大形軸受に対する製作の容易性はあるものの、軸方
向に分割がなく、比較的細長のセグメントとなり、軸受
に片当り荷重が作用すると、図11(c)に示す荷重分
布のように端部に過大な荷重がかかり、ゴム等で緩衝支
持していても全面当りは困難で片当り荷重に対して弱か
った。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、片当り荷重に対しても強く、
しかも製作容易で大形軸受にも適用できる硬質摺動材を
備えたすべり軸受およびその製造方法を提供すること
を、目的とするものである。
るためになされたもので、片当り荷重に対しても強く、
しかも製作容易で大形軸受にも適用できる硬質摺動材を
備えたすべり軸受およびその製造方法を提供すること
を、目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るすべり軸受の構成は、摺動部材に硬質
材料を用い、その硬質材料をセグメント状に分割した硬
質摺動片を、緩衝材を介して固定側に支持したすべり軸
受において、上記硬質摺動片が、軸方向および径方向の
いずれにも独立に配置されるように分割されたものであ
る。すなわち、硬質材料をセグメント状に分割し、径方
向のみでなく軸方向にも独立配置して摺動片に分布荷重
がかかるようにした。そして、摺動片の分布荷重をさら
に平均化できるようにゴム等の緩衝材で支持したもので
ある。
に、本発明に係るすべり軸受の構成は、摺動部材に硬質
材料を用い、その硬質材料をセグメント状に分割した硬
質摺動片を、緩衝材を介して固定側に支持したすべり軸
受において、上記硬質摺動片が、軸方向および径方向の
いずれにも独立に配置されるように分割されたものであ
る。すなわち、硬質材料をセグメント状に分割し、径方
向のみでなく軸方向にも独立配置して摺動片に分布荷重
がかかるようにした。そして、摺動片の分布荷重をさら
に平均化できるようにゴム等の緩衝材で支持したもので
ある。
【0006】また、本発明の他の特徴は、硬質摺動片
を、シャフト側に線接触する平板としたものである。本
発明のさらに他の特徴は、硬質摺動片を、薄板の枠に入
れて並べゴムでモールドしたものである。
を、シャフト側に線接触する平板としたものである。本
発明のさらに他の特徴は、硬質摺動片を、薄板の枠に入
れて並べゴムでモールドしたものである。
【0007】上記目的を達成するために、本発明に係る
すべり軸受の製造方法の構成は、摺動部材に硬質材料を
用い、その硬質材料をセグメント状に分割して硬質摺動
片を製作し、その硬質摺動片を緩衝材を介して固定側に
支持するすべり軸受の製造方法において、薄板で製作さ
れた枠を円筒状にして金属シェルの内側に配置し、その
枠内に上記硬質摺動片を治具を介して位置決めしたの
ち、弾性体をモールドしたものである。また、硬質摺動
片のサイズはすべて共通とし、その数を変えることによ
り、軸受内径、軸受長さを調整するようにしたものであ
る。
すべり軸受の製造方法の構成は、摺動部材に硬質材料を
用い、その硬質材料をセグメント状に分割して硬質摺動
片を製作し、その硬質摺動片を緩衝材を介して固定側に
支持するすべり軸受の製造方法において、薄板で製作さ
れた枠を円筒状にして金属シェルの内側に配置し、その
枠内に上記硬質摺動片を治具を介して位置決めしたの
ち、弾性体をモールドしたものである。また、硬質摺動
片のサイズはすべて共通とし、その数を変えることによ
り、軸受内径、軸受長さを調整するようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】上記各技術的手段による働きは次のとおりであ
る。硬質材料をセグメント状に、径方向のみでなく軸方
向にも分割し、独立配置して自由度を増したので、片当
り荷重に対しても個々のセグメントで分担して荷重が受
けられる。このことにより、ポンプ運転中のふれ回りに
よる片当り荷重に対しても軸受性能が向上し、片当り荷
重に強い軸受となる。また、硬質摺動片または硬質摺動
片を貼り付けた金属シェルをゴム等で緩衝支持すること
により、さらに片当りに対して追従性の良い軸受とな
る。
る。硬質材料をセグメント状に、径方向のみでなく軸方
向にも分割し、独立配置して自由度を増したので、片当
り荷重に対しても個々のセグメントで分担して荷重が受
けられる。このことにより、ポンプ運転中のふれ回りに
よる片当り荷重に対しても軸受性能が向上し、片当り荷
重に強い軸受となる。また、硬質摺動片または硬質摺動
片を貼り付けた金属シェルをゴム等で緩衝支持すること
により、さらに片当りに対して追従性の良い軸受とな
る。
【0009】また、硬質摺動片をシャフトスリーブに沿
った円弧にするのではなく、平板としたことにより、シ
ャフトスリーブと硬質摺動片とは線接触となるので、平
板単体で研磨しておけば、組込後の内径仕上加工を省略
することができる。さらに、硬質摺動片を薄板の枠に入
れて並べ、その後にゴム等の弾性体でモールドするの
で、製作が容易になる。
った円弧にするのではなく、平板としたことにより、シ
ャフトスリーブと硬質摺動片とは線接触となるので、平
板単体で研磨しておけば、組込後の内径仕上加工を省略
することができる。さらに、硬質摺動片を薄板の枠に入
れて並べ、その後にゴム等の弾性体でモールドするの
で、製作が容易になる。
【0010】さらに、硬質摺動片を、軸受内径,軸受長
さにかかわらず同一寸法とし、硬質摺動片の数を変える
ことにより軸受内径,軸受長さを調整できるので、個々
の硬質摺動片をまとめて精度良く製作すればよく、高精
度の軸受を容易に安価に製作することができる。
さにかかわらず同一寸法とし、硬質摺動片の数を変える
ことにより軸受内径,軸受長さを調整できるので、個々
の硬質摺動片をまとめて精度良く製作すればよく、高精
度の軸受を容易に安価に製作することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1ないし図10
を参照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る硬質摺
動材すべり軸受の断面図、図2は、図1のA矢視断面
図、図3は、軸がふれ回りし片当りした状態を示す説明
図、図4は、図2のすべり軸受における片当り時の荷重
分布図である。なお、図4において、(a)は、図2と
同一の側面断面図で、(b)は、その荷重分布を矢印線
で示した図である。
を参照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る硬質摺
動材すべり軸受の断面図、図2は、図1のA矢視断面
図、図3は、軸がふれ回りし片当りした状態を示す説明
図、図4は、図2のすべり軸受における片当り時の荷重
分布図である。なお、図4において、(a)は、図2と
同一の側面断面図で、(b)は、その荷重分布を矢印線
で示した図である。
【0012】図に示すように、炭化珪素等で製作した硬
質摺動片1は、セグメント状に分割され、径方向にも軸
方向にも独立に分離して配置されている。これら硬質摺
動片1は、弾性体であるゴム2でモールドされて緩衝支
持され、さらにその外周に金属シェル3がある。すなわ
ち、硬質摺動片1を、金属シェル3内周の全周に設けた
緩衝材のゴム2で支持した構成となっている。金属シェ
ル3は図示しない軸受ハウジングに固定され、硬質摺動
片1の内面側には、二点鎖線に示すシャフトスリーブ1
0が挿入される。そのシャフトスリーブ10は、タング
ステンカーバイド等の硬質材で製作されたものである。
質摺動片1は、セグメント状に分割され、径方向にも軸
方向にも独立に分離して配置されている。これら硬質摺
動片1は、弾性体であるゴム2でモールドされて緩衝支
持され、さらにその外周に金属シェル3がある。すなわ
ち、硬質摺動片1を、金属シェル3内周の全周に設けた
緩衝材のゴム2で支持した構成となっている。金属シェ
ル3は図示しない軸受ハウジングに固定され、硬質摺動
片1の内面側には、二点鎖線に示すシャフトスリーブ1
0が挿入される。そのシャフトスリーブ10は、タング
ステンカーバイド等の硬質材で製作されたものである。
【0013】硬質摺動片1は、図のように小さなセグメ
ント1個1個が独立分離され、しかもゴム2により緩衝
支持されているので、セグメント1個1個の自由度が大
きく、図3に示すようにシャフト4がふれ回り片当り荷
重が作用しても、追従性がよく、図4(b)に示すよう
に荷重を分担して受けることができる。このことは、本
発明の大きな特徴で、径方向のみ、あるいは軸方向のみ
に分割したセグメント形状では得ることができないもの
である。
ント1個1個が独立分離され、しかもゴム2により緩衝
支持されているので、セグメント1個1個の自由度が大
きく、図3に示すようにシャフト4がふれ回り片当り荷
重が作用しても、追従性がよく、図4(b)に示すよう
に荷重を分担して受けることができる。このことは、本
発明の大きな特徴で、径方向のみ、あるいは軸方向のみ
に分割したセグメント形状では得ることができないもの
である。
【0014】〔実施例 2〕次に、図5は、本発明の他
の実施例に係る硬質摺動材すべり軸受の断面図である。
図中、図1と同一符号のものは先の実施例と同等部分で
あるから、その説明を省略する。図5の実施例では、硬
質摺動片1を、金属シェル内周3に貼り付け、前記金属
シェル3の外側の全周を緩衝材2で支持し、図示しない
軸受ハウジングに取り付けたものである。本実施例によ
れば、先の実施例と同等の効果をもたらすことができ
る。
の実施例に係る硬質摺動材すべり軸受の断面図である。
図中、図1と同一符号のものは先の実施例と同等部分で
あるから、その説明を省略する。図5の実施例では、硬
質摺動片1を、金属シェル内周3に貼り付け、前記金属
シェル3の外側の全周を緩衝材2で支持し、図示しない
軸受ハウジングに取り付けたものである。本実施例によ
れば、先の実施例と同等の効果をもたらすことができ
る。
【0015】〔実施例 3〕図6は、本発明のさらに他
の実施例に係る硬質摺動材すべり軸受の断面図である。
図中、図1と同一符号のものは先の実施例と同等部分で
あるから、その説明を省略する。図6の実施例が、図1
の実施例と相違するところは、硬質摺動片1Aの内径側
が、シャフトスリーブに沿った円弧形状ではなくタイル
状の平板となっているものである。セグメントが径方向
にも軸方向にも独立に分離して配置されているので、シ
ャフトの傾きにも十分追従でき、平板の硬質摺動片1A
でも図1の実施例と同様に良好な軸受性能を得ることが
できる。また、本実施例では、シャフトスリーブ10と
硬質摺動片1Aとは線接触であるので、硬質摺動片1A
は、単体で研磨しておけば、組立製作後の内径加工を省
略することができる。
の実施例に係る硬質摺動材すべり軸受の断面図である。
図中、図1と同一符号のものは先の実施例と同等部分で
あるから、その説明を省略する。図6の実施例が、図1
の実施例と相違するところは、硬質摺動片1Aの内径側
が、シャフトスリーブに沿った円弧形状ではなくタイル
状の平板となっているものである。セグメントが径方向
にも軸方向にも独立に分離して配置されているので、シ
ャフトの傾きにも十分追従でき、平板の硬質摺動片1A
でも図1の実施例と同様に良好な軸受性能を得ることが
できる。また、本実施例では、シャフトスリーブ10と
硬質摺動片1Aとは線接触であるので、硬質摺動片1A
は、単体で研磨しておけば、組立製作後の内径加工を省
略することができる。
【0016】〔実施例 4〕次に、本発明構造の製作方
法に関する実施例を図7ないし図10を参照して説明す
る。図7は、本発明のすべり軸受製作時のセグメントを
並べる薄板枠の説明図、図8は、薄板枠と硬質摺動片と
を位置決めする組立用治具の略示外形図、図9は、本発
明のさらに他の実施例に係る硬質摺動材すべり軸受の断
面図、図10は、図9のB矢視断面図である。図9,1
0中、図1,2と同一符号のものは先の実施例と同等部
分であるから、その説明を省略する。
法に関する実施例を図7ないし図10を参照して説明す
る。図7は、本発明のすべり軸受製作時のセグメントを
並べる薄板枠の説明図、図8は、薄板枠と硬質摺動片と
を位置決めする組立用治具の略示外形図、図9は、本発
明のさらに他の実施例に係る硬質摺動材すべり軸受の断
面図、図10は、図9のB矢視断面図である。図9,1
0中、図1,2と同一符号のものは先の実施例と同等部
分であるから、その説明を省略する。
【0017】図7ないし図10に示すように、薄板で製
作された枠5(以下薄板枠という)を円筒状にして金属
シェル3の内側に配置し、その枠内に硬質摺動片1Aを
並べゴム2をモールドして製作する。このとき、薄板枠
5と硬質摺動片1Aとを位置決めする組立用治具6によ
り固定して製作すれば、精度が保たれ製作後の内径加工
を省略することができる。
作された枠5(以下薄板枠という)を円筒状にして金属
シェル3の内側に配置し、その枠内に硬質摺動片1Aを
並べゴム2をモールドして製作する。このとき、薄板枠
5と硬質摺動片1Aとを位置決めする組立用治具6によ
り固定して製作すれば、精度が保たれ製作後の内径加工
を省略することができる。
【0018】製作の際、同一寸法である硬質摺動片1A
の数を変えることにより、軸受内径,軸受長さを調整で
きるので、硬質摺動片1Aを精度良く作ることにより、
大形の軸受についても精度良く作ることができる。ま
た、硬質摺動片1Aの大きさを1種類、あるいは、径に
応じて数種類持つことにより自由自在に軸受内径,軸受
長さの違う軸受を製作することがてきる。さらに、硬質
摺動片のサイズが決まるので一括して製作しておくこと
が可能であり、原価低減となる。本実施例によれば、片
当り荷重に対して強く、しかも製作容易で大形軸受にも
適用できる硬質摺動材すべり軸受が実現できる。
の数を変えることにより、軸受内径,軸受長さを調整で
きるので、硬質摺動片1Aを精度良く作ることにより、
大形の軸受についても精度良く作ることができる。ま
た、硬質摺動片1Aの大きさを1種類、あるいは、径に
応じて数種類持つことにより自由自在に軸受内径,軸受
長さの違う軸受を製作することがてきる。さらに、硬質
摺動片のサイズが決まるので一括して製作しておくこと
が可能であり、原価低減となる。本実施例によれば、片
当り荷重に対して強く、しかも製作容易で大形軸受にも
適用できる硬質摺動材すべり軸受が実現できる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、片当り荷重に対しても強く、しかも製作容易で大
形軸受にも適用できる硬質摺動材を備えたすべり軸受お
よびその製造方法を提供することができる。
れば、片当り荷重に対しても強く、しかも製作容易で大
形軸受にも適用できる硬質摺動材を備えたすべり軸受お
よびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る硬質摺動材すべり軸受
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1のA矢視断面図である。
【図3】軸がふれ回りし片当りした状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】図2のすべり軸受における片当り時の荷重分布
図である。
図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る硬質摺動材すべり軸
受の断面図である。
受の断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例に係る硬質摺動材す
べり軸受の断面図である。
べり軸受の断面図である。
【図7】本発明のすべり軸受製作時のセグメントを並べ
る薄板枠の説明図である。
る薄板枠の説明図である。
【図8】薄板枠と硬質摺動片とを位置決めする組立用治
具の略示外形図である。
具の略示外形図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例に係る硬質摺動材す
べり軸受の断面図である。
べり軸受の断面図である。
【図10】図9のB矢視断面図である。
【図11】従来のすべり軸受の説明図である。
1,1A 硬質摺動片 2 ゴム 3 金属シェル 5 薄板枠 6 組立用治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 33/06 6814−3J
Claims (7)
- 【請求項1】 摺動部材に硬質材料を用い、その硬質材
料をセグメント状に分割した硬質摺動片を、緩衝材を介
して固定側に支持したすべり軸受において、上記硬質摺
動片が、軸方向および径方向のいずれにも独立に配置さ
れるように分割されたものであることを特徴とするすべ
り軸受。 - 【請求項2】 硬質摺動片を、金属シェル内周の全周に
設けた緩衝材で支持したことを特徴とする請求項1記載
のすべり軸受。 - 【請求項3】 硬質摺動片を、金属シェル内周に貼り付
け、前記金属シェルの外側の全周を緩衝材で支持したこ
とを特徴とする請求項1記載のすべり軸受。 - 【請求項4】 硬質摺動片を、シャフト側に線接触する
平板としたことを特徴とする請求項1ないし3記載のい
ずれかのすべり軸受。 - 【請求項5】 硬質摺動片を、薄板の枠に入れたことを
特徴とする請求項1ないし4記載のいずれかのすべり軸
受。 - 【請求項6】 摺動部材に硬質材料を用い、その硬質材
料をセグメント状に分割して硬質摺動片を製作し、その
硬質摺動片を緩衝材を介して固定側に支持するすべり軸
受の製造方法において、薄板で製作された枠を円筒状に
して金属シェルの内側に配置し、その枠内に上記硬質摺
動片を治具を介して位置決めしたのち、弾性体をモール
ドしたことを特徴とするすべり軸受の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし5記載のいずれかのすべ
り軸受において、硬質摺動片の数を変えることにより、
軸受内径、軸受長さを調整することを特徴とするすべり
軸受の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695091A JPH05126138A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | すべり軸受およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695091A JPH05126138A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | すべり軸受およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126138A true JPH05126138A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17711055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28695091A Pending JPH05126138A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | すべり軸受およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126138A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6729766B2 (en) * | 2002-01-17 | 2004-05-04 | Vesuvius Crucible Company | Retention of ceramic bearings |
JP2006220257A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Kubota Corp | すべり軸受およびポンプ装置 |
KR100789992B1 (ko) * | 2006-07-21 | 2008-01-02 | 주식회사 에스.오.비 | 경사 접합면이 형성된 세그먼트 소결재를 이용한 평판형미끄럼베어링 및 그 제조 방법 |
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JP2016173120A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 株式会社クボタ | 滑り軸受装置、ポンプ、隙間調節方法および滑り軸受装置の組立方法 |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP28695091A patent/JPH05126138A/ja active Pending
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