JPH05125895A - シールドトンネル掘削機の掘進方向制御方法 - Google Patents
シールドトンネル掘削機の掘進方向制御方法Info
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- JPH05125895A JPH05125895A JP25446791A JP25446791A JPH05125895A JP H05125895 A JPH05125895 A JP H05125895A JP 25446791 A JP25446791 A JP 25446791A JP 25446791 A JP25446791 A JP 25446791A JP H05125895 A JPH05125895 A JP H05125895A
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- shield tunnel
- tunnel excavator
- control
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
キのどれをどのように制御するかの判断と制御とを自動
的に容易に行う。 【構成】推進用油圧ジャッキの姿勢を制御する姿勢制御
手段に、掘進用計画路線の周囲に同心配置の円及び/又
は楕円とその半径方向の区画線34とで区画される複数
の領域空間35を予め設定しておく。シールドトンネル
掘削機の制御誘導ポイントがいずれの領域空間35に位
置するかを判別する。この判別された領域空間35によ
り予め定められた作動ジャッキパターンに合わせて推進
用油圧ジャッキを制御する。
Description
機の掘進方向を制御するシールドトンネル掘削機の掘進
方向制御方法に関するものである。
伴い、地下空間の開発・利用が今後ますます進展するも
のと見られている。一方、都市の多くは比較的軟弱な地
盤の上に発展したため、地下空間を利用するに際し、シ
ールド工法が採用されることが多い。
削機の掘進は、シールドトンネル掘削機の後方のシール
ドトンネル内面に組み込み挿入したセグメントによる覆
工を反力として、機内に装備した推進用油圧ジャッキの
ロッドを油圧力で伸ばすことにより覆工の固定を前提と
してシールドトンネル掘削機本体が前進する仕組みであ
る。
ドトンネル掘削機においては、シールドトンネル掘削機
本体の外周に均等配列した推進用油圧ジャッキの力を均
等にしても、シールドトンネル掘削機本体の周辺或いは
前面の土質地盤条件により該シールドトンネル掘削機
は、直線的に推進せず、推進抵抗となる反力の小さい方
向に逃げ、姿勢・方向の制御が難しいのが通常である。
該シールドトンネル掘削機の姿勢・方向を計画線に沿っ
て常に安定かつ精度よく推進させるため推進用油圧ジャ
ッキを作動させたり、止めたりして調整しなければなら
ないが、その判断と制御が難しい問題点があった。
の推進用油圧ジャッキのどれをどのように制御するかの
判断と制御とを自動的に容易に行うことができるシール
ドトンネル掘削機の掘進方向制御方法を提供することに
ある。
めの本発明の手段を説明すると、本発明は、シールドト
ンネル掘削機でシールドトンネルを掘削しつつ該シール
ドトンネルの内面をセグメントによる一次覆工で覆うシ
ールド工法を実施するに際し、前記シールドトンネル掘
削機の後部内周に所定間隔で設けられて前記一次覆工で
反力をとる複数の推進用油圧ジャッキを選択的に作動さ
せて該シールドトンネル掘削機の推進方向を制御するシ
ールドトンネル掘削機の掘進方向制御方法において、前
記シールドトンネル掘削機の任意の制御誘導ポイントの
推進軌跡を連続的に測量する自動測量手段と、該自動測
量手段が測量して得た制御誘導ポイントの位置データと
掘進計画路線とを比較して前記油圧ジャッキを選択して
動作させる姿勢制御手段とを使用し、前記姿勢制御手段
では、前記掘進計画路線の周囲に同心配置の円及び/又
は楕円と、その半径方向の区画線とで区画される複数の
管理領域を予め設定しておき、前記シールドトンネル掘
削機の制御誘導ポイントが前記いずれの管理領域に位置
するかを判別し、判別された管理領域に対応して予め定
められた作動ジャッキパターンに合わせて前記油圧ジャ
ッキを制御することを特徴とする。
同心配置の円及び/又は楕円とその半径方向の区画線と
で区画される複数の管理領域を予め設定したおく。そし
てシールドトンネル掘削機の制御誘導ポイントがいずれ
の管理領域に位置するかを判別する。この判別された管
理領域に対応して、予め定められた作動ジャッキパター
ンに合わせて油圧ジャッキを制御する。
のように制御するかの判断と制御とを自動的に容易に行
うことができ、掘進方向の制御を容易に行うことができ
る。
して詳細に説明する。
は、シールドトンネル掘削機本体2と、その後部の外周
に、例えば12本設けられた掘進用油圧ジャッキ3等を
備えて構成されている。各油圧ジャッキ3は、電磁弁3
aでその駆動が制御されるようになっている。
その後部に形成されるシールドトンネル4のセグメント
による覆工5を反力として、推進用油圧ジャッキ3のロ
ッドを油圧力で伸ばすことにより覆工5の固定を前提と
してシールドトンネル掘削機本体2が前進するようにな
っている。
勢を制御するため、本実施例の姿勢制御装置は、該シー
ルドトンネル掘削機の任意の制御誘導ポイントの推進軌
跡を連続的に測量する自動測量手段6と、該自動測量手
段6からのデータを処理して該シールドトンネル掘削機
1の制御誘導ポイントの推進軌跡を自動的に演算する軌
跡管理手段7と、該軌跡管理手段7からの制御誘導ポイ
ントの位置データを掘進計画線と比較し、その比較デー
タに応じてシールドトンネル掘削機1の各推進用油圧ジ
ャッキ3を自動的にコントロールする姿勢制御手段8と
で構成されている。
機本体2の位置を連続的に測量する光学系の測量装置9
を有する。該測量装置9は、シールドトンネル掘削機1
の後方のシールドトンネル4内の予め位置が判明してい
る基準点10に対応して天井に設けられた基準ターゲッ
ト11と、シールドトンネル掘削機1の後面上部に設け
られた移動ターゲット12と、これらターゲット11,
12の間のシールドトンネル4の天井に設けられた光学
式測距機器13とで構成されている。該光学式測距機器
13は、各ターゲット11,12に鉛直旋回のレーザ光
を出す鉛直旋回式レーザ光発生器14、このレーザ光に
平行して各ターゲット11,12に測距光を出す光波距
離計15と、一方のターゲット11から他方のターゲッ
ト12までのレーザ光の旋回角を測量する測角計16
と、これらの測量データを処理してシールドトンネル掘
削機の任意の制御誘導ポイントの推進軌跡を求めるパー
ソナルコンピュータ17と、その表示を行うCRT等よ
りなる表示器18とを有する。各ターゲット11,12
は、電子スタッフ19と9個の反射プリズム20とで構
成されている。
ネル掘削機1の方向を検出するためのジャイロコンパス
21と、ローリングやピッチングを検出するための傾斜
計22と、鉛直偏位を検出するための水圧計23とを備
えている。水圧計23は、基準タンク24とホース25
で結ばれていて、水圧の差圧により鉛直偏位が計測され
るようになっている。
ネル4内の伝送装置26からケーブル27を経て事務所
28内の伝送装置29を経て軌跡管理手段7に伝送され
るようになっている。
量データが入力されるパーソナルコンピュータ30と、
その表示を行うCRT等よりなる表示器31とで構成さ
れている。
の位置データが与えられる姿勢制御手段8は、該制御誘
導ポイントの位置データをもとに予め組み込まれた知識
ベースにより推論を行うパーソナルコンピュータ32
と、その表示を行うCRT等の表示器33とで構成され
ている。
は、図3に示すように掘進計画路線の周囲に同心配置の
楕円A1,楕円A2,円B1,円B2と、その半径方向
の区画線34とで区画される複数の管理領域35を予め
設定しておき、図5に示すようなシールドトンネル掘削
機1の制御誘導ポイントPがいずれの管理領域35に位
置するかを判別し、その判別された管理領域35により
予め定められた作動ジャッキパターンに合わせて推進用
油圧ジャッキ3を制御する制御信号を出すようになって
いる。
と円の各半径の一例を示す。
を示す。
の如く配列される油圧ジャッキの制御ルールを示すジャ
ッキパターンである。
ンネル掘削機1の油圧ジャッキ3の総本数が12である
ことと、制御結果の目標偏位量を±10mm以内とした場合
の設定である。
置26を経て油圧シーケンス34に与えられ、油圧ジャ
ッキ3を駆動する電磁弁3aに与えられるようになって
いる。 次にこのようなシールドトンネル掘削機1の姿
勢制御装置の動作について説明する。
発生器14から鉛直方向に旋回して出されるレーザ光が
基準ターゲット11の電子スタッフ19を横切ると、電
子スタッフ19からパーソナルコンピュータ17に信号
が入力される。
16の角度値を0にリセットする。次いでレーザ光が鉛
直旋回して移動ターゲット12の電子スタッフ19を横
切ると、コンピュータ17に信号が出てコンピュータ1
7はこのときの測角計16の角度を読み取り、軌跡管理
手段7のパーソナルコンピュータ30に角度信号を伝送
する。
11の反射プリズム20までの距離と、移動ターゲット
12の反射プリズム20までの距離を測量してコンピュ
ータ17に入力し、基準ターゲット11を基準にして移
動ターゲット12の位置を求め、軌跡管理手段7のコン
ピュータ30に入力する。この実施例では、ターゲット
11,12の受光面の長さは 549mmあり、受光位置の検
出分解能は 0.1mmである。
ルドトンネル掘削器本体2の方位が測量され、傾斜計2
2でシールドトンネル掘削機本体2のピッチングとロー
リングとが測量され、水圧計23でシールドトンネル掘
削機本体2の鉛直方向の偏位が測量され、軌跡管理手段
7のコンピュータ30に入力される。
動測量手段6から与えられる制御誘導ポイントの位置デ
ータを演算処理し、予め設定された掘進計画路線との偏
位量をリアルタイムで算出し、計画線との相対位置を表
示器31に表示する。
る掘進計画路線からの偏位量は、制御要素として姿勢制
御手段8のコンピュータ32に入力されるとともに、自
動測量手段6のコンピュータ17にも入力され、オペレ
ータがシールドトンネル掘削機1の位置・姿勢の把握が
行えるようになっている。
跡管理手段7からの制御誘導ポイントPの位置データを
もとに、該制御誘導ポイントPが図3のいずれの管理領
域35に位置するかを判別し、その判別された管理領域
35に対応して予め定められた表3に示す如き作動ジッ
ャキパターンに合わせて推進用油圧ジャッキ3を制御す
る制御信号を油圧シーケンス34に与える。
動され、シールドトンネル掘削機本体2が所望の姿勢で
推進される。
トンネル掘削機1は、掘進計画路線に倣って掘進され
る。
の選択は、通常掘進量50〜100mm 毎に行われるが、この
領域判定により選択されたジャッキパターンで掘進中、
何等かの原因で予想に反する動きが発生した場合、次の
領域判定時期を待たずに選択されているジャッパターン
の変更が必要となることがある。このような場合、シー
ルドトンネル掘削機1の掘進軌跡判定を行い、以下の判
定がなされた時、油圧ジャッキ3の追加選択,削減の処
理を行う。
き過ぎるとき(時には掘進計画路線を超えて反対領域へ
移動した時)。
れているとき。
キの有効性が損われた時に発生するもので、発生頻度が
少ない時には、前述した領域設定が効果的に作動してい
るとみなし、発生頻度が多い時には、領域設定に変更が
必要であり、以下の内容で自動変更を行う。
す各同心円半径長を大きくする(拡げる)。
示す領域の各同心円半径長を小さくする(狭める)。
トンネル掘削機1を掘進計画路線に対して適正な位置・
姿勢を保持するように自動制御することができ、良好な
結果(直線部偏位量±10mm程度)を得た。
するための制御領域判別図を楕円と円とで構成したが、
円のみで構成することも、或いは楕円のみで構成するこ
とてもできる。
域判別図で、中心側を円としないで楕円1,楕円2とし
た理由は、水平方向の制御より、鉛直方向の制御が難し
いためである。これは、シールドトンネル掘削機1自体
の左右の側圧(シールドトンネル掘削機が受ける反力)
が、比較的均等であるのに比較して、上下の側圧は重力
が存在すること、シールドトンネル掘削機1の掘削土砂
が切羽前面の下部に落ち込み易いこと、重心位置のバラ
ンスがあること等、水平分の要素とは全く制御条件が異
なるためである。故に管理領域35を上下方向において
小さくし、早めにA,B部分に収束させようとしてい
る。
ドトンネル掘削機の掘進方向制御方法では、掘進計画線
の周囲に同心配置の円及び/又は楕円とその半径方向の
区画線とで区画される複数の管理領域を予め設定してお
き、シールドトンネル掘削機の制御誘導ポイントがいず
れの管理領域に位置するかを判定し、この判定された管
理領域空間に対応して予め定められた作動ジャッキパタ
ーンに合わせて油圧ジャッキを制御するので、推進用油
圧ジャッキのどれをどのように制御するかの判断と制御
とを自動的に行うことができ、掘進方向の制御を容易に
行うことができる。
機の姿勢制御装置のシステム構成を示す概念図である。
成を示すブロック図である。
御領域判別図である。
る。
誘導ポイントとの関係を示す斜視図である。
御方法
機の掘進方向を制御するシールドトンネル掘削機の掘進
方向制御方法に関するものである。
伴い、地下空間の開発・利用が今後ますます進展するも
のと見られている。一方、都市の多くは比較的軟弱な地
盤の上に発展したため、地下空間を利用するに際し、シ
ールド工法が採用されることが多い。
削機の掘進は、シールドトンネル掘削機の後方のシール
ドトンネル内面に組み込み挿入したセグメントによる覆
工を反力として、機内に装備した推進用油圧ジャッキの
ロッドを油圧力で伸ばすことにより覆工の固定を前提と
してシールドトンネル掘削機本体が前進する仕組みであ
る。
ドトンネル掘削機においては、シールドトンネル掘削機
本体の外周に均等配列した推進用油圧ジャッキの力を均
等にしても、シールドトンネル掘削機本体の周辺或いは
前面の土質地盤条件により該シールドトンネル掘削機
は、直線的に推進せず、推進抵抗となる反力の小さい方
向に逃げ、姿勢・方向の制御が難しいのが通常である。
該シールドトンネル掘削機の姿勢・方向を計画線に沿っ
て常に安定かつ精度よく推進させるため推進用油圧ジャ
ッキを作動させたり、止めたりして調整しなければなら
ないが、その判断と制御が難しい問題点があった。
の推進用油圧ジャッキのどれをどのように制御するかの
判断と制御とを自動的に容易に行うことができるシール
ドトンネル掘削機の掘進方向制御方法を提供することに
ある。
めの本発明の手段を説明すると、本発明は、シールドト
ンネル掘削機でシールドトンネルを掘削しつつ該シール
ドトンネルの内面をセグメントによる一次覆工で覆うシ
ールド工法を実施するに際し、前記シールドトンネル掘
削機の後部内周に所定間隔で設けられて前記一次覆工で
反力をとる複数の推進用油圧ジャッキを選択的に作動さ
せて該シールドトンネル掘削機の推進方向を制御するシ
ールドトンネル掘削機の掘進方向制御方法において、前
記シールドトンネル掘削機の任意の制御誘導ポイントの
推推軌跡を連続的に測量する自動測量手段と、該自動測
量手段が測量して得た制御誘導ポイントの位置データと
掘進計画路線とを比較して前記油圧ジャッキを選択して
動作させる姿勢制御手段とを使用し、前記姿勢制御手段
では、前記掘進計画路線の周囲に同心配置の円及び/又
は楕円と、その半径方向の区画線とで区画される複数の
管理領域を予め設定しておき、前記シールドトンネル掘
削機の制御誘導ポイントが前記いずれの管理領域に位置
するかを判別し、判別された管理領域に対応して予め定
められた作動ジャッキパターンに合わせて前記油圧ジャ
ッキを制御することを特徴とする。
同心配置の円及び/又は楕円とその半径方向の区画線と
で区画される複数の管理領域を予め設定したおく。そし
てシールドトンネル掘削機の制御誘導ポイントがいずれ
の管理領域に位置するかを判別する。この判別された管
理領域に対応して、予め定められた作動ジャッキパター
ンに合わせて油圧ジャッキを制御する。
のように制御するかの判断と制御とを自動的に容易に行
うことができ、掘進方向の制御を容易に行うことができ
る。
して詳細に説明する。
は、シールドトンネル掘削機本体2と、その後部の外周
に、例えば12本設けられた掘進用油圧ジャッキ3等を
備えて構成されている。各油圧ジャッキ3は、電磁弁3
aでその駆動が制御されるようになっている。
その後部に形成されるシールドトンネル4のセグメント
による覆工5を反力として、推進用油圧ジャッキ3のロ
ッドを油圧力で伸ばすことにより覆工5の固定を前提と
してシールドトンネル掘削機本体2が前進するようにな
っている。
勢を制御するため、本実施例の姿勢制御装置は、該シー
ルドトンネル掘削機の任意の制御誘導ポイントの推進軌
跡を連続的に測量する自動測量手段6と、該自動測量手
段6からのデータを処理して該シールドトンネル掘削機
1の制御誘導ポイントの推進軌跡を自動的に演算する軌
跡管理手段7と、該軌跡管理手段7からの制御誘導ポイ
ントの位置データを掘進計画線と比較し、その比較デー
タに応じてシールドトンネル掘削機1の各推進用油圧ジ
ャッキ3を自動的にコントロールする姿勢制御手段8と
で構成されている。
機本体2の位置を連続的に測量する光学系の測量装置9
を有する。該測量装置9は、シールドトンネル掘削機1
の後方のシールドトンネル4内の予め位置が判明してい
る基準点10に対応して天井に設けられた基準ターゲッ
ト11と、シールドトンネル掘削機1の後面上部に設け
られた移動ターゲット12と、これらターゲット11,
12の間のシールドトンネル4の天井に設けられた光学
式測距機器13とで構成されている。該光学式測距機器
13は、各ターゲット11,12に鉛直旋回のレーザ光
を出す鉛直旋回式レーザ光発生器14、このレーザ光に
平行して各ターゲット11,12に測距光を出す光波距
離計15と、一方のターゲット11から他方のターゲッ
ト12までのレーザ光の旋回角を測量する測角計16
と、これらの測量データを処理してシールドトンネル掘
削機の任意の制御誘導ポイントの推進軌跡を求めるパー
ソナルコンピュータ17と、その表示を行うCRT等よ
りなる表示器18とを有する。各ターゲット11,12
は、電子スタッフ19と9個の反射プリズム20とで構
成されている。
ネル掘削機1の方向を検出するためのジャイロコンパス
21と、ローリングやピッチングを検出するための傾斜
計22と、鉛直偏位を検出するための水圧計23とを備
えている。水圧計23は、基準タンク24とホース25
で結ばれていて、水圧の差圧により鉛直偏位が計測され
るようになっている。
ネル4内の伝送装置26からケーブル27を経て事務所
28内の伝送装置29を経て軌跡管理手段7に伝送され
るようになっている。
量データが入力されるパーソナルコンピュータ30と、
その表示を行うCRT等よりなる表示器31とで構成さ
れている。
の位置データが与えられる姿勢制御手段8は、該制御誘
導ポイントの位置データをもとに予め組み込まれた知識
ベースにより推論を行うパーソナルコンピュータ32
と、その表示を行うCRT等の表示器33とで構成され
ている。
は、図3に示すように掘進計画路線の周囲に同心配置の
楕円A1,楕円A2,円B1,円B2と、その半径方向
の区画線34とで区画される複数の管理領域35を予め
設定しておき、図5に示すようなシールドトンネル掘削
機1の制御誘導ポイントPがいずれの管理領域35に位
置するかを判別し、その判別された管理領域35により
予め定められた作動ジャッキパターンに合わせて推進用
油圧ジャッキ3を制御する制御信号を出すようになって
いる。
と円の各半径の一例を示す。
を示す。
の如く配列される油圧ジャッキの制御ルールを示すジャ
ッキパターンである。
ールドトンネル掘削機1の油圧ジャッキ3の総本数が1
2であることと、制御結果の目標偏位量を±10mm以
内とした場合の設定である。
置26を経て油圧シーケンス34に与えられ、油圧ジャ
ッキ3を駆動する電磁弁3aに与えられるようになって
いる。次にこのようなシールドトンネル掘削機1の姿勢
制御装置の動作について説明する。
発生器14から鉛直方向に旋回して出されるレーザ光が
基準ターゲット11の電子スタッフ19を横切ると、電
子スタッフ19からパーソナルコンピュータ17に信号
が入力される。
16の角度値を0にリセットする。次いでレーザ光が鉛
直旋回して移動ターゲット12の電子スタッフ19を横
切ると、コンピュータ17に信号が出てコンピュータ1
7はこのときの測角計16の角度を読み取り、軌跡管理
手段7のパーソナルコンピュータ30に角度信号を伝送
する。
11の反射プリズム20までの距離と、移動ターゲット
12の反射プリズム20までの距離を測量してコンピュ
ータ17に入力し、基準ターゲット11を基準にして移
動ターゲット12の位置を求め、軌跡管理手段7のコン
ピュータ30に入力する。この実施例では、ターゲット
11,12の受光面の長さは549mmあり、受光位置
の検出分解能は0.1mmである。
ルドトンネル掘削器本体2の方位が測量され、傾斜計2
2でシールドトンネル掘削機本体2のピッチングとロー
リングとが測量され、水圧計23でシールドトンネル掘
削機本体2の鉛直方向の偏位が測量され、軌跡管理手段
7のコンピュータ30に入力される。
動測量手段6から与えられる制御誘導ポイントの位置デ
ータを演算処理し、予め設定された掘進計画路線との偏
位量をリアルタイムで算出し、計画線との相対位置を表
示器31に表示する。
る掘進計画路線からの偏位量は、制御要素として姿勢制
御手段8のコンピュータ32に入力されるとともに、自
動測量手段6のコンピュータ17にも入力され、オペレ
ータがシールドトンネル掘削機1の位置・姿勢の把握が
行えるようになっている。
跡管理手段7からの制御誘導ポイントPの位置データを
もとに、該制御誘導ポイントPが図3のいずれの管理領
域35に位置するかを判別し、その判別された管理領域
35に対応して予め定められた表3に示す如き作動ジッ
ャキパターンに合わせて推進用油圧ジャッキ3を制御す
る制御信号を油圧シーケンス34に与える。
動され、シールドトンネル掘削機本体2が所望の姿勢で
推進される。
ンネル掘削機1は、掘進計画路線に倣って掘進される。
【0036】この場合、領域判定による油圧ジャッキ3
の選択は、通常堀進量50〜100mm毎に行われる
が、この領域判定により選択されたジャッキパターンで
掘進中、何等かの原因で予想に反する動きが発生した場
合、次の領域判定時期を待たずに選択されているジャッ
パターンの変更が必要となることがある。このような場
合、シールドトンネル掘削機1の掘進軌跡判定を行い、
以下の判定がなされた時、油圧ジャッキ3の追加選択,
削減の処理を行う。
き過ぎるとき(時には掘進計画路線を超えて反対領域へ
移動した時)。
れているとき。
キの有効性が損われた時に発生するもので、発生頻度が
少ない時には、前述した領域設定が効果的に作動してい
るとみなし、発生頻度が多い時には、領域設定に変更が
必要であり、以下の内容で自動変更を行う。
す各同心円半径長を大きくする(拡げる)。
示す領域の各同心円半径長を小さくする(狭める)。
トンネル掘削機1を掘進計画路線に対して適正な位置・
姿勢を保持するように自動制御することができ、良好な
結果(直線部偏位量±10mm程度)を得た。
するための制御領域判別図を楕円と円とで構成したが、
円のみで構成することも、或いは楕円のみで構成するこ
とてもできる。
域判別図で、中心側を円としないで楕円1,楕円2とし
た理由は、水平方向の制御より、鉛直方向の制御が難し
いためである。これは、シールドトンネル掘削機1自体
の左右の側圧(シールドトンネル掘削機が受ける反力)
が、比較的均等であるのに比較して、上下の側圧は重力
が存在すること、シールドトンネル掘削機1の掘削土砂
が切羽前面の下部に落ち込み易いこと、重心位置のバラ
ンスがあること等、水平分の要素とは全く制御条件が異
なるためである。故に管理領域35を上下方向において
小さくし、早めにA,B部分に収束させようとしてい
る。
ドトンネル掘削機の掘進方向制御方法では、掘進計画線
の周囲に同心配置の円及び/又は楕円とその半径方向の
区画線とで区画される複数の管理領域を予め設定してお
き、シールドトンネル掘削機の制御誘導ポイントがいず
れの管理領域に位置するかを判定し、この判定された管
理領域空間に対応して予め定められた作動ジャッキパタ
ーンに合わせて油圧ジャッキを制御するので、推進用油
圧ジャッキのどれをどのように制御するかの判断と制御
とを自動的に行うことができ、掘進方向の制御を容易に
行うことができる。
機の姿勢制御装置のシステム構成を示す概念図である。
成を示すブロック図である。
御領域判別図である。
る。
誘導ポイントとの関係を示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 シールドトンネル掘削機でシールドトン
ネルを掘削しつつ該シールドトンネルの内面をセグメン
トによる一次覆工で覆うシールド工法を実施するに際
し、前記シールドトンネル掘削機の後部内周に所定間隔
で設けられて前記一次覆工で反力をとる複数の推進用油
圧ジャッキを選択的に作動させて該シールドトンネル掘
削機の推進方向を制御するシールドトンネル掘削機の掘
進方向制御方法において、前記シールドトンネル掘削機
の任意の制御誘導ポイントの推進軌跡を連続的に測量す
る自動測量手段と、該自動測量手段が測量して得た制御
誘導ポイントの位置データと掘進計画路線とを比較して
前記油圧ジャッキを選択して動作させる姿勢制御手段と
を使用し、前記姿勢制御手段では、前記掘進計画路線の
周囲に同心配置の円及び/又は楕円と、その半径方向の
区画線とで区画される複数の管理領域を予め設定してお
き、前記シールドトンネル掘削機の制御誘導ポイントが
前記いずれの管理領域に位置するかを判別し、判別され
た管理領域に対応して予め定められた作動ジャッキパタ
ーンに合わせて前記油圧ジャッキを制御することを特徴
とするシールドトンネル掘削機の推進方向制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25446791A JP2552594B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | シールドトンネル掘削機の掘進方向制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25446791A JP2552594B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | シールドトンネル掘削機の掘進方向制御方法 |
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