JPH05124586A - 船舶の危急停止装置 - Google Patents

船舶の危急停止装置

Info

Publication number
JPH05124586A
JPH05124586A JP3206549A JP20654991A JPH05124586A JP H05124586 A JPH05124586 A JP H05124586A JP 3206549 A JP3206549 A JP 3206549A JP 20654991 A JP20654991 A JP 20654991A JP H05124586 A JPH05124586 A JP H05124586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emergency stop
ship
emergency
operator
stop signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3206549A
Other languages
English (en)
Inventor
Taira Kaneda
平 金田
Hideo Sato
英夫 佐藤
Hideo Nanba
日出男 南波
Junji Kumagai
諄二 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIIGATA MARIN ENG
NIIGATA MARINE ENG KK
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
NIIGATA MARIN ENG
NIIGATA MARINE ENG KK
Niigata Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIIGATA MARIN ENG, NIIGATA MARINE ENG KK, Niigata Engineering Co Ltd filed Critical NIIGATA MARIN ENG
Priority to JP3206549A priority Critical patent/JPH05124586A/ja
Publication of JPH05124586A publication Critical patent/JPH05124586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/50Slowing-down means not otherwise provided for

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 操船者により操作されて危急停船信号を出力
する危急停船信号出力手段と、危急停船信号が出力され
た場合に危急に船が停止することを知らせる警報手段
と、推進機械の機関回転数を制御するガバナー及び前
進、中立、後進に切替可能なクラッチを作動させる危急
停船作動機構と、該危急停船信号を受けて該停船作動機
構を制御する危急停船制御手段とを備えている。 【効果】 操船者が判断して本当に危険な状態になった
時にのみ船舶を停船作動させることができ、むやみに船
を止めてしまったことに伴う二次災害を防ぐことになる
とともに円滑な航行の継続が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船舶の安全航海を期して
用いられる船舶の危急停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、船舶の衝突事故を回避するた
め、レーダが危険を伴う障害物を捕捉した場合にブザー
等を鳴らして危急状態を知らせる衝突警報装置が船舶に
は配備され、操船者がこのブザー等による警報に気付
き、操船者が障害物、例えば相手船等の航行状況を確認
した結果、衝突のおそれがあると判断した場合には避航
措置なり停船措置を講じ、船舶の衝突事故を防止させる
ようにしている。
【0003】ところで船舶を停止させるため、操船者が
単に機関を停止させるか又はクラッチを切る操作だけで
は、船は惰性で航行を継続し、船が停止するまでには相
当の距離を動くことになる。
【0004】このため例えば船が前進全速で航行してい
る場合、操船者は、まずガバナーハンドルにより機関回
転数をおとし、クラッチハンドルによりクラッチをニュ
ートラルにし、次いでクラッチハンドルによりクラッチ
を後進に入れ、ガバナーハンドルにより機関回転数を少
し上げ、クラッチハンドルによりクラッチをニュートラ
ルに戻し、そしてガバナーハンドルにより機関回転数を
低速にする操作を行うようにしている。
【0005】このように後進動作を加えるのはできるだ
け短距離で船を停止させるためであるとともに、またこ
れらガバナーやクラッチの操作は機関への過負荷防止及
びエンスト防止並びにクラッチの損傷を回避するためで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、船舶の
衝突事故を防ぐべく、危急停船措置を講じなければなら
ない状態においては、これら繁雑な操作をする余裕すら
ないのが常であり、またこのような非常事態下では操船
者が動転するあまり誤操作をしてしまうおそれもある。
【0007】また障害物をレーダ手段により探知し、あ
らかじめ設定された危険状況データをもとに、相互衝突
の危険性を自動判別し、危険があると判断された場合に
推進機械を自動的に危急停止制御させる手段も提案され
ているが、例えば出入港、狭水道、船舶交通の集中する
海域では、むやみに船を止めてしまうと却って二次災害
を招いたり、円滑な航行の継続を断つことにもなりかね
ないので、自動的に船舶を危急停止させることは極力避
けなければならない。このような状況下においては、通
常行われている様に、十分な監視の下に、安全な速度で
航行せなばならないのは言うまでもない。ところがこの
ような状況においても、人間の予期しない状態に陥り、
危急停船措置を講じなければならない非常事態が発生す
る可能性がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とするもので、航行時、操船者が
衝突の危険性があると判断した場合に、操船者により操
作されて危急停船信号を出力する危急停船信号出力手段
と、該危急停船信号が出力された場合に危急に船が停止
することを知らせる警報手段と、推進機械の機関回転数
を制御するガバナー及び前進、中立、後進に切替可能な
クラッチを作動させる危急停船作動機構と、該危急停船
信号を受けて該停船作動機構を制御する危急停船制御手
段とを備えて構成したことを特徴とする船舶の危急停止
装置にある。またこの危急停船制御手段に推進機械の機
関回転数が低下し、かつ前進動作から一旦後進動作を経
て船舶を停船状態に至らしめる制御回路が備えられてい
るものである。
【0009】
【作用】航行時、操船者が衝突の危険性があると判断し
た場合に操船者が危急停船信号出力手段を操作すると危
急停船信号が出力され、この危急停船信号が出力された
場合に警報手段は作動して危急に船が停止することを知
らせ、また危急停船信号を受けて危急停船制御手段によ
り危急停船作動機構は制御され、この危急停船作動機構
は推進機械の機関回転数を制御するガバナー及び前進、
中立、後進に切替可能なクラッチを作動させることにな
る。この危急停船制御手段に、上記推進機械の機関回転
数が低下し、かつ前進動作から一旦後進動作を経て船舶
を停船状態に至らしめる制御回路を備えることが望まし
い。
【0010】
【実施例】図1、図2は本発明の実施例を示し、1は危
急停船信号出力手段であって、例えば押釦スイッチ等か
ら構成され、航行時において操船者が衝突の危険性があ
ると判断した場合に操船者により操作され、通常操舵室
に設置される。なおプラスチックカバー等で覆って、誤
って触れないようにしておくことが望ましい。この危険
信号出力手段1の操作により危急停船信号aが出力され
る。
【0011】2は危急停船作動機構であって、船舶の推
進機械3の機関回転数を制御するガバナーハンドル、前
進、中立、後進に切替可能なクラッチを制御するクラッ
チレバーやクラッチ用シリンダー等を例えばワイヤーを
介して作動させる電動シリンダ等を備える構造からな
り、一般に機種により相違はあるものの推進機械3の制
御方式には機械式、電気油圧式、電気空気式、全電気式
の四種類があるためこれらに応じた構造で構成されるも
のである。すなわち前進後進動作をクラッチによらず、
例えば可変ピッチプロペラの羽根を逆向きに反転させて
後進させる構造もある。
【0012】4は危急停船制御手段であって、危急停船
信号出力手段1より危急停船信号aを受けて停船作動機
構2を制御する制御信号bを出力する回路を備えてお
り、この場合この回路には機関回転数が低下した状態に
してかつ前進動作から一旦後進動作を経て船舶を危急停
止状態に至らしめる制御プログラムをもつ制御回路7を
備えて構成されている。
【0013】尚、安全上前記自動的な危急停船作動より
も手動操作が必ず優先され、例えば自動から手動に切り
替えると自動的に上記自動的な危急停船作動は解除され
て手動操作が可能となる構成にする。
【0014】5は警報手段であって、例えば汽笛やモー
ターサイレン、ブザー等からなり、上記危急停船信号が
a出力された場合に危急停船制御手段4よりの作動信号
cを受けて作動し、汽笛等を鳴らして危急に船が停止す
ることを操船者や相手船に知らせるものである。
【0015】6は速度計であって、船の刻々の速力を計
測して速度信号dを危急停船制御手段4に入力するとと
もに船の行き足が停止したことを確認するものである。
【0016】この実施例は上記構成であるから、航行
時、操船者が障害物や相手船の接近により相互衝突の危
険性があると判断した場合に操船者が危険停船信号出力
手段1である押釦を押動操作するとこの危険停船信号出
力手段1より危急停船信号aが出力され、この危急停船
信号aが出力された場合に警報手段5は作動して汽笛等
により危急に船が停止することを知らせ、またこの危急
停船信号aを受けて危急停船制御手段4は危急停船作動
機構2に制御信号bを送り、危急停船作動機構2は制御
され、この危急停船作動機構2は推進機械3の機関回転
数を制御するガバナー及び前進、中立、後進に切替可能
なクラッチを作動させることになり、このため操船者が
判断して本当に危険な状態になった時にのみ船舶を停船
作動させることができ、むやみに船を止めてしまったこ
とに伴う二次災害を防ぐことになるとともに円滑な航行
の継続が可能となり、かつ操船者が危急停船信号出力手
段1を操作するだけで危急停止に必要な一連の繁雑な操
作が自動的に行われることになり、操船者の誤操作も無
くなって確実に危急停船作動させることができ、それだ
け危険回避措置の余裕をもたらすことにもなる。
【0017】またこの危急停船制御手段4に単に船舶を
自動的に停止状態に至らしめるものでなく、上記推進機
械3の機関回転数が低下し、かつ前進動作から一旦後進
動作を経て船舶を停船状態に至らしめる制御回路7が構
成されており、即ち図2の如く、高速前進状態で危急停
船信号aを受けると、クラッチは前進AH位置から中立
位置Nに切り替えられるとともにガバナーも高速位置H
から高速位置Hと中速位置Mとの間に位置して機関回転
数が低下し、次いでクラッチは後進位置ASに切り替え
られるとともにガバナーは略低速位置Lに切り替えら
れ、船舶が停止した後クラッチは中立位置Nに切り替え
られることになり、このため船舶が高速で前進し、大き
な慣性力をもって前進していたとしても短距離で速やか
に停止させることができ、しかもこの危急停船制御手段
4により推進機械3の機関回転数が高かった場合にはそ
れが低下した状態で船舶を危急停止状態に至らしめるこ
とになり、このため例えば無負荷高速回転による推進機
械3の機関やその伝動系統等の劣化損傷を防ぐことがで
き、また停船状態での安全性を高めることができる。
【0018】尚上記実施例の危急停船作動機構2の構造
並びに危急停船制御手段4の回路構成等は推進機械3の
構造によって適宜他の構成を採用してもよいものであ
り、船舶の種類や大きさに応じて適宜変更して設計され
るものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述の如く、操船者が判断して
本当に危険な状態になった時にのみ船舶を停船作動させ
ることができ、むやみに船を止めてしまったことに伴う
二次災害を防ぐことになるとともに円滑な航行の継続が
可能となり、かつ操船者が危急停船信号出力手段を操作
するだけで危急停止に必要な一連の繁雑な操作が自動的
に行われることになり、操船者の誤操作も無くなって確
実に危急停船作動させることができ、それだけ危険回避
措置の余裕をもたらすことにもなり、また推進機械の機
関回転数が低下し、かつ前進動作から一旦後進動作を経
て船舶を停船状態に至らしめる制御回路を備えることに
より、短距離で速やかに停止させることができ、安全性
を高めることができる。
【0020】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施例のタイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
a 危急停船信号 1 危急停船信号出力手段 2 危急停船作動機構 3 推進機械 4 危急停船制御手段 5 警報手段 7 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 英夫 新潟県新潟市入船町4丁目3776番地 ニイ ガタ・マリンエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 南波 日出男 東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 株 式会社新潟鉄工所内 (72)発明者 熊谷 諄二 新潟県新潟市入船町4丁目3776番地 ニイ ガタ・マリンエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航行時、操船者が衝突の危険性があると
    判断した場合に、操船者により操作されて危急停船信号
    を出力する危急停船信号出力手段と、該危急停船信号が
    出力された場合に危急に船が停止することを知らせる警
    報手段と、推進機械の機関回転数を制御するガバナー及
    び前進、中立、後進に切替可能なクラッチを作動させる
    危急停船作動機構と、該危急停船信号を受けて該停船作
    動機構を制御する危急停船制御手段とを備えて構成した
    ことを特徴とする船舶の危急停止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の危急停船制御手段に推進
    機械の機関回転数が低下し、かつ前進動作から一旦後進
    動作を経て船舶を停船状態に至らしめる制御回路を備え
    たことを特徴とする船舶の危急停止装置。
JP3206549A 1991-07-23 1991-07-23 船舶の危急停止装置 Pending JPH05124586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3206549A JPH05124586A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 船舶の危急停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3206549A JPH05124586A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 船舶の危急停止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05124586A true JPH05124586A (ja) 1993-05-21

Family

ID=16525229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3206549A Pending JPH05124586A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 船舶の危急停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05124586A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110022316A1 (en) * 2008-02-19 2011-01-27 Juan Mariano Bendito Vallori Evasive autopilot system for vessels
WO2023053966A1 (ja) 2021-09-29 2023-04-06 日本発條株式会社 操船システム、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0370693A (ja) * 1989-08-09 1991-03-26 Niigata Eng Co Ltd 船舶の衝突防止装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0370693A (ja) * 1989-08-09 1991-03-26 Niigata Eng Co Ltd 船舶の衝突防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110022316A1 (en) * 2008-02-19 2011-01-27 Juan Mariano Bendito Vallori Evasive autopilot system for vessels
WO2023053966A1 (ja) 2021-09-29 2023-04-06 日本発條株式会社 操船システム、船舶制御装置、船舶制御方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5235927A (en) Autopilot system
US4871996A (en) Warning system for watercraft
JP2000265862A (ja) 自動車のクルーズコントロールシステム用の操作装置
JPH0495598A (ja) 舶用推進機の遠隔制御装置
GB2265123A (en) Vehicle with cruise control.
JPH05124586A (ja) 船舶の危急停止装置
US20230322341A1 (en) Collision information providing system, collision judging system, and marine vessel
JPH06278584A (ja) 車両用衝突防止自動制動制御方法及び装置
JP2665690B2 (ja) 船舶の危急停止装置
KR100291877B1 (ko) 턴 코디네이션 저지 시스템
JP2702558B2 (ja) 船舶の衝突防止装置
JP3137292U (ja) 緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置
EP0434363A1 (en) Autopilot system
JP2754080B2 (ja) 船舶の危急停止装置
JP3125141B2 (ja) 船舶の動揺軽減装置の制御方法
JPH04176793A (ja) 船舶の危急停止装置
JPH08108894A (ja) 後進手段保護機構付き水ジェット推進装置
JP2618771B2 (ja) 船舶の危急停止装置
JPH06171394A (ja) 定速走行維持制御方法
US20230331364A1 (en) Marine vessel maneuvering system, and marine vessel
CN212267447U (zh) 具有防撞系统的高空作业车
JP2665687B2 (ja) 船舶の危急停止装置
KR0120237Y1 (ko) 가속페달의 오동작으로 인한 사고 방지장치
JPH0632280A (ja) 救命用浮体投下装置
JPH09272497A (ja) ノーズアップトリムインモーションシステム