JP3137292U - 緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 急ブレーキを行う必要のある緊急時において、ブレーキとアクセルとを間違えた場合においても車両の障害物等への衝突を回避して安全性を確保する緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置を提供する。
【解決手段】 急ブレーキに相当する速度又は加速度でアクセル3を誤って操作するとアクセル3とエンジン4との連結が遮断されると共にブレーキ7が作用し車両の前進移動が拘束される。これにより安全性を確保することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 急ブレーキに相当する速度又は加速度でアクセル3を誤って操作するとアクセル3とエンジン4との連結が遮断されると共にブレーキ7が作用し車両の前進移動が拘束される。これにより安全性を確保することができる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、例えば、自動車の走行時において急停止を必要とする事態が突然生じた場合においてブレーキとアクセルとの踏み間違いによる危険発生を防止して安全性を確保する緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置に関する。
自動車の走行時において、障害物等が突然出現したり、運転者の意識不完全によって急停車が必要になったりする場合において、通常は急ブレーキ動作によって衝突等を回避することが行われる。しかしながら、この様な場合においては運転者が気が動転する場合が多く、ブレーキ動作とアクセル動作とを間違う場合がある。自動車ではブレーキとアクセルが近接して配置されており、特にオートマテック車ではブレーキとアクセルとが例えば、右足のみによって操作する場合が普通である。そのためブレーキ動作を必要とする場合に誤ってアクセルを踏み込んでしまう場合がある。
当然ながら、アクセルの踏み込みにより自動車は高速状態となり、障害物等に激しく衝突してしまう大事故が発生する。
以上の不具合を防止する手段として従来より数多く防止手段が開示され、例えば、「特許文献1」や「特許文献2」等がある。
特開2005−280584号(図1)
特開2005−153847号(図1)
当然ながら、アクセルの踏み込みにより自動車は高速状態となり、障害物等に激しく衝突してしまう大事故が発生する。
以上の不具合を防止する手段として従来より数多く防止手段が開示され、例えば、「特許文献1」や「特許文献2」等がある。
「特許文献1」の「特開2005−280584号」の「車両の誤動作防止装置」は、アクセルペタルの状態検出と運転者の生体情報検出手段を設け、この検出手段の結果に基づいてアクセルペタルの誤動作を判断して運転者に注意を喚起する警告を与えるものである。しかしながら、この装置では前記のような急ブレーキを必要とする場合におけるアクセルペタルの誤動作を防止するには時間がかかり過ぎ、結果として事故を防止することは困難である。
また、「特許文献2」の「特開2005−153847号」の「ブレーキペタル踏間違防止装置」は、ブレーキペタルをアクセルペタルの上方に配置して誤動作を防止するものであるが、ブレーキペタルとアクセルペタルとの配置が通常の自動車における配置に対して特殊のものであり、一般的に採用することが難しい。また、既存の自動車に対して後付けすることが困難であり、以上の問題点における有効な解決手段とは言えない。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、緊急時におけるアクセル誤動作があっても危険が防止され、安全性が確保されると共に構造簡単で既存の車両に対しても適用可能な緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、急ブレーキ操作を必要と事態におけるアクセルとブレーキとの踏み間違い防止装置であって、該装置は、衝突回避時の急ブレーキ動作とほぼ等しい加速度又は速度でアクセルペタルが動作される場合において前記アクセルペタルとエンジン側との連結を遮断するアクセル動作遮断機構部と、該機構部の動作時において補助ブレーキを動作させる補助ブレーキ機構部とを有することを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記アクセル動作遮断機構部が、電動的及び又は機械的のものからなることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記補助ブレーキ機構部が、車両に通常設置されるブレーキ装置とは別のもの又は同一のものからなることを特徴とする。
本考案の請求項1の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置によれば、緊急時のブレーキ動作とほぼ同様な速度や加速度でアクセルが動作された場合には、このアクセルとエンジン側との連結を遮断するアクセル動作遮断機構部が作動する。これにより車両の高速前進が防止される。また、このアクセル動作遮断機構部の動作により補助ブレーキ機構部が作動し車両は制動される。以上の2つの動作により、アクセルの誤動作による衝突事故等を回避することができる。
また、本考案の請求項2の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置によれば、アクセル動作遮断機構部は電気的のものや機械的のものが採用され、各種の形態のものを車両の形態に応じて採用することができる。
また、本考案の請求項3の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置によれば、補助ブレーキ機構部は、車両に通常設置されているブレーキ装置を利用することや別体のものを採用することができ、車両の形態を応じて適宜採用することができる。また、別体の場合は後付けが可能であり、既存の車両に対して容易に適用される。
以下、本考案の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1は本考案の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置の全体構成を示す構成図である。
緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置100は大別してアクセル動作遮断機構部1と補助ブレーキ機構部2(図1において一点鎖線によって囲まれている箇所)からなる。図示のように、アクセル動作遮断機構部1は、アクセルペタル3に連結し、アクセルワイヤ5等を介してエンジン4とに連結される。なお、アクセル動作遮断機構部1はアクセルペタル3が非常時における急ブレーキ動作とほぼ同一の速度や加速度で踏み込まれた場合にのみ動作するように構成される。
一方、補助ブレーキ機構部2は、ブレーキ制御部6とブレーキ7等とからなり、ブレーキ制御部6はアクセル動作遮断機構部1の動作に対応してブレーキ7を動作する構造のものからなる。また、図1に示すように、本来のブレーキペタル8と既設ブレーキ9との間に切替制御部10を設け、この切替制御部10とブレーキ制御部6とを連結し、ブレーキ7を使用しないで既設ブレーキ9によるブレーキ動作をするようにしてもよい。
以上の構造により、アクセルペタル3を急激に踏み込むことにより、アクセル動作遮断機構部1が動作し、エンジン4の作動が急停止すると共に補助ブレーキ機構部2が作動し、車両が制動される。これにより、障害物等への車両の衝突が防止され、安全性が確保される。
図1は本考案の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置の全体構成を示す構成図である。
緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置100は大別してアクセル動作遮断機構部1と補助ブレーキ機構部2(図1において一点鎖線によって囲まれている箇所)からなる。図示のように、アクセル動作遮断機構部1は、アクセルペタル3に連結し、アクセルワイヤ5等を介してエンジン4とに連結される。なお、アクセル動作遮断機構部1はアクセルペタル3が非常時における急ブレーキ動作とほぼ同一の速度や加速度で踏み込まれた場合にのみ動作するように構成される。
一方、補助ブレーキ機構部2は、ブレーキ制御部6とブレーキ7等とからなり、ブレーキ制御部6はアクセル動作遮断機構部1の動作に対応してブレーキ7を動作する構造のものからなる。また、図1に示すように、本来のブレーキペタル8と既設ブレーキ9との間に切替制御部10を設け、この切替制御部10とブレーキ制御部6とを連結し、ブレーキ7を使用しないで既設ブレーキ9によるブレーキ動作をするようにしてもよい。
以上の構造により、アクセルペタル3を急激に踏み込むことにより、アクセル動作遮断機構部1が動作し、エンジン4の作動が急停止すると共に補助ブレーキ機構部2が作動し、車両が制動される。これにより、障害物等への車両の衝突が防止され、安全性が確保される。
図2は緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置100の簡便な実施例を示すものである。アクセルペタル3の基端側に例えば、歯車11を設け、この歯車11と噛合する歯車12を設け、歯車12にセンサ13を設けたものからなる。このセンサ13は歯車13が急回転した時にのみ作動するものからなり、センサ13の信号はエンジン4及び補助ブレーキ機構部2に伝達されるように構成される。以上によりアクセルペタル3の急動作時においてエンジン4が停止し、同時に補助ブレーキ機構部2を作動させることができる。
図3は緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置100の別の実施例を示す。図示のように、アクセルペタル3の基端側はアーム14に枢支され、アーム14にはダンパ15に当接可能な当接部14aが設けられ、アーム14の当接部14aと反対側にはマグネット16が固定されている。また、図1と同様にアクセルペタル3はアーム14及びアクセルワイヤ5を介してエンジン4に連結される。マグネット16は常時にはアクセルペタル3に磁着している。また、この状態では当接部14aはダンパ15から離れた位置に配置される。一方、アクセルペタル3の移動側にはブレーキ制御部6aがやや離れた位置に配設される。なお、このブレーキ制御部6aはブレーキ7に連結される。
アクセルペタル3の通常の操作時においてはマグネット16がアクセルペタル3に磁着しているため、アクセルペタル3の移動によりエンジン4が作動する。また、この通常の状態ではアーム14の当接部14aはダンパ15から離れた位置にあり、かつブレーキ制御部6aもアクセルペタル3から離れた位置にある。
一方、緊急時において誤ってアクセルペタル3を急動作すると、アクセルペタル3とマグネット16との磁着が開放され、アクセルペタル3の急動作によって当接部14aがダンパ15に当接すると共にアクセルペタル3がブレーキ制御部6aに当接する。これにより、ブレーキ7が作動し、車両が制動されると共にエンジン4の停止により車両移動が拘束される。この動作により車両の障害物等への衝突がなくなる。
以上のように、本考案の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置100を使用することによりアクセルペタル3をブレーキペタルと間違えて急動作しても、エンジン4の停止と制動によって車両の移動が拘束され、結果として車両の障害物等への衝突が防止される。
また、緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置100は、以上のような構造のものからなり、簡便構造であると共に既存の車両への後付けも可能である。
本考案は、以上の構造のものからなるが、その構造は前記のものに限定するものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案は、車両のすべてに適用されると共に、アクセルとブレーキを必要とするすべての移動体に適用可能であり、その利用範囲は広い。
1 アクセル動作遮断機構部
2 補助ブレーキ機構部
3 アクセルペタル
4 エンジン
5 アクセルワイヤ
6 ブレーキ制御部
6a ブレーキ制御部
7 ブレーキ
8 ブレーキペタル
9 既設ブレーキ
10 切替制御部
11 歯車
12 歯車
13 センサ
14 アーム
14a 当接部
15 ダンパ
16 マグネット
100 緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置
2 補助ブレーキ機構部
3 アクセルペタル
4 エンジン
5 アクセルワイヤ
6 ブレーキ制御部
6a ブレーキ制御部
7 ブレーキ
8 ブレーキペタル
9 既設ブレーキ
10 切替制御部
11 歯車
12 歯車
13 センサ
14 アーム
14a 当接部
15 ダンパ
16 マグネット
100 緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置
Claims (3)
- 急ブレーキ操作を必要と事態におけるアクセルとブレーキとの踏み間違い防止装置であって、該装置は、衝突回避時の急ブレーキ動作とほぼ等しい加速度又は速度でアクセルペタルが動作される場合において前記アクセルペタルとエンジン側との連結を遮断するアクセル動作遮断機構部と、該機構部の動作時において補助ブレーキを動作させる補助ブレーキ機構部とを有することを特徴とする緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置。
- 前記アクセル動作遮断機構部が、電動的及び又は機械的のものからなることを特徴とする請求項1に記載の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置。
- 前記補助ブレーキ機構部が、車両に通常設置されるブレーキ装置とは別のもの又は同一のものからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置。
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JP2007003782U JP3137292U (ja) | 2007-05-24 | 2007-05-24 | 緊急時におけるアクセルの誤動作防止装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012183870A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Toyoda Iron Works Co Ltd | アクセルペダル装置 |
JP2013060070A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Kazufumi Saruwatari | 非常用制動システム |
JP6435448B1 (ja) * | 2018-03-19 | 2018-12-05 | 壽義 梶田 | アクセル・ブレーキ踏み間違え事故防止支援具 |
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