JPH05124203A - 液体噴射記録ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

液体噴射記録ヘツドおよびその製造方法

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JPH05124203A
JPH05124203A JP28782891A JP28782891A JPH05124203A JP H05124203 A JPH05124203 A JP H05124203A JP 28782891 A JP28782891 A JP 28782891A JP 28782891 A JP28782891 A JP 28782891A JP H05124203 A JPH05124203 A JP H05124203A
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JP
Japan
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orifice
recording head
top plate
ink
jet recording
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Application number
JP28782891A
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English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
隆 渡辺
Akira Goto
顕 後藤
Kazuaki Masuda
和明 益田
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Canon Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク吐出口と電気熱変換体とを正確に位置
合わせする。 【構成】 記録液を吐出するための複数個のオリフィス
106が設けられた天板部材103と、吐出エネルギー
発生素子が設けられ、天板部材と組み合わせられたヒー
タ基板とを具備する液体噴射記録ヘッドにおいて、天板
部材103には、組み合わせの際に用いられる位置合わ
せ目標106′が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体噴射記録ヘッドおよ
びその製造方法に関し、より詳細には吐出口と発熱抵抗
体とを位置合わせすることが可能な液体噴射記録ヘッド
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在知られている各種の記録法のなかで
も、記録時に騒音の発生がほとんどないノンインパクト
記録方法であってかつ高速記録が可能であり、しかも普
通紙に特別の定着処理を必要とせずに記録の行えるいわ
ゆる液体噴射記録法(インクジェット記録法)は、極め
て有用な記録方法である。この液体噴射記録法について
は、これまでにも様々な方法が提案され改良が加えられ
て商品化されたものもあれば現在もなお実用化への努力
が続けられているものもある。
【0003】液体噴射記録法は、インクと称される記録
液の液滴(droplet)を種々の作用原理で飛翔さ
せ、それを紙などの被記録材に付着させて記録を行うも
のである。
【0004】そして、本件出願人もかかる液体噴射記録
法に係わる新規方法について既に提案を行っている。こ
の新規方法は特開昭52−118798号公報において
提案されており、その基本原理は次に概説する通りであ
る。つまり、この液体噴射記録法は、記録液を収容する
ことのできるインク路用溝中に導入された記録液に対し
情報信号として熱的パルスを与え、これにより記録液が
泡を発生する過程で生ずる作用力に従って前記インク路
用溝に連通させる液体吐出口(以下、オリフィスと称す
る)より前記記録液を吐出して小液滴として飛翔せし
め、これを被記録材に付着させて記録を行う方法であ
る。
【0005】ところで、この方法はオリフィスが高密度
であり、かつマルチアレー構成にして高速記録,カラー
記録に適合させやすく、実施装置の構成が従来のそれに
比べて簡略であるため、記録ヘッドとして全体的にはコ
ンパクト化が図れかつ量産に向くこと、半導体分野にお
いて技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイ
クロ加工技術の長所を十二分に利用することで長尺化が
容易であること等の利点があり、適用範囲の広い方法で
ある。
【0006】このような液体噴射記録法に用いられる記
録ヘッドは、HfB2 等からなる電気熱変換体としての
インク加熱用ヒーターと、オリフィスの位置合わせを行
う際には、専用の治具を用いて、金属顕微鏡によりイン
ク加熱用ヒーターとオリフィスとを交互に観察しながら
手動で位置決めを行っていた。
【0007】しかしながら、上記従来例では、作業者の
手作業にたよって、インク加熱用ヒーターとオリフィス
との位置合わせの調整を行っていたために、次のような
問題点があった。
【0008】1)手作業のばらつきにより調整精度がば
らつく。
【0009】2)目視測定と治具手操作の繰り返しのた
め、調整に時間がかかった。
【0010】3)長時間の目視測定および、位置決め後
の部材固定の際に、紫外線照射によって接着剤を硬化さ
せていたので、紫外線照射による作業者の眼精疲労があ
った。
【0011】これらの問題点を解決するために、本出願
人は、手作業によらないオリフィス位置合わせ装置を提
案した。
【0012】この装置によれば、インク加熱用ヒーター
の位置およびオリフィスの位置を、光学系を介してIT
Vカメラで確認して、両者の位置情報を画像信号に変換
して画像処理装置に伝達する。
【0013】画像処理装置では両者の画像信号を処理し
て両者の位置座標を計算する。この計算結果に基づい
て、位置の差分を求めてインク加熱用ヒータの位置とオ
リフィスとの位置が一致するように、天板を移動させて
いた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
には次のような問題点があった。
【0015】一般に、天板と一体の吐出口形成部材(以
下、オリフィスプレートと称する)に形成されるオリフ
ィスや天板のインク路用溝は同一形状のものが複数個並
んでいる。そのために、例えばオリフィスを観察し、天
板とヒーターボードとを接合するに際して、これらをお
互いに位置合わせする時、目的のオリフィスがどれであ
るかは、従来の画像処理装置において判別することがで
きなかった。
【0016】そのため、吐出エネルギーを発生するため
の電気熱変換体とオリフィスとが全体的にずれてしま
い、オリフィスの端で電気熱変換体のない所にオリフィ
スがきたり、また、逆として電気熱変換体があるのにオ
リフィスがない場合があった。
【0017】このようにオリフィスと電気熱変換体とが
正確に位置合わせされていないと、吐出性能に悪影響を
与え、最悪の場合には不吐出の原因となる。
【0018】特に、液体噴射記録ヘッドの高精密、高速
化に伴ない、オリフィスおよびインク路用溝の大きさが
微小となると、オリフィスと電気熱変換体を正確に位置
合わせすることが、液体噴射記録ヘッドの製造上必須な
こととされる。
【0019】そこで、本発明の目的は、オリフィスと電
気熱変換体とを正確に位置合わせすることのできる液体
噴射記録ヘッドおよび液体噴射記録ヘッドの製造方法を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の液体噴射記録ヘッドは、記録液を吐
出するための複数個の吐出口が設けられた第1の部材
と、吐出エネルギー発生素子が設けられ、前記第1の部
材と組み合わせられた第2の部材とを具備する液体噴射
記録ヘッドにおいて、前記第1の部材には、前記組み合
わせの際に用いられる位置合わせ目標が設けられている
ことを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の液体噴射記録ヘッドの製
造方法は、記録液を吐出するための複数個の吐出口が設
けられた第1の部材と、吐出エネルギー発生素子が設け
られ、前記第1の部材と組み合わせられた第2の部材と
を具備する液体噴射記録ヘッドの製造方法であって、前
記第1の部材に設けられ、前記組み合わせの際に用いら
れる位置合わせ目標を検出する工程と、当該検出された
位置合わせ目標を基準として前記第1の部材と前記第2
の部材とを組み合わせる工程とを含むことを特徴とす
る。
【0022】
【作用】本発明によれば、複数個の吐出口が設けられた
第1の部材と、吐出エネルギー発生素子が設けられた第
2の部材とを組み合わせる際に、第1の部材に位置合わ
せ目標が設けられているので、この位置合わせ目標を基
準として目的の吐出口を容易かつ確実に検出することが
できる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を詳
細に説明するが、その前にインクジェット記録ヘッドの
組立装置とオリフィスの加工方法について先に説明す
る。
【0024】図1は本発明に係る液体噴射記録ヘッドの
分解斜視図である。
【0025】同図において、105a,105bおよび
105cは、ヒーター基板102の所定の位置に設けら
れたインク加熱用ヒーターである。前記ヒーター基板1
02は支持体101上に設けられている。天板部材10
3は、インク吐出口106a,106bおよび106c
が開口されたオリフィスプレート103Aと、インク路
用溝および共通液室用溝が設けられた天板103Bとが
一体化して構成されている。
【0026】天板部材103とヒーター基板102とを
接着剤104aおよび104bを用いて接着して液体噴
射記録ヘッドが構成される。
【0027】ここで、天板部材103とヒーター基板1
02とを接合するためには、両者を位置合わせする必要
がある。以下にそのための位置調整機構について述べ
る。
【0028】図2は本発明に用いられる組立装置を示す
概略構成図である。
【0029】ヒーター基板102が固定されている支持
体101は、支持体把持治具10により把持される。支
持体把持治具10は、接合力発生部11を介してYステ
ージ5a,Zステージ6a、およびXステージ7aによ
り、それぞれY,ZおよびX方向に移動可能に設けられ
ている。接合力発生部11は、天板部材103とヒータ
ー基板102とを接触させた際に圧力を発生し、天板部
材103とヒーター基板102とを密着せしめる。
【0030】また、天板部材103は、天板部材把持治
具9b,9aを介してスペーサー8に取り付けられてい
る。このスペーサー8は、Yステージ2a,Zステージ
3a,Xステージ4aにより移動可能に定盤1に取り付
けられている。
【0031】位置合わせのため、ヒーター基板102を
移動させるためには、ヒーター基板102を、それぞれ
Y方向に移動させるためYステージ5a,Z方向に移動
させるZステージ6a、および、X方向に移動させるX
ステージ7aを用いる。すなわち、Yステージ5a,Z
ステージ6aおよびXステージ7aによりヒーター基板
102の位置が一義的に決定される。
【0032】また、天板部材103を移動させるために
は、それぞれ、Y方向に移動させるためのYステージ2
a,Z方向に移動させるためのZステージ3a、および
X方向に移動させるためのXステージ4aを用いる。以
上のYステージ2a,Zステージ3a、およびXステー
ジ4aにより天板部材103の位置が決定される。すな
わち、オリフィス106a,106b、および106c
の位置が一義的に決定されることになる。
【0033】インク加熱用ヒーター105a,105b
および105cの位置を検出するための光学系は、対物
レンズ31,対物レンズホルダー32,落射照明部材3
3a,合焦状態判別光学系34,鏡筒35およびITV
カメラ36から構成され、この光学系は不図示の支柱を
介して定盤1に取り付けられている。
【0034】上述した合焦状態判別系34は、合焦状態
検出器70を介して、制御コンピュータ50に合焦状態
検出信号を伝達する。ITVカメラ36は、信号変換器
64を介して画像信号を画像処理装置60に伝達する。
以上によりインク加熱用ヒーター位置検出機構が構成さ
れる。
【0035】また、位置合わせするため、オリフィスプ
レート103Aのオリフィス106a,106bおよび
106cの位置を検出するための光学系は、対物レンズ
21,対物レンズホルダー22,落射照明部材23a,
合焦状態判別光学系24,鏡筒25,ITVカメラ26
により構成され、この光学系は不図示の支柱を介して定
盤1に取り付けられている。
【0036】合焦状態判別光学系24は、合焦状態検出
器71を介して、制御コンピュータ50に合焦信号を伝
達する。ITVカメラ26は信号変換器65を介して画
像信号を画像処理装置60に伝達する。以上により、オ
リフィス位置検出機構が構成される。
【0037】図3は、上記のインク加熱用ヒーターの位
置を検出するための光学系の詳細を説明するための斜視
図である。
【0038】インク加熱用ヒーター105の位置合わせ
を行う場合、ITVカメラ36によって、その位置を確
認しながら、Yステージ5a,Xステージ7aを作動さ
せることにより、支持体101を、それぞれ図中矢印5
および矢印7で示される方向に移動させる。
【0039】図中、符号5,6、および7は、ヒータ基
板102をY方向,Z方向、およびX方向に移動させる
方向を示す。
【0040】なお、図3において図2と同一の符号は同
一の構成を示す。
【0041】図4は、ITVカメラ36によって得られ
る画像の模式図である。
【0042】同図において、x1 はITVカメラ36に
よって得られた画像を画像処理装置60により処理し、
計算した結果のX方向の座標値を示す。画像処理装置6
0は、インク加熱用ヒーター105の位置x1 の測定値
を制御コンピュータ60に伝達し、制御コンピュータ6
0はこのデータを記憶する。Y方向の座標値についても
同様に得ることができる。
【0043】そして、この記憶されたX,Y方向の座標
値に基づいて、ヒーター基板102を上述したようにX
ステージ7a,Yステージ5aを移動させることによ
り、インク加熱用ヒーター105の位置合わせを行う。
【0044】図5は、オリフィス位置を検出するための
光学系の詳細を示す斜視図である。
【0045】オリフィス106の位置合わせを行う場
合、ITVカメラ26によってオリフィス106の位置
を確認しながら、Xステージ4a,Zステージ3aを作
動させることにより、天板部材103を、それぞれ矢印
4および矢印3で示される方向に移動させる。
【0046】図中、符号2,3および4は、天板部材1
03をY方向,Z方向およびX方向に移動させる方向を
示す。
【0047】なお、図5において図2と同一の符号は同
一の構成を示す。
【0048】再び、図2を参照すると、天板部材103
の横には、ライトガイド45が設置されている。これに
より、紫外線光源57により発せられる紫外線を天板部
材103とヒーター基板102の接合部に介在する接着
剤104上に投光し、接着剤を硬化させることができ
る。
【0049】また、画像処理装置60は、ITVカメラ
26および36より得られた画像信号をもとに、オリフ
ィスの位置およびインク加熱用ヒーターの位置を算出
し、制御コンピュータ50に伝達する。また、画像処理
装置60には、測定画像確認用のITVモニタ63,装
置調整プログラムおよびデータ入力用キーボード62,
データ表示用CRTモニタ61が接続され、マンマシン
インターフェイスが確立する。
【0050】制御コンピュータ50は、合焦状態検出器
70,71および画像処理装置60から伝達されたデー
タを計算し、ステージドライバ80〜85を介して、ス
テージ2a,3a,4aおよび5a,6a,7aを駆動
制御して、天板部材103とヒーター基板102を移動
し、ヒーターの位置と、オリフィスの位置を合致せしめ
る。
【0051】これらの動作は、プログラムディスク54
に記録されている動作プログラムに基づいて行われる。
また、制御コンピュータ50には、組立装置操作用の操
作盤56、動作プログラム設定,変更用のキーボード5
2、データ表示用のCRTモニタ51、データ記録用の
プリンタ53、データ保存用のデータディスク55が接
続され、マンマシンインターフェイスが確立する。
【0052】次に、本実施例に係る液体噴射記録ヘッド
の組立の詳細について図6を用いて説明する。
【0053】図6は記録ヘッドを組立てるに際して、天
板部材103とヒーター基板102が固定されている支
持体101を、天板部材把持治具9a,9bおよび支持
体把持治具10に供給した状態を示す。
【0054】図6において、天板部材把持治具9a,9
bおよび支持体把持治具10は、Xステージ4aおよび
7aを作動させることにより、組立作業位置aから退避
した場所に位置し、オートハンドまたはロボット等によ
る自動供給を容易にする。
【0055】次に、Xステージ7aを作動させてベース
基板把持治具10の上に固定されている校正チャート4
0を組立作業位置aに移動する。
【0056】なお、図6において図1,図2の同じ符号
は同一の構成を表わし、説明を省略する。
【0057】図7(a)は、校正チャート40を用い
て、ヒーター位置検出機構31〜36とオリフィス位置
検出機構21〜26の検出位置のズレを校正する方法を
示したものである。
【0058】図7(a)において、直方体形状の校正チ
ャート40の角部を、ヒーター位置検出機構31〜36
およびオリフィス位置検出機構21〜26を図示のよう
な位置関係にて測定すると、ITVカメラ36および2
6に得られる画像は図7(b)および図7(c)のよう
になる。
【0059】図7(b),図7(c)において、xb
よびxc は、ITVカメラ36および26で得られた画
像を画像処理装置60にて処理、計算した結果の座標値
を示す。xb とxc は校正チャート40の同一箇所を測
定しているため、Δx3 =xb −xc を計算することに
より、ヒーター位置検出機構31〜36と、オリフィス
位置検出機構21〜26との光軸のズレが求まる。
【0060】ここで、画像処理装置60はxb とxc
測定値を制御コンピュータ50に伝達し、制御コンピュ
ータ50は光軸のズレ量Δx3 =xb −xc を計算、記
憶する。
【0061】次にXステージ7aを作動させて、支持体
把持治具10の上に把持されている支持体101,ヒー
ター基板102を組立作業位置aに移動する(図6参
照)。
【0062】図8(a)は、ヒーター位置検出機構31
〜36を用いてヒーター基板102上のインク加熱用ヒ
ーター105の位置を測定する方法を示したものであ
る。図8(a)において、まず合焦状態判別光学系34
および合焦状態検出器70を用いて、ヒーター基板10
2の合焦からのズレを測定し、制御コンピュータ50に
伝達する。制御コンピュータ50は、このズレ量を計算
し、Zステージ6aを作動させて、合焦状態にする。
【0063】次に、合焦状態判別光学系24および合焦
状態検出器71を用いて、ヒーター基板102の端部の
合焦からのズレを測定し、制御コンピュータ50に伝達
する。制御コンピュータ50は、このズレ量を計算し、
Yステージ5aを作動させて合焦状態にする。以上によ
り、ITVカメラ36は図8(b)に示すような鮮明な
インク加熱用ヒーター105の画像を得る。
【0064】次にXステージ4aを作動させて、天板部
材把持治具9a,9bに把持されている天板部材103
を組立作業位置aに移動する。
【0065】図9(a)〜図9(g)は、オリフィスの
位置をインク加熱用ヒーターの位置に合致させて、固定
する手順を示したものである。
【0066】天板部材103,ヒーター基板102,イ
ンク加熱用ヒーター105は微細加工部品のため、過大
な力が加わると破損する恐れがある。このため、調整時
は、天板部材103,ヒーター基板102,インク加熱
用ヒーター105に加わる外圧を極力少なくする必要が
ある。
【0067】この点に留意しながら、次に図9(a)〜
図9(g)を参照して、組立手順を説明する。
【0068】天板部材103を組立作業状態aに移動す
る際、ヒーター基板102に対して図9(a)に示すよ
うに一定の隙間ΔzおよびΔxを確保しつつ、天板部材
103をヒーター基板102の上方に位置させる。これ
により、天板部材103の移動時にヒーター基板102
と摺動することにより両者が破損するのを防ぐことがで
きる。次に、Zステージ3a,Yステージ2aを用いて
図9(b)および図9(c)に示す矢印3および2の方
向に移動させ、天板部材103とヒーター基板102を
接触せしめる。
【0069】次に、Xステージ4aを作動させて矢印4
の方向にインク加熱用ヒーター105の位置とオリフィ
ス106との位置を合致させるのであるが、この時、天
板部材103の厚みが大きい場合は、天板部材103と
ヒーター基板102の間の摩擦力が大きいため、位置合
わせ時に両者が破損する恐れがある。逆に天板部材10
3の厚みが小さい場合は、天板部材103とヒーター基
板102の間に隙間が生じ、位置合わせ時に天板部材1
03の動きが不安定になり、正確な位置合わせができな
い。このため天板部材103の厚さを測定する必要があ
り、この方法について説明する。
【0070】図9(c)において、天板部材103とヒ
ーター基板102が密着した時点でオリフィス位置検出
機構21〜26を用いて、オリフィス106の位置を測
定する。図9(d)はオリフィス106の位置を測定し
ている状態を示し、ITVカメラ26に得られる画像は
図9(e)のようになる。図9(e)において、z2
よびx2 は、ITVカメラ26で得られたオリフィス1
06の画像を画像処理装置60にて処理、計算した結果
のZ方向およびX方向の座標値を示す。ここで、画像処
理装置60は、z2 およびx2 の測定値を制御コンピュ
ータ50に伝達し制御コンピュータ50は、この時の天
板部材把持治具9bの位置z1 およびオリフィスの位置
2 に基づいて、t=z1 −z2 を計算すれば、天板部
材103の厚さtが求まる。このtの値に応じて、Zス
テージ3aを移動させることにより天板部材103とヒ
ーター基板102の接触圧を一定にすることができる。
【0071】次に、制御コンピュータ50は、すでに記
憶しているヒーター105座標値x1 、位置検出機構の
光軸ズレΔx3 および図9(d),図9(e)において
測定したオリフィスの位置x2 をもとに、オリフィスの
移動量Δxm を計算する。Δxm は次式で求められる。
【0072】 オリフィスの移動量Δxm =x1 −x2 +Δx3 制御コンピュータ50は、このΔxm の値に応じて、X
ステージ4aを作動させ、ヒーター位置とオリフィスの
位置を合致せしめる。
【0073】次に、図9(f)に示すように、Zステー
ジ3aを矢印3の方向にz1 からz3 に移動させる。こ
の時、接合力発生部11に圧力が加わるため、接合力発
生部11はZステージ3aの移動方向と反対方向に抗力
を発生する。ここで、天板部材103は、天板部材把持
治具9bにより固定されているため、天板部材103と
ヒーター基板102の接触部に応力Nが集中し、これが
接合力となって、天板部材103とヒーター基板102
の密着性を確保する。
【0074】次に図9(g)に示すように、ライトガイ
ド45より、紫外光を接着剤104に照射し、接着剤1
04を硬化せしめる。
【0075】以上で、天板部材103とヒーター基板1
02の位置合わせおよび組立作業が終了する。
【0076】次に、各ステージを図6に示す位置に移動
させた後に、オートハンドまたはロボットにより組立完
成品を排出することにより、記録ヘッドの組立の一連の
作業が終了し、引き続き、次の天板部材103と支持体
101を供給することにより、連続した組立作業を可能
とする。
【0077】次に、オリフィスを形成する方法について
述べる。液体噴射記録ヘッドのオリフィスを加工する場
合、紫外光を発振することのできるレーザー(たとえ
ば、エキシマレーザー,YAGレーザーの4倍波など)
光を用いるのが一般的である。この紫外レーザー光によ
るオリフィス加工の2例を以下に説明する。
【0078】第1の方法としては、オリフィスプレート
を、インク路用溝の形状に加工された天板の端面に接合
する。その後、オリフィスプレートにマスクを介してレ
ーザー光を照射することにより、オリフィスを形成す
る。
【0079】この様子を図10に示す。本図はオリフィ
スプレートに正面からレーザー光を照射した場合であ
る。また、201は紫外レーザー装置、202は紫外レ
ーザー装置から発振されたレーザービーム、203はレ
ンズ系、204はオリフィスのパターンのすべて、ある
いは一部を有するマスク、102はヒーター基板、5
a,6aおよび7aはヒーター基板102は、それぞれ
Y方向,Z方向、およびX方向に移動させるためのステ
ージである。
【0080】第2の方法は、天板とオリフィスプレート
が一体化した天板部材103に対して、インク路用溝を
形成された背面から紫外レーザー光を照射してオリフィ
スを形成する方法である。この様子を図11に示す。
【0081】同図において、図10に示した要素と同様
の要素には同一の符号を付す。
【0082】紫外レーザー光源としては、KrFエキシ
マレーザー発振装置を用いた。これは波長248nm、
パルス幅15nsecのパルスレーザービームを出力す
る。レンズ系には、反射防止コーティングをした合成石
英レンズを用いた。マスクにはKrFレーザービームに
対して遮蔽可能なアルミニウムを蒸着した投影マスクを
用いた。
【0083】(実施例1)図12(a),(b)は、本
発明の一実施例に関わる天板部材103を示す。
【0084】同図に示されるように、本実施例のオリフ
ィスプレート103Aに形成されるオリフィスは、その
一つを角形とし、その他のオリフィスを丸形とした。
【0085】このようなオリフィスの形状は、マスクを
介して、オリフィスプレート103Aに、図10,図1
1に示したような装置を用いてレーザー光を照射するこ
とにより得られる。
【0086】なお、本実施例のオリフィスプレートは図
12(b)に示されるように天板と一体化されたもので
ある。
【0087】図12(a)は図12(b)のA方向から
見た模式的背面図であり、図12(b)は模式的斜視図
である。
【0088】図12(a),(b)から明らかなよう
に、オリフィスプレート103Aには角形のオリフィス
106′が中央に形成され、角形のオリフィスの両側に
は丸形のオリフィス106が一列に配置されている。な
お、107は共通液室(不図示)に、記録液を供給する
ためのインク供給口である。
【0089】このように、オリフィス形状が他と異なる
オリフィスを形成することにより、前述したインク加熱
用ヒーター105とオリフィス106との位置合わせが
容易となる。以下、このことについて説明する。
【0090】角形のオリフィス106′は、制御コンピ
ュータ50に予め記憶されている他の異なるオリフィス
の形状に関するデータに基づく画像認識により、容易に
知ることができる。そして、オリフィスプレート103
Aにおけるこの角形のオリフィス106′の位置は予め
知られているので、角形のオリフィス106′とこれに
対応するインク加熱用ヒーター105とを位置合わせす
ることができる。
【0091】この結果、従来例のようにオリフィスとイ
ンク加熱用ヒーターはずれることはなくなり、吐出特性
に悪影響を与えることなく信頼性の高い液体噴射記録ヘ
ッドを作製することができる。
【0092】なお、本実施例においては、通常の丸形の
オリフィス106と異なる位置合わせ目標としてのオリ
フィス106′の形状を角形とした。だが、丸形のオリ
フィスと異なる形状ならば、どんな形状でもよく、例え
ば図13(a)〜(c)に図示した三角形,六角形,台
形とすることもできる。
【0093】(実施例2)図14は本発明の第2の態様
を示す模式的斜視図である。
【0094】本実施例においても、レーザー光を用いて
オリフィスを形成するまでは、オリフィスの形成方法で
述べたのと同様である。
【0095】本実施例においては、位置合わせ目標とし
てオリフィス106の近傍に、レーザー加工する段階
で、微小な穴218を形成した。
【0096】この場合、前述したように、画像処理によ
り微小な穴218を確認し、その後、この穴218から
最も近いオリフィスを検出する。
【0097】このオリフィスを検出したならば、実施例
1と同様に、インク加熱用ヒーターと天板一体型オリフ
ィスプレートとを位置合わせして接合して液体噴射記録
ヘッドを作製する。
【0098】本実施例においては、オリフィスの位置を
検出するために、微小な穴218を開けたが、例えば、
図15に示すように十字形のような形状でもよい。この
場合、十字形は画像処理装置を用いて形状を認識する際
に、その形が特徴的であるために、ごみあるいはきずな
どと完全に区別され、間違いなくその形状を判別するこ
とができる。また、このような形状には、画像処理にお
けるX成分とY成分とが明瞭に含まれているために、位
置検出が容易となり、インク加熱用ヒーターとオリフィ
スとを正確に接合することができる。
【0099】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0100】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0101】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0102】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0103】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0104】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0105】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0106】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0107】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数個の吐出口が設けられた第1の部材と、吐出エネル
ギー発生素子が設けられた第2の部材とを組み合わせる
際に、第1の部材に位置合わせ目標が設けられているの
で、この位置合わせ目標を基準として目的の吐出口を容
易かつ確実に検出することができる。
【0109】従って、上記組合せにおいて吐出口と加熱
用ヒーター等の吐出エネルギー発生素子とを確実に位置
合わせすることができ、吐出の良好な液体噴射記録ヘッ
ドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる液体噴射記録ヘッドの分解斜視
図である。
【図2】本発明に用いられる組立装置を示す概略構成図
である。
【図3】インク加熱用ヒーターの位置を検出するための
光学系の斜視図である。
【図4】ITVカメラによって得られる画像の模式図で
ある。
【図5】オリフィスの位置を検出するための光学系の斜
視図である。
【図6】図2に示した組立装置に部品を供給する状況を
示す模式的斜視図である。
【図7】校正チャートを用いて光軸のずれを測定する方
法を示す説明図である。
【図8】インク加熱用ヒーターの位置を測定する方法を
示す説明図である。
【図9】オリフィスの位置とインク加熱用ヒーターの位
置とを合致させて固定する方法を示す説明図である。
【図10】レーザー光を用いてオリフィスを加工する場
合のオリフィス加工装置の模式的構成図である。
【図11】レーザー光を用いてオリフィスを加工する場
合の他のオリフィス加工装置を示す模式的構成図であ
る。
【図12】本発明に関わる天板部材を説明するための説
明図である。
【図13】本発明に関わる液体噴射記録ヘッドの他のオ
リフィスプレートの正面図である。
【図14】本発明に関わる液体噴射記録ヘッドの模式的
斜視図である。
【図15】本発明に関わる液体噴射記録ヘッドのさらに
他のオリフィスプレートを示す背面図である。
【符号の説明】 1 定盤 2a Yステージ 3a Zステージ 4a Xステージ 5a Yステージ 6a Zステージ 7a Xステージ 8 スペーサー 9a,9b 天板部材把持治具 10 支持体把持治具 11 接合力発生部 21,31 対物レンズ 22,32 対物レンズホルダー 23a,33a 落射照明部材 23b,33b 光源 24,34 合焦状態判別光学系 25,35 鏡筒 26,36 ITVカメラ 45 ライトガイド 101 支持体 102 ヒーター基板 103 天板部材 103A オリフィスプレート 103B 天板 104,104a,104b,104c 接着剤 105,105a,105b,105c インク加熱用
ヒーター 106,106′ オリフィス 107 インク供給口 201 紫外レーザー装置 202 レーザービーム 203 レンズ系 204 マスク 218 穴

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録液を吐出するための複数個の吐出口
    が設けられた第1の部材と、吐出エネルギー発生素子が
    設けられ、前記第1の部材と組み合わせられた第2の部
    材とを具備する液体噴射記録ヘッドにおいて、 前記第1の部材には、前記組み合わせの際に用いられる
    位置合わせ目標が設けられていることを特徴とする液体
    噴射記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記位置合わせ目標は、前記複数個の吐
    出口のうちの一部の吐出口であり、当該形状が他の吐出
    口の形状と異なることを特徴とする請求項1に記載の液
    体噴射記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記位置合わせ目標は、前記複数個の吐
    出口の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の液体噴射記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記吐出エネルギー発生素子は、熱エネ
    ルギーを利用して記録液に気泡を生成させることによ
    り、前記複数個の吐出口から前記記録液を吐出させるも
    のであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    の項に記載の液体噴射記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 記録液を吐出するための複数個の吐出口
    が設けられた第1の部材と、 吐出エネルギー発生素子が設けられ、前記第1の部材と
    組み合わせられた第2の部材とを具備する液体噴射記録
    ヘッドの製造方法であって、 前記第1の部材に設けられ、前記組み合わせの際に用い
    られる位置合わせ目標を検出する工程と、 当該検出された位置合わせ目標を基準として前記第1の
    部材と前記第2の部材とを組み合わせる工程とを含むこ
    とを特徴とする液体噴射記録ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記位置合わせ目標は、前記複数個の吐
    出口の一部の吐出口であり、当該形状が他の吐出口の形
    状と異なることを特徴とする請求項5に記載の液体噴射
    記録ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記位置合わせ目標は、前記複数個の吐
    出口の近傍に設けられていることを特徴とする請求項5
    に記載の液体噴射記録ヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記吐出エネルギー発生素子は、熱エネ
    ルギーを利用して記録液に気泡を生成させることによ
    り、前記複数個の吐出口から前記記録液を吐出させるも
    のであることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか
    の項に記載の液体噴射記録ヘッドの製造方法。
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