JPH05123881A - 裁断機 - Google Patents

裁断機

Info

Publication number
JPH05123881A
JPH05123881A JP3288546A JP28854691A JPH05123881A JP H05123881 A JPH05123881 A JP H05123881A JP 3288546 A JP3288546 A JP 3288546A JP 28854691 A JP28854691 A JP 28854691A JP H05123881 A JPH05123881 A JP H05123881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting path
workpiece
path
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3288546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2658686B2 (ja
Inventor
Hideyuki Okubo
秀之 大久保
Toshiyuki Minami
利之 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3288546A priority Critical patent/JP2658686B2/ja
Publication of JPH05123881A publication Critical patent/JPH05123881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2658686B2 publication Critical patent/JP2658686B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 裁断領域の裁断可能長さを越える裁断経路を
裁断でき、しかも被加工物を搬送手段にセットする位置
を固定できると共に、被加工物をセットするために搬送
手段を停止する恐れがないようにする。 【構成】 被加工物(W)の裁断経路(31)を分割し
て裁断領域(C)の裁断可能長さ(L1)を越えない複
数の裁断経路(31a)(31b)を生成する。最初の
停止位置で裁断経路(31a)を裁断し、次の停止位置
で裁断経路(31b)を裁断する。両停止位置間でのコ
ンベア(6)の移動距離は、裁断経路(31a)(31
b)同士が互いに連続するように行なう。 【効果】 裁断領域の搬送方向長さより長い裁断経路を
裁断できる。また被加工物を搬送手段にセットする位置
を固定でき、しかも被加工物をセットするために搬送手
段を停止する恐れがない。このため、生産性、信頼性お
よび省力化を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、裁断機に関し、さら
に詳しく言えば、裁断経路が裁断領域の裁断可能長さよ
り長い場合にも裁断加工が行なえる裁断機に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のレーザ裁断機の概略構
成を示す一部切欠斜視図である。このようなレーザ裁断
機は、例えば特開昭60−177985号公報に開示さ
れている。
【0003】図13において、(1)はレーザ光(4)
を出力するレーザ発振器、(2)はモータ(3)によっ
て駆動される揺動ミラー、(5)はレーザ光(4)を照
射して裁断を行なう裁断室、(6)は被加工物(W)を
搬送するハニカムコンベア、(7)は裁断室(5)内で
ハニカムコンベア(6)上に設定された裁断面、(8)
はレーザ発振器(1)および揺動ミラー(2)およびハ
ニカムコンベア(6)の作動を制御する制御装置であ
る。
【0004】レーザ発振器(1)から出力されたレーザ
光(4)は、光学系によってハニカムコンベア(6)上
に設けた揺動ミラー(2)まで導かれ、裁断室(5)内
に照射される。そのレーザ光(4)は、揺動ミラー
(2)により裁断経路に沿って揺動され、裁断室(5)
内に搬送された被加工物(W)を裁断する。
【0005】ハニカムコンベア(6)は、裁断室(5)
を貫通して配設され、被加工物(W)を載せて矢印の向
きに移動して被加工物(W)を裁断室(5)内に搬入す
る。裁断が終了すると、再び矢印の向きに移動し、裁断
室(5)から被加工物(W)を搬出する。
【0006】制御装置(8)は、設定された裁断経路デ
ータに応じて揺動ミラー(2)の動作を制御し、レーザ
光(4)によって被加工物(W)上に所定の裁断経路を
描かせて被加工物(W)を所定形状に裁断する。また、
ハニカムコンベア(6)の作動を制御して被加工物
(W)の搬送および位置決めを行なう。
【0007】次に、上記従来のレーザ裁断機により被加
工物(W)を裁断する方法を、図14および図15に基
づいて説明する。
【0008】図14は、上記従来のレーザ裁断機による
被加工物(W)の裁断方法を示す、ハニカムコンベア
(6)の平面図、図15は、その被加工物(W)の裁断
方法を工程別に示す、ハニカムコンベア(6)の平面図
である。
【0009】図14および図15に示した被加工物
(W)は、複数の矩形状の裁断経路で囲まれる10個の
島すなわちパーツ(P1)〜(P10)を裁断するもの
である。この被加工物(W)の全幅は、裁断領域(C)
の全幅よりも小さいが、その全長(L3)および各パー
ツ(P1)〜(P10)の裁断経路の最大長(L2)
は、裁断領域(C)の裁断可能長さ(L1)より大き
い。
【0010】なお、各パーツ(P1)〜(P10)の裁
断経路データは、裁断領域(C)内に設定されている裁
断原点(10)を原点とし、搬送方向に平行にX軸を配
置し、搬送方向に直角にY軸を配置したX−Y座標系で
の座標値で与えられる。そして、裁断する前に制御装置
(8)に入力される。
【0011】まず最初に、裁断領域(C)の搬送方向後
側に設けた供給領域(S)で、上記被加工物(W)をハ
ニカムコンベア(6)上にセットする。次に、ハニカム
コンベア(6)が作動し、被加工物(W)は矢印の方向
に移動して裁断室(5)内に設けた裁断領域(C)に搬
入されるが、その時、制御装置(8)により、被加工物
(W)の最も前方に配置されているパーツ(P1)の前
端が裁断原点(10)に一致するように位置決めされ
る。
【0012】こうして裁断領域(C)に最初に位置決め
された時は、被加工物(W)の全長(L1)および裁断
経路(9)の最大長(L2)が裁断領域(C)の裁断可
能長さ(L1)より大きいため、被加工物(W)の搬送
方向前端部と搬送方向後半部とが裁断領域(C)から外
に出ている。
【0013】次に、制御装置(8)は、その位置で裁断
が可能なパーツ、すなわち裁断経路の全体が裁断可能長
さ(L1)内に入っているパーツを選択する。ここで
は、パーツ(P1)〜(P4)を選択する。この選択
は、各パーツ(P1)〜(P10)の裁断経路を示す
X、Y両座標値を、裁断可能長さ(L1)と比較するこ
とによって行なう。そして、選択したパーツ(P1)〜
(P4)の裁断経路に沿ってレーザ光(4)を移動さ
せ、裁断を行なう。こうしてパーツ(P1)〜(P4)
の裁断が終了した状態を、図15(a)および図14に
示す。
【0014】図14および図15では、裁断経路(9)
のうち裁断が終了したもの(9a)を実線で示し、未だ
裁断されていないもの(9b)を破線で示している。
【0015】続いて、制御装置(8)は、裁断経路の一
部が裁断可能長さ(L1)内にあって上記最初の停止位
置では裁断されなかったパーツの裁断経路、ここではパ
ーツ(P5)および(P6)の裁断経路について、それ
らの裁断経路を示すX座標値の中から最小値を見出す。
ここでは、最小のX座標値は、パーツ(P5)の前端の
X座標値である。そして、その最小のX座標値が裁断原
点(10)に一致するように、ハニカムコンベア(6)
をパーツ(P1)の前端とパーツ(P5)の前端との距
離(L4)だけ移動させる。
【0016】こうして、パーツ(P5)および(P6)
を裁断領域(C)内に搬入した後、それらの裁断経路に
沿ってレーザ光(4)を移動させ、裁断を行なう。こう
してパーツ(P5)および(P6)を裁断した時の状態
を図15(b)に示す。
【0017】さらに、上記第2の停止位置(図15
(b)参照)において、裁断経路の一部が裁断可能長さ
(L1)内にあってその第2の停止位置では裁断されな
かったパーツの裁断経路、ここではパーツ(P7)およ
び(P8)の裁断経路について、それらの裁断経路を示
すX座標値の中から最小値を見出す。ここでは、パーツ
(P7)の前端のX座標値である。
【0018】そこで、上記の最小のX座標値が裁断原点
(10)に一致するように、ハニカムコンベア(6)を
パーツ(P5)の前端とパーツ(P7)の前端との距離
(L5)だけ移動させ、パーツ(P7)〜(P10)を
裁断領域(C)内に入れた後、上記と同様にレーザ光
(4)を移動させて裁断を行なう。こうしてパーツ(P
7)および(P10)を裁断した時の状態を図15
(c)に示す。
【0019】最後のパーツ(P10)の裁断が終了する
と、制御装置(8)は、ハニカムコンベア(6)をパー
ツ(P7)の前端とパーツ(P10)の後端との距離
(L6)だけ移動させる。この状態では、図15(d)
に示すように、被加工物(W)のほぼ全体が裁断領域
(C)から取出領域(T)に出ている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ裁断機
は、以上のように構成されているので、裁断可能なパー
ツは裁断領域(C)の裁断可能長さ(L1)より短いも
のに限られてしまうという問題点がある。
【0021】また、裁断中にハニカムコンベア(6)の
移動回数が多く、しかもその移動距離が一定しないた
め、続いて裁断を行なう被加工物(W)をハニカムコン
ベア(6)上にセットする位置を固定できないだけでな
く、被加工物(W)をセットするためにハニカムコンベ
ア(6)の作動を停止することもあるという問題点があ
る。これは生産性の低下につながるものである。
【0022】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、裁断領域の裁断可能長さ
を越える裁断経路を裁断することができる裁断機を提供
することにある。
【0023】この発明の他の目的は、被加工物を搬送手
段にセットする位置を固定できると共に、被加工物をセ
ットするために搬送手段を停止する恐れがない裁断機を
提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明の裁断機は、裁
断領域内で裁断経路に沿って被加工物を裁断する裁断手
段と、被加工物を前記裁断領域に搬送する搬送手段と、
被加工物が前記裁断領域の裁断可能長さを越える裁断経
路を有しているか否かを判定する判定手段と、被加工物
が前記裁断領域の裁断可能長さを越える裁断経路を有し
ている場合は、その裁断経路を分割して前記裁断可能長
さを越えない複数の裁断経路を生成する裁断経路生成手
段と、前記裁断経路生成手段によって生成された各裁断
経路に応じて前記裁断手段を制御する裁断制御手段と、
前記裁断経路生成手段によって生成された各裁断経路に
基づいて、それら裁断経路同士が互いに連続するように
被加工物の搬送距離を演算する搬送距離演算手段と、前
記搬送距離演算手段によって得られた搬送距離に応じて
前記搬送手段を制御する搬送制御手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0025】前記裁断経路生成手段は、被加工物が前記
裁断可能長さを越える裁断経路を有している場合に、そ
の裁断経路を前記裁断可能長さ毎に分割するように構成
するのが好ましい。
【0026】前記裁断経路生成手段はまた、前記裁断可
能長さを越える裁断経路を分割して生成した複数の裁断
経路に、継目補正用の裁断経路を付加するようにしても
よい。
【0027】さらに、上記裁断機には、被加工物の全長
とその裁断経路の全長との差を演算し、演算により得た
値が所定値より大きい場合は、所定の被加工物間距離に
所定の付加距離を付加して前記搬送制御手段に送出する
手段を設けるのが好ましい。
【0028】
【作用】この発明の裁断機では、被加工物が裁断領域の
裁断可能長さを越える裁断経路を有している場合、その
裁断経路を分割して裁断可能長さを越えない複数の裁断
経路を生成し、それら裁断経路毎に裁断領域内で裁断を
行なう。
【0029】また、被加工物は、分割により生成された
各裁断経路の裁断が終了する毎に、それら裁断経路同士
が互いに連続するように搬送される。
【0030】そこで、最初に、分割により生成された複
数の裁断経路のうちの一つを裁断可能長さの範囲内で裁
断し、次に、他の一つを裁断可能長さの範囲内で裁断す
る、というように裁断可能長さの範囲内での裁断を繰り
返すことにより、裁断可能長さを越える裁断経路を裁断
することが可能となる。
【0031】裁断経路を裁断可能長さの範囲内で等分割
するようにすれば、被加工物の移動量が一定になるた
め、被加工物をセットする位置を固定することができ
る。
【0032】搬送手段が作動する回数が少なくなるた
め、次の被加工物をセットするのに時間的余裕が生ま
れ、その結果、被加工物をセットするためにわざわざ搬
送手段を停止する恐れがなくなる。
【0033】
【実施例】以下、図1〜図12に基づいてこの発明の実
施例を説明する。図1は、この発明の裁断機をレーザ裁
断機に適用した実施例の機能ブロック図である。このレ
ーザ裁断機は、図13に示した従来のレーザ裁断機と同
じ機械的構成を持ち、機械的構成部分以外の機能は制御
装置(8)内のソフトウェアにより実現される。
【0034】この発明のレーザ裁断機(20)は、判定
手段(21)と、裁断経路生成手段(22)と、裁断制
御手段(23)と、裁断手段(24)と、搬送距離演算
手段(25)と、搬送制御手段(26)と、搬送手段
(27)とを備えている。
【0035】判定手段(21)は、入力された裁断経路
データから、その被加工物(W)が裁断領域(C)の裁
断可能長さ(L1)を越える裁断経路を有しているか否
かを判定する。そして、そのような裁断経路を有してい
ると判定した場合は、その旨の信号を裁断経路生成手段
(22)に送出する。
【0036】裁断経路生成手段(22)は、判定手段
(21)から被加工物(W)が裁断可能長さ(L1)を
越える裁断経路を有しているとの信号を受け取ると、そ
の裁断経路を分割して裁断可能長さ(L1)を越えない
複数の裁断経路を生成する。
【0037】裁断制御手段(23)は、裁断経路生成手
段(22)によって生成された各裁断経路に応じて裁断
手段(24)に制御データを送出する。
【0038】裁断手段(24)は、受け取った制御デー
タに基づいて被加工物(W)の裁断を行なう。この裁断
は、裁断経路生成手段(22)によって生成された各裁
断経路に沿って行なわれる。このレーザ裁断機(20)
では、裁断手段(24)はレーザ発信器(1)と、モー
タ(3)によって駆動される揺動ミラー(2)とから構
成される。
【0039】搬送距離演算手段(25)は、裁断経路生
成手段(22)で生成された複数の裁断経路に基づい
て、それら裁断経路同士が互いに連続するように被加工
物(W)の搬送距離を演算し、演算結果を搬送制御手段
(26)に送出する。
【0040】搬送制御手段(26)は、搬送距離演算手
段(25)から送出された搬送距離データに応じて、搬
送手段(27)に制御データを送出する。
【0041】裁断手段(27)は、搬送制御手段(2
6)から送出された制御データに応じて被加工物(W)
の搬送を行なう。このレーザ裁断機(20)では、ハニ
カムコンベア(6)から構成される。
【0042】図2(a)(b)は、上記レーザ裁断機
(20)による被加工物の裁断方法の一例を示す、被加
工物(W)を載せたハニカムコンベア(6)の平面図、
図3(a)は、裁断領域(C)の裁断可能長さ(L1)
より長い裁断経路を示すデータの一例の説明図、図3
(b)は、図3(a)の裁断経路を裁断領域の裁断可能
長さ毎に分割して生成した裁断経路を示すデータの説明
図である。
【0043】レーザ裁断機(20)は、図2に示すよう
に、被加工物(W)を搬送するハニカムコンベア(6)
に沿って、裁断領域(C)の後方に供給領域(S)を設
け、裁断領域(C)の前方に取出領域(T)を設けてい
る。裁断を行なう被加工物(W)は、供給領域(S)で
供給され、ハニカムコンベア(6)によって裁断領域
(C)に送られる。裁断領域(C)では、レーザ光
(4)によって被加工物(W)の裁断が行なわれる。裁
断された被加工物(W)は、ハニカムコンベア(6)に
よって裁断領域(C)から取出領域(T)に送られる。
ここでは、裁断領域(C)の裁断可能長さ(L1)が1
000mmとしてある。
【0044】図2に示した被加工物(W)は、一つの矩
形の裁断経路(31)に沿って裁断される。この裁断経
路(31)は、図3(a)に示すように、4つの点A、
B、C、DのXおよびY座標値で定義されている。各点
の座標値は、点A(0,0)、点B(1900,0)、
点C(0,1000)、点D(1900,1000)で
ある。したがって、この裁断経路(31)の全長(L
2)は、裁断領域(C)の裁断可能長さ(L1)(10
00mm)を越えている。裁断経路(31)を定義する
4つの点A、B、C、DのXおよびY座標値データは、
制御装置(8)に入力される。
【0045】上記レーザ裁断機(20)で図2の被加工
物(W)を裁断する場合、まず最初に、供給領域(S)
でハニカムコンベア(6)上に被加工物(W)を載せ
る。すると、ハニカムコンベア(6)が矢印の向きに移
動し、被加工物(W)を裁断領域(C)内に送り込む。
送り込まれた被加工物(W)は、裁断経路(31)を定
義する点Aが裁断原点(10)に一致するように位置決
めされる。
【0046】次に、位置決めされた被加工物(W)をレ
ーザ光(4)により裁断経路(31)に沿って裁断する
が、図2(a)に示すように、裁断経路(31)の後部
が裁断領域(C)内に入りきらないので、この最初の停
止位置では、裁断経路(31)のすべてを裁断すること
はできない。そこで、裁断領域(C)内にある裁断経路
(31)の前部のみを裁断する。
【0047】この際に、裁断経路生成手段(22)は、
図3(b)に示すように、裁断経路(31)を裁断可能
長さ(L1)毎に分割し、裁断可能長さ(L1)を越え
ない二つの裁断経路(31a)(31b)を生成する。
裁断経路(31)は、4つの点A、B、C、DのXおよ
びY座標値で定義されているため、分割によって新たに
生じる点の座標値を特定しないと、これら裁断経路(3
1a)(31b)を定義することができない。そこで、
4つの点A、B、C、DのXおよびY座標値から新たな
6つの点E、F、G、H、IおよびJのXおよびY座標
値を演算し、裁断経路(31a)(31b)を定義す
る。
【0048】ここでは、裁断可能長さ(L1)が100
0mmであるので、裁断経路(31a)を定義する点E
およびFの座標値は、点E(1000,0)、点F(1
000,1000)となる。また、裁断経路(31b)
を定義する4つの点G、H、IおよびJの座標値は、点
Gが裁断原点(10)に一致するとして、点G(0,
0)、点H(900,0)、点I(900,100
0)、点J(0,1000)としている。
【0049】図2では、裁断経路(31)の全長(L
2)が裁断可能長さ(L1)の2倍より小さいが、裁断
経路(31)の全長(L2)が裁断可能長さ(L1)の
2倍を越えているときは、裁断可能長さ(L1)毎に3
個以上の部分に分割し、裁断可能長さ(L1)の整数倍
の位置における座標値を演算して、裁断可能長さ(L
1)を越えない3個以上の裁断経路を新たに定義すれば
よい。
【0050】こうして、裁断可能長さ(L1)を越えな
い裁断経路(31a)(31b)が生成されると、その
裁断経路(31a)(31b)のデータは、裁断制御手
段(23)に送られる。裁断制御手段(23)は、その
データに応じて裁断手段(24)を制御し、レーザ光
(4)により裁断経路(31a)に沿って被加工物
(W)を裁断する。
【0051】他方、搬送距離演算手段(25)は、裁断
経路生成手段(22)により新たに生成された裁断経路
(31a)(31b)が互いに連続するように、被加工
物(W)の搬送距離を演算する。ここでは、裁断経路
(31b)を定義する点Gが裁断原点(10)に一致す
るように、4つの点G、H、IおよびJの座標値が定義
されているので、搬送距離は1000mmとなる。得ら
れた搬送距離データは、搬送制御手段(26)に送られ
る。
【0052】裁断経路(31a)の裁断が終了すると、
搬送制御手段(26)は送られて来た搬送距離データに
基づき、搬送手段(27)すなわちハニカムコンベア
(6)を制御する。こうして、被加工物(W)は裁断可
能長さ(L1)(1000mm)だけ搬送されて停止す
る。この第2の停止位置では、被加工物(W)は、裁断
経路(31b)を定義する点Gが裁断原点(10)に一
致するように位置決めされる(図2(b)参照)。
【0053】そこで、その第2の停止位置で、レーザ光
(4)により裁断経路(31b)に沿って被加工物
(W)を裁断する。両裁断経路(31a)(31b)の
裁断が終了した時の状態を図2(b)に示す。
【0054】両裁断経路(31a)(31b)の裁断の
間の搬送距離を上記のように設定しているので、別の工
程で裁断された裁断経路(31a)(31b)の継目は
滑らかに連続する。こうして、裁断可能長さ(L1)を
越える長さの裁断経路(31)の裁断が可能となり、そ
のような長さを持つパーツをレーザ裁断機(20)によ
って得ることができる。
【0055】また、従来のレーザ裁断機では、被加工物
(W)の前端および後端に余裕代が必要となるため、被
加工物(W)の全長(L3)を裁断経路の全長(L2)
よりかなり大きくしなければならないが、この発明のレ
ーザ裁断機(20)によれば、後端の余裕代が不要とな
る利点もある。
【0056】両裁断経路(31a)(31b)の裁断が
終了すると、ハニカムコンベア(6)は再び裁断可能長
さ(L1)だけ移動し、被加工物(W)の全体を取出領
域(T)に搬出する。
【0057】なお、裁断順序は、図3(a)において点
A→B→C→D→Aの順で裁断される場合、図3(b)
では、最初の停止位置で点A→Eそして点F→D→Aの
順に裁断され、次の停止位置で点G→H→I→Jの順に
裁断される。しかし、これに限定されず、例えば、点E
→A→D→Fの順や点J→I→H→Gの順にしてもよ
い。
【0058】図4は、図14および図15に示した被加
工物(W)の裁断方法を示している。
【0059】この被加工物(W)を裁断する場合、最初
の停止位置では、裁断経路(9)の裁断領域(C)内に
ある部分、すなわちパーツ(P1)〜(P4)の裁断経
路の全体とパーツ(P5)(P6)の裁断経路の一部と
を裁断する(図4(a)参照)。そして、裁断領域
(C)の裁断可能長さ(L1)だけハニカムコンベア
(6)を移動させた次の停止位置では、その位置で裁断
領域(C)内にある部分、すなわちパーツ(P5)(P
6)の裁断経路の残部とパーツ(P7)〜(P10)の
裁断経路の全体とを裁断する。こうして、全パーツ(P
1)〜(P10)の裁断を完了する(図4(b)参
照)。
【0060】上記レーザ裁断機(20)の裁断時の動作
を図6のフローチャートに基づいて説明すると、次の通
りである。
【0061】ステップ(S1)では、被加工物(W)
が、搬送方向長さ(X軸方向長さ)が裁断領域(C)の
裁断可能長さ(L1)を越える裁断経路を含んでいるか
否かを判定する。含まれている場合は、ステップ(S
2)に進み、含まれていない場合は、ステップ(S2)
〜(S4)の処理を行なわずにステップ(S5)に飛
ぶ。この判定は、裁断実行前に入力される裁断経路デー
タに基づいて、判定手段(21)が行なう。
【0062】ステップ(S2)では、裁断経路生成手段
(22)が、裁断可能長さ(L1)を越える裁断経路に
ついて、それらを定義するデータに基づいて、裁断可能
長さ(L1)の整数倍の位置における位置座標を演算す
る。
【0063】ステップ(S3)では、その位置座標デー
タを用いて、裁断経路生成手段(22)が、裁断可能長
さ(L1)を越えない複数の裁断経路を生成する。
【0064】ステップ(S4)では、新たに生成された
裁断経路データに基づいて被加工物(W)の搬送距離を
演算する。この演算は、搬送距離演算手段(25)によ
り、新たに生成された複数の裁断経路同士が互いに連続
するように行なわれる。
【0065】ステップ(S5)では、新たに生成された
複数の裁断経路の一つについて、裁断手段(24)が裁
断領域(C)内で裁断を行なう。
【0066】ステップ(S6)では、ステップ(S4)
で得た搬送距離だけ、搬送手段(27)が被加工物
(W)を移動する。
【0067】ステップ(S7)では、その被加工物
(W)の裁断は終了したか否か、すなわち新たに生成さ
れた複数の裁断経路のすべてについて裁断が終了したか
否かを判定する。終了していないと判定した場合は、ス
テップ(S5)に戻り、被加工物(W)の裁断および移
動(ステップ(S5)(S6))を繰り返す。終了して
いると判定した場合は、作業を終了する。
【0068】ところで、上記レーザ裁断機(20)で
は、裁断可能長さ(L1)を越える裁断経路を持つ被加
工物(W)を連続して裁断する場合に、ハニカムコンベ
ア(6)の移動量を一定にしながら、複数の被加工物
(W)に対してそれぞれの裁断経路に応じた裁断を行な
うことが可能である。その方法を図5を参照して以下に
説明する。
【0069】まず、最初の被加工物(W1)を、供給領
域(S)に予め設定した供給位置にセットした後、ハニ
カムコンベア(6)を裁断可能長さ(L1)の2倍の距
離だけ移動させて停止させる。こうして、最初の被加工
物(W1)は裁断領域(C)に送り込まれる。上記供給
位置では、裁断領域(C)の後端縁から裁断可能長さ
(L1)、すなわち裁断原点(10)から裁断可能長さ
(L1)の2倍の距離だけ離れた位置に基準線(40)
が設定してあり、その基準線(40)に被加工物(W
1)の裁断経路(41)の前端を一致させる。
【0070】上記の最初の停止位置では、図5(a)に
示すように、被加工物(W1)の裁断経路(41)の前
端が裁断原点(10)に一致している。裁断経路(4
1)の後部は、裁断領域(C)から出ている。
【0071】裁断領域(C)に送り込まれた被加工物
(W1)は、図2および図3について上述したのと同様
にして、裁断領域(C)にある裁断軌跡(41)の前部
(41a)の裁断を行なう。この時の状態は図5(a)
に示す通りである。
【0072】最初の被加工物(W1)の裁断を行なって
いる間に、図5(a)に示すように、次に裁断を行なう
被加工物(W2)を上記供給位置にセットする。この場
合も、被加工物(W2)の裁断経路(51)の前端を基
準線(40)に一致させる。
【0073】被加工物(W1)の裁断経路(41)の前
部(41a)の裁断が終了すると、ハニカムコンベア
(6)は裁断領域(C)の長さ(L1)だけ移動して停
止する。この時、図5(b)に示すように、被加工物
(W1)の裁断経路(41)の後部(41b)の前端
が、裁断原点(10)に一致する。また、被加工物(W
2)の裁断経路(51)の前端が、裁断領域(C)の後
端縁に一致する。この2回目の停止位置では、図2およ
び図3について上述したのと同様にして、被加工物(W
1)の残りの裁断経路(41b)の裁断を行なう。
【0074】2回目の停止位置で裁断経路(41)の後
部(41b)の裁断が終了すると、ハニカムコンベア
(6)はさらに裁断領域(C)の長さ(L1)だけ移動
して停止する。この3回目の停止位置では、図5(c)
に示すように、被加工物(W1)の全体が取出領域
(T)に取り出され、また、被加工物(W2)の裁断経
路(51)の前端縁が裁断原点(10)に一致してい
る。
【0075】次に、被加工物(W1)の場合と同様にし
て、被加工物(W2)の裁断経路(51)の裁断を行な
う。図5の例では、被加工物(W2)の裁断経路(5
1)は裁断可能長さ(L1)より短いので、3回目の停
止位置で裁断経路(51)の全体が裁断される。被加工
物(W2)の裁断経路が裁断可能長さ(L1)より長い
場合は、被加工物(W1)の場合と同様に、裁断経路を
分割して裁断する。
【0076】3番目以降の被加工物についても、上記と
同様にして上記供給位置にセットすればよい。
【0077】このように、上記レーザ裁断機(20)に
よれば、ハニカムコンベア(6)の移動距離を常に一定
にすることができ、その結果、連続して搬送する被加工
物の供給位置を固定することが可能となる。しかも、搬
送手段が作動する回数が少なくなるため、次の被加工物
をセットするのに時間的余裕が生まれ、その結果、被加
工物をセットするために搬送手段を停止する恐れがなく
なる。
【0078】なお、図5では、裁断原点(10)から裁
断可能長さ(L1)の2倍の距離だけ離れた位置に基準
線(40)を設定しているが、裁断する被加工物(W)
のX軸方向長さに応じて、裁断可能長さ(L1)の整数
倍だけ離れた位置にセットすればよい。
【0079】図7〜図9は、この発明の裁断機をレーザ
裁断機に適用した他の実施例を示している。この実施例
は、裁断したパーツの形状精度をハニカムコンベア
(6)の停止精度内で保証するため、パーツの外側に継
目補正用の裁断経路(32)を付加するものである。
【0080】図7(a)は、図2(a)と同じ裁断軌跡
(31)を示し、図7(b)は、図2(b)と同じよう
に、点A(0,0)からX軸方向に裁断可能長さ(L
1)だけ離れた位置で、裁断経路(31)を二つの部分
(31a)(31b)に分割した状態を示す。裁断経路
生成手段(22)は、図2の場合と同様に、点E、F、
G、H、IおよびJの位置座標を演算し、裁断経路を生
成するが、そのときに、三角形の裁断経路(32)を4
つの点E、F、GおよびJの近傍にそれぞれ付加する。
継目補正用の裁断経路(32)は、裁断により得られる
パーツの形状が変化しないように、生成された裁断経路
の外側に付加される。
【0081】継目補正用の裁断経路(32)は、図8に
示すように、2辺の長さM、Nを指定可能であり、裁断
を行なう被加工物(W)の大きさや形状に応じて適当な
値に設定すればよい。裁断経路(32)を設けることに
より、ハニカムコンベア(6)の停止位置の誤差が吸収
されるため、裁断経路を分割して裁断しても切れ残りが
生じなくなる利点がある。
【0082】この実施例の動作を図9のフローチャート
に示す。ステップ(S11)〜(S13)は、図6のス
テップ(S1)〜(S3)と同じであり、ステップ(S
15)〜(S18)は、図6のステップ(S4)〜(S
7)と同じである。図9のフローチャートは、図6のフ
ローチャートにステップ(S14)が付加されている点
が異なるのみである。
【0083】図10〜図12は、この発明の裁断機をレ
ーザ裁断機に適用したさらに他の実施例を示す。この実
施例は、連続して送られる被加工物の重なりを確実に防
ぐようにしたものである。
【0084】図10(a)においては、連続してハニカ
ムコンベア(6)上に載せられた被加工物(W1)と被
加工物(W2)の間に小さな隙間が生じている。このた
め、この場合には、上述したようにして、裁断可能長さ
(L1)毎に移動させて分割した裁断経路(61a)
(61b)の裁断を順に行なうことが可能である。
【0085】しかし、裁断経路(61)の全長(L2)
と被加工物(W1)(W2)の全長(L3)との差が大
きい場合には、被加工物(W1)(W2)を続けて搬送
しようとすると、被加工物(W1)(W2)の裁断経路
(61)は重なっていなくても、被加工物(W2)の前
端が被加工物(W1)の後端に重なることがある。
【0086】そこで、このような場合には、図10
(b)に示すように、被加工物(W1)の後に直ちに被
加工物(W2)を搬送せずに、裁断可能長さ(L1)だ
け間隔をあけてから被加工物(W2)をハニカムコンベ
ア(6)上にセットする。こうすれば、連続して送られ
る被加工物同士の重なりを確実に防ぐことができる。
【0087】このように、被加工物(W1)(W2)の
全長(L3)とその裁断経路(61)の全長(L2)と
の差に応じて、両被加工物(W1)(W2)間に間隔を
あけたりあけなかったりするには、裁断可能長さ(L
1)の整数倍の適当な数値を裁断経路データ作成時にフ
ラグとして設定しておけばよい。
【0088】すなわち、被加工物(W1)(W2)の全
長(L3)とその裁断経路(61)の全長(L2)との
差を監視するようにし、その差が一致値より大きくなれ
ば上記フラグをセットするようにしておく。そして、上
記フラグがセットされていれば、設定されている裁断可
能長さ(L1)の整数倍の距離をあけてから、次の被加
工物(W2)がセットされるようにする。
【0089】被加工物(W1)(W2)間の間隔を調整
するこの動作は、裁断経路データと共に被加工物(W
1)(W2)の全長(L3)のデータを用いて、裁断経
路生成手段(22)と搬送距離演算手段(25)によっ
て行なうことができる。
【0090】この実施例の動作を図11および図12の
フローチャートに示す。図11および図12のフローチ
ャートは、ステップ(S29)〜(S31)が付加され
ている点を除いて、図9のフローチャートと同じであ
る。ステップ(S21)〜(S28)は、図9のフロー
チャートのステップ(S11)〜(S18)と同じであ
る。
【0091】ステップ(S29)では、被加工物の全長
とその裁断経路の全長との差が所定値より大きいか否か
を判定する。所定値より大きいと判定すると、ステップ
(S30)に進み、次の被加工物との間の離隔距離を演
算する。所定値より大きくないと判定すると、そのまま
終了する。
【0092】ステップ(S31)では、次の被加工物と
の間に予め設定している離隔距離が形成されるようにそ
の被加工物を移動させる。このため、その後で次の被加
工物を所定の供給位置にセットすれば、次の被加工物と
の間に上記離隔距離が設けられ、被加工物同士の重なり
が確実に防止できる。
【0093】上記実施例では、裁断経路が直線から構成
される場合について説明しているが、裁断経路が曲線の
場合でも同様に分割可能である。また、分割後に作成さ
れる新たな裁断経路は、任意の形状としてよい。
【0094】また、上記実施例では、裁断可能長さ(L
1)を越える裁断経路を裁断可能長さ(L1)毎に分割
しているが、それに限定されず、裁断可能長さ(L1)
より小さい適当な長さ毎に分割してもよい。また、ハニ
カムコンベア(6)の移動量は、裁断可能長さ(L1)
以内であれば任意に変更可能である。
【0095】上記実施例では、レーザ裁断機に適用した
例について述べているが、この発明はレーザ光に限ら
ず、ナイフ等の他の裁断方式の裁断機にも適用可能であ
る。
【0096】
【発明の効果】以上のように、この発明の裁断機によれ
ば、裁断領域の搬送方向長さより長い裁断経路を裁断す
ることができる。また、被加工物を搬送手段にセットす
る位置を固定でき、しかも、被加工物をセットするため
に搬送手段を停止する恐れがなくなる。このため、生産
性、信頼性および省力化を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の裁断機をレーザ裁断機に適用した実
施例の機能ブロック図である。
【図2】図1のレーザ裁断機による被加工物の裁断方法
の一例を示す、被加工物を載せたハニカムコンベアの平
面図である。
【図3】(a)は、裁断領域の長さより長い裁断経路の
位置データの一例を示す説明図、(b)は、(a)の裁
断経路の位置データを裁断領域の長さ毎に分割し、新た
に生成した裁断経路の位置データを示す説明図である。
【図4】図1のレーザ裁断機による被加工物の裁断方法
を示す、被加工物を載せたハニカムコンベアの平面図で
ある。
【図5】図1のレーザ裁断機による被加工物の裁断方法
を示す、被加工物を載せたハニカムコンベアの平面図で
ある。
【図6】図1のレーザ裁断機の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】(a)は、裁断領域の長さより長い裁断経路の
位置データの一例を示す説明図、(b)は、(a)の裁
断経路の位置データを裁断領域の長さ毎に分割し、新た
に生成した裁断経路の位置データを示す説明図である。
【図8】継目補正用の裁断経路の平面図である。
【図9】図1のレーザ裁断機の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】図1のレーザ裁断機による被加工物の裁断方
法を示す、被加工物を載せたハニカムコンベアの平面図
である。
【図11】図1のレーザ裁断機の動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】図1のレーザ裁断機の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】従来のレーザ裁断機を示す一部切欠外観図で
ある。
【図14】従来のレーザ裁断機による被加工物の裁断方
法を示す、被加工物を載せたハニカムコンベアの平面図
である。
【図15】従来のレーザ裁断機による被加工物の裁断方
法を示す、被加工物を載せたハニカムコンベアの平面図
である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 揺動ミラー 3 モータ 4 レーザ光 5 裁断室 6 ハニカムコンベア 7 裁断面 8 制御装置 9、9a、9b 裁断経路 10 裁断原点 20 レーザ裁断機 21 判定手段 22 裁断経路生成手段 23 裁断制御手段 24 裁断手段 25 搬送距離演算手段 26 搬送制御手段 27 搬送手段 31、31a、31b 裁断経路 32 継目補正用の裁断経路 41、41a、41b 裁断経路 51、51a、51b 裁断経路 61、61a、61b 裁断経路 W、W1、W2 被加工物 C 裁断領域 S 供給領域 T 取出領域 L1 裁断領域の裁断可能長さ L2 被加工物の裁断経路の全長 L3 被加工物の全長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B26D 5/00 B 7347−3C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断領域内で裁断経路に沿って被加工物
    を裁断する裁断手段と、 被加工物を前記裁断領域に搬送する搬送手段と、 被加工物が前記裁断領域の裁断可能長さを越える裁断経
    路を有しているか否かを判定する判定手段と、 被加工物が前記裁断領域の裁断可能長さを越える裁断経
    路を有している場合は、その裁断経路を分割して前記裁
    断可能長さを越えない複数の裁断経路を生成する裁断経
    路生成手段と、 前記裁断経路生成手段によって生成された各裁断経路に
    応じて前記裁断手段を制御する裁断制御手段と、 前記裁断経路生成手段によって生成された各裁断経路に
    基づいて、それら裁断経路同士が互いに連続するように
    被加工物の搬送距離を演算する搬送距離演算手段と、 前記搬送距離演算手段によって得られた搬送距離に応じ
    て前記搬送手段を制御する搬送制御手段とを備えている
    ことを特徴とする裁断機。
  2. 【請求項2】 前記裁断経路生成手段が、被加工物が前
    記裁断可能長さを越える裁断経路を有している場合に、
    その裁断経路を前記裁断可能長さ毎に分割する請求項1
    に記載の裁断機。
  3. 【請求項3】 前記裁断経路生成手段が、前記裁断可能
    長さを越える裁断経路を分割して生成した複数の裁断経
    路に、継目補正用の裁断経路を付加する請求項1または
    2に記載の裁断機。
  4. 【請求項4】 被加工物の全長とその裁断経路の全長と
    の差を演算し、演算により得た値が所定値より大きい場
    合は、所定の被加工物間距離に所定の付加距離を付加し
    て前記搬送制御手段に送出する手段を有している請求項
    1〜3のいずれかに記載の裁断機。
JP3288546A 1991-11-05 1991-11-05 裁断機 Expired - Lifetime JP2658686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3288546A JP2658686B2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 裁断機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3288546A JP2658686B2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 裁断機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05123881A true JPH05123881A (ja) 1993-05-21
JP2658686B2 JP2658686B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=17731642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3288546A Expired - Lifetime JP2658686B2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 裁断機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2658686B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160666A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Shima Seiki Mfg Ltd 裁断機及びシート材送り裁断方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03281079A (ja) * 1990-03-23 1991-12-11 Juki Corp 自動裁断装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03281079A (ja) * 1990-03-23 1991-12-11 Juki Corp 自動裁断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160666A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Shima Seiki Mfg Ltd 裁断機及びシート材送り裁断方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2658686B2 (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6723949B2 (en) Laser beam machine
US4739489A (en) Area cutting method
JPH08511480A (ja) 材料を予め決定された経路に沿ってマーキングし、又は切断するための方法
US4703415A (en) Method of approach in area cutting
JP2007203346A (ja) レーザ制御方法及びレーザ制御装置
EP1512052A1 (en) Method of cutting a sheet and reducing the remnant material
JP2001334379A (ja) ワーク切断方法及びその方法の実施に直接使用するワーク切断装置
JPH05123881A (ja) 裁断機
JPH067973A (ja) レーザ加工装置
US6161603A (en) Procedure and apparatus for working a tree trunk by chipping
JP2768417B2 (ja) ワークの切断方法
JPH07178576A (ja) 鋼材加工システムのh形鋼および鋼板の加工方法
KR20110004844A (ko) 레이저 절단 시스템을 제어하기 위한 방법 및 레이저 절단 시스템을 제어하기 위한 nc 파트 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독 가능 매체
JPH07195186A (ja) レーザ加工機の加工条件切り替え方法
JP2743673B2 (ja) 三次元レーザ加工装置
JPS60127775A (ja) レ−ザ制御装置
JPH02179373A (ja) レーザ加工機用nc制御装置
JP2885228B2 (ja) ワイヤ放電加工方法及び装置
JPH04237582A (ja) レーザ加工機
JP2002337040A (ja) レーザ加工機及びレーザ加工方法
JP2002113691A (ja) シート切断システムおよびシート切断方法
JPH1029081A (ja) レーザビーム加工機械の自動プログラミング装置
JP2932293B2 (ja) レーザ切断方法
JPH0679580A (ja) 数値制御装置
CN117157600A (zh) 数控装置及数控方法