JPH05123613A - ノズル装置 - Google Patents

ノズル装置

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JPH05123613A
JPH05123613A JP31135491A JP31135491A JPH05123613A JP H05123613 A JPH05123613 A JP H05123613A JP 31135491 A JP31135491 A JP 31135491A JP 31135491 A JP31135491 A JP 31135491A JP H05123613 A JPH05123613 A JP H05123613A
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JP
Japan
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nozzle
swirling
annular rack
liquid
swirl
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JP31135491A
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Shingo Maru
信吾 丸
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Maruyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/04Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet
    • B05B3/0409Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet with moving, e.g. rotating, outlet elements
    • B05B3/0463Rotor nozzles, i.e. nozzles consisting of an element having an upstream part rotated by the liquid flow, and a downstream part connected to the apparatus by a universal joint

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  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回ノズル48が、ハウジング12のノズル室20
内に配設され、第2の噴口26からの噴射液体を羽根部56
に当てられて、転動しつつ、旋回し、ノズル室20内の液
体が、旋回ノズル48の旋回中、貫通孔58を経て第3の噴
口52へ送られて、第3の噴口52からハウジング12の第1
の噴口24を経て噴出するノズル装置10において、旋回ノ
ズル48の転動における滑りを防止して、旋回ノズル48を
旋回を安定化させる。 【構成】 弾性環状ラック32が旋回ノズル48の旋回経路
に沿って配設される。旋回ノズル48は、弾性環状ラック
32にかみ合いつつ転動するピニオン部54を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋回ノズルをハウジ
ング内で旋回させつつ液体を噴射し洗浄、剥離及び散布
作業等において使用するノズル装置に係り、詳しくは旋
回ノズルの旋回を安定化させることができるノズル装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗浄、剥離及び散布等において、旋回ノ
ズルをハウジング内で旋回経路に沿って旋回させ、ハウ
ジングの先端部の噴口より液体を旋回させつつ噴射する
旋回噴射型のノズル装置は公知である。このような旋回
型噴射の従来のノズル装置では、旋回ノズルの旋回経路
は円形に固定されているので、被噴射対象が細長い場合
には、噴射を必要としない範囲へも液体が噴射され、噴
射効率が低い。また、旋回ノズルは、ハウジング内の滑
らかな面を摩擦により転動しつつ、旋回している。
【0003】一方、従来の広角型噴射のノズル装置は、
先端部にスリット等の切り込みを入れられたノズルを使
用して、液体を、旋回させることなく、所定の角度範囲
内へ全体的に均一に噴射し、必要な個所へ集中して液体
を噴射できるようになっていて、噴射効率は旋回型噴射
のノズル装置に比し高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】旋回型噴射の従来のノ
ズル装置では、旋回ノズルがハウジングの面を滑り易
く、したがって、旋回ノズルの旋回が不安定になってい
る。また、噴射液体は円形に旋回するのみであり、さら
に、ノズル装置自体は旋回ノズルの旋回速度を調整する
ための機構を有していない。
【0005】一方、従来の広角型のノズル装置では、直
進型のノズル装置に比して噴射範囲が広がるため、噴射
流の圧力が低下するとともに、角度範囲を変更する場合
は、その都度、切れ込みの異なる別のノズル装置へ交換
する必要がある。
【0006】請求項1の発明の目的は、旋回ノズルの転
動における滑りを防止して旋回ノズルの旋回を安定化す
ることができるノズル装置を提供することである。請求
項2の発明の目的は、実質的な広角型の噴射を可能とす
るとともに、また、噴射液体の低下を起こさず、さら
に、噴射角度範囲の変更に対して交換する手間を省略で
きるノズル装置を提供することである。請求項3の発明
の目的は、旋回ノズルの旋回速度を調整できるノズル装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の前提
となるノズル装置(10)では、ノズル室(20)がハウジング
(12)の内部に画定されている。ハウジング(12)は、その
先端部に設けられてノズル室(20)を外部へ連通する第1
の噴口(24)と、ノズル室(20)に臨んで第1の噴口(24)の
周辺部に形成されたノズル受け部(30)と、ノズル室(20)
へ臨む第2の噴口(26)とを有している。旋回ノズル(48)
は、第2の噴口(26)からの噴射液体を羽根部(56)に受け
て先端部(50)をノズル受け部(30)に密着させつつ旋回軸
線に対して傾斜して旋回するように、ノズル室(20)内に
収容され、さらに、第1の噴口(24)内に開口してノズル
室(20)内の液体を噴出する第3の噴口(52)を先端部(50)
に有している。そして、請求項1のノズル装置(10)で
は、環状ラック(32)が旋回ノズル(48)の旋回経路に沿っ
て配設されている。旋回ノズル(48)は、環状ラック(32)
にかみ合って転動するピニオン部(54)を有している。
【0008】請求項2のノズル装置(10)は、環状ラック
(32)を放射方向内側へ押圧可能な押圧手段(34)を有して
いる。環状ラック(32)は押圧手段(34)による押圧により
撓み自在となっている。
【0009】請求項3のノズル装置(10)では、第2の噴
口(26)は羽根部(56)との距離を調整自在とされている。
【0010】
【作用】請求項1の発明において、第2の噴口(26)から
の噴射液体は、旋回ノズル(48)の羽根部(56)へ衝突し、
旋回ノズル(48)に回転力を付与するとともに、旋回ノズ
ル(48)の先端部(50)をノズル受け部(30)へ押圧する。こ
れにより、旋回ノズル(48)は、ピニオン部(54)において
環状ラック(32)にかみ合いつつ、環状ラック(32)に沿っ
て転動し、環状ラック(32)に沿った旋回を行なう。ま
た、旋回ノズル(48)の先端部(50)は、旋回ノズル(48)の
旋回中、ノズル受け部(30)への押圧を保持され、これに
より、ノズル室(20)内の液体がノズル受け部(30)と旋回
ノズル(48)の先端部(50)との間から第1の噴口(24)の方
へ漏出するのが防止される。旋回ノズル(48)の第3の噴
口(52)は第1の噴口(24)内に開口しているので、ノズル
室(20)内の液体は、旋回ノズル(48)の旋回中、旋回ノズ
ル(48)の第3の噴口(52)から噴射され、第1の噴口(24)
を通過して、進む。この結果、第1の噴口(24)からは、
直進する液体が、旋回しつつ、噴射される。
【0011】請求項2の発明では、押圧手段(34)は、環
状ラック(32)を放射方向内側へ押圧し、環状ラック(32)
を変形させる。これにより、旋回ノズル(48)の旋回経路
が変化し、ノズル装置(10)の噴射パターンも変化する。
環状ラック(32)が楕円形に変形されている場合は、旋回
ノズル(48)の旋回経路も楕円形となり、ノズル装置(10)
の噴射パターンは、楕円の長軸方向に広がる広角とな
る。押圧手段(34)による環状ラック(32)の押圧力が大き
い程、環状ラック(32)は、押圧方向へ大きく押しつぶさ
れて、細長い楕円となり、ノズル装置(10)の噴射パター
ンの広角度が増大する。
【0012】請求項3の発明では、羽根部(56)に対する
第2の噴口(26)の距離の調整により第2の噴口(26)から
の噴射液体が羽根部(56)へ衝突する衝突力が増減し、こ
の結果、旋回ノズル(48)の回転力も増減する。こうし
て、環状ラック(32)における旋回ノズル(48)の転動速度
が増減し、旋回ノズル(48)の旋回速度も増減する。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図1はノズル装置10の縦断面図である。このノズ
ル装置10は、ノズル桿(図示せず)の先端部に装着さ
れ、液体の噴射により洗浄、剥離又は薬液散布等に使用
される。ハウジング12は、それぞれ後端部の内周側及び
前端部の外周側のねじ部18における螺合により相互に結
合する前側部分14及び後ろ側部分16を有し、内部にはノ
ズル室20を画定している。Oリング22は、後ろ側部分16
の外周面の先端部の環状溝に嵌着され、前側部分14と後
ろ側部分16との接合部のシールを行なう。第1の噴口24
は、前側部分14の先端部の中心に形成され、ノズル室20
とノズル装置10の外部とを相互に連通している。第2の
噴口26は、第1の噴口24より大きい径であり、ノズル室
20に臨むように、後ろ側部分16に形成され、後ろ側部分
16の後端部の接続口28へ連通している。球面状のノズル
受け部30は、ノズル室20に臨むように、第1の噴口24の
ノズル室20側の周縁部に形成されている。弾性環状ラッ
ク32は、ハウジング12に対して同軸的にかつノズル室20
の軸方向のほぼ中心に配設され、押圧用空気袋34は、弾
性環状ラック32を放射方向内側へ押圧自在に弾性環状ラ
ック32の外周側に配設される。
【0014】図2は弾性環状ラック32の自由状態の正面
図、図3及び図4は弾性環状ラック32へ対称位置から種
々の押圧力が作用したときの弾性環状ラック32の形状を
示す正面図である。弾性環状ラック32は、弾力性の材料
から成り、外力により変形し、自由状態では円形になっ
ている。弾性環状ラック32は、対称位置における放射方
向内側への押圧力が大きい程、大きく押しつぶされて、
細長い楕円となる。
【0015】図5は押圧用空気袋34の正面図である。押
圧用空気袋34は、上下の袋部36a,36bと、これら袋部36
a,36bを相互に連通させる管部38と、袋部36aの上部に
設けられて袋部36a内へ空気を注入及び袋部36aから排出
するための出入口部40とを有している。
【0016】図1において、接続管42は、押圧用空気袋
34の出入口部40(図5)に合わさるように、前側部分14
の外側から前側部分14に螺合される。操作用空気袋44
は、ノズル装置10を使用する作業者が手又は足で膨縮操
作されるようになっており、ホース46を介して接続管42
へ接続される。操作用空気袋44の膨縮により操作用空気
袋44内の空気が押圧用空気袋34へ送り込まれ、又は押圧
用空気袋34から操作用空気袋44へ戻され、これにより、
押圧用空気袋34の袋部36a,36b(図5)が膨縮し、放射
方向内側への弾性環状ラック32の押圧力が増減する。
【0017】図6及び図7は旋回ノズル48の側面図及び
後方から見た図、図8は旋回ノズル48の球面状先端部50
がノズル受け部30に密着した状態を示す図である。図
1、図6、図7及び図8において、旋回ノズル48の球面
状先端部50は、ノズル受け部30の面形状に対応してお
り、ノズル受け部30に密着して摺動自在になっている。
第3の噴口52は、球面状先端部50の中心に形成され、ノ
ズル受け部30への球面状先端部50の密着状態において第
1の噴口24内に開口している。図1、図6及び図7にお
いて、ピニオン部54は、軸方向中心より後ろ側の周部に
ピニオン部54を備え、ノズル受け部30への球面状先端部
50の押圧状態時では弾性環状ラック32にかみ合ってい
る。羽根部56は、旋回ノズル48の後端部の周部に形成さ
れ、第2の噴口26からの噴射液体を衝突されて、旋回ノ
ズル48をその中心線の周りに自転させるように回転力を
旋回ノズル48に付与するようになっている。貫通孔58
は、旋回ノズル48内を中心線に貫通し、前端において第
3の噴口52へ連通し、後端においてノズル室20へ開口し
ている。
【0018】ノズル装置10の作用について説明する。液
体は、図示していないポンプよりノズル装置10の接続口
28へ圧送され、第2の噴口26からノズル室20内へ噴出
し、旋回ノズル48のピニオン部54に衝突し、旋回ノズル
48にそれ自身の中心線の周りの回転力を付与するととも
に、旋回ノズル48の球面状先端部50をノズル受け部30へ
押圧する。これにより、旋回ノズル48は、ピニオン部54
において弾性環状ラック32にかみ合いつつ、弾性環状ラ
ック32に沿って転動し、弾性環状ラック32に沿った旋回
を行なう。また、旋回ノズル48の球面状先端部50は、旋
回ノズル48の旋回中、ノズル受け部30への押圧を保持さ
れ、これにより、ノズル室20内の液体がノズル受け部30
と旋回ノズル48の球面状先端部50との間から第1の噴口
24の方へ漏出するのが防止される。また、ノズル受け部
30への球面状先端部50の密着、摺動状態にもかかわら
ず、第3の噴口52は第1の噴口24内に開口しているの
で、ノズル室20内の液体は、旋回ノズル48の旋回中、旋
回ノズル48の貫通孔58を経て第3の噴口52へ供給され、
第3の噴口52から噴射され、第1の噴口24を通過して、
進む。この結果、第1の噴口24からは、直進する液体
が、旋回しつつ、噴射される。
【0019】作業者が、操作用空気袋44を手又は足で押
圧操作し、ホース46を介して操作用空気袋44内の空気を
押圧用空気袋34へ送ると、押圧用空気袋34は膨張し、弾
性環状ラック32は、押圧用空気袋34の袋部36a,36bに対
応する対称な2個の周辺方向部分から放射方向内側へ押
圧される。これにより、弾性環状ラック32は円形から楕
円形に変化し、旋回ノズル48の旋回経路も楕円形とな
り、ノズル装置10の噴射パターンも楕円形となる。第1
の噴口24からの液体噴射は、楕円の長軸方向に広がるも
のとなり、実質的に広角となる。押圧用空気袋34による
弾性環状ラック32の押圧力が大きい程、弾性環状ラック
32は、押圧方向へ大きく押しつぶされて、細長い楕円と
なり、ノズル装置10の噴射パターンの広角度が増大す
る。この楕円形の噴射パターンは、旋回ノズル48からの
直進噴射を楕円形の旋回経路で旋回させることにより生
じるものであるので、ノズルにスリット等の切り込みを
入れて形成する従来の広角噴射に対して噴射液体の圧力
低下を回避できる。
【0020】図9は図1における第2の噴口26の進退構
造の詳細図である。第2の噴口26は、後ろ側部分16の部
分として形成され、ねじ部18における前側部分14と後ろ
側部分16との螺合量の増減に伴って、ノズル室20内へ進
退する。ノズル室20内への第2の噴口26の進退量の増減
によりノズル室20と旋回ノズル48の羽根部56(図1)と
の距離が変化し、この結果、第2の噴口26からの噴射液
体が羽根部56へ衝突する衝突力が増減する。この衝突力
の増減に伴って、旋回ノズル48の回転力が増減し、弾性
環状ラック32における旋回ノズル48の転動速度が増減
し、旋回ノズル48の旋回速度も増減する。
【0021】図10は第2の噴口26の別の進退構造を示
す。ノズル部材60は、後ろ側部分16とは別体で製作さ
れ、第2の噴口26及び接続口28を備え、後ろ側部分16の
後壁部の中心孔に後ろ側部分16の外側から螺合される。
Oリング62は後ろ側部分16とノズル部材60との間のシー
ルを保持し、ロックナット64は、後ろ側部分16の外側に
おいてノズル部材60に螺合し、ノズル部材60が緩むのを
阻止する。ノズル部材60の後端にはドライバー溝64が形
成される。後ろ側部分16に対するノズル部材60の螺合量
の調整により第2の噴口26と旋回ノズル48の羽根部56
(図1)との距離が増減し、旋回ノズル48の旋回速度が
調整される。
【0022】図示の実施例では、操作用空気袋44から押
圧用空気袋34への空気の供給量により押圧用空気袋34を
膨縮させて、弾性環状ラック32を変形させるようになっ
ているが、空気に代えて他の気体又はオイル等の液体を
圧力媒体として使用することも可能である。また、気圧
又は液圧により押圧用空気袋34を介して弾性環状ラック
32を押圧する以外に、作業者がプッシュプルワイヤを変
位させて、プッシュプルワイヤの先端部の押圧により弾
性環状ラック32を変形させることも可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明では、環状ラックが旋回
ノズルの旋回経路に沿って配設され、旋回ノズルは、そ
のピニオン部において環状ラックにかみ合って第2の噴
口からの噴射液体による羽根部への衝突力により転動す
るようになっているので、旋回ノズルの滑りが防止さ
れ、旋回ノズルの旋回を安定化させることができる。
【0024】請求項2の発明では、押圧手段により環状
ラックを放射方向内側へ押圧して、環状ラックを楕円形
にし、旋回ノズルの旋回経路を楕円形とすることができ
る。これにより、ノズル装置の噴射パターンも楕円形と
なり、楕円形の長軸方向へ広角の噴射パターンを得るこ
とができる。また、この噴射パターンにおいては、従来
の切れ込みによる広角型ノズルの場合のように、ノズル
から所定の広角範囲へ全体的に均一に液体を噴射するも
のではなく、直進する噴射液体を楕円形に旋回させつつ
噴射して、広角噴射と実質的に同一な噴射を得るもので
あるので、噴射液体の圧力低下を回避することができ
る。
【0025】さらに、請求項2の発明では、押圧手段に
よる環状ラックの押圧力をも変化させて、環状ラックの
楕円形状、したがって旋回ノズルの旋回経路としての楕
円形状を種々に変更するので、ノズル装置を一々交換す
ることなく、噴射パターンの広角の噴射角度を変更する
ことができる。
【0026】請求項3の発明では、羽根部に対する第2
の噴口の距離を調整することにより第2の噴口からの噴
射液体の羽根部への衝突力、したがって羽根部の回転力
が増減し、環状ラックにおける旋回ノズルの転動速度が
変化し、旋回ノズルの旋回速度を変更することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズル装置の縦断面図である。
【図2】弾性環状ラックの自由状態の正面図である。
【図3】弾性環状ラックへ対称位置から所定の押圧力が
作用したときの弾性環状ラックの形状を示す正面図であ
る。
【図4】弾性環状ラックへ対称位置から別の所定の押圧
力が作用したときの弾性環状ラックの形状を示す正面図
である。
【図5】押圧用空気袋の正面図である。
【図6】旋回ノズルの側面図である。
【図7】旋回ノズルを後方から見た図である。
【図8】旋回ノズルの球面状先端部がノズル受け部に密
着した状態を示す図である。
【図9】図1における第2の噴口の進退構造の詳細図で
ある。
【図10】第2の噴口の別の進退構造図である。
【符号の説明】
10 ノズル装置 12 ハウジング 20 ノズル室 24 第1の噴口 26 第2の噴口 30 ノズル受け部 32 弾性環状ラック(環状ラック) 34 押圧用空気袋(押圧手段) 48 旋回ノズル 50 球面状先端部(先端部) 52 第3の噴口 54 ピニオン部 56 羽根部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル室(20)がハウジング(12)の内部に
    画定され、前記ハウジング(12)が、先端部に設けられて
    前記ノズル室(20)を外部へ連通する第1の噴口(24)と、
    前記ノズル室(20)に臨んで前記の第1の噴口(24)の周辺
    部に形成されたノズル受け部(30)と、前記ノズル室(20)
    へ臨む第2の噴口(26)とを有し、旋回ノズル(48)が、前
    記第2の噴口(26)からの噴射液体を羽根部(56)に受けて
    先端部(50)を前記ノズル受け部(30)に密着させつつ旋回
    軸線に対して傾斜して旋回するように、前記ノズル室(2
    0)内に収容され、さらに、前記第1の噴口(24)内に開口
    して前記ノズル室(20)内の液体を噴出する第3の噴口(5
    2)を前記先端部(50)に有しているノズル装置(10)におい
    て、環状ラック(32)が前記旋回ノズル(48)の旋回経路に
    沿って配設され、前記旋回ノズル(48)は、前記環状ラッ
    ク(32)にかみ合って転動するピニオン部(54)を有してい
    ることを特徴とするノズル装置。
  2. 【請求項2】 前記環状ラック(32)を放射方向内側へ押
    圧可能な押圧手段(34)を有し、前記環状ラック(32)は前
    記押圧手段(34)による押圧により撓み自在であることを
    特徴とする請求項1記載のノズル装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の噴口(26)は前記羽根部(56)と
    の距離を調整自在とされていることを特徴とする請求項
    1又は2記載のノズル装置。
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