JPH0512318U - 車両用キー抜き忘れ防止警報装置 - Google Patents

車両用キー抜き忘れ防止警報装置

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JPH0512318U
JPH0512318U JP5938091U JP5938091U JPH0512318U JP H0512318 U JPH0512318 U JP H0512318U JP 5938091 U JP5938091 U JP 5938091U JP 5938091 U JP5938091 U JP 5938091U JP H0512318 U JPH0512318 U JP H0512318U
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誠 宇田
一美 長沢
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故意あるいは承知の上で警報音発生条件を成
立させているときに、警報音による不快感を低減或いは
なくすることのできる車両用キー抜き忘れ防止警報装置
を提供することを目的とする。 【構成】 警報音を発生する条件を条件成立検出手段1
1が検出すると、警報音発生手段12が警報を発生する
と共に、計時手段13が計時を開始する。一定時間経過
すると、警報音レベル調整手段12aが警報音のレベル
を低下する。また、条件成立検出手段21が検出する
と、計時手段22が一定時間を計時するまで警報音発生
手段23が警報を発生し、その後警報音停止手段23a
が警報音の発生を停止する。警報音が停止した後、エン
ジンの始動又はキーの抜き取りが検知されるまで計時動
作禁止手段22aが警報の発生を禁止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用キー抜き忘れ防止警報装置にかかり、特に、車両の運転者がエ ンジン停止時にキーをキーシリンダに挿入したままでドアを開いたときに警報を 発し、キーの抜き忘れを防止するようにした車両用キー抜き忘れ防止警報装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として図8に示す構成のものが一般に使用されていた。同 図において、1はエンジンの停止、キーの挿入及びドアの開を検知して警報音発 生条件の成立を検出する条件成立検出手段、2はこの条件成立検出手段1による 検出に応じて警報音を発生し、条件成立検出手段1による非検出に応じて警報音 の発生を停止する警報音発生手段である。
【0003】 上記条件成立検出手段1はプルアップ抵抗1aによってそれぞれプルアップさ ている3入力を有するNORゲート1bを有し、第1乃至第3の入力には図示し ないイグニッションスイッチ、キースイッチ1c及びドアスイッチ1dがそれぞ れ接続され、イグニッションスイッチのオフ、キースイッチ1c及びドアスイッ チ1dのオンによってLレベルの信号がそれぞれ入力される。イグニッションス イッチはエンジンが停止しているときにオフ、キースイッチ1cはキーがキーシ リンダに挿入されているときに、そしてドアスイッチ1dはドアが開かれたとき それぞれオンする。
【0004】 上記警報音発生手段2は、NORゲート1bの出力がHレベルの信号のとき、 すなわち条件成立検出手段1により警報音を発生する条件が成立したことが検出 されたとき、この信号の入力に応じて駆動波形信号を発生する波形発生回路2a と、この波形発生回路2aの出力に接続された発音体駆動回路2bと、この発音 体駆動回路2bの出力に接続された発音体2cとからなる。発音体駆動回路2b は、波形発生回路2aからの駆動波形信号が入力されたときにこれを増幅すると 共にインピーダンス変換した発音体駆動信号により発音体2cを駆動する。
【0005】 以上の構成によって、車両の運転者がエンジン停止時にキーをキーシリンダに 挿入したままでドアを開いたときに発音体2cが警報音を発するようになり、こ の警報音によって運転者にキーが挿入されたままであることを知らせ、盗難防止 、又はキーを抜き忘れたままドアを閉めてロックしてしまうことを防止すること ができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の装置では、警報音を発生する条件が成立しているとき、すなわ ち、エンジンの停止、キーの挿入及びドアの開が同時に生じているとき、警報音 を発し続けるようになっているため、例えば車室の清掃時や車両の修理時のよう に、故意あるいは承知の上で警報音発生条件を成立させているとき、すなわちキ ーをキーシリンダを挿入し、かつドアを開けたままで何かの作業を行うような場 合に大きな警報音によって不快感を生じるという問題があった。
【0007】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、故意あるいは承知の上で警報 音発生条件を成立させているときに、警報音による不快感を低減することのでき る車両用キー抜き忘れ防止警報装置を提供することを第1の課題としている。
【0008】 本考案はまた、上述した従来の問題点に鑑み、故意あるいは承知の上で警報音 発生条件を成立させているときの不快感をなくすることのできる車両用キー抜き 忘れ防止警報装置を提供することを第2の課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の課題を解決するため本考案により成された車両用キー抜き忘れ防止 警報装置は、図1(a)の原理構成図に示すように、エンジンの停止、キーの挿 入及びドアの開を検知して警報音発生条件の成立を検出する条件成立検出手段1 1と、該条件成立検出手段11による検出に応じて警報音を発生し、前記条件成 立検出手段11による非検出に応じて警報音の発生を停止する警報音発生手段1 2と、前記条件成立検出手段11による検出に応じて一定時間を計時する計時手 段13とを備え、前記警報音発生手段12が前記計時手段13による一定時間の 計時に応じて発生する警報音のレベルを低下させる警報音レベル調整手段12a を有することを特徴としている。
【0010】 上記第2の課題を解決するため本考案により成された車両用キー抜き忘れ防止 警報装置は、図1(b)の原理構成図に示すように、エンジンの停止、キーの挿 入及びドアの開を検知して警報音発生条件の成立を検出する条件成立検出手段2 1と、該条件成立検出手段21による検出に応じて一定時間の計時を開始し、一 定時間の計時後及び前記条件成立検出手段21による非検出に応じて計時を停止 する計時手段22と、該計時手段22の計時動作中警報音を発生する警報音発生 手段23とを備え、前記警報音発生手段23が前記計時手段22による一定時間 の計時に応じて発生している警報音を停止する警報音停止手段23aを有するこ とを特徴としている
【0011】 図1(b)の警報装置において、前記計時手段22は、一定時間の計時後、エ ンジンの始動又はキーの抜き取りが検知されるまでその計時動作を禁止する計時 動作禁止手段22aを有することを特徴としている。
【0012】
【作用】
上記図1(a)の構成において、警報音を発生する条件を条件成立検出手段1 1が検出すると、警報音発生手段12が警報を発生すると共に、計時手段13が 計時を開始する。警報音発生手段12は条件成立検出手段11の非検出に応じて 警報音の発生を停止する。そして、計時手段13が一定時間を計時すると、警報 音発生手段12が有する警報音レベル調整手段12aが警報音のレベルを低下す るようになっているので、故意或いは承知の上で警報音を発生する条件を成立さ せている場合に、一定時間後に警報音が小さくなって、警報音が大きな音で何時 までも発生され続けることによる不快感が低減される。
【0013】 また、図1(b)の構成において、警報音を発生する条件を条件成立検出手段 21が検出すると、計時手段22が計時を開始し、この計時手段21が計時を行 っている間警報音発生手段23が警報を発生し、条件成立検出手段21による非 検出によって計時手段22が計時を停止すると、警報音発生手段23が警報音の 発生を停止する。そして、計時手段22が一定時間を計時すると、警報音発生手 段23が有する警報音停止手段23aが警報音の発生を停止するようになってい るので、故意或いは承知の上で警報音を発生する条件を成立させている場合に、 一定時間後に警報音がなくなり、警報音が何時までも発生され続けることによる 不快感がなくなる。
【0014】 図1(b)の構成では、計時手段22が一定時間の計時を行った後、エンジン の始動又はキーの抜き取りが検知されるまで計時動作禁止手段22aがその計時 動作を禁止するので、ドアの開閉のみによって警報音が再度発生されることがな い。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図2は図1(a)の原理構 成図に示した本考案による車両用キー抜き忘れ防止警報装置の実施例を示し、図 1(a)の部分に対応する部分には同一の符号を付してある。
【0016】 図2において、11はエンジンの停止、キーの挿入及びドアの開を検知して警 報音発生条件の成立を検出する条件成立検出手段であり、この条件成立検出手段 11は3入力NORゲート111を有する。3入力NORゲート111の第1の 入力には、図示しないイグニッションスイッチがオフしてエンジンが停止してい るときにLレベルの信号が、それ以外のときにHレベルの信号が入力される。第 2の入力には、キーが挿入されていて図示しないキースイッチがオンしていると きにLレベルの信号が入力される。第3の入力には、ドアが開されていて図示し ないドアスイッチがオンのときにLレベルの信号が入力される。第1乃至第3の 入力が全てLレベルのときに、警報音を発生する条件が成立しているとしてNO Rゲート111の出力にHレベルの信号が発生される。
【0017】 12はNORゲート111にHレベルの信号が出力されたとき、これに応じて 警報音を発生し、NORゲート111のLレベルの信号が出力されたとき、これ に応じて警報音の発生を停止する警報音発生手段である。警報音発生手段12は 波形発生部121と、発音体駆動回路122と、発音体としてのブザー123と からなる。
【0018】 波形発生部121は、水晶振動子121aを有し、安定した比較的高い周波数 で発振して一定の周波数のパルス信号を出力する発振回路121bを備える。発 振回路121bからのパルス信号は例えばカウンタから構成されうる分周回路1 21cに入力される。分周回路121cは、AND回路111の出力にHレベル の信号が出力されているときに、発振回路121bからのパルス信号を入力し、 このパルス信号を分周して周期T1 乃至T3 (T1 <T2 <T3 )の第1乃至第 3の分周パルス信号を出力し、第1の分周パルス信号を後述するタイマ回路13 に対し、第2の分周パルス信号を選択回路121d及びワンショット回路121 eに対し、そして第3の分周パルス信号をワンショットマルチ121fに対して それぞれ入力する。
【0019】 分周回路121cから入力されるデューティ50%の第2及び第3の分周パル ス信号は、ワンショット回路121e及びワンショットマルチ121fによって デューティ50%以下のパルス信号に変換されて、発音体駆動回路122及び選 択回路121dに対し入力される。なお、ワンショット回路121eが出力する パルス信号は、抵抗R1 又はコンデンサC1 の一方を可変してデューティを可変 できるようになっている。
【0020】 選択回路121dは、その選択入力SELに入力されている選択信号のレベル がHレベルのとき分周回路121cからの第2の分周パルス信号を、Lレベルの ときワンショット回路121eからのパルス信号を選択し、この選択したパルス 信号を発音体駆動回路122に対して出力する。
【0021】 発音体駆動回路122は、ワンショットマルチ121fからのパルス信号がダ イオードDを介してベースに印加されてオンするトランジスタTr1 と、このト ランジスタTr1 のオンによって充電されるコンデンサC2 と、このコンデンサ C2 の充電電荷を放電する抵抗R2 と、コンデンサC2 の充電電圧に応じて導通 が制御されるトランジスタTr2 と、選択回路121dが出力するパルス信号が ベースに印加れてオンするトランジスタTr3 とを有し、発音体としてのブザー 123の一端が上記トランジスタTr2 を介して電源に、他端が上記トランジス タTr3 を介してアースにそれぞれ接続されている。
【0022】 13は上記NORゲート111からのHレベルの信号の入力に応じて、すなわ ち警報音を発生する条件の成立に応じて上記分周回路121cが出力する第1の 分周パルス信号をカウントを開始してその出力をLからHレベルにし、所定値カ ウントしたときその出力をHからLレベルに反転する計時手段としてのタイマ回 路であり、このタイマ回路13の出力を選択信号として上記選択回路121dの 選択入力SELに印加する。
【0023】 以上構成を説明した図2装置の動作を、各部の状態を示す図3のタイミングチ ャートを参照して以下説明する。今、エンジンの停止、キーの挿入又はドアの開 の何れかが検知されていないときには、警報音を発生する条件が成立しておらず 、NORゲート111の出力はLレベルになっていて、分周回路121cは発振 回路121bからのパルス信号を分周して出力する動作を行わず、第1乃至第3 の分周パルス信号は出力されない。
【0024】 そして、時点t1 において、エンジンの停止、キーの挿入及びドアの開が検知 され、警報音を発生する条件が成立したときには、NORゲート111の出力は Hレベルになって、分周回路121cは発振回路121bからのパルス信号を分 周して第1の分周パルス信号と、図3(c)に示す第2の分周パルス信号と、第 3の分周パルス信号を出力する。第1の分周パルス信号はタイマ回路13に入力 され、これに応じてタイマ回路13は図3(b)に示すようにその出力をLから Hレベルに反転し、これを選択信号として選択回路121dの選択入力SELに 印加する。
【0025】 図3(c)に示す第2の分周パルス信号は選択回路121dとワンショット回 路121eとに入力されるが、この第2の分周パルス信号の入力に応じてワンシ ョット回路121eは図3(d)に示すパルス信号を出力し、これを選択回路1 21dに対し入力する。Hレベルの選択信号を入力している選択回路121dは 、分周回路121cから入力れている図3(c)に示す第2の分周パルス信号を 選択して出力し、これを発音体駆動回路122のトランジスタTr3 のベースに 印加してトランジスタTr3 をオンする。
【0026】 第3の分周パルス信号はワンショットマルチ121fに入力され、これに応じ てワンショットマルチ121fは図3(f)に示すパルス信号を出力し、これを 発音体駆動回路122のトランジスタTr1 のベースに印加してトランジスタT r1 をオンし、これによってコンデンサC2 が所定レベルまで急激に充電され、 その後コンデンサC2 と抵抗R2 とによって決まる時定数で抵抗R2 を介して放 電することによって、コンデンサC2 の充電電圧が変化し、この充電電圧がベー スに印加されているトランジスタTr2 はその導通度が充電電圧に応じて変化す る。
【0027】 よって、ブザー123は、図3(g)に示すように、トランジスタTr3 が図 3(c)に示すパルスによってオンしている比較的長い期間、トランジスタTr 2 の導通度によって決まる電流が流されて鳴動され、比較的大きな警報音を発す る。
【0028】 その後、時点t2 において、タイマ回路13に予め定めた時間t1が経過して その出力がLレベルになると、選択回路121dはワンショット回路121eが 出力している図3(d)に示すパルス信号を選択して出力し、これをトランジス タTr3 のベースに印加してトランジスタTr3 をオンする。従って、ブザー1 23は、図3(g)に示すように、トランジスタTr3 が図3(d)に示すパル スによってオンしている比較的短い期間、トランジスタTr2 の導通度によって 決まる電流が流されて鳴動され、比較的小さな警報音を発する。
【0029】 すなわち、図2の実施例では、警報音発生条件が成立すると比較的大きな警報 音を一定時間t1の間発生した後、警報音を小さくして発生し続けるようにして いるので、故意又は承知の上で警報音発生条件を成立させているときに、一定時 間後に小さな音に切り換えられて不快感が低減されるようになる。
【0030】 図2について上述した装置において、選択回路121dとワンショット回路1 21eは、タイマ回路13による一定時間の計時に応じて発生する警報音のレベ ルを低下させる警報音レベル調整手段12aとして働いている。
【0031】 図4は図1(b)の原理構成図に示した本考案による車両用キー抜き忘れ防止 警報装置の一実施例を示し、図1(b)の部分に対応する部分には同一の符号を 付してある。
【0032】 図4において、21はエンジンの停止、キーの挿入及びドアの開を検知して警 報音発生条件の成立を検出する条件成立検出手段であり、この条件成立検出手段 21は3入力NORゲート211を有する。この3入力NORゲート211は図 2について上述したものと同様に第1乃至第3の入力が全てLレベルのときに、 警報音を発生する条件が成立しているとしてNORゲート211の出力にHレベ ルの信号を発生する。
【0033】 22は上記NORゲート211からのHレベルの信号の入力に応じて、すなわ ち警報音を発生する条件の成立に応じて一定時間の計時を開始し、一定時間の計 時後及び上記NORゲート211からのLレベルの信号の入力に応じて、すなわ ち警報音を発生する条件の不成立に応じて計時を停止する計時手段を構成するタ イマ回路である。
【0034】 タイマ回路22は、インバータ221によって反転されたNORゲート211 の出力信号と、リセット信号とがORゲート222を介してクリア入力CLRに 入力され、後述する波形発生部231が発生するクロック信号がNORゲート2 23を介してクロック入力CLKに入力されるカウンタ224を有し、このカウ ンタ224はNORゲート211からのHレベルの信号の入力に応じて、すなわ ち警報音を発生する条件の成立するか、リセット信号が入力されてクリアされる とクロック信号をカウントを開始する。カウンタ224はそのQN 出力がLレベ ルにあり、所定数のクロック信号をカウントしてそのQN 出力がLからHレベル に反転する。
【0035】 タイマ回路22はまた、NORゲート211の出力信号がデータ入力Dに入力 れ、上記NORゲート223の出力信号がクロック入力CKに入力され、カウン タ224のQN 出力信号とリセット信号とがORゲート225を介してリセット 入力Rに入力されるD形フリップフロップ(FF)226を有する。このDかた フリップフロップ226はNORゲート211の出力信号がLからHレベルに反 転すると、その後クロック入力CKの入力信号がLからHレベルに立ち上がるこ とによって、データ入力DのHレベルを取り込み、これをQ出力から警報信号と して出力する。
【0036】 23はタイマ回路22の計時動作中警報音を発生する警報音発生手段であり、 波形発生部231と、発音体駆動回路232と、発音体としてのブザー233と を備える。波形発生部231は、安定した比較的高い周波数で発振して一定の周 波数のパルス信号を出力する発振回路231aを備える。発振回路231aから のパルス信号は例えばカウンタから構成されうる分周回路231bに入力される 。
【0037】 分周回路231bは、発振回路121bからのパルス信号を入力し、このパル ス信号を分周して周期T11乃至T13(T11>T12>T13)の第1乃至第3の分周 パルス信号を出力し、第1の分周パルス信号を上記タイマ回路22に対して入力 する。第2及び第3の分周パルス信号はタイマ回路22から警報信号が入力され たときのみ出力され、第2の分周パルス信号がワンショットマルチ231cに対 し、そして第3の分周パルス信号が上記発音体駆動回路232に対してそれぞれ 入力れる。
【0038】 分周回路231bから入力されるデューティ50%の第2の分周パルス信号は 、ワンショットマルチ231cによって50%以下のパルス信号に変換されて、 発音体駆動回路232に対し入力される。
【0039】 発音体駆動回路232は、図2について上述した発音体駆動回路122と同様 の回路構成を有し、ワンショットマルチ231cからのパルス信号がダイオード Dを介してベースに印加されてオンするトランジスタTr1 と、このトランジス タTr1 のオンによって充電されるコンデンサC2 と、このコンデンサC2 の充 電電荷を放電する抵抗R2 と、コンデンサC2 の充電電圧に応じて導通が制御さ れるトランジスタTr2 と、分周回路231bが出力する第3の分周パルス信号 がベースに印加れてオンするトランジスタTr3 とを有し、発音体としてのブザ ー233の一端が上記トランジスタTr2 を介して電源に、他端が上記トランジ スタTr3 を介してアースにそれぞれ接続されている。
【0040】 以上構成を説明した図4の装置の動作を、各部の状態を示す図5のタイミング チャートを参照して以下説明する。今、警報音を発生する条件が成立しておらず 、NORゲート211の出力がLレベルになっているときには、NORゲート2 23の出力の立上りに応じてこのLレベルがD形フリップフロップ226に取り 込まれ、そのQ出力がLレベルになり、このQ出力が入力れている分周回路23 1bは第2及び第3の分周パルス信号を出力していない。
【0041】 そして、時点t11において、警報音を発生する条件が成立してNORゲート2 11の出力が図5(a)に示すようにHレベルになると、図5(c)に示すよう にインバータ221の出力がHからLレベルになり、これによってカウンタ22 4がカウント動作を行えるようになるので、その後カウンタ224はNORゲー ト223を介して入力される図5(b)に示すような分周回路231bからの第 1の分周パルス信号をカウントするようになる。
【0042】 上記NORゲート211からのHレベルの信号は図5(b)に示すNORゲー ト223の立上りに応じてD形フリップフロップ226に取り込まれ、これによ ってタイマ回路22の出力であるそのQ出力が図5(e)に示すようにHレベル になり、このHレベルのQ出力が入力されている分周回路231bは第2及び第 3の分周パルス信号を出力するようになる。図5(g)に示すような波形の第3 の分周パルス信号は、発音体駆動回路232のトランジスタTr3 のベースに印 加してトランジスタTr3 をオンする。一方、第2の分周パルス信号はワンショ ットマルチ231cによって図5(f)に示すようなパルス信号に変換され、ダ イオードDを介して発音体駆動回路232のトランジスタTr1 のベースに印加 してトランジスタTr1 をオンし、これによってコンデンサC2 が所定レベルま で急激に充電され、その後コンデンサC2 と抵抗R2 とによって決まる時定数で 抵抗R2 を介して放電することによって、コンデンサC2 の充電電圧が変化し、 この充電電圧がベースに印加されているトランジスタTr2 はその導通度が充電 電圧に応じて変化する。
【0043】 よって、ブザー233は、図5(h)に示すように、トランジスタTr3 が図 5(g)に示すパルスによってオンしている期間、トランジスタTr2 の導通度 によって決まる電流が流されて鳴動されて警報音を発する。
【0044】 その後、タイマ回路22に対して予め定めた時間t1が経過せず、カウンタ2 24のQN 出力がHレベルになる前の時点t12において、警報音を発生する条件 が成立しなくなってANDゲート211の出力がLレベルになると、これに応じ てカウンタ224のクリア入力CLRがLからHレベルに立上ってカウンタ22 4がクリアされると共にクリア入力CLRがHレベルにある期間カウンタのカウ ント動作が停止される。また、NORゲート223の出力の立上りに応じてNO Rゲート211の出力ののLレベルがD形フリップフロップ226に取り込まれ 、そのQ出力が図5(e)に示すようにLレベルになり、このQ出力が入力され た分周回路231bは第2及び第3の分周パルス信号を出力しなくなり、これに よってトランジスタTr1 及びTr3 がオフとなって、図5(h)に示すように ブザー233が鳴動されなくなり警報音の発生が停止される。
【0045】 そして、時点t13において、警報音を発生する条件が再度成立すると、NOR ゲート211の出力が図5(a)に示すようにHレベルになって上述した時点t 11 以降の動作と同様の動作が行われる。そして、時点t14において、警報発生条 件の成立から予め定めた一定時間t1が経過すると、カウンタ224のQN 出力 が図5(c)に示すようにLからHレベルになる。このHレベルの信号によって 、NORゲート223が閉じられて分周回路231bの第3の分周パルス信号が 図5(g)に示すようにカウンタ224のクロック入力CLKに入力されなくな ると共に、D形フリップフロップ226がリセットされてそのQ出力が図5(e )に示すようにHからLレベルになって分周回路231bの第2及び第3の分周 パルス信号が出力されなくなり、図5(h)に示すようにブザー233が鳴動さ れなくなって警報音の発生が停止される。
【0046】 すなわち、図4の実施例では、警報音発生条件が成立すると警報音を発し、一 定時間t1が経過すると警報音の発生を停止し、故意又は承知の上で警報音発生 条件を成立させているときに、一定時間後に警報音がなくなって不快感が解消さ れるようになる。
【0047】 図4について上述した装置において、タイマ回路22の出力によって開閉され る分周回路231bが内蔵する図示しない例えばゲート回路などが、タイマ回路 22による一定時間の計時に応じて発生している警報音を停止する警報音停止手 段23aとして働く。
【0048】 図6は図1(b)の原理構成図に示した本考案による車両用キー抜き忘れ防止 警報装置の他の実施例を示し、図4の部分に対応する部分には同一の符号を付し てある。
【0049】 図6においては、計時手段を構成するタイマ回路22中のカウンタ224のク リア入力CLRには、NORゲート211の出力がQN 出力によって開閉制御さ れるNORゲート227とORゲート222を介して入力されると共に、エンジ ン停止時にLレベルとなる信号とキーが挿入されているときLレベルとなる信号 との論理和をとるORゲート228の出力信号がORゲート222を介して入力 されるようになっていて、これ以外は図4のタイマ回路22と同じである。
【0050】 また、警報発生手段23の波形発生部231は、その中の分周回路231bが 第1及び第3の分周パルス信号を発生するようになっており、図4中のワンショ ットマルチ231cが省略されていること以外は図4の波形発生部231と同じ である。
【0051】 更に、発音体駆動回路232は、分周回路231bが発生する第3の分周パル ス信号によってオン・オフするトランジスタTr4 のみからなり、このトランジ スタTr4 を介してブザー233の一端を電源に接続するようにしている。
【0052】 以上構成を説明した図6の装置の動作を、各部の状態を示す図7のタイミング チャートを参照して以下説明する。今、時点t21において、警報音を発生する条 件が成立してNORゲート211の出力が図7(a)に示すようにHレベルにな ると、図7(d)に示すようにNORゲート227の出力がHからLレベルにな り、これによってカウンタ224がクリアされてカウント動作を行えるようにな るので、その後カウンタ224はNORゲート223を介して入力される図7( b)に示すような分周回路231bからの第1の分周パルス信号をカウントする ようになる。
【0053】 上記NORゲート211からのHレベルの信号は図7(b)に示すNORゲー ト223の出力信号の立上りに応じてD形フリップフロップ226に取り込まれ 、これによってタイマ回路22の出力であるそのQ出力が図7(e)に示すよう にHレベルになり、このHレベルのQ出力が入力されている分周回路231bは 図7(g)に示すような第3の分周パルス信号を出力するようになる。第3の分 周パルス信号は、発音体駆動回路232のトランジスタTr4 のベースに印加さ れてトランジスタTr4 をオンし、これによってブザー233に電流が流されて 鳴動されて警報音を発する。
【0054】 その後、タイマ回路22に対して予め定めた時間t1が経過せず、カウンタ2 24のQN 出力がHレベルになる前の時点t22において、警報音を発生する条件 が成立しなくなってNORゲート211の出力がLレベルになると、NORゲー ト223の出力の立上りに応じてこのLレベルがD形フリップフロップ226に 取り込まれ、そのQ出力が図5(e)に示すようにLレベルになり、このQ出力 が入力れている分周回路231bは第3の分周パルス信号を出力しなくなり、こ れによってトランジスタTr4 がオフしてブザー233が鳴動されなくなり警報 音の発生が停止されると共に、カウンタ224のクリア入力がHレベルになって カウンタ224がクリアされ、このHレベルの期間そのカウント動作も停止され る。
【0055】 そして、時点t23において、警報音を発生する条件が再度成立すると、NOR ゲート211の出力が図7(a)に示すようにHレベルになって上述した時点t 21 以降の動作と同様の動作が行われる。そして、時点t24において、警報発生条 件の成立から予め定めた一定時間t1が経過すると、カウンタ224のQN 出力 が図7(e)に示すようにLからHレベルになる。このHレベルの信号によって 、NORゲート223及び227が閉じられて分周回路231bの第3の分周パ ルス信号が図7(b)に示すようにカウンタ224のクロック入力CLKに入力 されなくなると共に、D形フリップフロップ226がリセットされてそのQ出力 が図7(f)に示すようにHからLレベルになって分周回路231bの第3の分 周パルス信号が出力されなくなり、ブザー233が鳴動されなくなって警報音の 発生が停止される。
【0056】 このような状態で、例えばドアを閉じた場合、警報発生条件が成立しなくなり ANDゲート211の出力がHからLレベルになるが、NORゲート227がQ N 出力によって閉じられているので、これがカウンタ224のクリア入力CLR に入力されず、カウンタ224はクリアされない。従って、そのQN 出力はHレ ベルに保持れ、NORゲート223も閉じられたまである。
【0057】 これに対し、時点t25においてエンジンが始動されるか、あるいはキーが抜か れると、ORゲート228の出力が図7(c)に示すようにHレベルになり、こ れがORゲート222を介してカウンタ224のクリア入力CLRに入力されて カウンタ224がクリアされ、このクリアによってそのQN 出力が図7(e)に 示すようにHからLレベルになる。このためNORゲート223が開され、以後 時点t26においてNORゲート211の出力がHレベルになってカウンタ224 のクリア入力がLレベルになると、分周回路231bからの第1の分周パルス信 号をカウンタ224がカウントするようになると共に、NORゲート211のH レベルがD形フリップフロップ226に取り込まれてそのQ出力がHレベルにな り、これによって分周回路231bから第3の分周パルス信号が出力され、これ によってブザー232が鳴動されるようになる。
【0058】 すなわち、図6の実施例では、警報音発生条件が成立して警報音を一定時間t 1の間発生して停止した場合、ドアを閉じたの後再度開いても警報音は発生され ることがなく、エンジンを一度かけるか又はキーを一度抜くかしないと、警報音 発生条件が再度成立しても警報音を発生しないので、故意又は承知の上で警報音 発生条件を成立させているときに、一定時間後に警報音がなくなって不快感が解 消されると共に、途中でドアの開閉をしただけで警報音が再発生するという煩わ しさからも開放されるようになる。
【0059】 図6について上述した装置において、NORゲート227が、タイマ回路22 の一定時間の計時後、エンジンの始動又はキーの抜き取りが検知されるまでその 計時動作を禁止する計時動作禁止手段22aとして働く。
【0060】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、警報音を発生する条件が成立してから一 定時間が経過すると、警報音のレベルを低下するようになっているので、故意或 いは承知の上で警報音を発生する条件を成立させている場合に、一定時間後に警 報音が小さくなって、警報音が大きな音で何時までも発生され続けることによる 不快感が低減される。
【0061】 また、本考案によれば、警報音を発生する条件が成立してから一定時間が経過 すると、警報音の発生を停止するようになっているので、故意或いは承知の上で 警報音を発生する条件を成立させている場合に、一定時間後に警報音がなくなり 、警報音が何時までも発生され続けることによる不快感がなくなる。
【0062】 しかも、一定時間が経過して警報音の発生が停止した後は、エンジンの始動又 はキーの抜き取りが行われない限りドアの開閉のみによっては警報音が再度発生 されることがないので、警報音を発生する条件を成立させたままでの、車室内の 清掃の際などにドアの開閉毎に警報音を再発生させることがなくなり、より効果 的なものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両用キー抜き忘れ防止警報装置
の原理構成を示す図である。
【図2】本考案による車両用キー抜き忘れ防止警報装置
の一実施例を示す図である。
【図3】図2中の各部の状態を示すタイミングチャート
図である。
【図4】本考案による車両用キー抜き忘れ防止警報装置
の他の実施例を示す図である。
【図5】図4中の各部の状態を示すタイミングチャート
図である。
【図6】図4の装置の一部分の変形を示す図である。
【図7】図6中の各部の状態を示すタイミングチャート
図である。
【図8】従来の車両用キー抜き忘れ防止警報装置の一例
を示す図である。
【符号の説明】
11 条件成立検出手段 12 警報音発生手段 12a 警報音レベル調整手段 13 計時手段(タイマ回路) 21 条件成立検出手段 22 計時手段(タイマ回路) 22a 計時動作禁止手段 23 警報音発生手段 23a 警報音停止手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの停止、キーの挿入及びドアの
    開を検知して警報音発生条件の成立を検出する条件成立
    検出手段と、 該条件成立検出手段による検出に応じて警報音を発生
    し、前記条件成立検出手段による非検出に応じて警報音
    の発生を停止する警報音発生手段と、 前記条件成立検出手段による検出に応じて一定時間を計
    時する計時手段とを備え、 前記警報音発生手段が前記計時手段による一定時間の計
    時に応じて発生する警報音のレベルを低下させる警報音
    レベル調整手段を有することを特徴とする車両用キー抜
    き忘れ防止警報装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの停止、キーの挿入及びドアの
    開を検知して警報音発生条件の成立を検出する条件成立
    検出手段と、 該条件成立検出手段による検出に応じて一定時間の計時
    を開始し、一定時間の計時後及び前記条件成立検出手段
    による非検出に応じて計時を停止する計時手段と、 該計時手段の計時動作中警報音を発生する警報音発生手
    段とを備え、 前記警報音発生手段が前記計時手段による一定時間の計
    時に応じて発生している警報音を停止する警報音停止手
    段を有することを特徴とする車両用キー抜き忘れ防止警
    報装置。
  3. 【請求項3】 前記計時手段は、一定時間の計時後、エ
    ンジンの始動又はキーの抜き取りが検知されるまでその
    計時動作を禁止する計時動作禁止手段を有することを特
    徴とする請求項2記載の車両用キー抜き忘れ防止警報装
    置。
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