JPH05123028A - モアデツキの懸架装置 - Google Patents
モアデツキの懸架装置Info
- Publication number
- JPH05123028A JPH05123028A JP28528191A JP28528191A JPH05123028A JP H05123028 A JPH05123028 A JP H05123028A JP 28528191 A JP28528191 A JP 28528191A JP 28528191 A JP28528191 A JP 28528191A JP H05123028 A JPH05123028 A JP H05123028A
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- JP
- Japan
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- mower deck
- link
- links
- mower
- deck
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、モアデッキの懸架装置に関し、構
成がシンプルで廉価に製造できる装置を提供せんとする
ものである。 【構成】基部が機体に枢着され、左右が一体となって上
下回動する第1リンクの前部に、一定範囲に亘って上下
回動する第2リンクを着脱自在に枢着して設け、この第
2リンクの前端にはモアデッキの前部を枢支連結し、第
1リンクとモアデッキ後部間には、モアデッキ後部を吊
り上げるべく支持棒を介在させ、さらに前記第1リンク
と機体前部との間には単一の油圧シリンダ−を介装して
いる。
成がシンプルで廉価に製造できる装置を提供せんとする
ものである。 【構成】基部が機体に枢着され、左右が一体となって上
下回動する第1リンクの前部に、一定範囲に亘って上下
回動する第2リンクを着脱自在に枢着して設け、この第
2リンクの前端にはモアデッキの前部を枢支連結し、第
1リンクとモアデッキ後部間には、モアデッキ後部を吊
り上げるべく支持棒を介在させ、さらに前記第1リンク
と機体前部との間には単一の油圧シリンダ−を介装して
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機体の前部にモアデ
ッキを装着して芝や雑草等を刈り取るフロントモアのモ
アデッキ懸架装置に関する。
ッキを装着して芝や雑草等を刈り取るフロントモアのモ
アデッキ懸架装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、刈刃を覆うモアデッキを機体の前部
に装着した形態のフロントモアにおいては、左右一対の
ロワ−リンクでモアデッキを吊持し、これらを機体に枢
支された左右一対のリフトア−ムに夫々連結すると共
に、リフトア−ムは左右各別に設けられた油圧シリンダ
−で昇降制御させる形態であった。
に装着した形態のフロントモアにおいては、左右一対の
ロワ−リンクでモアデッキを吊持し、これらを機体に枢
支された左右一対のリフトア−ムに夫々連結すると共
に、リフトア−ムは左右各別に設けられた油圧シリンダ
−で昇降制御させる形態であった。
【0003】また、一部の装置の中には、実開昭62−
33232号公報に記載されているように、モアデッキ
を左右のロワ−リンクで吊り、これらのロワ−リンクと
機体前部に設けた左右のリフトア−ムとを融通部を有す
るロッド等の吊り下げ手段で連結し、リフトア−ムを単
一の油圧シリンダ−で昇降させるものがあった。
33232号公報に記載されているように、モアデッキ
を左右のロワ−リンクで吊り、これらのロワ−リンクと
機体前部に設けた左右のリフトア−ムとを融通部を有す
るロッド等の吊り下げ手段で連結し、リフトア−ムを単
一の油圧シリンダ−で昇降させるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来装置のうち、前者にあっては、リンク機構が複雑にな
る上、2本の油圧シリンダ−を具備するものであったの
で製造コストが高くなるという問題点を有しており、
又、後者のタイプは、油圧シリンダ−が1本でもロワ−
リンクを昇降回動させるためのリフトア−ムが要るの
で、部品点数が増え、結果的にはコストが高くなるとい
う問題点を有していた。
来装置のうち、前者にあっては、リンク機構が複雑にな
る上、2本の油圧シリンダ−を具備するものであったの
で製造コストが高くなるという問題点を有しており、
又、後者のタイプは、油圧シリンダ−が1本でもロワ−
リンクを昇降回動させるためのリフトア−ムが要るの
で、部品点数が増え、結果的にはコストが高くなるとい
う問題点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、複数個の刈刃19を覆うモアデッキ37を
昇降自在に支持するモアデッキの懸架装置であって、基
部が機体の下部に枢着され、且つ左右が一体となって上
下回動する第1リンク20と、この第1リンク20の先
端において着脱自在で、且つ一定範囲に亘って上下動可
能に枢着された左右一対の第2リンク25、25とを備
え、第2リンク25、25の前端にはモアデッキ37の
前側上部が連結され、第1リンク20と機体との間には
モアデッキ37持ち上げ用の単一の油圧シリンダ−30
を介装連結し、この第1リンク20の前端にモアデッキ
37の後側を吊り下げ支持する支持棒39を挿通支架し
たことを特徴とするモアデッキの懸架装置の構成とす
る。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、複数個の刈刃19を覆うモアデッキ37を
昇降自在に支持するモアデッキの懸架装置であって、基
部が機体の下部に枢着され、且つ左右が一体となって上
下回動する第1リンク20と、この第1リンク20の先
端において着脱自在で、且つ一定範囲に亘って上下動可
能に枢着された左右一対の第2リンク25、25とを備
え、第2リンク25、25の前端にはモアデッキ37の
前側上部が連結され、第1リンク20と機体との間には
モアデッキ37持ち上げ用の単一の油圧シリンダ−30
を介装連結し、この第1リンク20の前端にモアデッキ
37の後側を吊り下げ支持する支持棒39を挿通支架し
たことを特徴とするモアデッキの懸架装置の構成とす
る。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の移動車両である。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の移動車両である。
【0007】後輪3、3は舵取車輪であり、ステアリン
グハンドル4を回転操作すると、後輪3、3が操舵され
る。5は機体前部に設けられたステアリングポスト、6
は座席、7はステップであり、前輪2、2の上方を覆う
フェンダ−8と一体的に形成されている。機体後部には
図示外のエンジン、吸引ファン、ラジエ−タ等が設けら
れ、これらはボンネット10で覆われている。箱型状ボ
ンネット18の前部と後部とには空気が流通可能な通気
部11、12が形成され、ボンネット10内の吸引ファ
ンが回転すると、前側の通気部11から外気がボンネッ
ト10内に取り込まれ、後部の通気部12から後方へ排
出されるように構成している。
グハンドル4を回転操作すると、後輪3、3が操舵され
る。5は機体前部に設けられたステアリングポスト、6
は座席、7はステップであり、前輪2、2の上方を覆う
フェンダ−8と一体的に形成されている。機体後部には
図示外のエンジン、吸引ファン、ラジエ−タ等が設けら
れ、これらはボンネット10で覆われている。箱型状ボ
ンネット18の前部と後部とには空気が流通可能な通気
部11、12が形成され、ボンネット10内の吸引ファ
ンが回転すると、前側の通気部11から外気がボンネッ
ト10内に取り込まれ、後部の通気部12から後方へ排
出されるように構成している。
【0008】13はクラッチペダル、14、15は左右
旋回用のブレ−キペダル、16は油圧操作レバ−であ
る。ステップ7下方のミッションケ−ス17の左右両側
部には左右が一体となって上下移動する第1リンク20
が機体に枢着されている。更に詳述すると、機体に平面
視コ字型の取付枠21、21が固着され、これに腕部2
2と吊下支持部24からなる第1リンク20が上下回動
自在に枢着されている。吊下支持部24は側面から見る
と逆L字型をなし、前側には後述する第2リンク25を
挿入する差し込み口20aが設けられている。
旋回用のブレ−キペダル、16は油圧操作レバ−であ
る。ステップ7下方のミッションケ−ス17の左右両側
部には左右が一体となって上下移動する第1リンク20
が機体に枢着されている。更に詳述すると、機体に平面
視コ字型の取付枠21、21が固着され、これに腕部2
2と吊下支持部24からなる第1リンク20が上下回動
自在に枢着されている。吊下支持部24は側面から見る
と逆L字型をなし、前側には後述する第2リンク25を
挿入する差し込み口20aが設けられている。
【0009】左右の吊下支持部24、24は、後述する
自在継手軸等との干渉を避けるべく中間部が下方へ彎曲
された丸棒状の補強部材27にて相互に連結され、両者
が一体となって上下回動できるように構成されている。
前記補強部材27には2枚の板28、28が固着され、
この板28、28の間に一端が機体に取り付けられた油
圧シリンダ−30の前端が連結されている。
自在継手軸等との干渉を避けるべく中間部が下方へ彎曲
された丸棒状の補強部材27にて相互に連結され、両者
が一体となって上下回動できるように構成されている。
前記補強部材27には2枚の板28、28が固着され、
この板28、28の間に一端が機体に取り付けられた油
圧シリンダ−30の前端が連結されている。
【0010】油圧シリンダ−30内に作動油が供給され
てピストンロッド30aが突出すると、第1リンク20
がその支点23廻りに上方へ回動する。吊下支持部24
の差し込み口20aの上下幅は第2リンク25の上下幅
よりも大きく、第2リンク25は枢支ピン32を中心と
して一定範囲内に亘って上下回動できるように構成して
いる。すなわち、吊下支持部24の内側に略水平状に固
着して設けた板状のストッパ−36に当たるまで第2リ
ンク25は上動し、それ以上に回動すると、第2リンク
25は第1リンク20と共に上動し、逆に第2リンク2
5が下方に回動するときには吊下支持部24の天井面2
0bに当たるまで自由に下方に回動する。そして、第2
リンク25の前端部にはL字プレ−ト33を固着し、こ
のL字プレ−ト33にリンクボ−ル35を取り付け、こ
れにモアデッキ37の前側上部を着脱自在に連結してい
る。
てピストンロッド30aが突出すると、第1リンク20
がその支点23廻りに上方へ回動する。吊下支持部24
の差し込み口20aの上下幅は第2リンク25の上下幅
よりも大きく、第2リンク25は枢支ピン32を中心と
して一定範囲内に亘って上下回動できるように構成して
いる。すなわち、吊下支持部24の内側に略水平状に固
着して設けた板状のストッパ−36に当たるまで第2リ
ンク25は上動し、それ以上に回動すると、第2リンク
25は第1リンク20と共に上動し、逆に第2リンク2
5が下方に回動するときには吊下支持部24の天井面2
0bに当たるまで自由に下方に回動する。そして、第2
リンク25の前端部にはL字プレ−ト33を固着し、こ
のL字プレ−ト33にリンクボ−ル35を取り付け、こ
れにモアデッキ37の前側上部を着脱自在に連結してい
る。
【0011】モアデッキ37は刈刃19の外周部位を覆
うもので、この実施例ではモアデッキ37の中に3枚の
刈刃19が左右横方向に並設され、時計方向に回転駆動
されるように構成している。モアデッキ37の右側端部
は開口されていて、刈った芝や草が排出される。この実
施例ではコレクタ(収草容器)を装着していないので、
刈った草を集めることができないが、刈った芝や草を集
草するときにはボンネット10の上部あるいは機体後部
にコレクタを装着し、モアデッキ37とコレクタとを筒
状のシュ−タで連結して草を回収するようにすればよ
い。
うもので、この実施例ではモアデッキ37の中に3枚の
刈刃19が左右横方向に並設され、時計方向に回転駆動
されるように構成している。モアデッキ37の右側端部
は開口されていて、刈った芝や草が排出される。この実
施例ではコレクタ(収草容器)を装着していないので、
刈った草を集めることができないが、刈った芝や草を集
草するときにはボンネット10の上部あるいは機体後部
にコレクタを装着し、モアデッキ37とコレクタとを筒
状のシュ−タで連結して草を回収するようにすればよ
い。
【0012】モアデッキ37の後部を吊り下げる支持棒
39は下端がモアデッキ37の上面に固着された取付片
40にピン41にて枢支され、その上端は吊下支持部2
4の枢支ピン32と一体のプレ−ト42に下から挿通さ
れ、ヘア−ピン44にて下方への抜け止めがされてい
る。45はワッシャである。したがって、モアデッキ3
7の後部が地面の凸部によって上方に突き上げられると
モアデッキ37の後部は第1リンク20に対して自由に
移動し、逆にモアデッキ37の後部が凹みに落ち込んだ
ときにはヘア−ピン44によって規制された位置から下
方へはモアデッキ37が移動しないようにしている。
39は下端がモアデッキ37の上面に固着された取付片
40にピン41にて枢支され、その上端は吊下支持部2
4の枢支ピン32と一体のプレ−ト42に下から挿通さ
れ、ヘア−ピン44にて下方への抜け止めがされてい
る。45はワッシャである。したがって、モアデッキ3
7の後部が地面の凸部によって上方に突き上げられると
モアデッキ37の後部は第1リンク20に対して自由に
移動し、逆にモアデッキ37の後部が凹みに落ち込んだ
ときにはヘア−ピン44によって規制された位置から下
方へはモアデッキ37が移動しないようにしている。
【0013】なお、この実施例で説明した支持棒39は
第1リンク20の左右に各別に設けられているが、図3
では右側の支持棒を省略している。46はミッションケ
−ス17の前部から前方へ向けて突設された出力軸、4
7はモアデッキ37に取り付けられたギヤボックスで、
後方へ向けて入力軸48が軸架され、この入力軸48と
前記出力軸46間に自在継手50が介装連結されてい
る。
第1リンク20の左右に各別に設けられているが、図3
では右側の支持棒を省略している。46はミッションケ
−ス17の前部から前方へ向けて突設された出力軸、4
7はモアデッキ37に取り付けられたギヤボックスで、
後方へ向けて入力軸48が軸架され、この入力軸48と
前記出力軸46間に自在継手50が介装連結されてい
る。
【0014】51、51はモアデッキ37の前側にあっ
てこれと一体的に固着されたゲ−ジ輪支持フレ−ムで、
その端部には筒体53、53が固着され、この筒体5
3、53にゲ−ジ輪54、54の支持棒55、55が上
下移動自在に嵌合されている。刈刃19による刈り高さ
を調節するときには、このゲ−ジ輪54、54を上下方
向にスライドさせて芝や草を刈り取る。
てこれと一体的に固着されたゲ−ジ輪支持フレ−ムで、
その端部には筒体53、53が固着され、この筒体5
3、53にゲ−ジ輪54、54の支持棒55、55が上
下移動自在に嵌合されている。刈刃19による刈り高さ
を調節するときには、このゲ−ジ輪54、54を上下方
向にスライドさせて芝や草を刈り取る。
【0015】56、56はモアデッキ37の後部に設け
られたロ−ラ、57は油圧シリンダ−30の配管、58
は油圧操作レバ−である。上例において、芝や草の刈り
取り作業を行うときには、油圧操作レバ−58を下げ側
に操作して前記油圧シリンダ−30内の作動油を排出
し、フリ−フロ−トの状態を保つ。このとき、モアデッ
キ37の前部はゲ−ジ輪54、54で支えられ、モアデ
ッキ37の後側は地面から僅かに離れた状態で支えら
れ、モアデッキ37の下面は地面に対して略平行になっ
ている。そして、第2リンク25、25の後端部は第1
リンク20の差し込み口20aに形成された天井面20
bに当接した格好となっている。
られたロ−ラ、57は油圧シリンダ−30の配管、58
は油圧操作レバ−である。上例において、芝や草の刈り
取り作業を行うときには、油圧操作レバ−58を下げ側
に操作して前記油圧シリンダ−30内の作動油を排出
し、フリ−フロ−トの状態を保つ。このとき、モアデッ
キ37の前部はゲ−ジ輪54、54で支えられ、モアデ
ッキ37の後側は地面から僅かに離れた状態で支えら
れ、モアデッキ37の下面は地面に対して略平行になっ
ている。そして、第2リンク25、25の後端部は第1
リンク20の差し込み口20aに形成された天井面20
bに当接した格好となっている。
【0016】そして、左右いずれかの前側ゲ−ジ輪5
4、54が凹みに落ち込むと、油圧シリンダ−30がフ
リ−フロ−トの状態に保たれているために落ち込んだ側
の第2リンク25が下降し、これにより、モアデッキ3
7も同方向に傾斜する。反対に、いずれかのゲ−ジ輪5
4、あるいは両方のゲ−ジ輪54、54が凸部に乗り上
げると、ゲ−ジ輪54とゲ−ジ輪支持フレ−ム51を介
してモアデッキ37が持ち上げられ、第2リンク25を
上方に突き上げる。このとき、第1リンク20の差し込
み口20aに設けられたストッパ−36に当たるまで第
2リンク25が上動し、これにより凸部に乗り上げた側
が上方に移動してモアデッキ37が傾くことになって地
面の凹凸に追従しながら刈り取り作業を行うことができ
る。
4、54が凹みに落ち込むと、油圧シリンダ−30がフ
リ−フロ−トの状態に保たれているために落ち込んだ側
の第2リンク25が下降し、これにより、モアデッキ3
7も同方向に傾斜する。反対に、いずれかのゲ−ジ輪5
4、あるいは両方のゲ−ジ輪54、54が凸部に乗り上
げると、ゲ−ジ輪54とゲ−ジ輪支持フレ−ム51を介
してモアデッキ37が持ち上げられ、第2リンク25を
上方に突き上げる。このとき、第1リンク20の差し込
み口20aに設けられたストッパ−36に当たるまで第
2リンク25が上動し、これにより凸部に乗り上げた側
が上方に移動してモアデッキ37が傾くことになって地
面の凹凸に追従しながら刈り取り作業を行うことができ
る。
【0017】そして、油圧操作レバ−58を上げ側に操
作して油圧シリンダ−30に作動油を流入させると左右
が一体となった第1リンク20が上動し、差し込み口2
0aに形成したストッパ−36、36の前端によって第
2リンク25、25が共に上方に押し上げられ、モアデ
ッキ37全体を引き上げる。次に図5、図6について構
成を説明する。これらの図に記載されたものは、モアデ
ッキ前後部に取り付けられたゲ−ジ輪の刈り高さ調整を
簡単に行わせるように工夫したものであり、その特徴は
前側のゲ−ジ輪の高さ調整を行えば後側のゲ−ジ輪の刈
り高さも同時に行えるように構成されている点である。
図は左半分の構成を示すものであり、右半分も同様であ
るから図示を省略する。
作して油圧シリンダ−30に作動油を流入させると左右
が一体となった第1リンク20が上動し、差し込み口2
0aに形成したストッパ−36、36の前端によって第
2リンク25、25が共に上方に押し上げられ、モアデ
ッキ37全体を引き上げる。次に図5、図6について構
成を説明する。これらの図に記載されたものは、モアデ
ッキ前後部に取り付けられたゲ−ジ輪の刈り高さ調整を
簡単に行わせるように工夫したものであり、その特徴は
前側のゲ−ジ輪の高さ調整を行えば後側のゲ−ジ輪の刈
り高さも同時に行えるように構成されている点である。
図は左半分の構成を示すものであり、右半分も同様であ
るから図示を省略する。
【0018】図において、60は懸架機構を構成する油
圧シリンダ−、61はリフトア−ム、62、63は懸架
用のリンクで、前側のリンク63の先端部はモアデッキ
37の上面に固着された受枠66に枢着されている。モ
アデッキ37の後側には吊り下げ用の棒68が枢支さ
れ、この棒68は支点ピン70にてリンク63に枢着さ
れたクランク杆72の後端に挿通支架されている。74
はモアデッキ37の前部に設けられたゲ−ジ輪で、平行
リンク機構75の前部に取り付けられ、横軸76が回動
操作されるとゲ−ジ輪74が上下方向に移動する。前記
受枠66の間にあって横軸76と一体のプレ−ト77と
前記クランク杆72との間には長さ調整可能なロッド7
8が介装連結されている。
圧シリンダ−、61はリフトア−ム、62、63は懸架
用のリンクで、前側のリンク63の先端部はモアデッキ
37の上面に固着された受枠66に枢着されている。モ
アデッキ37の後側には吊り下げ用の棒68が枢支さ
れ、この棒68は支点ピン70にてリンク63に枢着さ
れたクランク杆72の後端に挿通支架されている。74
はモアデッキ37の前部に設けられたゲ−ジ輪で、平行
リンク機構75の前部に取り付けられ、横軸76が回動
操作されるとゲ−ジ輪74が上下方向に移動する。前記
受枠66の間にあって横軸76と一体のプレ−ト77と
前記クランク杆72との間には長さ調整可能なロッド7
8が介装連結されている。
【0019】モアデッキ37の前部中央に立設された平
面視コ字型のハンドルフレ−ム枠80には回動操作用の
ハンドル82が支持され、このハンドル82を回すと操
作杆84が前後方向に揺動してその基部に固着されてい
る横軸76を回し、前記ゲ−ジ輪74を上下に移動させ
る。刈り高さ調整を行う場合、例えば、芝や草を短く刈
り込むときには、ハンドル82を回して前側ゲ−ジ輪7
4を引き上げる。すると、プレ−ト77が後傾し、ロッ
ド78、クランク杆72を順次介して前記棒68が下げ
られ、モアデッキ37全体が下降する。このため、回転
している刈刃によって芝や草は短く刈られる。
面視コ字型のハンドルフレ−ム枠80には回動操作用の
ハンドル82が支持され、このハンドル82を回すと操
作杆84が前後方向に揺動してその基部に固着されてい
る横軸76を回し、前記ゲ−ジ輪74を上下に移動させ
る。刈り高さ調整を行う場合、例えば、芝や草を短く刈
り込むときには、ハンドル82を回して前側ゲ−ジ輪7
4を引き上げる。すると、プレ−ト77が後傾し、ロッ
ド78、クランク杆72を順次介して前記棒68が下げ
られ、モアデッキ37全体が下降する。このため、回転
している刈刃によって芝や草は短く刈られる。
【0020】逆に芝や草を長く刈る場合には前記操作と
反対の操作を行う。すなわち、前側ゲ−ジ輪74を下降
させるようにハンドル82を回せばよく、こうすること
によってモアデッキ37の後部は棒68を介して上方に
引き上げられ、モアデッキ37は全体が引き上げられる
ことになって芝や草の刈り込みの丈が長くなる。なお、
図中において88はモアデッキ37上部に配設されたプ
−リ、ベルトからなる伝動機構(図示省略)を覆うカバ
−、89、90はロ−ラである。
反対の操作を行う。すなわち、前側ゲ−ジ輪74を下降
させるようにハンドル82を回せばよく、こうすること
によってモアデッキ37の後部は棒68を介して上方に
引き上げられ、モアデッキ37は全体が引き上げられる
ことになって芝や草の刈り込みの丈が長くなる。なお、
図中において88はモアデッキ37上部に配設されたプ
−リ、ベルトからなる伝動機構(図示省略)を覆うカバ
−、89、90はロ−ラである。
【0021】この例で説明したモアデッキ37も後側の
ロ−ラ90を地面から浮かせた状態で刈り取り作業を行
う。
ロ−ラ90を地面から浮かせた状態で刈り取り作業を行
う。
【0022】
【発明の効果】この発明は前記の如く、基部が機体の下
部に枢着され、且つ左右が一体となって上下回動する第
1リンク20と、この第1リンク20の先端において着
脱自在で、且つ一定範囲に亘って上下動可能に枢着され
た左右一対の第2リンク25、25とを備え、第2リン
ク25、25の前端にはモアデッキ37の前側上部が連
結され、第1リンク20と機体との間にはモアデッキ3
7持ち上げ用の単一の油圧シリンダ−30を介装連結
し、この第1リンク20の前端にモアデッキ37の後側
を吊り下げ支持する支持棒39を挿通支架した構成であ
るからモアデッキ37の懸架構成が簡潔であり、また、
油圧シリンダ−は1本であって従来装置のようにロワ−
リンクを昇降回動させるためのリフトア−ムが不要とな
るので部品点数も減少し製造コストが安価となる。
部に枢着され、且つ左右が一体となって上下回動する第
1リンク20と、この第1リンク20の先端において着
脱自在で、且つ一定範囲に亘って上下動可能に枢着され
た左右一対の第2リンク25、25とを備え、第2リン
ク25、25の前端にはモアデッキ37の前側上部が連
結され、第1リンク20と機体との間にはモアデッキ3
7持ち上げ用の単一の油圧シリンダ−30を介装連結
し、この第1リンク20の前端にモアデッキ37の後側
を吊り下げ支持する支持棒39を挿通支架した構成であ
るからモアデッキ37の懸架構成が簡潔であり、また、
油圧シリンダ−は1本であって従来装置のようにロワ−
リンクを昇降回動させるためのリフトア−ムが不要とな
るので部品点数も減少し製造コストが安価となる。
【0023】そして、第2リンク25、25は作業中第
1リンク20に対して一定範囲内上下動可能であるから
地面の凹凸変化があってもそれに迅速に対応でき、凹凸
に対するモアデッキ37の追従性が低下することがな
い。
1リンク20に対して一定範囲内上下動可能であるから
地面の凹凸変化があってもそれに迅速に対応でき、凹凸
に対するモアデッキ37の追従性が低下することがな
い。
【図1】乗用芝刈機の側面図である。
【図2】要部の拡大側面図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】作用を説明する要部の側面図である。
【図5】懸架機構の一部を改良した装置の斜視図であ
る。
る。
【図6】図5で示した装置の側面図である。
1 移動車両 2 前輪 3 後輪 4 ステアリングハンドル 7 ステップ 8 フェンダ− 19 刈刃 20 第1リンク 25 第2リンク 30 油圧シリンダ− 37 モアデッキ
Claims (1)
- 【請求項1】複数個の刈刃19を覆うモアデッキ37を
昇降自在に支持するモアデッキの懸架装置であって、基
部が機体の下部に枢着され、且つ左右が一体となって上
下回動する第1リンク20と、この第1リンク20の先
端において着脱自在で、且つ一定範囲に亘って上下動可
能に枢着された左右一対の第2リンク25、25とを備
え、第2リンク25、25の前端にはモアデッキ37の
前側上部が連結され、第1リンク20と機体との間には
モアデッキ37持ち上げ用の単一の油圧シリンダ−30
を介装連結し、この第1リンク20の前端にモアデッキ
37の後側を吊り下げ支持する支持棒39を挿通支架し
たことを特徴とするモアデッキの懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28528191A JPH05123028A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | モアデツキの懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28528191A JPH05123028A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | モアデツキの懸架装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05123028A true JPH05123028A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17689482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28528191A Pending JPH05123028A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | モアデツキの懸架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05123028A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019024406A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 井関農機株式会社 | 乗用芝刈機 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP28528191A patent/JPH05123028A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019024406A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 井関農機株式会社 | 乗用芝刈機 |
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