JPH05122424A - 事務機器の遠隔監視装置及び遠隔制御装置 - Google Patents

事務機器の遠隔監視装置及び遠隔制御装置

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JPH05122424A
JPH05122424A JP3280058A JP28005891A JPH05122424A JP H05122424 A JPH05122424 A JP H05122424A JP 3280058 A JP3280058 A JP 3280058A JP 28005891 A JP28005891 A JP 28005891A JP H05122424 A JPH05122424 A JP H05122424A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機と同一のユ−ザインタフェ−スを監視
装置上に実現する。複写機の所在などの情報を監視装置
上に表示する。表示の応答性を良くする。監視装置から
の指示で複写機を遠隔操作する。入力ミスや異常の発生
をオペレ−タに報知する。機能変更に伴なう監視装置の
プログラム変更を不要にする。 【構成】 複写機及び監視装置の表示をビットマップ表
示とし、複写機の表示画面をビットパタ−ンでそのまま
監視装置に送る。スキャナで読込んだ画像を監視装置に
送って表示。LAN上では画像情報を圧縮して伝送。エ
ラ−や異常発生に対してブザ−を付勢。コンピュ−タか
らの遠隔操作入力情報は表示画面上の入力座標情報とし
て複写機に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機やファク
シミリのような事務機器の遠隔監視装置及び遠隔制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば企業において多数の人が1台又は
数台の複写機を利用する環境では、ある人が複写機を使
用したい時に他の人がそれを使っていると、その使用が
終了するのを待ってから使用することになる。一般の複
写機ではそれが空いているか否かを離れた位置で知るこ
とはできないので、複写機を利用する人は複写機のそば
に並んで前の人の作業が終るのを待つ必要がある。
【0003】また、多数の原稿を自動的に順番に搬送す
る装置(ADFと呼ばれる)を備える複写機を使用する
場合、大量のコピ−を同一のコピ−モ−ドで実施する時
には、コピ−モ−ドをセットし、原稿を原稿給紙部にセ
ットしてスタ−トキ−を押した後は、全てのコピ−が終
了するまでオペレ−タは通常は何もする必要がないの
で、その間は複写機を離れて別の作業をすることができ
る。しかし、用紙ジャムのようなトラブルが発生した場
合や用紙を使い果たした場合には、オペレ−タによる操
作が必要であるし、複写機から離れた位置にいるとコピ
−作業が終了したかどうかを知ることができないので、
オペレ−タは時々複写機のところに戻ってその動作状況
を監視する必要がある。
【0004】そこで、複写機を遠隔監視できるようにす
る技術が従来より提案されている。例えば特開昭60−
263162号公報では、複写機と集中監視装置とを接
続し、ジャム時にはジャムコ−ドが複写機から集中監視
装置に送られるようにしている。また特開昭61−32
561号公報においては、多数の複写機を互いにバス形
式で接続し、各複写機の稼働状況が監視できるようにし
ている。更に特開昭60−90460号公報では、電話
回線を利用することにより、遠隔地でも音声で複写機の
状態が監視可能になっている。また特開昭62−150
263号では、複数の複写機を1台の管理装置に接続し
た装置を開示している。
【0005】また、複写機を遠隔制御できるようにする
技術も従来より提案されている。例えば特開昭60−2
63163号公報では、複写機と集中管理装置とを接続
し、管理装置から特定コ−ドを複写機に送ることによ
り、管理装置で複写機の操作部と同様な操作を遠隔制御
で行なえる。特開昭63−149656号公報では、複
写機と汎用コンピュ−タとが接続され、汎用コンピュ−
タ側の入力操作によって複写機を制御でき、複写機から
のメッセ−ジが汎用コンピュ−タに送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠隔監視システ
ムにおいては、各々の複写機から監視装置に対して様々
なスティタス情報が送信されるようになっているが、監
視装置上に複写機の状態を表示するためには、監視装置
に設けた特別な表示プログラムなどを用いて受信される
各種のスティタス情報を加工し、表示情報を作成しなけ
ればならない。従って、監視装置上に表示される情報の
内容(文字,絵文字,マ−ク等)や表示のレイアウト
は、複写機の操作パネル上の表示とは全く異なるものに
なる。仮に複写機の操作パネル上の表示と同一の表示を
監視装置上で実現しようとすれば、非常に複雑で処理に
時間のかかる表示プログラムを監視装置に設けなければ
ならない。また機種の異なる複数の複写機を1台の監視
装置で監視する場合には、機種毎に異なる表示プログラ
ムを用意しなければならず、膨大な開発コスト及び製造
コストが必要になる。
【0007】しかしながら、監視装置上の表示内容が複
写機の操作パネル上の表示と異なる場合には、監視者が
表示内容を見誤る可能性が高くなる。例えば、複写機側
の操作パネルの表示に慣れている人が監視装置上の表示
を見て監視する場合、レイアウトの違いや表示マ−クの
形状の違いにより、複写機に異常が発生した場合や複写
機の動作が終了した場合にその状況をすぐに認識するの
が難しく、誤って認識する場合も生じる。また逆に、監
視装置の表示のみに慣れ複写機側の表示に不慣れな人が
監視する場合、複写機の異常を監視装置側で検出した
後、複写機を操作する時に、操作パネルの表示が監視装
置の表示と異なるので操作にとまどい易く、操作の誤り
も発生し易い。
【0008】そこで本発明は、監視装置上の表示を複写
機の操作パネルにおける表示内容に近づけるとともに、
監視装置における複写機情報表示のための開発及び製造
コストの上昇を抑えることを第1の課題とする。
【0009】また、分散して配置された多数の複写機を
互いに接続して監視する場合、例えば特開昭61−32
651号公報のように複写機の形状を示す絵や設置場所
を表示できるのが好ましい。しかしながらこの種の複雑
な画像情報や文字情報を表示させるためには、複雑な表
示処理が必要であり、デザインやプログラムの開発にか
なりの時間とコストがかかる。従って本発明は、複写機
の外観や設置場所の地図のような情報を監視装置に表示
可能にするとともに、その表示のための開発及び製造コ
ストを低減することを第2の課題とする。
【0010】また、例えばアナログ構内電話交換網のよ
うに比較的低速なデ−タ伝送のみが可能なネットワ−ク
を介して監視システムを構成する場合、表示のために必
要とされるデ−タ量が多いとデ−タ伝送に時間がかか
り、監視装置における表示内容更新の応答性が悪くな
る。そこで本発明は、監視システムにデ−タ伝送速度が
低速のネットワ−クが含まれる場合であっても、監視装
置における表示内容の更新を早くすることを第3の課題
とする。
【0011】従来の遠隔制御システムにおいては、複写
機の操作パネルからの操作と同一の操作を遠隔制御ユニ
ット(コンピュ−タなど)からの指示で行なうことがで
きるが、遠隔制御ユニットにおける各種表示及び各入力
ボタンの位置など、つまりユ−ザインタ−フェ−スは、
複写機の操作パネル上のものとは全く異なるのが実情で
あり、オペレ−タは遠隔制御ユニットと複写機の操作パ
ネルの両方における操作方法を憶える必要があり、操作
性が良くない。またそのシステムを製造するメ−カにお
いては、複写機と遠隔制御ユニットの両方において独立
したユ−ザインタ−フェ−スを設計しなければならず、
しかも一方で仕様変更が生じるとそれに伴なって他方の
設計も変更を要求される、という不都合がある。しかし
ながら、遠隔制御ユニットにおいて複写機の操作パネル
と同等のユ−ザインタ−フェ−スを提供するためには、
非常に複雑な表示処理が必要であり、特に機種の異なる
多数の複写機を遠隔制御するためには、複写機の機種毎
に独立した表示プログラムが必要になるので、開発コス
ト及び製造コストが上昇する。
【0012】従って本発明は、遠隔制御ユニットにおけ
るユ−ザインタ−フェ−スを複写機の操作パネルのもの
に近づけて操作性を向上するとともに、開発コスト及び
製造コストの上昇を抑えることを第4の課題とする。
【0013】従来の遠隔制御システムは、複写機の状態
を表示する表示器と入力装置とで構成されているが、入
力エラ−(例えば複写倍率や複写枚数の設定限度を越え
た値が指定された場合)の発生は、表示器の表示内容だ
けでは、それをオペレ−タが認識するのは難しい。従っ
て本発明は、入力エラ−の発生などを、遠隔制御ユニッ
トを操作するオペレ−タにも確実に伝えることを第5の
課題とする。
【0014】従来の遠隔制御システムでは、複写機に送
信する制御情報は、機能毎に異なる値にコ−ド化されて
いる。従って複写機が多機能化した場合には、機能の増
加に伴なって制御情報のコ−ドの種類が増大する。また
互いに機種の異なる多数の複写機を1つの遠隔制御ユニ
ットに接続する場合には、複写機の機種毎に制御情報の
コ−ドに異なる値を割り当てる必要がある。このように
制御コ−ドの種類が増えると、システム間で制御情報を
伝送する際のプロトコルを複雑にせざるを得ない。また
複写機の機能が変更になる度に遠隔制御ユニットの制御
プログラムを変更せざるを得ない。
【0015】そこで本発明は、複写機の機能拡張や異な
る機種の追加があった場合であっても、遠隔制御ユニッ
トの動作に変更を加えることなくそれに対応可能にする
ことを第6の課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本願の第1番の発明においては、表示部を有
する事務機器,表示部を有する遠隔監視ユニット,及び
少なくとも1台の前記事務機器と前記遠隔監視ユニット
とを接続する情報伝送路、を備える事務機器の遠隔監視
装置において、前記事務機器に、該事務機器の状態を示
す表示情報を二次元画像情報として保持する第1のイメ
−ジ記憶手段,該第1のイメ−ジ記憶手段が記憶する二
次元画像情報を表示する第1のビットマップ表示手段,
及び所定の指示に応答して前記第1のイメ−ジ記憶手段
に保持された二次元画像情報を前記情報伝送路に出力す
る制御手段を備え、前記遠隔監視ユニットに、前記情報
伝送路に現われる二次元画像情報を入力して記憶する第
2のイメ−ジ記憶手段,及び該第2のイメ−ジ記憶手段
が記憶する二次元画像情報を表示する第2のビットマッ
プ表示手段を備える。
【0017】また上記第2の課題を解決するために、第
2番の発明においては、原画像の情報を画素毎に読取る
画像読取手段及び表示部を有する事務機器,表示部を有
する遠隔監視ユニット,及び少なくとも1台の前記事務
機器と前記遠隔監視ユニットとを接続する情報伝送路、
を備える事務機器の遠隔監視装置において、前記事務機
器に、該事務機器の状態を示す表示情報を二次元画像情
報として保持する表示部イメ−ジ記憶手段,該表示部イ
メ−ジ記憶手段が記憶する二次元画像情報を表示する第
1のビットマップ表示手段,前記画像読取手段が出力す
る二次元画像情報を保持する入力画像情報記憶手段,及
び第1の指示に応答して前記表示部イメ−ジ記憶手段に
保持された二次元画像情報を前記情報伝送路に出力し、
第2の指示に応答して前記入力画像情報記憶手段に保持
された二次元画像情報を前記情報伝送路に出力する第1
の制御手段を備え、前記遠隔監視ユニットに、複数の入
力手段,該入力手段の操作に応答して第1又は第2の指
示を前記情報伝送路に出力する第2の制御手段,前記情
報伝送路に現われる二次元画像情報を入力して記憶する
イメ−ジ記憶手段,及び該イメ−ジ記憶手段が記憶する
二次元画像情報を表示する第2のビットマップ表示手段
を備える。
【0018】また第3の課題を解決するために、第3番
の発明においては、前記事務機器に、二次元画像情報を
符号化圧縮した後で前記情報伝送路に出力する情報圧縮
手段を備え、前記遠隔監視ユニットに、情報伝送路から
入力される圧縮された情報を伸長して元の二次元画像情
報を復元する情報伸長手段を備える。
【0019】更に第4の課題を解決するために、第4番
の発明においては、表示部と入力部を有する事務機器,
表示部と入力部を有する遠隔制御ユニット,及び少なく
とも1台の前記事務機器と前記遠隔制御ユニットとを接
続する情報伝送路、を備える事務機器の遠隔制御装置に
おいて、前記事務機器に、該事務機器の状態及び入力手
段の位置を示す表示情報を二次元画像情報として保持す
る第1のイメ−ジ記憶手段,該第1のイメ−ジ記憶手段
が記憶する二次元画像情報を表示する第1のビットマッ
プ表示手段,及び該ビットマップ表示手段の表示上の所
定位置を指示する入力及び前記情報伝送路から入力され
る遠隔制御コマンドに応答して事務機器の動作モ−ドを
変更するとともに、所定の指示に応答して前記第1のイ
メ−ジ記憶手段に保持された二次元画像情報を前記情報
伝送路に出力する第1の制御手段を備え、前記遠隔制御
ユニットに、前記情報伝送路に現われる二次元画像情報
を入力して記憶する第2のイメ−ジ記憶手段,該第2の
イメ−ジ記憶手段が記憶する二次元画像情報を表示する
第2のビットマップ表示手段,及び該第2のビットマッ
プ表示手段の表示上の位置を指示する入力に応答して、
所定の遠隔制御コマンドを前記情報伝送路に出力する第
2の制御手段を備える。
【0020】また第5の課題を解決するために、第5番
の発明では、上記第4の発明において、遠隔制御ユニッ
トは音響発生手段を備え、前記第1の制御手段は、前記
情報伝送路から入力される遠隔制御コマンドが予め定め
られた条件に該当する場合に、音響出力コマンドを前記
情報伝送路に出力し、前記第2の制御手段は前記情報伝
送路から音響出力コマンドが入力された時に、前記音響
発生手段を付勢するように構成する。
【0021】更に第6の課題を解決するために、第6番
の発明では、前記第4番の発明において、前記第2の制
御手段は、第2のビットマップ表示手段の表示上の位置
を指示する入力に応答して、該位置の座標情報を前記情
報伝送路に出力し、前記第1の制御手段は、情報伝送路
から座標情報が入力されると、該座標情報によって示さ
れる第1のビットマップ表示手段の表示上の位置で入力
があったものとみなす、ように構成する。
【0022】
【作用】第1番の発明によれば、事務機器(例えば複写
機,ファクシミリ等)及び遠隔監視ユニットの双方にビ
ットマップ表示手段が設けられており、それらには二次
元画像情報として各種表示情報が表示される。事務機器
のビットマップ表示手段に表示される情報は第1のイメ
−ジ記憶手段に記憶されており、例えば遠隔監視ユニッ
トからの情報転送要求に応答して、あるいは事務機器自
身の状態変化に応答して、その二次元画像情報が情報伝
送路を介して遠隔監視ユニットに送信され、該ユニット
上の第2のイメ−ジ記憶手段に書込まれる。第2のイメ
−ジ記憶手段に書込まれた二次元画像情報は、そのまま
の形で遠隔監視ユニット上の第2のビットマップ表示手
段に表示される。つまり本発明では、事務機器上の操作
部に表示される情報が画像情報の形態であり、この情報
がそのままの形で遠隔監視ユニットに送信されて表示さ
れるので、事務機器上の表示と遠隔監視ユニット上の表
示とは実質上同一になる。遠隔監視ユニット上での表示
処理は、単なる表示メモリ全体に対するイメ−ジ情報の
書込みであり、この処理は表示情報の内容には影響され
ない極めて単純な動作の繰り返しであるため、特別な表
示処理のプログラムを機種毎に用意する必要がない。
【0023】第2番の発明によれば、事務機器(例えば
複写機,ファクシミリ等)及び遠隔監視ユニットの双方
にビットマップ表示手段が設けられており、それらには
二次元画像情報として各種表示情報が表示される。事務
機器のビットマップ表示手段に表示される情報は表示部
イメ−ジ記憶手段に記憶されており、遠隔監視ユニット
からの第1の指示(情報転送要求)に応答して、その二
次元画像情報が情報伝送路を介して遠隔監視ユニットに
送信され、該ユニット上のイメ−ジ記憶手段に書込まれ
る。イメ−ジ記憶手段に書込まれた二次元画像情報は、
そのままの形で遠隔監視ユニット上の第2のビットマッ
プ表示手段に表示される。つまり本発明では、事務機器
上の操作部に表示される情報が画像情報の形態であり、
この情報がそのままの形で遠隔監視ユニットに送信され
て表示されるので、事務機器上の表示と遠隔監視ユニッ
ト上の表示とは実質上同一になる。遠隔監視ユニット上
での表示処理は、単なる表示メモリ全体に対するイメ−
ジ情報の書込みであり、この処理は表示情報の内容には
影響されない極めて単純な動作の繰り返しであるため、
特別な表示処理のプログラムを機種毎に用意する必要が
ない。また、事務機器においては、画像読取手段(例え
ばイメ−ジスキャナ)が読取った任意の二次元画像情報
が、必要に応じて入力画像情報記憶手段に記憶される。
遠隔監視ユニットの入力手段を操作して第2の指示を出
力すると、事務機器のて入力画像情報記憶手段に記憶さ
れた二次元画像情報が、情報伝送路を介して遠隔監視ユ
ニットに送信され、該ユニット上のイメ−ジ記憶手段に
書込まれ、表示される。従って例えば、複写機の外観や
複写機の所在を示す地図のイラストなどを画像読取手段
で予め読取って当該事務機器の入力画像情報記憶手段に
記憶しておけば、遠隔監視ユニットを操作するオペレ−
タは、目的とする事務機器の外観や所在を、遠隔監視ユ
ニット上の表示画像により確認することができる。
【0024】第3番の発明によれば、事務機器上の二次
元画像情報を圧縮してから情報伝送路に出力し、遠隔監
視ユニットにおいては圧縮された情報を元の二次元画像
情報に復元するので、伝送すべき情報量が減小し、画像
情報を事務機器から遠隔監視ユニットに伝送するにもか
かわらず、伝送速度の遅いアナログ電話回線などを利用
して事務機器と遠隔監視ユニットとを接続する場合で
も、短時間で必要な情報を伝送でき、表示内容更新の応
答速度が改善される。
【0025】第4番の発明によれば、前記第1番の発明
と同様にして、事務機器上の表示と同一の情報を遠隔制
御ユニット上に表示することができる。しかも、事務機
器は遠隔制御ユニットから出力される遠隔制御コマンド
に応答して動作モ−ドを変更するので、遠隔制御ユニッ
トを操作する人は、事務機器から離れた位置で、事務機
器上の操作部と同一の表示を見ながら離れた位置の事務
機器を遠隔操作することができる。
【0026】第5番の発明によれば、例えば操作ボタン
の押しまちがいなどにより、予め規定された範囲を外れ
る数値などが指定された場合に、それをエラ−とみなし
て、音響出力コマンドが事務機器から遠隔制御ユニット
に送信される。遠隔制御ユニットではその音響出力コマ
ンドに応答して音響発生手段(例えばブザ−)を付勢す
るので、遠隔制御ユニットを操作するオペレ−タは、入
力ミスがあったことを確実に認識することができる。勿
論、遠隔制御ユニットでボタンを押す度に短時間音響発
生手段を付勢して入力確認音を発するようにしてもよ
い。
【0027】第6番の発明においては、遠隔制御ユニッ
トで入力があると、その情報が入力のあったボタン等の
表示上の座標情報として事務機器に出力される。事務機
器と遠隔制御ユニットには、同一の表示情報が同一形態
の二次元画像情報として表示されているので、表示画像
上の座標が特定されれば、その座標に割り当てられた入
力機能を事務機器側で知ることができる。このようにす
れば、事務機器のモ−ド数が増加したり表示画面のレイ
アウトが変更になったとしても、遠隔制御ユニットの処
理の内容に変更を加えることなく、そのままシステムを
使用できる。また様々な機種の事務機器を1つのシステ
ムに接続することができる。
【0028】
【実施例】本発明を実施するシステムの一例を図1に示
す。図1を参照するとこのシステムには監視機能を搭載
したコンピュ−タPCと複写機が備わっている。コンピ
ュ−タPCと複写機は、ロ−カルエリアネットワ−クL
ANにより互いに接続されている。図1には複写機を1
台のみ示したが、ネットワ−クLANには多数台の複写
機を接続することができる。図1に示した複写機は、デ
ジタルカラ−複写機であり、カラ−イメ−ジスキャナ1
00,カラ−プリンタ200,コンソ−ル700,自動
原稿搬送装置ADF等で構成されている。コンピュ−タ
PCはラップトップ型であり、液晶表示器でなる平面型
のビットマップ表示器66,フルキ−ボ−ド69,磁気
ディスク67,マウス70等々を備えている。
【0029】ネットワ−クLANは、同軸ケ−ブルを用
いた有線ネットワ−クであり、バス型式に構成されてお
り、回線接続及び切り放しフェ−ズが不要でデ−タリン
クの確立及び解放手順を要しないコネクションレスタイ
プに構成してある。通信の実行は特別なサ−バに依らず
LANの各ノ−ドに接続された機器自身が行なう。プロ
トコルにはOSI(オ−プンシステムズインタ−コネク
ション)参照モデルの第1層(フィジカルレイヤ),第
2層(デ−タリンクレイヤ)及び第3層(ネットワ−ク
レイヤ)にIEEE802.3規格を採用している。つ
まりアクセス方式はCSMA/CD方式とし、デ−タ形
式は図17に示すフレ−ム形式とし、パケットとしてデ
−タを伝送する。第4層以上の高位層には標準規格では
ない独自のプロトコルを採用している。例えば第6層
(プレゼンテ−ションレイヤ)は、複写機表示装置の表
示態様シンタックスについて定めてある。同軸ケ−ブル
からはT型コネクタを介して種々のノ−ドに接続可能に
なっている。
【0030】図1の複写機の電装部の構成を図2に示
す。図2を参照して複写機について説明する。イメ−ジ
スキャナ100によって読取られた画像の情報は、イメ
−ジプロセサ300により必要とされる画像処理を受け
た後、遅延メモリ400を介してプリンタ200に出力
される。遅延メモリ400は、各色画像の位置合わせの
ために設けられている。即ちこの実施例のカラ−プリン
タ200においては、C(シアン),M(マゼンタ),
Y(イエロ−)及びBK(ブラック)の各色画像を互い
に離れた位置の独立した作像部で各色トナ−像として形
成し、それらのトナ−像を同一の転写紙上に重ね合わせ
て転写する必要があるので、各色作像部間を転写紙が搬
送されるのに要する時間だけ、各色の画像情報を遅延さ
せる必要がある。遅延メモリ400を通すことによっ
て、各色毎に定められた遅延時間だけ遅らせてその画像
情報をプリンタ200に出力することができる。
【0031】複写機全体の制御はシステムコントロ−ラ
500によって実施される。システムコントロ−ラ50
0は32ビットのコンピュ−タシステムであり、図示し
ないがマイクロプロセサ,プログラムメモリ(RO
M),ワ−クメモリ(RAM),インタ−フェ−ス,割
り込みコントロ−ラなどを含んでいる。電源スイッチが
投入されると、ROM内のIPL(イニシャルプログラ
ムロ−ダ)が実行され、磁気ディスク600内に予め保
持されたLAN対応リアルタイムOS(オペレ−ティン
グシステム)をロ−ドしてそれを実行し、続いて複写機
制御プログラムを磁気ディスク600からロ−ドして直
ちに実行する。このプログラムには様々なタスクが設け
られ、他のユニットの状態を監視するとともに、コンソ
−ル700から入力される各種コピ−モ−ド指定情報に
応じて各ユニットの動作仕様を決定し、コピ−処理が開
始される前に動作パラメ−タを各ユニットに送信した
り、また処理開始信号や処理の最中に必要な各種リアル
タイムクロック信号を他ユニットに供給する。また前記
OSは、所定のプロトコルに基づいて、ネットワ−クL
ANに接続された他ノ−ド(この場合はPC)との間で
通信(メッセ−ジの送受)を実行する。
【0032】イメ−ジスキャナ100は、プラテン(コ
ンタクトガラス)上に載置される原稿の二次元画像を主
走査及び副走査しながら読取る。読取られる光学情報
は、R(レッド),G(グリ−ン)及びB(ブル−)の
3原色に色分解され、各色の光像は一次元CCDイメ−
ジセンサによって400dpiの標本化密度で標本化さ
れ電気信号に変換される。これらの電気信号は、それぞ
れ8ビットの量子化レベルに量子化され、デジタルカラ
−画像情報としてイメ−ジスキャナ100から出力され
る。イメ−ジスキャナ100が出力する画像情報は、通
常はイメ−ジプロセサ300及び遅延メモリ400を介
してプリンタ200に出力されるが、インタフェ−ス9
00を介してLANに出力したり、磁気ディスク600
に書込んで保存することもできる。
【0033】イメ−ジプロセサ300は、イメ−ジスキ
ャナ100又はインタフェ−ス900を介して外部から
供給されるRGB画像情報に対して、色補正やディザ処
理など種々の画像処理を施し、最終的にプリント信号で
あるCMYK信号(シアン,マゼンタ,イエロ−及びブ
ラックの信号)に変換する画像加工機能,原稿のサイズ
や特定部分の色を検知してその情報をシステムコントロ
−ラ500に出力する画像検知機能,及び各種模様や数
字パタ−ンを発生する画像生成機能を備えている。
【0034】磁気ディスク600は、フレキシブルディ
スク装置と大容量ハ−ドディスク装置の2ドライブを備
えており、数ペ−ジの画像情報と必要なプログラム情報
を保持することができる。このディスク上には、OS,
複写機制御プログラム,課金管理情報などが常時保持さ
れている。
【0035】プリンタ200は、C,M,Y及びBK4
色の独立した作像部を有するデジタルカラ−プリンタで
ある。各々の作像部では、画像情報に応じて変調された
レ−ザ光が感光体に照射され、感光体上に画像の濃淡に
応じた電位分布、即ち静電潜像が形成される。この静電
潜像が現像部を通る時にC,M,Y又はBK色のトナ−
が電位の高低に応じて付着し、トナ−によって静電潜像
が可視化される。このトナ−像は、画像の形成に同期し
て搬送される転写紙上に転写される。C,M,Y及びB
Kの4つの作像部で形成されたトナ−像をそれらが重な
るように転写紙上に転写することによって、フルカラ−
画像が転写紙上に形成される。転写紙上のトナ−像は、
定着部を通る時に定着される。
【0036】コンソ−ル700は、複写機の状態などを
オペレ−タに対して表示する表示部と、複写モ−ド指定
などのオペレ−タからの入力を受付ける入力部を備えて
いる。具体的には、表示部は512×256ドット構成
のビットマップ表示が可能な液晶表示器で構成されてお
り、入力部は表示部に重ねて配置された透明タッチシ−
トで構成されている。透明タッチシ−トは、感圧スイッ
チを128×64の各領域に等間隔で配列したものであ
り、128×64の分解能で入力(押圧)のあった座標
を検出することができる。コンソ−ル700の縦断面の
構成を図6に示すので参照されたい。
【0037】コンソ−ル700の電気回路の詳細を図3
に示す。図3を参照すると、コンソ−ル700はコンソ
−ルボ−ド750とその制御回路で構成されている。コ
ンソ−ルボ−ド750には、512×256ドット構成
の液晶表示器751,LED表示器752及びキ−スイ
ッチマトリクス753が設けられている。キ−スイッチ
マトリクス753には、前記透明タッチシ−トが含まれ
ている。制御装置には、マイクロプロセサ754,RA
M759,ROM760,割込みコントロ−ラ761,
シリアルI/O762,インタフェ−ス763,LCD
コントロ−ラ757,ビデオRAM758,I/O+デ
コ−ダ・ドライバ756,ドライバ763及びバッテリ
−764が設けられている。
【0038】ROM760は、表示制御プログラム,通
信制御プログラム,ポインタの情報各種表示要素の情報
などの予め定められた固定デ−タを保持している。RA
M759は、プログラム実行時のワ−クエリア、及び液
晶表示器751に表示される二次元表示画像に相当する
二次元画像情報をビットマップ情報として保持する表示
情報エリアを備えている。二次元画像情報は512×2
56画素構成で各画素の値は0又は1の二値なので、約
16Kバイトが表示情報エリアのために割り当てられて
いる。液晶表示器751に二次元表示画像を表示する場
合、まずRAM759上の表示情報エリアに表示画像を
ビットマップ形式で作成し、作成した画像デ−タをビデ
オRAM758に転送する。これによってLCDコント
ロ−ラ757がビデオRAM758上の画像情報を液晶
表示器751に表示する。
【0039】CPU754が表示画像を作成及び更新す
る場合には、表示要素毎にROM760上に予め登録さ
れた当該表示要素のビットマップ情報,ベクトル情報,
文字情報等を読み出して、各々の要素のパタ−ン情報を
画像情報としてRAM759上の前記表示情報エリアに
書込む。例えば図18に示すように「呼出」ボタン及び
「カラ−選択」ボタンを画面上に表示する場合には、R
OM760上の表示要素領域で「呼出」ボタンに割当て
られたアドレスからその表示情報を読み出し、それを直
接、又はビットパタ−ンに展開して(文字コ−ドやベク
トル情報の場合)RAM759上の表示情報エリアの表
示すべき座標に対応するアドレスに書込み、続いて「カ
ラ−選択」ボタンについても同様にROM760から読
み出した表示情報に基づいて、そのビットパタ−ンをR
AM759上の表示情報エリアに書込む。なお表示頻度
の高くない特殊な表示画像については、画面単位でその
画像情報が磁気ディスク600上に予め登録されている
ので、磁気ディスク600から登録された画面の情報を
読み出してそれを直接RAM759に書込むようにして
いる。
【0040】RAM759上の表示情報エリアの情報を
デュアルポ−トメモリで構成されるビデオRAM758
に転送すると、LCDコントロ−ラ757がビデオRA
M758上の画像情報をサイクリックにドライバ763
に出力する。これにより、例えば図5に示すような表示
画面が、液晶表示器751上に二次元画面として表示さ
れる。透明タッチシ−トにより表示した各ボタン(キ
−)の位置で押下が検出されると、それに応じて複写モ
−ドや表示内容が変わる。表示内容を変更する時には、
新しい表示要素の画像情報をRAM759上に書込み、
その情報をビデオRAM758に転送する。なお、表示
頻度が低くしかも固定的な表示内容の画面、例えば給紙
コロが壊れてその部品を交換するためにサ−ビスマンに
よる修理を促すための画面については、その二次元表示
情報が予め磁気ディスク600上に登録されているの
で、その1画面全体の情報を磁気ディスク600から読
み出して直接RAM759に書込み、RAM759上の
情報をビデオRAM758に転送する。
【0041】コンピュ−タPCの電装部の構成を図4に
示す。図4を参照するとこのコンピュ−タPCには、マ
イクロプロセサ(CPU)51,ROM52,RAM5
3,割り込みコントロ−ラ54,DMAコントロ−ラ5
5,タイマ56,リアルタイムクロック57,漢字RO
M58,ディスプレイコントロ−ラ59,ディスクコン
トロ−ラ60,プリンタコントロ−ラ61,キ−ボ−ド
コントロ−ラ62,RS−232Cコントロ−ラ63,
LANコントロ−ラ64,ビデオRAM65,LCDユ
ニット66,3.5インチFDD67,200Mバイト
ハ−ドディスク68,キ−ボ−ド69及びマウス70が
備わっている。マイクロプロセサ51は32ビット構成
であり、LCDユニット66は1280×1024画素
構成の二次元表示器である。コンピュ−タPCのソフト
ウェアには、複写機側と同様にLAN対応のオペレ−テ
ィングシステム(OS)が備わっている。LANコント
ロ−ラ64には、ネットワ−クLANの同軸ケ−ブルと
接続できる端子が設けられている。
【0042】監視装置であるコンピュ−タPCと複写機
及び複写機内部のコンソ−ルとの間に通信の一例を図1
5に示す。図15を参照して説明する。監視装置におい
て例えばマウスを操作して、複写機の表示情報を要求す
る指示を発すると、監視装置から複写機に対して「二次
元画面情報要求」を示すコマンドC11が出力される。
このコマンドは、複写機のシステムコントロ−ラの通信
プログラムによって受信される。そしてコマンドC11
を受信した時には、それに相当する内部コマンドC21
をコンソ−ルに送信する。コンソ−ルではこのコマンド
に応答して、RAM759上の表示情報エリアの画像情
報(例えば図5の内容全体)を内部レスポンスR21と
してシステムコントロ−ラに返す。システムコントロ−
ラは内部レスポンスである表示画像情報を内部のバッフ
ァに一時的に蓄えた後、通信プログラムを起動してその
情報をレスポンスR11として監視装置に送信する。監
視装置はレスポンスR11を受信すると、その情報を内
部のRAM53に格納し、表示プログラムを起動して受
信した画像をLCDに表示する。レスポンスR11の内
容はビットマップ情報であるので、表示プログラムが単
純に所定の表示メモリのアドレスにデ−タを転送するだ
けの簡単な処理を実行だけで、複写機のコンソ−ルと同
一の画面を監視装置上に表示することができる。
【0043】1画面のデ−タ量は131072ビットで
あり、この例ではネットワ−クLANの伝送速度が10
Mビット/秒になっているので、パケットのオ−バ−ヘ
ッドを勘案しても、約0.15秒で1画面の情報を複写
機から監視装置に伝送することができる。但しネットワ
−クLANのトラフィックが密な時にはコリジョンが発
生して転送所要時間は0.15秒より長くなる。転送所
要時間を短くしたいような場合には、例えば1画面中の
変化した部分のデ−タだけ差分デ−タとして複写機から
監視装置に送るようにすればよい。
【0044】例えば、図5に示す複写モ−ド設定画面に
おいて、コピ−スタ−トボタンを押下した時に現われる
コピ−ラン画面は、スタ−トボタン表示が白黒反転する
以外は前の複写モ−ド設定画面と同一であるので、この
ような時には、スタ−トボタンの領域の情報のみをその
位置情報とともに監視装置に転送するだけで、監視装置
ではコンソ−ルと同一の表示画面を再現でき、伝送する
デ−タ量が減少し、デ−タ伝送の所要時間が短縮され
る。図15においては、スタ−トボタン表示の変化を表
示制御プログラムが検出し、それに応答してスタ−トボ
タンの領域の表示画像情報及びその位置情報を内部レス
ポンスR22としてシステムコントロ−ラに出力する。
システムコントロ−ラは内部レスポンスR22に応答し
て、その情報を通信プログラムを介してレスポンスR1
2として監視装置に送信する。監視装置は、レスポンス
R12を受信すると、それに含まれる位置情報で定まる
表示アドレスの領域に受信した表示画像情報を書込む。
同様に、コピ−ランが開始された後は、通常はコピ−の
完了枚数のみが変化するので、その情報のみを複写機か
ら監視装置に転送すればよい。
【0045】上記のように画面の一部分の領域の画像情
報のみを転送できるように、この例では画像情報を転送
する時に、画面の横方向の転送開始座標x,画面の縦方
向の転送開始座標y,画面の横方向の転送領域の長さL
x,及び画面の縦方向の転送領域の長さLyにその領域
の画像デ−タを付加した情報ブロックを転送する。画面
全体を転送する時でも、x=0,y=0,Lx=51
1,Ly=255とすれば同一の形式で情報ブロックを
転送することができる。
【0046】なお、コンソ−ルのROM760上の表示
要素のビットイメ−ジ情報にも、各要素の横方向転送開
始座標x,縦方向転送開始座標y,横方向の転送領域長
さLx及び縦方向の転送領域長さLyを含めてあり、要
素毎の情報をROM760からも直接監視装置に転送可
能に構成してある。
【0047】監視装置であるコンピュ−タPCのLCD
ユニット66に表示される画面の一例を図7に示す。こ
の実施例ではコンピュ−タPCのオペレ−ティングシス
テムにマルチプロセスOSを採用しているので、複数の
プロセスを同時に実行することができる。図7を参照す
ると、この例では3つのウインドゥが現われており、1
番目のウインドゥW1には実行中の第1のプロセス(カ
レンダ−プログラム)の表示部が表示され、第2のウイ
ンドゥW2には実行中の第2のプロセス(ワ−プロプロ
グラム)の表示部が表示され、第3のウインドゥW3に
は実行中の第3のプロセス(複写機監視プログラム)表
示部が表示されている。
【0048】複写機監視プログラムは、ネットワ−クL
ANに接続された複写機との間で図15に示すように情
報を交換し、各複写機の表示部の状態をウインドゥW3
内に表示して離れた位置で複写機の状態を監視可能にす
るプログラムである。このウインドゥでは、ネットワ−
クLANに接続された多数の複写機の1台を選択可能に
なっている。選択のための複写機IDやノ−ドアドレス
の設定情報は、管理ファイル群の中のCopier M
ファイルに登録されている。図8に示すように、管理フ
ァイル群のアイコンが表示された画面において、Cop
ier Mファイルのアイコン92をマウスで指定すれ
ば、そのファイルを開きそこに登録された情報の内容、
つまり監視する複写機のIDやノ−ドアドレスを変更す
ることができる。
【0049】この例では、複写機の液晶表示器751に
表示される画像と同一のビットパタ−ンをRAM759
からそのまま監視装置に転送して監視装置のウィンドゥ
W3に表示しているので、図7のウインドゥW3の内部
に表示された画像の構成は複写機のコンソ−ル上の表示
画面(図5参照)と相似であり、画面中の各種アイコン
やキャラクタなどの表示要素についてもそのパタ−ンは
監視装置上と複写機上で同一になっている。
【0050】このように、複写機上のコンソ−ルの表示
画面の変化は、直ちに監視装置に画面W3にも反映さ
れ、複写機から離れた位置の監視装置においてリアルタ
イムで複写機の状態を監視できる。従ってこの監視装置
を利用すれば、例えば一般の複写機ユ−ザが空いている
複写機を捜したり、複写作業の進行具合いを監視するの
に都合が良い。また複写機の用紙やトナ−などの在庫管
理や保守管理をする管理者にとっては、不足するサプラ
イや故障個所が明確に判り、効率的な管理ができるよう
になる。
【0051】またこの実施例では、例えば複写機の所在
を示すイラストのような原画を、イメ−ジスキャナ10
0で読取り、その画像情報を監視装置に転送して監視装
置上に表示することができる。即ち、監視装置において
マウスにより所定の指示を与えると、図15に示すよう
に「原画情報要求」を示すコマンドC12が監視装置か
ら複写機に送信される。複写機のシステムコントロ−ラ
は、コマンドC12を受信すると、所定の制御プログラ
ムを起動する。そして原画情報が未登録の場合には、複
写機のコンソ−ルの表示部751に「リモ−ト監視装置
のヘッダ原稿をプラテンに載せてスタ−トボタンを押し
て下さい」を表示する。複写機のオペレ−タが原稿をセ
ットしてスタ−トボタンを押すと、その原稿画像をイメ
−ジスキャナが読取る。イメ−ジスキャナが読取った画
像情報は、システムコントロ−ラによりバッファに一時
的に蓄積された後、レスポンスR13として監視装置に
送信される。また、読取りがうまう行なわれたか否かが
複写機のオペレ−タにも判かるように、システムコント
ロ−ラは読取られた画像情報をコンソ−ルにも出力す
る。この画像情報は、コンソ−ルの表示制御プログラム
により、所定時間だけ表示器751に表示される。な
お、監視装置に送信する原稿画像を予めイメ−ジスキャ
ナで読取り、磁気ディスク600に登録してある場合に
は、コマンドC12を受信すると、登録してある画像情
報を磁気ディスク600から読み出して直ちに監視装置
PCに送信する。
【0052】監視装置PCにおいては、レスポンスR1
3を受信すると、その情報を複写機管理ファイルCop
ier Mに当該複写機の付属情報としてその情報を追
加登録する。この付属情報が予めファイルCopier
Mに登録されている場合には、監視装置PCのオペレ
−タは、所定の操作をすることによって、複写機の監視
画面上に、その画像を表示することができる。
【0053】例えば、図9に示すように複写機の所在を
示すイラスト983が描かれた原稿982をイメ−ジス
キャナで読込んで、その画像情報を複写機から監視装置
PCに転送した場合には、監視装置のウインドゥW3上
には図10に示すように、転送されたイラスト983が
コンソ−ルの表示画面と共に表示される。図10の例で
は、ウインドゥW3の上側1/3をイラスト983を表
示する領域に定め、下側の2/3をコンソ−ルの表示画
面を表示する領域に定めてある。イラスト983を表示
する部分の表示内容は変化しないが、コンソ−ルの表示
画面に対応する表示は、複写機の状態変化に伴なって変
化する。
【0054】図10に示すようなイラスト983を監視
装置上に表示すると、監視装置のオペレ−タは目的とす
る複写機の所在を視覚的に理解しやすく、その複写機を
利用する際にその場所を捜す手間が省ける。
【0055】なお図面には示してないが、複写機が監視
装置に画像情報を転送する際には、画像情報を符号化圧
縮し、圧縮された画像情報を受取った監視装置は符号化
伸張処理を実行して元の画像情報を再現する。圧縮及び
伸張のアルゴリズムとしては、ファクシミリにおいて周
知のハフマン符号化又はモデファイドリ−ド符号化が利
用される。この圧縮処理により、画像の内容に応じて変
化するが、1/8〜1/16にデ−タ量を圧縮すること
ができ、ネットワ−クLANを通して複写機から監視装
置に画像情報を伝送する際の所要時間が短縮される。こ
の種の圧縮処理は、高速デ−タ伝送が可能なネットワ−
クでは不要であるが、例えば構内電計交換網を介して接
続される低速なネットワ−クでは重要である。
【0056】伝送する情報の量を低減する手段としては
別の方法も考えられる。例えば、複写機のROM760
に登録されている表示要素の情報を、予め監視装置PC
に転送して監視装置側の磁気ディスク68などに登録し
ておけば、表示要素のコ−ドとそれの表示位置に基づい
て監視装置PC側で表示すべき画面のビットパタ−ンを
生成することができるので、複写機から監視装置には、
その時表示している表示要素のコ−ドとそれを表示して
いる位置座標の情報のみをレスポンス(R11)として
転送すればよく、画面全体のビットパタ−ンを伝送する
場合に比べて情報量は充分に小さくなる。また、監視装
置側のメモリや磁気ディスクの記憶容量が非常に大きい
場合には、表示要素の情報だけでなく、表示される各々
の画面の画像情報を全て、実用的には監視するのに不可
欠な画面の画像情報のみを予め監視装置側に登録してお
けば、表示画面の番号を複写機から監視装置に送るだけ
で、複写機のコンソ−ルと同一の画面を監視装置で表示
できる。
【0057】次にもう1つの実施例を説明する。この実
施例では、ネットワ−クに接続されたコンピュ−タPC
に、監視装置としての機能だけでなく、複写機を遠隔操
作するための入力機能をも備えている。つまりコンピュ
−タPCからの入力によって、複写機のコンソ−ルにお
けるボタン操作と同一の機能を実行することができる。
システムのハ−ドウェア及び監視機能については、上記
実施例とほぼ同一である。上記実施例に対して変更され
た部分及び説明の不足している部分について以下に説明
する。
【0058】この実施例では、複写機と遠隔制御ユニッ
トであるコンピュ−タPCの各々にブザ−(図2の85
0,図4の71)が備わっている。これらのブザ−は入
力エラ−があった時、又は複写機にジャムなどの異常が
発生した時に鳴動する。
【0059】図5に示す複写機のコンソ−ル上の表示を
参照すると、この画面にはスタ−トボタン751a,紙
サイズ選択ボタン群751j,ディザパタ−ン選択ボタ
ン群751k,出力濃度選択ボタン群751i,テンキ
−&クリアキ−751b,コピ−枚数設定表示751
c,コピ−完了枚数表示751d,カラ−選択画面オ−
プンボタン751f,変倍選択画面オ−プンボタン75
1eなどが表示されている。コンソ−ルの液晶表示器7
51上の表示画面はツリ−状の階層構造になっており、
図5に示す複写モ−ド設定画面は最上位層画面の1つで
ある。カラ−選択画面オ−プンボタン751f又は変倍
選択画面オ−プンボタン751eの表示部分を押下すれ
ば、それに対応する下位層の画面がオ−プンされ、カラ
−選択や倍率選択が可能になる。呼出ボタン751h
は、例えば原画読取モ−ドやプリントアウトモ−ドのよ
うな特殊なモ−ドのプログラムを呼出すのに利用され
る。これらの特殊なモ−ドが呼び出されると、それぞれ
のモ−ドの最上位画面に移行するが表示内容は複写モ−
ド画面と大きな違いはない。またこれらのモ−ド画面が
オ−プンされると、システムコントロ−ラにその情報が
伝えられ、システムコントロ−ラはこれらのモ−ドに必
要なプログラムをディスク600からメインメモリ上に
ロ−ドして当該モ−ドの実行に備える。
【0060】液晶表示器751の表示面上には、透明タ
ッチシ−トが重なっているので、それによって表示画面
上の押下されたボタンの位置が検出される。表示画面上
のボタンの存在しない位置を押下したり、予め定められ
た範囲外の数値を入力した場合には、その入力を無効、
即ちエラ−とみなし、ブザ−850を付勢する。ブザ−
850を付勢する時には、その情報をネットワ−クLA
Nに接続されたコンピュ−タPCに送信する。
【0061】この実施例では、コンピュ−タPCは複写
機の表示情報を表示するだけでなく、それ自身からの入
力によって複写機のボタン操作と同一の遠隔操作を複写
機に対して行なうことができる。コンピュ−タPCにお
ける入力操作は、この例では、LCDユニット66に表
示されたボタンをマウス70により指示してクリックす
ることによって実施される。またテンキ−などの数値入
力に関しては、マウス以外にキ−ボ−ド69からの入力
も可能になっている。図7に示す画面がLCDユニット
66に表示されている時に、例えばスタ−トボタン75
1aaをマウスで指示してダブルクリックすると、クリ
ックした位置の座標が「xyクリック」というデ−タ形
式で複写機に送信される。つまり図16において、コン
ピュ−タPCからコマンドC12が複写機に送られる。
【0062】複写機のシステムコントロ−ラは、コマン
ドC12を受信すると、それをコンソ−ル700に送
る。コンソ−ルのマイクロプロセサ754は、コマンド
C12の受信に応答してその内容を解釈し、この場合に
はスタ−トボタン751aが押された場合と同一の結果
を出力する。つまりコマンドC12が受信されると、ス
タ−トボタン751aが押された場合と同様に、一連の
複写動作シ−ケンスを開始する。
【0063】この方式では、従来より良く利用される方
式、例えばコマンドの内容に応じてコ−ドを割り付けて
それを送る方式や、クリアテキストで送る方式に比べ、
処理を圧倒的に単純化できる利点がある。つまり一般の
方式では、コンピュ−タPC側にどのボタンが押された
のかを判定するプログラムやボタンの種類に対応するコ
−ドを生成するコ−ド変換プログラムが必要であり、複
写機においては受信したコ−ドを入力ボタンの各々に対
応付ける識別プログラムが必要になる。また、様々な種
類のコ−ドを転送する必要が生じるので、通信のプロト
コルが複雑になるのは避けられず、複写機の機能が変更
又は拡張された場合には、通信のプロトコルや各々のプ
ログラムを全て修正しなければならない。しかしこの実
施例では、単に入力があった位置のx,y座標値をコン
ピュ−タPCから複写機に送るので、上記プログラムは
不要であり、通信プロトコルも単純になる。複写機の機
能が変更又は拡張された場合でも、コンピュ−タPC側
のプログラムや通信プロトコルには何ら修正を加えるこ
となく新しい複写機に対応することができる。また、機
種の異なる複数の複写機がネットワ−クLANに接続さ
れる場合であっても、複数のプログラムを用意する必要
がない。
【0064】複写機からコンピュ−タPCにブザ−音形
式のパケットがレスポンスとして送信された時には、コ
ンピュ−タPCはブザ−71を付勢してそれをオペレ−
タに報知する。
【0065】このようにして、複写機側のタッチスイッ
チ入力に対して遠隔制御ユニットであるコンピュ−タ側
ではマウス入力という若干の違いはあるものの、複写機
側と遠隔制御ユニット側とのユ−ザインタ−フェ−スは
同等の操作環境になる。つまり、複写機のコンソ−ル7
00における表示画面の変化は直ちにコンピュ−タPC
側の表示画面にも反映されるし、コンピュ−タPC側に
おけるマウス入力は複写機のコンソ−ルからのボタン入
力と同様に解釈されて直ちに実行されるので、コンピュ
−タPCを利用することにより、ネットワ−クLANに
接続された多数の複写機の中から空いている複写機を捜
したり、原稿読取コマンドやプリントアウトコマンドを
コンピュ−タPCから複写機に送ったり、それらの作業
の進行具合いを監視するのに極めて都合が良い。
【0066】リモ−ド原画読取りを行なう時のコンピュ
−タPCのウィンドゥW3における表示内容の例を図1
1に示す。このモ−ドでは、複写機においてADF,ス
キャナ100及びイメ−ジプロセサ300が動作し、プ
ラテン上の原画を読取り、必要に応じて画像処理を施
し、読取った画像情報を要求のあった装置、つまりコン
ピュ−タPCに送る。当然のことながらプリンタ200
やソ−タは停止したままである。このモ−ドは一般に、
遠隔制御ユニットにコンピュ−タを用い、DTP(電子
出版)でのイメ−ジ取り込みや光ファイル装置を監視装
置としたイメ−ジファイリングシステムの原画走査によ
く利用される。
【0067】このモ−ドに移行するには、複写機の表示
器751の画面(図5参照)で、プログラム呼出ボタン
751hを1回タッチするか、或いは遠隔制御ユニット
の画面(図11参照)の対応するボタン751hhをマ
ウスで指示して1回クリックすればよい。プログラム呼
出しボタンはこのように通常の複写モ−ド以外の特殊な
モ−ドを呼び出すのに用い、タッチ回数又はクリック回
数に応じたプログラム番号のモ−ドが呼び出される。こ
の画面は、図7に示す一般複写モ−ドの画面と若干の差
がある。つまり、図11では複写モ−ドにはないリモ−
ド読み取りモ−ド表示「PROG1:SCAN」が加わ
り、カウント表示が「コピ−」から「SCAN」に変わ
っている。変倍ボタンとこれに関連する表示が図7と図
11で異なるのは、たまたま変倍ボタンをクリックした
ためであり、変倍に関するモ−ド設定は複写モ−ドと原
画読取りモ−ドとで共通である。
【0068】変倍モ−ド設定画面は2階層に構成されて
いる。上の層において、変倍モ−ドは定型変倍,ズ−
ム,用紙指定変倍,寸法変倍,及び独立変倍の5つに分
類されている。図11は定型変倍を選択した状態を示し
ている。選択はマウスによるクリックで行なう。選択さ
れたアイコンは反転表示される。またリモ−ト画像読取
りモ−ドは他に種々の読み取りオプション仕様を付加で
き、種々の画像処理仕様やADFの動作を指定すること
ができる。
【0069】エリアボタン751nnをマウスでクリッ
クしエリア指定に関する設定画面をオ−プンすると、図
12に示す画面が表示される。エリア指定は、特定部分
を区切って区切られた領域毎にディザパタ−ンを選択し
たり、トリミング(空白化)したりするために利用され
る。なおこの画面においてはテンキ−の一部が欠落して
いるが、これは複写機の表示器751の画面がマルチウ
ィンドゥ風になっているためである。エリア処理仕様の
設定を終了したら、エリアボタン751nnを再びクリ
ックすれば元の画面に戻る。またこれらの重なりがあっ
ても、ボタンの一部分でも表示されていれば、そこをク
リックすることでその位置の座標信号がコンピュ−タか
ら複写機に送信され、複写機のコンソ−ルは該ボタンが
押下されたものとみなす。
【0070】このようにしてリモ−ト原画読取り仕様を
設定し、例えば読み取り枚数に54枚を設定した後でス
タ−トボタン751aaをクリックすれば、その入力情
報が複写機に送信され、複写機のシステムコントロ−ラ
がその入力に応答してADF,イメ−ジスキャナ100
及びイメ−ジプロセサ300を制御して原画54枚分の
読取り画像情報をコンピュ−タPCに順次に送信する。
コンピュ−タPCでは、送られた画像情報を一枚ハ−ド
ディスク68に記憶し、例えば別のウィンドゥW2で起
動されたワ−プロプログラムで読込んで利用することが
できる。
【0071】上記動作を図16を参照しながら説明す
る。まずコンピュ−タPCにおいてマウスで表示画面の
スタ−トボタン751aaをクリックすると、マウスド
ライバがマウスで指示された表示画面上の座標x,yを
検出し、検出した座標x,yの情報を通信プログラムを
介してコマンドC12として複写機に送信する。
【0072】複写機のシステムコントロ−ラは、通信プ
ログラムを介してコマンドC12を受信すると、それに
応じた内部コマンドC22をコンソ−ルに出力しキ−入
力の判定を指示する。
【0073】コンソ−ルの入力判定プログラムは、内部
コマンドC22が入力されると、その情報に含まれる
x,y座標の値から、スタ−トボタン751aaが押下
されたものと判定し、その判定結果を入力キ−情報とし
てシステムコントロ−ラに出力する。
【0074】システムコントロ−ラは、コンソ−ルが出
力する判定結果、つまり入力キ−情報が「スタ−トボタ
ンの押下」を示すコ−ドであると、ユニット起動プログ
ラムを起動して画像の読み取りを開始する。
【0075】また、コンソ−ルのCPU754は、「ス
タ−トボタンの押下」の検出に応答して、表示制御プロ
グラムを起動し、表示画面の二次元画像情報を保持する
RAM759の情報のうち、スタ−トボタンの表示イメ
−ジの0/1を反転するように情報を書き替える。変更
後のRAM759の情報は、ビデオRAM758に送ら
れて表示器751に表示されるので、コンソ−ル上の表
示画面において、スタ−トボタン751aの表示が白黒
反転される。RAM759上の情報の変化があると、表
示制御プログラムがシステムコントロ−ラにレスポンス
R23、つまり変更後の表示画面の情報を返す。このレ
スポンスR23に応答して、システムコントロ−ラはレ
スポンスR13をコンピュ−タPCに送信する。
【0076】コンピュ−タPCは、レスポンスR13を
受信すると、その情報をRAM53に書込んだ後、表示
プログラムを起動する。表示プログラムは、RAM53
に書込まれたレスポンスR13に従って、ウインドゥW
3中に表示される複写機の表示画面の中のスタ−トボタ
ン751aaの表示を書き換え、その表示の白黒を反転
する。
【0077】図13はリモ−トプリントアウトを行なう
時のコンピュ−タPCにおけるウインドゥW3の表示画
面を示している。リモ−トプリントアウトの動作モ−ド
では、主に複写機のイメ−ジプロセサ300,プリンタ
200及びソ−タが動作する。コンピュ−タPCからの
プリント情報を受信すると、その情報、一般にはESC
シ−ケンスに基づくコ−ドデ−タ列やPDL(ペ−ジ記
述言語)によるテキスト列をレ−ザプリンタの記録形式
である画素単位毎のビットマップイメ−ジデ−タに展開
し、必要に応じて画像処理を施し、このイメ−ジ画像デ
−タをプリンタ200に送信する。プリンタ200は送
られた情報に対応する画像を、ハ−ドコピ−として転写
紙上に形成し出力する。当然のことながらADFやイメ
−ジスキャナ100は停止したままである。一般にこの
動作モ−ドは、遠隔制御ユニットとしてコンピュ−タを
用いる場合に、プログラムのダンプ出力やワ−プロの出
力として利用される。
【0078】リモ−トプリントアウトの動作モ−ドに移
行するには、複写機のコンソ−ル上の表示画面におい
て、呼出しボタン751hを2回連続的に押下するか、
又はコンピュ−タPCのウインドゥW3の表示画面にお
いて、呼出しボタン751hhを2回連続的にクリック
すればよい。図13の表示画面においては、プリントア
ウトモ−ド表示「PROG2:PRINT」が加わり、
カウント表示部のタイトルが「PRINT」になってい
る。
【0079】リモ−トプリントアウトの動作モ−ドで
は、複写モ−ドと共通性の高い種々のプリントアウトオ
プション仕様を付加できる。図11に示す表示画面にお
いては、「カラ−選択」ボタン751ffのクリックに
より、カラ−選択の設定画面がオ−プンされている。カ
ラ−選択に関するモ−ド設定は、複写モ−ドとプリント
アウトモ−ドとで共通である。カラ−選択モ−ド設定画
面は2階層の構成になっており、上の層はフルカラ−,
ブラック,シングルカラ−,登録色,及び原稿色の副分
類に分かれる。図13の画面では、シングルカラ−が選
択され、更にその下層の画面において、イエロ−が選択
された状態を示している。選択はマウスによる対応する
ボタンに対するクリックにより行なわれ、選択されたボ
タン(アイコン)は白黒反転表示される。
【0080】図13に示す画面においてはテンキ−部分
とスタ−トキ−の一部に欠落が見られるが、これは複写
機の表示画面自体がマルチウインドゥ風になっているた
めである。この種の重なりがある場合でも、ボタンの一
部分が表示されていれば、その表示部分をクリックする
ことによって、そのボタンの機能が有効に働く。
【0081】図13に示すようにリモ−ドプリントアウ
トモ−ドの仕様を設定し、プリント枚数として54枚を
設定し、スタ−トボタン751aaをクリックすれば、
これらの入力情報はコンピュ−タPCから複写機に送ら
れ、更にプリントアウトデ−タが送られる。これを受信
した複写機のシステムコントロ−ラは、最初にプリント
デ−タをビットマップに展開する。この展開のためのプ
ログラムは、プリントアウトモ−ドの画面がオ−プンさ
れた時点で、磁気ディスク600からロ−ドされる。次
に、イメ−ジプロセサ300,プリンタ200及びソ−
タを制御し、タイミング同期をとりながら展開されたビ
ットマップデ−タを順次にイメ−ジプロセサ300に転
送し、54部のプリント画像を形成し、ソ−タに図13
に示す画面で設定されたソ−ティング仕様通りにソ−ト
して動作を完了する。この動作中は、刻々と変わるプリ
ント(PRINT)の数値を図13の表示画面で監視す
ることができ、数値が54になるとスタ−トボタンの反
転表示が元の状態に戻され、プリント動作が完了したこ
とがオペレ−タに報知される。
【0082】もしも、プリントアウト動作の途中で用紙
がなくなると、複写機はコンピュ−タPCにブザ−信号
と用紙補給プロンプト画面の情報を送信する。その場合
コンピュ−タPCは、ブザ−71を短時間鳴らすととも
に、ウインドゥW3上に図14に示すように送られた画
面をそのまま表示する。
【0083】更に説明を補足する。コンソ−ルのROM
760には、表示器751に関する表示処理を実行する
表示プログラム,透明タッチシ−トからのキ−入力を識
別する入力判定プログラム,及びコンピュ−タPCから
送られる入力情報を識別するマウス入力判定プログラム
が予め登録してある。またコンソ−ルのRAM759に
は、二次元表示情報を記憶するエリアが複数画面分設け
られている。複数画面分の記憶エリアを確保してあるの
は、複写モ−ド設定画面,コピ−ラン画面のような画面
の種類毎に独立した画面領域を割り当てるためと、図1
4に示すような画像オ−バ−レイの制御を容易にするた
めである。
【0084】また磁気ディスク600には、画面単位の
表示画像デ−タが複数組登録してあり、例えば特定のシ
リンダ番号,トラック番号,及びセクタ番号により定ま
る領域には、給紙コロが損傷したときのサ−ビスマンコ
−ル画面の情報が登録されている。登録されたデ−タの
形式は、512×256画素構成の白黒パタ−ンをラン
レングスコ−ド化したものである。
【0085】コンソ−ルのROM760のある領域に
は、各表示要素の情報がビットマップ形式で登録してあ
る。各表示要素のデ−タの構成は次のようになってい
る。
【0086】 アイコンの識別コ−ド id アイコンの属性 a1,a2,・・・ax 横方向の長さ(画素数)Lx 縦方向の長さ(画素数)Ly 画素デ−タビット列 d1,d2,d3,・・・dn またROM760のある領域には、表示プログラムによ
って利用される座標やアドレスポインタの情報が画面の
種別毎に、例えば次のような構成で登録してある。
【0087】 画面上の第1表示要素を配置する座標x1,y1 第1表示要素の情報が登録されているメモリアドレス 画面上の第2表示要素を配置する座標x2,y2 第2表示要素の情報が登録されているメモリアドレス ・・・ ・・・ ・・・ 当該画面デ−タ終了の識別マ−ク このようなデ−タ構成になっているので、ROM760
上の表示プログラムは、表示画面の画像を作成する際に
は、表示要素毎に、それを配置する位置の座標デ−タ
(x,y)と、その要素の情報が登録されているメモリ
アドレスを参照し、必要な情報を当該アドレスから読み
出して、RAM759上の表示エリア中の指定された座
標(x,y)の位置に書込む。作成されたRAM759
上の画像情報は、ビデオRAM758に転送され書込ま
れる。また作成された画像情報は、システムコントロ−
ラを介してコンピュ−タPCに送信される。
【0088】コンピュ−タPCの表示画面においては、
マウス70によって位置を移動しうるマウスカ−ソル
(例えば矢印形状のマ−ク)が表示され、それで表示さ
れるボタンを指示した状態でマウス70上のスイッチを
押す(クリックする)ことにより、指示した表示ボタン
を操作することになるが、この場合にはその時のマウス
カ−ソルの表示された位置の論理座標の値がコマンドC
12として複写機に送信される。この論理座標は、コン
ピュ−タPCのLCDユニット66上の物理座標とは異
なり、ウインドゥW3中の表示画面、つまり複写機から
送られた表示画面の原点(例えば図13における点P
0)に対する相対座標(x,y各軸方向の距離を画素数
で示す値)になっている。このため、ウインドゥW3内
でパンニングやスクロ−ルあるいは変倍を行なっても、
W3中に表示される各種操作ボタンが存在する位置の論
理アドレスは不変である。
【0089】コンソ−ルのROM760に登録された入
力判定プログラムは、透明タッチシ−ト上の押下された
座標(x,y)やコンピュ−タPCから送信されるマウ
スクリック座標「xyクリック」を調べる。つまり配置
アドレスデ−タやアイコンIDや属性を元に特定ボタン
が入力されたか否かを判定する。例えばコンピュ−タP
CのウインドゥW3a中に、図19に示す画像が表示さ
れている時に、オペレ−タが「呼出」ボタンにマウスカ
−ソルを合わせてマウスをクリックすると、コンピュ−
タPC上で実行されているプログラム「Copier」
が、それを検出して直ちに「xyクリック」のコマンド
C12を複写機に送る。この場合の「xyクリック」に
含まれる座標情報は、P0を原点とする座標系における
Pxの座標値(xp,yp)である。
【0090】コマンドC12が送られると、コンソ−ル
では入力判定プログラムが起動される。この入力判定プ
ログラムは、その時に表示器751に表示し、またコン
ピュ−タPCにも送ってある表示画面の状態パラメ−タ
を知ることができる。この状態パラメ−タはRAM75
9上のワ−クエリアに保持されている。状態パラメ−タ
は、表示プログラムによって作られたものであり、その
時の表示画面に含まれるボタンのID,属性,座標など
の情報が含まれている。従って入力判定プログラムは、
状態パラメ−タの情報を参照することによって、コンピ
ュ−タPCから入力された座標xp,ypが特定のボタ
ンの内側にあるか否かを照合することができる。例えば
「呼出」ボタンの表示座標をx1,y1とし、該ボタン
の横方向の長さをLx、縦方向の長さをLyとする場
合、 x1≦xp≦x1+Lx,及び y1≦yp≦y1+Ly の両方の条件を満たす場合に、マウスでクリックした点
が「呼出」ボタンの内側であるものと判定する。
【0091】この判定結果は、表示プログラムに与えら
れる。表示プログラムは、「呼出」ボタンの内側がクリ
ックされたことを示す情報が入力されると、入力された
ボタン(この例では「呼出」ボタン)の表示要素情報を
ROM760から読み出して、表示画面中の当該ボタン
の表示を白黒反転する。つまりRAM759上の当該画
面の表示情報エリアにおける当該ボタンの領域の情報を
更新する。更新後のRAM759上の情報は、ビデオR
AM758に転送され、表示器751に表示される。
【0092】またこの情報は、次に示す情報ブロックの
形でシステムコントロ−ラに送られ、更にコンピュ−タ
PCに送信される。 横方向転送開始座標: x1 縦方向転送開始座標: y1 横方向の転送デ−タ長:Lx 縦方向の転送デ−タ長:Ly 画像デ−タ列: d1,d2,d3,・・・dn
(反転値) 従ってコンピュ−タPCのウインドゥW3上の表示も更
新される。クリックした位置がボタンの内側でない場合
には、表示プログラムは表示を更新しない。また、ブザ
−850を付勢し、複写機からコンピュ−タPCにブザ
−情報を送信する。
【0093】なお上記実施例では複写機を監視及び制御
する例を示したが、同様な構成要素を有する事務機器で
あれば、他の装置例えばファクシミリであっても本発明
を実施しうる。
【0094】
【発明の効果】第1番の発明によれば、事務機器(複写
機)及び遠隔監視ユニット(PC)の双方にビットマッ
プ表示手段(751,66)が設けられており、それら
には二次元画像情報として各種表示情報が表示される。
事務機器のビットマップ表示手段に表示される情報は第
1のイメ−ジ記憶手段(759)に記憶されており、例
えば遠隔監視ユニットからの情報転送要求(図15のC
11)に応答して、あるいは事務機器自身の状態変化に
応答して、その二次元画像情報が情報伝送路を介して遠
隔監視ユニットに送信され、該ユニット上の第2のイメ
−ジ記憶手段(65)に書込まれる。第2のイメ−ジ記
憶手段に書込まれた二次元画像情報は、そのままの形で
遠隔監視ユニット上の第2のビットマップ表示手段に表
示される。つまり本発明では、事務機器上の操作部に表
示される情報が画像情報の形態であり、この情報がその
ままの形で遠隔監視ユニットに送信されて表示されるの
で、事務機器上の表示と遠隔監視ユニット上の表示とは
実質上同一になる。遠隔監視ユニット上での表示処理
は、単なる表示メモリ全体に対するイメ−ジ情報の書込
みであり、この処理は表示情報の内容には影響されない
極めて単純な動作の繰り返しであるため、特別な表示処
理のプログラムを機種毎に用意する必要がない。第2番
の発明によれば、事務機器(複写機)及び遠隔監視ユニ
ット(PC)の双方にビットマップ表示手段(751,
66)が設けられており、それらには二次元画像情報と
して各種表示情報が表示される。事務機器のビットマッ
プ表示手段に表示される情報は表示部イメ−ジ記憶手段
(759)に記憶されており、遠隔監視ユニットからの
第1の指示(図15のC11)に応答して、その二次元
画像情報が情報伝送路を介して遠隔監視ユニットに送信
され、該ユニット上のイメ−ジ記憶手段に書込まれる。
イメ−ジ記憶手段に書込まれた二次元画像情報は、その
ままの形で遠隔監視ユニット上の第2のビットマップ表
示手段に表示される。つまり本発明では、事務機器上の
操作部に表示される情報が画像情報の形態であり、この
情報がそのままの形で遠隔監視ユニットに送信されて表
示されるので、事務機器上の表示と遠隔監視ユニット上
の表示とは実質上同一になる。遠隔監視ユニット上での
表示処理は、単なる表示メモリ全体に対するイメ−ジ情
報の書込みであり、この処理は表示情報の内容には影響
されない極めて単純な動作の繰り返しであるため、特別
な表示処理のプログラムを機種毎に用意する必要がな
い。また、事務機器においては、画像読取手段(10
0)が読取った任意の二次元画像情報が、必要に応じて
入力画像情報記憶手段(600)に記憶される。遠隔監
視ユニットの入力手段(70)を操作して第2の指示
(図15のC12)を出力すると、事務機器の入力画像
情報記憶手段に記憶された二次元画像情報が、情報伝送
路(LAN)を介して遠隔監視ユニットに送信され、該
ユニット上のイメ−ジ記憶手段に書込まれ、表示され
る。従って例えば、複写機の外観や複写機の所在を示す
地図のイラストなどを画像読取手段で予め読取って当該
事務機器の入力画像情報記憶手段に記憶しておけば、遠
隔監視ユニットを操作するオペレ−タは、目的とする事
務機器の外観や所在を、遠隔監視ユニット上の表示画像
により確認することができる。
【0095】第3番の発明によれば、事務機器上の二次
元画像情報を圧縮してから情報伝送路に出力し、遠隔監
視ユニットにおいては圧縮された情報を元の二次元画像
情報に復元するので、伝送すべき情報量が減小し、画像
情報を事務機器から遠隔監視ユニットに伝送するにもか
かわらず、伝送速度の遅いアナログ電話回線などを利用
して事務機器と遠隔監視ユニットとを接続する場合で
も、短時間で必要な情報を伝送でき、表示内容更新の応
答速度が改善される。
【0096】第4番の発明によれば、前記第1番の発明
と同様にして、事務機器上の表示と同一の情報を遠隔制
御ユニット上に表示することができる。しかも、事務機
器は遠隔制御ユニットから出力される遠隔制御コマンド
に応答して動作モ−ドを変更するので、遠隔制御ユニッ
トを操作する人は、事務機器から離れた位置で、事務機
器上の操作部と同一の表示を見ながら離れた位置の事務
機器を遠隔操作することができる。
【0097】第5番の発明によれば、例えば操作ボタン
の押しまちがいなどにより、予め規定された範囲を外れ
る数値などが指定された場合に、それをエラ−とみなし
て、音響出力コマンドが事務機器から遠隔制御ユニット
に送信される。遠隔制御ユニットではその音響出力コマ
ンドに応答して音響発生手段(71)を付勢するので、
遠隔制御ユニットを操作するオペレ−タは、入力ミスが
あったことを確実に認識することができる。勿論、遠隔
制御ユニットでボタンを押す度に短時間音響発生手段を
付勢して入力確認音を発するようにしてもよい。
【0098】第6番の発明においては、遠隔制御ユニッ
トで入力があると、その情報が入力のあったボタン等の
表示上の座標情報として事務機器に出力される。事務機
器と遠隔制御ユニットには、同一の表示情報が同一形態
の二次元画像情報として表示されているので、表示画像
上の座標が特定されれば、その座標に割り当てられた入
力機能を事務機器側で知ることができる。このようにす
れば、事務機器のモ−ド数が増加したり表示画面のレイ
アウトが変更になったとしても、遠隔制御ユニットの処
理の内容に変更を加えることなく、そのままシステムを
使用できる。また様々な機種の事務機器を1つのシステ
ムに接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のシステムの主要部の構成を示す正面
図である。
【図2】 図1の複写機の電装部の構成を示すブロック
図である。
【図3】 図2のコンソ−ル700の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 図1のコンピュ−タPCの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】 コンソ−ル上の表示画面の一例を示す平面図
である。
【図6】 コンソ−ルの操作部の構造を示す縦断面図で
ある。
【図7】 コンピュ−タPCの表示画面の例を示す平面
図である。
【図8】 PC上のウインドゥの一部を示す平面図であ
る。
【図9】 イラストが描かれた原画を示す平面図であ
る。
【図10】 PC上のウインドゥW3の表示例を示す平
面図である。
【図11】 PC上のウインドゥW3の表示例を示す平
面図である。
【図12】 PC上のウインドゥW3の表示例を示す平
面図である。
【図13】 PC上のウインドゥW3の表示例を示す平
面図である。
【図14】 PC上のウインドゥW3の表示例を示す平
面図である。
【図15】 PCと複写機の通信動作を示すブロック図
である。
【図16】 PCと複写機の通信動作を示すブロック図
である。
【図17】 LAN上で伝送されるデ−タの構成を示す
マップである。
【図18】 コンソ−ル上のメモリの内容を示すメモリ
マップである。
【図19】 PCのW3上の表示画像の例を示す平面図
である。
【符号の説明】
51:マイクロプロセサ 52:ROM 5
3:RAM 54:割り込みコントロ−ラ 6
5:ビデオRAM 66:LCDユニット 68:ハ−ドディスク 6
9:キ−ボ−ド 70:マウス 71:ブザ− 100:イメ−ジスキャナ 20
0:プリンタ 300:イメ−ジプロセサ 40
0:遅延メモリ 500:システムコントロ−ラ 60
0:磁気ディスク 700:コンソ−ル 751:液晶表示器 753:キ−スイッチマトリクス(透明タッチシ−トを
含む) 754:マイクロプロセサ 75
8:ビデオRAM 759:RAM 760:ROM 90
0:インタフェ−ス ADF:自動原稿搬送装置 P
C:コンピュ−タ LAN:ネットワ−ク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 13/00 301 A 7368−5B H04M 11/06 7117−5K H04N 1/32 J 2109−5C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を有する事務機器,表示部を有す
    る遠隔監視ユニット,及び少なくとも1台の前記事務機
    器と前記遠隔監視ユニットとを接続する情報伝送路、を
    備える事務機器の遠隔監視装置において、 前記事務機器に、該事務機器の状態を示す表示情報を二
    次元画像情報として保持する第1のイメ−ジ記憶手段,
    該第1のイメ−ジ記憶手段が記憶する二次元画像情報を
    表示する第1のビットマップ表示手段,及び所定の指示
    に応答して前記第1のイメ−ジ記憶手段に保持された二
    次元画像情報を前記情報伝送路に出力する制御手段を備
    え、 前記遠隔監視ユニットに、前記情報伝送路に現われる二
    次元画像情報を入力して記憶する第2のイメ−ジ記憶手
    段,及び該第2のイメ−ジ記憶手段が記憶する二次元画
    像情報を表示する第2のビットマップ表示手段を備えた
    ことを特徴とする事務機器の遠隔監視装置。
  2. 【請求項2】 原画像の情報を画素毎に読取る画像読取
    手段及び表示部を有する事務機器,表示部を有する遠隔
    監視ユニット,及び少なくとも1台の前記事務機器と前
    記遠隔監視ユニットとを接続する情報伝送路、を備える
    事務機器の遠隔監視装置において、 前記事務機器に、該事務機器の状態を示す表示情報を二
    次元画像情報として保持する表示部イメ−ジ記憶手段,
    該表示部イメ−ジ記憶手段が記憶する二次元画像情報を
    表示する第1のビットマップ表示手段,前記画像読取手
    段が出力する二次元画像情報を保持する入力画像情報記
    憶手段,及び第1の指示に応答して前記表示部イメ−ジ
    記憶手段に保持された二次元画像情報を前記情報伝送路
    に出力し、第2の指示に応答して前記入力画像情報記憶
    手段に保持された二次元画像情報を前記情報伝送路に出
    力する第1の制御手段を備え、 前記遠隔監視ユニットに、複数の入力手段,該入力手段
    の操作に応答して第1又は第2の指示を前記情報伝送路
    に出力する第2の制御手段,前記情報伝送路に現われる
    二次元画像情報を入力して記憶するイメ−ジ記憶手段,
    及び該イメ−ジ記憶手段が記憶する二次元画像情報を表
    示する第2のビットマップ表示手段を備えたことを特徴
    とする事務機器の遠隔監視装置。
  3. 【請求項3】 前記事務機器に、二次元画像情報を符号
    化圧縮した後で前記情報伝送路に出力する情報圧縮手段
    を備え、前記遠隔監視ユニットに、情報伝送路から入力
    される圧縮された情報を伸長して元の二次元画像情報を
    復元する情報伸長手段を備える、前記請求項1又は請求
    項2記載の事務機器の遠隔監視装置。
  4. 【請求項4】 表示部と入力部を有する事務機器,表示
    部と入力部を有する遠隔制御ユニット,及び少なくとも
    1台の前記事務機器と前記遠隔制御ユニットとを接続す
    る情報伝送路、を備える事務機器の遠隔制御装置におい
    て、 前記事務機器に、該事務機器の状態及び入力手段の位置
    を示す表示情報を二次元画像情報として保持する第1の
    イメ−ジ記憶手段,該第1のイメ−ジ記憶手段が記憶す
    る二次元画像情報を表示する第1のビットマップ表示手
    段,及び該ビットマップ表示手段の表示上の所定位置を
    指示する入力及び前記情報伝送路から入力される遠隔制
    御コマンドに応答して事務機器の動作モ−ドを変更する
    とともに、所定の指示に応答して前記第1のイメ−ジ記
    憶手段に保持された二次元画像情報を前記情報伝送路に
    出力する第1の制御手段を備え、 前記遠隔制御ユニットに、前記情報伝送路に現われる二
    次元画像情報を入力して記憶する第2のイメ−ジ記憶手
    段,該第2のイメ−ジ記憶手段が記憶する二次元画像情
    報を表示する第2のビットマップ表示手段,及び該第2
    のビットマップ表示手段の表示上の位置を指示する入力
    に応答して、所定の遠隔制御コマンドを前記情報伝送路
    に出力する第2の制御手段を備えたことを特徴とする事
    務機器の遠隔制御装置。
  5. 【請求項5】 遠隔制御ユニットは音響発生手段を備
    え、前記第1の制御手段は、前記情報伝送路から入力さ
    れる遠隔制御コマンドが予め定められた条件に該当する
    場合に、音響出力コマンドを前記情報伝送路に出力し、
    前記第2の制御手段は前記情報伝送路から音響出力コマ
    ンドが入力された時に、前記音響発生手段を付勢する、
    前記請求項4記載の事務機器の遠隔制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御手段は、第2のビットマ
    ップ表示手段の表示上の位置を指示する入力に応答し
    て、該位置の座標情報を前記情報伝送路に出力し、前記
    第1の制御手段は、情報伝送路から座標情報が入力され
    ると、該座標情報によって示される第1のビットマップ
    表示手段の表示上の位置で入力があったものとみなす、
    前記請求項4記載の事務機器の遠隔制御装置。
JP28005891A 1991-10-25 1991-10-25 事務機器の遠隔監視装置及び遠隔制御装置 Expired - Lifetime JP3327566B2 (ja)

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