JPH05121967A - Fet低雑音増幅器 - Google Patents

Fet低雑音増幅器

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Publication number
JPH05121967A
JPH05121967A JP28250691A JP28250691A JPH05121967A JP H05121967 A JPH05121967 A JP H05121967A JP 28250691 A JP28250691 A JP 28250691A JP 28250691 A JP28250691 A JP 28250691A JP H05121967 A JPH05121967 A JP H05121967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
fet
input signal
drain current
output signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP28250691A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Mizoe
准 溝江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力信号レベルが大きく変動しても、混変調歪
の発生を最小限に防止して最適なD/U比を得る。 【構成】レベル検出回路2は、入力信号Siを増幅する
FET1の出力信号レベルを検出する。ドレイン電流制
御回路3は、レベル検出回路2の検出レベルが所定値よ
りも低いとき、つまり入力信号Siのレベルが低いと
き、FET1の雑音指数が最小となるドレイン電流に設
定する。また、レベル検出回路2の検出レベルが所定値
よりも高くなると、つまり入力信号Siのレベルが増大
するにつれて、混変調歪が最小となる方向にドレイン電
流を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFET(電界効果トラン
ジスタ)を使用した低雑音増幅器に関し、特にマイクロ
波信号を低雑音で増幅するFET低雑音増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、FET(電界効果トランジスタ)
を使用してマイクロ波信号を低雑音で増幅する場合、初
段のFETは、雑音指数が最小となるように動作点を設
定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
FET低雑音増幅器では、初段FETの動作点として、
雑音指数が最小となるように設定している。しかし、F
ETの雑音指数が最小となる動作点は、例えば図3に示
すように、ドレイン電流Idが、ドレイン飽和電流Id
sの約1/10といった小さな電流値となる。
【0004】このため、フェージング等により入力信号
が大きく変動して入力信号のレベルが高くなったとき
は、信号がクリップされて混変調歪が発生し、増幅器の
出力信号の品質を悪化させるという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、入力信号レベルが大きく
変動しても、混変調歪の発生を最小限に防止して最適な
D/U比を得ることができるFET低雑音増幅器を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のFET低雑音増
幅器は、入力信号を増幅するFETと、このFETの出
力信号レベルを検出するレベル検出回路と、前記出力信
号レベルに応じて前記FETの動作点を制御する制御回
路とを備え、この制御回路は、前記出力信号レベルが所
定値よりも低いときは前記FETの雑音指数が最小とな
る動作点に設定し、また、前記出力信号レベルが所定値
よりも高くなるにつれて、混変調歪が最小となる方向に
動作点を移動させるように構成されている。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図2は、FETの混変調歪特性の一例を示
している。横軸はドレイン電流Idとドレイン飽和電流
Idsとの比を示し、また縦軸は出力電力Poと3次混
変調歪電力Pimとの比、つまりD/U比を示してい
る。ここで、混変調歪が最小となるのは、ドレイン電流
Idがドレイン飽和電流Idsの約1/2の点である。
【0009】このように、FETの雑音指数が最小とな
る動作点(図3に示す)と、混変調歪が最小となる動作
点とは異なる。従って、入力信号レベルに応じてFET
の動作点を変更することにより、入力信号のレベルが高
くなったとき、混変調歪の発生を最小限に防止できるF
ET低雑音増幅器を実現できる。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、入力信号Siを増幅するFET1と、FET1
の出力信号レベルを検出するレベル検出回路2と、出力
信号レベルに応じてFET1のドレイン電流Idを制御
するドレイン電流制御回路3とを備えている。
【0011】さて、ドレイン電流制御回路3は、レベル
検出回路2の検出レベルが所定値よりも低いとき、つま
り入力信号Siのレベルが低いとき、FET1の雑音指
数が最小となるドレイン電流に設定する。また、レベル
検出回路2の検出レベルが所定値よりも高くなると、つ
まり入力信号Siのレベルが増大するにつれて、混変調
歪が最小となる方向にドレイン電流を増大させる。この
場合、雑音指数は悪化するが、D/U比とのトレードオ
フにより、最適のドレイン電流に設定する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力信号のレベルが所定値よりも低いときは、FETの雑
音指数が最小となる動作点とし、入力信号レベルが所定
値よりも高くなるにつれて、FETの混変調歪が最小と
なる方向に動作点を制御することにより、入力信号レベ
ルが大きく変動しても、混変調歪の発生を最小限に防止
でき、最適なD/U比を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】FETの混変調歪特性の一例を示す図である。
【図3】FETの雑音指数特性の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 FET 2 レベル検出回路 3 ドレイン電流制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を増幅するFETと、このFE
    Tの出力信号レベルを検出するレベル検出回路と、前記
    出力信号レベルに応じて前記FETの動作点を制御する
    制御回路とを備え、この制御回路は、前記出力信号レベ
    ルが所定値よりも低いときは前記FETの雑音指数が最
    小となる動作点に設定し、また、前記出力信号レベルが
    所定値よりも高くなるにつれて、混変調歪が最小となる
    方向に動作点を移動させることを特徴とするFET低雑
    音増幅器。
JP28250691A 1991-10-29 1991-10-29 Fet低雑音増幅器 Pending JPH05121967A (ja)

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JPH05121967A true JPH05121967A (ja) 1993-05-18

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JP (1) JPH05121967A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051727A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Clarion Co Ltd 高周波増幅回路
JP2012023732A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Ls Industrial Systems Co Ltd アナログ入力モジュール保護装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051727A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Clarion Co Ltd 高周波増幅回路
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Effective date: 20001017