JPH0512162Y2 - - Google Patents

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JPH0512162Y2
JPH0512162Y2 JP1987107192U JP10719287U JPH0512162Y2 JP H0512162 Y2 JPH0512162 Y2 JP H0512162Y2 JP 1987107192 U JP1987107192 U JP 1987107192U JP 10719287 U JP10719287 U JP 10719287U JP H0512162 Y2 JPH0512162 Y2 JP H0512162Y2
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kitchen waste
ground
container
buried
cylinder
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JP1987107192U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、厨芥類の処理装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 本出願人は、既に厨芥類を家庭にて簡単に処理
し、かつ処理した厨芥類の残渣を草花の堆肥とし
て利用できる厨芥類の処理容器を多数出願した。
かかる厨芥類の処理容器の基本構成は、筒状容器
本体を地面に設置し、該本体内に厨芥類を投入
し、この上に土壌をふりかけて放置することによ
り、該厨芥類を土壌中に生存する菌類や微生物に
より分解させ、投入当初の厨芥類の容量に比べて
少量しか残存しないように処理するものである。
しかしながら、家庭厨房から排出される厨芥類
には多量の水分を含むため、かかる厨芥類を前述
した処理容器内に定期的に投入すると、厨芥類か
ら滲み出した水分が厨芥類堆積層中の空隙に充満
して空気の流通を阻害する。このため、厨芥類堆
積層中の雰囲気は嫌気状態となり、嫌気性菌の増
殖による厨芥類の分解が進行する。従つて、処理
容器の蓋体を外して容器本体を解放状態にする
と、嫌気性菌の分解に特有な悪臭を発散して使用
者に多大な不快感を与える問題があつた。また、
分解処理した残渣は悪臭を発散するばかりか、多
量の水分を含んでべたついるため、草花の堆肥と
して利用し難いという問題があつた。
本考案は、上記従来の問題点を解決するために
なされたもので、容器内に投入された厨芥類から
滲み出した水分を良好に地中に移行させて、厨芥
類堆積層中の雰囲気を常に好気状態に維持し得る
厨芥類の処理装置を提供しようとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、地面に下端を一部埋没させるか、又
はそのまま設置される筒状容器と、この筒状容器
の内側に位置する地面に一部が埋没され、かつ該
埋没箇所に空洞部が形成されるように立設された
側面に多数の通水部を有する筒体と、前記筒状容
器の上部開口部に設けられた蓋体とを具備したこ
とを特徴とする厨芥類の処理装置である。
[作用] 本考案によれば、筒状容器の内側に位置する地
面に多数の通水部を有する筒体をその一部が埋没
され、かつ該埋没箇所に空洞部が形成されるよう
に立設することによつて、容器内に投入された厨
芥類から滲み出した水分を該筒体の通水部を通し
てその埋没箇所に形成された空洞部に移行、集水
し、その水を埋没した筒体の通水部を通して周囲
の地中に浸透、消散できる。このため、容器内の
厨芥類堆積層中の雰囲気を常に好気状態に維持で
き、厨芥類を好気性菌により分解できる。従つ
て、厨芥類の分解時に悪臭が発生するのを防止で
き、しかも容器底部の地面にべたつきが少なく草
花の堆肥としてそのまま利用し得る残渣を生成で
きる。
[考案の実施例] 以下、本考案の実施例を第1図を参照して詳細
に説明する。
図中の1は、地面2に設置される円錐台形筒状
をなす容器であり、該容器1は例えばポリエチレ
ンから形成されている。前記容器1の外周側壁に
は、2つのリブ3a,3bが形成されている。前
記容器1内に位置する地面2には、多数の通水部
を有する筒体としての例えば4本のポリエチレン
製網状筒体4がその下部側を埋没させると共に、
該埋没箇所に空洞部5が形成されるように立設さ
れている。前記各網状筒体4は、頂部が前記容器
1の中央付近に位置するように立設されている。
こうした網状筒体4を地面2に立設させるには、
例えば地面2の所定位置に予め穴を掘削し、この
穴に筒体を挿入することによつて行なうことがで
きる。なお、これらの網状筒体4のうちの1本は
前記容器1内の土壌の中央に、残りの3本はその
周囲に正三角形を描くように立設されている。ま
た、前記各網状筒体4の頂部には例えばポリエチ
レンからなるキヤツプ6が嵌合されている。更
に、前記容器1の頂部は2段階に屈曲されて蓋体
受け部7が形成されており、かつ該受け部7には
例えばポリエチレン製の蓋体8が着脱自在に取付
けられている。
このような構成によれば、蓋体8を取外し、地
面2上に設置された円錐台形筒状をなす容器1内
に厨芥類を定期的に投入した場合、該容器1内に
位置する地面2には4本の網状筒体4が夫々その
下部側を埋没させると共に、該埋没箇所に空洞部
5が形成されるように立設されているため、投入
された厨芥類から滲み出した水分が地面2から突
出した各網状筒体4部分の網目を通して該筒体4
の埋没箇所に形成された空洞部5に移行して集水
され、その水は埋没した筒体4部分の網目を通し
てその周囲の地中9に良好に浸透、消散される。
つまり、前記網状筒体を単に地面に立設させた場
合には、投入された厨芥類から滲み出した水分が
該筒体の網目を通してその底部の地面に移行、集
水されるが、集水状態での地面との接触面積が小
さいため、水を地中に良好に浸透、消散できな
い。これに対し、投入された厨芥類のから滲み出
した水分を網状筒体4の網目を通してその埋没箇
所に形成された空洞部5に移行、集水することに
よつて、集められた水と地中9の接触面積を大き
くできるため、地中9に良好に浸透、消散でき
る。このように厨芥類から滲み出した水分は前記
網状筒体4を通して地中9に良好に消散されるた
め、容器1内の厨芥類堆積層中に充分な空隙が形
成され、該堆積層中に空気が良好に流通される。
その結果、厨芥類堆積層中の雰囲気は好気状態と
なり、好気性菌の増殖による厨芥類の分解を進行
させることができる。
従つて、本考案の処理装置によれば厨芥類を容
器1内に投入するために蓋体8を外して容器1の
上部を解放状態にしても、嫌気性菌の分解に特有
な悪臭の発散を防止でき、良好な環境下での使用
が可能となる。しかも、容器1の底部にはべたつ
きが少なく草花の堆肥としてそのまま利用し得る
極めて取扱いが簡便な残渣を生成することができ
る。
また、各網状筒体4の頂部にキヤツプ6を嵌合
させて各網状筒体4頂部を封じておけば、容器1
内に投入された厨芥類が各網状筒体4の頂部から
内部に侵入して目詰まりを生じるのを防止でき、
各網状筒体4による厨芥類から滲み出した水分の
地中9への消散を常に良好に行なうことができ
る。
なお、上記実施例では側面に多数の通水部を有
する筒体としてポリエチレン製の網状筒体を用い
たが、これに限定されない。例えば、通水部とな
る網目の代わりに多数の孔を側面に開孔した筒体
を用いてもよい。また、ポリエチレンの代わりに
ポリプロピレンなどの他の合成樹脂や金属等で筒
体を形成してもよい。
上記実施例では、網状筒体を地面に4本埋没さ
せて立設させたが、1乃至3本又は5本以上地面
に埋没されて立設させてもよい。
上記実施例では、容器内に投入した厨芥類が側
面に多数の通水部を有する筒体である網状筒体の
内部に侵入するのを防止するためにその頂部にキ
ヤツプを被嵌したが、これに限定されない。例え
ば、側面に多数の通水部を有する筒体を片封じ形
状とし、網状筒体を該片封じ側が頂部となるよう
に地面に埋没、立設させてもよい。
上記実施例では、側面に多数の通水部を有する
筒体である網状筒体を筒状容器の内側に位置する
地面に一部が埋没され、かつ該埋没箇所に空洞部
が形成されるように立設する手段として、該地面
に予め穴を掘削し、この穴に挿入することによつ
て行なつたが、これに限定されない。例えば、第
2図に示すように地面に埋没される端部に円錐状
の尖鋭部材10を挿着した網状筒体4を用いても
よい。かかる形状の網状筒体4を用いれば、尖鋭
部材10側を地面に立て、筒体4の頂部をハンマ
ー等で叩くことによつて、地面に穴を掘削とする
という煩雑な作業を行なうことなく、簡単な操作
により該網状筒体4を容器の内側に位置する地面
に一部が埋没され、かつ該埋没箇所に空洞部が形
成されるように立設することが可能となる。
上記実施例では、筒状の容器を地面にそのまま
設置したが、該容器の下端を地面に一部埋没させ
て設置してもよい。
[考案の効果] 以上詳述した如く、本考案の厨芥類の処理装置
によれば容器内に投入された厨芥類から滲み出し
た水分を良好に地中に移行させて、厨芥類堆積層
中の雰囲気を常に好気状態に維持でき、ひいては
嫌気性菌の分解に特有な悪臭の発散を防止して良
好な環境下での使用が可能で、更に容器底部にべ
たつきが少なく草花の堆肥としてそのまま利用し
得る極めて取扱いが簡便な残渣を生成できる等顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す厨芥類の処理
装置の断面図、第2図は本考案の処理装置に使用
される網状筒体の他の例を示す斜視図である。 1……容器、4……網状筒体、5……空洞部、
6……キヤツプ、7……蓋体受け部、8……蓋
体、10……尖鋭部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地面に下端を一部埋没させるか、又はそのまま
    設置される筒状容器と、この筒状容器の内側に位
    置する地面に一部が埋没され、かつ該埋没箇所に
    空洞部が形成されるように立設された多数の通水
    部を有する筒体と、前記筒状容器の上部開口部に
    設けられた蓋体とを具備したことを特徴とする厨
    芥類の処理装置。
JP1987107192U 1987-07-13 1987-07-13 Expired - Lifetime JPH0512162Y2 (ja)

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JP1987107192U JPH0512162Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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JP1987107192U JPH0512162Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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JPS6412001U JPS6412001U (ja) 1989-01-23
JPH0512162Y2 true JPH0512162Y2 (ja) 1993-03-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017122369A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 新日鐵住金株式会社 横架材、横架材を用いた面材の取り付け構造、及び横架材を用いた面材と枠材との取り付け構造

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