JPH0512121U - 押出し成形金型用研掃材 - Google Patents

押出し成形金型用研掃材

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JPH0512121U
JPH0512121U JP5908491U JP5908491U JPH0512121U JP H0512121 U JPH0512121 U JP H0512121U JP 5908491 U JP5908491 U JP 5908491U JP 5908491 U JP5908491 U JP 5908491U JP H0512121 U JPH0512121 U JP H0512121U
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extrusion
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JP5908491U
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光行 小林
真人 佐藤
勝義 木村
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形金型表面のメッキを損傷することなく、
成形金型に付着した汚濁物、酸化物等を容易に効率よく
除去研掃できる押出し成形金型用研掃材。 【構成】 押出し成形機に装着する成形金型に付着した
汚濁物、酸化物等をブラスト装置1により除去研掃し成
形機能を回復させる際に使用する押出し成形金型用研掃
材4であって、くるみの実を殻皮と共に潰砕・乾燥させ
た粒度25.4mm当り30メッシュ程度の潰砕破砕片
状物であることを特徴とする構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、成形金型に付着した汚濁物、酸化物等を除去研掃し成形機能を回 復させるため使用する押出し成形金型用研掃材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、合成樹脂を材料として各種成形品を製造する押出し成形機の主要部を 示す断面図である。固形の熱可塑性合成樹脂の成形材料をホッパ21からヒータ 22により加熱されているシリンダ(バレル)23内に供給し、シリンダ23内 に装備したスクリュー24の回転によって樹脂を加熱・混練・可塑化し、シリン ダ23の先端に装着した成形金型(ダイ)25に圧送して成形する装置である。 26はブレーカプレートであり、多数の貫通孔を有し溶融樹脂を整流して成形金 型25の各部分に均一に供給するためのものであり、成形品の寸法精度、外観、 表面の円滑性つや等を向上させる効果を有するものである。
【0003】 図4は、上記シリンダ24にパイプ製造用の成形金型25を装着した例の断面 図である。パイプ等のように中空部を有する押出し成形品用の成形金型25は、 外周部を成形する金型本体25aの内部に芯金(コア)25bを固定した構造と なっており、金型本体25aと芯金(コア)25bとの間の環状空隙から溶融樹 脂を押出し成形する構成となっている。なお、金型本体25aの外周部にもヒー タ22aが装着され成形金型25を加熱保温してある。
【0004】 そして、例えばパイプの成形製造の場合は、成形金型25から連続して押し出 される成形品は付設した水槽で冷却し、引取り機で引出しカッターで所定の長さ に切断する構成となっている。
【0005】 上記説明から明らかなように、溶融樹脂と直接に接触し圧力を保持して樹脂流 を誘導し成形する成形金型25の成形表面の平滑さが成形作業性、製品の寸法精 度、表面の平滑性・美観等を決定づけるものである。しかし、成形金型の表面は 、圧送される高温の溶融樹脂による物理的、化学的な影響にさらされ、特に塩化 ビニール成形等で溶融樹脂の流動状態が変化したときには樹脂の熱分解とそれに 伴う炭化物の流出そして酸性ガスが発生し成形金型が急速に汚濁・汚染・酸化腐 食されることがある。そして一旦、表面に汚濁・汚染・酸化物が付着すると、加 速度的に成形金型表面の汚濁・汚染・酸化物の付着・汚染が進行することになり 製品の品質低下、作業性の悪化となる。
【0006】 このため、成形金型に付着する汚濁物、酸化物等を除去研掃する保守作業は極 めて重要であり、従来は電動バフ機に真ちゆう製のバフを装着して実施し、隅の 部分等、電動バフ機では作業困難な個所はサンドペーパにより実施していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の押出し成形金型の研掃方法では、研掃にムラが生じ やすく、また真ちゅうバフでは成形金型表面のメッキを損傷するおそれがあり、 工数を多く必要とする。またコーナ部分等ではサンドペーパによる手作業となり 面倒、そしてメッキ損傷の危険も増え工数が増加するといった問題があった。
【0008】 金属表面の錆落とし、ペイント落とし等に広く使用されている砂を研掃材とし たブラスト装置による表面処理方法(サンドブラスト)では、金型表面を傷付け る問題があり、押出し成形金型の研掃に使用された実績はない。
【0009】 この考案は、上記従来技術の問題点を解消するためになされたもので、成形金 型表面のメッキを損傷することなく、成形金型に付着した汚濁物、酸化物等を容 易に効率よく除去研掃できる押出し成形金型用研掃材を提供することを目的とす るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、この考案は、成形金型に付着した汚濁物、酸化物等をブラスト装置 により除去研掃し成形機能を回復させる際に使用する押出し成形金型用研掃材で あって、くるみの実を殻皮と共に潰砕・乾燥させた粒度25.4mm当り30メ ッシュ程度の潰砕破砕片状物であることを特徴とし、前記の目的を達成しようと するものである。
【0011】
【作用】
上記考案の押出し成形金型用研掃材は、適度の凹凸と鋭どさの潰砕破砕断面と 、硬い繊維束を表面や内部に有し、しかも金属や、岩石粒のような高い硬度でも ないので、ブラスト装置で圧縮空気流に混入して押出し成形金型に噴射すること により、成形金型表面のメッキを損傷することなく、成形金型に付着した汚濁物 、酸化物等を容易に効率よく除去研掃できる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案に係る押出し成形金型用研掃材を実施例により説明する。 図1は、この考案に係る押出し成形金型用研掃材を使用して成形金型を研掃する ブラスト装置の構成概要を示すブロック図である。
【0013】 1はブラスト装置、2は圧縮空気タンクであり空気圧縮機から送られてくる加 圧した空気を油分、水分を除去し一時貯溜しておく。3は研掃材4を貯溜してお く研掃材タンク、5は圧縮空気流に研掃材4を混入させる混合器、6はホース、 7は噴射ノズルである。
【0014】 研掃作業を行うには、まず空気バルブ8を開き、圧縮空気タンク2の圧縮空気 を混合器5、ホース6を通して噴射ノズル7から噴射させる。次に、混合バルブ 9を開き研掃材タンク3内の研掃材4を落下させ混合器5内の圧縮空気流に吸引 混合させ、噴射ノズル7から噴射させる。この研掃材4を混入した空気流を成形 金型の所要個所に打ち当てて付着している汚濁物、酸化物等を研掃する。
【0015】 図2は、上記ブラスト装置による研掃作業に使用する本考案に係る押出し成形 金型用研掃材4の一実施例の拡大外観図である。
【0016】 実施例の研掃材4は、くるみの実を殻皮と共に潰砕・乾燥させた粒度25.4 mm当り30メッシュ程度の潰砕破砕片状物であり、適度の凹凸と鋭どさの潰砕 破砕断面と、硬い繊維束を表面や内部に有しており、しかも金属や、岩石粒のよ うな高い硬度でもない。
【0017】 この研掃材4を使用して、ブラスト装置により押出し成形金型に噴射すること により、成形金型表面のメッキを損傷することなく、成形金型に付着した汚濁物 、酸化物等を容易に効率よく除去研掃できる。またコスト的にも有利である。
【0018】 なお、実施例の研掃材4、および他の研掃材、即ち、ポリアセタールビーズ、 ポリスチレンビーズ、ガラスビーズ、酸化アルミニウムを素材とした各研掃材を 、空気圧力を4.0〜4.5Kg/平方糎としてブラストによる除去研掃効果の 比較実験を実施した結果、本実施例の研掃材4が最も除去研掃効果に勝り、一番 短時間に完全に、しかもメッキ面を損傷することなく実施でき、更に、コストも 安くできることが確認できた。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、押出し成形金型用研掃材は、適度の 凹凸と鋭どさの潰砕破砕断面と、硬い繊維束を表面や内部に有し、しかも金属や 、岩石粒のような高い硬度でもないので、ブラスト装置で圧縮空気流に混入して 押出し成形金型に噴射することにより、押出し成形金型表面のメッキを損傷する ことなく、押出し成形金型に付着した汚濁物、酸化物等を容易に効率よく除去研 掃できる。
【0020】 ブラスト装置が利用できることにより、一度に広範囲をムラなく除去研掃でき るだけでなく、従来方法では困難であった隅の部分にまで研掃材を噴射して除去 研掃することができ、作業効率を大幅に向上でき、また研掃作業のコストも低減 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に使用するブラスト装置のブロック図
である。
【図2】 一実施例の拡大外観図である。
【図3】 押出し成形機の主要部断面図である。
【図4】 パイプ製造用の成形金型を装着した要部断面
図である。
【符号の説明】 1 ブラスト装置 2 圧縮空気タンク 3 研掃材タンク 4 研掃材 5 混合器 7 噴射ノズル 21 ホッパ 22,22a ヒータ 23 シリンダ 24 スクリュー 25 押出し成形金型 25a 金型本体 26a 芯金(コア) 28 スクリュー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出し成形機に装着する成形金型に付着
    した汚濁物、酸化物等をブラスト装置により除去研掃し
    成形機能を回復させる際に使用する押出し成形金型用研
    掃材であって、くるみの実を殻皮と共に潰砕・乾燥させ
    た粒度25.4mm当り30メッシュ程度の潰砕破砕片
    状物であることを特徴とする押出し成形金型用研掃材。
JP5908491U 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材 Expired - Lifetime JP2502317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5908491U JP2502317Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5908491U JP2502317Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0512121U true JPH0512121U (ja) 1993-02-19
JP2502317Y2 JP2502317Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=13103126

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5908491U Expired - Lifetime JP2502317Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52168025U (ja) * 1976-06-11 1977-12-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52168025U (ja) * 1976-06-11 1977-12-20

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JP2502317Y2 (ja) 1996-06-19

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