JPH0512046B2 - - Google Patents

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JPH0512046B2
JPH0512046B2 JP20454186A JP20454186A JPH0512046B2 JP H0512046 B2 JPH0512046 B2 JP H0512046B2 JP 20454186 A JP20454186 A JP 20454186A JP 20454186 A JP20454186 A JP 20454186A JP H0512046 B2 JPH0512046 B2 JP H0512046B2
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JP
Japan
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shaft
ram
clamping
rams
sleeve
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JP20454186A
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Hiroo Yoshida
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KYOWA MASHIN KK
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KYOWA MASHIN KK
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Publication of JPS6360026A publication Critical patent/JPS6360026A/ja
Publication of JPH0512046B2 publication Critical patent/JPH0512046B2/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属板等を曲げ加工するのに供され
るベンダーマシンに関するものである。
〔従来技術〕
この種のベンダーマシンとしては、第6図a,
bに示すように、フレーム本体25の正面上部側
に上フレーム26、正面下部側に下フレーム27
が各々配されたタイプのものがよく知られてい
る。上フレーム26は、その下端部に上型26a
を有し、上下移動自在に設けられる一方、下フレ
ーム27の上端部には前記上型26aと対向して
下型27aが設けられている。そして、両型26
a,27a間に金属板等の被曲体28を配した
後、上フレーム26を下動させることにより、両
型26a,27aの形状に対応した被曲体28の
曲げ加工が行われるように構成されている。
ところが、上記構造では、被曲体28はその自
重のために撓み易く、これが被曲体28の曲げ角
度に悪影響を及ぼす上に、両型26a,27aに
対して過度の負荷がかかり、両型26a,27a
の寿命が短くなりがちである。さらに、被曲体2
8は、仮想線の矢印で示すようにV字状態に曲げ
加工されるので、その両端部が跳ね上がり、非常
に危険であるばかりでなく、上記跳ね上がりのた
めのスペースを大きく確保しておかなければなら
ず、加工後、V字状態となつた被曲体28をL字
状態に配置し直して次工程に送る必要性と相俟
て、ラインを構成し難いという問題がある。
そこで、例えば本発明の説明図である第3図に
示すように、平板状の被曲体19における折曲し
ようとする箇所を挟んで一方の側を、下ラム2と
上ラム4とにそれぞれ設けている下型部2a及び
上型部4a間に挟んで固定し、この状態で例えば
同図において下側の曲げ用部材7を上方に駆動す
ることによつて、図中仮想線にて示すように、被
曲体19における上記下型部2a及び上型部4a
からの内方への突出領域に対し、90度の曲げを与
えるように構成することが考えられる。
このようにL字状態に曲げ加工を行うように構
成された従来のベンダーマシンでは、例えば第7
図に示すように、門型を成すフレーム本体29の
上部側の上ラム30と下部側の下ラム32との相
対向面に、上記のように、被曲体28を挟持する
ための上型部30a・下型部32aとがそれぞれ
装置の幅方向の加工範囲全体にわたつて設けら
れ、上ラム30が左右一対のシリンダ31,31
にて上下移動するようになつている。したがつ
て、上ラム30を下動させて上型部30aと下型
部32aとにより、上記のように被曲体28を挟
圧し、この状態で曲げ加工が行われる。
しかし、上記従来のベンダーマシンの構造で
は、幅寸法の小さな被曲体28に対して曲げ加工
を行う場合、装置の両端側に配されているシリン
ダ31,31から押下げ力が作用する上ラム30
に撓みを生じ易く、例えば第8図aに示すよう
に、被曲体28を両型部30a,32a間の比較
的端側にて曲げ加工を行うと、上ラム30に図示
のような撓みが生じる結果、被曲体28のラム中
央側上端部28aは強い挟圧力で固定される一
方、ラム端がわ上端部28bには弱い挟圧力の作
用状態、或いは、わずかに隙間を生じた状態とな
る。この状態で曲げ加工が行われると、被曲体2
8のラム中央側は鋭角に折曲形成され、同被曲体
28のラム端がわは鈍角に折曲形成されることに
なる。また、第9図aに示すように、被曲体28
を両型部30a,32a間の略中央に置いた場合
には、被曲体28の左右両上端部に強い挟圧固定
力が作用する一方、被曲体28の中央部の挟圧力
は弱くなるために、同図bに示すように、被曲体
28の中央部は鈍角に折曲形成されるとともに、
その両端部は鋭角に折曲形成されることになる。
このように、被曲体28の板幅寸法によつてそ
の折曲角度に悪影響がでるので、これを改善した
ものとして、第10図に示すベンダーマシンが別
に提案されている。この装置は、フレーム本体3
3に、所定間隔をおいて列をなす多数のシリンダ
34……を配設し、これら各シリンダ34……に
て上ラム35を上下移動自在に設けて、被曲体2
8が設定される位置とその幅寸法に対応したシリ
ンダ34……のみを作動させ、被曲体28の全幅
に対してほぼ均等の押圧力を加え得るように構成
されたものである。
しかしながら、上記従来装置では、第11図に
示すように、例えば、幅寸法の小さな被曲体28
を上型部35aと下型部36aとの中央位置に設
定した場合には、特に、下ラム36に集中加重が
作用し、このラム36が撓み易くなる。
このように、上記各従来装置においては、いず
れも、被曲体28に対する曲げ加工時に、上ラム
や下ラムが撓み易くなり、この結果、曲げ加工精
度が損なわれることとなるので、この撓みを防止
するために、これら両ラムの厚さ寸法を極めて大
きく形成しておかなければならない。但し、第1
0図の従来例の場合には、上ラム35の厚さ寸法
は比較的小さく設定できるが、下ラム36につい
ては、その厚さ寸法をやはり大きく設定しておく
必要がある。このように、上ラムや下ラムの厚さ
寸法を大きく設定しておく理由は、シリンダによ
つて押し下げられた上ラムの荷重を下ラムによつ
て受け止め、かつ、両ラムが撓まないようにする
ためである。しかしながら、上記のように上ラム
や下ラムの厚さ寸法を大きく設定すると、重量が
著しく大きくなり、運送や据付に困難を伴うばか
りか、製造コストの増加を招来するという問題が
ある。
〔発明の目的〕
本第1及び第2発明は、上記従来の問題点を考
慮してなされたものであつて、加工精度の向上と
製造コストの低減とを図り得るベンダーマシンの
提供を目的とするものである。
〔発明の構成〕
本第1発明のベンダーマシンは、ガイド軸によ
つて少なくとも一方が上下動自在に支持された上
下対向する一対のラムと、これらラムのうち、上
下動自在なラムを上下方向に駆動するラム駆動手
段と、上記各ラムの相対向面にそれぞれ設けられ
た挟圧保持部と、上記ラム駆動手段の作動により
相互に接近した挟圧保持部間に被曲体を挟持した
後、この被曲体における上記挟圧保持部からの突
出領域に当接して曲げ成形するため駆動される曲
げ用部材とを設けているベンダーマシンであつ
て、上記一対のラムの一方における上記ラム駆動
手段から離れた箇所に回動自在な挟圧軸を設ける
とともに、他方のラムにおける上記挟圧軸の軸心
延長線上の位置に、上記挟圧保持部の相互接近状
態にて上記挟圧軸が嵌挿する挟圧スリーブを固定
し、さらに上記挟圧スリーブに嵌挿された挟圧時
を回動させる軸回動用駆動装置を設けると共に、
上記挟圧軸の回動に伴つて上記の両ラムに互いに
接近する動作を生じさせるべく互いに係合する係
合部と被係合部との一方を上記挟圧軸に、他方を
上記挟圧スリーブに設け、上ラムと下ラムとが相
互に引き合うように作用する力によつて被曲体に
挟圧力が働くように構成したことを特徴とするも
のである。
また本第2発明のベンダーマシンは、ガイド軸
によつて少なくとも一方が上下動自在に支持され
た上下対向する一対のラムと、これらラムのう
ち、上下動自在なラムを上下方向に駆動するラム
駆動手段と、上記各ラムの相対向面にそれぞれ設
けられた挟圧保持部と、上記ラム駆動手段の作動
により相互に接近した挟圧保持部間に被曲体を挟
持した後、この被曲体における上記挟圧保持部か
らの突出領域に当接して曲げ成形するため駆動さ
れる曲げ用部材とを設け、また、上記一対のラム
の一方における上記ラム駆動手段から離れた箇所
に回動かつ上下動自在な挟圧軸を設けるととも
に、他方のラムにおける上記挟圧軸の軸心延長線
上の位置に上記挟圧軸が嵌挿する挟圧スリーブを
固定し、さらに、上記挟圧スリーブに嵌挿された
上記挟圧軸の回動に伴つて上記の両ラムに互いに
接近する動作を生じさせるべく互いに係合する係
合部と被係合部との一方を上記挟圧軸に、他方を
上記挟圧スリーブに設けているベンダーマシンに
おいて、ラムの幅方向に配列された複数の上記各
挟圧軸を、これら挟圧軸が取付けられているラム
との軸方向相対移動が阻止される係止位置まで、
すべて同時に軸方向に移動させ得る軸進退用駆動
装置と、上記係止位置に位置する各挟圧軸を個々
に回動させ得る軸回動用駆動装置とを備え、被曲
体の幅寸法や挟持位置等に対応する所定の挟圧軸
のみにて、上ラムと下ラムとが互いに接近する方
向に被曲体に対する挟圧力を働かせるように構成
したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1発明及び第2発明の一実施例を第1図乃至
第5図に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
第1図a,bに示すように、ベンダーマシンの
下フレーム1の上端には下ラム2が設けられ、こ
の下ラム2の上端には、被曲体の送り方向に対し
て前後に位置し、かつ上側に突出した下型部(挟
圧保持部)2a,2aが設けられている。一方、
上フレーム3の下端には上ラム4が設けられ、こ
の上ラム4の下端には、前記下型部2a,2aと
対応して、下側に突出した前後一対の上型部(挟
圧保持部)4a,4aが設けられている。前記下
ラム2の左右両端側には、一対づつ左右に分かれ
たガイド軸5……と、左右一対のラム駆動手段と
してのラム用シリンダ6,6とが、それぞれ立設
姿勢に設置されている。これらラム用シリンダ
6,6の各ロツド6a,6aは、上ラム4の左右
両端側下端部に連結される一方、ガイド軸5……
は、上ラム4を案内しうるように貫通されてい
る。上記ガイド軸5……の周りには弾性支持手段
としての支持ばね5a……が設けられ、上ラム4
と下ラム2との間に介装された支持ばね5a……
によつて上フレーム3等を弾性的に支持するとと
もに、ラム用シリンダ6,6にて上フレーム3等
を上下移動させ得るように構成されている。さら
に、前記各上型部4a……及び各下型部2a……
の近傍に各々配設された曲げ用部材7……もま
た、曲げ用ロツド7a……を介して上下移動でき
るように、図示しない駆動装置に連結されてい
る。
前記上ラム4における被曲体送り方向の中央部
には、所定間隔をおいて上ラム4の左右長手方向
に列を成す複数の案内スリーブ8……が、その下
端部を面一状に露出して配されており、各案内ス
リーブ8……は、上ラム4に対して回動自在に貫
装されている。一方、下ラム2には、前記各案内
スリーブ8……とそれぞれ同軸心線上位置で対応
した挟圧スリーブ9……が、その上端部を面一状
に露出して配されており、各挟圧スリーブ9……
の下端部は下ラム2上に固設されている。
上記の案内スリーブ8……は、その上端部が外
周方向に張り出した鍔部8aを有し、かつ中央部
には、スプライン穴形状をなす貫通孔8bが形成
されている。この貫通孔8bには、スプライン軸
形状をなす挟圧軸10が、その頭部10bを上フ
レーム3内まで突出させ軸方向に摺動自在に嵌装
されている。挟圧軸10の下部には、第4図にも
示すように、スプライン軸部より小径であつて、
かつ、互いに対向する二面に面取りの施された軸
雄ねじ部(係合部)10aが同軸心線上に突出し
て形成されている。一方、前記挟圧スリーブ9に
は、第5図にも示すように、上記軸雄ねじ部10
aの軸心延長線上に、前記軸雄ねじ部10aと螺
合されるスリーブ雌ねじ部(被係合部)11aを
有する挿入孔11が形成されている。この挿入孔
11は、互いに同形状で対向する溝部11b,1
1bを拡径方向に有し、これら溝部11b,11
bの幅寸法D及び溝部11b,11b間の長さ寸
法Eは、前記軸雄ねじ部10aの二面間寸法F及
び軸雄ねじ部10aのねじ径と対応していて、軸
雄ねじ部10aのねじ部を前記溝部11b,11
bに挿入することにより挟圧スリーブ9とは接触
せず、この挿入された軸雄ねじ部10aを回動す
ることによりスリーブ雌ねじ部11aと螺合する
ように構成されている。
また、前記挟圧軸10の頭部10bは、軸枢支
部材12に連結されており、この軸枢支部材12
は挟圧軸10を上から回動自在に支持している。
一方、前記上ラム4上には、第2図a,bにも
示すように、先端部にベルクランク13の枢着さ
れたクランク枢支部材14……が、各挟圧軸10
ごとに各々突設されている。ベルクランク13の
一端部は、それぞれに対応する軸枢支部材12に
対し個々に連結される一方、ベルクランク13の
各他端部は、すべて1本の連続棒15に可回動に
連結されている。この連接棒15の一端部は、上
フレーム3の側壁に配設された一つの軸進退用駆
動装置としての軸進退用シリンダ16のロツド1
6aと同軸上に連結されており、軸進退用シリン
ダ16が作動することにより、すべての挟圧軸1
0……が同時に上下移動できるようになつてい
る。
一方、前記各案内スリーブ8の鍔部8aには、
案内スリーブ8……ごとに配され上ラム4上に設
置された軸回動用駆動装置としての軸回動用シリ
ンダ17のロツド17aが、ピン18にて回動可
能に連結されており、軸回動用シリンダ17が作
動することにより、案内スリーブ8が所定の角度
だけ正逆回動するようになつている。
上記の構成において、被曲体19に対して曲げ
加工を行う場合、第3図に示すように、先ず、金
属板等の被曲体19を下ラム2の下型部2a上に
おける所定位置に配置する。次に、第1図aに示
すラム用シリンダ6,6を作動させて、上フレー
ム3等を全体に第3図の矢符G方向に降下させ
る。この状態において、被曲体19は、下型部2
aと上型部4aとの間に軽く挟持される。上ラム
4の上型部4aが被曲体19に接すると、上ラム
4の降下動作が停止すると同時に、第2図aに示
す軸進退用シリンダ16が作動して、連接棒15
を前進させる。この連接棒15の前進動作によつ
て、クランク機構を介して、すべての挟圧軸10
……が第3図の矢符H方向(軸方向)に降下す
る。そして、各挟圧軸10における頭部10bの
下端面が案内スリーブ8における鍔部8aの上端
面にほぼ接する位置まですべての挟圧軸10……
が下降し、このとき同時に、各挟圧軸10……下
部の軸雄ねじ部10a……が、それぞれに対応す
る第5図の挿入孔11……内に嵌挿される。な
お、このとき軸雄ねじ部10aは、そのねじ形成
面が、スリーブ雄ねじ部11aの各溝部11b側
に向いて、おねじ部とめねじ部とは90°周方向に
ずれた状態となつており、したがつて、螺合状態
を生じることなく、挿入孔11内への軸雄ねじ部
10aの嵌入動作が生じる。
次に、第2図a,bに示す各軸回動用シリンダ
17……のうち、被曲体19の幅寸法と、下型部
2aと上型部4a間の挟持位置とに対応したシリ
ンダのみを作動させる。これら軸回動用シリンダ
17……のロツド17aが前進すると、この動作
に伴つて案内スリーブ8……は第3図の矢符方
向に回動する。これにより、上記案内スリーブ8
……にスプライン嵌合されている挟圧軸10……
にも回転方向の動作が生じる。この回転動作に伴
つて、軸雄ねじ部10aの各ねじ部が挿入孔11
における各溝部11bからスリーブ雌ねじ部11
a側へと移動して両ねじ部が重なる領域にて螺合
状態を生じ、その後、両ねじ部の螺合状態にて軸
雄ねじ部10aの回転動作が生じる。この回転動
作に伴つて、挟圧軸10と挟圧スリーブ9とは軸
方向にも相対的に近づく軸方向移動動作を伴う。
このとき、挟圧スリーブ9は下ラム2に固設され
たものであり、また、挟圧軸10はその頭部10
bにおける下端面が案内スリーブ8における鍔部
8aの上端面に当接し、したがつて上ラム4に対
して下方への移動が阻止された係止状態であるこ
とから、上記挟圧軸10と挟圧スリーブ9との接
近動作は、上ラム4と下ラム2との全体的な相互
接近動作を生じさせるものとなる。
したがつて、下型部2aと上型部4aとにも、
この間に被曲体19を挟んで同様な接近動作が生
じる。この結果、例えば被曲体19に撓みが生じ
て上記下型部2aと上型部4aとの間に局部的な
隙間がある場合等においては、下型部2aと上型
部4aとの相対向面が上下から押付けられること
となつて、上記被曲体19の撓み変形が矯正さ
れ、下型部2aと上型部4aとの相対向面の両者
に沿つて密着した状態となる。そして、その後
は、前記軸回動用シリンダ17の作動力が、挟圧
スリーブ9と挟圧軸10との螺合部分を介して下
型部2aと上型部4aとが互いに引きつけ合う方
向の力に変換されて作用し、これにより、被曲体
19は、上型部4aと下型部2aとの間において
強力に、かつ均等な挟圧力にて挟持される。この
場合、上ラム4と下ラム2とが互いに引き付け合
う方向に挟圧力が働くので、両ラム2,4には何
れも撓みが殆ど生じない。
その後、第3図中、二点鎖線で示すように上下
何れか一方の曲げ用部材7を矢符J方向、又はそ
の逆方向へ移動させる。これによつて、被曲体1
9には、上または下方向に直角に折曲されたL型
の曲げ加工が施される。然る後、被曲体19を挾
持状態から開放し、この被曲体19は次の工程に
送られる。
〔発明の効果〕
本第1発明に係るベンダーマシンは、以上のよ
うに、上下対向する一対のラムの一方におけるラ
ム駆動手段から離れた箇所に回動自在な挟圧軸を
設けるとともに、他方のラムにおける上記挟圧軸
の軸心延長線上の位置に、挟圧保持部の相互接近
状態にて上記挟圧軸が嵌挿する挟圧スリーブを固
定し、さらに、上記挟圧スリーブに嵌挿された挟
圧軸を回動させる軸回動用駆動装置を設けると共
に、上記挟圧軸の回動に伴つて上記の両ラムに互
いに接近する動作を生じさせるべく互いに係合す
る係合部と被係合部との一方を上記挟圧軸に、他
方を上記挟圧スリーブに設けている構成である。
これにより、被曲体に対する挟圧力が、上ラム
と下ラムとが互いに接近する方向の動作に伴つて
生じるものとなることから、上ラム及び下ラムの
厚さ寸法を小さく設定しても、これら両ラムの撓
みを可及的に小さく抑制することができる。した
がつて、被曲体に対する曲げ加工の加工精度を向
上させ得る。しかも、両ラムの厚さ寸法を小さく
設定できるので、上ラムと下ラムとにおける挟圧
力のバランスを容易にとることができるばかりで
なく、両ラムの重量を軽くすることでベンダーマ
シン全体の重量軽減を図ること可能となり、運
送・据付が容易であるとともに製造コストの低減
がを図ることができるという効果を奏する。
また本第2発明のベンダーマシンは、上記第1
発明の構成に加え、ラムの幅方向に配列された複
数の挟圧軸を、これら挟圧軸が取付けられている
ラムとの軸方向相対移動が阻止される係止位置ま
で、すべて同時に軸方向に移動させ得る軸進退用
駆動装置と、上記係止位置に位置する各挟圧軸を
個々に回動させ得る軸回動用駆動装置とを備えた
構成である。
これにより、上記第1発明と同様の効果を発揮
する上に、さらに、被曲体の幅寸法や挾持位置等
に対応する所定の挟圧軸のみにて、上ラムと下ラ
ムとが互いに接近する方向に被曲体に対する挟圧
力を働かせることができるので、少ない構成部材
によつて、被曲体に対する曲げ加工の精度を一層
向上することが可能となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示すも
のであつて、第1図aは全体の概略構成を示す正
面図、同図bは同図aのA−A矢視断面図、第2
図aは第1図bのB矢視図、同図bは第1図bの
C矢視図、第3図は被曲体に対する加工状態を示
す要部縦断面図、第4図は挟圧軸の要部を示す斜
視図、第5図は挟圧スリーブの要部を示す斜視
図、第6図乃至第11図は従来例を示すものであ
つて、第6図aは一つの従来の概略構成を示す正
面図、同図bは同側面図、第7図は他の従来例の
概略構成を示す正面図、第8図aは第7図の従来
機の端部近傍位置にて加工が行われる状態を示す
説明図、同図bは同図aにて加工された被曲体の
斜視図、第9図aは第7図の従来機の中央部位置
にて加工が行われる状態を示す説明図、同図bは
同図aにて加工された被曲体の斜視図、第10図
はさらに他の従来例の概略構成を示す正面図、第
11図は第10図の従来機の中央部位置にて加工
が行われる状態を示す説明図である。 2は下ラム、2aは下型部(挟圧保持部)、4
は上ラム、4aは上型部(挟圧保持部)、5はガ
イド軸、6はラム用シリンダ(ラム駆動手段)、
7は曲げ用部材、8は案内スリーブ、9は挟圧ス
リーブ、10は挟圧軸、10aは軸雄ねじ部(係
合部)、11は挿入孔、11aはスリーブ雌ねじ
部(被係合部)、11bは溝部、16は軸進退用
シリンダ(軸進退用駆動装置)、17は軸回動用
シリンダ(軸回動用駆動装置)、19は被曲体で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガイド軸によつて少なくとも一方が上下動自
    在に支持された上下対向する一対のラムと、これ
    らラムのうち、上下動自在なラムを上下方向に駆
    動するラム駆動手段と、上記各ラムの相対向面に
    それぞれ設けられた挟圧保持部と、上記ラム駆動
    手段の作動により相互に接近した挟圧保持部間に
    被曲体を挟持した後、この被曲体における上記挟
    圧保持部からの突出領域に当接して曲げ成形する
    ため駆動される曲げ用部材とを設けているベンダ
    ーマシンであつて、 上記一対のラムの一方における上記ラム駆動手
    段から離れた箇所に回動自在な挟圧軸を設けると
    ともに、他方のラムにおける上記挟圧軸の軸心延
    長線上の位置に、上記挟圧保持部の相互接近状態
    にて上記挟圧軸が嵌挿する挟圧スリーブを固定
    し、さらに、上記挟圧スリーブに嵌挿された挟圧
    軸を回動させる軸回動用駆動装置を設けると共
    に、上記挟圧軸の回動に伴つて上記の両ラムに互
    いに接近する動作を生じさせるべく互いに係合す
    る係合部と被係合部との一方を上記挟圧軸に、他
    方を上記挟圧スリーブに設けていることを特徴と
    するベンダーマシン。 2 上記挟圧軸の下部に、互いに対向する二面に
    面取りの施された軸雄ねじ部が上記の係合部とし
    て形成される一方、上記挟圧スリーブに、前記軸
    雄ねじ部と螺合される上記被係合部としてのスリ
    ーブ雌ねじ部を有する挿入孔が形成され、かつ、
    この挿入孔に、互いに同形状で対向する溝部を拡
    径方向に形成して、上記軸雄ねじ部を挟圧スリー
    ブの挿入孔に嵌挿しこれを角回動させることによ
    り両ラムを互いに接近させ得る構造をなしている
    特許請求の範囲第1項記載のベンダーマシン。 3 ガイド軸によつて少なくとも一方が上下動自
    在に支持された上下対向する一対のラムと、これ
    らラムのうち、上下動自在なラムを上下方向に駆
    動するラム駆動手段と、上記各ラムの相対向面に
    それぞれ設けられた挟圧保持部と、上記ラム駆動
    手段の作動により相互に接近した挟圧保持部間に
    被曲体を挟持した後、この被曲体における上記挟
    圧保持部からの突出領域に当接して曲げ成形する
    ため駆動される曲げ用部材とを設け、また、上記
    一対のラムの一方における上記ラム駆動手段から
    離れた箇所に回動かつ上下動自在な挟圧軸を設け
    るとともに、他方のラムにおける上記挟圧軸の軸
    心延長線上の位置に上記挟圧軸が嵌挿する挟圧ス
    リーブを固定し、さらに、上記挟圧スリーブに嵌
    挿された上記挟圧軸の回動に伴つて上記の両ラム
    に互いに接近する動作を生じさせるべく互いに係
    合する係合部と被係合部との一方を上記挟圧軸
    に、他方を上記挟圧スリーブに設けているベンダ
    ーマシンにおいて、 ラムの幅方向に配列された複数の上記各挟圧軸
    を、これら挟圧軸が取付けられているラムとの軸
    方向相対移動が阻止される係止位置まで、すべて
    同時に軸方向に移動させ得る軸進退用駆動装置
    と、上記係止位置に位置する各挟圧軸を個々に回
    動させ得る軸回動用駆動装置とを備えたことを特
    徴とするベンダーマシン。
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