JPH05119518A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH05119518A
JPH05119518A JP3277947A JP27794791A JPH05119518A JP H05119518 A JPH05119518 A JP H05119518A JP 3277947 A JP3277947 A JP 3277947A JP 27794791 A JP27794791 A JP 27794791A JP H05119518 A JPH05119518 A JP H05119518A
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silica fine
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Kishiomi Tamura
希志臣 田村
Masafumi Uchida
雅文 内田
Masanori Kouno
誠式 河野
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー数が増加しても外添処理剤の埋没が発
生せず、コピー数が増加しても安定して高画質の得られ
るトナーを得ることである。さらに、トナーリサイクル
機構に対応した、高耐用性のトナーを得ることである。 【構成】 トナー表面に付着させるシリカ微粒子の凝集
体平均径rより大きな粒子平均一次粒径Rとの比r/R
を、1〜1/10の範囲に整えた外添処理トナーを用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法、静電印刷法に用いられる静電荷像現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】静電荷像の現像は取扱いの便利性から殆
ど乾式現像に移っているが、乾式現像剤としては磁力搬
送性を備えかつ可視画像を形成できる磁性トナーを成分
とする一成分系現像剤及び可視画像を形成する着色トナ
ーと該トナーを保持搬送しかつ該トナーとの摩擦帯電に
与る磁性キャリアとを成分とする二成分系現像剤があ
り、多色現像には色純度のよい二成分系が好ましい。
【0003】このような現像剤には、現像性、定着性の
面から多くの機能特性が要求され、例えばトナーの静電
的、熱的或は強度的な物性、化学性或は流動、ブロッキ
ング、粒度分布等に関る粉体特性が問題とされ、これら
を受けてトナー粒子の形状、材質更に形成方法、特性補
完のための種々の添加剤が調合使用される。
【0004】また、繰返し、長期、連続現像の恒常性を
保証するためには、現像剤中の構成粒子の消費選択性、
変形、変質、感光体その他への汚染、損傷性がなく、ク
リーニング性が良好でなければならない。
【0005】一方、トナーに於いては、粒子の搬送性や
帯電性のため、適当な流動性が必要であり、このために
は小粒径の無機微粒子(平均粒径;約5〜100nm)を添
加する技術や、クリーニング性を付与するために平均粒
子径が約0.5〜5μm程度の無機微粒子を添加する方法
(特開昭57-174866号、同60-136752号、同60-32060号)
や平均粒子径が約0.05〜5μmの有機微粒子を添加する
方法(特開昭60-186854号、同60-186859号、同60-18686
4号、同60-186866号)が知られている。
【0006】前記無機、有機の微粒子を外添して含有さ
せたトナーはコピー数の増加につれ、前記微粒子のトナ
ー粒子への埋没が生じ、流動性低下、帯電性低下による
画質低下の原因となっていた。
【0007】これらの支障の解決策としては; (1)トナー表面にシリカが部分的に凝集した状態で付
着させる(特開平2-289859号)。
【0008】(2)一次径100nm以下のシリカとチタニ
アを添加(特公平2-27664号)。
【0009】(3)一次径1〜30nmのシリカと150nm〜
5umの無機酸化物を添加(特公平2-45188号)。
【0010】等が提案されたが夫々に欠点があり、上記
の順に従って述べると; (1)現像器内などでトナーに加わる押圧力により、シ
リカ凝集体は一次径に分散され、埋没が発生する。
【0011】(2)2種の添加粒子の粒径が小さく、埋
没防止できない。
【0012】(3)シリカと無機酸化物の粒径比が適切
でなく、トナー流動性が不十分であったり、無機酸化物
によりシリカを埋没させてしまう。
【0013】即ち前記流動化剤の無機、有機の微粒子に
限らず、一般に微粒子外添剤の従来技術による外添処理
では、コピー数の増加により外添剤がトナー表面に埋め
込まれる(外添剤の埋没)現象が発生する。
【0014】外添剤の埋没が発生すると、外添剤により
付与されていた流動性や帯電制御といった効果が消失し
てしまい、電子写真用トナーとして多くの不具合を生じ
ることになる。
【0015】また、近時特に重要事項として環境保護の
面から回収トナーの廃棄が問題視されている。この問題
を解決するには、廃棄トナーをまったく生じないトナー
リサイクル機構付きの複写機を使用することが好まし
い。しかし、リサイクルトナーはストレスを受ける機会
が多くなるため、外添剤の埋没に起因する画質劣化の問
題はより深刻であり、従来のトナーではリサイクルに耐
えることができない。
【0016】
【発明の目的】本発明の目的は、コピー数が増加しても
外添剤の埋没が発生せず、コピー数が増加しても安定し
て高画質の得られるトナーを得ることである。
【0017】さらに、他の目的は、トナーリサイクル機
構に対応した、高耐用性のトナーを得ることである。
【0018】
【発明の構成】前記本発明の目的は;トナー表面に付着
させるシリカ微粒子(A)の凝集体と、該凝集体平均径
rより大きな粒子(B):具体的には無機粒子(C)又
は有機粒子(D)の平均一次粒径Rとの比r/Rを、1
〜1/10好ましくは1〜1/6の範囲に整えた外添処理
トナーによって解決される。
【0019】また、この状態を与える外添処理には、従
来より公知の外添混合機を用いることができる。
【0020】粒子(B)具体的には(C),(D)の種
類は従来より公知のものを使用でき、目的とする電子写
真用トナーに必要な特性を満足する材料を選択できる
が、その平均粒径Rは好ましくはトナー平均粒径のR
(T)の1/1000〜1/10の範囲を、より好ましくは1
/500〜1/10の範囲をとるものがより良好な効果を与
えることができる。
【0021】処理の手順は、たとえば粒子(B)夫々と
十分に混合したトナーに、シリカ微粒子(A)を必要量
添加し、その付着凝集体平均径rが必要な大きさの範囲
になるような時間だけ混合処理を行う。しかし、分散性
の良好な粒子を使用する場合は上記の手順にとらわれる
必要はなく、付着凝集径の制御が容易に行える手順をと
れば良い。
【0022】本発明に係る表面付着凝集体平均径rにつ
いては、トナー表面のSEM写真を撮影し、その写真から
画像処理により外添剤付着凝集体の輪郭を抽出して、凝
集体径を求める。この操作を凝集体300個について行な
い、その分布の50%径を付着凝集体平均径rとした。
【0023】従来の複写工程におけるコピー数の増加に
伴うトナー性能低下の主原因は、トナーに添加したシリ
カ微粒子がトナー内部へ埋没していき、その機能を失う
ことにある。
【0024】このシリカ微粒子の埋没は、シリカ微粒子
に直接押圧力が加わることにより生じる。そして、それ
は現像器内での現像剤の撹拌や穂立規制板部の通過など
により、またトナーリサイクル機構付きの複写機の場合
は、それらに加えクリーニング部やリサイクルトナー搬
送部などでも進行する。
【0025】このシリカ微粒子の埋没を防止するには、
シリカ微粒子に直接加わる押圧力を低減させることが有
効である。
【0026】具体的な対策としては、トナーとの接触面
積が大きい粒径の副粒子を併用し、外添剤に加わる押圧
力を分散させることである。
【0027】つまり、流動性付与効果の高いシリカ微粒
子と、埋没防止効果の高い副粒子の併用である。
【0028】ただし、両者を単純に併用しただけでは、
シリカ微粒子のみが選択的に埋没して流動性や帯電量が
急激に低下したり、シリカ微粒子がまったく作用せず十
分な流動性が得られなかったりして、安定して高画質が
得られない。
【0029】鋭意検討の結果、シリカ微粒子の付着凝集
体平均径に合せて副粒子の粒径を選択することが、副粒
子だけでなくシリカ微粒子の埋没をも防止し、長時間の
使用においても両粒径外添剤の効果を高レベルにバラン
ス良く保つことを可能とし、その結果、高品位な出力画
像が安定して得られる。
【0030】シリカ微粒子の付着凝集体平均径 r[n
m] 副粒子の一次粒径 R[nm]:(副粒子
(B):(C),(D)等) R>10r:副粒子に比べ、シリカ微粒子の作用力が小さ
く、十分な流動性が得られない。
【0031】R<r :副粒子の効果が小さく、埋没を
防止できない。したがって、従来と同様なトナー流動性
や帯電特性の劣化が生じる。
【0032】r/R=1/1〜1/10の範囲ならば、外
添剤の埋没を防止でき、高耐用性のトナーを得ることが
できる。
【0033】シリカ微粒子を樹脂微粒子の表面に添加さ
せる方法としては、トナー粒子とシリカ微粒子とを、例
えばタービュラミキサ、レーディゲミキサ、ヘンシェル
ミキサ等の混合機等に投入し撹拌する方法等が挙げられ
る。
【0034】撹拌の機械的エネルギーの大小によって付
着径の程度が変化するが、この機械的エネルギーは、例
えば撹拌羽根等の周速、撹拌時間、処理等の品質等によ
って調整することができる。
【0035】トナー粒子に対するシリカ微粒子の添加量
は、トナー粒子の表面を均一に覆うことができる量であ
ればよい。具体的には、シリカ微粒子の粒径や比重によ
っても異なるが、トナー粒子100重量部に対して0.1〜5
重量部が好ましく、特に0.5〜2重量部が好ましい。例
えばシリカ微粒子の添加量が過小のときは、トナー粒子
の表面が不均一になり、帯電性が変化して目的の帯電量
を得ることが困難となることがある。一方、シリカ微粒
子の添加量が過大のときは、トナー粒子表面に対してシ
リカ微粒子の量が過多となり、遊離したシリカ微粒子が
発生し、トナー粒子の適正な帯電性を変化させ、所定の
帯電量を得ることが困難となる場合があり、さらに過剰
のシリカ微粒子が感光体に付着してクリーニング不良を
発生する場合がある。
【0036】本発明に用いられる副粒子を構成する有機
樹脂粒子としては、シリカ埋没防止と同時にクリーニン
グ性および摩擦帯電性の観点から、平均粒径が0.05〜1
μmであることが好ましく、特に0.1〜0.5μmが好まし
い。なお、樹脂粒子の平均粒径は、SEM観察によって求
められる。
【0037】有機副粒子を構成する樹脂材料としては、
特に限定されず種々の樹脂が用いられる。例えば、スチ
レン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン等からな
るスチレン系樹脂、メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート等からなるアクリル系樹
脂、スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン
等のスチレン系単量体と、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルメタクリレート、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、ブチルアクリレート等のアクリル系単量
体との共重合体であるスチレン・アクリル系共重合体、
ジメチルアミノメタクリレート、ジエチルアミノメタク
リレート、ビニルピリジン等を含有する含窒素樹脂、テ
フロン、弗素ビニリデン等を含有する含弗素樹脂、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン類、ナイ
ロン樹脂、ウレタン樹脂、ウレア樹脂等が挙げられる。
【0038】以上の樹脂から構成される樹脂粒子を得る
ための手段としては、単量体を使用して乳化重合、懸濁
重合等の重合反応によって合成する方法、樹脂自体を熱
等によって熔融し噴霧し微粒子化する方法、水中などへ
分散することによって所定の粒子サイズにする方法等が
挙げられる。なお、重合法によって樹脂粒子を製造する
場合には、帯電性を安定化するために、樹脂粒子表面に
界面活性剤等が残留しないように、いわゆるソープフリ
ー重合法が好適に使用されるが、懸濁安定剤を除去する
方法でもよい。
【0039】副粒子を構成する無機粒子としては、シリ
カ埋没防止と同時にクリーニング性を高める観点から、
平均粒径が1次平均粒径で0.05〜1μmのものが好まし
く、特に0.1〜0.5μmのものが好ましい。なお、無機粒
子の1次平均粒子は、走査型電子顕微鏡により観察し
て、画像解析により測定される個数平均粒径をいう。
【0040】無機粒子を構成する無機材料としては、各
種無機酸化物、炭化物、窒化物、硼化物等が好適に用い
られる。例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコ
ニア、チタン酸バリウム、チタン酸アルミニウム、チタ
ン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸
カルシウム、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化セリウム、酸
化アンチモン、酸化タングステン、酸化錫、酸化テル
ル、酸化マンガン、酸化硼素、炭化珪素、炭化硼素、炭
化チタン、窒化珪素、窒化チタン、窒化硼素等が挙げら
れる。
【0041】トナー粒子に対する副粒子の添加量は、研
磨効果によるクリーニング性を高め、かつトナー粒子の
摩擦帯電性を阻害しない観点から、トナー粒子に対して
0.01〜5重量%が好ましく、特に0.1〜2重量%が好ま
しい。
【0042】また、混合を行う場合には、タービュラー
ミキサー、ヘンシェルミキサー等を使用して混合するこ
とが好ましい。
【0043】副粒子は必要に応じて固着処理を行なって
もよい。
【0044】トナー粒子は、結着樹脂と、着色剤と、必
要に応じて用いられる荷電制御剤等のその他の添加剤と
を含有してなり、その平均粒径は、通常、1〜30μmの
範囲である。
【0045】トナー粒子自体の帯電極性は現像方式によ
って決定される。必要に応じて電荷制御剤も使用でき、
荷電制御剤の種類、量、樹脂との組合せ等によってトナ
ー粒子の帯電性を制御することができる。荷電制御剤と
しては例えばサリチル酸誘導体等が挙げられる。
【0046】その他の添加剤としては、低分子量ポリオ
レフィン等の定着性改良剤等が挙げられる。
【0047】また、磁性トナーを得る場合には、トナー
粒子中に添加剤として磁性体粒子が含有される。かかる
磁性体粒子としては、平均粒径が0.1〜2μmのフェライ
ト、マグタイト等の粒子が用いられる。磁性体粒子の添
加量は、トナー粒子の通常20〜70重量%となる範囲であ
る。
【0048】本発明の現像剤は、従来公知の種々の現像
方法と組合せて使用することができるが、具体的には、
(1)現像剤の磁気ブラシを例えば現像領域の間隙より
層厚の大きい状態で現像剤搬送担体上に担持させ、この
磁気ブラシを現像領域に搬入させて磁気ブラシにより潜
像を摺擦しながら磁気ブラシ中のトナー粒子或いは粒子
群を潜像に付着させて現像を行う接触型磁気ブラシ法、
(2)現像剤の磁気ブラシを例えば現像領域の間隙より
層厚の小さな状態で現像剤搬送担体上に担持させ、この
磁気ブラシを現像領域に搬入させると共に現像領域に例
えば振動電界などを作用させてこれにより磁気ブラシ中
のトナー粒子或いは粒子群を飛翔させながら当該トナー
粒子或いは粒子群を潜像に付着させて現像を行う非接触
磁気ブラシ法、(3)カスケード法、等の現像方法を採
用して現像することができる。
【0049】現像スリーブ表面と感光体表面の間隙は、
トナー層の層厚よりも大きくても小さくてもよい。さら
に現像バイアスはDC成分のみでもよいが、ACバイア
スを同時に印加してもよい。
【0050】
【実施例】次に実施例によって本発明を具体的に説明す
る。
【0051】まづ共通事項として基準トナー製造と現像
剤について説明する。
【0052】:トナーの製造: ポリエステル樹脂 100重量部 カーボンブラック 10重量部 低分子量ポリプロピレン 4重量部 上記材料をよく混合した後、130℃に設定した混練機で
混練した。得られた混練物を冷却した後、カッタミルに
て粗粉砕し、さらに気流式砕機に微粉砕した。その後、
風力分級機にて分級を行ない、体積平均径8.0μmのトナ
ーを得た。
【0053】:現像剤の調製:トナー72gと、スチレン
-メチルメタクリレート共重合体で球状フェライト表面
をコートしたキャリア1728gを混合し、2成分現像剤と
した。
【0054】実施例1 得られたトナーに対して、チタニア微粒子T1(平均一次
粒径120nm)を1.0重量部加え、高速撹拌型混合機を撹拌
羽根周速40m/sに設定して3分間、外添処理を行なっ
た。
【0055】その外添処理トナーに、さらにシリカ微粒
子S1(平均一次粒径16nm)を1.0重量部加え、同様に高
速撹拌型混合機にて3分間外添処理を行ない、シリカ微
粒子S1の付着凝集体平均径を50nmに調節した。
【0056】このトナーからなる現像剤を、U-Bix5070
に搭載して連続コピーを行ったところ、5万コピーまで
かぶり、斑点のない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像
を終始得ることができた。
【0057】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0058】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べて
ほとんど低下が見られなかった。
【0059】実施例2 チタニア微粒子T1の代りに、アルミナ微粒子A1(平均一
次粒径210nm)を2.0重量部添加する以外は実施例1と同
様に行ない、2成分現像剤を得た。
【0060】この現像剤を、U-Bix5070に搭載して連続
コピーを行ったところ、5万コピーまでかぶり、斑点の
ない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像を終始得ること
ができた。
【0061】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0062】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べほ
とんど低下が見られなかった。
【0063】実施例3 チタニア微粒子T1の代りに、チタニア微粒子T2(平均一
次粒径420nm)を2.0重量部添加する以外は実施例1と同
様に行ない、2成分現像剤を得た。
【0064】この現像剤を、U-Bix5070に搭載して連続
コピーを行ったところ、5万コピーまでかぶり、斑点の
ない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像を終始得ること
ができた。
【0065】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0066】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べほ
とんど低下が見られなかった。
【0067】実施例4 チタニア微粒子T4の代りに、アルミナ微粒子A1(平均一
次粒径210nm)を2.0重量部添加する以外は実施例1と同
様に行ない、2成分現像剤を得た。
【0068】この現像剤を、U-Bix5070に搭載して連続
コピーを行ったところ、5万コピーまでかぶり、斑点の
ない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像を終始得ること
ができた。
【0069】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0070】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べほ
とんど低下が見られなかった。
【0071】実施例5 チタニア微粒子T1の代りに、ポリメチルメタクリレート
(以下PMMAと表記)微粒子P1(平均一次粒径130nm)を
0.8重量部添加する以外は実施例1と同様に行ない、2
成分現像剤を得た。
【0072】この現像剤を、U-Bix5070に搭載して連続
コピーを行ったところ、5万コピーまでかぶり、斑点の
ない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像を終始得ること
ができた。
【0073】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0074】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べほ
とんど低下が見られなかった。
【0075】実施例6 チタニア微粒子T1の代りに、ポリスチレン(以下PStと
表記)微粒子P2(平均一次粒径200nm)を1.6重量部添加
する以外は実施例1と同様に行ない、2成分現像剤を得
た。
【0076】この現像剤を、U-Bix5070に搭載して連続
コピーを行ったところ、5万コピーまでかぶり、斑点の
ない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像を終始得ること
ができた。
【0077】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0078】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べほ
とんど低下が見られなかった。
【0079】実施例7 チタニア微粒子T1の代りに、スチレン-ブチルメタクリ
レート(以下St-BMAと表記)微粒子P3(平均一次粒径45
0nm)を1.6重量部添加する以外は実施例1と同様に行な
い、2成分現像剤を得た。
【0080】この現像剤を、U-Bix5070に搭載して連続
コピーを行ったところ、5万コピーまでかぶり、斑点の
ない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像を終始得ること
ができた。
【0081】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0082】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べほ
とんど低下が見られなかった。
【0083】実施例8 チタニア微粒子T4代りに、PSt微粒子P2(平均一次粒径2
00nm)を1.6重量部添加する以外は実施例4と同様に行
ない、2成分現像剤を得た。
【0084】この現像剤を、U-Bix5070に搭載して連続
コピーを行ったところ、5万コピーまでかぶり、斑点の
ない、画像濃度の非常に高い鮮明な画像を終始得ること
ができた。
【0085】また、5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在しているの
が認められた。
【0086】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べほ
とんど低下が見られなかった。
【0087】比較例(1) 得られたトナーに対して、シリカ微粒子S1(平均一次粒
径16nm)を1.0重量部加え、高速撹拌型混合機を撹拌羽
根周速40m/sに設定して3分間、外添処理を行い、シリ
カ微粒子の付着凝集体平均径を50nmに調節した。
【0088】このトナーからなる現像剤をU-Bix5070に
搭載して連続コピーを行ったところ、1.5万コピーより
出力画像濃度の低下が見られ、画像の解像度も低下し
た。
【0089】また1.5万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子はほとんど存在していな
かった。
【0090】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べ大
幅な低下がみられた。
【0091】比較例(2) 得られたトナーに対して、チタニア微粒子T1(平均一次
粒径50nm)を1.0重量部加え、高速撹拌型混合機を撹拌
羽根周速40m/sに設定して3分間、外添処理を行った。
【0092】このトナーからなる現像剤をU-Bix5070に
搭載して連続コピーを行ったところ、初期から出力画像
の濃度は低く、出力画像の解像度も低かった。また、非
画像部の汚れも多数見受けられた。
【0093】比較例(3) 得られたトナーに対して、チタニア微粒子T1(平均一次
粒径50nm)を1.0重量部加え、高速撹拌型混合機を撹拌
羽根周速40m/sに設定して3分間、外添処理を行なっ
た。
【0094】その外添処理トナーに、さらにシリカ微粒
子S1(平均一次粒径16nm)を1.0重量部加え、同様に高
速撹拌型混合機にて3分間外添処理を行ない、シリカ微
粒子S1の付着凝集体平均径を100nmに調節した。
【0095】このトナーからなる現像剤を、U-Bix5070
に搭載して連続コピーを行ったところ、2万コピーより
出力画像の濃度低下がみられ、画像の解像度も低下し
た。
【0096】また、2万コピー終了時点でリサイクルパ
イプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったとこ
ろ、トナー表面にシリカ微粒子はほとんど存在していな
かった。
【0097】さらに、現像剤の帯電量は初期に比べ大幅
な低下がみられた。
【0098】比較例(4) 得られたトナーに対して、チタニア微粒子T2(平均一次
粒径420nm)を2.0重量部加え、高速撹拌型混合機を撹拌
羽根周速40m/sに設定して3分間、外添処理を行なっ
た。
【0099】その外添処理トナーに、さらにシリカ微粒
子S3(平均一次粒径7nm)を0.6重量部加え、同様に高
速撹拌型混合機にて3分間外添処理を行ない、シリカ微
粒子S1の付着凝集体平均径を30nmに調節した。
【0100】このトナーからなる現像剤を、U-Bix5070
に搭載して連続コピーを行ったところ、1.2万コピーよ
り出力画像濃度の低下が見られ、また画像の解像度も低
下した。その後、リサイクルパイプ内のトナーを取り出
して観察したところ、トナーの強固なブロッキングが多
数観察された。
【0101】また、1.2万コピー終了時点でトナーをサ
ンプルリングしSEM観察を行ったところ、トナー表面に
シリカ微粒子はほとんど存在していなかった。
【0102】さらに、現像剤の帯電量は初期に比べ大幅
な低下がみられた。
【0103】比較例(5) 得られたトナーに対して、PMMA微粒子P1(平均一次粒径
50nm)を0.8重量部加え、高速撹拌型混合機を撹拌羽根
周速40m/sに設定して3分間、外添処理を行った。
【0104】このトナーからなる現像剤をU-Bix5070に
搭載して連続コピーを行ったところ、初期から出力画像
の濃度は低く、出力画像の解像度も低かった。また、非
画像部の汚れも多数見受けられた。
【0105】比較例(6) チタニア微粒子T1代りに、PMMA微粒子P1(平均一次粒径
50nm)を0.8重量部添加する以外は比較例3と同様に行
ない、2成分現像剤を得た。
【0106】このトナーからなる現像剤を、U-Bix5070
に搭載さて連続コピーを行ったところ、1.8万コピーよ
り出力画像の濃度低下がみられ、画像の解像度も低下し
た。
【0107】また、1.8万コピー終了時点でリサイクル
パイプ内のトナーをサンプリングしSEM観察を行ったと
ころ、トナー表面にシリカ微粒子が数多く存在している
のが認められた。
【0108】さらに、現像剤の帯電量は初期値に比べて
ほとんど低下が見られなかった。
【0109】比較例(7) チタニア微粒子T2代りに、St-MMA微粒子P3(平均一次粒
径450nm)を1.6重量部添加する以外は比較例4と同様に
行ない、2成分現像剤を得た。
【0110】このトナーからなる現像剤を、U-Bix5070
に搭載して連続コピーを行ったところ、1万コピーより
出力画像濃度の低下が見られ、また画像の解像度も低下
した。その後、リサイクルパイプ内のトナーを取り出し
て観察したところ、トナーの強固なブロッキングが多数
観察された。
【0111】また、1万コピー終了時点でトナーをサン
プリングしSEM観察を行ったところ、トナー表面にシリ
カ微粒子はほとんど存在していなかった。
【0112】さらに、現像剤の帯電量は初期に比べ大幅
な低下がみられた。
【0113】前記実施例及び比較例の諸元及び特性を表
1に一括して示した。
【0114】
【表1】
【0115】
【発明の効果】コピー数が増加しても、外添処理剤の埋
没が生じない。また、トナーリサイクルを行なっても外
添処理剤の埋没が生じない。
【0116】その結果、良好な流動性と安定した帯電特
性が得られ、長期にわたって高画質なコピーが得られ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ微粒子(A)と、それよりも大き
    な平均一次粒径をもつ粒子(B)とを、表面に添加した
    トナーにおいて、シリカ微粒子(A)のトナー表面付着
    凝集体平均径rと、微粒子(B)の平均一次粒径Rの比
    を、1:1〜1:10にならしめたトナー。
  2. 【請求項2】 シリカ微粒子(A)と、それよりも大き
    な平均一次粒径をもつ無機粒子(C)とを、表面に添加
    したトナーにおいて、シリカ微粒子(A)のトナー表面
    付着凝集体平均径rと、無機粒子(C)の一次粒径Rの
    比を1:1〜1/10にならしめたトナー。
  3. 【請求項3】 シリカ微粒子(A)と、それよりも大き
    な平均一次粒径をもつ有機粒子(D)とを、表面に添加
    したトナーにおいて、シリカ微粒子(A)のトナー表面
    付着凝集体平均径rと、有機粒子(D)の一次粒径Rの
    比を1:1〜1/10にならしめたトナー。
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